2019/7/23

米国フリーポートLNGプロジェクト第1系列に 原料ガス 注入開始

千代田化工建設は、米国グループ会社の千代田インターナショナルが米国McDermott社、Zachry 社と共に 建設中の米国テキサス州フリーポートLNGプロジェクト1列は、 最終試運転段階に至り、原料ガスの注入を開始したことをお知らせします。

2014年以来、当社はMcDermott社、Zachry社と共に、本プロジェクトの設計、調達、建設、試運転、並びに初期運転業務に関わる契約を遂行してまいりました。

本プロジェクトには、3系列の液化設備に加えて 出荷設備、165,000米のLNG貯蔵タンクが含まれています。 第1系列が全面的に稼働すると、年間のLNG生産量は500万トンを超える規模になります。大型の電動モーターで駆動する冷却コンプレッサーを備えたフリーポートLNGプラント は、 米国のエネルギー輸出能力の画期的な向上に貢献いたします。

 

Freeport LNG

株主:
Michael Smith
Zachry
Dow(輸出には不参加)
大阪ガス

Freeport LNG Terminal
(Quintana Island, TX)
承認:2013/5(FTA締結国向けは 2011/2)
期間:20年間
液化開始:2018年(追加分2019年)
輸出契約:
 

大阪ガス

  220万トン
  中部電力   220万トン
  BP Energy   440万トン
  東芝→Total   220万トン
  SK E&S LNG  

220万トン

  Trafigura  

50万トン

  再計  

1370万トン

2013/5/20 米エネルギー省、日本へのLNG輸出を許可

 

東芝の購入契約の処理

 2018/11/9 東芝、米国LNG購入契約を譲渡
  ↓

 2019/4/13 東芝、米国のLNG購入契約 譲渡できず

  ↓
 

 2019/5/31

東芝は米国産LNGに係る事業Total S.A.のシンガポール子会社Total Gas & Power Asia Private Limited へ売却することを決定し、5月31日にLNGを扱う東芝アメリカLNGの発行済株式の全てを譲渡する契約を締結した。

東芝アメリカLNGの全株式をTotal社に対価15百万米ドル(約17億円)で譲渡する。20203月末までの完了を目指す。

LNG事業を所管す東芝エネルギーシステムズは、本件株式譲渡の完了と同時に東芝アメリカLNGと締結しているLNG全量引取基本合意書をTotalに譲渡し、LNG引取義務一切から免責される。
引取義務の引き受けに対する一時金費用として、Totalに 815百万米ドル(約912億円) を支払う。

東芝エネルギーシステムズ顧客と締結している既存のLNG販売契約についても当該顧客の同意を条件としてTotal社に移管する。