憲法が禁止するのは2回を超えての「選出」(選挙による)のみである。→選挙によらない「選任」は問題でない。
2028年の大統領選でJ・D・ヴァンス副大統領 を大統領候補をとし、トランプは副大統領候補になる。
ヴァンスが勝った場合、ヴァンスは大統領の宣誓就任した直後に辞任し、継承順位1位のトランプ副大統領が代わりに大統領になる。
選挙による「選出」でないため、憲法修正第22条に違反しない。
ただし憲法修正第12条が問題となる。
「何人といえども、憲法上大統領職に就く資格のない者は、合衆国副大統領の職に就くことができない 」
(But no person constitutionally ineligible to the office of President shall be eligible to that of Vice-President of the United States.)
これには2つの解釈がある。
1)トランプは大統領候補として立候補する資格がないため、副大統領に就けず、大統領辞任による大統領就任はできない。
2)資格とは、憲法第2条第1節に規定するもので、トランプの場合は問題にならない。
何人も、出生による合衆国市民又はこの憲法確定時における合衆国市民でなければ、大統領となることはできない。
35歳に達しない者、また14年以上合衆国の住民でない者は、大統領となることはできない。これには副大統領は規定していないが、副大統領は大統領の第一継承者であり、大統領となる可能性があるため、この条項で資格を規定したものと考えれば、この説が有力と思われる。
最終的には、最高裁が判断することになるが、現在の最高裁の陣営は保守系が多数であり、トランプには有利と思われる。
トランプ大統領は、ヴァンス副大統領が大統領選挙に立候補して、当選後に引き継ぐシナリオかと問われると「それも1つの方法だ。でもほかにも方法はある」と述べ た。