2005/08/29 王子製紙

中国広東省における植林事業の件
http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=1&page_view_selected_=1

 王子製紙株式会社と丸紅株式会社は、中華人民共和国広東省の広東南油経済発展公司と共同で広東省恵州市地域において植林事業を行うことに合意し、今般、現地法人 恵州南油林業経済発展有限公司を恵州市に設立しました。

 本植林事業は広東省恵州市地域において第一期として計3.3万ヘクタールの植林を2008年までに行い、第二期の2.7万ヘクタールと合わせ合計6万ヘクタールを目標面積としています。第一期が終了した時点で、安定的に年間約20万BDTの木材チップ供給が可能となる計画です。なお、植林対象エリアは中国内でも経済発展著しい華南地区に位置し、植林木の生育に適した気象条件、土壌の条件を備えており、植林事業に適した地域です。

 王子製紙は
ニュージーランドオーストラリアベトナム、中国、ラオスブラジルの6ヶ国10ヶ所の海外植林事業を展開し、既に約14万ヘクタールの植林を実施済みで、今後さらに拡大し2010年までに30万ヘクタールの植林を行う計画です。

 王子製紙の中国における植林事業は、2001年より
広西壮族自治区において丸紅と共同出資の植林事業を開始しており、本事業は二番目となるものです。また、丸紅もオーストラリアなどにおいて植林事業を展開しており、中国においては前述の王子製紙との広西壮族自治区の植林事業に次ぐものです。なお、広東南油経済発展公司は王子製紙、丸紅と長年に亘る木材チップの取引実績があり、同地において植林実績を有しています。

 本事業は、今後木材チップの需要が高まる中国における重要な原料供給基地と位置づけられます。さらに、今後のアジア地域での積極的な事業展開に伴う原料需要増加および激化する国際的なコスト競争に対応することが可能となります。

 植林事業は王子製紙の推進する「森のリサイクル」の核であり、また、雇用創出によって地域社会の生活向上に寄与することで、王子製紙が「王子製紙グループ企業行動憲章」で掲げている「環境との調和」 「社会貢献活動への参画」 「国際社会との共生」の実現を目指していきたいと考えております。

●事業会社概要
1) 商号: 恵州南油林業経済発展有限公司
2) 所在地: 中華人民共和国広東省恵州市
3) 設立年月日: 2005年8月
4) 主な事業内容: 植林事業
5) 登録資本金: 100百万元(13.6円/元として1,360百万円相当)
6) 資本構成: 王子製紙 30%、丸紅株式会社 5%、広東南油経済発展公司他 65%


広西王子豊産林有限公司 Guangxi Oji Plantation Forest Co., Ltd.

広西(広西壮族自治区)は、日本人はもちろんのこと、中国人でさえその位置をはっきりと知らないことがあるようです。不思議なことに、山水画で有名な桂林のあるところだときくと、少しは身近に感じられるものです。

植林地は広西南部に2箇所ありますが、約300km離れたこの2つの地区で、方言がまったく異なるのがいかにも中国らしいところです。

本事業では、植林に加え、地元とのより良い関係づくりを大切にし、農村地区における小学校への寄付やその子供たちとの交流、地域の親睦の場となっている「日本語サロン」の運営、「日本語コンテスト」の開催など、様々な活動を行っています。

会社概要
 本社所在地  中国 広西壮族自治区 南寧市
 設立年月日  2001年11月30日
 資本金  3,670千US$
 出資比率  王子製紙(株) 90% 丸紅(株) 10%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、広西壮族自治区の東門林場および博白林場の植林地跡などに、ユーカリを年平均1,000haの規模で6年間植栽し、7,500haの植林地を確保します。7年目から伐採を開始し、その跡地には萌芽更新または再植林を行い植林地を維持します。作業は、広西壮族自治区林業局傘下の林場開発広司に委託しています。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリ ユーログランディス等
 植林面積  3,586ha(2004年12月末実績)
 植林目標面積  7,500ha


ニュージーランド

@Pan Pac Forest Products Ltd.

 ニュージーランド北島のネピア市周辺で、当社の海外植林事業で唯一針葉樹の植林を行っています。ラジアータパインの植林木から、丸太原木、製材品およびパルプを生産し、日本をはじめ広く海外に輸出しています。用材向けに切り出すまでにはおよそ30年かかります。気候は温暖で、ぶどう、柑橘類、りんごなどの果樹園に囲まれ、ワインが特産品となっています。周辺は景色も美しく、ヨット、釣り、ガーデニングなどさまざまな野外活動が盛んです。

会社概要
 本社所在地  ニュージーランド ネピア
 設立年月日  1971年5月
   (1993年7月1日、旧社名
Carter Oji Kokusaku Pan Pacific Ltd. から Pan Pacific Forest Industries (NZ) Ltd.へ社名変更。
    1999年3月31日、旧
Hawkes Bay Forests Ltd.と合併し、現社名となる)
 資本金  126,000千NZ$
 出資比率  王子製紙(株) 86.7% 日本製紙(株) 13.3%

事業内容
 生産・販売  製材用・パルプ用原木、製材、チップ、製紙用パルプ(サーモ・メカニカル・パルプ)
 植林  再植林およびその保育管理

事業進捗状況
 植林樹種  ラジアータパイン
 植林面積  27,555ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  26,010ha


ASouthland Plantatiom Forest Company of New Zealand Ltd.

