切削加工用ナイロン素材「MCナイロン」の標準グレード
業界に先駆け環境に配慮した着色剤への切り替えを進める
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=78126
日本ポリペンコ株式会社は、切削加工用ナイロン素材「MCナイロン(商品名)」の標準グレード「MC901」の着色剤について、重金属が主成分であるコバルトブルー(コバルトおよびクロムを含有)から、軽金属が主成分である着色剤への変更を行い、より環境に配慮したMC901への切り替えを進め、2004年9月1日から逐次出荷を開始します。着色剤の変更に伴って、製品の色調も、従来のコバルトブルー色からウルトラマリンブルー色に変更されます。
当社は、三菱樹脂株式会社の関連会社であり、1967年に日本で初めて 「MCナイロン」の販売を開始したエンプラ素材のリーディングカンパニーです。「MCナイロン」は、ナイロン6のモノマーであるカプロラクタムを独自の方法によって大気圧下で重合成形することにより、ナイロンの特性を向上させた素材で、優れた機械的強度、耐摩耗性、耐熱性、自己潤滑性を有しています。車輪や歯車、ライナーなどに加工され、搬送機器などの産業装置や遊戯施設の車輪など、多岐に渡る分野で幅広く使用されています。
【日本ポリペンコ株式会社について】
三菱樹脂株式会社(55%出資)とスイスのQUADRANT(クオドラント)社との合弁会社です。1967年に
日本で初めて「MCナイロン」の製造・販売を開始したエンプラ素材のリーディングカンパニーです。「MCナイロン」は、金属に代わる新素材として注目を集
めました。その後、「ポリペンコアセタール」など品種を増やしながら、エンプラよりもさらに優れた特性を持つハイパフォーマンスプラスチック素材として、
「ポリペンコ PEEK」などの品揃えを充実させ、幅広い用途に最適な材料を供給しています。また最近では、半導体製造装置などの、より厳しい条件下に真
価を発揮する耐熱グレード、帯電防止グレード等を開発して商品化しています。
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三菱樹脂は2009年5月4日、世界最大手のエンジニアリングプラスチック製品(EPP)の加工メーカーであるQuadrant AG(本社:スイス)とEPP事業の世界展開の一環として、戦略的提携を行うことに合意したと発表した。
2009/5/7 三菱樹脂、エンプラ製品でグローバル展開
日本ポリペンコ株式会社( Nippon Polypenco Limited )
www.polypenco.co.jp
事業の目的:
プラスチック工業にかかわる製品の製造および販売
設立年月日: 昭和41年8月5日
資 本 金: 240,000,000円
(授権資本): 360,000,000円
代 表 者: 取締役社長 小林 正威
日本ポリペンコは1967年にMCナイロンの製造販売を開始し、金属に代わる新素材(エンジニアリングプラスチック)として一躍注目を浴びました。
その後、ポリペンコアセタール(POM)等品種を増やしながら、さらにHPM(High
Performance Materials)素材として、ポリペンコPEEK等を取り揃え、幅広い用途に最適な材料を供給してまいりました。
最近では半導体製造装置などのより厳しい条件下でその真価を発揮する耐熱グレード、帯電防止グレード等を開発してまいりました。
日本ポリペンコは常に時代を先取りしたエンジニアリングプラスチックのパイオニアとして、更なる開発・開拓型企業を目指します。
MCナイロン:モノマーキャストナイロン