化学会社の海外進出一覧 住友化学   アメリカ

 

化学品の製造・販売

社名 Sumitomo Chemical America, Inc.
場所 ニューヨーク市
株主 住友化学 100%
設立  
能力  
備考 オレフィン系熱可塑性エラストマーの製造設備を建設
 立地:ジョージア州
 能力:「住友RTPE」(TPVおよびTPO) 5千トン
 操業:2004年後半

ポリプロピレンコンパウンドの販売

社名 Sumika Polymers North America Inc.   2016/4/1  LLC に変更
場所 ニューヨーク市
株主 Sumitomo Chemical America, Inc. 100%
設立 2011 年11 月
能力  
備考  

 

北米における農薬の開発、販売

社名 Valent U.S.A. Corp.    2016/4/1  LLC に変更
場所 カリフォルニア州ウォルナット・クリーク市
株主 Sumitomo Chemical America, Inc. 100%
  2017/3/31 http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20170131.pdf

住友化学 100%
     1991/9 Chevron 農薬事業から撤退

当初 
住友化学 50%
Chevron Chemical 50%        

設立 1988/4
能力  
備考 1994/4、メキシコにValent de Mexico, S.A. de C.V. 設立

2017/9   農薬開発試験用圃場(The Valent Midwest Agricultural Research Center) の運営をスタート

 

生物農薬、植物成長調節剤、防疫薬等の研究開発、生産、販売   

社名 Valent BioSciences Corporation    2016/4/1  LLC に変更
場所 米国イリノイ州リバティービル
株主 Valent U.S.A. Corp. 100%
設立 2000
能力  
備考 1999/11  アボット・ラボラトリーズの生物農薬関連事業の買収

2003/3   セルティスUSA社からパブリック・ヘルス分野、森林分野の殺虫剤事業買収

    *Certis USA, L.L.C.
       主要な株主:三井物産
       事業内容 :生物農薬等の研究開発、生産、販売

2003/3 ロモン・バイオテクノロジー社(中国、四川省)から 中国、台湾を除く 全世界での植物生長調節剤アブシジンの独占的開発販売権

2016/4   バイオラショナル事業の強化

  1)米国 LidoChem, Inc. から新規生物防除技術をライセンス

  2)アルゼンチンのRizobacter と根圏におけるバイオラショナル分野での長期的協力関係

http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20160426.pdf

2018/7  Biorational Research Center 稼働 

 Valent BioSciences Corporation 本社近接地に新施設

2020/11/16  合成生物学を活用した次世代事業の創出加速に向け、SynBio Hubを設立

住友化学グループ全体で合成生物学を利用した基盤技術の早期構築を図る。
また、生産菌株の開発、スケールアップなどの自社研究にも着手し、バイオラショナル事業や化学品の工業化で培った技術も生かして合成生物学の技術・知見・経験を集積することで、グループが持つ化学技術とのシナジーも追及し事業化につなげていく

https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20201116.html

 

バイオスティミュラント等の研究・開発・製造・販売  

社名 FBSciences Holdings, Inc.
場所 テネシー州コリアヴィ
株主 Valent BioSciences Corporation 

2023/1 買収決定

 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1675127644.pdf

設立 20078
能力  
備考

バイオスティミュラントは、作物や土壌が本来持つ力を引き出す効果を有する天然物由来の農業資材

 

MOEPI ウェハーの製造、販売、およびその他の情報電子化学製品の製造、販売

社名 Sumitomo Chemical Advanced Technologies LLC(住友化学アドバンストテクノロジーズ)

旧称 Sumika Electronic Materials, Inc.     2017年4月1日付で社名変更

場所 アリゾナ州フェニックス市
株主 Sumitomo Chemical America, Inc. 100%
  2017/3/31 http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20170131.pdf

住化エピソリューション 100%

設立 2003
能力  
備考 住化エピソリューション
 
出資者:住友化学 100%
 設立 :2003
 事業 :
MOEPI ウェハーの製造、販売

 住友化学アドバンストテクノロジーズ

 

北米における合成樹脂事業   解散

社名 Sumika Polymers America Corp.
場所  
株主 Sumitomo Chemical America, Inc. 100%
設立 1992/5
能力  
備考 下記の出資母体として設立

 

PPの製造販売    解散

社名 Phillips Sumika Polypropylene Co.
場所 Houston
株主 Sumika Polymers America Corp.  40%
Chevron Phillips (当初 フィリップス石油) 60%
 (パートナーシップ方式)
設立 1992/5
能力 1994/8 フィリップスのバルク法 3系列 計220千トン引継ぎ
1996/8  住化気相法技術で 1系列 120千トン稼動
2001年能力 380千トン
備考 2011/9 解散決定
    http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20110914.pdf

 

コンパウンドの製造販売

社名 Sumika Polymer Compounds America Inc.
場所 ジョージア州アトランタ近郊
株主 住友化学 55%
東洋インキインターナショナル 45%
設立 2007/9
能力 PPコンパウンド 26千トン
備考

 