 ニュージーランド南島で行っている植林事業です。日本でもよく知られているミルフォードサウンドの山々にも遠くないところに位置し、美しい景観の中、たくさんの羊が放牧され、のんびりとした環境です。
 インバーカーギルから南へ車で30分程の距離にある港町ブラフは、チップの積出港であり、また、南島の最南端に位置することから南極航路の拠点にもなっています。

会社概要
 本社所在地  ニュージーランド インバーカーギル
 設立年月日  1992年9月
 資本金  22,200千NZ$
 出資比率 王子製紙(株) 51%、伊藤忠商事(株) 30%、
        富士ゼロックス(株) 10%、富士ゼロックスオフィスサプライ(株) 9%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、ニュージーランド南島の最南部であるサウスランド地域にて、牧草地などにユーカリナイテンスの植林を行い、1992年からこれまでに約10,000haの植林地を整備してきました。
 13年目の2004年から伐採を開始しており、その跡地には再植林を行って、植林地を維持します。
 伐採された原木のチップ加工は、植林作業の委託先でもある現地の木材会社SWEL(
SOUTH WOOD EXPORT LIMITED)が行っており、FSC認証チップとして当社の工場向けに出荷されます。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリナイテンス
 植林面積  9,816ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  10,000ha


オーストラリア

@Albany Plantation Forest Company of Australia Pty Ltd.

 豪州西部のパースから飛行機で1時間の距離にあるアルバニー地区で行っている植林事業です。夏期の12月〜1月には、パースからの海水浴客でにぎわいます。捕鯨博物館もあり、切り立った絶壁、美しい砂浜など景観にも恵まれ観光名所となっています。近くのワイナリーでは、美味しいワインも試飲できます。

会社概要
 本社所在地  オーストラリア アルバニー
 設立年月日  1993年8月
 資本金  35,100千A$
 出資比率 王子製紙(株) 48.45%、伊藤忠商事(株) 28.37%、 (株)千趣会 13.18%、
        東北電力(株) 5.00%、日本郵船(株) 5.00%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、オーストラリア南西部のアルバニー地域にて、ユーカリグロビュラスを牧草地などに合計26,000haを目標として植林しています。伐期10年で、11年目からは伐採を開始し、その跡地は萌芽更新または再植林により植林地を維持します。植林は既存農業と共存した形で、分収、リースおよび購入により確保して牧草地を対象に行ないます。
 2000年後半からは、大きく成長した森林を伐採し、製紙原料となる木材チップの生産を開始しました。植林からチップ生産、そして輸出と、地元における新規事業として雇用の創出を推進し、地域経済に大きな活力を与えています。さらに、地域の環境改善を含めた事業であることが評価され、1995年に西豪州土地環境賞を、1998年にはアジア・太平洋マーケティイング大賞を、2000年には西豪州農業振興賞を受賞しています。
 また、2004年にはFSC認証を受けています。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリグロビュラス
 植林面積  23,870ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  26,000ha


ABrsibane Plantation Forest Company of Australia Pty Ltd.

 日本でもよく知られているゴールドコーストのゲートウェイ、ブリスベンの郊外に事務所があります。事務所は植林地へのアクセスもよく、白い砂浜に、ゴルフ場、カジノ、動物園や植物園など観光地区にも近いため、遊びにきたついでに寄られるお客様もいらっしゃいます。

会社概要
 本社所在地  オーストラリア ブリスベン
 設立年月日  1998年11月6日
 資本金  5,700千A$
 出資比率 王子製紙(株) 36%、伊藤忠商事(株) 34%、(株)講談社 10%
        電源開発(株)グループ 10%、セイホク(株) 10%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、豪州クイーンズランド州及びニューサウスウェールズ州でユーカリを農牧地跡などに年平均1,000haの規模で10年間植栽し、 10,000haの植林地をつくります。11年目から伐採を開始し、その跡地では萌芽更新または再植林により、植林地を維持します。購入・リースなどによる用地確保および植林作業は地元の植林会社East Coast Tree Farmsに委託しています。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリグランディスその他
 植林面積  6,617ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  10,000ha


BGreen Triangle Plantation Forest Company of Australia Pty Ltd.

