第36回IBAFワールドカップ　 2005/9　オランダ
http://www.baseball.ch/36/schedule.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予選　　順位決定戦　　　打撃成績

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

予選グループ

Aグループ： キューバ、カナダ、韓国、中国、パナマ、オランダ、ブラジル、スウェーデン、南アフリカ
Bグループ： 日本、アメリカ、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、プエルトリコ、ニカラグア、チェコ 、コロンビア、スペイン

日付 GAME 開始時間 球場 　
■予選リーグ
9/2 　 18:30 ロッテルダム 開会式
9/3 B8 19:00 アルメーレ スペイン vs 日本
9/4 B14 13:00 アムステルダム プエルトリコ vs 日本
9/5 B18 13:00 ロッテルダム 日本 vs チェコ
9/6 B30 13:00 アムステルダム 日本 vs コロンビア
9/7 B39 13:00 アルメーレ チャイニーズ・タイペイ vs 日本
9/9 B46 18:00 アムステルダム 日本 vs オーストラリア
9/10 B56 19:00 アルメーレ アメリカ vs 日本
9/11 B60 19:00 ハーレム 日本 vs ニカラグア
　　　　　　　　　　　　*　ロッテルダムーアムステルダム　列車で1時間半
■順位決定戦
9/14 　 19:00 　 準々決勝
　A１位 vs B４位
　B１位 vs A４位
　B２位 vs A３位
　A２位 vs B３位
9/16 　 19:00 　 準決勝
9/17 　 13:00
19:00		 ハーレム
ロッテルダム 		３位決定戦
優勝戦
閉会式

　日本代表メンバー(8/6発表）
　　http://www.japan-baseball.jp/nationalteam/2005/worldcup_player.html

　　　　日産自動車　投手　　 高崎 健太郎
　　　　　　　　　　　　遊撃手　伊藤　　祐樹
　　　　　　　　　　　　遊撃手　梵　　　 英心

　　　　9月1日夜の都市対抗決勝戦の後、2日朝出発　　　　　　　

　

順位決定戦


9/14 準々決勝

A１位　キューバ １１－３ B４位　米国
B１位　日本 　１－５ A４位　韓国
B２位　ニカラグア 　１－２ A３位　パナマ
A２位　オランダ １０－０ B３位　プエルトリコ

　

野球Ｗ杯：日本、準々決勝で韓国に敗れる 　　詳報

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
韓国 ０ ３ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ０ ５
日本 ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １

伊藤選手　４打席　３安打、犠打、得点１　
　　　　　　　（守備：サード、エラー１） 　　　　

　野球のワールドカップ（Ｗ杯）第１３日は１４日、オランダ・アイントホーフェンなどで準々決勝を行い、１次リーグＢ組１位の日本はＡ組４位の韓国に１－５で敗れた。日本は５－８位決定戦に回り、１５日にプエルトリコと対戦する。
　日本は先発坂本（ホンダ）が二回に３失点。２番手の高崎（日産自動車）が踏ん張ったが、打線が援護できなかった。
　１６日の準決勝はキューバ－パナマ、韓国－オランダとなった。

◇日本、まさかの完敗

　４点を追う九回。絶望的な状況で無死一、二塁から日本は主将の伊藤が三塁線に絶妙なセーフティーバントを決めた。無死満塁。奇跡を期待して観客席が騒然となった。
　しかし、ここまでだった。代打の藤井が空振り三振、続く池辺が二ゴロ併殺打に倒れ、メダル獲得は夢と消えた。
　「力負けだった。足を絡めるとか、細かい野球で何とかしたかったが」と杉本監督が完敗を認めた。二回途中から登板した高崎が七回まで無安打と力投したが、打線は崔大成の速球に押されて１点を奪っただけ。八回に高崎がピンチを招くと、３番手の磯村が致命的な２連続適時打を浴びた。

　優勝候補のキューバと米国が反対側のゾーンでつぶし合い、悲願の金メダルも視野に入れた大会だった。１次リーグのデータではチーム打率など多くの要素で日本が韓国を圧倒していたが、試合ではまさかの完敗。一発勝負のトーナメントの怖さを痛感させられた。
　日本は今後５－８位決定戦に回るが「社会人の意地として、最後までしっかりプレーしたい」と不発に終わった４番の西郷が前を向いた。

9/16　５－８位決定戦

米国　 ０－９＊ ニカラグア
日本 ５－０ プエルトリコ

　　　　　　　　＊米国が試合放棄

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
プエルトリコ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０
日本 ２ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ Ｘ ５

伊藤選手　サードエラー出塁（得点１）、三振２、犠打　　　　
　　　　　　（守備：ショート）

　

9/16 準決勝

キューバ １５－２ パナマ
韓国 　７－０ オランダ


9/17　５位決定戦

⑤日本 ８－１ ⑥ニカラグア

　　　　

