化学会社の海外進出一覧 住友化学 シンガポール進出

 

東南アジア、インド、オセアニアの事業支援統括会社

社名  Sumitomo Chemical (Asia Pacific) Pte Ltd
場所  
株主 住友化学
設立 2013年3月
    http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20130328.pdf
能力  
備考 対象地域:東南アジア、インド、オセアニア
業務 :当地域における代表機能
    当地域における具体的な事業企画の立案に対する支援
    当地域内のグループ各社への専門的サービスの提供

石油化学製品の製造・販売

社名 Sumitomo Chemical Asia  Pte Ltd
場所  
株主 住友化学
設立 1990/7
能力  
備考  

2017/4/1付けで下記2社を統合
  https://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20161019.pdf

社名 Sumitomo Chemical Singapore Pte Ltd Sumitomo Chemical (Asia Pacific) Pte. Ltd.
場所    
株主    
設立 1996/7 2013年3月
能力    
備考 MMA製品の製造・販売 化学製品等の販売および市場調査・情報収集、東南アジア、インド、オセアニア地域における
住友化学グループの地域統括会社



S−SBRの製造

社名 Sumitomo Chemical Asia Pte Ltd
 http://www.sca.com.sg/english/about_us.html
場所 Merbau島
株主 住友化学
設立 2006/5
能力 S−SBR 40千トン
 http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20101125_1.pdf
 
備考 中東を除き、Petor Rabighの製品の販売権を持つ。

2014/3 S-SBR 工場開業式
  http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20140310.pdf

 

エチレンセンター        コンビナート図

社名 Petrochemical Corp. of Singapore (PCS)
    
http://www.pcs.com.sg/
場所 Merbau島
株主 日本シンガポール石油化学(JSPC)  50%     
Shell Eastern Chemicals 
QPI and Shell Petrochemicals (Singapore) 50%     (Shell 50%/Qatar 50%)
                                                                                                               カタール石油、シンガポールのPCS、TPCに出資

当初出資
JSPC       50%
シンガポール政府 50%

→1988
シンガポール政府離脱
JSPC      50%
シェル   
   30%
テマセック ホールディングス 20%(政府100%)

1992 テマセック持分、シェルに。     

設立  
能力 エチレン 1,080千トン(400+400+増強)
備考 シンガポールの石油化学の歴史

当初の日本シンガポール石油化学の株主構成           

株主名 1982/12  増資  増資後
 億円   %  億円  億円   % 

海外経済協力基金

30.0

30.0

45.8

75.8

20.0

住友化学工業

13.0

13.0

162.2

175.2

46.2

住友グループ

6.5

6.5

32.0

38.5

10.2

石油化学業界各社

22.3

22.3

14.0

36.3

9.6

コントラクター各社

18.7

18.7

13.5

32.3

8.5

商社各社

5.5

5.5

3.5

9.0

2.4

銀行各社

4.0

4.0

8.0

12.0

3.1

合計

100.0

100.0

279.0

379.0

100.0

 現在は78.62%

 

ポリオレフィンの製造販売      コンビナート図

社名 The Polyolefin Company (Singapore) (TPC)
    
http://www.tpc.com.sg/
場所 Merbau島
株主 日本シンガポールポリオレフィン(NSPC) 70%
Shell Overseas
QPI and Shell Petrochemicals (Singapore) 30%
    (Shell 50%/Qatar 50%)
                                                                                                               カタール石油、シンガポールのPCS、TPCに出資

当初出資
NSPC      70%   
シンガポール政府 30%  

 
1988 シンガポール政府離脱
NSPC    70%   
シェル    30% 
         
 シェルの立場は2000年のShellとBASFによるBasell設立で競争相手になったため、独占禁止法配慮し、一般株主になった。(経営不参加)

設立  
能力 LDPE  250千トン(145+64+増強)
LLDPE 150千トン
114+増強)
PP  
   450千トン(175+114+増強)

LLDPE設備をPPに転換 (PP +200千トン→650千トン)
 原料
プロピレンはPCSで新設のメタセシス法プラントから供給
  
http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20050207_1.pdf

備考 シンガポールの石油化学の歴史

日本シンガポールポリオレフィン
当初  
住友化学 55/70
宇部興産 5/70
昭和電工 5/70
東洋曹達 3/70
出光石油化学 2/70 
 
現在、住友化学 67/70
             東ソー 3/70  

 

