2021 年 4 月 7 日
三菱ケミカル
海外ポリプロピレンコンパウンド事業の取得について
三菱ケミカルの完全子会社である日本ポリケムは、
JNC石油化学との合弁会社である日本ポリプロ(出資比率:日本ポリケム65%、JNC35%)が保有し、ポリプロピレンコンパウンド及びガラス長繊維強化熱可塑性樹脂事業を展開する海外グループ会社の株式を取得することにより、同事業を
日本ポリプロ
から日本ポリケム
に移管することといたしました。
日本ポリケムは、2003 年に 日本ポリプロを設立以降、同社を通じ、国内外でポリプロピレン、ポリプロピレンコンパウンド 及びびガラス長繊維強化熱可塑性樹脂ファンクスター™事業を行ってまいりました。
ポリプロピレンコンパウンド
及びファンクスター™は、自動車軽量化に貢献する有力材料として需要の増加が見込まれています。今般
三菱ケミカルは、当該事業の拡大を目的として、日本ポリケムを通じ、海外における
PPCP
及びファンクスター™事業を取得いたします。
これにより、JPP
がこれまで培ってきた技術力と
MCC
グループが海外に保有する様々な事業基盤の活用を通じ、お客様のニーズに迅速に応えることで成長を加速させてまいります。
2013年に各社のコンパウンド事業とJNCのファンクスター事業を日本ポリプロに集約していた。今回、日本ポリケム(三菱ケミカル)に戻す。
日本ポリケムはこれまで、三菱ケミカルの100%子会社として、日本ポリエチレンと日本ポリプロに出資していた。
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ポリプロピレンコンパウンド関連事業の統合について |
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三菱化学、日本ポリケム、JNCは、それぞれが保有するポリプロピレンコンパウンド事業及びJNCが保有するガラス長繊維強化熱可塑性樹脂(「ファンクスター」)事業を、関係各国当局の認可が取れ次第速やかに日本ポリプロへ事業譲渡し、統合することを決定しました。 PPCP事業及びファンクスター事業の主要顧客である自動車業界では、海外での販売と生産の拡大に伴い、地域に関わらず品質が一定した材料の安定供給に対するニーズがますます高まっています。一方でMCC、JPC、JNCは2003年のJPP設立以降も、海外におけるPPCP事業及びファンクスター事業をそれぞれが独自に運営してきました。今般、これら事業をJPPに統合し、PPCP事業におけるセールス・ネットワークの共有化、ファンクスター事業の日米中三極同時供給など、国内外を一体運営をすることで、「高機能材料のグローバル統一品質での世界同時供給」を実現してまいります。 PPCP事業及びファンクスター事業はJPPの重要な戦略事業の一つに位置付けられており、今回の事業統合により、JPPは、成長するグローバル市場を取り込みながら事業を拡大し、高機能材料のグローバル・サプライヤーの一角を担ってまいります。別 |
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