三菱化学 鹿島
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鹿島地区・石油コンビナート連携強化に向けた有限責任事業組合の設立について
三菱ケミカルとJXTGエネルギーは、茨城県鹿島地区における石油精製事業および石油化学事業の更なる連携強化に向けて、両社共同出資による有限責任事業組合(「LLP」)を設立することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
三菱ケミカル・茨城事業所とJXTGエネルギーがグループ会社である鹿島石油および鹿島アロマティックスを通じて運営する鹿島製油所は、従来より、石油コンビナート高度統合技術研究組合事業(RING事業)への参画等を通じて連携を図ってまいりましたが、国内における石油製品需要の構造的減少やアジア域内の石油化学プラントの新規立ち上げといった事業環境の変化を踏まえ、今般、更に踏み込んだ連携の検討を進めることといたしました。
設立するLLPにおいては、石油精製から石油化学製品を製造する一連の工程を通じて、原料や製造プロセスの更なる効率化施策や、ガソリン基材の石化利用と石油化学製品(誘導品を含む)の生産最適化についての検討を深化させ、両事業所一体とした操業最適化により国際競争力強化を目指します。
さらに、持続可能な環境・社会の実現を追求する機運が高まる中、循環型社会形成への貢献をLLPの検討テーマに据え、廃プラスチックを石油精製・石油化学の原料として再生利用するケミカルリサイクルの技術検討に取り組んでまいります。
<LLPの概要>
名称:鹿島コンプレックス有限責任事業組合
設立日:2019年11月中旬(予定)
所在地:茨城県神栖市東和田
出資金:2,000万円
出資比率:JXTGエネルギー50%、三菱ケミカル50%
<連携強化検討の対象事業所の概要>
茨城事業所(三菱ケミカル)
操業開始:1970年4月
エチレン生産能力:564千トン/年(非定修年)
主要生産品目:石油化学製品(エチレン・エチレン誘導品、プロピレン・プロピレン誘導品等)
鹿島製油所(鹿島石油および鹿島アロマティックス)
操業開始:1970年4月
原油処理能力:197,100バーレル/日(コンデンセート処理能力35,100バーレル/日を含む)
主要生産品目:石油製品、石油化学製品(パラキシレン等の芳香族製品)
鹿島石油
JXTGエネルギー 70.675%
三菱化学 19.875%
東京電力フュエル&パワー 7.950%
日本郵船 1.500%
鹿島アロマティックス
Jエナジー → JXTGエネルギー 80%
三菱化学 10%
三菱商事 10%