塩ビ一体化関係
1995/1/5
・モノマ−部会
トクヤマでは既報のとおり徳山のVCM 135千トンのS&Bで96/12 完成で300 千トンを建設することをほぼ決めたが、その影響を検討した。(3月まで対外秘)
・当面の販売計画(輸出50千トンを含む)を前提にすれば全体で 30 千トン程度のVCMが不足することになるが、トクヤマの計画の発表でこの調達が出来なくなる又は長期の契約を強いられるおそれがある。
旭硝子その他からの調達の可能性をチェックする。
・上記の起業完成後は新第一塩ビでフル操業になっても逆に80千トン程度は余剰になる。(更に千葉塩ビの酸素法転換による増産等も加わる)
これについてはトクヤマの責任で輸出その他で処理し、新会社には迷惑をかけないとのこと。
・事務局会議
各部会の今後のスケデュ−ル、担当を打ち合わせた。
1/6
・事務局会議(ゼオン長岡氏、トクヤマ河野氏との3人)
人事問題について以下の申し入れを行なった。
@営業責任者の分担
各社の希望ポジションが重なったことと当初の需要家対策重視の観点から、営業担当役員の数が増えた。当面は出身会社の需要家の面倒を見るとしてもそれぞれの責任分担を決める必要がある。また先々はどうするかも考える必要がある。
1−2年後には減員の必要があることで一致。分担の考え方については各社の営業責任者の会議をもち、協議することとした。
A研究体制
ゼオンの新提案では川崎研究所には他社出向者を入れないことになっているため、当社としては本社(需要家との窓口)と高岡(パイロットでの確認)への派遣だけとなり、中枢の川崎に誰も出せないなら住化のペ−ストは全滅するとの懸念がある。
新会社設立の前提条件の変更となるため再検討すべきで、川崎が他社出向者が無理なら、新しく場所を借りて研究所とすべきだと主張。
またサス、ぺ−ストでの当社出向者の増員も主張した。(本件 1/5に角五取締役と協議)
ゼオンでは技術サ−ビスの数人を本社に置くという意見が出たのを利用し、それなら他社の人を本社にとなった由。再検討すると。
B営業業務、受注業務、管理部門の要員の考え方(案)を説明。早急に詰める。
・MITI
MITIでは空洞化対策として事業革新円滑化法(仮称)を検討中だが、そのなかの金融支援(開銀の超低利融資)対象に新商品、新生産方式、新技術等に加え、事業集約化が加わった。現在対象の調査実施中だが、MITIと協議し新第一塩ビが親会社から設備を購入する資金(資本金超過分)を申請することとした。合わせてトクヤマのVCM起業も追加する予定。
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参考
・呉羽 シンガポ−ルでのMBS増設
同社ではMBS増設を内定した模様で、近く正式に挨拶に行くと。(大隅取締役)
・トクヤマ 辻社長のシンガポ−ル見学
辻社長は2月初めに東南アジア訪問の予定で、辻社長から香西社長にメルバウ見学の依頼があった。詳細は事務局で詰める。 (トクヤマ秘書室)
塩ビ一体化関係
1/9
・新会社メンバ−の初会合
佐伯・ゼオン専務以下、部長以上での顔合わせを行なった。
新会社の方針(基本契約書、F/S)、今後の日程を確認したが、営業担当役員の業務分担と研究体制について住化、サンアロ−から問題提起を行ない、早急に協議することとなった。
営業担当の分担については3社常務会で未決定のまま。1/13に堤取締役がゼオン橋本取締役、サンアロ−藤田社長と協議し、スタ−ト時の担当(これまでのル−ト重視)と本来の担当を決める。
技術サ−ビスセンタ−については急に川崎には他社出向者は入れないとしてゼオン出身者だけで固める案が出されたため、当方からそれでは一体化が出来ず、住化の壁紙の商売は全滅するとして反対。研究体制を見直すこととした。
(本件は昨年7月に佐伯専務の決断で決めたもの。高槻案はこの理由で最初から断っており、無理があったと思われる。)
1/11
・人事部会(岡村部長以下出席)
基本契約書における人事面の考え方と当方でまとめた要検討事項を説明。担当者で分科会を持ち検討してもらう。
1/12
・経理部会
公認会計士の選任でもめ、結局3社の公認会計士事務所の共同監査とする方向。
新会社の経理基準、原価計算基準を協議。当社と異なり他社はコンピュ−タ−システムに弾力性がなく親会社のル−ルに合わせざるを得ず、工場ごとにやり方が変わるという変則的なものでスタ−トせざるを得ない。
・資金部会(橋本部長以下出席)
新会社の借入方針などを協議。
設備資金についてはMITIで検討中の事業革新円滑化法での開銀の超低利融資を受けられる可能性があるため、その場合には短期資金の借入のみとなる。各社で候補銀行の推薦し取引銀行を決める。
1/13
・技術部会
サスペンジョンの開発方針を協議。
別途、ペ−スト研究についてゼオン川崎研究所が駄目になったため新しくく技術サ−ビス研究所をつくるFSを早急に実施することと、川崎と高岡の業務分担について議論。技術サ−ビス研究所は反応を伴うものではないため最低必要な機器をそろえるだけとし、大型機器については親会社(川崎、高槻)を利用させてもらう方向。
高槻のロ−タリ−スクリ−ンについても移転は困難なため高槻に置いたままとし、必要な際に訪問する。
終了後研究人事について協議。ゼオンからゼオン中心の案が先に出されていたが、住化、サンアロ−から対案(人数その他)を提出。月末頃に具体名(経歴つき)を提出し協議する。
追って角五取締役と協議し当社案を確定する。
・呉羽との協議
呉羽は第一塩ビ販売からは年末に人員を引上げ、1月からは直接販売に切り替えたが、株式の移動は1月までに行なうことになっている。呉羽としては以前からの主張により第一塩ビ製造からの離脱も同時に行ないたいとし、それも含め、本年最初の協議を行なった。
第一塩ビ製造については各社の分工場であること、呉羽の2万トン能力を譲受けることは、双方に余剰能力があることから、年間4億円の損失の移動を意味することについては昨年の協議で認識は一致している。このため株を引き受ける場合も数年間は製造受委託により呉羽が現在の同社枠の固定費を take or payの形で負担するしかないということでも一致しており、問題は年数だけとなる。
特にゼオンでは枠の引き受けに消極的であるが、呉羽としても年数が長くなり償却費の大部分を負担するなら将来とも残留する方がよいとの判断もあり、どこで決着するかが問題。次回に呉羽から提案する。
本件が決着すれば第一塩ビ製造は 7/1の新第一塩ビの発足時にこれに吸収合併し一体として運営するが、交渉がまとまらない場合は新会社と呉羽のJVとして残すことになり、事務処理が繁雑なことと、常に呉羽と協議しないといけないという問題が残ることになる。
