化学会社の海外進出一覧 三井物産 米国

 

必須アミノ酸(メチオニン)の製造・販売

社名 Novus International, Inc.
 
http://www.novusint.com
場所  
株主 三井物産 65% 80%
日本曹達    35%
20%

  2016/5  増資を三井物産が引き受け、比率変更
    
https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2016/1219241_8913.html

設立 1991/6
 Monsantoの食品添加物事業を買収
能力 32万トン  計画 44万トン
  
2020年をめどに工場を新設し、生産能力を年約44万トン増やす。投資額は700億~800億円とみられる。
備考 3-methylthiopropionaldehyde (MMP) 製造工場を建設
  
Beaumont, Texasの Atofina工場内に建設
  所有はNovus、運営はAtofina、2005年稼動

 

生物農薬等の研究開発、生産、販売

社名 Certis USA, L.L.C.
   
http://www.certisusa.com/

旧称 Thermo Trilogy

場所 リーランド州コロンビア
株主 三井物産

  2001/4 親会社 Thermo Electronから買収
設立  
能力  
備考 2001/6 欧州を統括するCertis Europe B.V 設立 
    事業会社
    
     BIOLOGICAL CROP PROTECTION (BCP) 英国
     
Certis UK
        Certis Nederland   
     
AgriSense 英国
     
Certis Spain

2002/7 日本にセルティスジャパン設立
     三井物産 50%
                     アグロカネショウ 50%

 

 

微生物農薬

社名 LAM International
  http://lamintl.com/
場所 Butte, Montana
株主 Certis USA
 2017年買収
設立  
能力  
備考  

 

 

農薬の販売

社名 Advan, LLC
場所  
株主 Certis USA 50%
Sipcam Agro USA 50%
設立 2005/7
 http://www.certisusa.com/news/archive/news-072805-new-company.htm
能力  
備考 セルティスとシプカムは米国事業の販売部門を切り離して新会社Advanを設立
  生産や許認可、登録などの業務はそれぞれの製造部門で継続
生物農薬と化学農薬の最適組み合わせを求める顧客の要望にこたえる体制

 

コンパウンド

社名 Hexa Americas, Inc.
場所 オハイオ州シドニー
株主 三井物産 70%
ヘキサケミカル
 20%
テクノポリマー
 10%
設立 2005/8
能力  
備考 テクノポリマーのABSのほか、PC樹脂、ナイロン樹脂、PBT樹脂などのエンプラコンパウンド

 

医業経営支援事業

社名 MED3000 Group Inc.
場所 Pittsburgh
株主 三井物産 47%
 
 2008年普通株式の第三者割当を引き受け
        http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2008/1189297_1492.html
設立 1995年 (創業1987年)
能力  
備考 事業内容:
   医師及び医師グループ、医療機関ネットワーク向けの医業経営支援事業
 ・ 診療報酬請求等を含めたバックオフィス総合管理
 ・ 医業経営指標のベンチマーク比較分析等による経営改善提案
 ・ 個別システムに依存しないネットワーク内外の患者の健康・疾病情報統合機能による
   テーラーメードのクリニカルパスの設定と、その順守状況のモニタリング等による治療効果向上の支援
 ・ 上記サービスを実現する医療情報システム(独立型乃至ASP/SaaS型)インテグレーション等の技術支援

今後、MED3000の成長戦略に応じて、さらに出資持分を引き上げるオプションも保有

 

メタノールの生産

社名 Fairway Methanol LLC
場所 テキサス州 Clear Lake のセラニーズの主力工場
株主 三井物産 50%
Celanese  50%
設立 2013/5 合弁契約
    http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2013/1200334_4689.html
能力 130万トン    2015/10 生産開始

2021/3 設備増強 約13万トン
 近隣プラントから排出のCO2を原料とする。

備考

 

 

微生物によるガス発酵技術開発ベンチャー

社名 LanzaTech New Zealand Limited
場所 イリノイ州シカゴ
株主 三井物産 
  2014/3 
2,000万米ドルの引き受け
   https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2014/1202443_5704.html
設立 2005年1月
能力  
備考 一酸化炭素(CO)や二酸化炭素(CO2)を含むガスを微生物による発酵により、エタノールやブタジエンといった燃料・化学品に転換するユニークな処理法を開発

 

EDC、苛性ソーダの製造販売 → 売却撤退

社名 Vulcan Chrol-alkali
場所 米国ルイジアナ州
株主 三井物産 49%
Vulcan Materials 51%
設立 EDC 270千トン
苛性ソーダ 215千トン
能力  
備考 EDCは全量三井物産が引き取り

2005年 Vulcan Materials が事業再構築で化学部門をOxydental Petroleumに売却
   
 Vulcan Materials が三井物産の保有株式を買い取ったうえでOxydentalに譲渡することで合意

 

電解事業  → 撤退?

社名 Dow-Mitsui Chlor-Alkali LLC
場所 テキサス州 Freeport
株主 Dow Chemical 50%
三井物産 50%
設立 2010年12月
 http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2010/1189653_1493.html

 三井物産とダウ、合弁でテキサスで電解事業

能力 苛性ソーダ 約88万トン
塩素 約80万トン
備考 ダウが操業と設備の保全を担当
2014/3 生産開始

三井物産持分
 塩素:Dowに委託しEDCに加工、全世界に販売
 苛性ソーダ:Dowが販売受託

Dow Chemicalは12月2日、塩素事業からの撤退を発表、本JVも処分対象
 
Dow Chemical、塩素事業からの撤退を発表

報道ではDowがOlinに売却するのに合わせ、同社も当事業から撤退する模様。
Dow-Mitsui Chlor-Alkali への投資会社である Mitsui & Co. Texas Chlor-Alkali は2015年3月期で76億円の赤字、2015年4-6月期で32億円の赤字となっている。

 

 

バイオコハク酸の製造販売

社名 BioAmber Sarnia Inc.
場所 カナダ国オンタリオ州、サーニア市
株主 三井物産:30%
BioAmber Inc.:70%

2011年11月 合弁契約締結
 https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2011/1196946_1822.html

設立  
能力 年産3万トン(2015年生産開始予定)
 2014/1 能力決定
  https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2014/1202079_5704.html
備考