HDPEの製造販売

社名 Chevron Phillips Singapore Chemicals  (PPSC)
場所 Merbau島
株主 住友化学 20%
Chevron Phillips 50%
政府(EDC Investment 30%

当初出資
フィリップス石油   60%   
シンガポール政府
  30%  
住友化学    10%

 →1988
シンガポール政府離脱
フイリップス石油  85.7%
住友化学    14.3%
      
増設時 現状に
      HDPEの増設がフィリップス役員会で否決され、住友化学、シンガポール政府(EDC Investment )が増資に応じることで解決した。

設立  
能力 Linear PE 390千トン(①160+②185+増強)
備考 シンガポールの石油化学の歴史


 

EGの製造販売

社名 Ethylene Glycols (Singapore)  (EGS)
場所 Merbau島
株主 日本シンガポールEG  (JSEC) 30%  (*住友化学、三菱化学、日本触媒ほか)
シェルグループ  
         70%

当初出資
JSPC       30%   
シンガポール政府 50%  
シェル     20%

 1988 シンガポール政府離脱
  
  現状に

設立  
能力 EO    45千トン
EG   122千トン
誘導品 30千トン
備考 シンガポールの石油化学の歴史

 

MTBEの製造販売

社名 Tetra Chemicals (Singapore)  (TCS)
場所 Merbau島
株主 PCS  60%
伊藤忠商事  40%
設立  
能力 55千トン
備考  

 

粗アクリル酸の製造

社名 Singapore Acrylic  (SAPL)
場所 Sakra
株主 日本触媒 51%
住友化学 9%
東亞合成  40%

当初
住化シンガポール 60%
東亞合成 40%

 
住化/日触のアクリル酸/MMA事業交換で現状に

設立  
能力 60千トン
備考 住友化学と日本触媒は2002年に住化のアクリル酸事業、日触のMMA事業を、シンガポール事業を含めそれぞれ相手に譲渡した。
日触がアクリル酸事業で幅広く誘導品事業を行っているのに対し住化は単体営業だけであり、MMAでは住化がシート、成形材料など幅広く事業を行っているのに対し日触がモノマー営業だけであることから、事業交換により夫々がコア事業に経営資源を投入することとしたものである。

 

精アクリル酸の製造販売  譲渡

社名 Singapore Glacial Acrylic

当初名 Sumika Glacial Acrylic  

場所 Sakra
株主 日本触媒 100%

当初 住化シンガポール 100%
   
住化/日触のアクリル酸/MMA事業交換で現状に

設立  
能力 25千トン
備考  

 

吸水性樹脂の製造販売

社名 Sumitomo Seika Singapore
場所 Sakra島
株主 住友精化 80%
住化シンガポール 20%
設立  
能力 当初35千トン 55千トン→ 70千トン
 
      
http://www.sumitomoseika.co.jp/files/up1401257069.pdf
備考  

 

MMAモノマーの製造販売   

社名 Singapore MMA Monomer (SMM)
場所 Sakra
株主 住化シンガポール 100%

当初
住化シンガポール  60%
日本触媒     40%

住化/日触のアクリル酸/MMA事業交換時に現状に

設立  
能力 53千トン+80千トン(2005) 
2008年 +90千トン→223千トン 

     http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20050526_1.pdf
2024/9  223千トン→53千トン
     https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20240911.html

 

備考 住友化学と日本触媒は2002年に住化のアクリル酸事業、日触のMMA事業を、シンガポール事業を含めそれぞれ相手に譲渡した。
日触がアクリル酸事業で幅広く誘導品事業を行っているのに対し住化は単体営業だけであり、MMAでは住化がシート、成形材料など幅広く事業を行っているのに対し日触がモノマー営業だけであることから、事業交換により夫々がコア事業に経営資源を投入することとしたものである。

 

MMA樹脂の製造販売   

社名 Sumika MMA Polymer
場所 Sakra
株主 住化シンガポール 100%
設立  
能力 35千トン50千トン
2008年 +50千トン
100千トン 

     http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20050526_1.pd

2012/秋 100千トン→150千トン
     https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/files/docs/20101008_1.pdf

2024/9 150千トン→50千トン
     
https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20240911.html

 

備考

当社グループのMMA生産能力(単位:トン/年、カッコ内は削減実施前)

   MMAモノマー PMMA
 
シンガポール 53,000 (223,000) 50,000 (150,000)
日本 90,000
サウジアラビア 90,000 50,000
合計 233,000 (403,000) 100,000  (200,000)
 

   
 


 

コンビナート図           最新分(2016/3) 下記