堺化学

酸化チタン、樹脂添加剤、バリウム・ストロンチウム・亜鉛製品、触媒製品、医薬品、電子材料、有機化成品 ほか

 80年以上の伝統をもつかぜ薬「改源」をはじめとする胃腸薬、栄養剤など薬局向け一般用医薬品、 X線バリウム造影剤「バリトップ」などの医療用医薬品と、様々な分野のメディカル・ニーズに応え る堺化学。
 原料からの一貫生産による、局方硫酸バリウムの安定した供給や、CTなどの先端医学に対応する新商品の開発など、現代の医療に貢献しています。
 そしてこれらの製品は、
グループ会社である株式会社カイゲンを通し、カイゲンチェーンを中心に全国の薬局、薬店、または医療機関へお届けし、皆様の健康を守るお手伝いをしています。

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1964/3 株式会社カイゲン設立(改源株式会社の買収)
       http://www.kaigen.co.jp/

株式会社カイゲン(Kaigen, Inc.)は、医薬品のほか、医療機器や健康食品を製造、販売する製薬会社。
本社は大阪市中央区道修町2丁目5-14。

生薬を配合した感冒薬「改源」で有名だが、他にも商標にカイゲンを冠する感冒薬、鎮咳剤、鼻炎治療薬や滋養強壮剤、健康食品などがある。医療機関向けの医薬品も製造している。

1964年に経営難から堺化学工業(堺市)グループに入り、改源株式会社から株式会社カイゲンに社名を変更した。

共同薬品の完全子会社化 87.16%→100%

カイゲンの完全子会社化  47.91%→100%


2011/11/21 堺化学工業/カイゲン 

堺化学工業によるカイゲンの完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ

堺化学工業とカイゲンは、本日開催のそれぞれの取締役会において、平成24 年3月1日を効力発生日として、堺化学を完全親
会社、カイゲンを完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、両社の間で株式交換契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、堺化学は、会社法第796 条第3項の規定に基づき、株主総会の承認を必要としない簡易株式交換の手続きにより、本株式交換を行う予定であります。
本株式交換の効力発生日に先立ち、カイゲンの普通株式は株式会社大阪証券取引所第二部において平成24 年2月27 日に上場廃止となる予定です。

詳細 http://www.sakai-chem.co.jp/ir/pdf/pr111121.pdf

1.本株式交換による完全子会社化の目的
<取り巻く環境>
近年、医薬業界を取り巻く環境は厳しさを増しております。一般用医薬品におきましては、セルフメディケーションの流れから市場拡大の観測がある一方、販売制度改革などにより市場環境が大きく変化しており、その適応力が試されております。また、医療用医薬品におきましては、医薬品開発にかかる費用が増加する一方で国家財政の逼迫を背景とする医療費抑制策(薬価の切り下げ、後発医薬品の推進策等)により、利益確保が困難になってきております。

<堺化学グループ医薬事業の概要>
当医薬事業は、堺化学医薬事業部、カイゲン(1964/3買収)、共成製薬株式会社(1973/2買収)の3社に跨っており、風邪薬“改源”に代表される一般用医薬品、及びバリウム造影剤に代表される検査薬やアルロイドG(胃潰瘍治療薬)等の医療用医薬品を、開発・製造・販売しております。

カイゲン

医療用医薬品
 X線造影剤、治療薬・下剤・その他

一般用医薬品
 感冒薬、鼻炎治療薬、鎮咳去痰薬、口腔用薬、滋養強壮保険薬、胃腸薬、その他

医療機器
 エネマテレフレーター、クリーントップ WM-SU

健康食品
 トクホ(特定保健用食品)シリーズ、メタカット、フコイダンシリーズ

共成製薬
当社は、アルギン酸製剤と硫酸バリウムX線造影剤をふたつの柱に医療用医薬品を製造しています。アルギン酸製剤は「昆布」、硫酸バリウムX線造影剤は「重晶石」と、どちらもルーツは天然素材。自然に視点をおき開発された医薬品が、全国の医療現場で幅広く活用されています。

