2003/05/16 三菱瓦斯化学

中期経営計画の策定と経営機構改革のお知らせ

 当社は、事業環境が大きく変化を続ける21世紀においても「特色ある優良化学会社」として生き残るため、本年度を初年度とする新たな三菱ガス化学グループの中期経営計画「協創2005」を策定いたしました。
 また、事業環境変化に迅速に対応するため、経営機構改革の一環として平成15年6月27日より新たに執行役員制度執行役員制度執行役員制度執行役員制度を導入することとしましたのでお知らせいたします。

 

経営改革 

新・中期経営計画 『協創2005』 
(2003年4月〜2006年3月)

 ・ 連結ROA(総資産経常利益率)  5% (2006年3月期)
 ・ 連結有利子負債削減        150億円

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京、社長:小高英紀)は事業環境が大きく変化を続ける21世紀においても「特色ある優良化学会社」として生き残るため、本年度を初年度とする新たな三菱ガス化学グループ中期経営計画『協創2005』を策定いたしました。

 当社では、前・中期経営計画「MGC 進化21」の期間中、全社一丸となって経営体質の強化・事業構造の改善に取り組み、一定の成果を収めてきましたが、予想を越えた厳しい経済環境のなか、遺憾ながら未達に終わった数値目標もございました。

 ついては、グループとして事業構造改革の加速による高収益体質への転換を図るため、当社は新・中期経営計画『協創2005』を策定いたしました。『協創』とは差異化戦略の徹底により個々の強みを強化し、その強みを融合させることによる「新たな価値の創造」を目指すもので、『協創』の確立を通じて“高収益企業集団”を実現していく所存です。

 今回策定した『協創2005』の概要は以下の通りです。

★経営目標
 差異化戦略の徹底により個々の「強み=独創」を強化し、その強みを融合させることによる「新たな価値の創造」を実現させ、“高収益企業集団”となることを目指す。

★基本方針
1.“高収益企業集団”実現のためのインフラ整備
 (1) 迅速な連結経営情報のための体制整備
 (2) MGC とグループ各社間の協働関係の再定義
 (3) 方針・戦略の共有によるシナジー効果の創出

2.事業構造改革の加速
 (1) 差異化戦略の徹底
 (2) 赤字事業の一掃
 (3) 次期コア事業の育成

3.高効率経営・自己責任原則の徹底
 (1) 健全な財務体質の構築
 (2) グループ管理間接部門の高効率運営
 (3) 自立的経営管理体制の一層の深化

★数値目標
1.連結ROA(総資産経常利益率)  5% (2006年3月期)
2.連結有利子負債削減        150億円

 

経営改革

            ― 経営機構改革 ―            
執行役員制度の導入

 当社は、平成12 年度に社内カンパニー制を中心とした新経営体制を発足させるなど、経営機構改革を実施してきましたが、これを更に推進するため、平成15年6月27日より新たに執行役員制度を導入することとしましたのでお知らせいたします。

1 .執行役員制度導入の目的

 : (1)経営の効率化
(2)コーポレートガバナンスの確立
(3)グループ経営の強化
を図るため、経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を明確に分離し、迅速な意思決定と業務執行が実行できる経営体制とします。
   
2 .執行役員制度の内容
  (1)取締役会は、経営の基本方針等最重要事項について迅速な意思決定を行うとともに、業務執行の監督を行います。
 @取締役数は、現状18 名を8 名削減し10 名とします。
 A役付取締役は廃止し、代表取締役と取締役のみとします。
   
  (2)執行役員は、取締役会の決定に従い、委嘱された業務範囲について迅速な意思決定と業務執行を行います。
 @執行役員は取締役会で選任し、任期は取締役に準じます。
 A執行役員のなかに役付執行役員を設けます。