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
日本 ０ ０ ０ ０ ６ ０ ０ ０ ２ ８
ニカラグア ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ １

伊藤選手　５打席　４打数　安打０　　　　打撃成績
　　　　　　　ショートゴロ、一塁ライナー、ライトフライ、セカンドゴロ、犠打
　　　　　　（守備：ショート）
　　　　　　

　　　　７位決定戦

⑦米国 １１－３ ⑧プエルトリコ

　　　　

３位決定戦

③パナマ ７－６ ④オランダ

優勝戦

①キューバ ３－０ ②韓国

　

開会式　2005/9/2

予選　　　　　

Bグループ 　　　　　　　　ギリシャ→チェコ

　 日本 米国 豪州 台湾 ﾌﾟｴﾙﾄﾘｺ ﾆｶﾗｸﾞｱ チェコ ｺﾛﾝﾋﾞｱ ｽﾍﾟｲﾝ 勝敗 勝率 順位
日本 　--- 〇7-6 ○4-2 ○7-1 Ｘ 4-5 〇11-3 ○19-0 ○12-0 ○9-2 ７－１ 0.875 　①
米国 Ｘ 6-7 　--- ○6-4 ○5-4 ○12-6 Ｘ 2-14 〇7-3 ○12-1 ○11-1 ６－２ 0.750 　④
豪州 Ｘ 2-4 Ｘ 4-6 　--- Ｘ 4-11 ○4-2 Ｘ 0-2 ○14-0 〇5-1 〇8-0 ４－４ 0.500 　⑤
台湾　　　　 Ｘ 1-7 Ｘ 4-5 〇11-4 　--- Ｘ 4-6 Ｘ 4-11 ○10-1 Ｘ 2-3 ○12-2 ３－５ 0.375 　⑥
プエルトリコ ○5-4 Ｘ 6-12 Ｘ 2-4 ○6-4 　--- 〇6-5 ○11-1 ○10-0 〇7-4 ６－２ 0.750 　③
ニカラグア X 3-11 ○14-2 ○2-0 〇11-4 Ｘ 5-6 　--- ○1-0 ○12-2 ○5-2 ６－２ 0.750 　②
チェコ X 0-19 Ｘ 3-7 Ｘ 0-14 Ｘ 1-10 Ｘ 1-11 Ｘ 0-1 　--- X 3-14 Ｘ 5-15 ０－８ 0.000 　⑨
コロンビア Ｘ 0-12 Ｘ 1-12 Ｘ 1-5 ○3-2 Ｘ 0-10 Ｘ 2-12 〇14-3 　--- Ｘ 4-6 ２－６ 0.250 　⑦
スペイン Ｘ 2-9 Ｘ 1-11 Ｘ 0-8 Ｘ 2-12 Ｘ 4-7 Ｘ 2-5 〇15-5 〇6-4 　--- ２－６ 0.250 　⑦

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Aグループ

　 ｷｭｰﾊﾞ カナダ 韓国 中国 パナマ ｵﾗﾝﾀﾞ ﾌﾞﾗｼﾞﾙ ｽｳｪｰﾃﾞﾝ 南ア 勝敗 勝率 順位
キューバ 　--- 〇7-0 ○4-1 ○12-8 ○6-2 〇3-1 ○11-1 ○15-0 ○12-2 ８－０ 1.000 　①
カナダ Ｘ 0-7 　--- Ｘ 6-7 〇14-2 Ｘ 6-13 Ｘ 3-7 〇12-4 ○10-0 ○12-1 ４－４ 0.500 　⑤
韓国 Ｘ 1-4 ○7-6 　--- 〇3-1 Ｘ 3-5 Ｘ 2-6 ○4-0 〇12-2 〇4-3 ５－３ 0.625 　④
中国 Ｘ 8-12 Ｘ 2-14 Ｘ 1-3 　--- Ｘ 4-5 Ｘ 3-13 ○6-5 ○7-5 ○11-1 ３－５ 0.375 　⑥
パナマ Ｘ 2-6 ○13-6 ○5-3 ○5-4 　--- Ｘ 5-9 ○8-5 ○11-1 〇5-1 ６－２ 0.750 　③
オランダ Ｘ 1-3 ○7-3 ○6-2 ○13-3 〇9-5 　--- ○7-0 ○18-0 ○20-2 ７－１ 0.875 　②
ブラジル X 1-11 Ｘ 4-12 Ｘ 0-4 Ｘ 5-6 Ｘ 5-8 Ｘ 0-7 　--- 〇11-4 ○2-1 ２－６ 0.250 　⑦
スウェーデン Ｘ 0-15 Ｘ 0-10 Ｘ 2-12 Ｘ 5-7 Ｘ 1-11 Ｘ 0-18 Ｘ 4-11 　--- 〇10-4 １－７ 0.125 　⑧
南アフリカ Ｘ 2-12 Ｘ 1-12 X 3-4 Ｘ 1-11 Ｘ 1-5 Ｘ 2-20 Ｘ 1-2 Ｘ 4-10 　--- ０－８ 0.000 　⑨