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トピックス
・マレ−シアのPE、PP輸入制限問題(1/12 日経)
シンガポ−ル政府がマレ−シア政府に対しWTOの規定に基づく2国間協議の開始を申請。
・ハイモント/三石のPP特許問題(1/12日経夕刊)
米国FTCは両社のPP触媒特許契約が独禁法に違反するとして契約改正命令を出した。市場分割や価格競争制限などの不公正行為の要素があるというもの。
1/19
・トクヤマ 河野・経営企画室次長来訪(石川部長、岸・石油化学品部長と)
VCMのS&B計画(135 千トン→300 千トン)のエチレン手当ての件で来訪。
同社は現在出光からパイプでエチレンを50千トン購入している。増設で70千トンが必要だが出光からの購入価格の引き下げのためタンク建設も含め検討している。
当方よりエチレンのバランス(当社としては余り余裕ないが丸善、昭電からの手当て、韓国からの輸入は可能)、エチレン船の状況などを説明。
トクヤマで早急に方針を決定する。新第一塩ビのコストに響くため当社としても協力する旨伝えた。
出光にとっては休止中の120 千トン設備を稼働でき、プロピレン外販も増やせるため願ってもない話となる。
塩ビ一体化関係
1/17
・営業関係役員分担の件
サンアロ−藤田社長が来訪、堤取締役と1/23のゼオンとの3社会談の事前打ち合わせを行なった。ゼオン案は余りにもゼオン中心で、需要家対応に問題が出るため修正を要求する。
1/18
・東京本社事務所の候補の見学
第一候補は新橋の第8東洋海事ビル(持主は第一塩ビ販売の事務所ビルと同じ)。
外堀通り沿いで日石本館の3軒先(虎の門方向)で非常に便利なところ。
若干高いが値下げ交渉は可能。
1/20
・伊藤忠 来訪
新会社への協力提案の説明があった。(1/24に正式に3社に説明の予定)
主な提案(それぞれ具体的計画ありとしている)
・拡販(国内、輸出)
・海外メ−カ−との提携でのEDC,VCM確保
・物流システム構築(伊藤忠はイト−ヨ−カ堂のシステムを構築)
・ユ−ザ−への情報サ−ビスネットワ−ク
・リサイクル事業
・中国ほかでの現地生産(ペ−スト)
伊藤忠としては本気で取り組みたいので同社の新会社への資本参加を検討して欲しいと。同社の商権を振り替えれば国内 70 千トンの拡販はできるとしており、輸出も55〜80千トンは可能としている。当方からは現時点での同社の出資は難しいと伝えた。
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シンガポ−ル見学依頼
・トクヤマ・辻社長が2/2 に四方常務(樹脂事業部長)と一緒に訪問。岡田社長と阪本社長にアテンドを依頼した。(社長指示)
・ゼオン・中野社長が2/16に訪問。
1/27
・住化カラ− 役員会
1994年度決算案(速報)
売上高 146 億円(前年比 1% ダウン、但し純売では 1% アップ)
経常利益 2.1 億円
当期利益 0.9 億円
なお上記経常利益には台湾の大恭化学からの配当が1億円程度入っているが、年初に同社トップが来日し、工場の隣接地の買取り資金が必要なため今後3年間配当をゼロにしたいとの申し入れがあった。一応拒否したが先方は強硬と。
大阪工場(伊丹)の地震被害は少なかったが、工業用水が止まったままで生産再開は一部にとどまっている。復旧時期不明。
なお神戸港に保管中の輸出品、輸入原料はほとんど無事。(担当者が危険を侵してチェックした。)
塩ビ一体化関係
1/23
・営業関係・役員分担問題 協議
ゼオン・橋本取締役、サン・アロ−・藤田社長と堤取締役で協議。移行期間は商権維持のため需要家ごとに分担を決めることとなった。
1/27に林部長が入り分担を協議したが、話に行き違いがあり、再度協議が必要。
1/24
・伊藤忠との会合
伊藤忠としては新第一塩ビと全面的に提携したいとして多方面の提案があった。
伊藤忠としては今後の塩ビ業界の再編成の動きの中で、他に組む相手はいないし、八方美人では駄目と判断し、旗幟を鮮明にしようというもの。これによるマイナスの影響は覚悟の上と。
但し伊藤忠としてはそこまで踏み切るので、(1)新会社への資本参加、(2)代理店の整理・統合=伊藤忠の扱いの増加を希望。これがOKなら呉羽も切ると。
当初から伊藤忠との提携を一つの柱としていたが、真面目な提案であり、前向きに考える。但し現時点での資本参加は無理。代替案を考える。
1/30
・一体化 技術部会
懸案となっていた川崎研究所(技術サ−ビス拠点)についてはゼオン川崎研究所の中の小さな建屋を借りることでほぼ決まりつつある。共通設備や会議室・応接室、食堂などへは通過ル−トを決める。
これにより当社出向者も川崎勤務が可能となり、技術部門の人事をほぼ確定した。
当方希望は人数的には通った。
営業人事についてはまだ大きな隔たりがあり、近くゼオンと話し合う。
2/1
・呉羽化学の第一塩ビ販売からの正式離脱
住化、ゼオン、サン・アロ−が呉羽から第一塩ビ販売の株式を購入、同時にトクヤマがサン・アロ−持株の一部を買い取った。これにより出資比率は新第一塩ビの出資比率に合致した。(ゼオン40% / 住化30% / サン・アロ−20% / トクヤマ 10%)
なお呉羽は昨年末に出向者を引上げ、実質的に共販から離脱している。(1月末までに株を譲渡する約束のもとに認めた。) 取締役、監査役は1月末に辞任した。
呉羽は第一塩ビ販売と第一塩ビ製造の同時離脱を希望したが、後者については交渉が難航している。新会社の損益を見直した後に交渉を再開する。
条件が合えば、まず第一塩ビ製造の呉羽持分を買い取って同社を新会社に吸収合併し、呉羽とは一定期間 take or payの製造受委託契約で固定費を負担させたい。
*呉羽は第一塩ビ製造からの離脱にこだわり、第一塩ビ販売の株の譲渡を武器にしようとの動きを見せた。(新第一塩ビは第一塩ビ販売を改組するため、株の譲渡がないと準備に入れない) 最後は約束だとして押し切った。
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広報の情報
業界紙記者によると、旭硝子、電化、呉羽の3社が塩ビ関連で新会社設立に動いていると。VCMでの提携(京葉モノマ−への資本参加?)か、旭硝子の以前からの目標のPVCへの本格参入がらみか、不明。
呉羽が第一塩ビ製造からの早期離脱を強硬に主張しているのはこれに関係あるかも。電化も最近になって電解コストを問題にしたり、年末・年初の千葉塩ビのトラブル時に強硬な態度を示しており、なんらかの関係があるかも分からない。