 メルボルンから飛行機で1時間の距離にあるポートランドに事務所を構えています。この地区は捕鯨基地として始まり、一時は羊毛生産のメッカとして知られていましたが、羊毛産業の衰退とともに、今日ではひなびた田舎町の風情が色濃くなっています。西豪州アルバニーとならび、豪州で最もユーカリ植林が盛んな地区のひとつです。

会社概要
 本社所在地  オーストラリア ポートランド
 設立年月日  1997年1月29日
 資本金  9,780千A$
 出資比率 王子製紙(株) 51%、双日(株) 29%、凸版印刷(株) 10%、北海道電力(株) 10%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、豪州ビクトリア州西部及び南オーストラリア州でユーカリグロビュラスを牧草地に年平均1,000haの規模で10年間植栽し、 10,000haの植林地をつくります。11年目からは伐採を開始し、その跡地は萌芽更新または再植林により植林地を維持します。また、今後の経過で事業の拡大が可能と判断された場合は、20,000haを目処に事業の拡大を目指します。
 なお、植林用地はリースおよび購入により確保し、作業は現地の植林会社であるTREECORP社に委託しています。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリグロビュラス
 植林面積  6,506ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  10,000ha


CEast Victoria Plantation Forest Company of Australia Pty Ltd.

 豪州メルボルンから250kmほど離れたエリアで、いくつかの分散した地区において植林を行っています。この地域には、カンガルーがたくさん生息しており、時折コアラにも出会うことができます。冬にはスキーができる場所もあり、美味しいワインの産地としても知られています。

会社概要
 本社所在地  オーストラリア メルボルン
 設立年月日  1999年2月17日
 資本金  5,150千A$
 出資比率 王子製紙(株) 41%、双日(株) 29%、(株)小学館 20%、日本紙パルプ商事(株) 10%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、豪州ビクトリア州東部でユーカリグロビュラスを牧草地などに年平均1,000haの規模で10年間植栽し、10,000haの植林地をつくります。11年目からは伐採を開始し、その跡地は萌芽更新または再植林により植林地を維持します。なお、植林用地は牧草地、植林伐採跡地などをリース、購入により確保しています。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリグロビュラス
 植林面積  3,129ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  10,000ha


ベトナム

Qun Nhon Plantation Forest Company of Vietnam Lomited.

 ベトナムのビンデン省で行っている植林事業です。本社事務所のあるクイニョンは、人口20万の街で活気があります。観光地ではないため主な産業は農業で、外国人の姿はあまり見かけず、英語もほとんど通じません。駐在員は理解してもらえないベトナム語を駆(苦)使して、現地での生活を楽しんでいます。ベトナム料理もなかなか美味しいものです。

会社概要
 本社所在地  ベトナム ビンデン省 クイニョン
 設立年月日  1995年5月
 資本金  4,150千US$
 出資比率  クイニョン植林(株) 100%
        (王子製紙(株) 51% 、双日(株) 39% 、大日本印刷(株) 10%)

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、ベトナム中部ビンデン省において、アカシア、ユーカリを無立木状態の丘陵地に年平均1,300haの規模で植林しています。2003年度末までに、延べ11,626haの植林を達成しました。伐期は7年で、8年目となる当年度は2002年7月から伐採を開始し、その跡地にはアカシアを再植林しています。
 植林用地はビンデン省人民委員会より借地し、作業はビンデン省の木材公社
PISICOBinh Dinh Production Investment Service Import-Export Company)に委託しています。

事業進捗状況
 植林樹種  アカシアおよびユーカリ
 植林面積  8,536ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  9,100ha


ラオス

Oji Lao Plantation Forest Company Ltd.

 ラオス中部のカムアン県およびボリカム県で行っている植林事業です。ラオスは、海岸線をもたない内陸国で、日本との貿易は少なく、一般的には馴染みのない国ですが、国民性は非常に穏やかで、一度でも訪れた人は必ずファンになってしまうような国です。主要都市は、タイとの国境線ともなっているメコン川沿いに発展していますが、大河メコンを背景に沈む夕日を眺めながらのビールは最高です。

会社概要
 本社所在地  ラオス ビエンチャン
 設立年月日  1999年1月(当社は2005年2月28日付けで経営権取得)
 資本金  1,886千US$(2005年3月末時点)
 出資比率 
Oji Lao Plantation Holdings Limited 85%(王子製紙(株) 100%)
        ラオス政府 15%

事業内容
 広葉樹チップ原料の確保を目的として、ラオス中部のカムアン県およびボリカム県において50年間、150,000haのコンセッションを有し、ユーカリおよびアカシアを焼畑跡地等の荒廃地に年平均7,000haの規模で植栽し、50,000haの植林地をつくります。8年目から伐採を開始し、その跡地では萌芽更新または再植林により、植林地を維持します。
植林用地はラオス政府より借地しており、ラオス政府の15%の出資比率は用地提供による現物出資となっています 。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリおよびアカシア
 植林面積  1,600ha(2004年度末実績)
 植林目標面積  50,000ha


ブラジル

Celulose Nipo-Brasileira S.A.

