週報 1990
1990/1/4
・日本ゼオン滝沢社長が石油化学新聞の各社抱負欄で「塩ビについては次はS&Bで共同生産。技術も目途がついた。春には実現したい」と。
今後業界紙などで書かれる可能性もあるので、早急に前に進めるべく打合せる。
・シンガポ−ルPS計画
BASFに技術ライセンスを要請していたが、「ライセンスの意思なし。東南アでは需給がバランスしているので当面共同生産に参加する意思もなし」との返事。
早急に経営企画室を対策を打合せるが、再度BASFに要請したい。(日本の家電メ−カ−進出による高級グレ−ドのニ−ズを説明し、JVを提案)
・TPCガス法PP
66%までアップしたが、コンプレッサ−不調で年末に休止
(宇田専務が急遽1/9に現地視察の予定)
1/5
・米国PP計画でフィリップスより返事
・JV計画に依然として強い関心をもつ。
・以下の問題あり
P社として住化のガス法の技術を理解するに足る情報の開示をうけていない。
事業計画についてまだ合意していない点がある。
・これの議論のため1−2か月内に日本を訪問したい。
・(住化要請の)CAP-M 入りフィルム・グレ−ド販売のため、P社既存設備の1系列をDX−Vに切り換える点については技術的に可能性あり、更に検討して報告する。
1/8に対応を打合せる。
1/8
・フィリップス対策会議
2月に会談を行なうべく次により進めることとした。
・当社ガス法技術についてはかなり説明しているが、書類の形では渡していないため早急に作成する。
なお要請があればTPCの設備は見せる。
・F/S前提での未定事項については早急に当方の考えをまとめ、先方F/Sチ−ムとすりあわせを行なって、2月会談までに損益の計算を行なう。
なお代替案であるアリステックについては現状以下のとおり(住商情報)
現在次の4案があり、A社では1/16に社外取締役も入れて協議を行なうことになっている。
1)三菱グル−プの資金援助を受けて経営陣が MANAGEMENT BUY-OUT を行なう。
2)HUNTSMAN に売却
3)証券会社を中心としたグル−プに売却
4)住化とのPPのJV
1/9
・日刊化学通信に第一塩ビの共同生産の記事記載
広報によると同紙の藤田キャップがMITIから情報を得たと。
第一塩ビにて対応策の検討を行ない、以下によることとした。
・統一見解、Q&Aの作成
(検討中である、まだ決定には至っていない、S&Bであること、共販での生産でなく、参加メ−カ−の共同生産であることなど)
・MITIへの報告
1/10に報告、上記の範囲で説明。
MITIとしては構想段階で説明希望、引き取り比率につき決まり次第教えて欲しいと。
・業界
1/17に委員長会社(電気化学)に説明予定。
・川鉄とのラドライトのJVの件
社名については先方の要請をいれ、「ケ−プラシ−ト梶v(K-Plasheet)で決定。
1/23に対外発表を行なう。
1/10
・FERROチ−ム来訪
1/10,11 は千葉で協議。1/12住化カラ−(埼玉工場)見学後、東京本社で協議。
・先方は非常に熱心で、途中にクリスマス休暇があったにかかわらず、当方で要請した資料(先方の実態、設備投資試算:膨大な、かなり詳しいもの)のほか、JV案(6つのオプション)を準備してきた。
・さきに送った当社サンプルを分析した結果、現在使用中の米国製とくらべ優れていると。
・工場、研究所を見学した結果、予想をはるかに越えていた模様で、月末に来訪する同社の社長、副社長に是非見せてほしいと。
・米国ではレジンメ−カ−がコンパウンドに進出し(ハイモントがリパブリックほかを買収、アモコもワシントン・ペンの買収する予定と)、独立コンパウンダ−の存在が難しくなっており、マ−ケティング力のあるフェロと技術(レジン、コンパウンド)のある住化とが組んで、ハイモントなどと対抗したいと。
ハイモントはレジン価格を上げ、コンパウンド価格を下げていると。
・フェロとしては住化からのブロック購入を強く希望しており、米国での製造に先立って早急にTPC品を供給してほしいと。
先方資料を早急に分析し、当方としての考え方をまとめ、2月からでも共同のF/S を始めたい。
1/11
・第一塩ビ 共同生産検討会
・会議の名称を共同生産準備委員会とし、下部にプロセス部会、技術部会、業務部会をおくこととし、それぞれ問題点をつめることとした。
・2月末までに建設費をまとめ、3月中にJV契約を締結、4月にJV設立の予定で進める。
・当方でこれまでの協議事項をまとめるとともに、他のJVを参考に各契約書の案を作成することとした。
・公取委の共販問題ヒアリングの件
公取・経済部企業課より塩ビ、ポリオレフィンの共販の参加会社に対し、個別にヒアリングを行なう旨の連絡があった。
・内容
生産受委託の実態(個別・詳細)
共販会社についての考え方(関連して生産の共同化の実態と今後の計画)
・当社日程
ポリオレフィン 1/
塩ビ 2/2
・TPCのガス法PP工場は触媒変更後順調に稼働。
70%以上で稼働
1/15よりブロックを試作する。
・NPS問題
昭電よりのNPS株式買い取り提案に対し、そろそろ返事が必要(下記の事態もあり)なため、別紙案に基づき社内意見のとりまとめに入りたい。
・ 千葉PS工場地鎮祭 2/6の予定(住化単独で実施:川崎バルクも昭電単独)
・SM供給問題で若干昭電と意見の相違あり。PS問題と合わせ決着が必要。
1/16
・部長会
・トミ−社長ほかと会食(小松原常務、堤事業部長ほかと)
サンプライ委託加工先
1/17
・三菱商事がアリステック社の買収を提案(同社経営陣と共同で)
買収価額 1株 $26(ハンツマン提案は $25)
総額 800百万$
なお1/19にハンツマンが近く新買収提案を行なう旨発表した。
・GE-PLASTICよりPCSに対しポリブタジェン供給要請
GEはシンガポ−ル本島でABS起業化を決定
1期 50−60千T 2期 同規模
所要ブタジェン各13千Tをポリブタジェンの形で供給して欲しいと。
なおSNKKがこれに対抗してメルバウ島でのABS起業化を検討しているが進展していない。
1/18
・三共ポリエチレン株追加購入の件
武内専務、森本副社長、森社長に報告し了承を得た。
・UCC(日本)来訪
ENB(EPDM第三成分)の安全性についてUCC,BP、サンペトロの3社で共同研究を行なっているが、参加しないかと。
興味ある旨伝え、資料送付を依頼した。
米国でも安全性についてのメ−カ−共同行為は認められている。
1/19
・住化CdF 打ち合せ(オ−ケム日本と)
オ−ケム再編成について
ノルソロ−ル(石化部門)のうちLDPEは既にエニモントに移されたが、それ以外は全てエルフ(アトケム)に移管される。
経営陣もそのまま移るので事業としては変化なく、単に株主が変わったと考えて欲しいと。
接着剤などのスペシャルティは TOTAL(石油会社)に移る。
オ−ケム(日本)がどうなるかは未定。
円安(フランに対しても)を理由にボンダインの全グレ−ドの値上げ要請あり。
一部を除き現状水準の為替レ−ト時に決まった価格であること、量が増えれば価格を下げるとの合意があり量が急増していること、売価引き上げは難しいことを理由に再検討を要請した。
・台湾合成ゴムがEPDM起業化決定
JSRと合弁(台湾55%、JSR45%)、2万T/年
1/22
・第一塩ビ共同生産 業務部会
各社販売第一線を集め生産、出荷、輸送などの問題点を協議
サイロ数の増加要請、構外共同サイロ提案、ロ−リ−共同運行提案など
1/23
・シンガポ−ルPS計画打ち合せ
BASへの技術導入提案は拒否されたが、再度状況を説明しJVによる起業化を提案することとした。
理由:下記の理由で他の技術の採用はできない。
・対象需要は日本の家電メ−カ−で技術対応が必要だが、研究者を割けない。
・仮に若干の研究者を割いたとしても、技術コンタミの点で千葉の研究との交流はできず、必要な技術対応ができない。
・日本のメ−カ−と組んだ場合は開発、TSを他社に依存することになり当社としての活動はできない。(相手には日本と現地での同一品の供給で大きなメリットを与える)
・ケ−プラシ−ト梶@設立発表
1/24
・MITI化学製品課長人事異動
JETROハンブルク次長の中島邦雄氏が後任課長
(塩ビ、MMAなどが化学製品課扱い)
・住銀より当社がダウ化工を買収し100%子会社にするとの噂について問い合わせあり。
事実無根と返事したが、2つのソ−スからの情報で4/1買収とかなり具体的な情報と。
1/25
・住化カラ−役員会(於 東京本社)
・下期業績
純売 5,247 百万円 予算比 - 88 百万円 前年比 +157 百万円
経常 91 - 53 - 47
・年間
純売 10,433 百万円 前年比 +556 百万円
経常 233 前年比 - 17
下期業績不振
年間では前年比増収、減益だが、本年は役員退職金(70百万円)、東京、大阪本社移転など臨時の経費があったためで、損益的には実質増益
・埼玉工場の千葉移転問題
12/25 組合と協定締結
移転は約26名、退職は6−7名(退職金は会社都合の130%、約220万円)
社宅は住化から1棟50戸買い取り(土地は借用)、但し全面補修が必要
千葉での採用16名確定
路線便の業者選定が難航(人不足のため業者が高姿勢)
6月に竣工式を予定
(住化カラ−では元当社人事の難波江氏を採用し人材センタ−を設置し人集めを行なっているがこれが奏功した。)
・フェロとのJV計画 社内説明
フィリップスとのレジンJV計画との結合を考える。
慎重にF/Sを行なう。
同社の老朽化した既存工場全体のS&Bはあまり得策ではない。
1/26
・フィリップス社とのPPのJVの組織について協議(経企、法務、経理、財務と)
P社側の税務上のメリットを勘案し、パ−トナ−シップ提案を受け入れる。
運営上は一般の会社組織と同一とする。(税務対策としてのパ−トナ−シップ)
SCAIを増資し、これを当社側パ−トナ−とする。
SCAIはパ−トナ−として無限責任を負うが、この責任は日本の住化には及ばない。
JVは全体として税務申告を行ない、このうちの1/2 をSCAIがその本体の業績と合体して納税する。
・MITI基礎化学品課にPSの状況報告
正式に千葉計画について報告書を提出する。
・森本副社長にLLのJV設立、起業稟議説明
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・アリステックの状況
・三菱商事(広岡取締役が三菱商事から聴取)
株式代金は850百万$だが借入金の引き継ぎなどをいれると10億$以上となる。
マ−シャル現会長ほかの経営陣は20%程度までの権利のオプションをもつ。
買収後も会社の分割はおこなわず、5年間は現経営陣に経営を任せる。
三菱グル−プ各社に出資を求める。
・住友商事
橋本常務名でマ−シャル会長に対し依然PPでのJVに関心ある旨出状
・アリステック社外取締役の委員会
三菱による買収提案の検討を委嘱されたが、他のグル−プからの26$以上のオファ−を待つことに決定
・ハンツマン
新しい提案をする旨通告していたが、GEケミカルと組んで買収することで検討中。締め切りを2/20まで延ばすよう要請した。
・農業化学品部門で東南アでの家庭用防疫薬、農業資材の製造・販売のための会社の設立を検討中
仮称「住化シンガポ−ル」としてシンガポ−ルに住化100%の子会社を本年下期に設立する予定
当部門でも中期計画でシンガポ−ルでの販売会社を計画しているため、この会社を住化全体の販売会社として各部門から人が出せるような組織にするよう申し入れている。(当社農化では住商を入れた会社を考えていたが、住化100%に変更)
1/29
・第一塩ビ共同生産準備委員会
各社の休止計画(必ずしも時間的に増設と対応しない)、引き取り枠に生産性の違いをどう反映させるかなどを議論。住化への委託はよいがJV業務専従者を置いてはどうかとの提案あり。
プロセス部会、業務部会の状況報告 ---かなり具体的問題にはいってきたが各社とも非常に協力的。
・フェロ来訪(BERSTICKER社長、BARR副社長ほか、住商同行)
1/29午後 本社(小松原常務ほか) 夜 会食
30 千葉工場、研究所見学
31午前 本社(堤事業部長ほか)
2/ 1 社長:小松原常務と会談(東京)
副社長ほか:高槻見学
経緯
昨年10月に同社を訪問し米国でのコンパンドJV設立を提案。
これに基づき12月に守秘契約を締結してチ−ムを同社に派遣し当方情報を開示すると共に同社設備を見学。
本年1月中旬に同社チ−ムが来訪し、千葉を見学するとともに同社情報およびJV起業案を提示。
これらを受けてJV設立の意図の確認と千葉、高槻の見学のため来訪したもの。
1月中旬の同社チ−ムと同様、社長ほかも千葉の工場、研究所を見て同社のそれとの差の大きさに驚いており、今後のコンパウンダ−としての存続のためには当社との提携が必須であることを認識したと。
協議事項
・出資比率
先方はフレキシブルとしながらもマジョリティを希望。当面は当方40%程度とし、米国でのレジン供給開始後はそれを50%にアップするという方向で検討する。
・現行他社委託品の扱い
現在河西向けにつきコロニアル社に委託しているが、メンツ上即刻フェロに切り換えて欲しいと。契約(1年毎で更新可)があるため、またフェロでのテストも必要なためこれは無理。可及的速やかに切り換えるということで了承をとる。
・TPC品ブロックの供給要請
現在ホンダに納入しているが、三菱油化がホンダ本社と交渉し MYTEX(EXXONとのJV) に切り換えさせようとしている。これに対抗するため高級グレ−ドを早急に供給して欲しいと。
先方要請は6千t/年。東南ア市況とFOBで400$/t以上の差があるため問題だが、レジンJVのためにもプレマ−ケティングは必要なため今後早急に対策を検討する。
別途ホンダには当社がフェロと提携しバックアップすることを伝えるとともに、既存レジンをコンパウンド技術で改良することにより油化に対抗することを考える。
・日程
事務局では2月末(それまでにフィリップスとの会議があり、レジンJVの見通しが明らかになる)にチ−ムを派遣しF/Sを行なうことで合意しているが同社社長は3月にトップ会談でJV設立を決めたいとしている。
1/30
・三善加工役員会
販売は昨年を上回ってはいるが、農ポリ、クリンテ−トともに計画の達成は難しい見込み。
工場の合理化は進んでいる。
・SNKK配当問題
本年にもPC工場建設を決定しダウの出資比率を50%にする可能性が強いが、株式の価格は既に決まっている。これは昨年の利益は配当をすればその65%が当社に帰属するが、繰り越せば50%しか当社に帰属しないことを意味する。
このため昨年度の配当を20%(これまで10%)とすることとした。
2/1
・韓国BASF来訪(小松原常務、堤事業部長ほか出席)
・情報交換
韓国PSは昨年各社の増設で能力倍増となり、内需の2倍の能力となった。SMについては既存220千tに対し昨年末から本年初めに3社440千tの増設が完了するはずのところ各社とも完成が遅れている。
・PS委託加工
本年度5千tを委託する。
・今後とも協力関係をつづけることで合意
なお韓国BASFは日本の家電メ−カ−への供給を希望し当社の協力を要請、前向きに対応する。
・PPEの供給要請あり、PPE/HIPSアロイ用。
2/2
・公取の塩ビ共販親会社ヒアリング
公取・企業課によるポリオレフィン・塩ビ共販の親会社ヒアリングが順次行われており、当社は1/25にポリオレフィン(小川部長出席)、2/2 塩ビのヒアリングがあった。
いづれも製品の受委託・融通・スワップ実績と共販会社についての考え方を聞きたいということで資料を準備、ヒアリングには法務部(伊藤部長補佐)が同行した。
先方のコメント以下の通り。
1)他の共販メンバ−との受委託ほか
産構法期限切れに当たり63/9に各社とも上申書を公取に提出し、そのなかで「他のグル−プに属するメ−カ−又は共販会社と(塩ビの)販売面で協調的行動をとらない」と約束しているが、現実に他のメンバ−との受委託などが増加している。これは認められない。
2)共販会社について
(ポリオレフィンの場合)
共販は今や競争力強化の障害になっているのではないか。
将来製販一本化するとの約束があった。
現状では解散するべきだ。
(塩ビの場合)
ポリオレフィン共販は産構法でできたが、塩ビ共販はその前に公取の承認でできたものであり、主管官庁は公取であるにもかかわらず、公取には何も報告がない。
{背景として昨年夏に受委託数量の報告を求めた際に適当な報告をした会社があったこと、特定の共販会社に質問をしたところ親会社から情報をもらえないとして返事をしなかったことがあったらしい。
第一塩ビの共同生産の記事についても報告がなかったとして不満の表明があった。これについてはまだ報告できるような状況にないのに業界紙が書いて迷惑していると釈明した}
近く第一塩ビメンバ−で対応策につき打ち合せを行なう。
────────────────────
・アリステック
同社社外取締役会は三菱商事による買収を承認
三菱商事は買収価格を27$にアップ(当初26$)
ハンツマンはこれに対抗してなんらかの行動をとるとしている。
・フィリップスとのJV交渉
2/19の週に日本で交渉を行なう。(MR.BENZほか来訪)
これに備え当社チ−ムが 2/6-9に同社を訪問し、問題点を協議する。
2/5
・第一塩ビで公取対策会議
その後の他共販メンバ−会社のヒアリングの結果を総合すると下記のとおり。
第一塩ビグル−プに対しては非常に厳しい対応であったが、他のグル−プに対しては徳山積水を除き非常にマイルドな対応であった。各社のヒアリングからとらえた公取の考えは以下のとおりだが、これまでの通産及び各社の公取への対応への不満がもととなっている。
1)63/10 の上申書を守っていないのはけしからん。
a)他の共販メンバ−と協調的行動をとらないと約束しながら、他のメンバ−との受委託が増加。即刻やめるべし。
(各社:上申書は「販売面での」協調的行動。受委託はOKとの認識)
b)定期的報告を約束しながら、「自発的」報告がない。所轄官庁は公取なのに通産重視。第一塩ビは共同生産を発表しながら報告しないのはけしからん。
(各社:定期的報告はしている。要求には応じている。共同生産発表は事実でなくまだ未定。一部事項は通産が公取への報告を押さえているもの。)
2)共販は産構法期限切れ後解散すべし。販売カルテルの是認として日米構造協議での問題となる。残すなら製販一体しかない。
第一塩ビの共同生産は単なるメ−カ−の共同生産。製販一体ではない。
(業界紙で製販一体とうたっているのを、当方が発表したと誤解し、又これによりゴマカソウとしていると考えている模様)
注)徳山積水は積水向けのみで外販がないなら共販を離脱すべしと言われ、口論となったと。
対策として当方の事情を十分説明すべきと思われるため、前回のヒアリングでの宿題(契約書など)持参かたがた、2/13に別紙メモを説明し、誤解をとく予定。
2/6
・千葉PSプラント地鎮祭
NPSをどうするかは昭電とまだ協議中だが、工事はとりあえず住化として実施中で地鎮祭も昭電にことわった上で住化単独で実施(川崎のバルクも昭電単独で)。
・フェロ対策会議(社内各部)
先週のフェロ社長ほかとの会談を報告。2月末に同社訪問し細目をつめるに当たり各部の協力を要請。月末に経営会議にかけること、LETTER OF INTENTを用意することを決める。
2/7
・筒中 中川社長来社
同社が昨年当社株を売却したことに関し事情説明あり。
今後当社の同社株買い増しにあたり同社も当社株の買い戻しをおこなうこととした。
2/8
・ケ−プラシ−ト社長ほか挨拶に来訪(小松原常務へ)
夜同社の新役員の初顔合わせの会合あり。(中山、並河出席)
なおSCECより本件やりたいと陳情あり。SCECは川鉄千葉の化学事業部の仕事を多数やっており、本件も発表以前に川鉄から話を聞いていたと。
・日泉 一宮専務来社
フェロの米国ホンダ向け取引継続に関する援助要請につき状況を聴取。
米国ホンダの使用樹脂はレジン、コンパウンドとも日本ホンダの認定を受ける。
