Chevron Lummus Global とのバイオ燃料精製実証設備の建設に向けた基本合意
ユーグレナは2015年2月20日に、バイオ燃料精製実証設備の建設に向けて、Chevron Lummus Global とバイオ燃料アイソコンバーションプロセス技術(*)を採用することに関する基本合意契約を締結した。CLG社はChevron U.S.A.と米国の建設・エンジニアリング大手の CB&I Technology Ventures の合弁会社です。
※CLG社と米国研究開発・エンジニアリング会社のApplied Research Associates(ARA社)が共同開発した独自のバイオ燃料製造技術
Applied Research Assochiationは米軍の要請により開発した、高温水によるバイオ粗油の精製技術および特許を有する。
当該基本合意は、バイオ燃料精製実証設備を建設するために必要なバイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術ライセンスの付与、設備の基本設計、触媒の提供をCLG社と
ARA社が当社に対して実施することに関して合意する ものです。
2015年 3月中を目処にライセンス契約等の締結を実施 し、 その後
バイオ燃料精製実証設備の設計、建設を開始する予定であり、当該技術の採用はアジア初となります。
当社は 、バイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術を活用したバイオ燃料精製設備を国内に建設することで、ミドリムシなどのバイオマスから抽出した油脂を国内でバイオジェット燃料に精製することを目指しており、今回の基本合意は当社が目標としているバイオジェット燃料事業の実現性を高めるものとなります。
また、バイオ燃料精製実証設備の建設費用には、2013年12月に当社が公募増資にて調達した資金のうち、「藻類由来油脂開発・生産設備」を目的とした設備投資資金を充当する予定です。
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Chevron and Lummus formalized their relationship in hydroprocessing in 2000 with the formation of a 50:50 joint venture
Chevron Lummus Global (CLG) and Applied Research Associates (ARA) Biofuels ISOCONVERSION Process converts oils from plants and algae into Renewable, Aromatic, Drop-in (Readi) fuels known as ReadiJet® and ReadiDiesel®. These fuels are ready to use, without blending, in turbine and diesel engines designed to operate on petroleum-based fuels. The low-cost process uses water to convert renewable oils into a crude oil intermediate, which is then hydrotreated and fractionated with conventional refinery catalysts and equipment into alternative fuels that are virtually indistinguishable from their petroleum counterparts.
ジェット燃料は軽質油であることが必要だが、他のバイオ燃料はこれに向かない。ミドリムシがつくり出す油はジェット燃料に近い。
燃料供給のためには、現在の食品生産のレベルとはけた違いの量が必要になるため、量産用の大きなプールで安定生産ができるかどうかがキイとなる。培養に必要な機器は日立プラントテクノロジー、培養に必要な管理技術はユーグレナが担当する。
抽出した油脂は脂肪酸のため、水素化により液体燃料に転換することが必要で、JX日鉱日石が担当する。
2013/10/17 ミドリムシが地球を救う!