千葉電解(電化)〜千葉EDC(電化)〜千葉塩ビ(電化、旭硝子)への影響についてケ−ススタディを行う。千葉塩ビから両社が離脱するのは考え難いが、電解については抜本的合理化の要求が出る可能性はある。
旭硝子との間では事務局レベルではVCMの購入や電解−EDC委託の検討、エピクロ受託などで友好関係を維持しているが、旭硝子側では更に住化(エチレン、VCMの配管で結ばれている)との関係を深めたいとの意向があり、上層部での話し合いの機会を持ちたいとしている。
2/6
・MITI、公取報告
呉羽が第一塩ビ販売から正式に離脱し、第一塩ビの株主構成が変わったため、報告した。
MITI、公取ともに第一塩ビ製造の扱いについて質問があった。公取は離脱条件(金銭面)で時間がかかるとの説明をあっさり了解したが、MITIはかなりこだわった。
呉羽離脱に伴い営業譲渡契約締結の社内手続き(金額はF/S数値での概算)を開始した。各社2月末−3月上旬に役員会承認をとり、3月中旬に第一塩ビ販売名で公取に営業譲受の届出を行う。
2/8
・ゼオン橋本取締役、長岡部長 来訪(後藤常務、堤取締役、中山)
新会社の営業関係人事で協議。
当方からゼオン案はJV設立の基本的考え(3社が自分の事業として支えることを社外、社内に示すことが必要。このため出資比率、当初の社長人事ではゼオンを立てるが他は3社平等とする)に反し、このままでは住化需要家に悪影響を与えるおそれがあるとともに、住化社内での今後の支援体制にも支障が出かねないとし、当社案を提案した。
ゼオン側はこれに理解を示し、この方向で再検討することとなった。
2/9
・一体化 営業部会
販売方針について議論。
さきの伊藤忠提案(全面的に新会社に協力するので、出資と代理店整理統合による同社扱いの増大を要請)については、以下の方向で対応することとした。
・伊藤忠の関係強化、一体化提案に同意
・但し現時点での新会社への直接出資は難しい。川上・川下・海外などの分野での提携、JV等で関係を深めていく。
・代理店統合は進めるが需要家の意向が重要。(伊藤忠の努力次第)
・川鉄 来訪(ケ−プラシ−トの件) (PTC井上、加工製品部小原ほか)
自動車分野は着実に伸びているが(トラック外板は耐候テストの必要などで一時的にダウン)、タキロン中心でやってきた非自動車用が壊滅状態となったため、対策を打ち合わせた。
ケ−プラシ−ト自体の非自動車分野開発体制の確立(組織、価格方針その他)とともに、当社としてもサンプライ・ル−トでの販売も検討する。
2/10
・広島化成 東京営業所ビル竣工式
同社は西日暮里駅前の営業所を建て替え工事(上にマンションを建設)の竣工式に出席。当社から堤取締役、高尾事業部長、塩ビ・林部長が参加。3月末総会で管理室・石川部長が中山に代わり同社の取締役となるため紹介を兼ね同伴した。
住友ゴム・大西常務の記念講演があった。大西氏は係長時代に広島化成に接触しダンロップのゴルフシュ−ズを広化で生産することとなった。
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参考
・昭電/日石 ポリオレフィンJV
昭電合樹企画 高橋部長から以下聴取。
・新会社は製造設備を譲受けせず、親会社から賃借する。
資金負担が大きすぎること、共通設備の有効利用等を考えたと。
*設立後2年以内の会社への資産譲渡は裁判所の指定する評価人の評価が必要で厄介だが、これが理由ではない。
新会社の将来を考えると、資本金を大きくして設備を買取り、償却費で借入金返済と将来の拡大資金蓄積を行なうのが筋。将来の再編成(昭電への吸収等)を念頭に置いた過渡的体制の可能性がある。
・製造要員は出向。
コンビナ−ト法等で別会社での操業には問題があることは承知しており、これから具体策を検討する。
・本社は約50人程度。
2/15
・ダウ化工 来訪(決算説明)
売上高は128 億円で前年比 2.1% マイナスとなったが、コストダウン(PS,副原料:輸入、金利ほか)で経常利益は36% 増の16億円となった。
ボクスイ倒産による損失をフルに控除した後の税引後損益は 5.3億円となった。
本社からの強い要請で未処分利益全額を配当する。(配当率30%)
ダウは全世界の経理処理を本社に集中することにした。
個別取引は米国の会計基準でドル建てで伝票を送信する。
日本で米国品を原料として受け入れた場合には受入単価は米国の製造原価を使用。通常は各国子会社の財務諸表を米国基準に組み直し、内部損益を除去して連結するが、ダウ方式では米国本社では自動的に内部利益を控除した連結決算が出来ることになる。逆に日本では(他国でも)改めて日本の商法に合った計算をやり直す必要が生じる。
2/16
・旭硝子 来訪
VCM合理化のため千葉電解を休止して旭硝子に委託する案を検討しているが、今後の進め方を打ち合わせた。
旭の考え方は以下のとおり。
・旭硝子としてはあくまで住化との関係強化として取り組む。
・トクヤマがトクヤマ/旭硝子の東西スワップと本件を結び付けて旭に接触してきているが、旭としては住化を窓口としたい。
*トクヤマ西野常務が後藤常務を訪問し、トクヤマ/旭で一定の合意が出来たとしているが、旭によると何も決めていないし、トクヤマとの直接交渉は筋違いとして断りたいと。
・旭は構想を社長まで上げているが、もう少し可能性を確認してからお座敷に上げることとする。千葉電解パ−トナ−の電化に話すのも時期尚早。
・当面のVCM不足で旭に供給を依頼しているが、これについても(新第一塩ビではなく)住化が窓口なら協力する。
新第一塩ビが当事者なら、トクヤマのS&Bでの増設後は切られると懸念。
業界紙情報の旭硝子/呉羽/電化のPVCでの提携案は否定したが、発言内容から検討しているのは事実と見られる。別情報ではチッソも依然参加している模様。
2/24
・住化カラ− 役員会
決算案承認
売上高 146億円(純売 110 億円)、当期利益 94百万円、配当 @7
役員改選(3/24総会)
退任 劉専務(朝日化学へ)、森取締役(コスモカラ−専任)
就任 数珠(当社から出向、顔料)、堀(生え抜き、千葉工場長)
社外取締役は中山から小西に交替。
1月決算
コンパウンド(住化受託、商社着色)好調で経常損益は予算比 35 百万円増の2百万円の益。千葉工場が初めての黒字。
トピックス
汎用マスタ−バッチの売価は依然低下。
白は底値(@220)は不変だが中小口は@270-280が @230 へ。
黒は @200-220 が @190 まで、大手は@160まで下がる。
