2011/5/26  朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 

ソウル大教授が「刺さない注射器」開発   

針なし・レーザー利用、高圧・高速・痛みゼロ

 韓国の研究者がレーザーを利用する、針のない「無痛注射器」を開発した。

 ソウル大学の余載翊(ヨ・ジェイク)機械航空工学部教授が開発した注射器は、容器の中間に膜があり、その上には水が、下には注射液が入っている。 レーザーを容器の上部にある水に撃つと泡が発生し、はじける。このとき、瞬間的に圧力が大気圧の1万倍に急増、下のゴム製の膜を押し、その力で注射液がノ ズルに出てくるという仕組みだ。

 余教授は「ノズルに出てくる注射液の流れは注射針よりも細く、神経を刺激する確率が低まる。万一、刺激したとしても、注射液の流れの移動速度は毎秒100−200メートルと非常に速いため、痛みを感じる時間がない」と説明している。

 研究グループは、レーザー注射器を皮膚科で最初に使用する計画だ。余教授は「皮膚科にはほとんどレーザー治療器があり、指2本分の大きさの注射を装着するだけで使用できる。ボトックスやスキンケア物質を痛みなく効果的に肌に注入できるだろう」と話している。

 余教授が開発した注射器は、米国物理学会が発行する『応用物理学ジャーナル』5月号に発表された。

 


2012/11/16 東洋エンジニアリング 

東洋エンジニアリング、韓国でEO/EGプラント受注

相手:大韓油化工業
立地:蔚山

能力:EO 80千トン
    EG 205千トン
完成予定:2014/5 

http://www.toyo-eng.co.jp/ja/company/news/2012/20121116/index.html

 


2017/4/13       
 
Hyosung Corp signs MoU with Iran petchem firm

South Korea-based Hyosung Corp, a leading chemical and textile company, has signed a memorandum of understanding (MoU) with Iran's state-run National Petrochemical Company for setting up a polypropylene (PP) plant in Iran.

The South Korean company said that it has been in talks with its Iranian counterpart to determine the feasibility of a PP business in the country, but has not made any conclusion yet, added the Iran Daily News report, citing pulsenews.co.kr.

Industry experts expect Hyosung, looking to expand its offshore manufacturing network, would set up a PP production base in Iran. The company also inked an agreement with Vietnamese government to build a PP plant at a cost of $336 million in February last year.

Iran has been attracting investments from abroad on expectations on economic renaissance following the lifting of international sanctions. The country has the world's largest natural gas deposit and the fourth-largest crude oil reserve on top of its geographical advantage offering easy access to other Middle Eastern markets as well as Europe and Africa.

Currently, South Korean companies are working on nearly 60 petrochemical projects in Iran. Cho Hyun-sang, Hyosung president who visited Iran as a member of the business delegation when former South Korean President Park Geun-hye made a state visit to the country in May last year, has been building business networks with the Iranian government since then.

Iran has signed a flurry of deals with Western companies over the past year since the easing of international sanctions on Tehran after an accord was reached over its nuclear programme.

Iran needs foreign investment for repairs and upgrading of its oil and gas fields. It also seeks the transfer of technology to its oil industry after a decade of sanctions, added the report.
 



April. 15, 2021

ポスコが栗村産業団地にリチウム抽出工場設立へ、2年後完成目指す


ポスコが、電気自動車のバッテリー製造に必要な鉱石であるリチウムを、早ければ2023年から本格的に生産する。

ポスコは14日、全羅南道光陽市の栗村(ユルチョン)産業団地にリチウム抽出工場を設立する案件が、9日の取締役会で承認されたと公示した。年間生産規模は4万3000トンとなる。電気自動車100万台分のバッテリーに使われる分量だ。工場は今年6月以前に着工し、2年後の完成を目指している。

リチウムは、電気自動車のバッテリー容量や出力能力を左右する陽極材の原料だ。バッテリー内の電気生成や充電には欠かせない。これまでは、炭酸リチウムを活用した陽極材が主に生産された。しかし最近は、走行距離を伸ばすメリットがあると評価されている水酸化リチウム陽極材の需要が増えている。ポスコが新設する光陽工場では、豪州で採掘したリチウム鉱石を主原料に、水酸化リチウムだけを生産する予定だ。

光陽工場が完成すれば、ポスコグループは陽極材と関連して、ポスコ(リチウム)からポスコケミカル(陽極材)へと続く垂直系列の生産体制を整えることになる。ポスコケミカルは、慶尚北道亀尾市で1万トン、光陽で3万トンの陽極材を毎年生産している。特に、光陽工場は、4段階増設が終わる2023年、生産能力が年間9万トンへと膨らむ。2年後、電気自動車110万台分の陽極材10万トンの生産拠点が光陽に備わることになる。

ポスコグループは今月初め、創立53周年を迎え、未来事業の中心に「環境にやさしいモビリティ」を構築するという青写真を提示した。電気車や水素電気車などに必要な2次電池素材を専門的に開発・生産し、2030年までに年間リチウム22万トン、ニッケル10万トンを独自に供給し、これを基に年間陽極材40万トン、陰極材26万トンの生産構造を完成させるという計画を打ち出した。
 


中央日報日本語版
2024.11.08    

「日本三菱炭鉱強制労役」遺族の損害賠償、5年余りを経て勝訴判決

韓国光州地裁第13民事部(裁判長チョン・ヨンホ)は7日、Aさんら原告19人が日本企業三菱マテリアル(旧三菱鉱業)を相手取って起こした「損害賠償訴訟」に対して原告一部勝訴の判決を下した。

裁判部は三菱マテリアルが原告のうち14人に損害賠償金を一部支給するように命じた。残り原告5人の損害賠償請求は棄却した。
三菱炭鉱強制労役 
該当の訴訟は2019年4月に始まり5年7カ月ぶりに1審宣告が下された。原告は日帝強制動員被害者の遺族たちで、今回の訴訟の当事者は全員死亡している。

三菱は1887年日本政府所有の長崎造船所払い下げを受けて鉱業などを順次設立、朝鮮人を大勢強制動員して日本の侵略戦争に軍需品を提供した。

今回の事件の原告側被害者は、1942年〜1945年の間に福岡県三菱飯塚鉱業所鯰田炭鉱などに強制動員されて労務者生活を強いられた。

賃金も支払われず強制労働に苦しめられた被害者は労役中に死亡、あるいは帰国後にも後遺症に苦しめられた。

被害者キムさんは1942年2月ごろ全羅南道和順郡(チョルラナムド・ファスングン)から日本に強制動員されて炭鉱で労務者生活を強いられ、1943年1月に現地で亡くなった。

長城(チャンソン)が故郷のナさんは1944年11月三菱鉱業新入担炭鉱で作業中に亡くなったほか、宝城(ポソン)住民のアンさんは1944年5月三菱鉱業崎戸鉱業所で死亡した。

該当被害者の損害賠償裁判は孫が継承して続けた。

裁判部は被告側が一部原告側の審議記録上、人的事項が異なる点、強制動員された炭鉱が不明な点などを理由に原告5人の請求に対しては棄却判決を下した。

光州地裁にはこの日宣告された事件を含めて合計14件(1審7件・2審7件)の日帝強制動員集団訴訟が進行中だ。

しかし6件の1審は日本政府が訴状送達に協力しないなどの理由で数年間訴訟が中断された状況だ。