三菱レイヨン MMA系事業 能力 (トン)

   同社 第6次中期経営計画(2008/5/2)

        既存 計画 合計 出資比率 他出資者
モノマー m-MMA 大竹 日本  217,000    217,000    
Thai MMA タイ   90,000   90,000  180,000  45% Cementhai 45%
恵州恵美化成 中国   90,000     90,000  100%  
大山MMA 韓国     90,000   90,000  50% 湖南石油化学 50%
テキサス 米国    140,000  140,000    
合計  397,000  320,000  717,000    
ホモポリマー 成形材料 大竹、富山 日本   47,700     47,700    
Diapolyacrylate タイ   12,000     12,000  82.7%  
南通麗陽化学 中国   40,000     40,000  80%
大山MMA 韓国     40,000   40,000  50% 湖南石油化学 50%
合計   99,700   40,000  139,700    
大竹、富山 日本   46,200     46,200    
Diaglas タイ     20,000   20,000  48.6% スリフェンフン グループ 25.2%
三菱麗陽高分子材料(南通) 中国   20,000     20,000  100%  
合計   66,200   20,000   86,200    
コポリマー コーティング材料 日本 日本   30,000     30,000    
MRC Resins (Thailand) タイ   4,000     4,000  35% タイ ウレタン プラスチック 50%
Diachem Resins Indonesia インドネシア   5,400     5,400  40.5%  
三菱麗陽高分子材料(南通) 中国   3,500     3,500  100%  
Dianal America 米国   8,000     8,000  100%  
合計   50,900     50,900    

 

MMAモノマー シェア (%)

  アジア市場   世界市場
2007 2010   2007 2010
三菱レイヨン   29   29     12   14
Lucite    13   15     23   22
(小計)   (42)  (44)    (35)  (36)
住友化学   15   15     6   8
LG    7   9     3   5
(小計)  (22)  (24)     (9)  (13)
Rohm & Haas   -   -     15   13
Evonik   -   -     14   12
Arkema   -   -     6   5
旭化成   7   9     3   5
Jilin   -   5     18   17
FPC   7   5
クラレ   5   3
三菱ガス化学   4   3
三井化学   3   2
Honam   4   4
その他   7   4

 


2014 年6 月16 日  三菱レイヨン/三井物産

米国におけるメタクリル酸メチルモノマー製造・販売に係る合弁事業に関する基本合意について

三菱レイヨンと三井物産は、米国でメタクリル酸メチル(MMA)モノマー製造・販売事業を行うための詳細検討を開始することで合意し、合弁会社設立に向け、このたび覚書を締結しました。
合弁会社へは、三菱レイヨンが過半の出資を行う予定です。

また、三菱レイヨンと三井物産は、米国The Dow Chemical Company(本社:ミシガン州ミッドランド市)との間で、ダウケミカルから三井物産を経て両社が設立する合弁会社への一部原料の供給及び合弁会社からダウケミカルへの製品の一部販売の検討に関し、3 社間で基本骨子の合意に達し、覚書を締結しました。
本計画は、三菱レイヨングループが持つ新しいMMA モノマー製造技術である「新エチレン法(アルファ法)」と、三井物産が有する海外企業とのネットワークを含む総合力を結集し、米国において、シェールガス・オイル革命を背景とした競争力の高いMMA モノマー事業を実現することを企図しています。合弁会社は、ダウケミカルが米国湾岸地区に展開するエチレン製造供給網からエチレンを取得し、また、製品の一部をダウケミカルに販売することを計画しております。本計画では、2018 年末から年産25 万トン規模のMMAモノマー生産設備の稼働を目標としています。
MMA モノマーは、自動車のランプカバー、看板、水族館の水槽、液晶ディスプレイ用バックライトの導光板、塗料、建材などに用いられるアクリル樹脂の原料で、世界需要は300万トンを超えており、今後も安定的な伸長が見込まれています。

米国MMA モノマー生産設備について
1. 生産能力25 万トン/年(予定)
2. 建設場所米国(詳細な建設場所は未定)
3. 総投資額未定

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DowはMMAを生産するRohm & Haasの親会社

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三井物産とDowは2010年7月、両社が折半出資でテキサス州フリーポートで電解事業を行う合弁事業の設立に関する合弁契約書を締結、12月にJVを設立した。三井物産は約1.4億ドルを出資。

社名:Dow-Mitsui Chlor-Alkali LLC
能力:苛性ソーダ約88万トン、塩素約80万トン
操業:Dow
操業開始:2014年初め
製品:折半引取り
    三井物産は塩素はDowに委託してEDCにし、アジアで販売、
    苛性ソーダはDowを通じて米国で販売

2010/7/2 三井物産とダウ、合弁でテキサスで電解事業 

 


三菱ケミカル      


ルーサイト・ジャパンの株式の譲渡について

 

三菱ケミカルは、当社グループが保有するルーサイト・ジャパンの全株式を、緑川化成工業に譲渡することとしましたので、お知らせいたします。

 ルーサイト・ジャパンは、英国Imperial Chemical Industriesの日本におけるアクリル複合材の製造・販売拠点として設立され、1993年より茨城県行方市にて操業を開始し、浴槽やキッチン、洗面ボウルなどに用いられるアクリル複合材の国内需要に対応してまいりました。

当社(当時は三菱レイヨン)がLucite International Group Limited社を買収して以降、当社のグループ会社として運営していましたが、今般、三菱ケミカルホールディングスグループの経営方針「Forging the future 未来を拓く」に基づくポートフォリオ改革の一環として、当社グループが保有するLJ社の全株式について緑川化成社に譲渡することとしました。譲渡期日は本年4月1日を予定しております。

 

緑川化成の事業内容 プラスチック加工品、成形材料、機械・工具の販売や用途開発

 


   

 2025 年1月7日  三菱ケミカルグループ
   
米国ルイジアナ州における MMA モノマープラント新設計画の検討中止に関するお知らせ

  当社グループは、連結子会社の三菱ケミカル株式会社が 2020 12 月9日付「米国における MMA モノマープラント新設の土地取得について」にて公表いたしましたとおり、米国ルイジアナ州ガイスマーにおいて、 当社グループ独自技術である「新エチレン法(アルファ法)」による MMA モノマープラントの新設を検討しておりましたが、本日、本投資計画の検討中止を決議いたしましたので、お知らせいたします。

1.本投資計画検討中止の理由

MMA(メタクリル酸メチル)モノマーは、自動車のランプカバー、看板、水族館の水槽、塗料、建材などに用いられるアクリル樹脂の原料で、世界需要は年間 300 万トンを超えており、今後も安定的な市場成長が見込まれています。


当社グループは、独自技術である「新エチレン法(アルファ法)」による米国シェールガス由来のエチレンを原料とした
MMA モノマープラントの最終投資決定に向けて、米国ルイジアナ州ガイスマーに建設用地を取得し、フロントエンジニアリング設計や各規制に関する許認可の取得などを進めてまいりました。しかしながら、米国テネシー州やその他地域における既存の MMA モノマー製造設備により当面の需要に対応できる見通しであることや、インフレ等により増大した設備投資額に基づく取引先との交渉の結果、本投資計画実行後の長期的な取引に対するコミットメントが得られなかったことなどから、本投資計画検討の中止の判断に至りました。
 

引き続き、MMA 事業の競争力強化に向けて、拠点の新設及び統廃合等を通じて、グローバル生産体制の最適化を図るとともに、2024 11 13 日に公表した「新中期経営計画 2029」に基づき、高付加価値用途向けのフォーカスや新規用途の開拓等の成長戦略を推進してまいります。

 

 

 

 

 

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