2011年7月20日 三井物産 

米国ダウ ケミカル社とのブラジルにおけるバイオ化学品事業に参画

 三井物産は、米国化学品大手のザ ダウ ケミカル カンパニーとブラジルでサトウキビ農園運営からバイオポリエチレン等、バイオ化学品製造までの一 貫事業を合弁で行うことを目指し、ダウ社全額出資のSanta Vitória Açúcar e Álcool Ltda社(以下SVAA社)の株式50%を増資引受にて取得することを決定、合弁契約書を含む関連契約を締結しました。
 三井物産は、原油やガス等の化石資源に加え、非在来型資源をベースとした化学品原料の多様化にも取り組んでおり、その一つとしてバイオマス資源からの化学 品事業(グリーンケミカル事業)を展開しています。同事業は、再生可能なバイオマス資源を確保することで化学品原料の安定確保に貢献すると共に、同資源か ら環境負荷の低いさまざまなバイオ化学品を製造することを目指しています。

 今般、バイオマス資源からの化学品事業展開を志向する三井物産と、伸長著しいブラジル市場においてバイオエタノールを原料とするバイオポリエチレン製造を目指すダウ社との意向が合致し、本合弁事業を推進することとなりました。
 本合弁事業では、ダウ社と共同で
サトウキビ農園運営から世界最大規模のバイオプラスチック他を一貫製造することを計画しており、三井物産が注力するグリー ンケミカル事業において、糖質資源の基盤を確立する重要な機会と位置付けています。将来的には本合弁事業を通じて構築するブラジルにおける糖質資源基盤を 活用し、優れた技術を持つメーカーを誘致することで、糖質由来の様々な化学品事業を展開し、更なる価値創造に挑戦します。また、ダウ社とも北米電解事業に 続く第2号案件である本合弁事業を通じ、戦略的パートナーシップを強化し、今後の優良投資案件形成に結びつけていく方針です。

日本経済新聞

ミナスジェイラス州に2013年以降、年産能力24万klのバイオエタノール工場を複数建設する。
2015年にはこのエタノールを原料に年産35万トンの植物樹脂工場を建設する。植物樹脂工場としては世界最大規模。

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Dow 発表

Under the terms of the agreement, Mitsui would become a 50% equity interest partner in Dows sugar cane growing operation in Santa Vitória, Minas Gerais, Brazil. The initial scope of the joint venture includes production of sugar cane-derived ethanol for use as a renewable feedstock source, bringing new, biomass-based feedstocks to Dow while diversifying the Companys raw material streams from traditional fossil fuels. When complete, Dow and Mitsui will have the worlds largest integrated facility for the production of biopolymers made from renewable, sugar-cane derived ethanol. The project aligns with Dow's goal of developing low carbon solutions to meet the world's pressing energy and climate change challenges.

Once fully operational, this platform will be back-integrated into renewable sugar cane, enabling environmentally sustainable production of high performance plastics with a reduced carbon footprint. Biopolymers produced at this facility will be a green alternative and drop-in replacement for the high-performance flexible packaging, hygiene and medical markets, offering customers the same performance attributes with a more sustainable environmental profile.

The first phase of the project includes the construction of a new sugarcane-to-ethanol production facility in Santa Vitória. Construction is expected to commence in the third quarter of 2011.

取得株式会社の概要(SVAA社)

名称 Santa Vitória Açúcar e Álcool Ltda
(サンタ ヴィトリア アスーカル エ アルコール リミターダ)
所在地 ブラジルMinas Gerais州Santa Vitória市
事業内容 サトウキビ農園運営、化学品原料としてのバイオエタノール製造事業。
バイオエチレン、バイオポリエチレン及びバイオマス資源からの化学品製造販売事業へ順次拡大予定。
出資比率
(出資後)
ダウ社:50%
三井物産:50%
当社投資額 約2億米ドル

プロジェクト概要

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Santa Vitoria Sugar and Ethanol Inc

2010/6/25

Dow Chemical acquired all shares held by Crystalsev project in Santa Vitoria Sugar and Ethanol Inc., based in the Triangulo Mineiro, Minas Gerais. Last year, Crystalsev, which was controlled by Santelisa, passed into the hands of the French group Louis Dreyfus Commodities.

The Dow had plans to build a factory to produce ethanol facing the chemical industry, but the project did not go ahead due to the crisis Santelisa.

 

2007/7/27 Dow、ブラジルでサトウキビからLDPE製造

Dowは7月19日、ブラジルのバイオエタノール大手のCrystalsev と共同で、ブラジルでサトウキビからワールドクラスのLDPE工場の建設計画を明らかにした。 (親会社がSantelisa Vale

両社が合意したMOUによれば、両社はブラジルで合弁会社を設立して、350千トン能力のLDPE工場を建設、2011年に生産を開始する。DowのPE技術(DOWLEXT法)とCrystalsev のエタノールのノウハウと経験を統合し、Dowのブラジルの需要家に供給、輸出も考える。

Crystalsev はサンパウロ州の砂糖とアルコール製造の9社の販売を担当する会社で、アルコールの輸出ではブラジル最大。

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February 5, 2009

Dow, Santelisa postpone "green" polyethylene project - Brazil

Brazilian sugar and ethanol producer Santelisa Vale and US-based Dow Chemical have decided to postpone a US$1bn joint venture to produce plastic resins from sugarcane, newspaper Valor Economico reported.

The plant, to be built in Santa Vitoria, Minas Gerais state includes a sugar and alcohol mill with production capacity of 350,000t/y of polyethylene. Operations were scheduled to come online in 2011.