三菱油化は日本ホンダに食い込み MYTEX(油化/EXXON JV) のコンパウンドの認定を受けた。ホンダはレジンメ−カ−のバックアップないフェロの製品に満足しておらず、 LONDON(日泉)分は MYTEX(レジンソ−スは不明)に切り替わる。(森六は三東圧との関係でハイモントPPを継続するだろう)
住化のバックアップあればフェロの巻き返しは可能だが、まず認定をとる必要あり今すぐ動いて来年7月生産開始分からとなろう。
日本ホンダとのコンタクトが重要。
2/9
・通産省に千葉PS新設の件(NPS名義)正式報告。
完成後旧設備2系列のうち、1系列(29千t)の一部18千tを休止するとした
・SPO/NTR分離起業 打ち合せ
コンパウンド用EPR需要増大、フィルム用EPR,EBR開発進行、NTR需要増大に伴い、懸案のSPO/NTR分離起業を早急に進めるべく準備する。
・部長会
・住化カラ−決算報告(寺嶋社長来訪)
昨年度決算は増収、減益
労務費ほかの上昇が大きな理由(但し昨年の役員退職金支払いの影響あり)
配当は12%継続
今後千葉工場建設による資金需要の手当てが問題(過小資本のため増資も必要)
───────────────────────────
・フィリップスとのPPのJV協議(チ−ム訪米中)
懸案の CAP入りフィルム製造用のDX−V触媒品ホモの試作に関し、P社は既存の設備を使用して試作することを決定。
19日からの東京での会談でJV設立の方向が決まれば、早急に試作を行なう。
・ラッキ−とのMMAのJV交渉の件
現在双方で情報を交換しながらF/S準備中。
2/28--3/2 に東京で協議する予定。
なおラッキ−は独立会社を前提にし、当方はコスト節減を目的にペ−パ−カンパニ−を主張しているが、同社より要請あり、ペ−パ−カンパニ−の概念の説明資料を送付した。
2/13
・第一塩ビ共同生産準備委員会
プロセス検討と並行し、運営方法についても順次検討中。
JV契約や各契約についても他のJVを参考に当社で原案をつくり各社に提示した
当社から出向の中村取締役管理部長が手術のため入院する由。場合によりバックアップを行なう。
・フィリップス出張チ−ム帰国。
P社はこれまでJVに消極的な感があったが、今回は極めて積極的で 2/19 のMR.BENZ 来訪時に話を決めたいと。
・F/S 前提(設備規模、建設費、販売量、価格、組織 etc. )で合意
・CAP-M 入りフィルム用レジンの生産のためP社負担で1系列をDX−V触媒用に切り換えると。
・コンパウンドについてもこのJVでやるべきだとの意見にかわった。(これまでは関心なかったため、当社単独でフェロとJVをつくろうとしていた。)
2/13,2/16 に広岡取締役を入れ、BENZ会談の準備を行なった。
コンパウンドについては将来レジンJVがフェロとのJVに参加する線で検討する。
(P社に概略を説明し意見を聞くとともに、フェロと交渉する)
2/14
フェロ向けTPC品輸送に SEA-BULK 方式(25t コンテナ−)が望ましいが、これを住商のリスクでやりたいとの提案あり。
TPCでの出荷設備とコンテナ−そのものにかなりの投資が必要だが、将来東南アでも使われることを期待し、またフェロとのJVへの貢献の一つとしての提案。
TPCと前向きに相談する。
なおTPCとは引き取り価格についての交渉も必要(当方としてはガス法ブロックが直ぐにはフルにならずかなりのホモを売ることを勘案し、ホモ並+α での引き取りを希望)
2/15
・昭電とNPS運営について協議
当方から以下のとおり説明し、検討を要請した。
・昭電の検討要請(土地の買い取りを目的にNPS株を買い取りたい)
昭電の提案は理解できるし、基本的には反対はしない。(当社の一般的な反応) 但し業界問題、サスペンジョンの引き取り(商標の使用を含む)、SM問題などから千葉稼働後直ちに別れるのは問題。経過期間が必要。
経過期間、その間の取り扱いについては協議決定事項。
株の価額がいくら程度になるか、お互いにある程度の感触が要るのではないか。
一度鑑定をしてもらってはどうか。
・バルク設備(川崎、千葉)の扱い
当初はNPSを解散しないという前提(昭電の要請)で、川崎はNPS資産、千葉工場はNPSの100%子会社(新設)とする案を検討してきた。
将来解散があることを勘案し以下によりたい。
川崎バルクは昭電資産、千葉は住化資産とする。
NPSは全PSの製造元となり(対外的)、昭電・住化と製造受委託契約を締結する。
昭電、住化はバルクを自社で販売するが、一旦NPSに販売し(受託品)、同時に販売元としてそれを買い取る形をとる。(月末に数量・金額をNPSに報告し売りと買いをたてる)
包装表示は製造元NPS、販売元住化(昭電)とする。
サスは従来とおりとする。(販売元は両社名並記)
・川崎バルク品の引き取り
当社としては当面供給不足のため他社への委託が必要。昭電の新バルクは当初低稼働が予想されるためSM持ち込みによる製造委託を提案。
なお昭電は大分の新日化・新大協和のSM製造JV(日本スチレンモノマ−)の新日化枠(13 万t)から5万tを引き取ることで交渉しているが、ほぼ決まった模様、またJVへの出資も相談している由。
この事情をもとに、今後の当社からのSM引き取り量につき、昭電と第二有機で交渉中。
・米国のドレクセルが会社更生法(破産法11条)を申請
ユニロイヤルは昨年 MANAGEMENT BUY-OUT を行なったが、経営陣は25%のみ出資で残りはこのドレクセルであるため、本件がユニロイヤルの将来にどのように影響するか要注意(競争相手に買われる可能性も)
経営企画室(米倉部長)経由でSCAIに情報取得を要請した。
・カイト化学 役員会(於 参宮寮 懇親会も)
3月決算実績予想
下期はラミ中心に売上が伸び悩み予算比 164百万円ダウンの84億円
年間では163.6 億円(前年比 7.8億円のアップ)
損益は労務費(+240 百万円 )、償却費(122百万円)など固定費の増大により昨年の436百万円を大きく下回り173 百万円となる。但しレジンリベ−トで若干これより良くなる見通し。
今後も労務費のアップがあるため拡販が望まれる。
加工紙新工場用の土地(いわき市)取得
近く契約し2月末に頭金70百万円を支払う。
大阪工場 印刷問題
現在のメイコ−印刷が市街地にあり生産に制約があったが、更に消防法の改正で存続が難しくなった。
東大阪市の中小企業ニッコ−グラビアとの提携(人と機械を同社に移し優先的に生産をしてもらう)を協議中。
タイの SIEM LAMI社(TPC需要家)との提携を交渉する。
2/16
・住商化学品本部 人事異動
東京合樹第一部長 菊谷氏 (杉山氏は本部長付き 企画開発担当)
第二部長 堀川氏 (中山氏はロンドン)
有機 第一部長 平井氏 (堀川氏のあと昇格)
第二部長 中島氏 (高橋氏が菊谷氏のあと業務企画室長となり、昇格)
・ダウ化工来訪 決算、予算説明
前年比 増収 減益
今回初配当で15%を予定
────────────────────
・ノルソロ−ル
LL(NO.1)増設の技術料に関し、両社の見解が対立し協議を続けてきたが、当方より妥協案を送付した。
先方主張:能力倍増のため実質増設をみなし、契約の精神から2百万$の支払い
当方主張:既存設備の能力アップであるため支払い不要
今回の提案:(契約時の経緯からは先方の主張も全面的には否定できないため)
妥協として1.5百万$を支払う。但し単なる能力アップであればランニングロイヤリティを7年間支払うことになるが、これを5年間とする。(合計では支払い増にはならない)
・ラッキ− MMA JV
F/S実施中で 2/28--3/2に東京で協議予定
当方からはコストダウンのためペ−パ−カンパニ−方式で製造・管理をラッキ−に委託することを提案しているが、先方要請でこの方式の運営方法について説明資料を送付した。
2/19
・フィリップスが急に来日延期
ベンツ氏が来訪しJV交渉をすることになっていたが急に延期となった。
後日の連絡では同社はアライド社からHDPE工場(50万トン)を買う交渉をしており、その関係で2−3週間延期したい。PP計画への熱意は全く変わっていないと。
同社とのJVとフェロとのJVの件を一緒に月末の経営会議にかける予定であったが延期することとした。
・6CRの触媒をDX−Vとすること決定
TPCガス法プラントは順調で100%運転を達成した。
・カイト化学成形部門の扱いについて
同社の成形部門(長島硝子との50/50JV:誠和樹脂)は独自での存続は難しく売却も考えているが、カントク・ハイテック(関東特殊製鋼の子会社で当社から元技術開発部の戸田氏が出向)と提携ができないか協議中
本件関東特殊製鋼の西沢社長(西沢専務のご兄弟)に話が伝わり、西沢専務にも問い合わせがあった由。実際にはこれから話し合うという段階(専務には谷口取締役から事態報告)
2/20
・フェロ対策打ち合せ(樹脂事業部各部)
・経緯、現状報告
・ホンダ対策(フェロからバックアップ要請あり。なお三菱油化の攻勢強く、米国ホンダに食い込んでそれをテコに日本で売り込もうとしており当社としても対処要)
米国ホンダ:SCAI沢井駐在員が日泉赤羽氏とホンダ訪問
日本:日泉一宮社長とホンダ訪問
・TPCブロックのフェロへの供給
数量面、価格面で問題あるが、レジンJVのプレマ−ケティングのためにも必要であり、関連部門とも協議のうえ、TPCと交渉する。
・塩ビ共同生産の件
法務部から公取に現状報告(現在まだ検討段階であり、決定次第正式報告する旨)
・大倉工業のクリンテ−ト扱い希望についての打ち合せ
大倉よりクリンテ−トをやりたいとの希望あり。
現在三善加工で受託加工しているが、自社で製造・販売したい、自社研究はやめるので技術面ではバックアップして欲しいと。
大倉の希望は尊重したいが、三善の操業度、全農対策、技術面(クリンテ−トは技術改良が必要だが、販売は大倉でその技術バックアップを当社がというのは難しい)など問題が多く、そのままでは実施は難しい。妥協策を検討する。
・ソルベ−社塩ビ部長ほか来訪
市場、技術面の情報交換
なお懸案となっていた同社(フランス)のPP増設はUCC技術採用が決まり、まずパイロットプラントを建設すると。
当初当社と米国でJVを計画。その後欧州での当社ガス法ライセンスの交渉をしたが、当方がテリトリ−制限をつけたため、まとまらなかったもの。
2/21
・第一塩ビ 共同生産委員会
・共販問題でMITIと4共販の打ち合せ
公取委員会ではまだ共販問題はとり上げられてはいない模様。
公取事務局では日米構造協議などで取り上げられるのを恐れている。
最大の問題としているのは共販外メンバ−との取引、MITIとしても共販の存続のためには、これをやめるべきだとしている。
当社の場合増設完成までは大幅不足状況が続くため他共販メンバ−(化成ビニ−ルなど)から買わざるをえない立場であり、これが禁止になる場合には、事情を説明し期限つきで認めてもらうよう申請することを考えたい。
2/22
・バイエル社の合成ゴム事業における提携検討要請に対する返事とりまとめ
昨年11月に森本副社長に対し検討要請があったが、検討結果をまとめた。ゴム薬の件(精密で検討)と合わせ、経営企画室で返事を作成する。
ニトリルゴム(NBR),クロロプレンゴム(CR)は日本では成熟製品で今後の伸びは少ないが、他方日本の需要家の要求は厳しく、独自の研究体制が必須であり、新規進出は難しい。当社として意思なし。
HIPS用のBRの購入については既にバイエルジャパンと交渉中。
・住商よりインドネシアLLDPE/HDPE計画への参加について報告
JV:BP 51% 住商 12.5% 三井物産 12.5% LOCAL 24%
工場:能力 200千t(LL 66% HD 34%)
3月に整地開始し 92 年完成
技術:BP
エンジニアリング:宇部興産
千葉で同技術を採用していること、訓練、プレマ−ケティング玉供給が可能なことが決め手となったと。
なお宇部は出資も考えている由(住商、物産枠からもらう?)
原料エチレン:全量輸入(日本からは7万t,出光・昭電から)
販売:JVとして国内販売(保護関税を期待)
なお建設費が高いこと、原料手当てが問題なこと、採算が悪いこと(出資額だけでなく全資金に出資比率で責任をもつ)から住商としてはかなり迷った模様
・オ−ケムジャパン(住化CdF窓口)ブリア氏との懇親会(小松原常務、香川部長)
フランス政府の化学産業構造改善でオ−ケムが解散し石油化学関連(ボンダインを含む)がアトケムに、ファイン系製品がト−タル石油に合体されるが、ブリア氏は アトケムジャパンに移ることとなった。
なお昨年オ−ケム(ノルソロ−ル)はPE事業をエニモントに売却したが、この度PE関連技術、権利も同社に渡したとの連絡があった。
現在1系LL増設の技術料問題で同社と交渉中だが、これがどうなるか(改めてエニモントと交渉するのかどうか)不明。追って先方が協議のため来日する。
2/23
・三菱化成 人事異動 (3/1)
石化原料部長 川端氏(日本イソブチレン取締役)が本部長付きに。
石化原料部が石化原料事業部となり事業部長に横山氏(現石化事業部長)が就任。
──────────────────────────
・ハンツマンがアリステック買収をあきらめた(2/20発表)。
このため三菱商事による 買収が確定。
なおアリステックに対し、排水処理問題で3億$の損害賠償訴訟が出された。
2/26
・日泉化学・神吉常務よりホンダ情報聴取
フェロより米国ホンダへの納入継続につき援助を要請されている。
先般SCAI沢井駐在員が日泉赤羽氏と米国ホンダを訪問、その紹介でフェロと同行してホンダ・リサ−チを訪問した。
それによると既存の仕事は当面継続しそうだが(このままではこれも将来危ないと思われる)、新規分は三菱油化(MYTEX)と三井東圧(C&CT)があるため難しそう。
日本の窓口(国際調達部)と近く接触する。(現在担当の課長が海外出張中)
2/27
・住化カラ−決算役員会(大阪)
株主総会 3月27日
新任取締役 岩見氏(当社出向、支配人)、山田氏(ハエヌキ、営業部長)
当社側監査役交替 森監査役から中村関連事業部長に
・フィリップス・タウンゼンド社のタウンゼンド社長来訪
合樹関連を中心とした調査会社(当社も多数の調査書を購入)で、最近CIケムサ−チ(伊藤忠の子会社)とM&A関連事業で提携。
同社の活動のPRが中心
M&Aの斡旋もすると。
*米国のPPの自動車用使用が遅れているのは、これまではビッグ3がレジンメ−カ−との共同開発の考えがなくビッドで決めるだけだったことと、シェル、エクソン、アモコなどPPメ−カ−に石油会社が多く市場志向でなく、又デトロイト嫌いだったことが原因と。今後はハイモントなどが中心となり進む。
・ラッキ−、日触との韓国MMA計画F/S会議 (2/28-3/1)
建設費が高いこと、売価値下がりが問題だが、なんとか成り立ちそう。
ラッキ−ペトロのエチレンは杭打ち開始、91年10月スタ−ト
既存自社需要とLD,HD(ヘキストとのJV)計画で高操業度は確実
HDPE,MMA用地の買収、移住は本年10月には完了予定
原料C4はナフサ等価でラッキ−ペトロから購入
当社、日触の事情で4月中旬にそれぞれ経営会議にかけ、決定する。
それまでに問題点の詰めを行なうとともに、契約書ドラフトを準備する。
参考 ラッキ−のエチレン需給
エチレン 35万t(実力40万t) ラッキ−ペトロ
エチレン 製品
LDPE 12万t(12万t) ラッキ−(CdF技術)
HDPE 12 (12 ) ヘキストとのJV
SM 3.6 (12 ) ラッキ−ポリケム
ラッキ−PS,ABS用
VCM 7.2 (30 ) ラッキ−素材
ラッキ−PVC30万t
PPコポリ用 1 (20 ) ホナム石油
・日触より大分進出計画聴取
・大分県より6号埋め立て地C地区(53万m2 )のうち33万m2 を購入する。
100億円
合わせて隣接の埋め立て予定地33万m2 についてもオプションをもつ。
・日触では姫路、川崎とも増設余地がなく、新立地(エチレンセンタ−内)を探しており鹿島、大分、宇部などが候補になっていた。今般昭電の強い要請もあり、大分に決定した模様。
・日触では川崎のEO,EGのS&Bを考えている模様 ・
昭電はセンタ−からのエチレン配管を約束している。但し日触では将来の自由度を考えエチレンタンクを設置する予定(30億円)
3/1
・先般韓国BASFよりPPE供給要請があったが、BASF(日本)経由返事をした
当面は600t/Y程度出せるが1−2年後には2−300tしか余裕なし。
価格は650$程度。
3/2
・フェロ対策打ち合せ
前回のフェロとの会議で当面は先方のマジョリティを認めるが、米国でのレジン製造開始後は当方マジョリティと提案したが、同社社長より今後も同社のマジョリティを主張する手紙がきた。
当初は当社のマジョリティを前提に、このJVをフィリップスとのレジンJVに肩代わりしてコンパウンド事業のベ−スとすることも考えていたが、あまり固定的に考えず状況に応じ対応することとする。
基本構想
同社の Evansville工場の第三プラント(新しい工場)を増設しJVの工場とする。
同社の自動車分野の営業、開発をJVに移し、この分野でスタ−トする。
3月の小松原常務の訪米が取り止め*になり次回訪米の予定が立たないが、手紙のやりとりで話をまとめる。(先方は3月の会談をつよく要請しているが)
*住友ダウ社長就任が内定
なお同社のバ−副社長がこれまで窓口となり、当社ペ−スで話を進めてきたが、社長と意見が合わない模様で現在は社長主導で進んでいる。
・DICより米国でのコンパウンド事業での提携の打診
・広島化成決算 (河野常務来訪)
合理化策が奏功し税引後1億円の黒字、累積損失を解消した。
今後履物の動向が心配(海外に外注を移したが円安で赤字)だが、本年度も黒字が予想される。
大量の希望退職で退職引当金が減少しているため、今後自己否認による積み増しを行ない体力を強化する。
・カイト化学成型部門(誠和樹脂)の扱い (カイト牧社長来訪)
このままでは存続が難しいため対策を検討中だが、関東特殊製鋼の子会社カントクハイテックが関心をもち、住化とのJVの形で同部門を吸収するという提案を行なってきた。関係部門と協議する。
3/5
・樹脂事業部 長期戦略 ヒアリング
3/6
・東ソ−と千葉ポリエチレン関係打ち合せ
運営組織:役員会、運営委員会、各部会
建設費:千葉ポリプロの場合は一定額での請け負い方式であったが、今回は一般のやり方とする。但し実績がないため試運転までの業務を住化が請け負う形をとることとした。(宇田専務、ライセンス部と相談)
技術料:2億円(基本設計と一部の詳細設計の実費と説明)
受託料:5億円(試運転費を含む)
各契約はこれからだが、日程の関係で急ぐものは作業を開始することで合意
・三善加工 武田社長来訪
・中部地区でのクリンテ−ト加工場その他の付帯的投資について
生産増加にはつながらないが、将来の販売のために必要なので了承
この1−2年採算が向上したが、これらの投資でしばらくは苦しくなる。
・全農派遣役員の交替について
現専務が定年で退職するが、全農からは50才の課長クラス)を指名
三善生え抜き、住化出身者とのバランスもあるため、武田社長から全農に対し、しばらく役員待遇でどうかと申し入れた。
3/7
・合成ゴム 長期戦略 ヒアリング
3/8
・ラッキ−とのMMA JV 社内打ち合せ(MMA、法務、ライセンス、経企)
本件前向きに進める。4/12の経営会議にかけるが、それまでに契約書案の準備は進めることとした。
・千葉塩ビ 部長会
89年決算、90年上期予算 承認
・昭電とNPS運営について打ち合せ
将来の解散(当方持株の昭電への売却)を前提に当面の運営を次のとおりとする。
千葉工場:住化資産、住化運営
NPSと製造受託契約を結び(NPSが表面上製造元となる)、一旦製品をNPSに売り、即買い戻し
川崎バルク:昭電資産、NPSにリ−スしNPSが運営
昭電に販売
川崎サス:従来通り。
川崎のサス品を当社がいつまで引き取るか、減量した場合の引き取りコストをどうするかが問題。追って協議する。
なお昭電より土地の評価を両社でやってみてはどうかと。
3/9
・フェロ対策(小松原常務、香西常務)
3/12
・トミ−化成(サンプライ委託加工先)地鎮祭
栃木縣おもちゃ団地内
・フェロ宛レタ−送付(香西常務名)