業績を理由に値下げ要請あり。(住金が 7% down要請、大倉工業も原料アップに対し汎用製品値上げ難しいとして 5% 値下げ要請あり)
欧州計画(ラバホへの委託)
2/3 に完成式典(寺嶋社長参列、欧州大手メ−カ−、フジ欧州も参列)
テスト結果は良好。なお米国のアンチダンピングでフジフィルムの注文激減の懸念があったが、同社米国工場完成後は感光剤を塗る前の印画紙を欧州から送ることとなり、当初の需要見通しに戻ることとなった。積水欧州など、他の需要も検討中。
塩ビ一体化
・VCM手当て問題
PVC輸出が好調なため3社合計で4万トン程度VCMが不足する状況であるが、VCM自体の輸出が好調なことと来年末完成のサンアロ−のS&B計画が新聞に漏れたことから、VCMメ−カ−が軒並み供給カットを申し入れてきており、特に不足するゼオンが恐慌状態になっている。
このため旭硝子に対し先方の希望しているコンビネ−テッド・コンビナ−トの精神で千葉地区不足分の供給を要請するとともに、新居浜用の緊急供給要請を行った。
前者については2,000t/mの約束を得た。後者については検討すると。
このような状況にあるため、これまで継続してきた呉羽向け供給(契約なし)は断る。(呉羽との交渉要)
・伊藤忠の扱い
2/22のパ−ティ席上、伊藤忠と意見交換を行なった。
近く輸入EDCの供給について提案すると。ダウ(?)との契約交渉を行なっている模様で、年間3−5万トンを供給できるとしている。同価格であれば同社との提携強化のため既存契約の満了後順次採用する方向で考える。
さきの伊藤忠提案については近く既報の方針に沿い返事する予定。
・東京本社 事務所
候補として新橋の第8東洋海事ビル(外堀通り)と住友不動産日比谷ビル(日比谷通り)があるが、見た全員が立地面を中心に前者を選択したため、条件交渉を行ったところ有利な条件が出たのでこれを採用することとした。
・大阪支店 事務所
当社総務経由で大手不動産会社に候補の紹介を依頼していたが、2/24に数件を見て伏見町KYビルを第一候補とする。
・人事問題
営業についてはゼオンとして当社提案をほぼ受諾しており、3/1
に3社で確認することとなる。研究についてもほぼ確定。
管理部門については経理課長と総務・人事課長がペンディングとなっている。当社とゼオンが共に経理課長を出したいとし(当社の候補の方がいろんな点から適任)総務・人事課長を出すところがない状況。(サンアロ−/トクヤマは担当者を出すこととしている)
当方からは課長なしでゼオンの第一塩ビ販売出向者で済ます案(経理は当社)を提案した。[人事部と協議済]
・工場関係調査
2/20-21
に千葉工場を訪問。3月に他の4工場を順次訪問する。
千葉については補修費が問題(特に張り付けメンテ)。他の工場の状況を参考に改善案を考えたい。(塩ビ以外のプラントも同様の問題がある筈)
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トピックス
・塩ビ協・保安委員会でECNの記事(94/12/12-19)
の紹介があった。
フランスでアトケムのVCMタンク貨車が脱線し、4,000
人に避難命令が出た。被害はなかったがVCMが発癌物質との記載もある。
塩ビ協では単に記事の紹介というだけで特にコメント、議論はなし。
日本では現在VCMのロ−リ−輸送は呉羽・錦、ゼオン・高岡と鐘化・大阪だけで鐘化は近く休止する。
呉羽が旭硝子、電化、チッソと提携する噂があるが、呉羽が錦を休止すれば高岡が唯一のVCM陸送プラントとなる可能性もある。
当方ではゼオンの「新居浜ペ−スト休止、高岡集中」案にこれを理由に反対しているが、懸念が強まった。
2/27
・一体化 資金部会
新会社の設備資金は資本金超過分を事業革新円滑化法(案)による開銀の超低利融資を受け、運転資金は各社推薦銀行(各2行、計6行)から出資比率按分で借りることとする。
第一塩ビ製造の借入金はそのままとすることにしていたが、ゼオンが出資比率按分に見直すことを提案。(実態は基本部分は第一塩ビ製造の出資比率であるが、追加分を他行が断り、住銀から借りた経緯あり。呉羽推薦の富士、安田信託もある)
当方からは過去の経緯を無視して特定銀行だけ返済することはできないと反対。
・同 経理部会
公認会計士の選定で意見が別れたまま。
住化、トクヤマは工場監査との関係で共同監査しかありえないとするが、ゼオンはゼオンの会計士事務所でやりたいと主張。
・顧問税理士訪問
元国税局の調査部長(昨年まで)の藤井税理士を顧問税理士にすることとし、経理部会メンバ−で訪問し、一体化の税務問題を説明した。
設備譲渡を簿価(各社で償却方法が異なる)で行うこと、特許権の扱い、土地賃借料の減額などが問題となる可能性があるが、単なる譲渡ではないことから認めてもらえるだろうとの意見。同税理士の交渉力に期待。
3/1−2
・サンアロ−徳山工場訪問
工場関係事項を調査。
*同社はVCMのS&B計画の一環としてエチレンタンクの設置を決定。基本は出光からの購入(パイプ)だが一部購入することにより出光からの購入条件を有利にしようとの考え。当社としてもエチレン供給案を検討する。
*徳山地区は昨夏よりひどい水不足で、排水処理場の処理水まで使用している。
3/3
・広島化成訪問(後任取締役の石川部長と)
1994/1-12
の決算の結果を聴取。
売上高は179
億円と前年比 2%
減となったが、損益は原料価格ダウン、円高によるシュ−ズ部門損益改善(中国からの輸入が中心)、金利の減で昨年比大幅増益となった。
退職給与引当金の限度超過積み増し(85百万円)、面状発熱体事業での貸倒損失の残り(150
百万円)の消却を行った上で、税引前損益で192
百万円(昨年比125
百万円増)を計上、退職引当の自己否認などでの税金増で当期利益は
41 百万円となった。昨年復配したが本年も10%
配当を継続する。
同社は住友ゴムのゴルフシュ−ズを生産しているが、住友ゴムの神戸工場倒壊により練習用ゴルフボ−ルについても生産を引き受ける方向で協議中。
広島化成ではこれまで三菱化成ビニルからもPVCを購入しているが、これについて住化(新第一塩ビ)に切り替えることを検討してもよいとしている。
これまでMKVからPVCを購入し同社に製品を販売していた。三菱化学合併でPVCは三菱化学に移った。
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参考
・トクヤマと旭化成がイオン交換膜でのJV設立を発表
この結果、この分野では旭硝子
50%, 新会社 50%の2社独占となるが、市場が小さいということで公取の承認を得たと。
3/6
・伊藤忠来訪