The project, announced in July 2007, aimed to combine Brazil's competitive ethanol output and the technological know-how of plastics manufacturing, the report read.


The project is considered of strategic importance to Dow since it aimed to harness a different raw material other than gas and naphtha in the production of plastics.

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Oct 27, 2009 Reuters

Louis Dreyfus agrees to take over Brazil's Santelisa

The Brazilian unit of French commodities group Louis Dreyfus said on Tuesday it agreed to take over Brazilian firm Santelisa Vale to create the world's second largest sugar cane processor.

Local unit Louis Dreyfus Commodities Bioenergia and Santelisa Vale said the new venture, called LDC-SEV, will control 13 sugar and ethanol plants and have annual cane crushing capacity of 40 million tonnes, second only to Brazil's Cosan.

Louis Dreyfus and a group of financial partners pledged 800 million reais ($460.6 million) to the venture, the French group said, adding that it will also assume an undisclosed amount of debt.

Dreyfus will hold a 60 percent stake, Santelisa Vale shareholders will have 18 percent, third party investors 9 percent and the remaining 13 percent will be in the hands of banks Goldman Sachs and Brazil's state-run development bank BNDES, LDC-SEV Chief Executive Bruno Melcher said.


平成23年4月28日 三菱化学

植物を原料とした化学品の実現に向けて
〜化学品事業の植物原料化(バイオ戦略)新展開〜

 三菱化学は、化学品の植物原料化の研究開発について、これまで豊富な実績と特許をもつGenomatica社(本社:米国サンディエゴ 市、社長:Christophe Schilling)と戦略的提携に合意いたしました。

 Genomatica社は、植物原料から化学品を効率的に生産する発酵(製造)プロセスの設計のための代謝経路探索に高い技術をもち、既に植物原料から 1,4-ブタンジオール、メチルエチルケトン等の化学品を製造するための多数の有力な特許を保有しております。一方、三菱化学は石油化学製品の生産を通じ て培った高度生産技術及び分離精製技術を保有しており、両者のもつ技術を組み合わせることで、植物を原料とした化学品のプロセス開発を加速することができ ます。

 今回の戦略的提携により、Genomatica社が開発した植物を原料に1,4-ブタンジオールを製造する技術に、三菱化学の技術を組み合わせ改良した技術を用いて、中東、インドを含むアジアでの1,4-ブタンジオール事業化を検討することといたしました。また、その他の化学品に関しても、両社にとって 戦略的なものと位置づけられる化学品について、植物原料から生産する技術を共同で開発してまいります。

 三菱化学は、地球、企業の持続的発展に向け、新技術による「脱化石原料」への事業構造転換を進めており、既に自社技術で開発済みの植物を原料としたバイオエンプラであるDURABIOに加えて、PTT社及び
BioAmber社と提携し海外事業展開を進めている生分解性プラスチック(GS Pla®)の植物原料化にも取り組んでおります。今回の提携により、その他の化学品についても植物原料化を進め、2025年に既存の化石原料のうち20%を植物原料化することを目指します。

【Genomatica社 概要】
  会社名   :Genomatica, Inc.
設立     :2000年
所在地   :米国サンディエゴ市
社長     :Christophe Schilling
資本金   :非公開 (投資家から出資金合計:$84MM)
売上高   :非公開
従業員数 :約80名
主要事業 :植物原料からの化学品製造プロセスの開発

    Durabio

DURABIO®は、糖を還元した「ソルビトール」から得られた「イソソルバイド」より製造されます。このカーボネート結合を持つ樹脂は透明であり、光学異方性が小さく、耐熱性が比較的高く、機能性フイルム・シートあるいはエンジニアリングプラスチックとしての性能を有しています。

ソルビトール (sorbitol) はグルコースを還元し、アルデヒド基をヒドロキシ基に変換して得られる糖アルコールの一種。

 

GS Pla:ポリブチレンサクシネート系樹脂(PBS系樹脂)


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バイオコハク酸

May 9, 2011

Royal DSM, the global Life Sciences and Materials Sciences company, and the French starch and starch derivatives company
Roquette Frères today announce that they will build a commercial scale plant for the production of bio-based succinic acid, the first non-fossil feedstock derived chemical building block that allows customers in the chemical industry to choose a bio-based alternative with a lower eco-footprint for a broad range of applications, from packaging to footwear.

With a capacity of about 10 kilotons per year, the plant will be Europes largest bio-based succinic acid facility. It is expected to come on stream in H2 2012 and will be built on the premises of Roquette in Cassano Spinola (Italy).

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PTTケミカルは2011年1月、米Myriant Technologies, Inc.に資本参加すると発表した。ミリアントは米ルイジアナ州にバイオコハク酸の新工場を建設中で、PTTケミカルの出資で得た資金を充てる計画。PTTケミカルはバイオコハク酸を 原料に、タイ初のバイオポリマー工場を建設する意向。

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平成23年4月26日 三菱化学

生分解性プラスチックの植物原料化について

 三菱化学は、生分解性プラスチック GS Pla(R)の植物原料化に向け、植物由来のコハク酸(以下「バイオコハク酸」)の製品供給、研究開発及び製造について、
BioAmber社(本社:カナダ国モントリオール市、社長:Jean Francois Huc、詳細は別紙の通り)及び同社に既に出資している三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島 彰己、以下「三井物産」)と提携いたしました。