小松原常務宛レタ−への返事
・3月には訪問できないが、出来るだけ早く訪問したい。
・先方提起項目
出資比率:当初は当方マイナリティで可
分野:当初自動車分野で順次拡大
ホンダ防衛:日米でホンダと接触中。三菱油化の攻勢厳しくフェロ側の努力要
コロニアル委託分のフェロへの移管:フェロ品が合格することが先決、作業開始
・JV基本構想(フェロの自動車分野を移し、開発・製造・販売のJVとする)を提示、問題なければ当方で LETTER OF UNDERSTANDINGを作成し送付する。
なお経営会議は、計画がもっとはっきりした段階でかけることとした。
3/13
・広島化成 宮地社長ほか来訪(小松原常務、堤事業部長)
赤字は一掃
人手不足(靴は韓国に下請けにだしているが、ここも人手不足でインドネシアに切り換えると)
・日触とラッキ−MMAの件 打ち合せ
F/S結果は良好なので前向きの方向で両社で社内検討を行なうこととする。
安全をみた売価でもJVは黒字
日本側は技術料収入と触媒販売利益あり。
あわせて各契約書の準備に入る。
(JV契約の主項目は長期の議論の結果合意しLETTER OF INTENT に折り込み済)
3/14
・千葉電解 部長会
1989年決算、90年上期予算 承認
・千葉ポリエチレン 役員懇親会
3/15
・TPCとの打ち合せ
フィリップス、フェロとのJVのプレマ−ケティング用にTPCからブロックを送る件について説明し、検討を依頼した。
数量:91年 10千t, 92年 20千t希望
価格:米国価格から逆算した価格と東南アでのブロック市価との差異が 300$程度あり。TPCではブロック販売には限度あり、残りはホモを売らざるを得ない状況にあり、ホモでの利益をTPCに保証する価格とすれば差は100$に減る。この価格で買えないか。(差損はフィリップスとのJVの開発費として扱いたい)
TPCコメント
前向きに検討する。
ただし公称能力(36千t)以上に増産できなければ20千t 確保は難しい。
価格を下げることはシェルの了解をとるのが難しい。(内容開示が必要)
・部長会
・ガス法PPの状況検討会(宇田専務、経企、ライセンス、千葉、TPC、管理室)
TPC:
2/20 点検のためストップ、3/7 スタ−ト
3/15現在 5.3--5.4 T/H (設計 5.0 T/H)で順調に運転
点検の結果付着はほとんどなし。(今後操業度アップ可能)
品質良
今秋6CRの結果を見てスラリ−フィ−ド化を決心
45−50千t/Yが可能か(公称36千t)
*DX−Vの品質がよいためBPPも一部Vに切り換えるべくテストする。
5CR:
DX−Vのスラリ−フィ−ドテスト実施、非常に良好で140%操業達成
6CR:
3/19 触媒投入、4月試作、5月より本生産
3月末にスラリ−フィ−ド化発注
*能力アップ(TPC 45−50千tへ、6CR 90千tへ)の可能性強まる。
3/16
・MMA長期戦略 事業部案 聴取
・物流合理化 打ち合せ
今後のPP(6CR),LLDPE(千葉ポリエチ),PS,PVC(共同生産)の稼働に備え、物流対策の委員会(下部にプロジェクトチ−ム)をつくることとした。
・ケ−プラシ−ト(川鉄、CI,タキロンとのJV) 懇親会
設立慰労会と英国出張チ−ム(技術導入)の激励会を兼ねた懇親会
さきに業界紙に「川鉄がPSに進出」の記事がでたが、川鉄によると全くの誤報と。 但し社長は川下進出を述べているし、ベンゼン売りだけではつまらないので何かしたいという気持ちは強いと。
─────────────
・フィリップスとのPPのJVの件
フィリップス側(MR.BENZ)が HDPE計画(アライドからのHDPE50万t工場の買収)で多忙で来日が遅れているが、広岡取締役の訪米時に SAN FRANCISCOで会談することとなった。
日時:4月18−19日
協議事項:F/S結果の確認
今後の進め方
Memorandum of Undertaking の完成
・塩ビ共同生産計画
建設予算 作成、損益試算中
昨年の経営会議に付議した案に比し建設費がアップ(サイロ増加、タンク追加、工場整備費用/緑地確保のための駐車場立体化など)。
早急に社内根回しと各社との折衝を行なう。目途が立ち次第、公取へ報告を行なう。
3/19
・フェロ訪問チ−ム(三木、谷)報告
フェロ社長は当社との提携を希望しているが、マジョリティに固執(当方も同意)するとともに、独占権を主張していると。
レジン供給元のハイモントがコンパウンドを始め、競争相手になった経験からのこと。本件は先方との議論が必要。
・第一塩ビ共同生産委員会
当方よりF/S結果説明
・建設費
当初予想 (89/11/30経営会議ベ−ス、各社にも提示)と比べ、BL内外で大幅増加し更に工場整備、純水増強などが必要なこと判明し、総額80億円が100億円を越えるものとなった。
・引き取りコスト
1100タイプグレ−ドで加工費 38.285円/KG
但しフルベ−ス(1年後達成を想定) 引き取り減の場合は固定費負担
1300,1450 タイプの場合は変動費、固定費アップ
注)・労務費:想定人員(15.7人)で計算
・金利 :利率8%(当初6%)
各社コメント
・コスト、建設費が高過ぎる。
新規投資としてはこの程度かかることは理解。GRASS-ROOTよりは安いことも。
但し自社工場でのS&B(旧設備の有効利用可能)と比べ、高過ぎる。
・自社S&Bの場合は人員増加なしでやれる。また工場管理費なども増加なし。
今回の共同投資は各社のS&Bを集めたもの。住化として間接費配賦が必要なことは分かるが、なんらかの配慮が欲しい。
本件事業部、工場と相談の結果VCMタンク投資とりやめ(スワップにより持ち込み)労務費・管理費一部カットを行ない再提案することとした。
3/20
・住商アメリカ 越後谷氏 来訪
アリステック会長、社長が3月中旬に訪日、伊藤社長とも会った。
その時の話では三菱は主にフェノ−ル関連事業に関心をもっている。アリステック経営陣としてはハンツマンの件さえなければ、PPでの住友とのJVをやりたかったと。(住商からは今でも関心ありと伝えたと)
3/22
・住友ゴム提案
住友ゴムより新しい省燃費タイヤ用として 3.4-イソプレンゴムの共同研究の要請あり。
原料をもたないこと、設備投資が必要でNTRの二の舞になるおそれあることから事業部で断ったが是非にとのこと。
クラレへの委託(研究は当方)などの可能性を提案した。
・NPS対策
昭電からのNPS実質解散(株を売って欲しいと)要請に対し、事業部と協議。
今後もサスペンジョン品が必要なため、これが安定的に買えるということを条件に提案を受入る方向(但し実施は数年後)。
社内説明を始めたい。
3/23
・樹脂事業部 長期戦略 検討(堤事業部長と)
塩ビについてどうするかが一つの問題だが、ゼオン、呉羽から(個人的意見の段階だが)製造も含め一緒にならないと生き残れないのではとの声が出はじめたと。
・関係会社役員人事
人事部より決裁おりたとの連絡あり、手続きを始める。
────────────────────
・バイエル向返事(合成ゴムでの提携提案に対し)
副社長指示で、塚専務から副社長への報告の形で詳細説明しこれを添付することとした。経営企画室(外国)に原稿提出した。
・ラッキ−とのMMAのJVの件
4/12の経営会議にかけることとし、社内説明を始める。
3/26
・塩ビ共同生産の件 千葉工場と検討
3CV増設(8万トン うち当社実質4万トン)に伴い,1CV(15千トン)をどうするかが問題
・現行の多数グレードの生産には1CV稼働が必要(高重合度品5千トン程度、他社への委託問題あり)
・1CV継続のためには老朽更新,VCM対策のために11億円必要
工場に対し、低操業により等しなしでやれないかをと検討を依頼したが、短期間なら別だがそうでなければ4ー5億円は必要と。
1CVについては将来スクラップ市、共同で10万トン程度の新設をする案があるので今回は投資なしでやれるところまでやるということで考えたい。
・フィリップス関連情報(広岡取締役より)
アライドからのHDPE工場買収は取りやめ、爆発した工場(70万トン)をたて直し3系列82万トンにする。
最後の1系列はHD/LLとすることも考え,BPと交渉している。
なおHD爆発で利益保険込みで保険料13億ドル(2千億円)が入ったと。
3/27
・住化カラー株主総会、役員会
人事、組織変更
3/28
・第一塩ビ 共同生産委員会
当方より見直し案(VCMモノマータンクなし、想定人員減による引き取りコスト引き下げなど)を説明。
次回4月9日に集まることとし、それまでに各社で内々にトップの意向を聞くこととした。
ゼオン、サンアローは条件付きながら前向きの方向だが、呉羽は五分五分。
別途呉羽より次の説明あり。
呉羽はVCMを全量購入しており現在の購入価格ではJV加工費では完全に赤字になる。他社がこれに乗るということは自製モノマーがやすいことと思われ、購入モノマーが高すぎるのではとの意見が社内に強い。別途値下げのお願いに行く。
当方よりモノマーではもうかっていないし、3CV増設後は当社も13千トン程度購入が必要となるため一方で高く買いながら、安値販売するのは通らないと説明した。
なおMITI化学製品課に現状を説明(公取には法務から説明)
3/29
・千葉ポリエチレン 委員会
東ソーとライセンス関係を中心に打ち合わせ
3/30
・フェロ対策打ち合わせ
フェロ社長の欧州訪問が中止になり、4月6日に香西常務が同社を訪問(三木部長同行)することとなり、事前打ち合わせ。
3/31(土)
・広島化成株主総会、役員会(於 福山)
4/2
・SGK(MAX PLANCK )よりPP米国特許問題に関する返事
当社は三菱油化、三井東圧と共同でSGKとの間で、米国向け輸出自動車に使用されるPPに対し、 DR ZIEGLER の米国特許に基づくロイヤリティを支払うことで交渉を続けてきたが、この度SGKより当方からの提案を受諾する旨返事があった。
ロイヤリティ:O.6 cent/kg (但し原体輸出の場合は 1.2cent/kg)
当初のSGK提案は全て 1.2 cent/kg
なお三井石化は米国でのハイモント(三石触媒)/SGKの特許抗争を理由に支払いを拒否している。当方は日本の全メ−カ−が締結することを契約発効の条件としている。
・呉羽化学 上田取締役来訪(堤事業部長に)
塩ビ共同生産計画について、現状VCM購入価格では赤字になること、VCMまで含めた共同化が望ましいと。
追って呉羽事務局より
・35円/kgの加工費では採算がとれない。他社がこれでもやるというのは他社のVCMコストが安いからだというのが同社の推測。
(別途当社のVCM価格の値下げをお願いしたい)
・社長は30円/kg程度でないと難しいとの意見。
・建設費を更に下げられないか、サイロをもっと減らせないか委員会で検討して欲しいと。(当方から検討はするが30円というのは無理と説明)
第一塩ビ伊藤社長(ゼオン)も同様に呉羽から説明を受け、サイロの大幅カットの検討を提案。
これを受けて4/10,4/11 に業務、プロセス部会を開き検討する。
(4/4 の社長コメントもあり、当社としては無理なカットには反対したい)
・カントク・ハイテック(関東特殊製鋼子会社)戸田氏(当社より出向)来訪
同社とカイト化学との間でカイトの成型部門である誠和樹脂をからめた提携案を検討しているが、カントクが誠和を実際に見た結果是非前向きに検討したいと。
一案として2年後の同社新系列建設時に誠和の設備、人員、商権を移す、カントクに住化が出資するということが考えられると。
・ダウ化工と打ち合せ
PS供給に関し、1年前に NOTICE を行ない売買条件の交渉を行なうことになっている。
ダウ化工でダウ香港と今年、来年のPS供給を打合せた後に下旬に今後の進め方を協議することとした。当方から来年5月頃から出荷できる予定である旨伝えた。
4/3
・フェロとの LETTER OF UNDERSTANDING 作成
先方提案ドラフトを全面的に書き直し、当方主張ベ−スで作成。
6日に香西常務、三木部長が同社を訪問、基本事項で合意できればこれに基づき協議する予定。
なお4/6(現地 4/5) に三木部長より連絡あり、これまで窓口として計画を推進してきたフェロの BARR 副社長がクビになったと。
最近社長が表面に出てきて強硬な姿勢に変わり、JVがやれるかどうか不安があるが、JVに進む場合にも問題点を熟知している副社長の退社により運営が難しくなると思われる。
4/4
・社長説明(堤事業部長と)
当方:昨年11月の経営会議で説明した建設費を大幅に超過するが(建設費カットを検討中)是非やらせて欲しい。製販一体化構想も出始めている。
呉羽が問題、場合によっては呉羽シェアを下げる(当社、ゼオンのシェアをアップ)か、VCMを値下げすることも考えたい。
社長:通すために建設費カットなど無理をすると後で問題が出る。将来のために利益が低くてもやるという覚悟でやるべきだ。
呉羽はどうする積もりか。生き残りのためには千葉しかない筈。千葉ポリエチの見返りに東ソ−のVCMに金を出しコストでとって一部呉羽に供給するなど考えられないか。
・日本ポリスチレン
昭電提案に応じ千葉稼働後NPSを解散する(サスペンジョン、SMは長期契約で継続する)という方向で進めたいと説明し、了承を得た。
参考までに土地価額の見積もりを行なう。
・ ラッキ−とのMMA計画F/Sでよい結果が出たので経営会議にかけたいと伝えた。
4/5
・TPCとの定期会議(末永社長、小西)
米国計画(フィリップス、フェロ)を説明。
これを成功させるためにプレマ−ケティング用にガス法ブロックを供給することが必須であるとし、協力を要請。(現在の予想では必要量の確保は困難であるが、ホモや他社ブロックの購入でガス法品を確保するなどの案を今後検討する)
・ノルソロ−ル(旧CdF)/エニモント 来訪
ノルソのPE事業をエニモントに売却(逆にMMA事業を購入)したのに伴い、LL関連契約を同社にアサインすることになるため説明に来訪
工場、研究、販売、技術、特許全てをエニモントに譲渡
当社のLLライセンス契約も譲渡される。
あわせて懸案となっていた当社のLL増設に関するロイヤリティ問題を協議し合意に達した。
頭金 1.5 M $
RR 累積数量 5年分、なお既存分も5年分とする。
(即ち [20,000 + 18,000] x 5 = 190,000t )
*当初頭金 4.5 M $,RR 能力x5年分 の条件に対し、規模が小さいことを理由に最初に 2.5 M $ を支払い、増設する場合に追加頭金 2 M $を支払うこと、増設がない場合にはRRを能力x7とすることとした。
今回は既存系列の増産であって増設でないことから規定がなく交渉の結果上記のとおりとなったもの。
4/6
・森本副社長に合成ゴムでの提携に関するバイエル向け返事の内容説明
なお塩ビ共同生産計画問題点、ラッキ−JV(経営会議にかけること)について簡単に説明(時間ないためドイツから帰国後詳しく説明する)
4/9
・第一塩ビ共同生産委員会
各社意見以下のとおり。
呉羽:このコストではやっていけないというのがトップの意見。
なんとかコストダウンを図って欲しい。
ゼオン、サンアロ−:新設すればこんなもので、仕方ない。
サイロは思い切ってカットしてはどうか。(現行案18基、これを13に)
蒸気・電気(買電基準)が高過ぎる。(ゼオンはコジェネレ−ション)
住化として努力しているのは分かるが、品保、管理費などを含め、一層の協力を期待。
住化:サイロなど無理をすると後で困る。長期的に考えてやるべきだというのが社長の意見。
工場整備費の自社負担など当社としてかなりの負担をしている。コストをきってまでというわけにはいかない。ただし更に下げれるかどうか検討する。
4/10
・第一塩ビ 業務部会
サイロ問題について議論
正月、5月、お盆の連休(実質各10日引き取りなし)とSDMを考えると、18基は必要。(これまで各社ともフレコンで取り、あとで戻すというやり方をとっているが、今後は人手の問題でこのやり方は不可能、サイロしかなし)
これを13基にした場合、年間約5千tの減産を覚悟する必要あり。
当初のみ13基とし、あとで増産する手はある。
4/11
・第一塩ビ プロセス部会
ほとんど建設費の削減ができないことを確認。
・ユニロイヤル問題(経企、合成ゴムと協議)
ユニロイヤルは昨年10月に MANAGEMENT BUYOUTを行なったが、この中心となった
DREXEL BURNHAM(16%を出資)が会社更生法(連邦破産法11条)を申請したこと、ユニロイヤル自身8億$の高金利の JUNK BONDを発行しており、うち2.6億$は4半期毎に0.5%づつ(当初2年間、その後は0.25%づつ)増えるという金利増加型のもので早晩行き詰まる可能性がある。
同社のEPDM部門を当社として買収することを検討する。
・部長会
・住化カラ− 劉常務来訪 欧州進出検討
同社は富士フィルムに印画紙用のマスタ−バッチを供給している(PEは当社)。
富士はベルギ−に工場を持っているが、現在マスタ−バッチは日本で住化カラ−から買ったものを輸出している。(PEはDSMから購入)
昨年同業の大日精化がベルギ−に進出したほか、欧州のメ−カ−も売り込みを行なっていることから、早晩現地品使用となると思われ、住化カラ−としても現地メ−カ−と提携する方向で考えたいと。
米国で当社がフェロと組む場合は同社(近くに工場あり)が対象となりうると伝えた。
・SNKK小松原社長
千葉でのSBRラテックス設備建設の検討要請
ラッテクスの需要は東に移っており、現在北海道まで新居浜から輸送している。
水を運ぶことになるため、できれば千葉にプラントをもちたいので検討して欲しいと。(3万t程度)
SNKKでは菊本で2万tの増設中であるが、既存設備は老朽化しており将来休止する。
・住化ハ−ス役員会、懇親会
社長交替(黒田取締役に)
4/13
・経営会議
韓国でのラッキ−とのMMAのJV設立
・フェロ対策打ち合せ
フェロより LETTER OF INTENT の修正案の送付あり。
当方は先方のマジョリティを認めたが、先方は更に EXCLUSIVITYを強硬に主張している。(但しJVで品質上対応できない場合と、需要家が要請した場合のみ例外を認める)
またレジンJV設立後は当方に高品質レジンの供給義務を課している。
フェロがハイモントなどのコンパウンド進出で影響を受けている現状がら、この主張は理解はできるが、当方としてはこのままでは呑めず、対策を検討する。
・フィリップスとのレジンJV 打ち合せ
フィリップスと 4/18-19 にサンフランシスコで会議を行なう(広岡常務ほか)がようやく先方より MOU (MEMORANDUM OF UNDERSTANDING)の送付があった。(事前に当方より案を送付)
問題点として以下の条項あり(以前に提案があったもの、これまで議論外)
今後他の地域で住化がPPをやる場合にはP社が50%参加するオプションをもつ。
P社がやりたいと提案し、住化がやらないと決めた場合には、住化はP社にガス法技術をライセンスする。
本提案は今回住化ガス法を採用する以上は今後もこれによりたいとの考えによるが当社としては将来全世界でP社と組むことを決めることとなり、呑めない。これが絶対条件であれば決裂ということも考えざるを得ない。
この場合、他社との提携、買収も考えるが、思い切って自社でやる(例えばP社の敷地に建設)ことも検討する。
4/16
・日泉化学 決算報告(一宮専務ほか)
販売増加(319億円、 前年比+24億円)
当期利益 42百万円(前年比 +11百万円)
配当 6%(据え置き)
前年に別途引当金から納税引当金に振り替えた125百万円を取崩し、同時に過年度税金(仮払金に残していたもの)を損に落とした。
これにより1987年に見つけ、修正を要請してきた利益過大表示問題が整理された。
米国子会社(LONDON INDUSTRY)は過小資本(500万$の予定が50万$)是正の交渉をしていたが、2月に250万$に増資した。
・PC起業(経企より聴取)
ダウ、ピアソン来訪、PC起業については5−6月に最終の詰めを行ない、両社で社内手続きを行なって8月に最終決定を行なう。
立地は愛媛の方向?
