中国の所得格差の問題
http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kouryu/h14/chu14_06d.pdf

  農林中金総合研究所阮蔚(Ruan Wei)

 

農村・都市の所得格差は実際に6倍以上。

都市住民⇒「可処分所得」

農家⇒「純収入」
 うち、
@次の年の農業生産に必要な種子、化学費用などの生産財の購入(約35%)。A農家が生産、消費した農産物は市場価格で計算して統計する。
B農家が植えている木も毎年1本の木に関して2〜3元の収入増加で統計。
C都市住民が負担していない様々な税金・費用の負担。

 

 

 

 

 

農家収入と農業労働生産性の関係
 ーー農業労働力の農外移出を制限する制度的要因
 

中国経済構造の最大の矛盾である低い農業の労働生産性
農村と都市を分ける二重の社会経済構造
  農業労働力の農外移出を制限する戸籍制度、1958年から実施
  この制度によって農村と都市に暮らす人々は農村戸籍と都市戸籍に別々に分割され、農村の人々は都市へ移住・就学・就職する自由が制限された。
公的サービスや社会保障も戸籍制度にあわせて二重構造になっている。
80年代半ばから90年代初めまで数十万人単位から数百万人単位へと、第一次出稼ぎブームが起こった
  「盲流」から「民工」に呼び名を変えたのは、トウ小平が改革促進を呼びかける「南巡講和」の92年であった。その後、中国政府も社会も農家の出稼ぎを中国経済発展のプラス要素として引き受けるようになった。
  中国政府は2001年に今後5年かけて、これまで40年以上続いた戸籍制度を沿海地域から順次廃止していくことを決めた
  2002年に中国各都市に出ている民工の数は、国有企業の従業員総人数(2001年に7640万人)を超える約9400万人に達している
  戸籍制度が緩和されつつあるとはいっても、民工たちは現存都市での就職や生活、社会保障などいろいろな面で依然として差別を受けており、民工の利益が脅かされている。