 BioAmber社は、
バイオコハク酸の製造に成功しており、既に商業プラントを保有し事業展開を進めております。今回の提携により、三菱化学は、GS Pla(R)の原料であるバイオコハク酸をBioAmber社から調達が可能となるとともに、BioAmber社のもつバイオコハク酸の既存のプロセス技術と、三菱化学のもつ高度生産技術及び分離精製技術をそれぞれ組み合わせることによって、より高効率なバイオコハク酸の製造技術の確立を目指します。

 また、三菱化学は、GS Plaの海外事業展開に向け、PTT Public Company Limited社(本社:タイ王国バンコク市、総裁:Prasert Bunsumpun、以下「PTT」、)と合弁会社(以下「新社」)を3月30日付にて設立し、5月2日からの営業を予定しております。新社においては、GS PlaR事業の投資計画検討や更なるマーケティング等を実施してまいりますが、原料となるバイオコハク酸の供給体制については、新社だけでなくBioAmber社及び三井物産とともに検討を進めてまいります。


別紙

【GS Plaについて】
GS Plaは、コハク酸と1,4ブタンジオールを原料とする生分解性プラスチックで土中等の自然環境下における生分解性を生かし、農業用ビニルや種苗ポット等農業資材分野等で利用されています。
また、近年では、ゴミ袋や紙コップの表面に貼るラミネートフィルム等にも使われ、欧米のごみ処理規制やコンポスト制度の施行により、更なる市場の拡大が見込まれております。
なお、現在は石油由来の原料から製造しておりますが、今回の提携により、コハク酸については、植物原料化が可能となります。

【各社の概要】
1BioAmber
会社名  :
BioAmber Inc.
設立   :
200812
所在地  :カナダ国モントリオール市
社長   :
Jean Francois Huc
資本金  :非公開
売上高  :非公開
従業員数 :非公開
主要事業 :バイオコハク酸の製造販売,バイオコハク酸を用いた誘導品の開発

2PTT
会社名  :
PTT Public Company Limited
設立   :
20011
所在地  :タイ王国バンコク市
総裁   :
Prasert Bunsumpun
売上高  :
2,000,816百万タイバーツ(5.2兆円)
資本金  :
28,490百万タイバーツ(740億円)
従業員数 :
3,559
主要事業 :石油関連事業、天然ガス事業

3) 新社
会社名  :
PTT MCC Biochem Company Limited
設立   :
20113
所在地  :タイ王国バンコク市
代表者  :
Worawat Pitayasiri
出資比率 :
MCCPTTの折半出資
資本金  :
360百万タイバーツ (10億円)
従業員数 :約
10
事業内容 :
(1)タイにおけるバイオコハク酸、GS Plaの詳細投資計画検討
       
(2)GS Plaの市場開拓(マーケティング)

PTTMCC plans to produce 20,000 tonnes of bidegradable polybutylene succinate (PBS) annually, using sugar as its primary raw material and 36,000 tonnes of substrates for bio-succinic acid (BSA バイオコハク酸) per year.
The plant will be located at the Asia Industrial Estate in Rayong on a 40-acre plot of land40 acres plot of land and production is set to start in 2014. The investment will push Thailand to become Asias biohub, Mr Prasert said.

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平成22年7月22日 三菱化学

タイPTT社と共同でタイにおける生分解性樹脂普及プログラム支援実施

 三菱化学は、この度タイ王国政府科学技術省国立イノベーション機構(National Innovation Agency 、以下「NIA」)が進めているバイオポリマー普及プロジェクトの一環として、生分解性樹脂普及プログラムにPTT Public Company Limited社(本社:タイ王国バンコク市、総裁:Prasert Bunsumpun、以下「PTT」)及びサメット海洋国立公園 (Samet Marine National Park)と提携し、共同で実施いたします。

 タイ王国では、次世代技術としてバイオ技術の振興が進めてられており、既にバイオ燃料、バイオポリマー等を普及すべく様々なプロジェクトが立ち上がっております。
当プログラムもこのプロジェクトの一環として行われ、現在生活ゴミによる環境問題が深刻化している同国サメットソンクラーム県(サメット島)において、
三菱化学の生分解性樹脂「GS Pla」を使用したゴミ袋を使用し、飲食業、家庭の有機廃棄物を効率的に収集するとともに、堆肥製造設備を設置し収集した有機廃棄物を堆肥に変えること で、ゴミの量を減らしかつ有効活用しようとするものです。

 今回のプログラム参画により三菱化学は、タイ王国におけるバイオ技術の振興に貢献できるととともにGS Plaの普及拡大につなげてまいります。

 


2011/7/26 住友精化       高吸水性樹脂 能力対比

高吸水性樹脂製造設備の新設について

 当社の高吸水性樹脂(商品名「アクアキープ」)は、品質面において国内外の需要家から高い信頼を得ております。その需要に応えるべく、当社では着実に供給量を増加してまいりましたが、このたび、堅調な需要の伸びに対応するため、下記のとおり当社姫路工場(兵庫県姫路市)において高吸水性樹脂製造設備の新設を決定しました。この新設に併せて、姫路工場における省エネルギーおよび節電をより一層徹底するため自家発電設備も増設します。これらに伴う投資額は約70数億円を予定しております。
 なお、本件による当期連結業績に与える影響額は軽微であります。

1.高吸水性樹脂設備新設
(1) 完 成 平成24年12月(予定)
(2) 増加設備能力 年産5万4千トン(姫路工場増設後16万4千トン)