4/17
・第一塩ビ共同生産委員会
最終案を決定、各社で社内に諮ることとした。(連休明けまでに)
今後平行して合弁契約書を検討し、各社OKなら5月末目途にJVを設立する。
各社OK取れれば、通産、公取に報告する。
(概要)
設備費 9051百万円
なおサイロは当面13基でスタ−トし、生産増加時点で18基に増やす。
上記設備費のうち 653百万円は二期工事となる。
コストについては平均33円/kgベ−スとなるが、更に蒸気の価格の引き下げを当社で検討する。(電気は買電ベ−スとなっているためこれ見合いの蒸気については電気をこれで戻入したコストにするのがリ−ズナブルで、これを指摘された)
なお先に必要としていた駐車場の立体化はなしで済ます方向で検討中で、当社負担投資額は当初の591 百万円が320 百万円に減少する。
・通産省化学製品課 塩ビ能力調査ヒアリング
共同生産計画の状況を説明。
具体案の説明の際には各社のスクラップ計画も聞かせて欲しいと。
4/18
・ポリ−4−メチルペンテン−1でのフィリップスとの提携の件(経企より)
フィリップスが開発中の上記の樹脂を日本、アジアで同社と共同で事業化することを目的に、まず守秘契約を締結することとする。
4−メチルペンテン−1(プロピレンを2量化したもの)のポリマ−
PETなどの代替、日本での需要55千t/年程度
三井石化がICI技術で販売(製品名TPX)、売価 850--950 円/kg
重合に当社のDX−Vが使用できる可能性あり(P社で評価済)
4/19
・カイト牧社長来訪、以下の報告あり。
・6月総会
足立氏(当社より出向、東京工場長)を役員にする。
寺井常務は留任とするが、定年のため年末に辞任、常勤顧問とする。
・さきに報告のあった成型部門(誠和樹脂)についてのカントクハイテック(関東特殊製鋼の子会社)との提携の件(住化がカントクに参加し、誠和の商権、設備、人員を移すという案)にカントク、関東特殊製鋼が熱心で是非実現させたいとしていると。
当方としてもメリットあるため前向きに対処したい。社内説明を始めたい。
・三善加工 武田社長より架電報告
全農出身の専務が同社の出向者定年(63才)で今回退職し後任に50才の人が来ることとなったが、当社出向者や生え抜きの人とのバランス上しばらく役員待遇としたいと全農に提案したところOKの返事があったと。
なお農中出身の専務は同年令だが農中の定年は65才のため留任(農中要請)
4/20
・ダウ化工とPS供給打ち合せ
来年5月から本格供給することを前提に、基本契約で規定のある1年前ノ−ティスの案を提示した。
来年度同社消費予想は32千t
契約上は当社が75%以上供給できるが、2年前の不足時に旭化成から供給を受ける必要上、91年に限り当社の供給を減らすことに同意しており、年間ベ−ス18千t程度となるが、期中からの供給開始となるため、これより若干下回ることもありうる。今後詳細を詰める。
4/23
・フィリップスとのPP/JV計画(経営企画室より会談結果聴取)
基本的に合意に達した(P社の社内協議必要だが)
・F/S結果:P社としては満足
・海外事業(当初P社は全地域でのJV又はライセンスを要求):
JVは拒否
期間、地域を限りライセンス(5年/中近東、アフリカ、メキシコのみ)
*P社は10年を希望、ペンディング
・JV運営:意志決定は JOINT で行なう。
・コンパウンド事業:JVの仕事として行なう。
(フェロとのJVもこれを勘案して進める必要あり)
・スケデュ−ル:
6月初 MOU調印、対外発表
11月 合弁契約調印
政府認可次第会社設立
1993年央 ガス法プラント完成
・第一塩ビ 共同生産委員会(4/26も)
連休明けに各社の意思決定を行なうが、平行して以下の検討を行ない、ほぼ合意。
順調にいけば6月初め発表、中旬設立となる。
合弁契約書、定款案
通産省、公取への届け出案
4/24
・第二期物流合理化委員会
第一期は既存品目の物流を安くするのが狙いであったが、今回は千葉でのポリマ−の生産量が30万t増加することと物流をとりまく環境の変化から、物流の確保ができるかどうかが問題となっており、ハ−ド面の手当てが必要。
早急に結論を出し、対策をたてる。
(参考:PP 60+α, PS 70, LDPE 80, PVC 80 )
・SGK対策委員会
SGKとの対米輸出自動車に使用されるPPに対する特許料の3社(当社、油化、東圧)の交渉はほぼまとまったが、これを他社(新規参入の東ソ−を含む)に説明した。(過去の経緯あり)
3社としては支払いを免れる会社が出るのを避けるため、他社が契約を締結することを契約発効の条件としたが、三井石化がこれに対しクレイムをつけてきた。即ち同社の触媒はSGKの特許と無関係であり契約を締結する積もりはないが、3社がそれを理由に支払いをしない場合、再度SGKは自動車輸入差し止めの訴えを起こすことになり、自動車業界に迷惑をかけることになると。
当方からは、どこが対象外か分からない以上、このままでいきたい、SGKから三石が対象外として説明あり、了解できれば支払いは行なう積もりと返事。
4/25
・住化カラ−役員会(東京本社)
・3月度業績は好調(売上過去最高)、但し4、5月は不振の予想
利益45百万円のうちポリオレフィン・コンパウンド関連の樹脂加工事業部の利益は3百万円のみ。
当社からの値下げ要求、下請けからの加工費値上げ要求を受け、苦慮。
・千葉工場は建屋完成
埼玉工場を四月末に停止し、機械を移設する。
(7月5日 竣工式予定)
・台湾 大恭化学(住化カラ−35%出資)関連
西独BASFがアジアでのマスタ−バッチの生産基地を探しているが、大恭化学を提携先としたいとしているとのこと。住化、住化カラ−がバックにいるというのがその理由。住化カラ−が直接BASFから話を聞く予定。
4/26
・呉羽化学 来訪(企画、営業、原料)
以下の申し入れあり。
第一塩ビ共同生産の件は連休明けにトップと相談するが、これまでの感度ではコストが高すぎるということで難しい。
今後はVCMを PIPE-TO-PIPE で確実に2万t買うことになるのでこれまでと異なる方式で安くすることを考えて欲しい。
数円/kgの範囲のことということで検討を約した。
・SNKK SBRラテックスの千葉での生産の件(小松原社長)
SNKKの要請に基づき検討した結果、SBR敷地内で生産可能ということが判明。更に検討する。(小松原社長から森社長に話をされた由)
4/27
・カイト化学成型部門に関するカントクハイテックとの提携の件
既報のとおり今後は住化と関東特殊製鋼・カントクハイテックとで話をする必要があるため、社内説明を開始した。
武内専務:了解
西沢専務:研究としてはこの方向は望ましい。
先方は樹脂に関しては素人なので当社の参加は先方にも望ましい筈。
5/7
・ラッキ−とのJV契約、ライセンス契約打ち合せ(社内)
LETTER OF INTENT の精神ん基づき、原案作成。法務部が韓国の弁護士と相談し問題ないことを確認した上でラッキ−に送付し、月末に日本で会議をもつ。
なお L/I 記載の日本への輸入禁止などは別途サイドレタ−で確認する。
予定では6月末調印、その後韓国政府に申請し1−2か月で認可後JV設立となるが、ラッキ−より出来るだけ早く着工したいとの希望あり、調印後作業を開始することとしたい。(但し認可が得られないなどの場合のリスクはラッキ−負担)
なお 5/10 日触と打ち合せの際に下記の問題が出たため、今後両社で詰める。
1)触媒価格(当方提案)
F/Sでは日触の触媒が高い価格で入っており、このままでは日触が利益を得、当社はJVを通じそれを負担することとなる。(当社の触媒も同様だが額は少ない。)
リ−ズナブルな価格に下げるか(ラッキ−からは技術料値下げ要請あり、それよりはこれで対応したい)、さもなければ利益折半でないとおかしいと主張。
2)技術料収入の配分(日触提案)
以前からくすぶっている件であるが、日触との基本契約ではライセンス収入は貢献度に応じ分けることになっており(但し細目について議論したことなし)
日触としては今回の技術(姫路工場で採用したもの)は日触の貢献が大きいので配分を考えてくれないかと。(感度打診でまだ日触としての正式提案ではない)
当方は下記の点からこれを拒否、日触で再検討のうえ再度話し合うこととした。
・第二工場で日触のアイディアを入れたので日触の貢献度が大きいというのはおかしい。初めてのライセンスであり、全体の技術がどちらの貢献が大きいかということになるが、今の技術は全体として共同の成果であり対等の貢献と認識している。
・これまでJMMAの安定操業を目指し共同でやってきた。今後共研の中でテ−マ、分担、費用負担など決めた上でその成果で貢献度を決めるなら分かるが、ル−ルを決める前に急に言い出すのはおかしい。
これまでラッキ−との計画推進に当たっては対等ということで進めてきている。
・経営企画室とシンガポ−ル第二計画のF/Sについて打ち合せ
シェルとのトップ会談でシンガポ−ルの第二エチレン計画についてシェルとF/Sを行なうこととしたが、誘導品について当社として問題点を詰める必要があり、事業部、管理室、経営企画室でチ−ムをつくって検討することとする。
隣接諸国での自製に伴い保護関税が課せられ、輸出が難しくなるが、そのなかで何をつくり、どう売っていくか(日本への持ち帰り、日本からの進出企業への輸出製品原料としての販売/関税還付あり、などを含む)がポイント。
5/8
・シェアソン(米国の証券会社)来訪
三菱商事のアリステック買収交渉でアリステック側で助言をしたシェアソンから交渉の詳細を聴取した。(資料入手)
非常に大ざっぱな計算で買収価格が決められており、5年間分割しないこと、5年間経営陣をそのまま使い、5年後には多額の株を無償で与えるなど経営陣に非常に有利な取引となっている。三菱銀行、三菱信託から低利の融資があるため可能となった取引であるが、三菱商事として少なくとも短期的にはメリットがあるとは考えられない。
なお三菱グル−プ各社は出資は当面しないが、人は出す模様。又調査の段階では各社の専門家が工場を見たとのこと。
・千葉塩ビ役員会
5/9
・住化カラ−岩見氏
千葉工場建設など資金が必要で、過小資本でもあるので、増資を検討したいと。
時価発行の場合他の株主は引き受けず当社のみが出すこととなる。この場合住化カラ−の必要資金を同社が銀行借り入れをするか、当社が借り入れて増資するかだけの問題となる。(別途検討中のカイトの場合は住商に無利子の金を出させるというメリットがある)
仮に第三者割り当てで応じるところがあれば、当社としては若干比率が下がるだけであり問題ない。
関連事業部と含め十分協議して決めたい。
5/10
・呉羽化学来訪 塩ビ共同生産の件
下記の報告と要請あり。
共同生産計画を同社の経営会議で4時間にわたり議論した(会長、社長とも塩ビの専門家で詳細議論したとのこと)が、採算が問題として再検討せよと言われた。
住化は能力不足、ゼオン、サンアロ−は関東の供給基地確保というメリットがあるが、呉羽としては若干の手直しでかなりの期間錦工場でやっていけるところからコスト差が大きすぎ、このままではのれない。
ついては住化が供給しているVCMを今のフォ−ミュラから5円/kg下げて欲しい。住化としても今後長期安定的に呉羽に供給できるというメリットを考えて欲しい。
当方より追って返事するとして、以下のコメントをした。
・今回の理由なら計画当初から分かっていたこと(投資80億円、加工費38円を前提に提案。現計画では投資は増加したが加工費は経理処理の問題もあるが住化がかなり協力し33円以下)で、そもそも新設はありえないということになる。
錦での将来のS&Bはないので、まず一部を千葉にということだった。
・これまで住化はかなり協力しており、更に呉羽に入ってもらうため1億円(2万トン)を負担するというのは社内で通らない。
・これまでVCMの供給価格がコストより低かった時もあり、たまたま今がコストが安いというだけで今後は分からない。フォ−ミュラから5円下げるのは問題。
追って堤事業部長以下と協議。
実際には現行フォ−ミュラ価格は高いこと、将来東ソ−などの売り込みで価格は下がる可能性が高いことから値下げに応じる。但し加工費としては2円下げ、輸入EDC使用比率を全国比率にまで高める(現行フォ−ミュラでは一部のみ輸入EDC使用)ことで3円弱下げ、現在の水準で5円程度下げるという逆提案をすることとした。(輸入価格が上がった場合価格は上がることとなる。)
実施は共同生産開始後とする。
・森本副社長
カントク・ハイテックとの提携の件、塩ビ共同生産の件を説明。
さきにカイトの成型部門売却案について、当社グル−プのなかで生かせられないか検討せよとの指示があったが、今回の案はその趣旨を生かせることでもあり賛成と。
塩ビ共同生産計画についても了承を得た。
5/11
・ノバ(カナダ)社との情報交換
ノバはポリサ−(以前当社とPPのJV計画検討)を買収し、エチレン2百万t,PE60万t,PP5.5万t(三石ガス法技術の GENESIS 社を買収)、PS40万tをもつ。PEはUCC法のLLが中心、今後この分野を伸ばしたい模様。
当社のガス法技術、触媒に関心を示したが、ライセンスの意思なしと説明。
他にエチレン・コポリ(スミエポックなど)に興味をもち、今後話し合いたいと。
・部長会
・米国ポリプロ計画検討会
谷口取締役以下事業部各部長、関係各部門にフィリップスとのJV計画、コンパウンド計画を説明(経営企画、ライセンス、管理室から)
今後項目毎にチ−ムをつくり、具体案をまとめていくこととした。
5/14
・東京樹泉会
5/15
・オカロン決算説明(日泉一宮専務)
累積損失を一掃、繰延資産(開発費の名目で赤字を繰延べていたもの)も消し、今後黒字体制でいける目途がついた。
一時は一宮社長もギブアップしかけたが、専務が志望して経営を引き受け、ヤ−ン、フィルム、シ−トの3本柱体制をとり、合理化運動を行なったのが実を結んだ。
6月28日総会の予定。
5/16
・加工製品 研究分科会
サンプライ:PPのほかPSや他のレジンも検討する。
特殊フィルム:農薬入りなど面白いものが多い。
販売体制の検討が必要。
農薬入りについては農業化学品との協議が必要。
・住化カラ−より千葉計画説明会(劉常務ほか)
千葉工場の完成に伴い、社内体制も整備し、これまでの事業部の不満もかなり解消すると思われる。
PSコンパウンドは是非やりたいと積極姿勢。第二期計画に専用機を予定、当面は早急にテスト用機械を入れる(実生産は当面下請け)と。
・千葉電解 役員会
5/17
・PE 研究分科会
ガス法LL 秋に5CRでテスト予定(但し低ガス流動でのテスト)
・PP 研究分科会
5/18
・PS 研究分科会
5/22
・塩ビ 研究分科会
ペ−ストを今後どうするかが問題。
・合成ゴム 研究分科会
・バイエルがポリサ−のゴム部門を買収
現状288千tにポリサ−の561千tを加え、一気に849千tに。
買収価額1500億円は若干高めか。
なおエニモント、三菱化成、DSMなどが本買収の対抗馬であった由。
バイエルは昨年当社とのゴム部門での提携を提案してきたが(森本書簡で否定的な返事をした)、ヨ−ロッパ、北米をこれで押さえ、残る日本、アジアを狙ったものとも思われる。
当社はユニロイヤルの状況を勘案し、もしもの場合は同社のゴム事業を買収または同社とのJV化の考えがある旨、マザイカ社長に伝える予定。(広岡常務より住化アメリカに対し指示済)
5/23
・ BRITISH PETROLEUM (ENB 部門)来訪、情報交換(滝部長と)
EPDMの第三成分のENBは世界でUCC(米)、BP(欧)、サンペトロ(日)、住化の4社のみが製造しているが、EPDMの今後の予想等の情報交換に来訪。
同社は欧州でのENB需要の伸びを予想し増設を検討したいとしており、当社の技術(今回触媒学会賞を得た画期的製法)のライセンスを検討して欲しいと。
・農薬より要請
韓国ラッキ−とのMMAのJVのからみで、同社が当社の殺菌剤スミレックスを韓国で製造、販売しようとしているのをやめさせるよう協力して欲しいと。
違法行為ではないため難しいが話はしてみることとする。
・フィリップスよりPPのJVに関するMOU(MEMORANDUM OF UNDERSTANDING)案
さきの広岡・ベンツ会談の結果をおりこんだ案がやっと送付あり。
追ってバンバスカ−ク氏より森本副社長宛レタ−も送付あり。
さきに同社より、当社が他の地域に進出する場合は同社の参加を認めること、同社が参加しない場合は同社に当社技術をライセンスすることの要求があり、断ったが今回再度下記の形で要求があった。
・10年の期間内で同社が他の地域で計画をした場合、住化の参加を認める。
この合意が得られない場合、住化は同社に最新のガス法技術をライセンスする。
但し地域は中南米、中東、アフリカ、ヨ−ロッパ。
(住化が進出する場合に同社の参加を要求していたが、今回はこれは除外)
・同社が中国で同社のBPP技術で製造しようとする場合、住化は触媒技術をライセンスする。(当初中国でのガス法ライセンス要請あり、断った)
バンバスカ−ク・レタ−では上記のほか、将来問題として下記を述べている。
・当面同社の既存工場は離さないが、将来順次移すことも考える。
・将来PPS,ポリメチルペンテン、熱可塑性ポリエステルなど新製品も対象に。
・コンパウンド設備についても共同で検討したい。
本件早急に検討を行なうが、合意に達した場合のスケデュ−ルは以下のとおり。
・直ちに対外発表、契約交渉
・本年第3四半期末に調印
5/24
・住友ゴム対策打ち合せ(谷口取締役、阪本事業部長ほか)
同社は今後予想される競争激化のなかで世界の他のタイヤメ−カ−が傘下にポリマ−・メ−カ−をもち高級化に対応しつつあるなかで同社がポリマ−部門をもたないことに危機感をもっており、かつ昨年当社の協力で初めてF3000で年間優勝したことを評価し、当社に対し同社のポリマ−部門としての機能を果たすよう要請してきている。(具体的にはイソプレンゴムの開発、将来の供給)
これに対し当社としては採算がとれるということを前提に(その範囲で)協力するという線で返事をする方向。
(住友ゴムはSBRの購入の代償として赤字でも協力せよというニュアンスあり)
・シンガポ−ルPS計画(BASFとの交渉)
東南ア進出の日本企業向けを中心としてシンガポ−ルでPSを生産する(将来SMを生産するという構想のもとで)ことを計画しているが、当然日本と同じ製品を供給する必要があり、BASFに対し技術供与を要請したが、当初拒否の回答があった。
これに対し日本BASFの協力も得てデュッセルを通じ再度要請していたが、今回前向きの返事があった。
即ち7月の同社の新体制を待ち検討するが、韓国BASFの対策が重要。
韓国BASFに対し住化が今後どんな協力ができるかを説明して欲しい。また東南アでの需要見通し、戦略を説明して欲しいと。(同社は現地需要から当面増設は不要との見通しをもっている。)
・三善加工 決算見込み聴取(武田社長ほか)
計画よりは未達だが農ポリ、クリンテ−ト共に昨年比オ−バ−で黒字維持。
金利アップの影響が大きく、今後経費節減の方針だが、販売促進、事務機械化の推進方を要請した。
5/25
・住化カラ−役員会
・最近採算が悪化しており、原因について議論あり。
コンパウンドの委託加工費が急増しており(加工賃のアップが大きい)、委託品の採算分析を要請した。
・千葉工場建設順調、7月5日竣工式の予定
・提携先の台湾大恭化学がタイに進出する計画があり、住化カラ−も参加する。
塩ビレザ−などの着色で需要家のタイウレタンとJVを設立するもの。
同国最大の塗料メ−カ−TOA(神東塗料とも提携)も参加する。
・さきにBASFが台湾進出で大恭化学と組みたいと要請があったが、拒否することとしたと。高圧的でひどい条件をつけてきた由。
・第一塩ビ共同生産推進委員会
呉羽化学もやっと参加を決定し、各社JV設立で合意した。
今後早急にMITI,公取に報告し、JV設立、対外発表の準備を行なう。
社内は早速稟議の準備に入る。
・カイト化学成型部門のカントクハイテックとの提携の件
牧社長よりカントクに対し当社の前向きの姿勢を伝えたところ、親会社の関東特殊製鋼の西沢社長より早急に住化との顔合わせをしたいとの要請があった。
・ダウ化工役員会、懇親会
─────────────────────────────
・ラッキ−とのJV交渉
ライセンス契約原案作成が若干手間取り、当初予定を遅らせ6月6−8日に日本で契約交渉を行なう。
5/28
・カイト化学 役員会
3月期決算案承認
販売増加するも固定費(労務費、償却費など)の大幅アップで減益。配当据え置き
百万円
売上高 16,231 (前年度 15,579)
経常損益 175 ( 306)
当期損益 43 ( 62)
配当 10% ( 10% )
株主総会 6月18日、当社より出向の足立氏(東京工場長)が取締役就任の予定
・社長に塩ビ共同生産の件、報告(堤事業部長と)
呉羽が参加を決定したため、JV設立手続きを進めたいと報告し了承を得た。
外部発表については第一塩ビグル−プとしての決定なので社長会社のゼオンを立てる方がよいとのコメントあり。
下記の日程で進めたい。
対外発表 6月13日 (4社の日程の都合)
当社役員会決議 18日 (会社設立、代表取締役))
JV設立 7月 5日
5/29
・三善加工 役員会
昨年度のクリンテ−ト販売は予算比大幅減だが、昨年比は102%。これに対し農ビは推定で95%、ポリオレフィン系の販売が全体の10%に近づき、農ビ・メ−カ−も脅威と見るようになってきた。化成ビニ−ルが現在テスト中。
・第一塩ビ 期末監査実施
・日本サンプライ 役員会、懇親会
決算案承認 百万円
売上高 905 ( 前年度 904)
経常損益 70 ( 66)
当期損益 39 ( 30)
配当 15% ( 15% )
株主総会 6月26日
なお同社は数年前手続きミスで青色申告の資格を取り消されたが、今回青色申告が認められた。
5/30
・監査役に概況報告(小川部長と)
損益概況、プロジェクト、関係会社との取引
(監査の一環として年1回実施)
5/31
・査業部と起業予算に関する懇談(小川部長、山本部長と)
中期計画と比べ大幅な変更はないが、調達面で予定していた転換社債など低利率の調達が株価低落で減少するため、不要不急の投資は遅らせたいと。前向きの投資を云々する気はなく、工場整備などの中で急がないものをと。(新増設以外のものが償却費をはるかに上回っている。)
当方からはこれまでは新増設以外の投資は償却費以下しかやれず、そのツケが今まとめて出てきたものであり、長期的視点で判断して欲しいと要請。