堺化学 主力製品

 【 医療用医薬品 】

品名 分類
『バリトップ』 シリーズ
『バリブライト』 シリーズ
『バリコンク』 シリーズ
X線バリウム造影剤
 (一般名:硫酸バリウム)
アルロイドG
アルギン酸ナトリウム)
消化性潰瘍治療剤
エトキシスクレロール
輸入品
食道静脈瘤硬化剤
 (一般名:ポリドカノール
『ポリドカスクレロール』 シリーズ
 注)輸入品、ゼリア新薬工業(株)にて発売
 
下肢静脈瘤硬化剤
 (一般名:ポリドカノール
 
【 一般用医薬品 】
品名 分類
『改源』  シリーズ かぜ薬
『カイゲンせき止め液』 シリーズ 鎮咳去痰薬
カイゲン鼻炎カプセル 鼻炎用内服薬
カイゲンパックIB顆粒   解熱鎮痛薬
『新キーパーU』 シリーズ 胃腸薬

堺化学医薬事業部では主に一般用医薬品及びバリウム造影剤の開発・製造を行い、共成製薬からの購入品と合わせ、カイゲンに販売しております。共成製薬では主にバリウム造影剤、発泡剤等の造影補助剤及びアルロイドGの開発・製造を行い、堺化学へ販売しております。カイゲンでは堺化学から商品を仕入れ、医療機関や薬局等に販売しております。また、カイゲン独自のビジネスとして医療機器の製造販売、健康食品の販売等を行っております。

<当医薬事業の現況>
現在、当医薬事業のビジネス資産である風邪薬“改源”ブランドを関東エリアでも確固たるものにすべくグループを挙げて取り組んでおります。また、バリウム造影剤に代表される検査薬分野においては、グループ3社に跨るプロジェクトを組み、市場拡大、シェア向上に向けて鋭意努力しております。しかしながら、医療用医薬品全般に亘り薬価改定による売上・利益の減少が大きく、業績が頭打ち状態になっております。

<本株式交換の目的>
堺化学は、激しく変化する市場環境に対応すべく、「開発・製造・販売がより一体的に意思決定を行える体制をつくる」、「グループのリソースを結集し思い切った戦略をスピーディに展開する」ことにより、一層の業容拡大を図ることを目的として、本株式交換を決議いたしました。
カイゲンは、上記目的を堺化学と共有しております。今後、「関東エリアでのより一層のブランド浸透を図る」「顧客ニーズに沿った新製品開発を加速する」こと等を通じ業容拡大を図るべく、堺化学グループの人的、資金的、さらには生産技術や研究開発に係る経営資源を活用することが良策であると判断し、本株式交換を決議いたしました。

<今後の取り組み>
カイゲンは昭和62 年に上場して以来、取引先様をはじめとする多くの株主の皆様に多大な御支援をいただき成長してきた会社であります。今般、堺化学がカイゲンを完全子会社化することで堺化学グループの医療ビジネスを強化し、新たに堺化学株式を保有していただくことになるカイゲンの株主の皆様を含め堺化学の株主の皆様の期待に応えてまいる所存です。
具体的には、これまでに構築した医療機関・検診機関への販路や風邪薬で確立したブランドを有効利用し、さらにグループの経営資源を活用することで、既存の枠を超えた事業展開に取り組んでいきたいと考えております。
完全子会社化後も医薬業界における「カイゲン」のプレゼンス、ブランド力を継続し、当医薬事業の事業価値を向上してゆきます。また、本目的を達成するための最適な組織を目指し、今後は当医薬事業の統合も視野に入れた再編を検討していきたいと考えております。

カイゲン株主
 堺化学工業  47.91%
 カイゲン取引先持株会 11.89%
 アルフレッサ株式会社 2.37%

 


2010/4/28 堺化学

簡易株式交換による共同薬品株式会社の完全子会社化に関するお知らせ

当社は、平成22 年4月28 日開催の取締役会において、平成22 年7月1日を効力発生日として、株式交換により当社の連結子会社である共同薬品株式会社(既存持株率 87.16%)を完全子会社とすることを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、本株式交換は、連結子会社を完全子会社とする簡易株式交換であるため、開示事項・内容を一部省略して開示しております。

http://www.sakai-chem.co.jp/ir/pdf/pr100428.pdf

事業:塩ビ用安定剤、非塩ビ添加剤、FPC接着剤等の製造販売
 

  2002/9 堺化学、住化などから共同薬品株式会社の株式取得