2.自家発電設備増強
(1) 完 成 平成24年12月(予定)
(2) 増加能力 約7,000KWH
(3) 使用燃料 LNG

2011年5月31日 住友精化

フランスにおける高吸水性樹脂製造設備の増設について

 当社は、このたび、スミトモセイカヨーロッパS.A./N.V.(ベルギー、ブリュッセル)において、フランス(アルケマ社カーリング工場)で年産2万7千トンの高吸水性樹脂製造設備を増設することといたしました。設備完成後の高吸水性樹脂の生産能力は、年産4万7千トンになります。なお、完成時期は2013年春頃を予定しています。
 当社の高吸水性樹脂(商品名:アクアキープ)は、ヨーロッパおよび北アフリカの需要家から高い評価と信頼を得ており、その需要に応えるため、設備を増設することといたしました。


2011年09月27日 Chemnet 

大分ケミカル、アクリル酸8万トン設備新設

東亞合成は27日、子会社の大分ケミカルがアクリル酸 年産8万トン設備の新設を決めたと発表した。

所要資金は100億円で、2013年5月完成の予定。生産能力は現有年産6万トン設備と合わせて、同14万トンとなる。

大分ケミカルは東亜合成(90%)と昭和電工(10%)の合弁会社で原料プロピレンは昭和電工が供給する。

製品アクリル酸は、大半を東亜合成・名古屋工場に運び、アクリル酸エステルなどのモノマー製品から、下流のアクリル系ポリマー、光硬化型樹脂など各種製品群の基盤強化に生かす。

<投資概要>
・投資場所 : 大分ケミカル株式会社(東亞合成90% 昭和電工10%)
・所 在 地 : 大分県大分市大字中ノ洲2 番地
・投資内容 : アクリル酸製造設備の新設(80,000 トン/年)
・時期 : 2013 年5月完成予定
・投資規模 : 約100 億円


2011/10/11 三菱レイヨン/ダイセル 

合弁会社成立検討に係る基本合意書締結のお知らせ

 三菱レイヨン株式会社と株式会社ダイセルは、たばこフィルター用のアセテート・トウを製造する合弁会社を設立することに向けて基本合意書を締結しましたのでお知らせします。

1. 基本合意書締結の背景
 世界のたばこ需要は、アジア、アフリカ、東欧などの新興国を中心に伸張しています。
 この拡大するたばこ市場へ対応するため、両社はたばこフィルター用のアセテート・トウを製造する合弁会社を設立して、国際的に競争力の高い生産体制を構築することを目指します。
 三菱レイヨン社は、アセテート・トウについてのダイセル社との協力関係を深めることで事業の安定化を図る一方、地球環境に優しくファッション性の高いアセテート・フィラメントでも市場の拡大と深耕により収益向上を図り、アセテート繊維事業の強化を行います。
 一方、ダイセル社にとってたばこフィルター用アセテート・トウ事業はコア事業のひとつであり、世界のアセテート・トウ需要の拡大を背景に、中期計画「3D−T」においても同事業の強化に取り組んでおり、今回の合弁会社設立はその一環です。
 ダイセル社では、既存の事業場におけるアセテート・トウ製造設備の増強も検討しており、さらには中国における合弁会社の同製品の増強も実施していく予定です。
 

2. 合弁会社の概要
@合弁会社は、三菱レイヨン社が富山事業所(富山県富山市)内で展開するアセテート・トウ製造事業を分社化し、当該新会社株式の一部をダイセル社に譲渡する方法によって設立する。
A出資比率は三菱レイヨン社65%、ダイセル社35%とする。
B三菱レイヨン社およびダイセル社は、合弁会社が製造する製品を引取り、それぞれが従来通り個別に販売活動を行う。
Cダイセル社は合弁会社の事業遂行に必要な原料フレーク(酢酸セルロース)を供給する。

3. 今後の予定
 両社は、早期の法的拘束力のある確定契約の締結に向けて鋭意協議して参ります。

たばこ用フィルターは、わが国ではダイセル(網干、大竹両工場)と三菱レイヨン(富山事業所)の両社が生産しているが、需要は、アジア、アフリカ、東欧などのたばこ市場向けを中心に伸張が続いている。このためダイセルで両工場ともフル稼動中で、三菱レイヨンとの提携により「販売量を増やし事業強化を図りたい」としている。

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2012年8月6日 三菱レイヨン/ダイセル 

たばこフィルター用アセテート・トウ製造事業の合弁会社設立に係る確定契約締結のお知らせ

 三菱レイヨン株式会社(本社:東京都千代田区、社長:越智 仁、以下:三菱レイヨン社)と株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、社長:札場 操、以下:ダイセル社)は、たばこフィルター用のアセテート・トウを製造する合弁会社の設立に向け協議を行って参りましたが、この度、確定契約の締結に到りましたのでお知らせします。
 三菱レイヨン社は、合弁会社設立の準備のため、2012年10月1日付けで、三菱レイヨン社の富山事業所(富山県富山市)内で展開するアセテート・トウ製造事業を、100%子会社として分社化します。