・公取に塩ビ共同生産の件報告(法務伊藤部長補佐、日本ゼオン長岡部長と)
2月に状況報告をしているため結論だけ報告したが、共販問題とのからみでいろいろ質問があり、2時間以上かかった。
先方コメント
・8万Tのうち半分程度は増産になる。S&Bという言葉を使うと産構法時代の設備制限が続いているかの印象を与えてまずい。
(発表案を事前に見てもらうこととした。)
・VCMのスワップを他の共販メンバ−とやるときはそれを通じての情報交換をしないように。
・第一塩ビが出資したから製販一体だとして共販存続の理由とはするな。
・これまでの共販のヒアリングでの質疑との関係でいろいろ質問あり。
・同じく通産省報告(化学製品課)
各社のスクラップ計画を個別に聞きたいと。
*公取、通産ともに発表までの秘密厳守を要請した。
6/1
・第一塩ビ共同生産準備委員会、懇親会
公取、通産のコメントをふまえ、発表文、Q&Aの案を作成。
───────────
・スチレン工業会総会
PS部会長に昭和電工が就任
同社は固辞していたが、廻りもちということで押し付けられた模様。
将来当社の順番になった場合どうするか問題。
なお工業会の委員長は旭化成、SM部会長は三菱油化が留任
・PCSのプロピレンタンク漏れ事故で各プラント休止へ。
6/4
・昭和電工とNPS運営について打ち合せ
6/5
・昭和電工 PS竣工式
昭和電工として内輪にということで柳沢部長と中山のみ招待あり、出席した。
建設は当初予定より遅れ、4月末に消防検査が完了。連続運転も予定を1週間ほど遅れ、前日からスタ−トした。(このため昭電の依頼で大騒ぎして集めたSMが不要になった。)
能力は3万トンだが、リアクタ−を1基追加すれば5万トンになる(余地あり)。
6/6
・住化カラ−とPSコンパウンド問題協議
住化カラ−より、PS専用のテスト機の導入(1億円)と千葉2期計画でのPS専用機設置計画の説明があった。
当面は付加価値の少ない着色コンパウンドが多く、採算面で問題があるため、今後両社で進め方を検討する。
・シンガポ−ルPS計画協議(経企、PSと)
BASFがライセンスの可能性を示唆し先ずデュッセルとの会談を要請してきた為、当方考え方をまとめ、デュッセルに送付。
当方方針:東南アの一般需要でなく主に現地進出日系企業対象
日本と同じ品質の製品の供給(現在日本からの輸出が中心)
輸出製品用のため保護関税回避
韓国BASFとの関係(BASFはこの反対を懸念している):
・現在非常に良好な関係あり
・今後次のような協力が考えられる。
特殊品(千葉1期でやらないもの)の輸入
千葉2期計画へのつなぎの輸入
MITIの輸入促進策による日本の家電メ−カ−向け販売の協力
シンガポ−ル計画のプリマ−ケティング用
韓国進出日系家電メ−カ−への販売の斡旋
なお電気化学が同社の千葉スチレン計画での当社の協力と、シンガポ−ルPS計画への同社の参加を要請してきている。
PSについては当社としては日本と同じものを供給するというのが目的であることからBASF技術以外は余り意味がないのに加え、同社はGPを中心に考えており、HIPSについては技術をもっていない(同社は三東圧とのJVのサンスチレンを運営)ことから、提携は無理。
・クリンテ−ト商系ル−トについて
大倉工業が是非やりたいと要請してきているが、新たにCI化成がCIを通じ要請があった。(同社には同社の防霧剤特許のライセンスを依頼している)
化成ビニ−ルやCI化成など農ビ・メ−カ−の進出で農ビからの転換が一挙に行われる可能性が強く、前向きに検討したい。全農対策をどうするかが問題。
・フィリップスとのJV
MOU (Memorandum of Understanding) 修正案を送付
問題となっていた米国外でのガス法権利要求に対しては、地域制限(欧州除外)期間短縮(8年に)の逆提案を行なった。中国での触媒提供(P社プロセスで)受諾。
6/7
・MITI報告 塩ビ共同生産の件(2回目)
公取の反応、対外発表文を説明。
化学製品課では本件を高く評価しており、課長が各部門に説明して廻っている由。当社のスクラップ計画を説明(基本的には1CVをとめる、ただし全グレ−ドの移行には若干時間がかかる)。
・MITI化学製品課への廃プラ問題説明(三木部長)
廃プラ問題は基礎化学品課が担当しているが、塩ビなどを扱う化学製品課としても事情を知っておきたいとして要請があったもの。
6/8
・塩ビ共同生産計画の件、副社長、会長に説明(会長には堤事業部長と)
6/11
・第一塩ビ共同生産委員会
発表文、Q&A確定
以降次の手続きをとった。
6/12・ゼオン伊藤社長と塩ビ協会長(三菱化成ビニル向山社長)に報告
・第一塩ビ中村氏が塩ビ協専務理事に報告
6/13・旭硝子、電化に計画を説明し、VCMを一部、千葉塩ビのタンク、パイプを通し持ち込むことにつき了解を求めた。
旭:将来問題とならないよう、キチンとル−ルを決めたい。鹿島では信越がいろいろイヤガラセをしてモメている。
呉羽がJVでは安いVCMが買えるとして旭品の値下げを要求してきた。(当方より、VCMは従来通りの価格で売ると伝えた。)
電化:将来電化が持ち込む際に同様の扱いをして欲しい。
・記者発表(化学、一般)
4社共同(ゼオン伊藤氏が代表で発表。)
6/12
・シンガポ−ルPS計画の件
デュッセル小竹駐在員がBASFと会談、当方の考え方を説明した。
BASFとしてはかなり興味をもっているが、先にエッケル氏の名前で拒否の返事を出した手前、社内でどう説明するかということと、韓国BASF対策が問題と。
今後事務局で検討を進めたいと。
別途広岡常務が日本BASFの吉田常務に事情説明し、側面援助を要請した。
・フィリップスとのPP・JV計画
当初同社は11日に経営会議にかけるということであったが25日に延期になった。
単なる日程の問題とのこと。
6/13
・部長会
・ケ−プラシ−ト(川鉄とのPP・ガラス繊維シ−トJV)来訪
シ−トの切断、管理等についてMMA、サンプライの例を説明
なお自動車向けが本命だが採用には時間がかかるため、これ向けの開発とは別にその間の販売用にパレットなども合わせて開発する。
6/14
・経営会議
エチレン・バ−ス、PPコンパウンド、SPO/NTR分離起業
6/15
・ラッキ−とのMMA・JVの件
残っていたイソブチレン・ライセンス契約案と販売、原料購入などの契約概要案を送付。
20−22日に東京で交渉することとなった。
6/18
・カイト化学 株主総会、役員会(参宮寮)
6/19
・R&Hによる住化ハ−スの監査
公認会計士の監査とは別に数年に1回社内監査を行なうことになっており(JV契約で当方了承)、今回初めて本社より監査に訪問。
24才、入社3年目の女性で、3週間日本に滞在し各子会社を監査(当社2日)
6/20
・ラッキ−とのMMA−JV交渉(6/22まで)
・第一塩ビ販売 株主総会、役員会
共同生産については既に1月に記事になったため、特に各方面の反応なしと。
6/21
・米国コンパウンド問題(広岡常務と)
現在フェロとの交渉は中断しているが別途 RHE-TECH という会社が候補に上がっている。(米国証券会社の紹介)
先方では日本の会社数社が提携のオファ−をしてきているということで、急いでおり、早く工場を見て欲しいとしている。
他方フィリップスからはコンパウンドについて共同で検討したいという申し入れがあり(バンバスカ−クから森本副社長宛て)、レジンJV交渉と並行して協議をする必要がある。
このため次回のJV交渉(来月初めにも)でコンパウンド問題も協議することとし、本件もその席で説明した上で工場見学、交渉を行なうこととする。
・ユニロイヤル
ユニロイヤルの経営破綻の可能性(ドレクセル破産による)から、もしもの場合には同社のEPDM部門の買収、JV化を考えたく、SCAIに対し同社との接触を依頼していたが(経企より)、結果の報告あり。
当面経営破綻の危険はなくなり、うまくいっている。
住化意向は分かったので、もしもの場合は考える。
6/22
・日本イソブチレン 株主総会、役員会
6/25
・誠和樹脂(カイト化学成型部門)訪問
7/6 にカントク(関東特殊製鋼子会社)を訪問するため、実態聴取のため訪問。
販売は増加しているが、規模が小さく(大手の1/10で拡張の余地なし)、金型が自製できないのが欠点で月商150百万円近くなりながら損益トントンという状態。また技術が分かっているのが2人だけということでやはりこのままでは駄目。カントクとの提携は誠和を生かせる一つの方法と思われる。
*6/28 関東特殊製鋼で下記の人事異同があった。
カントク 本田社長(元関東特殊製鋼副社長)が退任、顧問に。
関東特殊製鋼 古市取締役業務部長が常務に昇格し、カントク社長兼務
6/26
・住化カラ−役員会
上期実績予想
販売は予算比若干増(数量増、売価ダウン)だが、損益は予算103百万円の利益に対し42百万円と大幅減益。
売価ダウンが大きいのと、千葉稼働前のため増量分が外注となったこと、外注費が大幅にアップしたのが主因。
下期予算
努力目標(売価アップ、コストダウン、賞与据え置きなど)込みで177百万円の利益の予算。
千葉工場の償却は定額法(他は定率法)。なお千葉の建設費(18億円)の支払いは11月頃からのため当期は金利負担が殆ど無し。 レジンや副原料の値上げもあり、今後かなり苦しい。
・PMP(ポリメチルペンテン)に関する経企・研究チ−ムのP社との協議の報告会
フィリップスは米国でPMPの起業化を計画中で、日本・東南アでは当社と共同での開発の提案がありF/Sを始めたもの。
PMPは非常に軽く(比重 0.83 )、熱・電気・機械特性があり、透明容器などではPET、エンジニアリング用途(フィラ−入り)ではPBT代替となり、フィリップスでは米国需要を30万トンと見ている。
三井石化が少量販売中。
日本での開発・販売方法について今後検討を行なう。
・フィリップスとのPPのJVの件
フィリップスの経営会議でOKとなった。但し海外での権利など若干の問題があり7/16より日本で詰めを行なう。バンバスカ−ク副社長が20日に当社を訪問するため、それまでにまとまれば当日 MEMORANDUM OF UNDERSTANDINGに調印する。
対外発表をどうするか検討中。
調印後直ちにJV契約の交渉に入る。
6/27
・愛媛工場訪問
MMAキャストシ−トの生産は順調、但し品質検査体制に若干問題あり。
押出工場新設起業は7月末には輸入機器の据え付けが完了し8月から試運転の予定。バルク成形材料起業は整地完了、これから土建工事(来年春スタ−ト)
大江コンパウンド工場は古いがよく整備されており、近く増産工事を実施する。
6/28
・オカロン株主総会、役員会(鈴木部長と)
設立後12期で累積損失一掃した(繰延資産等不良経理も全て処理)。
工場も毎年整備され、きれいになっており合理化も進んでいる。(数年前から全員参加の合理化運動を実施)
ヤ−ン、フィルム(おむつ包装、ファッションバッグ)、シ−ト(食品容器、自動車の泥よけ、施設園芸用など)の3本柱体制。
本年度予算でコジェネレ−ションでの自家発電起業(750 KW, 140百万円)を実施する。(ヤ−ンで蒸気を使用。年20百万円程度のメリット)
*新居浜駅前の当社の土地にビルを建てる計画がいきづまり問題となっていたが、日泉化学が参加して再建することとなったと。
*一宮会長(84才)は非常にお元気で最近ご夫婦でヨ−ロッパ旅行をされたと。
6/29
・第一塩ビ共同生産準備委員会
合弁契約調印完了。7月5日付けでJVを設立する。
技術供与契約、建設業務委託契約、本社業務委託契約などの詰めを行なった。
7/4
・日泉化学 青野氏より米国子会社、JVについて聴取
IJP(日泉アメリカ:100%子会社)
初年度(1990/1月期)損益
売上高 5,790 千$ 損益 −124 千$
売上は LONDON INDUSTRY 向けの金型及び一部部品
金型はホンダのモデルチェンジの時だけだが、部品は月に20−30百万円継続。
現在日本から1名、アメリカ人2名だがアメリカ人を更に採用し新しい仕事を開発したいと。
LONDON INDUSTRY ( WORTHINGTON 60%、 日泉 35%、 住商・SCOA 5% )
2年度(1990/5月期)損益
売上高 11,677千$、損益 −1,981 千$、累積損益 −3,319 千$
前期は売上なしで、操業準備費を全部費用に落とした模様だが、損失 1,338千$の内訳不明で詳細聴取するようアドバイスした。
資本金は当初計画では5百万$にする予定であったが、先方がしぶり、当初50万$でスタ−トし、本年に入りようやく250万$に増資した。既に累積損失は資本金を超過しており、借り入れも 16,650 千$に達することから、5百万$への増資と、損益分析・損益改善策を WORTHINGTON社に求めるようアドバイスした。
(日本より原料比率が高い、人数が多いとのこと)
販売面ではホンダより追加の仕事が入ったこと(今秋立ち上げ)、新規にMOBIL CHEMICALの家庭用ゴミ箱(PP)を引き受けたことで順調。
・住化カラ− 劉常務(欧州計画)
事態:
同社では富士フィルムに印画紙用マスタ−バッチを供給している(当社販売のLDPEに使用)が、富士はこの半分(1,000t/Y) を欧州子会社に送っている。
(現地ではレジンはDSM品を使用)。
昨年大日精化/三井物産が欧州に進出しコンパウンド事業を始めたが、現地の富士に売り込みを図っている。このため住化カラ−では防衛のため富士に対し現地進出の意図を伝え、検討を始めた。
寺嶋社長はやるなら富士だけでなく他社にもと考え、住商にも協力を求めている模様。
当方よりこれまでの検討結果を踏まえ、以下のコメントをした。
・市場の状況、住化カラ−の技術水準(現地各社との比較で)など全く白紙の状況で全面進出を考えるのは早過ぎるのではないか。
・まず富士対策に的をしぼるべきである。
提携先を決め、その建屋内に機械を設置し(コンタミ問題から専用機が必要で、適当な遊休機械をもっているところはない)、操業を委託するのがよい。
現地材料でやれるかどうか、至急テストが必要。
・経験を詰んでから、その他の事業を検討するのがよい。当社のコンパウンド計画にのることも可能。
・いづれにせよ、技術者の派遣は必要。販売会社の設立も必要で(住化受託も可能)、採算がどうなるかなどの検討も必要。
7/5
・住化カラ−千葉工場竣工式
谷口取締役、堤、山田事業部長ほか出席
・第一塩ビ製造有限会社 設立
社長:村本取締役 取締役:堤事業部長
・塩ビ起業着手検討会議(千葉)
今回の起業の特徴
・今回の採用技術(共同研究の成果と各社技術の統合)は最先端の水準のもの
(若干更に詰めが必要な点あり、愛媛研、プロセス研の協力も得る。)
・非常に狭い場所で、かつ稼働中の既存プラント内での工事であり、慎重に実施する必要がある。
・スケデュ−ルが非常にタイト
(場合によっては若干完成が遅れる可能性あり)
7/6
・カントクハイテック(関東特殊製鋼)訪問(香西常務、谷口取締役、牧カイト社長)
誠和樹脂(カイト子会社)問題で住化としての先方との初会談のため訪問
古市社長(カントク)は慎重で、もう少し事業の見極めをつけてから相談したいとの意向だが、西沢社長(関東)は本件に非常に熱心で、早く話を決めたいと。
・ケ−プラシ−ト決算役員会 (川鉄 60% 当社 20% 伊藤忠・タキロン各10% )
来年春完成を目指し建設準備中(川鉄千葉工場内)
同時に開発をスタ−トさせたが、自動車向けの開発が如何に大変か、ようやく分かってきた模様。近く開発・販売委員会を開くが、当社としては親会社の協力が必須とし、当社ル−トを利用し当社として販売する(SPM技術なども使用)ことを提案する予定。
なおメインの自動車向けはモデルチェンジを待つことが必要で、当面の販売のため自動車以外の分野にも注力する。
*7/4会長、社長が西独Huls社の社長と会談。その席で先方より「東独での事業を検討しているが、リスク大きく、住化と組みたい。対象は合成ゴム、MMA。」との提案があった。追って先方日本支社より具体的提案がある由。
同社は西独Rohm社(MMAでクロスライセンス)の100%親会社。合成ゴムではBayerとのJV(EPDM,SBR,BR)をもつが、同社と別れるとのうわさあり。(Bayerは米国でPolysarのゴム部門を買収)
7/11
・米国コンパウンド関係 フェロ宛 返事出状
フェロ社長より交渉を進めたいとの催促あり、以下の返事をした。
本計画の前提であるレジン計画の進展を待っていたため遅れているが、間もなくフェロとの交渉を始められよう。
但しフェロが独占権を主張するなら、JVには進めない。フェロは契約の文言で解決しようと提案しているが、本質の問題である。考えなおして欲しい。
いづれにせよフェロとは今後協力関係を続けたい。
住商観測では住化がレジンJVの発表をすれば、フェロは独占権の主張を降ろすのではないかと。
なおハンツマンがフェロの株式買い取りに着手した(独禁法の届出)。目的不明。
フェロ社長は買収は無理と楽観視しているとのこと。
7/12
・日本ポリスチレン役員会
昭電のバルク法プラントは順調に操業と。
・部長会
・欧米のプラスチック廃棄問題(研究調査室出張報告)
欧米での取り組み(業界団体、レジンメ−カ−、需要家)は熱心。
西独で自動車部品用樹脂使用にリサイクルを条件とする法律が施行される。
この場合PPが主に使用されよう。(但しアロイ、コンパウンドは問題となる。)
*既に日本の自動車メ−カ−からは輸出自動車に対する規制を懸念し問い合わせが来ている。対応を検討する必要あり。
・近泉化学 5月決算予想 (日泉一宮専務来訪)
日泉三重工場の完成に伴う自動車関係の仕事の三重への移転に伴う混乱から、一昨年、昨年と大幅赤字を計上したが、本年も改善策の実現が遅れ、実質2億円に近い赤字となる予想。
経理上の処理、日泉のコントリ、当社のレジン代リベ−トなどを実施しても30百万円程度の赤字となり累積損失は60百万円近くになる(資本金70百万円)
このため日泉からは追加リベ−トの要請あり。検討して返事することとした。
なお下半期には改善策の効果が出ており、次年度は黒字基調になると思われる。
7/13
・フィリップスとのPPのJV交渉
P社では6/25の経営会議で若干の条件つきでOKになったとして、7/16からの交渉、7/20調印の予定を伝えてきていたが、ようやくMOU(Memorandum of Understanding) の修正案を送ってきた。
これによると下記の重要な新提案を含んでおり、交渉が必要。予定通りの調印ができるかどうか疑問。なお当社の経営会議は7月18日の予定。
1)JV(税務上の問題でパ−トナ−シップの形態となる)の比率は50/50だが、P社のノレン代を勘案し出資額に差をつけたい。
当方:P社既存設備を出すなら別だが、現行案では出資も50/50
既存品はJVがコミッションベ−スでP社のために販売する。
新分野は主に住化知見で販売
2)P社既存製品との関係
当方: CO-PROSPERITY、 CO-MISERY の精神
当初増設分がフルでない場合、フィリップス・ファイバ−向けに供給も(使用分の2/3 程度を他社品でまかなっている)。
P社:既存事業保護、 CO-MISERY否定
ファイバ−向けは自社で供給。JV品供給はP社承認を要する。
既存工場がフルにならない場合、直接輸出も。
この限りではP社主張は理解出来るが、販売が既存品、JV品でタテ割になるおそれがあり、そうなればJVの意味がなくなる。
バンバスカ−ク副社長からは将来徐々に既存工場をJVに移していきたいとの連絡があったが、これとの関係がどうか。
3)海外での権利
P社では米国で当社ガス法を導入する以上、その他の地域でも当社技術を使いたいとしている。
当社としては期間(8年)、地域(メキシコ、中東、アフリカ。他に中国にはP社技術にDX−V触媒を供給)を限定し了解したが、今回P社よりメキシコについて独占権の要請あり。
メキシコはP社の強い要請で入れたが、北米との一体化を考えると、独占はありえない。
4)コンパウンド
P社よりこれをJVの事業範囲にいれ、将来は他の製品もやりたい、コンパウンドはJVで直接販売するべきだとの提案あり。
当方が以前より主張していたことで、バンバスカ−クが強く希望しているとのこと(日本でのPPS販売の経験からと)
本件P社と詳細議論し方向付けをしたい。(フェロ対策も)
────────────────────────────────────
・ヒュルズ社提案の件
先週速報で西独ヒュルズ社より東独でのMMA,ゴムでの共同事業提案があった旨報告したが、一部誤りあり、事態以下の通りと。(米倉部長より)
ヒュルズ社の会長より、何か両社で共同事業を推進できないか、タスクフォ−スをつくって検討したいとの申し入れがあり、土方会長、森社長も同意。(東独とか、MMA/ゴムに限定したものではない)
なおMMAについては同社はACH法の方が経済的と見ている。
7/16
・フィリップスとのPPのJV交渉
7/16-17 事務局会議
7/18-19 広岡−ベンツ会談
7/20 森本−バンバスカ−ク会談
フィリップス側は 7/20 のMOU調印を希望したが、基本事項で食い違いを残したままでの調印はまづいということで延期となった。7/18の経営会議にもかけず。
最大の問題は今回急にP社が持ち出した「両社の貢献度の違いを勘案し、出資額に差をつけよう」という要求。
これは 6/25の先方の経営会議でフィリップス石油のCEOであるサイラス会長が言い出したとのこと。
住化はガス法技術、高活性触媒の供与などの貢献はあるが、それは他社からでも買える。P社側は物質特許、整備されたインフラ、樹脂メ−カ−としての顧客への信用度(ノレン)などで住化の貢献よりも大きな貢献をするので、それを評価せよというもの。
当方からは1)当方の将来にわたるJVへの技術面での貢献と日米自動車メ−カ−を中心としたマ−ケティング面での貢献が大きいこと、2)両社が異質の貢献をするのがJV設立の理由であり、貢献度の金額評価など出来ない、3)これまでの多数のJVでそんな例はないと主張。
また既存事業をJVに出すならノレン代の支払いは当然であり、そうなれば他の問題の CO-PROSPERITY,CO-MISERYも同時に解決するとして、P社既存事業を出すことを再検討するよう要請した。
P社としては住化から正式要請あれば、トップに伝え検討すると。
(参考:既存設備能力は23万t,@ 1$/kg として売上高等価では2.3億ドル程度のため 2.5−3億ドル:4百億円程度の評価か?)