　

毎日新聞　2005年9月12日

野球Ｗ杯：日本、通算７勝１敗　Ｂ組を１位で通過

　野球のワールドカップ（Ｗ杯）第１０日は１１日、オランダのハーレムなどで１次リーグを行い、Ｂ組の日本はニカラグアに１１－３で大勝し、通算７勝１敗として同組１位通過を決めた。日本は１４日の準々決勝でＡ組４位の韓国と対戦する。

　日本は二回に藤井（ＮＴＴ西日本）の中前打で２点を先制。五回には満塁で藤井が三塁打を放つなど５点を奪って一気に点差を広げた。

　◇投打かみ合う日本　準々決勝は韓国と対戦

　オランダで行われている野球のワールドカップ（Ｗ杯）で、社会人を主体に全員がアマチュアの日本が１次リーグＢ組を通算７勝１敗で１位通過した。杉本監督が「出来過ぎ」と総括するほど、投打がかみ合っている。

　先発投手陣は土井（日本生命）斉藤（ＮＴＴ西日本）を軸に安定。剛腕、高崎（日産自動車）が中継ぎで、闘志あふれる松井（ＪＲ東日本）が最後を締める。８試合でわずか２失策と堅守の支えもあり、総失点は同組最少の１９。

　打線も総得点７３と振れている。３本塁打の池辺（新日本石油ＥＮＥＯＳ）が１番で、西郷（三菱ふそう川崎）ら中軸はいずれも長打力がある。４本塁打の高根沢（三菱ふそう川崎）が下位に控えているのも心強い。

　準々決勝の相手はＡ組４位の韓国。戦力的には優位だが、日本が相手となると普段以上の力を出す怖い相手だ。杉本監督は「感情的なものは把握している。相手以上にファイトしないと負ける。十分に準備して総合力で戦う」と意気込んでいる。（共同）

2005/9/11

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
ニカラグア ０ ０ ０ １ ０ １ ０ ０ １ ３
日本 ０ ２ ３ ０ ５ ０ １ ０ Ｘ 11

伊藤選手　5打席　１安打、サードゴロ、ライトフライ、三振、セカンドフライ　打撃成績
　　　　　　　（守備：ショート） 　　　　

2005/9/10

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
日本 ０ １ ０ １ １ ０ ３ ０ １ ７
アメリカ ０ ０ ０ ２ ０ ４ ０ ０ ０ ６

伊藤選手　5打席　１安打、ピッチャーゴロ、レフトフライ、サードフライ、ピッチャーゴロ　
　　　　　　　（守備：サード→ショート） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2005/9/9

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
オーストラリア ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ １ ０ ２
日本 ０ １ １ ０ ０ ０ ２ ０ Ｘ ４

伊藤選手　７回守備から途中出場　１打席、１安打、打点１　（守備：サード）

◇見せた社会人のレベルの高さ

　チーム最年少、２０歳の剛腕が日本のピンチを救った。１点をリードした直後の四回。先発坂本が無死一、二塁のピンチを招くと高崎が２番手でマウンドに上がった。

　１５０キロの自慢の速球だけに頼らず、要所では変化球を駆使した。若さに似合わぬ冷静な投球でここをしのぐと八回途中まで１失点で踏ん張り、ストッパーの松井につなげた。７奪三振の好投に高崎は「自分で感じをつかめて、いいテンポで投げられた。自信になる」と笑顔を見せた。

　プロの敵をアマチュアが討った。昨夏のアテネ五輪で日本はプロ選手だけの「ドリームチーム」を編成したが、１次リーグに続き準決勝でもオーストラリアに敗れ、金メダルの目標を絶たれている。その時のメンバーが多く残るチームに日本は投手陣の踏ん張りと再三の好守備で最後までリードを許さなかった。

　準々決勝に進める４位以内をほぼ確実にする大きな１勝。七回に途中出場で貴重な適時打を放った主将の伊藤は「長いリーグを戦うプロと違い、アマには一発勝負の強さがあると自負している。社会人のレベルの高さを見せられた」と胸を張った。

（共同：毎日新聞　2005年9月10日　）

2005/9/7

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
日本 ０ ０ ０ １ ０ ２ ２ ０ ２ ７
台湾 ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ １

伊藤選手　出場なし

2005/9/6

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
コロンビア ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ 　 　 ０
日本 １ ２ １ ０ ５ ０ ３ 　 　 12