1. 合弁会社設立の背景
 世界のたばこ需要は、アジア、アフリカ、東欧などの新興国を中心に伸張しています。
 この拡大するたばこ市場へ対応するため、両社はたばこフィルター用のアセテート・トウを製造する合弁会社を設立して、国際的に競争力の高い生産体制を構築することを目指します。
 三菱レイヨン社は、アセテート・トウについてのダイセル社との協力関係を深めることで事業の安定化を図る一方、地球環境に優しくファッション性の高いアセテート・フィラメントでも市場の拡大と深耕により収益向上を図り、アセテート繊維事業の強化を行います。
 一方、ダイセル社にとって、たばこフィルター用アセテート・トウ事業はコア事業のひとつであり、世界のアセテート・トウ需要の拡大を背景に、中期計画「3D−T」においても同事業の強化に取り組んでおり、今回の合弁会社設立はその一環です。
 ダイセル社では、既存の事業場におけるアセテート・トウ製造設備の増強も2013年7月商業運転開始を目標に進めており、さらには中国における合弁会社の同製品の増強も実施して参ります。

2. 合弁会社の概要
@合弁会社は、三菱レイヨン社がアセテート・トウ製造事業を分社化し新会社を設立したうえで、当該新会社株式の一部をダイセル社に譲渡する方法によって設立する。
A出資比率は三菱レイヨン社65%、ダイセル社35%とする。
B三菱レイヨン社およびダイセル社は、合弁会社が製造する製品を引取り、それぞれが従来通り個別に販売活動を行う。
Cダイセル社は合弁会社の事業遂行に必要な原料フレーク(酢酸セルロース)を供給する。
D合弁会社設立の時期; 下記4.に記載された各国独占禁止法当局の承認が下りた後。

3.分社によって設立される新会社の概要
@商号: 富山フィルタートウ株式会社
A本店・工場所在地: 富山県富山市
B資本金: 50百万円 (三菱レイヨン100%)
C従業員数: 約100名
D目的: たばこフィルター用アセテート・トウの製造

4.今後の予定
三菱レイヨン社は、日本の公正取引委員会、及び海外の独占禁止法当局の認可が下りた段階で、新会社の株式の35%をダイセル社に譲渡し、新会社を合弁会社とします。


2011/12/26 JNC(チッソ) 

セシウム(安定同位体)除去・回収技術の開発に成功

 JNC 株式会社は、海水を含むセシウム汚染水を対象とした、ラボスケールにおけるセシウム(安定同位体)の除去・回収の技術開発に成功しました。この技術は、東日本大震災により発生した放射能汚染水に含有される放射性セシウムの除去・回収にも利用可能です。

 今回開発した技術は、セシウム汚染水に水溶性のフェロシアン化物を加えセシウム結合体とし、さらにセシウム結合体に磁性体原料となる塩化鉄を加えて反応させ、アルカリ水溶液を用いて磁性を持つセシウム結合体としたのち、磁石を用いてセシウム結合体を磁気分離することにより、汚染水からセシウムを除去・回収するものです。


 本技術は、ゼオライト等の固形吸着剤を使用する場合と比較して、短い処理時間で高いセシウムの除去率が得られ、さらに廃棄物量の低減が期待されます。また磁気分離法を用いるため、迅速な分離操作の実現と密閉環境や遠隔操作による処理を可能としています。使用するのは、工業的に入手が容易で安価な材料のみであり、セシウム除去費用の削減も期待されます。
 海水を混合したセシウム濃度10ppm 程度の水溶液を用いたラボスケールの試験では、磁性を持つセシウム結合体を生成させる反応時間と磁気分離時間を合わせた処理操作は10 分以内で完了し、1 回の操作でセシウムが99.5%除去されました。
 この技術は幅広く応用が可能な技術です。例えば、放射能汚染された土壌の洗浄水からセシウムを除去する方法に用いることも考え られます。
 現在、大量の汚染水処理を目的とした工業的なセシウム除去プロセスの確立を目指し、ベンチスケールの技術開発を進めており、早期に技術を完成させる所存です。

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「フェロシアン化物」は、フェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウム、フェロシアン化カルシウムの総称
フェロシアン化鉄(プルシアンブルー:紺青)が放射性セシウムには最も有効とされている。

2011/4/15 毎日新聞

<放射性物質>顔料使ってセシウム汚染水浄化 東工大が開発

 医薬品などに使われる市販の顔料で、原子炉から発生する放射性物質のセシウムに汚染された水を浄化する技術を、東京工業大原子炉工学研究所長の有冨正憲教授(原子力工学)らのチームが開発した。

 チームは、青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目。汚染水にこの顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取るシステムを開発した。
 実験では、化学的な性質が同じで放射線を出さないヨウ素、セシウム、ストロンチウムを海水に混ぜ、同原発の高濃度汚染水に相当する模擬汚染水(ヨウ素、セシウム各10ppm=1ppmは100万分の1)を再現。
 模擬汚染水100ミリリットル当たり顔料1グラムを入れたところ、処理後の水から検出されたセシウムの濃度は1万分の1以下となり、ほぼ100%除去できた。

(あるブログ)
青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点は数十年前から研究されていて、この分野の人ならだれでも知っている周知の事実。今更東京工業大原子炉工学研究所の教授が騒ぎ立てているが、オリジナル性は何処に有るのだろうか?