なお同社トップへの説明用に当社の貢献の詳細をまとめ送付する。
なお CO-PROSPERITY, CO-MISERY についてはP社としても考え方としては異論なく文章表現でキツクなっただけと。
7/19
・ラッキ−とのMMA JVの件
7/25-26 のソウル会談に向け、日触と打合せた。
主な問題点は以下のとおり。
・組織 当初経費節減を考えペ−パ−カンパニ−方式としたが、経費面・運営面の両方から独立会社の方がよいことが分かり、その方向で交渉する。
(ラッキ−は販売のみ受託したいとの意向だが、販売もJV組織とする)
・触媒代 F/Sでは日触が非常に高い触媒代をいれていたが、当方より強く主張し、コスト+α ベ−スに大幅に引き下げさせた。(当社分もダウン)
・技術料 全額一時金で16億円を提示しているが、ラッキ−からは大幅引き下げ要請あり。この額は{5億円+RR2.5%x10年間}でそれ程高くなく、2億円程度の引き下げを限度とする。
・第一塩ビ製造求@役員、運営委員懇親会
7/5に会社を設立して初めての顔合わせを行なった。
(村本取締役が社長に就任)
7/20
・台湾 高屋駐在員から台湾事情聴取
株取引の過熱状態が続いていたが株価の大暴落(90/2 12,682 が 90/7 4,525 に)で混乱が生じている。
NO.5エチレンは実現の見込み、但しNO.1,2をスクラップするため影響少ない。
台湾プラスチック社長が NO.6 エチレンを諦めたか、政府の反対を押し切り、中国のアモイで石化コンビナ−トを検討中。
─────────────────────────
・ポリテ−ノ
国営石油公社(ペトロキ−サ:ポリテ−ノ株式30%所有)より政府方針で株を放出するが買わないかとの打診あり。
現状 住化20%、伊藤忠10%、民間40%のためこれを買うと、住化単独で50%、伊藤忠を入れて60%を握ることとなる。
能力は当社技術LD 13万t,デュポン技術LL 13万t,合計 26万t
本件前向きに検討したい。
・アリステック
三菱化成、三菱油化、三菱瓦斯化学、三菱レ−ヨンが各4.48%出資した。
7/23
・東ソ−久楽事業部長と懇談
LLに関し、技術料の提示の要請があった。
LLの四日市での起業化については当初かなり先を考えていたが、業界の動きから、なんびりしてはおれないと思うので、早めたい。規模は千葉と同じ(8万トン/年)で考えたいと。
(担当者によると四日市エチレン計画とのからみで93年スタ−トとの案があるが、販売面では大変で、最終どうするか若干検討期間必要と)
7/24−27 中山 韓国出張(ラッキ−とのMMA合弁契約交渉)
・JV交渉については別途報告(韓国での事業のやりにくさを実感)
・7/25ラッキ−李社長に挨拶した際に、韓国石化問題に関し下記のコメントがあった。
・過去2年間業界でなんとか調整しようと努力してきたが、まとまらなかった。
・韓洋とは大林、ラッキ−でエチレンの安定供給の交渉をやったが、まとまらず結局エチレン進出を決定。
川下がエチレンをやると当然大林も川下をやらざるをえなくなる。
・三星/三石提携については、三星に勝手にやらせるよりは、日本企業が一緒にやってくれる方が安心。
・ここまできたのは政府が放置したため。業界では大統領に事情を伝えようとまでした(結局できなかった)
・大統領は現代、三星の起工式に出席したが、最近初めて業界の状況を聞き、式に出席したことを残念に思っているとのこと。
・今後は政府の干渉が厳しくなるだろう。
・秋には日本に行き、各社に挨拶したい。
7/30
・ユ−コン・エラストマ−社起業着工稟議 社長決裁
社長より「心配な起業だ」とのコメント。
当社は借入保証の義務がないことを説明、赤字のための増資引き受けは慎重にやる旨伝え、了承を得た。
油公あて通知。
・千葉ポリエチレン運営委員会
(8月5日開催 役員会付議事項の事前協議)
・三善加工 株主総会、株主懇親会
当期税引後利益 12.6百万円
別途積立金を戻すと累積損益は5百万円の黒となり、長期にわたる欠損状況を脱した。
今後については全農による農業資材の値上げ拒否、値下げ要求により厳しい状況が続く。
全農出身の郷内専務が定年で退任。後任久保田氏ははまだ若いため、とりあえず理事に就任。
7/31
・第一塩ビ製造 運営委員会
リアクタ−の設計に入るが、技術面の観点から大きさを 110 m3 (当初 100 m3 )とすることに決定、能力は変わらず。(追ってMITIに届け出る)
各契約のまとめ
・ラッキ−よりMMAのJVの件で修正提案
ソウル会談で合意した案(李社長のOKをとったもの)ではグル−プの投資委員会を通せないとして修正要請あり。
日本側とラッキ−とで平等でないというのが一つの理由。表面上はそう見えるが実態はそうでない旨何度も説明した事項。
もう一つはMTBEがガソリン添加用として高い価値をもつことになり、ナフサ等価で出してまでMMAをやる必要があるかとの意見がグル−プ内に出ていること。
日本も含め他に直酸法でやれる可能性が少ない(安い原料ソ−ス)ことから、条件交渉により本件進める方向でやりたい。
なお日触より大分でMMA増設をやりたいとの打診あり。原料は昭電からと。
NOC情報では昭電はPO/TBA(200/500千t)をやりたいとARCOに提案してきていると。(いづれARCOから住化に話にくると)
本件実現するかどうか疑問のうえ、昭電が安くイソブチレンを出すはずがなく日触案は難しいと思われる。
8/2
・伊藤忠来訪:韓国大林産業との協力の件
大林産業はエチレン実質70万tをもつが、川下のラッキ−、湖南石化、韓洋化学がエチレンに進出したため50万t以上のエチレン余剰となる。このためLDPE10万t,PP8万tの起業を決定、伊藤忠に出資を打診してきた。
伊藤忠としては製品の輸出を扱うことを考えて34%の出資を考えており、当社の協力を要請してきたもの。
大林の考えが全く不明のため、伊藤忠で調査のうえ改めて依頼にくると。
なお大林は湖南の完成する92年6月には完成させたいとしてLDは4社、PPは5社と技術導入交渉をしており8月中には決定すると。
LDについては当社ライセンス部が大林の要請を受けて一応オファ−している。
(計画を知るためと他の日本のメ−カ−の参加を防ぐ目的でやったと)
他は全て欧米起業で、日本のメ−カ−はなし。
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・7−9月原価見直し 7月 8月 9月
ナフサ 19,000円/kl (152$ 163$ 177$ 平均164 $/t, 150円/$)で決定
予算 21,600 (183 155 )
損益改善額(3か月合計)
全社 17 億円
うち 樹脂 8.8 (PVC 0.7 ,PE 3.6 ,PP 4.4 )
ゴム 0.7
MMA 0.2
*イラクのクエ−ト進攻はこの見直し決定のあとで発生したが、この影響は7−9月については少ない。
・ダイセルがPS進出決定
シェブロン技術を導入、能力5万t、92年春完成目標と。
当初はOPS起業で当社の協力を要請してきていたが、自らPSに遡ってやることを決定したと。
・樹脂 廃棄処理問題
MITI化学製品課では欧米の動きが日本に波及することを懸念し(秋に社会党が法案を提出する動きがある)、本格的に対策に取り組むこととし、塩ビ協に対し情報収集を要請してきた。
8/6
・千葉ポリエチレン役員会
建設状況報告、借入計画承認、建設業務受委託契約承認
*千葉ポリエチは借入で保証不要だが、四日市ポリプロでは東ソ−が全額借入保証をさせられたとのこと(チッソは不適格)
*東ソ−久楽取締役より以下の打診(?)あり。
・LLを早急に四日市でやりたい(千葉と同規模)。住化との提携をLD,EVA、高圧法LLを含めPE全体に広げたい。
・四日市でエチレン40万tをやるが、住化に15万t入ってもらい55万tにしたい。
(三菱油化からポリマ−での共同研究のさそいがあるほか、宇部からも宇部計画への参加の要請があると)
8/8
・近泉化学決算報告(日泉 一宮専務)
赤字を消すため当社に追加リベ−ト22百万円の要請があったが事業部では市況等を勘案し10百万円で回答。
日泉では銀行対策上赤字決算は好ましくないとして開発費などを負担し、最終的に60万円の黒字とした。(累積損失は29百万円)
なお合理化は進んでおり、今後短期間で黒字化すると思われる。
8/9
・TPC増設問題打ち合せ
・部長会
8/10
・ライセンス部より韓国大林産業との会談報告
大林産業は既報のとおりLD10万t,PP8万tの起業を計画しており、LDについては当社にも技術ライセンスの引き合いがあった。
同社は当社技術(TUBULAR 10万t/年)に非常に関心をもっており、是非導入したいとしている由(但し現在提案のテリトリ−制限があると導入できないと)
現在伊藤忠が先方のJV提案につき細目を調査中。
ライセンス部は前向きであるが、慎重に対応したい。
・関連事業部と住化カラ−増資問題で協議
住化カラ−(資本金165百万円)より時価発行による増資提案あり。
発行価額 額面の10倍 660百万円
うち資本金組み入れ 330百万円(組み入れ後資本金495百万円)
千葉工場建設資金19億円の一部に充当。
おそらく当社(比率85%)のみが引き受けることになると思われる。
若干問題があると思われるが、関係会社育成の観点から前向きに対処したい。
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・ラッキ− MMA JV計画
先方の対応は不満であるが、最近の原料事情(MTBEがガソリンのオクタン価向上材として使われる可能性からラフィネ−トの価値が上昇)から直酸法起業の数少ない候補と思われ、前向きに対処したい。
このため日触経由でラッキ−に対し、各項目につき先方態度(どこまでなら先方の投資委員会を通せるか)を打診中。
その結果をみて社内根回しを行ないたい。(日触の触媒代値下げなどにより採算はかなり向上しており、ある程度妥協しても実現させたい。)
・フィリップスとのPP交渉
8月7日 経企・浜本部長が訪米の途中P社を訪問し、MR.BENZ と会談。
P社としては本計画を是非とも実現させたい意向。
但しトップの指示で貢献度の差を勘案し出資額に差をつけざるを得ない。
この解決策として既存事業のJVへの包含の提案があれば前向きに検討すると
8/21
・シンガポ−ル第2期計画打ち合せ(経営企画室、ライセンス部)
進め方 以下のとおり
8/24 千葉に説明し、協力要請
9/3-4 TPC末永社長ほか来訪、打ち合せ
9/10 社長、副社長説明
出席:塚専務、香西常務、谷口取締役、後藤取締役
武内専務、宇田専務、広岡常務
10/11 シェルとのトップ会談(ロンドン)
これで前へ進むことになった場合、詳細F/Sを行ない、
来年下期に再度トップ会談を行ない計画を承認する。
・フィリップス66 トンプソン社長との会談(社長、副社長、広岡常務)
森社長より、先方提案の出資額に差をつける案は受け入れ難く、P社既存事業を包含する案で進めたいと提案。
先方より、その案とP社提案との両案を協議したいとの返事があった。
既存事業包含ケ−スについては当方より買収金額案の提示が必要。
早急に検討したい。
8/22
・伊藤忠より韓国大林産業とのJV案の説明あり。
検討の結果、大きなリスクを伴うことが予想されるためJV参加はことわり、ライセンスには応じる方向で対処したい。
・検査役より東京農資の検査結果の報告あり。
全般的には良好だが、経理の体制について改善勧告あり。(当社OBの渡辺氏が本年3月に退職し、後任なく女性が担当)社長と相談し、改善する。
8/23
・PPの世界戦略について打ち合せ(谷口取締役以下)
8/24
・シンガポ−ル計画打ち合せ(千葉工場)
8/27
・住化カラ−役員会(大阪)
・7月度損益 予算17百万円に対し、実績2百万円
販売は過去最高となったが千葉工場の操業不振で外注費アップ
・千葉工場 予算472tの生産に対し、実績僅か80t
新規押出機(2軸 100mm)で灰分が多い(樹脂と微粉タルクの分級が発生?)
MMA押出機自動計量精度不良
*当社新材料課よりベテランを応援に出し協力している。
・台湾の子会社大恭化学の借入金が増加し、このままでは借入保証を要求されるため増資をおこなう。
法制上の必要で15%を従業員に分けるため、住化カラ−の出資は156百万円で、現行 34.8 %が 33.2 %となる。
なお増資後資本金が2億NT$を超えるため2−3年後に上場することが必要でこれまでなら時価は額面の10倍にもなる。(最近の株式暴落で状況変化)
この場合他の株主が売り逃げする可能性が強い。住化カラ−としてはあとを引き受ける考えはなく、同社としても売却する可能性あり。
住化カラ−台湾(PETボトル用マスタ−バッチ中心で今後大恭に移していこうとしている)や顔料事業(今後東京工場を閉鎖し大恭に移す予定)をどうするかが問題。
・住化カラ−増資の件は依然検討中
当初検討していた6億円の株主割り当ては法制上公認会計士の監査が必要なことが判明したため(5億円以上で50人以上の株主の場合)、即時実施は無理 。
5億円未満にするか第三者割り当てにするか(この場合株価が問題になる)などを検討している。
8/29
・近泉化学株主総会、役員会(草津)
自動車(ホンダ)を日泉三重工場に移し、近泉では日立(食器乾燥機など)、ダイキン(ク−ラ−)に加え、松下電産(カ−エアコン)の3社を中心とする。
松下は日本電装を目標とし、マツダ、ホンダへのカ−エアコン納入に成功。
当社の電装グレ−ドコンパウンドを使用。
8/31
・カイト化学 株主総会(臨時:監査役交替)、役員会
・損益 極めて悪く上期(4−9月)予算66百万円の利益に対し実績予想は93百万円の赤字(但し別に樹脂リベ−ト32百万円あり)
森本副社長からも関連事業部に懸念の表明があったと。
これには原料値上げ(LD7月より@10、HD8/21より@10、その他機材 3百万円/月以上)を含む。製品値上げの状況により見直しある予定。
・製品値上げ
9月より12−3%の値上げを打ち出している。10月からになっても値上げ率は通すという方向で進める。
・体質改善策(牧社長)
損益改善の方策としては体質改善しかなく、早急に取り組みたいと。
ラミ:食品の伸びの低下、加工に人手がかかりすぎることなどから一般ラミ中心ではやっていけないため、特殊ラミに注力する。
フィルム:競争力ないため、特定の特殊分野へ。
まずマスキングフィルム用プラントを建設する。
加工紙:技術あり、成長分野のため注力、いわき工場完成までのつなぎをどうするかが問題。人手不足も問題(現在3勤ができない状況)
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・バイエルより合成ゴムでの提携についての返事
バイエルからの提携提案については4月に副社長名で返事をしたが(NBR,CRは日本では無理、EPDMはバイエルもJVでやっており、どんな提携がしうるか不明、HIPS用BRは購入の交渉中)、これに対し返事あり。(ポリサ−買収の件で返事が遅れたと)
ゴムについてはHIPS用BRで長期の関係樹立の出発点としたいので専門家で協議したいと。
何をしたいというのか不明。
(当方からはさきのレタ−で将来自製する予定である旨述べているため、その際の提携か?)
・米国PP計画の状況
フィリップス MR.BENZ より架電(広岡常務へ)
当方から既存事業の価額提案のため、既存事業評価のための情報提供を要請。
先方は当初案にこだわっている(既存事業は出したくない)模様で、出資額に差をつけるという提案をおろす可能性も考えられる。
ダウ
平行してダウともPP事業での提携案を検討中であるが、ダウ・ジャパンの話ではダウはPP販売をダウのチャネル(インジェクション、フィルムなど)を利用して行ないたいとしている模様で、当社の考えと大きな差がある。
9/3−4
・TPCとの第2期計画打ち合せ(末永社長ほか)
計画:
PE(ベッセルLDPE 6万トン、ガス法LL 10万トン)
PP(ガス法 10万トン)
時期 1995年初スタ−ト
問題点:シェルとの関係
9/4
・住商(NY)越後谷氏来訪
フェロからの新提案持参
当面フェロと住商で自動車分野でのコンパウンドのJVを設立
住化から技術供与(非独占)、レジン供給(当面日本、TPCから、米国でレジンJV設立後はJVから)
前向きに検討する。
9/5
・千葉ポリエチレン地鎮祭
東ソ−から久楽取締役、松浦部長(いづれも千葉ポリエチ取締役)が出席
9/6
・千葉塩ビ 役員会
上期決算、下期予算承認
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・SNKK PC計画の状況
検討が若干遅れており、10月末に具体的計画をまとめ、来年1月に正式決定の予定。(12月にはダウの役員会がないため、1月初めの役員会にかかる)
F/Sは愛媛ベ−スとすることで合意したが、正式決定には当方からの詳細説明が必要。
・大倉工業から住化カラ−に対し株式取得要請あり。
(当社には既に要請あり、順次取得中であるが、社長指示で他の取引先にも要請)
住化カラ−としては2万株(約2千万円)購入の他、持株会に参加(月50万円)することとした。
9/10
・シンガポ−ル計画 社長説明
問題となった参加形態について広岡常務は下記の線で進めたいと。
エチレン:社長、副社長案のとおり現PCSでの増設とする方向。
(両政府、関係各社と協議をおこなう)
SM:原案(出資はせず、委託加工)の線で改めて社長、副社長を説得する。
・住商との懇談会
9/11
・部門連絡会(長期戦略)
最終案として、新規ゴム(投資30億円)、東南アMMAポリマ−(投資50億円、なおモノマ−はペンディングとして除外)を追加し、PE,PPから合計80億円の投資をカット、合計投資額は原案と同額とした。
・ダウ・ジャパン来訪、米国PP計画の件(経営企画部)
ダウはJV設立の場合も販売はダウでやりたいとしているが、当方より「ダウの販売力の利用は必須だが、製販分離になるとうまくいかない」と説明し、今後両社で運営案を協議することとした。
なお全くの新規進出は難しいためノバのもつ GENESIS社(デトロイト近郊、三井石化ガス法PP、能力5万トン)を買収しこれをベ−スにスタ−トし、当社ガス法プラントを新設する案がでているが、他社に買われるおそれもあるため先行してダウが買収してはどうかと提案した。
9/13
・千葉電解 部長会
上期決算、下期予算承認
当社としては輸入エチレン価格高騰のため、場合により塩素を減産する可能性がある旨説明した。(但し設備上の制約で減槽数に制限あり)
なお現在徳曹の液塩の販売不振のため余剰塩素を当社が引き取っているが、価格は輸入EDC価格、購入エチレン価格から逆算しており、前者の下落、後者の上昇で現在1円/KGとなっている。これに対し徳曹から一部について千葉電解のコスト(約20円)とするよう強い要請がでていた。
部長会のあと徳曹に対し千葉電解の原則(固定費縦割り)、過去の経緯、当社の現状(エチレンを購入しているため高値の塩素を買うと全くの持ち出しになること、自社枠さえも減産しようとしている状況)を説明し、要請を断った。
逆算価格とコストとで大きな差が出ているのは、日本でソ−ダが非常に好調で不足状況にありながら価格が全く上がらないのが理由。
・日触来訪
次期MMAモノマ−増設を検討したいとの申し入れあり、両社で検討チ−ムを編成することとした。(詳細別途)
ラッキ−とのJV計画はラッキ−側でラッキ−石化との協議、グル−プ内根回しを行なっており、近く正式提案がある予定。採算、バランスなどから本件前向きに進めることで合意した。
9/14
・カイト化学来訪
大阪工場の印刷部門であるメイコ−印刷(箕面市内、資本金2250万円、カイト87%)は市街地で種々の制約がある上、消防法改正などにより今後の操業に支障が出たため、年末を目処に解散し、新たに東大阪市のニッコ−グラビア印刷に委託(メイコ−の印刷機、従業員を移転)することとした。
今後地主、他株主と交渉に入り、従業員への通知を行なう。
本件当社法務部、勤労部が相談にのっている。税務・経理問題につき経理部にも相談するよう指示した。
ニッコ−グラビア(中堅印刷会社)にはカイトから常勤役員を派遣し、将来出資もおこなう。
別途フィルム部門拡充のための投資申請(約4億円)あり、前向きに対処したい。
なお来年末には「いわき工場」の土地購入もあるため増資も検討したい(来年)。
・広島化成 来訪、上期(1−6月)中間決算報告
シュ−ズ(赤字)、塩ビ・ゴム製品とあまり好況でない製品ばかりであるが好調で年間では予算通り5億円程度の利益が見込まれている。
人員整理、合理化が奏功。なお塩ビ製品では農ビ回収品の使用(@70−80で300−400t/月を購入)が黒字に貢献している。
(同社自身は農ビは製造せず工業用フィルム中心)
同社本社工場(福山市)は周囲が文化・商業センタ−に生まれ変わることになり(隣接の早川ゴム跡地に市の文化センタ−が決定)、早晩移転問題が出てくる模様。
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・BASF(東南ア本部)よりPCSに対しPCSへの参加の打診あり (9/11)
同地域でエチレン、プロピレン各60−70千t/年を使って起業を行ないたいとのことで、シンガポ−ル政府の持分(20%)購入などを希望。
PCSからは株主の問題だが可能性は少ない、エチレン・プロピレンの供給は可能性ありと返事。
BASFに対してはシンガポ−ルでのPS起業のため技術ライセンスの要請を行なっている(場合によりBASFの一部参加も覚悟)が、本件はBASF独自の計画によるものと思われる。
・ユニロイヤル社日本事務所開設
同社クック副社長がSCAIを訪問し、「事業継続の目処がついたので今後積極的に事業展開を図りたい。日本市場の重要性に鑑み、10月に東京に事務所を開設する」との説明あり。
