2024/9/18   住友化学

住友ベークライト株式一部売却


保有株式の一部譲渡による連結決算におけるその他の営業収益および個別決算における特別利益の計上に関するお知らせ

住友化学は、本日開催の取締役会において、当社の持分法適用関連会社である住友ベークライトの保有株式の一部をシンガポール政府投資公社(GIC Private Limited )に譲渡することを決議いたしました。これにより、連結決算においてその他の営業収益を、また、個別決算において特別利益をそれぞれ計上する見込みとなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、本株式譲渡に伴い、住友ベークライトは当社の持分法適用関連会社から除外されます。

1.株式譲渡の理由
当社は、2024 年度の確実な業績V字回復と、今後の抜本的構造改革に向けた財務体質強化を狙いとした「短期集中業績改善策」の中で、資産売却の取り組みを加速しています。持分法適用会社を含めた保有株式譲渡についても検討を進めており、住友ベークライトについては、長年にわたり強固な関係が構築されていることから、同社株式の一部譲渡による経営資源の効率化、および、同社との従来通りの取引や協力関係継続の両立が可能と判断し、本株式譲渡の実行を決定しました。

GIC は、シンガポールの長期的な財源を確保するために 1981 年に設立された世界的な投資会社です。
GIC は、シンガポールの外貨準備金を管理しており、長期的かつ規律ある投資アプローチを採用し、世界的に幅広い投資資産とアクティブな戦略によって、独自の地位を確立しています。GIC の投資資産には、株式、債券、不動産、プライベート・エクイティ、ベンチャー・キャピタル及びインフラストラクチャー等が含まれます。

当事者間で協議を重ねた結果、当社は、GIC が、住友ベークライトが目指す一層の事業成長および企業価値向上の実現に向けて、最適なパートナーとなると考えております。
本株式譲渡に伴い、住友ベークライトは当社の持分法適用関連会社から除外されることになりますが、取引関係への影響はありません。今後も当社は同社との良好な関係を維持してまいります。