 


2012/5/23  日本触媒 

アクリル酸特殊エステルプラント建設起工式開催
−EO センター化を推進−
 

 株式会社日本触媒(社長:池田全コ、本社:大阪市中央区)は、昨日2012 年5 月22 日、川崎製造所にて、アクリル酸特殊エステル2 万トン/年プラント建設の起工式を執り行いました。(今回投資の概要は後述)
同プラントは、自動車用塗料等の旺盛な需要成長に応えるため、昨年8 月、建設を決定したものです。これにより、当社の特殊エステル事業は今後の安定した需要拡大を捉え、世界シェアトップの地位をさらに強固にします。

◆投資の内容
生産能力----------- アクリル酸特殊エステル 2 万トン / 年
               【姫路の既存能力4 万トンと合わせ、国内計6 万トンの年間生産能力となる】
時期--------------- 2013 年9 月末完工、同年10 月商業運転開始
場所--------------- 川崎製造所、千鳥地区新規(2007 年)取得敷地
設備投資額--------- 約35 億円


◆能力増強の狙い
・ 自動車用塗料向けのアクリル酸特殊エステルが年率4%以上の伸びを示しており、今後の安定した需要拡大を捉え世界シェアトップの地位をさらに強固にします。
・ 姫路および川崎の国内二拠点生産体制を確立いたします。将来的には、EO 系品目を川崎に、非EO 系品目を姫路にそれぞれ集約することにより、製造・販売効率の向上や競争力の強化を図ります。
・ EO 川下製品の充実に寄与し、川崎製造所におけるEO センター化および非EG化を推進します。


2012年10月1日 味の素 

味の素(株)、インドネシアに香粧品素材※生産の合弁会社設立
〜アジア地域における香粧品素材事業の強化〜

※香粧品素材…化粧品やシャンプー、ボディソープなどのパーソナルケア製品の原料となる素材 

味の素は、アミノ酸を原料とする香粧品素材の製造能力を拡大し、今後パーソナルケア市場の拡大、特にアジア地域の成長に対応すべく、インドネシアの化学系上場企業PT Lautan Luas社(LTL社)と、合弁会社、ラウタン味の素・ファイン・イングリーディエンツ社(PT Lautan Ajinomoto Fine Ingredients)を設立することで合意し、本日10月1日に合弁事業契約を締結しました。

 新会社は、パーソナルケア製品用途の香粧品素材製造を行う会社で、2012年中の設立、2013年下期中の生産開始を目指しており、将来の投資を含めた総投資額は6百万米ドルを予定しています。

 当社では現在、世界約50ヶ国、3,000社以上に香粧品素材を提供しています。パーソナルケア製品業界では、欧州を中心に人と環境にやさしい植物由来のナチュラル原料を使用することがトレンドとなっており、アミノ酸を原料とする当社の香粧品素材への需要が増加しています。

 現在の当社の生産拠点は、川崎工場および東海工場ですが、今後、特にアジア地域を中心とした新興市場の伸びが期待できるため、市場立地、香粧品素材の主原料であるパーム油などの原料立地として有望なインドネシアにおける生産拠点を構築し、香粧品素材の供給能力を現状の約1.3倍に強化することとしました。

 今回合弁事業契約を締結したLTL社は、インドネシアの企業の中でも安定した成長力を持つ化学系総合企業であり、当社とは香粧品素材事業の代理店として、1997年より15年におよぶ信頼関係を築いています。同社の化学品製造にかかわる知見を活かし、アジア地域で初となる香粧品素材の製造拠点を設立します。

 味の素(株)は、今後も当社独自のアミノ酸系香粧品素材によって、お客様の肌や髪の健康に貢献していきます。

<新会社の概要>
(1)社  名:ラウタン味の素・ファイン・イングリーディエンツ社
         (PT Lautan Ajinomoto Fine Ingredients)
(2)資 本 金:設立時 3百万米ドル(約2.4億円)
(3)出資比率:味の素株式会社   66.67%
         PT Lautan Luas社  33.33%
(4)所 在 地:インドネシア国ブカシ県GIIC(Greenland International Industrial Center)工業団地内

(5)設 立 日:2012年12月(予定)
(6)代 表 者:代表取締役社長 服部 達也
(7)従業員数:設立当初 約15名
(8)事業内容:香粧品素材の製造

1.アミノ酸を原料とする香粧品素材とは…
    アミノ酸を出発原料として製造される香粧品の原料。主原料はパーム油。

2.販売スキーム

 


2012年12月18日 三菱重工業/双日

ロシア・バシコルトスタン共和国向けアクリル酸プラント建設プロジェクトを受注

 三菱重工業と双日は、ロシア連邦のルネッサンスコンストラクション社(RC、本社:サンクトペテルブルク)と共同で同連邦バシコルトスタン共和国のJSC Gazprom Neftekhim Salavat社(GNS)から、アクリル酸プラントを受注した。同共和国で初のEPC(設計・調達・建設)契約となるもので、アクリル酸の製造能力は8万トン/年。2015年末の運転開始を予定する。

 このアクリル酸プラントは、同共和国の首都ウファの南方約150kmに位置する都市サラバトの近郊に建設される。石油からつくられるプロピレンを原料として、アクリル酸の精製により得られる精製アクリル酸を3万5,000トン/年、アクリル酸とブタノールの化合物であるブチルアクリレートを8万トン/年製造できる。製造技術には三菱化学株式会社のプロセスが採用される。

The new Acrylic Acid & Acrylates Complex will be located in the territory of Monomer Plant of Gazprom neftekhim Salavat JSC.
It consists of crude Acrylic Acid Unit with capacity of 80 kta, Butyl Acrylates Unit (acrylic acid ethers and butanol) with capacity of 80 kta and Glacial Acrylic Acid Unit with capacity of 35 kta.
The design capacity of the new Complex of Gazprom neftekhim Salavat is planned to be reached by fourth quarter of 2015.   