所長は元三井石化の研究者。(クックは三石との関係が深くなることはないと強調していた由)
同社は昨年のMBO(経営陣による買収)で多額の JUNK BONDを発行している上にMBOをアレンジし株主でもあるドレクセルが破産申請を行ない、先行きが危ぶまれていた(当社からは事業売却の場合はEPDM部門を買う用意ありと伝えた)が、資金手当ての目処がたった模様。
・住化カラ−増資案決定
当初の6億円増資の場合は公認会計士の監査が必要なため以下の案に変更。
割り当て 0.3株/1株 発行価格 500円/株 合計 495百万円
払い込み 11月末
増資後資本金 412.5百万円(現行 165百万円)
当社払い込み額は421百万円
9/17
・韓国・暁星BASF来訪、PS関連の情報交換
韓国では油公のSMのスタ−ト遅れで極端なSM不足の状況でPSも不足状態
但し来年には現代、三星もスタ−トするので逆に過剰となる予想
イラク問題でナフサのコストは75%アップしたが、韓国政府は55%の値上げしか認めていない。
(別の情報ではエチレンについてもナフサ価格アップの75%までしか転嫁を認めていない)
9/18−19
・アトケム来訪、住化CdF問題協議
オ−ケムのアトケムへの併合によりアトケムがパ−トナ−となった。これに伴い同社も社名を変更する。(「住化アトケム」とすることで協議中)
アトケムは機能性ポリマ−を幅広くやっていく意向で、日本でのボンダインは開発の遅れから本年の販売も当初予想の半分に止まっている状況ではあるが、かなり期待している模様でアトケム・ジャパンとして技術者を採用しJVの応援に出したいとしている。
更に先方開発のアドマ−・タイプ製品をJVに出してもよい(但し住化からも新規製品をJVに出す条件)としている。(本件まずサンプルの評価を行なう)
逆に当社のスミエポック(PP染色用)に関心を示している。
・エクソン来訪、ENB(EPDM第三成分)の件
エクソンは米国(70千t)、フランス(65千t)にEPDM工場をもち、ENBをそれぞれUCCとBPから購入しているが、いづれも独占のため価格が高いとして、当社からのライセンスを打診してきた。
本件は研究からは貴重な技術として慎重に扱うよう要請を受けているほか、UCCが独占維持のため技術を買いにきたり(当方より11億円の技術料を提示)、ユニロイヤルからも要請があった(先方資金難でペンディングとなっている)こともあり、慎重に検討したい。(日本ではEPDMメ−カ−3社が日石化学から購入していたが、当社の自製開始で価格が大幅に下落し当社のメリットも減少した経緯がある。)
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・韓国・現代よりMMA技術供与の要請(住商経由)
伊藤会長と鄭会長が懇意とのことで住商経由で要請あり。他社と交渉中として断った。
なおラッキ−より架電あり、ラッキ−石化とのC4価格問題がまとまったので、近く最終案の提案ができようと。
9/25
・ラッキ−よりMMAのJVに関し条件提示あり
日触と協議のうえ、前向きに対応したい。
別途ラッキ−より安全教育の視察チ−ムの千葉工場見学依頼あり、受諾した。
9/26
・住化カラ−役員会
・増資決議
本件 9/25に寺嶋社長から森社長に説明、了解を得た。
・広栄化学の第三者割り当て増資を引き受け(30千株 @800 24百万円)
・千葉工場操業問題
人の問題(熟練度)と設備の問題で8月の操業も予定の41%に止まり、販売減少、赤字増加となった。
前者については大阪から応援を派遣、10月からは予定の70%程度まではやれる見通し。設備問題は検討中であるが、時間と金がかかろう。
・台湾の大恭化学(35%出資)
東京工場の有機顔料移転の交渉中、年内に契約。
跡地は1/3をR&Dに使い、残りは空ける。
*今後輸入品の販売となるが、品質管理面で十分対策をとるよう伝えた。
体質強化策として、増資、タイでのJV(ウレタン、塩ビなどのマスタ−バッチ)、別会社住化カラ−台湾の大恭への順次移管などを実施する。
*増資時に現経営陣が退くという可能性もあり、その場合住化カラ−が全面的に引き受けるのか、住化カラ−も退くとすれば(投資額の回収は問題ないが)顔料事業をどうするのか、懸念あり。
・ダウ化工(当社35%出資)
PSの押出発泡でフロン12の使用を完全にやめたことを発表(HCFC 142 bに切り換え)
ダウ化工は競合3社(カネカ、日本スチレンペ−パ−、積水)に本技術のライセンスの交渉を行なっている。
本発表は環境問題でのPRと3社への圧力の意味をもっている。
・昭和電工とNPS運営問題打ち合せ
運営形態に関し、昭電より土地買い取り手段としてNPS解散の提案が出ているが検討を進めるため土地(工場、社宅)の時価評価を不動産研究所に依頼することとした。
千葉工場稼働後当面の運営は、住化がNPSから受託して自社工場でPSを生産するという形で行なうことを提案した。
なお昭電は日本スチレンモノマ−(能力20万t、新日鉄化学と東ソ−のJV)の新日鉄枠への参加(13万t中の5万t)を交渉中であるが、条件面で難航していると。
(新日鉄が見返りに原料分解ガソリンの安値供給を要求)
9/28
・TPCとの定期協議(末永社長、井上氏、小西氏)
東南アの状況以下のとおり
PE,PPとも7月に800$程度まで価格が下がっていたが、10月分はそれぞれ200$上げ、1000$前後の価格となった。
供給面では欧州(好況で輸出玉なし)、ブラジル、韓国(ナフサ問題で減産)が脱落し日本品も減少し、絶対的不足状況。一部投機的なオファ−が出ている。
TPCでは買い溜め防止のため9月から割り当てを実施。
───────────────────────────────────
・米国のPE加工メ−カ−からPE製造技術引き合い
ポリアメリカ社は米国で4位のPE加工メ−カ−でゴミ袋、建設用フィルム、農ポリなど用に10万tのPEを使用しているが、レジンの自製を計画し当社に技術の要請があった。
住商ヒュ−ストンの米国社員が当社PE技術を導入した WESTLAKE に勤務していたことがあり、ポリアメリカの社長に当社技術の優秀さを売り込んだとのこと。
先方はストレ−ト・ライセンスを希望しており、自消中心のためJVには不向きであるので、その方向で検討する。
・9/27の旭化成ヘリコプタ−事故の犠牲者のうち、当社と関係があった人は2名
旭化成 高野アクリル樹脂販売第一部部長 (MMA)
呉羽化学 柴田原料部長 (MMA、PP、塩ビ、有機)
10/1
・ROHM & HAAS との会合(黒田取締役以下)
Mr.Doyle (VP Corporate Business Director--Plastics), Dr.Vassiliou (European
Regional Director) ほか来訪(於 住友会館)
・Mr.Doyle(R&H勤続35年)は本年末で引退、後任は Dr.Vassiliou で現職はそのままで欧州駐在のまま兼務する。(Dr.VもR&H勤続30年、駐欧10年)
・R&H側より住化ハ−スはこれまで両社代表の STEERING COMMITTEE で運営してきたが、イミドを販売開始するにあたり専任をおいて欲しい(R&Hからも一人出したい)との提案があり、その方向で検討することとした。
10/2
・ソルベイ来訪
PP触媒に関する情報交換
当社、TPCは既存プロセスPPの触媒を当社触媒に切り換えつつあるが、依然ソルベイ触媒も購入している。
なおソルベイはUCCからガス法技術を導入しベルギ−に80千トンの工場を建設しているが(来年末完成)、ガス法の触媒はシェル品とのこと。
・フィリップスより既存PP事業の価値の評価資料受領
早急に評価額、形態について案をまとめる。
10/3
・関東特殊製鋼 来訪(カイト牧社長含め会談)
7月に同社を訪問し、同社のカントクハイテックにカイトの成形部門誠和樹脂を譲渡する(その上で当社がカントクに出資する)件で討議したが、そのフォロ−で来訪。
同社は現在事業を軌道にのせるのに大変な状況で今回松下電池の仕事を引き受けることとしたが、2年後に大増設を考えておりその時点でこの話を実現させたいと。
・千葉工場物流合理化推進委員会
今後環境の変化(人手不足、廃ガス規制によるトラック規制など)で現在の体制ではやっていけなくなる可能性があり、それを勘案し必要な投資を行なう。
例 バルク出荷体制、コンテナ−船による中継地ヘの輸送
10/4
・カイト化学訪問
8月度73百万円の赤字、4−8月の5か月で104百万円の赤字(昨年同期で72百万円の黒字)と損益が悪いため状況聴取に訪問。
前年同期比では売上は230百万円増加しているが、運賃アップ、原料価格高等で限界利益は同じ、他方労務費、償却費、金利など固定費が176百万円増加し、それが損益差となっている。
現在一次値上げ交渉中(原料価格アップ+α)でこれで採算は向上するが、きめ細かな合理化、改善策が必要。
他方長期的には体質改善が必要で今回のフィルム起業、加工紙の新工場建設など、かなりの投資が必要であるが、積極的に協力していきたい。
───────────────────────────────────
・韓国 大林産業のPE,PP計画の状況
伊藤忠は依然JV設立について交渉中であるが、難航。伊藤忠はJVが赤字にならないようエチレン価格を設定すべきと主張、大林はそこまでコミットしていない。プロセスについては伊藤忠は住化プロセス採用がJV参加の条件としているが、大林技術陣はPEはICI、PPはハイモントに傾いている模様。
PEについてはICIがヴェッセル法を売り込んでおり、大林としては後発でやるため他社と異なるプロセスを希望。
10/8
・ケ−プラシ−ト役員会 {川鉄、住化、タキロン、伊藤忠}
工場建設(川鉄千葉工場内)は予定通り(来年6月本格操業)
11月末払い込みで増資予定(現在240百万円、増資+240百万円。当社20%)
自動車会社、同部品会社をほぼ廻ったが、川鉄も難しさを実感した模様で、当社などのル−トを活用することとなった。当社はSPM中心に開発する。
なお自動車向けは採用に時間がかかるためタキロン中心にその他用途の開発を進める。
10/9
・日触とラッキ−とのJVについて打ち合せ
ラッキ−石化が原料ラフィネ−トの供給価格で当方主張に近い線におりたため前向きに進めることとし、25−6両日東京で最終のまとめを行なうこととした。
年内のJV設立を目標。
10/12
・広島化成訪問
福山市では地域創生総合都市開発事業として広島化成に隣接する早川ゴム、日本化薬の跡地を開発地域とし文化センタ−、都市活性化センタ−、百貨店、交通センタ−をつくる計画を決定。これに伴い広島化成としても現在地での生産の継続が困難になること必至で、従業員の老齢化と合わせこの機会に事業をどう展開していくかを検討すると。
10/15
・第一塩ビ製造 運営委員会
乾燥機の納期遅れ等で当初92年2月メカコンが4月にずれる予想を説明
各社より4月から需要期が入ること、ゼオンと呉羽の定修が春にあることから、なんとか完成を早めるよう要請あり、検討を約した。
10/16
・フェロ訪問中の三木部長から中間報告
フェロは当社と是非一緒に仕事をしたいとし、当方への要請も非常にリ−ズナブルなものに変わったと。
10/17
・部長会
・社長に日触要請(次期MMA増設)について説明(山田事業部長と)
社長より日触に引きずられず、慎重にやるようにと。
まず愛媛の手直し増設(1万t)とラッキ−JV(92年末完成目途)からの引き取りでつなぎ、原料・技術の目処がついた時点で次期を考えたいと説明した。
・バイエルより合成ゴム・ゴム薬での提携の会談要請
11月中旬にバイエルの担当の部長が来訪するので会いたいと。
合成ゴムについては当方レタ−で提携の可能性の少ないことは認識しており、情報交換程度のものとなる見通し。
10/18
・住化CdF 役員会
・同日付けで書類で社員総会を開き、社名変更(住化アトケムへ)を決議
・値上げ決議。5月の輸入価格値上げ(@25)とナフサ価格アップを反映した10月末からの再値上げ(@25)を受け、売価を11月から @ 40 アップすることとした。
・本年は開発の遅れで販売が予定を大幅に下回ったため、下期より開発費の求償額を減らすこととした。なお日本アトケムでは日本での開発への参画のため元三レ社員を採用。教育のうえ来年よりボンダイン販売の応援をさせる。
10/19
・関連事業部とグル−プパワ−戦略について協議
・対関係会社
11/26に関係会社・社長会を開催し、当社のグル−プパワ−戦略を説明し、各社の長期戦略作成を要請する。
長期戦略は来年3月末に提出。
これを受け6月末目処に当社としての育成計画を策定する。
・関係会社担当部門の変更検討
現行基礎部門担当は下記の6社
NOC、SNKK、カイト、住化カラ−、朝日化学、サンプライ
関連事業部より以下の会社について基礎部門担当にするかどうか相談したいと。
いろいろ問題あるため追って協議することとした。
新規追加:サ−モ、三善加工(いづれも筆頭株主、社長派遣)
担当変更:三建加工、共同薬品(塩ビの可塑材生産なので樹脂でと。反対)
SBU(樹脂ではあるが)、アラミド(新規か?)
住友精化、広栄化学
住友ベ−ク(本来「関係会社」に含めるかどうか疑問)
───────────────────────────────────
・シンガポ−ルPS計画
シンガポ−ルPS計画については、東南ア進出の日本の需要家を主対象にすることから日本と同じグレ−ドの供給が必須であるため、BASFに対し技術供与を要請してきた。
今回広岡常務が訪欧の途中同社を訪問し交渉したが、結論として同社はJV案も含めライセンスを拒否。同社としては東南アでは10万t売っており、競争相手をつくる気はないし、世界的供給過剰から新しくJVに参加する気もないと。
別途アトケムがシンガポ−ル本島で45千tのPS工場建設を決定、来年初着工、92年3月完工の予定。
本計画の練り直しが必要で早急に関係部門と協議する。
・欧州PPコンパウンド計画
ホンダ等からの要請で欧州でのコンパウンド計画を検討しているが、委託生産先として検討していたハイドロポリマ−社(ノルスクハイドロ子会社)が売りに出されることとなり、当社としても一応買収の検討を行なったが、赤字体質であること、買収金額がかなり高くなりそうなことからギブアップせざるをえない見通し。
なお同社より22日の週に来日するので会いたいとの連絡あり、先行きの見通しについて聴取したい。
なお米国でフェロと提携できれば、同社は欧州に多数の工場をもつため欧州での提携も合わせ協議したい。
10/23
・研究方針会議
10/24
・ハイドロポリマ−社(英国のコンパウンダ−)来訪
欧州での委託加工の交渉中、急に売りに出されたが、その経緯を聴取
親会社ノルスクハイドロの前会長の方針でコンパウンド事業を大々的にやるべくフランスの会社を買収したが、会長が交代し再検討した結果レジンをもたない独立コンパウンダ−ではやっていけないと判断し売却を決定した。(現在欧州では1/3が独立コンパウンダ−)
現在38社が応募、日本の会社も7−8社あり。
必ずしも最高値のところでなく、事業を継続してくれる会社に売却する。
できれば今後も住化と一緒に仕事をしたいと。
10/25
・住化カラ−役員会
従業員持株会を設立したいとのこと。今回の増資の失権株の引き受けと今後株主が売却を希望した場合の受皿が目的で、購入がない月の積み立て分は運用。退職時は買い上げする。1口1千円だが当初臨時払い込みで1口6千円。
今回の引き受け価格が高いこと(@600程度か)から将来問題となるおそれもあり慎重にやるよう伝えた。
千葉の操業は大阪からの応援で徐々にアップしているが、タルク入りコンパウンドについては機械の改造が必要。
10/25−26
・ラッキ−来訪
MMAモノマ−のJVについてほぼ合意に達した。(詳細別途)
早急に社内手続きに入りたい。
社内了承を得られた場合のスケデュ−ルは以下の通り。
12月初め調印
91年2月ごろJV設立(韓国での認可手続きに2か月程度)
93年春スタ−ト
10/29
・カイト化学長期計画聴取(牧社長/堤事業部長ほか)
ラミから加工紙、特殊フィルムに中心を移し体質を改善しようというもので、6年間で約50億円の投資を考えている。増資などで協力したい。
但し赤字の大阪ラミの扱いには問題あり、今後協議していきたい。
10/30
・三善加工 役員会
6−9月の受注は好調で、特にクリンテ−トは前年比の1.5倍。
全農との値上げ交渉は進展を見せていたが、ナフサ価格の値下がり記事(日経)の影響で中断している。なお農ビはメ−カ−の態度が消極的でこれから交渉に入ろうという段階。このためクリンテ−トについては値上げが遅れる見通し。
(11/1−4 シンガポ−ル出張)
11/2
・TPC役員会
・TPCとの打ち合せ
ガス法PP
現在100%操業
ブロックの販売は好調で10月には2200t/月の受注となり、中国(600t程度を想定)が出れば売り切れるという勢い。
早期手直し増設を検討する。(現在36千tを50千t程度に)
コンパウンド技術供与の要請
日泉(現地JVに二軸の導入を検討)、山陽IKに下請けさせたい。
TPCとしては難しいものはやらず出来る範囲のものだけやると。
関係部門と協議することとしている。
欧州へのブロック出荷希望
商社(住商、伊藤忠)経由でブロック(コンパウンド)の注文がきており、出したいと。(コンパウンドは無理なのでレジン売り、かつ採算が前提と)
当方より欧州コンパウンド計画を説明、とりあえずフェロ欧州は米国での交渉を待つよう依頼。その他についても連絡を密にし、個別に相談することとした。
PCSでエチレン増設計画あり(約2万t/年 12百万S$)、年末に決心し92年秋のSDMで完成。
11/5
・西独SGK(MAX PLANCKの特許担当)の米国弁護士よりレタ−
DR.ZIEGLERの米国PP触媒特許(先発明主義により23年振りに復活した特許)に基づく対米輸出自動車に使用されるPPに対する技術料に関し、先に0.6 cents/kgで了解に達していたが、実際の数量を見た上で収入金額が少なすぎるとして 0.6 cents/lb (2.2倍)に修正要請をしてきた。
本件は三井東圧、三菱油化と共同で(旧モンテ3社)で対応しているが、これまでの経緯から見て不当な提案のため再度当方主張を説明することとした。
・米国PP計画
森社長名でフィリップスのトンプソン社長宛てに下記の点の確認のレタ−出状
・既存事業をJVに含める検討をしているが、P社として既存事業を一般のM&Aでの常識的な価額で売却する気があるのか。(無茶なことはいわないなとの意)
・その場合出資比率は 50/50 でよいか。
11/6
・住化カラ−寺嶋社長と懇談
住化カラ−と当社各部門との間に、もうひとつ連帯感がなくスッキリしない点があるため対策について議論した。真のコミュニケ−ションが出来ていないのが原因で改善に向け努力したい。
11/7
・住化カラ−千葉工場訪問、下尾崎工場長と懇談
千葉工場建設の問題点:
住化カラ−にはオ−トメ化した工場の操業の経験、知見なく、設計・工務部門ももたないため、これも素人のSCECに機械の選択も含め任せざるを得なかったこと。
(SCECとしても工場全体の建設をやったことなく、勉強のためということで安い金額で引き受けたと。実績ではSCECで数億円の赤字となった。)
操業状況:
大阪からの応援(10人)をうけ急速に改善し現在では実質的にフルに近い状態になり、逆に注文を待つ状況と。
コミュニケ−ション:
下尾崎工場長自ら千葉の新材料課や研究と密接なコンタクトを行なっており、今後は事業部との交流も行ないたいと。
11/9
・カイト化学 役員会
上期(4−9)実績
売上は前年比4%アップしたが限界利益率減、固定費大幅アップ(労務費、金利など)で損益は前年比168百万円悪化し73百万円の赤字となった。
ラミが野田で63百万円、大阪で77百万円とそれぞれ赤字。
部門別に対策会議を実施している。
値上げ状況
一次原料値上げ(@10)対応分は結局原料値上り対応に止まる見込み。2次分はこれから。
大阪ラミ対策
三田などへの移転の検討を行なう。但し早くて94年ごろとなる。
住宅地のため操業に支障がでているメイコ−印刷の解散(ニッコウグラビアへの依託に切り換え)の件については、地主との交渉が円満に解決し、従業員にも通告した(大半がニッコウへの移籍を了解)。
・部長会
・査業部と中期計画打ち合せ
91−93年で設備投資、投融資合計3200億円、借入返済等1300億円で資金需要4500億円に対し、自己資本は1600億円しかなく、2900億円の不足となる。
査業部としては中期計画での投資要望4558億円を3500億円程度に圧縮するよう月末の経営会議で提案したいと。
基礎化学品部門の投資案件についても各部と協議し順位付けを行ないたい。
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・バイエルとの合成ゴムでの情報交換
さきにバイエルより合成ゴム(及びゴム薬)での提携提案があったが、11/16にバイエルの開発部長が来訪、会談を行なう。
合成ゴムについては情報交換にとどまる見込み。
・フェロとの交渉(米国でのコンパウンド計画)
さきの三木部長訪問の際に先方が妥協を示した為、これに基づいた LETTER OF INTENT 案を先方に送付したが、これに対し再び修正提案を行なってきた。
このなかには、必要な設備投資についてフェロとしてはやりたくないので日本側だけでやれとか、自動車分野についてはJVに FIRST REFUSAL RIGHTをよこせ(さきの独占権主張と同じ)とか当方として呑めない基本にかかわる提案があり、再度交渉するが、場合により当面棚上げにすることも考えたい。
11/13
・第一塩ビ販売 監査
中間決算の監査を実施
当方の応援でやってきた経理業務の機械化がようやく軌道にのりはじめた。(あと若干の改善が必要)。
