ソルビン酸カルテル事件
2004/9/13 金井邦夫氏から聴取
| ・ | ソルビン酸は防カビ剤で、ワイン、チーズ、ドッグフードなどに使用。 欧州、米国の需要が大きいため、輸出中心。 |
| ・ | 米国でモンサントが生産しており(のち、イーストマンに事業売却)、日本勢(ダイセル、日本合成化学、上野製薬)に対し、アンチダンピングの訴え。 |
| ・ | 米国市場を締め出されると死活問題のため、輸出カルテルをつくった。(当時は合法) |
| ・ | 日本勢の価格アップでドイツのヘキストが販売を伸ばしたため、日本勢は苦境に。 |
| ・ | ヘキストに呼びかけ、委員会を新設(ヤミカルテル) |
| ・ | 米国の価格協定に対し、モンサントから事業を買収したイーストマンも準メンバーとして参加。 独禁法を恐れ、正式には参加せず。 |
| ・ | (推測) ダイセルの米国での代理店三井物産の米人社員がデグッサに移籍したが、メチオニンのカルテルで捕まった。彼が本件についても喋ったのではないかと推測される。 |
| ・ | 米国およびEUが調査開始。 |
| ・ | チッソが詳細な議事録を米国、EUの当局に提出。会議の出席者や発言が詳細に記録されていた。 チッソは米国、EUともに免責。 |
| ・ | EUは会社、米国は会社と社員を対象に調査。各社とのネゴが行われた。 上野製薬は非協力、このため会社の罰金は少ないが、3人が起訴された。 |
| ・ | 起訴された人間は米国非居住ということで、時効の中断状況。 米国と英連邦は絶対行くなとされている。日本の司法当局からは接触なし。 |
| ・ | 金井氏は責任をとり、任期中だが退任、取締役退職金も辞退。 |
| 他の2人はまだ勤務だが、外国に行かなくてもよい職務。 林氏の場合は、それでは仕事にならないとして覚悟した模様。 当局は好意的で、禁固中も土日は外出許可。 |
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| 上野製薬の3人は全員退職している。 | |