 同プロジェクトは、EPCを含むランプサムターンキー請負契約※で、三菱重工業をリーダーとして、双日、RCとのコンソーシアムで進められる。

 GNS社はロシアガスプロムグループの子会社であり、同共和国サラバトに石油精製・石油化学製造設備を持つ。近年、GNS社は石油精製設備近代化、大型エチレンプラントの導入を通じて既存設備の効率化をはかっており、今回のアクリル酸プラントの新規建設プロジェクトによって同社の石油化学品製造能力は大きく拡大されることになる。

 三菱重工業および双日は、2010年に受注したロシア連邦タタルスタン共和国向けアンモニア、尿素、メタノール併産プラント建設プロジェクトで培った経験を最大限に活用して本プロジェクトを遂行するとともに、ロシア連邦でのさらなる受注を目指し積極的にマーケティング活動を展開していく。



2014年5月20日 三井化学

米国 Corning 社の調光レンズ材料「SunSensors®」事業の譲受について
〜ビジョンケア材料事業の拡大〜

三井化学は、本年5月15日付で、米国のCorning Incorporatedより、同社が「SunSensors®」ブランドで展開している調光レンズ材料事業を譲り受けました。これにより当社は、世界NO.1のメガネレンズ材料の強化と共に、グローバルな成長著しい調光レンズ材料事業へ新規に参入致します。また今後は、「SunSensors®」ブランドの下、画期的な調光レンズ材料を積極的に開発・販売して参ります。

* 調光レンズとは、紫外線により濃淡が変化する特殊な色素を用いたレンズで、室内では透明ですが、屋外ではサングラスとしての役割を果たします。

当社グループは、多様化するグローバルニーズを満たすため、低屈折率から高屈折率までの幅広いメガネレンズ材料、ならびにそれぞれのレンズに最適なコーティング材料を供給致しております。なかでも、当社が世界をリードするメガネレンズ材料「MR™シリーズ」は、高屈折率を特徴に、クリアな視界、高い強度と自由なデザイン、優れた耐久性で革新をもたらし、「薄くて軽い」メガネレンズ材料のグローバルスタンダードとして世界中のレンズメーカーに採用頂いております。
Corning社は、1960年代より独自の色素技術による調光レンズ材料事業を展開し、「SunSensors®」ブランドは、調光プラスチックレンズ市場を牽引してきました。本事業譲受を通して、先進国のみならず、インドやブラジルなどグローバルに市場が拡大している調光レンズ材料事業に参入することは、当社ビジョンケア材料事業の更なる高機能・高付加価値化による拡大に貢献します。同時に、当社製品ラインナップ拡充を通して、より優れた材料ソリューションを世界中の顧客に提供致します。

今後は、当社のグローバルな顧客・販売ネットワークを活かした「SunSensors®」製品の販売拡大を進めるとともに、次世代調光レンズ材料など優れた特性を持つビジョンケア材料の開発を促進させ、「新たな顧客価値の創造」を推進してまいります。

<参考>

1. 事業譲受の概要

譲受対象資産

調光レンズ材料の営業権、調光モノマーに関する特許、商標権「SunSensors®」「SunSensors®+」

2. 事業譲受による効果

(1) 新事業参入

グローバルな成長著しい調光レンズ材料事業への参入、及び「SunSensors®」ブランド獲得による当社メガネレンズ材料ブランド強化
調光レンズの世界市場規模は、1,500億円以上(当社推定)であり、更なる拡大が見込まれます。

(2) 新製品開発促進

当社グループが有する眼鏡レンズ材料技術とCorning社の優れた調光色素技術の融合による、次世代調光レンズ材料開発の促進

(3) 多様化する市場ニーズを満たす製品ポートフォリオ

低屈折率から高屈折率までをカバーするレンズ材料・コーティング材料に、調光レンズ材料を新たに加えた充実した製品ラインアップによる顧客サービス向上。全世界の市場ニーズを最適に満たす材料ソリューションの提供

(4) 販売ネットワークの活用

当社グループのグローバルな顧客・販売ネットワークを生かした、「SunSensors®」製品の販売拡大

(5) 製造技術の活用

当社グループの優れたレンズ材料合成・製造技術をいかした、より効率的な調光レンズ材料製造体制の確立

 


2014/7/1  旭硝子 

サウジアラビアのObeikan社と合弁で建築用ガラス加工会社を設立し、中東へ初進出

AGC(旭硝子)は、当社連結子会社のAGCガラス・ヨーロッパ(以下、AGEU社)が、サウジアラビアのガラスメーカーObeikan Glass Company( 本社: サウジアラビア、代表: Fahad Obeikan 以下、Obeikan 社) と、建築用ガラスコーティング事業の合弁会社設立について基本合意に至ったことをお知らせします。
サウジアラビア・ヤンブー市のObeikan社工場内に、同合弁会社の建築用ガラスコーティング加工ラインを新設し、2016年初旬に生産を開始する予定です。
近年、中東の建築用ガラス市場は年率約4%の成長を遂げています。特に、日差しをカットし建物の省エネ性能を大きく向上する熱線反射ガラスの需要は高まっており、市場成長率以上の成長が見込まれ、今後も建築用高機能ガラスの需要は拡大する見込みです。
高機能ガラスに不可欠なコーティング技術に強みをもつAGEU社と中東地域のガラス事業に強みをもつObeikan社は、建築用高機能ガラスの中東地域の事業展開において、相互補完によりシナジー効果を発揮していきます。
AGCグループは、今般設立する合弁会社を通じ、サウジアラビアを中心とした中東諸国における建築用ガラス市場での存在感を高め、今後の大きな成長が期待される同地域の旺盛な需要に確実に応えます。
AGCグループは、新興市場での事業拡大を「第2のグローバリゼーション」と位置づけ、成長戦略の柱に掲げています。今後も新興市場において拡大する需要を確実に取り込むことで、成長基盤の強化・定着を図るとともに、高付加価値商品の提供を通じて新興地域の発展にも貢献していきます。