なお当初から経理を担当してきた人の定年退職による体制立て直しと機械化推進のためポリオレフィン部から半年間応援を出していたがこれも今週で引き上げる。
11/14
・シンガポ−ル2期計画打ち合せ(於千葉工場)
シェルとの打ち合せの結果、PCS,TPCのF/Sは住化主導で、PO/SMはシェル単独で行なうこととなった。(ARCOとの関係でPO/SM技術にはタッチせず、理論値原価ベ−スでSMを購入することになる。)
TPCについては一次F/Sで投資額が非常に高く採算が低いベッセルLDPEをやるかどうか、やらない場合LLだけで16万tをやるのかどうかが問題。又ベッセルLDPEのみの先行も検討対象となる。(PCSでエチレン3万t増産の可能性あり)。
なおTPCでは依然LL(10万t)販売に不安をもっており、この調整も必要。早急に事業部と協議する。
なお千葉では工務部隊の要員不足で全く人を割けない状況で、この対策も必要。
11/15
・BASFエンジニア・プラスティックのフランク副社長が赴任挨拶で来訪
三菱油化とのJV(当初油化バディッシェの販売会社、現在はBASFが80%で将来100%にする予定と)の副社長と、BASFのエンプラ部門(PSなどスチレン系製品を含む)の日本担当を兼務。上記JVは現在ポリアミドとポリアセタ−ルのみ販売しているが、将来品目を拡大したいと。(本気がどうかPSもと)
現在当社は日本BASFの仲介で韓国の暁星BASFと委託、購入などで密接な関係を結んでいるが、BASF本社では韓国を通じて住化へ枠外の情報が流れることを懸念しており、調整が必要なので来月の韓国訪問を延期して欲しいとの要請があった。(当社は研究費分担を拒否しライセンス時点以後の技術は入らないことになっている)。
・住化カラ−増資(臨時取締役会:当方欠席)
13日に払い込みを終えたが、失権株につき第三者割り当てを行なった。
状況次の通り。
増資割り当て 990、000株 495,000千円 @500
払い込み 919,335 459,668千円
失権 70,665 うち井上氏 47,150(割当57,150)
第三者割り当て 60,870 35,522千円 @600 (株主割当価格+@100)
内訳
広栄化学 20、000 同社増資株引き受け
分析センタ− 15,000
丸石化学品 10,000
大同化成 2,000 顔料下請け
山水色素 1,000 同
社員 12,870 社員持株会設立及び住化出向者(持株会不参加)
増資額合計 980,205株 496,190千円
増資後資本金 4,280,205株 413,095千円 払い込み額の1/2を繰り入れ
・韓国 大林産業副社長来訪(伊藤忠と)
検討中の技術導入はPEはICIのベッセルLD、PPはハイモントのガス法にほぼ決定した。伊藤忠がJVに参加するかどうか不明(住化技術採用を条件としていたが、かなり深く入っており参加の可能性もある)
PEは当社はチュ−ブラ−法を提示したが、後発であるため余りやっていないベッセルがよいとしており、(当社も6万トン規模のベッセル案を出したが)1系列10万トンでやりたいとしている。PPは一般的なハイモント法を選ぶと。
韓国の石化増設は結局全部やることになろう。以前の日本のように一度ひどい目に合わないと分からないと。
大林もPE,PPのほかブタジェン、MTBEは決定、できればMMAをやりたい。他の誘導品も順次やりたい。
エチレン、プロピレンはそれでも余るので、住化への供給に興味あり。(本件既に住商ベ−スで交渉している。)
韓国の石化製品の政府公示価格の実状は以下のとおり。経済企画院が本年の物価を1桁にすることを至上命令としており(来年の春闘対策)このため来年は原油が下がることを前提に現在の高値価格の一部を来年に繰延べするという手段をとった。即ち原油価格アップは全額ナフサに転嫁するが当面の支払いはその一部のみとする。エチレン以下には支払いベ−ス価格で転嫁される。
11/16
・バイエル 合成ゴム・ゴム薬応研部長来訪(阪本事業部長ほか)
同社からの提携提案のフォロ−に来訪(午前合成ゴム、午後ゴム薬)
バイエルはカナダのポリサ−を買収しアメリカに進出、今後もゴム分野を強化したいが、日本(及びアジア)に是非進出したく、そのための足掛かりとして提携できないかと。
HIPS用BRを共同でやれないか、又は自製をやめ同社から買ってはどうかとの提案に対し、外販でなく自消用のみを狙っておりs−SBRの設備で少量つくるだけであること、HIPSの展開のためには新しいBRを自ら開発する必要があることを説明した。(よく分かった、当然のことだと)
当社のEMAゴムに興味をもち、欧州でも売れるので同社に扱わせてもらえるかとの打診あり、開発段階で方針も未定だが可能性はあり、TAKE NOTE すると伝えた。
────────────────────────────────
・フィリップス PP JV
バンバスカ−ク副社長、ベンツ事業部長が個別に来訪
フィリップスとしては既存事業をJVに移管する用意があることを確認。
但し既存事業をJVに包含する場合は50/50の出資比率は考えていなかったということで(当初当方よりP社に対し50/50でなくてもよいから既存事業を包含して欲しいと要請したことあり)、これについては未定。
今後のスケデュ−ルは次のとおり。
・当方より既存事業評価額提示 12月上旬
・ガス法プラント増設についてのP社役員会一次承認 来年2月ごろ
現在P社訪日チ−ムが技術面での調査結果をとりまとめ中、年末報告
・特許鑑定完了 来年4月ごろ
米国では特許インフリンジの判定を社外弁護士にしてもらう必要があり、現在関連全特許について鑑定依頼中
P社ではこれがJVの必要条件としている。
・合弁諸契約の交渉、調印 早くて来年夏
・フェロ コンパウンドJV
三木部長がフェロを訪問し交渉しているが、先方は LETTER OF INTENT を結ばないとF/Sにも入らないとしているため、JVの姿(F/S次第でどこまでの会社にするかが変わる)がはっきりしない段階でJV設立のL/I締結という異例の形をとることとなった。(11/19 香西常務フェロ訪問予定)
このため互いに出来るだけコミットしないような形(まずF/Sをするというのが中心)をとっている。
JV構想:
出資比率 フェロ 60%、住化 35%、住商 5%
事業内容 当初は自動車分野に限定したコンパウンド製造販売
基本構想としてはフェロの既存の当該部門をJVに移管する。
その後他の分野にも広げる。
技術 住化(非独占)、フェロ
原料 住化のレジンJVから供給(フェロはここから最恵国待遇条件で原料
レジンを供給することがJV設立の条件としている)
それまでは出来るだけ現地レジンを使用するが(住化が選択援助)、特殊品は住化が日本、シンガポ−ルから供給
*フェロがマジョリティを主張したため、当方は当然非独占ライセンスを主張したが、この結果先方が疑心暗鬼から慎重な態度になっている。
11/19
・TPC2期計画打ち合せ(樹脂事業部と)
ベッセルPEの建設費が高いのに加え、LLのコストが高い(特に触媒代)のも問題で、技術面、販売面から何をやるのがよいか(ベッセル、テュ−ブラ−、LL)早急に再検討することとした。
・フェロとのL/I調印(於クリ−ブランド)
フェロの自動車向け既存コンパウンド事業を移し住化の持ち込むビジネスも加えたJVのF/Sをするというのが主眼。
JV設立はF/S結果次第ということのほか、レジンJVが最恵価格でレジンを供給するというコミットをするのが条件となる。(今後フィリップスと詰める)
11/20
・ラッキ−JVの件 社長・副社長説明(山田事業部長と)
いづれもご了解を得た。直ちに稟議手続きに入った。月末に役員会決議を得て調印する予定。設立は韓国政府承認後で来年2月頃の予定。
なお調印式はせず持ち回りとしたい。共同発表を行なう予定。
11/21
・ラッキ−JVの件 会長報告(山田事業部長と)
・宇部ポリプロ 発表
11/22
・広岡常務とフィリップス対策協議
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・住化ヨ−ロッパ構想
染料事業部では欧州に在庫をもち販売をしたいとして欧州販売会社構想をもっているが(社長、会長説明済み)、経営企画室(旧外国部)が中心にデュッセル駐在員事務所を販売会社(住化ヨ−ロッパ)に改組し、染料のほか他の事業部の製品も扱えるように検討している。(来年3月末を目処)
現在検討中の欧州でのコンパウンド事業なども対象となる。
なおシンガポ−ルでは同様の構想でまず農薬が販売会社を設立したが、名称がライフ・テク(アジア)となっており、樹脂等の進出の場合、名称変更か別会社かが問題となる。
11/27
・住化カラ−役員会
・10月度損益
売上高 過去最高(但し仮需あり)
損益 予算比21百万円悪化し30百万円の利益(台湾からの配当11百万円を含む)
売上は増加したが、原料値上がり、委託加工費増加(能力不足)で利益減。
このままでは下期(7−12月)赤字は必至。
・値上げ状況
加工顔料は大口(大倉、東京三景、サ−モ、東レなど)は全てまだで、1月か。
樹脂代アップ分はよいが、運賃や顔料アップ分は難しい状況。
自動車関係も樹脂以外については来年まわしとしている。
コンパウンドは当社とは交渉中、商社着色分は難航。
逆に下請けからは値上げ要求つよく(平均@10アップ)、特に小口は現状のままでは継続困難な状況(人が集まらないと)。
・千葉工場
ようやく軌道にのり、10月は予算の計画を上回った。
11/28
・住化カラ−西嶋常務来訪、タイでのJV計画の件
タイの WORLD PIGMENT (WORLD TRADING 系、WANCHAI 社長)が日系企業向けに事業(マスタ−バッチ、着色)を広げるため、同社を拡大して日本企業とのJVにしたいとのこと。住商が日系需要家との取引拡大を狙い、住化カラ−に持ち込んだ。
アセアンでは既に各社が家電メ−カ−について各地に事業を展開しており、タイだけでの新規進出は大変なことを説明した。当社としてもコンパウンドはシンガポ−ルが中心、着色は各国でそれぞれ委託するということになり、このJVを核にするのは難しい。又タイのTPIは下記のとおりヘキサ/CIと提携済み。
*各社進出状況
稲畑:シンガポ−ル、タイ、マレ−シア(クアラルンプ−ル)、フィリッピン
日本ピグメント:シンガポ−ル、マレ−シア(ペナン、KL)
DIC:マレ−シア(ペナン、KL)
ヘキサケミカル/CI(タイ:最近TPIがJVに参加)
11/29
・第一塩ビ製造 運営委員会
工程:各社からは当初予定とおり92年2月完成の要請が出ていたが、スタ−トの遅れ、人手不足からの業者の見積もり遅れなどから、現状では4月完成がやっとという状況。操業中の工場の横で工事をするため無理ができないという事情もある。
なお来年2月8日に地鎮祭の予定
予算:当初予算外の工事40百万円(各社了承)を含め、2億円程度オ−バ−が予想されるが、引き続き交渉する。(SCEC分のオ−バ−が大きい)
契約関係:技術供与契約、製造受委託契約がまとまり、年内調印予定。
前者は採用した技術のなかで各社固有の技術、共同研究の成果の技術を区分し(これの明確化に時間がかかった)、その扱いを定めたもの。
現在スペックの確定に努力中(各社のスペックに差があり統一が大変)
・徳山曹達/サンアロ−よりVCM共同生産提案
徳曹(当社菊本向けに15千トン/年委託)、日本ゼオンとも将来VCM不足となるため徳山で増設したいが、競争力あるものにするため200千トン程度のものにしたい。ポリマ−にあわせVCMでも第一塩ビグル−プでの共同生産としたい。
呉羽についても西地区でのポリマ−受託の相談をしておりこの分はのってもらうことで提案したい。半分は自製EDCとしたく、電解も増設したいと。
当方より以下のとおり問題点多いが検討してみると伝えた。
・現状推移では千葉で1−2万トン、菊本では3万トン程度不足ポジションだが、西では委託可能、千葉分は今後の各社増設のなかで購入可能とみている。
このままではVCMに金はかけられない。
・呉羽がキイになる。錦工場での将来の生産継続は問題で、千葉にくるかどうか、来るなら第一塩ビ増設となり、関東でのVCM手当てが必要。
・千葉塩ビ・メンバ−の旭硝子がVCM事業(PVCは少なく外販中心)を将来どうするかも影響する。当社が旭枠を買い取るというケ−スもありうる。
・徳山の場合菊本向けはよいが千葉までの輸送は問題。なお出光エチレン紐附きは当社として面白くない。(エチレンスワップを同社が呑むことが前提)
・今更塩ビのために電解をやるのかという議論も出る。千葉電解は逆に非塩ビの徳曹を加えた。但し徳山のコスト(塩の本船揚げ可能など)が安いのは魅力ではある。
・いづれにせよ短期には結論は出ない。時間をかけ検討したい。
11/30
・ケ−プラシ−ト地鎮祭、役員会(於 川鉄千葉製造所)
来年6月ごろから生産開始の予定
・住商来訪 米国ポリアメリカ社LDPE計画の件
ポリアメリカは建設用フィルム、ゴミ袋、農ポリの大手メ−カ−で、レジンを年間18万トン使用。但し半分はリサイクル品でLDとしては6−7万トン購入している。リサイクル品使用のためにはチュ−ブラ−LDが必要なため、自製を希望し当社の技術導入を検討している。
住商としてはこれに参加して米国でのPE事業を行なうことを検討し、WESTLAKEなどのエチレン進出で需要を失う LYONDEL(ARCO)をひきいれてJVをつくることを計画した。(L社40%、住商、ポリ社各30%のJVでL社に製造委託し、ポリ社自消分以外は住商が外販するというもので橋本専務が先方社長に提案した)
住商としては参加したいが、ポリ社だけが相手では不安というもの。
これに対しポリアメリカは他社とのJVでは自主性を失うとしてこれに反対していると。(以上住商の現状報告)
当方より以下のとおり伝えた。
・当社としては、将来PPの販売を通じPEについても進出を考える可能性はあるが、本件には関心なし。
技術ライセンスは考えるが、他の優先プロジェクト多く、人手がかかるようならやれない。(実際にはSCECがどこまでやれるか)
・双方の問題解決し本計画を進めるためには、原料持ち込み、固定費縦割り方式のJVでやるのが一つの手。
・住商としてもかなりのリスクを覚悟する必要はある。
──────────────────────────────────
・樹脂関係 関係会社社長との懇談、懇親会の件
1月22日(火)の線でアレンジ中
なお今回各社に作成依頼した長期戦略については、当社のなかでの位置付けを明らかにして作成することになっている。
このため当社としての考え方を明確にした上で各社と協議する必要があり、年内にまとめたい。
サ−モ中社長からは関係会社の扱いをするには若干経過期間が欲しいとの要請を受けていたが、時間も経ったので来期(来年7月開始年度)からその扱いをしてもらってよいと。
12/3
・住化ハ−ス役員会
決算(10月決算)、予算(11−4月)、新製品イミド(商品名 KAMAX) の開発状況など説明。来年4月目標に住化ハ−スに専任をおき、体制つくりを始める。
なお正式の決算役員会、株主総会は公認会計士監査終了後ペ−パ−で開催する。
R&Hの人事異動( DOYLE引退ほか)に伴い、R&H側取締役が交代し、実務部隊中心となる旨報告あり。(米国からは新担当の CAESER のみ、あと3人はR&Hジャパン)
12/6
・ケ−プラシ−ト、川鉄来訪
開発方針打ち合せ
当初は鉄のル−トで自動車分野を自分で売るという意気込みであったが、実態を知り如何に大変かを理解、当社への依存を強めている。
───────────────────────────────────
・TPC増設問題
千葉作成の一次F/Sでは建設費が非常に高く採算が問題なため見直しを要請、年内にできる予定。これをもとにTPCとも相談しつつ考え方を固めたい。TPCでは市場調査を実施中。合わせて外部コンサルタントにアセアン進出企業との競争力比較を依頼する。
TPCに関してはF/Sは住化に任されているが、シェルから販売見通しなどを聞きたいとの要請があり、2月に会談を予定している。このため1月30−31両日TPC末永社長ほかが来日し、方針の確認とシェルへの対応策を打合せる。
・クリンテ−ト商系向け販売の件
クリンテ−トはこれまで全農系でのみ販売しているが、大倉工業、CI化成(添加剤特許所有)から強い要請があるため、三善加工育成(生産受託させる)を名目に全農に打診している。担当の課長レベルでは仕方ないとしてOKの線で根回しを始めた。
・ラッキ−JV契約書調印の件
ラッキ−社長より森社長宛て、調印式に訪韓して欲しいとの要請あり。日程が合わないため調印は持ち回りで行ない、来年折りをみて(JV設立時など)訪韓したいと返事することとした。(社長了承)
ラッキ−ではこれを了承。
なお本件の対外発表は12/25頃行なう線で準備中。
12/10
・三善加工来訪
クリンテ−トをCI化成、大倉工業に売らせることについて販売面での不安の意。
下記の3点を説明し了解を得た。
・ 見返りにCIより防霧剤の独占権を得られる(逆に断れば他社が独占のおそれ)
・ 各社ポリオレフィン進出を図っており、どうせなら抱え込みがベタ−。
・受託により三善の千葉、九州両工場2系列づつ合計1万トン体制にもっていく。
・昭電来訪、NPSの件
NPSとして日本不動産研究所に土地評価を依頼していたが結果は下記のとおり予想より高い数字が出た。
社宅用地を含み 80億円(簿価は5.3億円)
昭電としては評価額が高いこと、土地税制で今後どうなるか分からないことから、住化がしばらくサスペンジョンを継続引き取りすることでもあり、ペンディングにしたいと。
なお昭電と新日化との間の日本スチレンモノマ−出資交渉は未だまとまらないと。
・樹脂事業部との打ち合せ
1)グル−プパワ−:樹脂の関係会社の位置付け
2)TPC2期計画:樹脂事業部の仕事として取り組むこととする。
1月30−31日にTPCと打合せる。
12/11
・経営企画室よりフィリップスとの会談(12/5 SCAI にて)結果を聴取
P社は既存事業の当方評価額(225百万$)を妥当なものとし、今後具体的に詰めていくこととなった。
来年2月に最終交渉をやれるよう精力的に詰める。
12/12
・部長会
12/13
・経営会議
PTC設立了承
社長より何故もっと早くやらなかったかと。
12/14
・日本メタアクリルモノマ−役員会(大阪)
12/19
・日本ポリスチレン役員会(於昭電)
下期実績予想、来期予算了承
なお昭電の土地購入の決定延期に伴い、早急に千葉工場完成後の当面のNPS運営方法をまとめる。
また昭電は新日化との日本スチレンモノマ−参加交渉がうまく進まず5万トンのSM引き取りが4万トンに減らされる模様で、当社に増量を要請してきている。
12/20
・塩ビペ−スト増設案検討会議
塩ビの環境公害問題、VCM排出規制問題、他社による顆粒化の動きなどを抱え、生産性の悪い小規模・GLリアクタ−中心の当社プラントをどうするかを議論。
当方より今後事業としてやっていけるキチンとした案が必要なことを説明。
研究面ではプロセスに大きく影響するラテックスの安定化で画期的な進展があるとの報告があり、これを更に詰め、これをベ−スにした将来計画を早急にまとめることとした。
合わせて日本ゼオンよりの提携提案(同社増設を当社と一緒にやりたいというもの。当初は千葉でということであったが最近新居浜でもよいとしている由)も検討する。
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・TPC2期計画検討状況
建設費:千葉で見直し中(年内目処)
需要予測:TPCで市場調査実施中(追って事業部からも派遣)
事業部(チ−ム編成)で日本からの進出企業の今後の計画を調査
・フィリップスとのJV計画検討状況
週明けにP社に対し要検討事項まとめを送付する。
財務部に状況報告し資金手当ての検討を依頼。
・SNKKのSBRラテックス増設計画(千葉)
SNKKでは関東地区でのSBRラテックス拡販を狙い、千葉のSBRプラント内でのラテックス工場建設を要請しているが、当方で検討したところ建設費が非常に高くつくことが判明、現在建設費削減の検討を行なっているがかなり難しい状況。
12/25
・住化カラ−役員会(大阪)
1991/上期予算
上期予算 90/下期実績予想 前期比 前年比
純売上高 6100 百万円 5819 百万円 104.8 112.3
経常利益 145 71
原料価格アップ(前年比 4.5% )、運賃アップ(8.5%)、金利アップ(前期比59百万円)はあるが、売価アップ(前年比 3.2% )と千葉工場操業アップによる貢献で増益を計画。
なお借入金(割手含む)は 1982 年末の 5999 百万円が 1988 年末に 3879 百万円にまで下がったが本年に 1325 百万円、来年 493百万円それぞれ増加し、来年末に5368百万円となる。他に本年増資 496百万円払い込みあり。
11月度実績
純売上高 1030百万円(予算比 102.9)、経常損益は予算比10百万円減の41百万円となった。
有機顔料はインキメ−カ−がフル操業なため過去最高の販売となった。需要家からは供給体制強化の要請あり。
千葉工場は操業好調で実生産で621トンをあげ、計画比121%を達成。
値上げについては有機顔料はほぼ達成したが、加工顔料、コンパウンドは難航
・ラッキ−MMA 記者発表
12/26
・住商より米国PE計画について協力要請あり。
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・YUKONG ELASTMERS の状況
建設費アップに伴い、自己資本比率維持のために大幅増資をしたいとの提案あり。
社内オ−ソライズを得た限度を超える増資には応じ難く、年初にも来日を求め対応を協議する。
なお工場周辺の民家の立ち退きが遅れ地鎮祭を延ばしてきたが、解決を見たため2月後半に実施する。
・シンガポ−ル2期計画対外発表
1月に住化・シェル共同で発表する予定であったが、PCSでの発表となる模様。