2007年2月7日 三井化学

グランドデザイン策定及び組織改正について

 当社(社長:藤吉建二)は、本年、発足後10周年を迎えることから、次の10〜15年の更なる成長を目指した「グランドデザイン*」を下記1の通り策定いたしました。これに伴い、グランドデザインに示した方向を目指すため、下記2の通り組織改正を行います。
*グランドデザイン:当社グループの経営の基本骨格で、「経営ビジョン」「経営計画」「行動指針」で構成。

1.グランドデザインの内容

項 目 内 容 備 考
経営
ビジョン
企業グループ理念 地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して
高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する。
既存の理念を
継続。
目指すべき企業グループ像 「化学」「革新」「夢」の三井化学
 〜絶えず革新を追求し、化学のちからで夢をかたちにする
   企業グループ〜
今回改定
経営
計画
長期経営目標
(2015年近傍)
<収益目標> −成長−
・営業利益:1,500億円以上 ・ROA(総資産営業利益率):10%以上
新規策定
<環境目標> −調和−
・GHG(温室効果ガス)原単位指数:90年度比90以下
(本体・国内連結子会社)
・産業廃棄物ミニマム化(最終処分量/産業廃棄物発生量):1%以下
(本体・国内外連結子会社全生産拠点)
・非化石原料活用技術の開発
新規策定
<事業ポートフォリオ>
機能材料事業、先端化学品事業、基礎化学品事業の3本柱
新規策定
<経営基盤強化の方向>
・事業特性に応じた機動性
・競争に勝ち抜くための実行力と長期視点
<経営基盤強化の方策>
・経済・環境・社会の3軸での業績評価、行動指針の浸透・定着
・目指すべき事業ポートフォリオの早期実現と新製品開発の加速に適した組織編成 等
新規策定
中期経営計画 長期経営目標達成に向けた3〜4年間の中期の経営計画 07年度に次期中期経営計画を策定
短期経営計画 中期経営計画の単年度実行計画(予算) 毎年策定
行動指針 経営ビジョン実現のための三井化学グループ役員・社員一人ひとりの
「行動のよりどころ」
キーワード:「誠実な行動」「人と社会を大切に」「夢のあるものづくり」
06年2月に制定

黄色部分:今回改定及び新規策定部分


2.全社組織改正(改正前後の組織図:別紙2の通り)
(1)目的:
「目指す事業ポートフォリオの早期実現」と「新製品開発の加速」に適した組織編成とする。
(2)全社組織改正の概要

本部 組織改正の概要
@事業本部
a) 4事業グループ制(機能化学品、機能樹脂、基礎化学品、石化)を再編し、3事業本部制(機能材料、先端化学品、基礎化学品)とする。併せて、事業部を再編する。
※各事業部に係る具体的な改正内容は別紙の通り。
b) 事業本部としての戦略企画機能を強化するため、各事業本部に「企画開発部」と「管理部」を設置する。
c) 新規製品開発の加速のため、機能材料事業本部、先端化学品事業本部に「開発センター」を設置し、各事業本部に係る研究開発及び生産技術開発機能を集約する。
A研究本部 研究開発部門を改組し、「研究本部」とする。また、研究開発企画管理部と研究開発総務部を統合し、「研究統括部」を設置する。
B生産・技術本部 生産・技術部門を改組し、「生産・技術本部」とする。また、全社のプロセス開発、共通要素技術の強化等の生産技術機能を統合し、「生産技術センター」を設置する。併せて、生産・技術部を「生産統括部」に改称する。
Cその他
a) 三井化学グループとして内部統制を推進するため、監査室の機能を拡充した本部レベル組織として、「内部統制推進室」を設置する。
b) グループ経営を推進する機能をより明確にするために、連結経営企画管理部を「グループ経営推進部」に改称する。
c) 中国計画室は、当初目的を概ね達成したことから、その機能を三井化学上海、経営企画部及び「グループ経営推進部」に移管する。
d) 三井化学シンガポールをその担当地域に合わせ、「三井化学アジアパシフィック」に改称する。
e) 社内外の各ステークホルダーとのコミュニケーション強化を進めるため、CSR室とIR・広報室を統合し、「CSR・広報部」を設置する。

(3)改正時期 2007年4月1日

各事業部に係る具体的な改正内容