伊藤選手　出場なし

2005/9/5

　　　　　　　　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
チェコ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ 　 　 ０
日本 １ ３ ３ ０ ６ ６ Ｘ 　 　 19

伊藤選手　５回代打で途中出場　２打席２安打１得点　（守備：ショート）

2005/9/4

　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
日本 ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ １ ２ ４
プエルトリコ ３ ０ ０ ０ ０ ０ １ １ Ｘ ５

伊藤選手　８回代打で途中出場　四球、ショートゴロ　（守備：サード）

2005/9/3

　 １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 計
日本 １ ０ １ １ ０ ２ ０ ０ ４ ９
スペイン　　 ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ２

伊藤選手　出場なし

打撃成績　　

　 試合 打席 打数 安打 塁打 四球 犠打 三振 得点 打点 打率

伊藤　

８

２８

２４

８

８

１

３

３

４

１

　0.333

　　　　　　　

　 試合 打席 打数 安打 塁打 四球 犠打 三振 得点 打点 打率

梵　　

８

３２

２７

９

９

３

２

３

６

５

　0.333

　

　 試合 勝敗 投球回 被安打 失点 自責点 四球 死球 三振 防御率

高崎　

４

1-0

13　2/3

８

３

１

２

１

12

0.66

　

Japan - Korea
Wednesday 14 September 2005, 19.00 h

Japan Starting Lineup:
池辺　レフト
梵　ショート
草野　セカンド
西郷　ファースト
金子　ＤＨ
高根沢　キャッチャー
佐々木　ライト
伊藤　サード
中村　センター
坂本　ピッチャー

一回表
Suk Min Yoon 三振.
Ki Nam Park ヒット
Jae Woong Yoo 三振.
Kil Sung Choi 四球
Jung Kwon Park 三振.

一回裏
池辺　三振.
梵 ピッチャーゴロ
草野　ヒット
西郷　三振

２回表
Sang Hyeon Kim ホームラン
Sang Ho Chung ヒット.
Kyu Hyun Moon 一塁ゴロ.
Bo Nyung Jung 二塁打.　Sang Ho Chung 得点
Suk Min Yoon ヒット　Bo Nyung Jung 得点

ピッチャー交代、高崎　　－－－－－－－
Ki Nam Park 空振り三振
Jae Woong Yoo 三振

２回裏
金子三振.
高根沢２塁ゴロ.
佐々木　ピッチャーゴロ

３回表:
Kil Sung Choi ２塁フライ.
Jung Kwon Parkショートゴロ.
Sang Hyeon Kim サードゴロ

３回裏
伊藤　ヒット
中村　犠打.
池辺　空振り三振.
梵 　ヒット、伊藤得点
草野　ライトフライ

４回表
Sang Ho Chung センターフライ
Kyu Hyun Moon ファーストゴロ
Bo Nyung Jung ライトフライ

４回裏
西郷　三振
金子　空振り三振
高根沢　ライトフライ

５回表
Suk Min Yoon センターフライ.
Ki Nam Park ショートゴロ.
Jae Woong Yoo 見送り三振.

５回裏:
佐々木　ヒット
伊藤　バント
中村　四球
池辺　セカンドゴロ　
　　佐々木　三塁へ、中村　二塁フォースアウト
梵　ショートフライ.

６回表:
Kil Sung Choi 三振
Jung Kwon Park ファーストゴロ.
Sang Hyeon Kim 見送り三振

６回裏:
草野　四球
西郷　ショートゴロ
　　草野　二塁フォースアウト
金子　空振り三振
高根沢　キャッチャーフライ

７回表
Sang Ho Chung 四球
Kyu Hyun Moon 空振り三振.
Bo Nyung Jung サードゴロダブルプレイ

７回裏
佐々木　空振り三振
伊藤　ヒット
中村　サードゴロ
　　伊藤　二塁フォースアウト.
池辺　レフトフライ

８回表
Suk Min Yoon　サード伊藤のエラーで一塁へ
Ki Nam Park 三振.
Jae Woong Yoo ヒット
ピッチャー交代　高崎 → 磯村　　　－－－－－－－－－－－－－－－
Young Hun Cho 三振.
Jung Kwon Park ヒット、Suk Min Yoon 得点
Sang Hyeon Kim ヒット、Jae Woong Yoo 得点
Sang Ho Chung 三振

８回裏
梵　三振
草野　ショートゴロ.
西郷　ヒット
ピンチヒッター鈴木　空振り三振

９回表
ピッチャー高宮　
Kyu Hyun Moon ショートゴロ.
Bo Nyung Jung ライトフライ.
Yeun Hun Kim 空振り三振

９回裏
高根沢　ヒット
佐々木　ヒット
伊藤　ヒット（セーフティバント）
ピンチヒッター藤井　三振
池辺　ショートゴロ、ダブルプレイでゲームセット