温暖化説CO2説への不信感
化石燃料はいずれ無くなるので、太陽光等の利用は賛成だが。
1.経緯
最初はごく少数の学者の主張 むしろ寒冷化説(氷河期が来る)が多かった。
サッチャー首相 石炭火力から原子力への移行を狙い、原子力発電への反対論に対抗するため、大々的に取りあげた。 政治的利用 (今回の岸田首相の原発再稼働、新設発言も同じ)
CO2温暖化論は地球寒冷化の恐れの際に、スウェーデンの気象学者 Bert Bolin が打ち出した仮説。 |
これに乗った学者が大々的に騒ぎ出した。IPCC設立 権威付け 反対論の無視、抹消
当初は、事実に反する主張、データの捏造が多く、不信感を植え付けた。
2007/10/15 Al Gore にノーベル平和賞、英国では裁判沙汰 事実に反するもの、CO2に関係ないもの等々
2009/12/2 IPCCデータの捏造疑惑
不信感は続く。
2.コンピューターによる予測は不能
気候 バタフライ効果 ヒマラヤでの蝶の羽ばたきがNYで嵐を起こす。ーーー世界各地の、各大気層の動きが互いに影響する。
世界全体の長期の予測は最新最大のコンピュータでも不能 (全世界各地の、各大気層の、長年の動きの相互関連など、計算不能)
→ 都合のよい(狙った結果が出る)指標を入れて計算 大部分のプログラムで同じ条件で過去に遡ると事実に合致せず
IPCCの諸報告が同一方向であるのは異常
異なる結果が出るような報告は無視されるか、批判を恐れて発表しない。またはそんな研究に金が出ない。
3.反対意見の抑圧
研究費が出ない、発表の場がない(受け付けない)、批判を恐れ研究しない・・・・。
ダイオキシンの例 1999年 ニュースステーション → 最強の毒物、燃焼で発生、煙突で拡散
→ 大騒ぎ
学者は事実でないと知っていたが、誰も言わず。(国立環境研究所長が「分かっていたが、
袋叩きを恐れ、言えなかった」)
米国では既に問題なしと確定
2003年に毎日新聞書評に藤森照信が渡辺正、林俊郎著の「ダイオキシン神話の終焉」書評、
暮らしの手帖も「一冊の本をめぐって ダイオキシンを考える」 を書き、一気に収まる。
ダイオキシンの拡散は、中西準子の研究で、三井東圧の(改良前の)農薬 (水稲用除草剤)CNP散布によるものと判明
◎ PVCが最大の被害者
4.地球のCO2
人類の発生以前に、大きな気候変動が何度も繰り返されてきた。
人間活動によるものは全体のCO2のごく一部 太陽活動その他の影響の可能性も
大気中の二酸化炭素濃度が増えるにつれ、海洋中に溶解する量も増え、ある濃度で平衡化するとの説がある。
5.Steven E. Koonin Unsettled: What Climate Science Tells Us, What It Doesn’t, and Why It Matters 「気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか?」
著者はカリフォルニア工科大学の副学長をつとめ、オバマ政権ではエネルギー省の科学次官に任命された。「人間の出す温室効果ガスが地球を温暖化する一方、大気汚染で地球を寒冷化する影響もある。差し引きすると、気候システムの中で人間活動の占める比重は1%程度で、あとの99%がちょっと変動しただけで相殺されてしまうのだ。 」
6.温暖化のメリット
寒冷化で死ぬ人は増えるが、温暖化では死ぬ人は少ない。
医学誌The Lancet Planetary Healthに2021年7月、気候変動による死亡率の調査結果が出た。大規模な国際研究チームが世界各地で2000〜2019年の地球の平均気温と超過死亡の関連を調査した結果は、次の通りである。
- 「最適でない気温」によって、全世界で毎年508万人の超過死亡が出た。
- このうち寒さによる死者は459万人で、全死者の9.43%にあたる。
- 暑さによる死者は49万人で、0.91%である。
- 20年間に寒さによる超過死亡率は0.51%減り、暑さによる超過死亡率は0.21%増えた。
- 合計すると、気候変動で世界の超過死亡率は0.3%減った。
三内丸山遺跡 約5,900年前に成立し,その後規模は拡大
三内丸山時代は、人間のCO2大量放出なしで、今より2℃高かった。
栗を食べていた。家の柱に太い栗の木
4,200年前には急激に寒冷化し、人々は遺跡を放棄した。 寒すぎて住めない。食料の栗が生育しない。
海水は2.0℃の下降を示した.(現在に至る。)
2.0℃という水温、気温差は緯度方向で230kmに相当する。縄文中期には青森県でもりっぱな実のなる栗林があったと考えられる。
(現在の商業的な栗林の範囲は下図の線から南)
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批判本
「気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか?」Steven E. Koonin
Unsettled: What Climate Science Tells Us, What It Doesn't, and Why It Matters