2009/01/29 19:54 【共同通信】

電力ケーブルで国際カルテルか 公取委、国内3社立ち入り検査

 電力会社への高圧電力ケーブルの販売で欧州のメーカーと国際カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は29日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、ジェイ・パワーシステムズ、ビスキャス、エクシムの国内3社の本社など計約30カ所を立ち入り検査した。

 関係者によると、3社は発電所から変電所に送電するケーブルを国内の電力会社に販売する際、価格の下落を防ぐため事前に受注業者を取り決めていた疑いが持たれている。3社は国内シェアのほぼ100%を占め、欧州の大手メーカーとともに世界市場で受注調整を繰り返していたとみられ、公取委は欧州、米国の独禁当局と連携して調べを進める。

 高圧電力ケーブルの市場規模は国内で年間約100億円、世界では1000億円以上という。


ジェイ・パワーシステムズ
日立電線(株)と住友電気工業(株)両社の基幹事業の高圧電力線事業部門を統合し、2001年10月に営業を開始した。
(日立電線 50%、住友電気工業 50%)

  住友電気工業 日立電線
1908 住友伸銅場(現 住友電気工業)で電力ケーブル製造開始  
1918   日立製作所で電線製造開始
1956   日立電線として設立、営業開始
2001 ジェイ・パワーシステムズ設立、電力事業部門を統合、営業開始
2003 地中線工事部門統合
2004 国内電力営業部門統合

 

ビスキャス
 ビスキャスは、古河電気工業とフジクラが一世紀以上にわたって積み重ねてきた設計、製造、施工にいたる 研究と技術の蓄積を融合し、電力ケーブルの設計・海外営業の会社として2001年10月1日に営業を開始しました。営業開始以来、その技術力は日本のみな らず世界の電力会社から高い評価をいただいています。(古河電気工[email protected]%/フジクラ 50%
 そして2005年1月1日、ビスキャスはさらに大きく飛躍、電力送配電システムの総合企業として、新たに生まれ変わりました。新たなビスキャスは、遠隔地から消費地までの架空送電システム、大都市圏の電力供給を支える地中送電システム、都市の変電所から需要家を結ぶ配電システムおよび、その基盤となる電 線・ケーブル、機器部品、工事および関連システムを提供します。また、電力送配電システムの世界的トップランナーとして、電力エネルギー供給のあらゆる局 面で、信頼度の高い技術力を世界中に拡めていきます。

エクシム
 三菱電線工業と昭和電線電纜(現:昭和電線ホールディングス)両社の「電力用電線事業の全ての分野」で統合し、 2002年4月に設立いたしました。