新会社と伊藤忠の全面提携の方向で検討しているが、EDCについての具体案の提示があった。
伊藤忠としてはダウとの提携をほぼ固めた、本年は
20-30千トン、来年は50千トン程度を輸入する計画と。
PVCの上流を志向する伊藤忠と、シンテックとは別にPVCメ−カ−と結びつきを持ちたいダウの利害が一致したものと。
3月中に3社で伊藤忠と会い、提携を確認する。ダウEDCへの一部切り替えも検討する。(当社はペクテン、三菱商事と1年毎更新の契約を締結している)
3/7
・愛媛工場
工場長以下への状況説明と来週の工場調査の打ち合わせ
3/8
・住化カラ−来訪
同社の塩ビ・マスタ−バッチの状況説明に来訪(寺嶋社長指示)
同社の本分野でのシェアは5%程度しかなく、ゼオン化成やシ−アイ化成、タキロンにも入れていない状況。
近く住化カラ−、三建化工、共同薬品との連絡会を持ち、今後の塩ビ事業での協力強化策を検討する。
・呉羽・山田経営計画室長と情報交換
噂になっている旭硝子・呉羽・電化・チッソ提携案は検討していることは確かだが進展していない模様。
別情報
・交渉中断との情報
・共同塩ビ4社(東ソ−、チッソ、セントラル、徳山積水)の社長が集まり、提携強化を確認(日刊ケミカル記事)
但しチッソの千葉工場は能力6万トンのうち3万トンが旭硝子からの受託で、東ソ−が「チッソ千葉工場は旭硝子に任せる」と言っているとの情報もある。
3/13
・住化カラ−末永常務
欧州フジフィルム向けの現地での委託生産が始まるが、その運営のための欧州子会社設立の説明に来訪。1人が住化ドイツ内に駐在する。
3/14−15
・日本ゼオン 水島工場訪問
水島工場では合理化策の一部として以下の方策を取っている。
・
ZSP室 リストラでの余剰人員(フォアマン中心
15人)のチ−ム
工場長(常務)が室長で、技術担当副工場長を中心に具体的テ−マを協議決定する。全員が現場を知っているのが強み。
SDM期間の短縮で成果を上げたが、次は物流合理化に取り組む。
・ゼオンエンジ
94/
春に設立、設備課のメンバ−を3人を除き全員を移した。
当社でもSCECに設備管理を委託するようになったが、ゼオンの場合は設備管理だけでなく張り付けメンテとして実際の作業も行う。
なお水島工場のSDMでは事務系社員も一人4日は立会などの作業に従事している。
・操業支援課 各製造課の日勤者の一部を集めた課(15人)。製造課は極力合理化し交替職の支援(作業準備、設備メンテなど)をここで行う。
3/16−17
・当社愛媛工場訪問
3/20
・公取訪問
公取の要請で第一塩ビ製造の呉羽との交渉状況の説明に訪問。
やはり呉羽は旭硝子などとの提携を検討している模様で、第一塩ビ製造からの離脱問題で何度も公取と話合っており、呉羽からだけでなく、こちらの説明も聞きたいとのこと。
第一塩ビ製造は第一塩ビ販売とは異なり、各メ−カ−が自分のリスクで参加した分工場であり、販売からの離脱が即製造からの離脱とはならないこと、呉羽離脱は呉羽の責任である20億円の借入金と年間4億円の固定費の肩代わりを意味し簡単ではないこと、努力はするが7/1
離脱が可能かどうかは不明と説明した。
公取はこれを了解したが、今後の業界再編成のためにも早くスッキリさせて欲しいとの希望の表明があった。
3/22−23
・日本ゼオン 高岡工場訪問
これで一応5工場の調査を終えた。3月中にまとめ、製造委託の方針を決める。
3/24
・住化カラ− 株主総会
当社関係では劉専務(朝日化学へ)、中山が取締役を退任。数珠氏(出向中)と石化業務・小西部長が就任。
−−−−−−−−−−−−−−
・トクヤマがVCMのS&Bを正式に発表(3/22)
サンアロ−の135
千トン設備をスクラップし、300
千トン設備(三井東圧法)を建設する。96/11
完成予定。
・事業革新法
構造的変化の営業を受けている業種(石化、塩ビを含む)の事業者の事業革新の円滑化を狙いとする事業革新法が通り、4/1
から施行されることとなった。
塩ビの一体化もこれに該当すると見られ、税務上や金融面で種々の特典を受けられる可能性がある。MITIと協議する予定。
3/29
・呉羽 訪問(VCM供給問題)
過去20年にわたり呉羽にVCMを供給してきているが、当社自身不足で生産カットのおそれもある状況であるため供給を打ち切ることとしたところ、事務局間でこじれているため事態説明に訪問した。
当社の需要の拡大に伴い順次供給を減らしてきており、新第一塩ビスタ−トに伴い7月からはゼロにすると伝えていたが、鐘化、旭硝子が約束していた供給を急にカットしたきたため、どうしようもなく4月からの全面カットを伝えたところ、20年の歴史を直前の通告で終えるのは信義に反すると噛み付いてきたもの。
呉羽との間ではフォ−ミュラ方式による長期契約を用意していたが呉羽が調印せずに契約なしできており、余剰時には他社品を優先購買しフォ−ミュラ価格は拒否するなど、呉羽側も勝手な行動をとってきた。
現在輸出(VCM,PVC)が好調な中でVCMが極端な不足状態にあるが、来年には東ソ−、トクヤマの完成で一転過剰になることが予想されている。その中でゼオン、住化はトクヤマの発表の影響を受け(これが完成するまでの繋ぎとの認識)急に各社から供給カットを通告された。
当方より以上の状況を伝え、了解を求めたが、呉羽は事態を理解はしたものの、6月までは供給するよう求めている。(4/3 旭硝子を訪問し手助けを要請。後記)
3/30
・伊藤忠との会談(新第一塩ビメンバ−)
先日の伊藤忠からの提携提案に対し、新第一塩ビ側から以下のとおり返事した。
・パ−トナ−としてやっていきたいとの提案は歓迎する。是非一緒にやりたい。
・新第一塩ビへの出資については少なくともスタ−ト時は無理。
川上、川下とか、海外などで一緒にやれるものがあればやりたい。
これらの積み重ねの上で、将来どうするかを考えていきたい。
・商社の集約化はやりたいが、需要家の意向を尊重する必要がある。
伊藤忠として、需要家に伊藤忠を使いたいといわすよう、努力して欲しい。
・ダウEDCの購入については既に検討を開始した。
・特に拡販が重要。今後両社でチ−ムをつくり詳細を詰めていきたい。
伊藤忠もこれを了承、早急にチ−ムをつくり詰めることとした。
ダウ/EDCの背景について伊藤忠から説明あり。
・ダウはこれまでスペシャルティ化を進めてきたが汎用品の見直しも始めた。
エチレン増強にからめ、主要用途として塩ビ事業を重視している。オキシが東南アジアで拡大を図っているが、これに対抗しようとしている。
・現在ダウは日本の4社(信越、鐘化、三井東圧、三菱化学)にEDCを
16-7
万トン販売しているが、日本の輸入EDCでのシェアが低いとして、これの拡大を検討していた。
