毎日新聞 2005/3/5

巨大エネルギー企業誕生へ プーチン大統領 天然ガスと石油採掘で資源握り足固め

 世界最大の天然ガス企業でロシアの準国営「ガスプロム」が2日、国営石油会社「ロスネフチ」の吸収台併を発表し、一大エネルギー企業が今年中にも誕生する。新会社の経営権はロシア政府が握り、プーチン政権の資源管理強化の総仕上げとなる。だが、欧米では、こうした権カ集中への懸念が強い。ロシアの民主化問題と並び、資源を巡って欧米とロシアの東西摩擦が先鋭化する危険もある。