2005/6/29 変わるMSN(広告)

検索新時代 マイクロソフト新ツール開発
 「MSNサーチツールバー」 欲しい情報より早く

 新時代の検索が始まった。マイクロソフトは6月、パソコン内のデータとウェブサイトを垣根なく検索できる「MSNサーチツールバー with Windows デスクトップサーチ」と同社が初めて自社開発した検索エンジン「MSNサーチ」の正式版を公開した。メールや文書を書きながら、一つの検索窓に言葉を打ち込めば、パソコン内のデータやウェブサイトから関連する情報が集まってくる。ブロードバンド新時代のビジネスや暮らしを支える強力なサービスを紹介する。

 「MSNサーチツールバー」はパソコン内のファイルを探すデスクトップ検索機能「Windowsデスクトップサーチ」を搭載したツールで、個人情報管理ソフト「アウトルック」やメールソフト「アウトルック・エクスプレス」のメールやスケジュール、連絡先などの情報やワード、エクセルなどのオフィス文書に加え、画像、音楽、ビデオなど200種類以上の形式のファイルが検索でき、メールの添付ファイルの内容まで探してくれる。
 「MSNサーチツールバー」をインストールすると、パソコンの画面下にあるタスクバーに小さな検索窓が表れる。この検索窓はブラウザソフト「インターネット・エクスプローラ(IE)」やアウトルックなどにも追加される。ここに言葉を打ち込むと検索開始だ。

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http://desktop.msn.co.jp/ から無料ダウンロード


 検索された関連ファイルの一覧がポップアップで表示され、そこで目的のファイルが見つかればそのまま開くことができる。また、「ウェブ」のボタンをクリックすれば同じ検索語でウェブサイトの検索へと進む。
 検索結果を見るプレビューぺージを開くと、ファイル内容の簡単な要約が表示され、ファイルを選択すれはアプリケーションを立ち上げずに内容を確認でき、そのままメールを返信したり、他のソフトでドラッグ&ドロップして編集したり、削除するなどの作業にかかれる。

 また、電子メールメッセージやパソコン内のファイルをあらかじめ参照して、索引を作っておくインデックス化という手法で検索を高速化。ウィンドウズのセキュリティー機能を活用して、1台のパソコンを複数で使っている場台もプライバシーが保護されるなどのマイクロソフトならではの特徴がある。
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インデックス化 自動ダウンロードでは電子メールデータとマイドキュメントのデータがインデックス化される。
              全データをインデックス化するよう、以下により変更
                MSNツールバーのMSNマークをクリック
                デスクトップサーチをクリック
                ○電子メールとすべてのハードディスク をクリック

 ウェブ閲覧時の機能も強化されている。ウェブぺージを開くと次々と表示される広告などの画面を抑制する「ポップアップ・ブロッカー」。ウェブ内の検索語句が色付きで表示される「キーワードナビ」。一度開いたウェブページをしおりのようにブラウザー上部に表示しておいてくれる「タブ」などユーザーに使いやすいさまざまな工夫が凝らされている。

 一方、パワーアップしたウェブ検索エンジンの「MSNサーチ」では、「MSNエンカルタ百科事典」のサービスと連動。検索語を入力して「エンカルタ」の文字をクリックすると、地理、歴史、著名人、統計情報などのカテゴリーの80万件以上の情報から、検索結果が2時間無料で提供される。2時間経過後は、再びMSNサーチからアクセスすれば引さ続き利用可能だ。他にも検索結果をニュースサイトだけに絞り込むこともできるので、欲しい情報により早くたどり着けるようになった。
 ブロードバンド常時接続がもはや当たり前となった時代。あふれる情報の大海を航海するために、頼りになる羅針盤が、この「MSNサーチ」だろう。