 ブラジル東部で行っているユーカリ植林事業です。日本国内紙パルプメーカー13社、商社2社と、国際協力銀行によるナショナルプロジェクトであり、当社もこれに参加しています。
 市販パルプ生産のための長期的、安定的な原料調達を目的に植林を行っています。

会社概要
 本社所在地  ブラジル国 ミナス・ジェライス州 ベロ・オリエンテ市
 設立年月日  1973年9月
 資本金  185,448千レアル
 出資比率  日伯紙パルプ資源開発株式会社(JBP)100%
         (王子製紙のJBP持株比率39.5%)

事業内容
 成長の早いユーカリを植林し、7年程で伐採します。この植林木だけを原料に使用して晒クラフトパルプ(LBKP)の生産・販売を行っています。 年間生産量は約95万トンです。

事業進捗状況
 植林樹種  ユーカリ
 植林面積  49,141ha(2004年12月末実績)
 植林目標面積  43,450ha


2005/10/19 中越パルプ

ベトナムにおける植林事業について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=113561&lindID=4

 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長:小林栄三)と中越パルプ工業株式会社(本社:東京都中央区、社長:長岡剣太郎)は、香港のHang's Timber社と共同でベトナム社会主義共和国のドンナイ省とバリアヴンタオ省においてアカシアの植林事業を行うことに合意し、2005年7月に現地法人 Acacia Afforestation Asia Co., Ltd.を設立しました。これには環境問題に造詣の深い飯野海運株式会社、川崎汽船株式会社、株式会社商船三井の船会社3社も一部共同出資を行い、異業種間の垣根を越えた事業になります。

 本植林事業はドンナイ省とバリアヴンタオ省における計2.1千ヘクタールの既存アカシア植林地をSouthern Forest Resources Vietnam Co., Ltd.(SFRVN社)から買い受け、当面7年伐採の植林を3ローテーションで計21年間の植林事業を計画しておりますが、その後も植林面積の見直しを含め持続的な植林事業の展開を目指します。SFRVN社は伊藤忠商事の関係会社で、植林事業及び木材チップの生産・輸出事業を1998年から行っており、生産量のうち、本事業の対象地である植林地からの原料調達分は約11%となっていました。

 中越パルプ工業は過去15年に渡り、アカシア植林木から生産された年間約10万トン(乾燥重量)の木材チップを、SFRVNから伊藤忠商事経由で輸入しております。今後もその原料の一部として、本植林事業から供給される木材は全量SFRVN社に販売され、木材チップに加工された後、製紙原料用として中越パルプ工業向けに21年間にわたり合計約23万トン(乾燥重量)を輸出する計画になります。

 近年木材伐採による環境負荷増大、二酸化炭素排出などの環境問題が顕在化しているなか、環境意識の高まる参加各社が賛同し、持続可能な植林資源の開発利用による地球環境問題への対応、製紙用原料の長期安定的確保を目的として本事業を開始致しました。

 また、SFRVN社が生産した木材チップのバイヤーである中越パルプ工業が、その原料ソースの一部となる植林事業に参加することで、長期安定的に持続可能な植林資源の確保がいっそう可能になり、2.1千ヘクタールの植林地を有効活用すると同時に、原料から販売までの一貫した体制を目指します。一方SFRVN社は植林事業を切り離すことにより、木材チップの生産・輸出事業に資源を集中させ効率化させる狙いがあります。同時に現地作業員雇用創出による地域経済振興にも貢献していきたいと考えております。

 伊藤忠商事、及び中越パルプ工業は海外でてがけている植林事業のノウハウを活かし植林事業管理を担当し、木材チップ輸送の経験が特に豊富な船会社3社が本資源から加工された木材チップの輸送、及び効率化を担うことになります。

<事業会社概要>
1.商号      Acacia Afforestation Asia Co., Ltd.
2.所在地    An Binh Ward, Bien Hoa City, Dong Nai Province, Vietnam
3.植林地域   Dong Nai Province, Ba Ria Vung Tau Province
4.植林面積   2,107ヘクタール
5.設立年月日 2005年7月
6.事業期間   21年間
7.事業内容   植林事業
8.資本金    2.3百万ドル
9.資本構成   Southern Forest Resources Co., Ltd.
            (伊藤忠商事グループ49%、Hang's Timber社51%) 60%
           中越パルプ工業株式会社 25%
           飯野海運株式会社 5%
           川崎汽船株式会社 5%
           株式会社商船三井 5%