日本ゼオン

 

2026 年 1 月 5 日 日本ゼオン

日本ゼオン、ゼオンバイオソリューションズ株式会社を設立
〜医療・ライフサイエンス分野の新規事業創出を加速〜


日本ゼオンは、このたび「ゼオンバイオソリューションズ株式会社を設立しました。

ゼオンは、中期経営計画 STAGE30 で掲げる成長 4 分野*1 の一つ「医療・ライフサイエンス分野」での新規事業の創出を加速させます。

   *1:「モビリティ」「医療・ライフサイエンス」「情報通信」「GX」の 4 分野

ゼオンバイオソリューションズは、株式会社ナレッジパレットから世界最高精度の解析技術「Quartz-Seq2」*2 を用いた事業を譲受け、「トランスクリプトーム解析サービス」を提供します。
    

   *2:たった 1 つの細胞からでも高精度かつ低コストに全ての遺伝子発現量を計測可能な高出力型 RNA シーケンス法
   (出典:Sasagawa et al. Genome Biology 2018, Mereu et al. Nature Biotechnology 202


これにより、ゼオンのシクロオレフィンポリマーを用いた精密成形事業をはじめとした既存アセットとのシナジーが期待でき、ゼオンは医療・ライフサイエンス分野における新規事業の創出を加速してまいります。

ゼオンは STAGE30 第 3 フェーズにおいて、2028 年に成長 4 分野の売上高比率を 48%にする目標を掲げ、特に成長 4分野にリソースを集中投入し事業ポートフォリオの組み換えを図っています。
今後も持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献してまいります。

【ゼオンバイオソリューションズ 概要】
社名 ゼオンバイオソリューションズ株式会社
所在地 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番5号
事業内容 トランスクリプトーム解析の受託サービス
設立年月 2025 年 10 月
代表者 代表取締役会長 中村 昌洋、代表取締役社長 西村 克也
株主 日本ゼオン株式会社 100%

                
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ナレッジパレット

細胞から取り出したビックデータで細胞を操る

当社は世界最高精度の全遺伝子発現解析技術を応用し、様々な種類の薬剤や培地で処理した細胞の状態を大規模データとして取得し(細胞から情報を取り出す)、その情報を使って細胞を高度に制御する(情報で細胞を操る)ことにより、難病克服を目指すスタートアップ企業です。

現在、医薬品の開発現場では低分子医薬品のターゲットとなる体内物質が枯渇し、難病であるほど新薬の開発難易度・開発コストが増大するという課題に直面しています。また、細胞を薬として用いる細胞医薬品や再生医療等製品は難病患者のアンメットメディカルニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)に応える新しい医療として期待されていますが、生きた細胞を用いるため、低分子医薬品と比較して、構成成分を正確に測定し製造工程を制御することが容易ではなく、品質に「ばらつき」が生じやすいという難点があります。

当社は上記の課題に直面している製薬企業や研究機関等と連携し、全遺伝子レベルの表現型創薬注1再生医療用細胞の高品質化を行い、新薬の開発および再生医療の品質管理・製造が抱える課題を解決します。

注1.表現型創薬 細胞の形態学・生理学・生化学的な特徴(表現型)を望ましく変化させる化合物などを選定し、その薬効を評価することで新たな薬を創り出すプロセス。
           当社では全遺伝子発現プロファイルの変化を細胞表現型の変化と捉え、その情報を取得・解析する。

 

 


 

 

2025 年 12 月 25 日

日本ゼオン、ウシオ電機株式会社のマイクロ流路事業を譲受
〜医療ライフサイエンス分野における事業拡大を図る〜


日本ゼオンは、ウシオ電機が展開するマイクロ流路事業を譲り受けることを決議し、2025 年 12 月 22 日に事業譲渡契約を締結しましたのでお知らせいたします。
なお、事業譲受日は 2026 年 2 月 1 日を予定しております。

今回の事業譲受により、ゼオンは中期経営計画「STAGE30」で掲げる成長 4 分野 の一つ「医療・ライフサイエンス分野」における新規事業創出を加速させます。

ウシオ電機は、光技術を基盤に高い技術力と豊富な実績を持ち、幅広いソリューションを提供するメーカーです。特に、172nm 真空紫外光を用いた独自の接合技術により、接着剤を使わず化学的溶出物のないクリーンなマイクロ流路チップを製造し、創薬や診断分野で注目される「Organs on Chip(OoC)」の開発に貢献しています。

                           マイクロ流路技術を用いて、ヒトの臓器に近い機能を再現する生体模倣デバイス

ゼオンのシクロオレフィンポリマー(製品名:ZEONEXⓇ、ZEONORⓇ)は、「低自家蛍光性」「高透明性」「低吸着」「低不純物」といった特性を有し、バイオ医薬品容器、分析用デバイス、マイクロ流路チップなどの生化学分析用途に広く採用されてい
ます。さらに、ゼオンはシクロオレフィンポリマーを用いた精密成形技術を有しており、今回の事業譲渡により、これらの技術と対象事業のノウハウを融合させることで、新たなツール、デバイス、療法の実現に向けた開発パートナーとの連携を強化し、創薬や診断分野における新たな事業機会を創出します。

ゼオンは STAGE30 第 3 フェーズにおいて、2028 年に成長 4 分野の売上高比率を 48%にする目標を掲げ、特に成長 4分野にリソースを集中投入し事業ポートフォリオの組み換えを図っています。
今後も持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献してまいります。