中国における合弁会社設立に関するお知らせ
当社は平成22年5月21日に、株式会社ウチダ和漢薬、天津力生制葯と3社合弁契約を締結し、平成22年5月28日付にて、下記の通り中国において合弁会社を設立しましたのでお知らせいたします。
1. 合弁会社設立の目的
当社は、漢方、生薬エキスの品質向上と安定供給を目指し、日本向けのみならず急速に拡大する中国市場を最重要戦略市場と位置付け、現地における調達・生産・販売を視野に入れて事業推進してまいります。
2. 設立会社の概要
@商 号 :天津樂敦中藥有限公司(Tianjin ROHTO Herbal Medicine Co.,
Ltd.)
A所在地 :天津市西青経済開発区賽達北一道15
号
B代表者 :山田 邦雄
C事業内容 :漢方生薬エキス製造、販売
D資本金 :1100万USドル(約10 億円)
7月頃に440万USドルを払込む予定。残りの660万USドルにつきましては1年後を目処に払込む予定です。
E設立年月 :平成22 年5 月28 日
F出資比率 :ロート80%、ウチダ和漢薬10%、天津力生10%
G上場会社と当該会社との間の関係
・資本関係 出資比率 80%
・人的関係 代表者
山田邦雄は、ロート製薬会長兼CEOを兼務
・取引関係 未定
H決算期 :12 月末
I操業開始 :平成23 年12 月(予定)
3. 今後の見通し
本合弁会社の設立は、平成22年5月28日でありますが、操業開始は、平成23年12月でございますので、当期の連結業績に与える影響は軽微であります。
4. ご参考
株式会社ウチダ和漢薬について
@所在地 :
東京都中央区日本橋本町四丁目2番8号
A資本金 : 1 億80 百万円(2009 年12 月31
日現在)
B代表者 : 内田 尚和
C事業内容 : 生薬、漢方・生薬製剤の製造販売
天津力生製葯について
@所在地 :
中華人民共和国天津市南開区黄河道491号
A資本金 : 182454992 人民元
B代表者 : 孫宝衛
C事業内容 :
西洋薬錠剤、硬カプセル剤、滴丸剤、注射剤、原料葯等製品の製造販売
天藤製薬は、江戸時代後期に創業され、1921年(大正10年)に設立された天藤薬化学研究所を原点とし、同年発売の日本の痔疾用新薬の先駆けである『ボラギノール®』を基本に、1950年(昭和25年)の天藤製薬株式会社への改組を経て、本年まで同製品の製造販売を100年間続けてきた会社です。医療用医薬品・OTC医薬品の痔疾用剤カテゴリーでそれぞれ、カテゴリーを先端でリードするポジションと高いシェアを有しています。OTC医薬品では、商品とあわせてヘルスリテラシーを高めるための情報発信を重要視し、国内市場におけるブランド力やお客様の支持力は高く、また医療用医薬品では、医師の信頼も厚く、長期的に安定した事業を展開しています。
ロート製薬社長の杉本雅史は、「長い伝統を持ち、顧客からの確かな信用に支えられた天藤製薬の痔疾用剤事業を引き継ぐことに大きな社会的意義を感じています。ロート製薬は、2030年のビジョンのひとつとしてOTC医薬品のリーディングカンパニーになることを目指しており、天藤製薬製品はその実現の大きな一歩となるだけでなく、弊社の海外ネットワークを通じて、子会社の販売網やマーケティングノウハウを活用し、大きく成長させることで、更に事業拡大を図り、将来的には世界中のお客様にお届けし喜んでいただけるものと考えています」と、天藤製薬の社長大槻良三は、「国内・海外・再生医療を含めたチャレンジ精神高い企業グループに育まれ、『ボラギノール®』が更に患者さんに喜ばれるブランドに息吹を上げることに期待しています。人々の更なるWell-beingにつながり、健康で幸せな生活の実現にお役に立ちたいと思っています。」とコメントしています。
(1)異動前の所有株式数 | 0株 |
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(2)取得株式数 | 860,000株 |
(3)取得価額 | 非開示(契約上の関係のため) |
(4)異動後の所有株式数 | 860,000株(議決権所有割合 67.19%) |
(1)名称 | 天藤製薬株式会社(アマトウセイヤク) |
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(2)所在地 | 大阪府豊中市新千里東町一丁目5番3号 (千里朝日阪急ビル) |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 大槻良三 |
(4)事業内容 | 主に医薬品の製造販売業 |
(5)資本金 | 9,600万円 |
(6)創立年月日 | 1921年10月11日 |
(7)社員数 | 172名(2021年3月末時点、単体ベース) |
(8)直近の経営成績 | 売上高5,860百万円(2021年3月期実績、株主総会確定前) |
(9)上場会社と当該会社 | 資本関係 武田薬品工業 30% 人的関係 なし 取引関係 武田薬品工業 医療用医薬品販売 |
(1)取締役会決議 | 2021年6月8日 |
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(2)契約締結日 | 2021年6月8日 |
(3)株式譲渡実行日 | 2021年8月31日(予定) |
ロート製薬株式会社との資本業務提携に関するお知らせ
〜スキンケア・医療分野の戦略的な協業により事業拡大を目指す〜
三洋化成工業は、ロート製薬との間で資本業務提携を行うことについて合意いたしましたので、お知らせいたします。
1.資本業務提携の理由
ロート製薬は、経営ビジョンに「Connect for Well-being」を掲げ、目薬や胃腸薬をはじめとする「OTC
医薬品」、「機能性化粧品」にとどまらず、「機能性食品」や脂肪由来間葉系幹細胞を用いた「再生医療」など、世の中すべての人々の健康のために製薬会社の枠を超えてチャレンジを続けております。
三洋化成は、界面活性制御技術をコア技術とし、約 3,000 種類に及ぶ高機能なパフォーマンスケミカル製品を通じて、多様な分野の顧客の課題に応えるソリューションビジネスを展開しております。近年では、化粧品、バイオ・メディカル、アグリ・ニュートリション、エネルギー・エレクトロニクスなどの成長分野で市場開拓に注力しています。
本資本業務提携により、両社が注力しているスキンケアおよび医療分野を始め戦略的に、相互のリソースを活用して独自の原料開発および新機能・異業種への適用を図り、事業拡大・企業価
値向上を目指してまいります。
2.業務提携の内容
当社とロート製薬は、スキンケア・化粧品分野でのいくつかの素材の活用・応用および再生医療事業における間葉系幹細胞の生産・研究や新医療機器など医療分野での協業を進めてまいります。また共に、持続可能な社会の実現に向けた素材・製品開発、人材交流から、高いモチベーションと新しいことに挑戦するウェルビーイングな環境を作っていきます。なお、本提携の具体的方針及び内容につきましては、今後両社が協議して決定いたします。
3.資本提携の内容
当社とロート製薬は、市場買付により互いに 2 億円相当の普通株式を取得する予定です。また、当社は、政策保有株式につきましては、取引関係がある会社との関係強化・維持と業界動向の把握を目的に、当社のビジネスを発展させる場合に限っております。本資本業務提携は、当社の企業価値向上につながるものと判断しております。