伊藤忠は昨年クロルアルカリ部をつくり塩ビの川上に力を入れることとなったが、新第一塩ビとの提携も考慮し、安定的なEDCソ−スを探していた。
ダウ/伊藤忠の交渉の中で、両社の利害が一致し、今回の話となった。(ダウは以前商社をカットし直販売に切り替えた)
・伊藤忠としてはダウは伊藤忠に
10
万トン程度を期待しているとのニュアンスを得ている。但し最初からはこれは無理なため順次増やしていくことで合意している。本年は2-3
万トン、来年は 5万トン程度を考えたい。
新第一塩ビを主体とするが販売先に制約はない。但しダウとしては既存のダウの需要家4社は避けて欲しいとの意向あり。
伊藤忠としても塩ビ事業で新第一塩ビと組む以上、どこにでも売るという訳にはいかない。東南アジアへの販売は対象となっていない。
・ダウは伊藤忠に対し中国でのパ−トナ−として期待している模様。
・交渉相手はダウ香港。実際の取引はダウジャパンとなる。
・第一塩ビ製造 運営委員会
95/4-9の予算の承認を得た。
生産面の問題点の対策は予定通り進み、3月には設計能力の90%
程度の実績を達成した。サイロ不足(当初計画18基に対し予算カットで13基としている)により切替回数が多いというハンディは依然あるが、早期の設計能力の達成を目標とする。
7/1
に住化、ゼオン、サンアロ−は新会社に権利を譲渡することとなるため、6
月末で一旦コスト精算を行なう。
3/31
・広島化成 株主総会
中山が8年間社外取締役をしてきたが、石川部長と交替した。
広島化成から新第一塩ビ発足を機会に塩ビ取引の拡大(三菱化学からの切替)と直取引化の提案があった。住商およびゼオンの3商社が入っているが、来たこともないと。
4/5
営業部会で本件提案、直の方向で検討する。
4/3
・旭硝子 訪問
旭硝子に対し呉羽問題を説明し、4-6
月のみ 750t/m
の追加を要請した。旭としても輸出成約をしてしまったため玉はないと。
但し旭は京葉モノマ−完成に伴い呉羽向けを増量していること、当社が将来は呉羽向けの肩代わりを依頼していたことなどから、4-6
月分の増量分から 750t/m
だけを住化経由とすることを了承した。近く呉羽に伝える。
なお住化自身の不足分のうち、1,000t分を追加で売ってもらうこととなった。
*既報のとおり旭硝子は住化との今後の関係強化を要望しており(コンビネ−テッド・コンビナ−ト)、出来るだけ住化には協力するとしている。
VCMについては将来とも千葉の不足分は住化が責任をもつ(トクヤマが増産しても持ち込まない)という前提。
なお旭硝子も呉羽のこれまでの購買の姿勢には頭にきており、尻拭いをする気はないとしている。(この点では旭/呉羽の提携説の真偽が疑われる)
4/4
・MITI化学製品課 訪問
新第一塩ビで4/1
施行の事業革新法の適用を受けるべく、相談のため訪問。
事業革新計画の承認を受け、超低利融資(開銀)、登録免許税等の特例、工場立地法上の配慮などを得るもの。
設備購入資金の融資については新設ではないため受けられるかどうか疑問。
4/5
・販売部会
販売維持・拡大策の打ち合わせ
・総合部会
第一塩ビ製造の呉羽枠の交渉再開のため、新会社の損益の見直しを行った。
VCMコストの上昇はあるが、販売数量の増加、売価アップ、金利低下などによりFSよりはかなり採算が向上する見込み。
一体化合意直前のゼオン要請による当初の損益調整(VCM価格上乗せによる親会社への損益移転)を行ってもなんとかやっていけると思われる。
これを受け、ゼオン社内で第一塩ビ製造の呉羽枠の買取りの根回しを行い、その後に呉羽と交渉する。
なお呉羽枠の買取りに当たり、呉羽との間で製造受託を行い、呉羽に一定の固定費を負担させる。
4/6
・公取訪問
合併届出書の事前相談のため訪問。
形式面での修正を行い、近く正式に提出する。
4/10
・人事問題決着
経理課長と総務人事課長をどちらから出すかで当社とゼオンの人事間で交渉していたが、結局、経理はゼオンから、総務人事は当社から出すこととなった。
ゼオンは候補者を入れ替え、適任者を出してきたため、当社が降りる形となった。
経理課長(ゼオン)と若手補助者(トクヤマ)は5/1
に、総務人事課長(当社)は決まり次第(人選は出来ているが交替要員手配などで若干遅れる)に第一塩ビ販売に出向させ、現行業務の引継ぎと新会社の準備を担当させる。
4/17
・住商がインドネシアのVCM/PVC計画発表
4/19
・新会社部長会(ゼオン佐伯専務以下)
現状の説明と今後のスケデュ−ル協議
新会社への移行スケデュ−ルは以下のとおり。
4/20 公取に営業譲受届出書を提出
事前に打ち合わせ済
6/29 ゼオン株主総会(営業譲渡承認)
6/30 サンアロ−株主総会(同上)
6/30
第一塩ビ販売 株主総会、役員会(新体制で)
6/30 増資払込
7/1土 第一塩ビ販売の社名変更、増資(効力)、営業譲渡
7/3 新第一塩ビ スタ−ト
*6/30は各社が株主総会直後(SAは当日)のため、新会社の総会、役員会は紙上で行う。
代わりに7/3
の開業日に朝役員会を開き、次いで開業式を行なう。(非常勤取締役の各社社長に出席を要請)
*6/10(土)−6/11(日)に新会社出向者全員を集めて合宿を行う。
当社人事と相談し、例外的に出向内示をそれまでに行うこととした。
なお出向辞令は7/1
付だが、当日が土曜のため前日に交付する。
*第一塩ビ製造については、呉羽離脱について強硬なゼオンで社内意見調整中で5月に入り呉羽と交渉を再開する。(公取意向もあり、6月末に形式上離脱し以降数年間製造受委託で固定費を負担させる方向)
これがまとまった場合は新第一塩ビスタ−ト時に第一塩ビ製造を新会社100%子会社とし、その後1−2か月後に吸収合併することになる。
その他
・事務所
東京本社 西新橋 第8東洋海事ビル
大阪支店 伏見町KYビル
に決定。前者は契約締結、後者も近く締結する。
・オンライン
住友化学システムサ−ビスに委託。ほぼ完成。
・工場関係
5工場の調査完了。
工場立地法で一部問題があったが、4月にMITIの規制緩和が決まり、問題解消(実態が変わらない限り名義が変わっても問題としないことに)
5/8
・伊藤忠との打ち合わせ
新会社と伊藤忠とで塩ビ事業について全面提携する方向で検討しているが、拡販方針について伊藤忠の考えを聴取。
当方の思惑は伊藤忠子会社のシ−アイ化成、タキロンでの拡販(呉羽品の置き換えを含む)。(伊藤忠としてはこれは拡販にはならない)
輸入EDCについては伊藤忠はダウとの新規提携を決め、ダウ品使用を要請している。新会社としては供給ソ−スの見直しが必要。
三菱商事はメイン。三井物産、日商岩井を減らす。