PP コンパウンドおよび熱可塑性エラストマーの販売

社名 Sumika Polymers Mexico, S. de R. L. de C.V.
場所 メキシコ グアダラハラ
株主  
設立 2016 年8 月
  http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20161003.pdf
能力  
備考 これまで米国子会社を通じてPP コンパウンドを販売

 

ポストハーベスト剤(殺菌剤や鮮度保持剤、コーティング剤など)の販売、処理・分析サービスなどの提供  → 2024/3 売却 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1711589955.pdf

社名 Pace International, LLC
場所 ワシントン州シアトル市
株主 Valent BioSciences Corporation 100% 

2007/10    25%取得
2012/12 25%→100%
  http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20121220.pdf
設立  
能力  
備考  


菌根菌製品の製造・販売

社名 Mycorrhizal Applications, Inc.
  http://mycorrhizae.com/
場所 Grants Pass, OR
株主 Valent BioSciences Corporation 100% 
 2015 買収
  http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20150304.pdf
設立  
能力  
備考 微生物の一種である「菌根菌:mycorrhizal fungusを使った農業資材を展開


家庭用ピレスロイドのDistributor

社名 McLaughlin Gomley King Company (MGK)
場所 ミネソタ州ミネアポリス
株主 Gullickson一族  56.1%→12.64%
住友化学    32.9% 76.36%
住友商事      6.0%
その他       5.0%
設立 1902
能力  
備考 1989    住友化学 14%、住友商事 6%の出資
1999 買い増し
2012/12 連結子会社化 76.36%
   http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20121218.pdf

      

殺虫剤スミチオンの生産  撤退

社名 Mount Pleasant Chemical Co.
場所 テネシー州マウントプレザント
株主 当初出資 
住友化学 45%
住友商事  5%
Stauffer Chemical 50%
設立 1975
能力 6千トン
備考 販売はSumitomo Chemical America, Inc. (北中米以外は住友化学)

1982/9   Stauffer 持株の減資償還、休眠会社に
1983/12 解散 

 

液晶ポリマー(LCP)による中空パッケージ事業

社名 Quantum Leap Packaging Inc.
場所 米国マサチューセッツ州
株主 住友化学 20.7%
  2005/11出資
  http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20051109_2.pdf
設立  
能力  
備考  

 

太陽電池の開発・製造・販売

社名 RSL Energy, Inc.
場所 米国アリゾナ州フェニックス市
株主 住友化学 50%
Rose Street Laboratories, LLC 50% 
設立 2006/11
  http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20061027_2.pdf
能力  
備考 従来品と比べ大幅に広範囲な光波長を活用できる半導体素子に関する特許の独占ライセンス権を引継
 (RSL社が米国のバークレー研究所およびコーネル大学から取得)

Sumika Electronic Materials, Inc.が、RSLE社の主要原料(化合物半導体等)および製品を製造する第一優先権を有する。
 住友化学は、RSLE社の製品を日本およびその他アジア諸国で販売する第一優先権を有する。

 

住友化学、米国のスタートアップ企業 SweeGen へ出資 ~合成生物学を活用した革新的技術開発を目指して~   

次世代ステビア甘味料の開発、生産、販売 

社名 SweeGen
場所 カリフォルニア州
株主  

住友化学
 2019/10 10百万ドル出資
  https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20191015.html

設立 2013年
能力  
備考 合成生物学を活用した技術により、食品、香料、飲料業界向けの低カロリー、ノンカロリー、Non-GMOの次世代ステビア甘味料の開発、生産、販売を行っているスタートアップ企業

Conagenからの技術ライセンスに基づき、次世代ステビア甘味料を事業化

(2010年に設立されたConagenは、ボストンを拠点とするバイオテクノロジー企業で、合成生物学を活用したソリューションを幅広い産業に提供しており、微生物の設計と培養から発酵プロセスの工業化まで一貫して行うことにより、食品、栄養剤、香料や医薬品など多岐にわたる製品の生産性向上や競争力強化に貢献している。)

住友化学は、将来的には、スィージェン社の工場を実証実験の場として活用することにより、ダウンストリームプロセス(精製、廃液処理)に関する革新的技術開発や、それを適用して新設する自社プラントでの高機能素材などの生産を目指す。

 

半導体用プロセスケミカルの製造・販売等 

社名  Sumika Semiconductor Materials Texas Inc.
場所 テキサス
株主 韓国  東友ファインケムDongwoo Fine-Chem) 70% (住友化学 100%
住友化学 20%

住友化学アドバンストテクノロジーズ
10%
設立 2022 9
   https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20220901_2.html
能力  
備考  

 

バイオベンチャー 

社名 Conagen
 https://conagen.com/
場所 ボストン
株主  

住友化学 2020/4 30百万ドル出資
 https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20200402.html
 

設立 2010年
能力  
備考 合成生物学を活用したソリューションを幅広い産業に提供しており、微生物の設計と培養から発酵プロセスの工業化まで一貫して行うことにより、食品、栄養剤、香料や医薬品など多岐にわたる製品の生産性向上や競争力強化に貢献

上記のSweeGenは、機能性食品素材としての新たな甘味料市場の創出をConagenからの技術ライセンスに基づき、次世代ステビア甘味料を事業化した。