ペクテン(シェル)は三菱商事経由で大半を販売しているが、直売ル−トを持ちたいとして当社(のみ)と契約している(住商を代理店として)。これについては新会社肩代わりで購入を続ける方向。(5/19ペクテン来訪予定)
技術輸出
第一塩ビ製造の技術をSCEC経由で各社にオファ−しているが、タイのTPE (サイアム・セメント)が本技術に関心を示しており、話がまとまる可能性がある。この場合は伊藤忠とも提携して出資も考えたい。
他方、伊藤忠はタイのPVCフィルムメ−カ−のAPEXの自製計画(当社も技術をオファ−しているが可能性は少ない)への資本参加の要請を受けている。伊藤忠としてはTPEが決まるなら、是非一緒にやりたいと。
・公取への誓約書提出
公取より営業譲渡の承認に当たり、「塩ビ事業での他社との提携は公取と協議して行なう」との誓約書の提出要請があった。(新会社+親会社)
問題ないと思われるので提出する。
5/9
・新会社 部長会(佐伯専務以下)
検討状況の報告。
6/20に全員集合で研修会を行なう。
設立後7月末に主要商社を集めてパ−ティを行なう(東西)。
需要家パ−ティはとりやめ(招待先選定が問題)
注)第一塩ビ製造 問題
今週のゼオン社内会議の後、呉羽と交渉する。
呉羽持分買取り、数年間の製造受託(呉羽負担固定費の負担継続)
この場合、第一塩ビ製造を新会社の100%子会社とした上で、手続きを行い、新会社に吸収合併する。
交渉がまとまらない場合は(中野社長が反対する場合)、呉羽と新会社(+住化が一部出資)のJVとして残す。
各社の立場は以下のとおり:
呉羽:6/30離脱を要請(固定費負担問題については数年間製造委託により固定費を負担するとしている)
公取:「補助ブリッジ」早期解消を要請
一定期間の製造受委託はやむを得ないとしている。
ゼオン:中野社長が「呉羽分工場の買取り=呉羽の赤字肩代わり」に反対
東では不足するが西では能力余剰。現在は輸出しているが、続かないだろうとの認識。(輸出のために増設するのと同じとして反対)
事務局:新会社への吸収合併希望
呉羽とのJV継続は問題(方針、公取対策)
東での能力不足
輸出は継続して行うべき。トクヤマのVCM増強後は輸出特価での採算輸出継続は可能。
5/11
・経理部会、資金部会
懸案となっていた監査法人の選定については結局3社の監査法人の共同監査とすることになった。
朝日監査法人(SC),太田昭和監査法人(NZ),山口監査法人(T&SA)
設備買取資金については新設の事業革新法による開銀の超低利融資を受ける方向で考えていたが、現状では市中で借りる方が安いため、運転資金と一緒に銀行借入を行なうこととした。
借入は各社推薦の6行(一勧、興銀、住銀、住信託、三和、山口)とする。
5/15
・ゼオン常務会
先週報告した第一塩ビ製造からの呉羽離脱問題で協議したが、中野社長が反対の結論を出した。
呉羽には5/18に状況を伝えた。当社とトクヤマは条件交渉により解決することを希望しており、今後グル−プ内で対応を協議するとともに呉羽とも交渉する。
・伊藤忠提案
シ−アイ化成とタキロンは合計で年間10万トンのPVCを消費しているが、3社は合計で
2万トン強の販売しか行なっていない。
伊藤忠からは今回の提携で新会社がEDCを買うなら、2社の購入を倍増すると提案してきた。(出資させれば更に2万トン増としているが、当面は出資は無理)
これとは別に新会社と伊藤忠との間で、伊藤忠の力を使って他の需要家への拡販を行なう計画を詰めている。
5/18
・新会社 生産技術検討会
各工場の製造課長を含め、第一回の打ち合わせを行なった。
当面の投資計画について各工場から説明し、議論した。
今後年6回ひらく(うち各工場で1回ずつ)予定。
5/22
・新会社部長会
1995年度設備投資案件の紹介(各工場で既に検討していたものが中心)
電子メイルシステムの採用決定
本社/大阪支店、5工場、3研究所と分散しているため情報伝達のためにも電子メイルシステムを導入し、原則一人一台のパソコンで事務処理の合理化も図ることとした。住化3Sでシステム案を検討中。
5/23
・第一塩ビ販売 役員会
決算案承認
増資決定---
現行90百万円を7/1 に70億円に増資
定時株主総会招集----6/30
・トクヤマ経営企画室との懇談(三浦常務・河野次長/中山・石飛・石川)
石飛・石川両部長への引継ぎを兼ねて懇談した。
トクヤマとしては千葉電解の合理化構想(旭硝子とトクヤマを組ませて千葉電解の合理化をする構想で両社が可能性ありとして熱心。現在社内検討のための準備を行っている)を早くやりたいとしている。一方PPについては今後一人でやれるようなものではないとしており、当社と話し合いたいとのニュアンスのコメントあり。
石飛部長に今後の進め方の検討を依頼した。
5/24
・社長報告
新第一塩ビの状況(状況、人事、第一塩ビ製造問題、その他)を報告。
非常勤取締役就任、7/3
早朝の役員会出席を快諾。
営業面では引き続き社長が先頭でバックアップする、出向者には実力で勝負するよう伝えよ、とのコメントがあった。
なお塩ビ協・副会長問題については会長(三井東圧・社長)からの要請で、香西社長の残り任期を佐伯・新第一塩ビ社長が引き継ぐことになったと。(条件としては次期会長にはならないこと、年に2回の出席でよいこと。この条件で中野社長も了解した。)
別途、関係の角五、河内、松山各取締役にも報告し、今後の協力を要請した。
5/30
・呉羽 山田経営計画室長と第一塩ビ製造について協議
当方から中野社長の肩代わり反対論を説明。
@現時点での「呉羽設備購入」意思決定への不安
A呉羽のリスクを何故肩代わりしないといけないのか。
これを前提に「私案」を説明、これでよければ住化が中に入ってまとめる努力をすると伝えた。
・製造受託期間を5年とする。
但し新会社のオプションで(実際には3年に)短縮できるものとする。
・かつ、新会社への製造委託にあたり2万トン/年として固定費負担をするが、実際には18千トンの引取りに止める。(2千トン
x @20 x 3年=120 百万円)
新会社にリスクを肩代わりすることへの対価
呉羽としては難しい案だが早急に検討すると。
・MITI化学製品課訪問
塩ビ一体化に関し事業革新法の適用を受けるべく、事業計画書案を相談。
本法のメリットのうち開銀超低利融資は金利が市中銀行のものより高いため意味がなくなり、増資の登記登録税の低減メリット(23
百万円)程度しかなくなった。
本件もっと早く提出する予定であったが、住化本体で適用を受ける際に支障が出る可能性があったため遅らせていたもので、これを避ける案が見付かったため提出する。
(昭電/日石の日本ポリオレフィンが第一号の認定を受け、先を越された。)
5/31
・塩ビ技術輸出の件(伊藤忠・大倉部長と情報交換)
第一塩ビ製造の技術のブラッシュアップのためにも技術輸出を積極的にやろうとしているが、情報交換を行なった。
・タイ APEX
ウ−デ
or
チッソに決まりそうということで先方と関係の深い伊藤忠にバックアップを依頼していたが無理な模様。当方が事前の情報開示に慎重だったのに対し、相手は非常に協力的であったというのが理由。
・タイ サイアムセメント
逆に当方が非常に評価されていたため場合によりJVもと考えていたが、タイでの起業化を諦めたとの連絡が入った。
代わりにインドネシアでやるとのことなので、伊藤忠と提携して交渉する。
・総合部会
各社保険担当者の参加を求め、火災保険、利益保険の付保方針を協議した。原則としてスタ−トした時点から新会社で付保する。
新会社の人事・総務担当に筑波の石橋くんが決まり、初めて会議に参加。週半分程度は東京に出て準備に加わる。
6/2
・総合部会
人事部会の検討結果を聴取。出向者の扱いについてはほぼ決定。
移籍者の扱いについては追って人事部長会で協議する。
取締役の順序についてゼオンがまた年功序列案を出してきたので反発。特に営業人事で揉めた結果、3社の顔として本部長、副本部長と並び本部長補佐とした林部長が最年少のため大阪支店長などの下に置かれている。対案を出す。
・千葉工場訪問
工場・研究所の部長会で概要を説明し、今後の協力を依頼した。
*新会社の監査役
トクヤマ/サンアロ−が未定であったが、トクヤマ辻社長が非常勤取締役となることから監査役はサンアロ−から出したいとし、他社とはアンバランスを承知の上で藤田社長としたいとの連絡があった。
当社は石化業務の石川部長。
ゼオンは商法上の「常勤監査役」*
とするため役員やライン部長では駄目なため、1年だけゼオン監査役をして今回定年退職(嘱託に就任)する嶋村氏を指名。
*
実際は非常勤、無報酬
6/7−9
・銀行挨拶
取引銀行は以下の6行と決まったため、挨拶のため訪問した。
借入比率 推薦
第一勧銀
28.0 % ゼオン
三和
21.0 トクヤマ
住友
18.9
住化 (住化のみ3行推薦のため比率減)
興銀
16.8 ゼオン、住化
山口 9.0
トクヤマ
住友信託 6.3
住化
実際には親会社の借入金の借換(親会社はこの資金で返済)と考えると、ゼオンの一勧の比率がもっと高くなる筈、また第一塩ビ製造の借入(住銀がメイン)が当面そのままのため、一勧は不満。
興銀は3社と取引あるため比率増大を要請したが、しぶしぶ納得。
6/8
・呉羽とのVCM供給契約の終熄
既報のとおりVCM不足のため呉羽向けのVCM供給を3月末で切ったため、呉羽との間で揉めていたが、最終的に決着した。
6/12
・出向に関する組合説明(人事室)
これを受け、各所で出向者への内示を行なった。
6/13−14
・愛媛工場、(高槻)研究所 訪問
それぞれの幹部に報告。合わせて出向予定者に概要、経緯及び心構えを説明した。
6/15
・公取が「企業結合事例」を発表
三菱化学の合併とともに、塩ビ一体化の例も発表。
ペ−ストは塩ビの1グレ−ドと認め、念のためペ−ストだけのシェア(40%
超)もチェックしたが、他の3社との競争、今後の輸入品との競争から、問題なしとしたとしている。三菱についても海外との競争を理由に上げている。
6/20
・新会社メンバ−の研修会
全員を集めて終日研修会を実施。
夕方からの懇親会には香西、中野、辻、藤田各社長も参加、激励を受けた。
6/21
・親会社常務会
広岡専務、佐伯専務、藤田社長に事務局が加わり、問題点を議論した。
・役員報酬:ゼオンは来年以降は各個人の現状ベ−スの維持を要望したが、人事部会で決めた額(常務、取締役それぞれ一律)とし差額は各社で調整することとした。
・代表取締役:サンアロ−が3人を主張、当方も賛成したが、ゼオン要請で社長のみとする。
・取締役問題:現状が変則であり、テンポラリ−な処理であることを確認、サンアロ−は1年限りの処置と考えていると述べた。2月の橋本/堤/藤田会談(1年後に見直す)に沿って考えることとした。
6/22
・呉羽来訪
第一塩ビ製造からの呉羽離脱問題については、ゼオン中野社長の懸念解消も織り込んだ私案を投げかけていたが、呉羽より、@社内意見がまとまらないこと、A6月末で塩ビ担当のトップが変わるため新体制で検討したい、として交渉を7月に繰延べたいとの連絡があった。
このためとりあえず3社持分を新会社に譲渡し、第一塩ビ製造を新会社と呉羽の合弁会社とすることとし、手続きを開始する。
変更後 出資 新会社
76%, 呉羽 24%
引取 新会社
3/4, 呉羽 1/4
なお社長は工場運営面を勘案して、(新会社推薦の形で)引き続き河内取締役とする。
・事業革新法に基づく事業革新計画の提出(MITI)
出資会社4社連名で提出した。
増資の登記登録税の減免(24百万円)の恩典を受ける。
6/29 MITIより承認の連絡があった。
6/28
・資金部会
銀行借入については資金部会で条件を決め(無担保、無保証で設備、運転とも2%程度の利率)、6行と交渉したところ、他行は了承したが、メインの第一勧銀のみ、厳しい条件を出してきた。ゼオンがかなり悪い条件で借りている模様で、それより安く出来ないとしている。
当方財務から以下のとおり意見を述べた。
計画の内容、金融情勢から見て、当方条件は決して無理な条件でない。5行が十分計画を吟味した上でのんでおり、これより悪い条件は他の計画への影響からものめない。メ−カ−のリストラに銀行も協力すべきだ。
ゼオンのメインバンクでもあり、すぐに切るのは問題であるので、出資会社の合意として更に一勧に当たることとした。当面7月3日の譲渡資産対価の支払いについては増資払い込み額を超える分は未払いとする。
興銀、住銀、住信などは他行の肩代わりもOKとしており、他の金融機関も融資の提案をしてきており、どうしても一勧がのまなければ切ることになるが、最終的には同行ものむと思われる。
6/30
・新第一塩ビへの増資払い込み
・第一塩ビ販売(7/1
に新第一塩ビに改称) 株主総会、取締役会
書類上で行ない、実際には
7/3 8:30
から新事務所で開催する。非常勤取締役の3社社長と監査役のサンアロ−藤田社長も出席し、終了後開業式を行なう。
−−−−−−−−−−−−−
本日をもって退職扱いとなりますので、この報告も終わらせて頂きます。
今後とも新会社へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
永い間 有り難うございました。
中山 一男