Obeikan 社について
サウジアラビアのObeikan Investment Group とSaudi Advanced Industries Company の2社が設立したガラス製造会社。2011 年2 月に生産を開始し、中東地域最大となるフロート設備(日産800トン)を同国ヤンブー市に有しており、生産するフロートガラスは、アジア、アフリカ、米国、オーストラリア、欧州等30カ国以上へ輸出もされています。


2014/8/28   三菱化学/日本合成化学工業/中央理化工業

合成樹脂エマルジョン事業の統合新社概要

社名:ジャパンコーティングレジン
発足:2014/10/1 
      日本合成が当該部門を会社分割により中央理化に移管
      中央理化がジャパンコーティングレジンと改称
出資比率:三菱化学 66%、日本合成 34%

ーーー

2014/4/4 

合成樹脂エマルジョン事業統合に関する基本合意について

 三菱化学と連結子会社である日本合成化学工業(三菱化学40%出資)、および中央理化工業(三菱化学100%)は、日本合成と中央理化の合成樹脂エマルジョン事業の統合に関して、2014年3月31日に下記のとおり基本合意書を締結いたしましたので、お知らせいたします。


1. 事業統合の理由
 
合成樹脂エマルジョンは、各種コーティング剤や塗料、接着剤など幅広い用途に使用されています。日本合成は、主力である合成樹脂製品のほか合成樹脂エマルジョンを製造・販売しており、一方、中央理化は、合成樹脂エマルジョンの専業メーカーとして事業を行っています。日本合成および中央理化の合成樹脂エマルジョン製品は、いずれもVOC(揮発性有機化合物)をほとんど含まず、環境負荷が低いという特徴を有しています。

 今回、日本合成および中央理化の行う合成樹脂エマルジョン事業について、その製造部門を統合することにより、生産最適化を図り、両社の合成樹脂エマルジョン事業の更なる強化を目指します。

2. 事業統合の概要
  (1) 事業統合の期日:2014年10月1日
  (2) 事業統合の方法:
   ・日本合成のエマルジョン製品の製造部門を会社分割により中央理化に移管し、統合新社として発足する
   ・日本合成のエマルジョン製品の研究開発部門の移管について、統合期日までに協議し、決定する

※三菱化学は、統合新社の株式の過半数を保有する予定。

ーーー

2013/12/24  中央理化工業株式会社の株式の取得について

三菱化学は、従来、連結子会社(68.4%保有)であった中央理化工業との連携を一層強化するため、三京化成が保有する中央理化の株式(31.6%)を取得し、当社の完全子会社とすることを決定しました。本日、三京化成との間で譲渡契約を締結いたしましたので、ここにお知らせいたします。
なお、本件取得の期日は、平成26年3月28日を予定しております。

 


2014 年10 月2 日 三菱ガス化学     水島アロマ(三菱ガス化学/東洋紡 TPA生産)解散

高純度テレフタル酸(PTA)事業からの撤退について

三菱ガス化学は、2015 年3 月末を目途に、高純度テレフタル酸事業より撤退することを決定いたしました。

PTA の製造・販売は、当社と東洋紡の合弁会社である水島アロマにより行われていますが、2015 年3 月末にPTA の生産を停止するとともに、水島アロマの解散手続きを開始いたします。
PTA については、主要用途であるポリエステルの需要は今後も年率6%程度の伸長が見込まれるものの、需要の伸びを大幅に上回る新増設によって世界的な供給過剰に陥っており、採算の厳しい状況が継続しています。今後も供給過剰が解消する目途は立っておらず、採算改善が見込めない状況下、当社はPTA 事業からの撤退が最善との判断に至りました。

当社は中期経営計画の基本方針に基づき、構造改革を実行してまいりました。不採算事業から早期に撤退する一方で、中核事業の強化、新規事業の創出と育成を加速し、企業体質の強化を図ります。


<水島アロマ株式会社>
設立 :1970 年
資本金 :20 億円
資本構成 :当社=50%、東洋紡株式会社=50%
所在地 :岡山県倉敷市水島中通2-3-1
事業内容 :粗テレフタル酸、高純度テレフタル酸の製造・販売
PTA 生産能力 :年間26 万d

2013/10/6 日経 

合繊原料 海外自社製に  三菱化学、中国などから輸入

三菱化学は2010年にPTAの国内生産から撤退し、国内用は三菱ガス化学から購入してきた。
三菱ガス化学の撤退を受け、国内での安定供給のために海外の自社生産品の輸入に切り替える。

現在は年約10万トン調達している。

ーーー

2014年10月2日 東洋紡  

ポリエステル関連事業の再編と強化 ペットボトル用樹脂の製造中止とポリエステル樹脂原料事業からの撤退

 

当社は、2015年3月末をもってペットボトル用樹脂の製造を中止します。あわせて、当社の関連会社である水島アロマ株式会社で行っている高純度テレフタル酸(PTA)の製造を2015年3月末に停止し、ポリエステル樹脂原料(PTA)事業から撤退することとしました。今回の再編により、ポリエステル関連事業の基盤強化を図ります。

1.ペットボトル用樹脂の製造について

 

 当社は、ペットボトル用樹脂の製造を1982年から岩国事業所で開始しました。樹脂原料であるPTAを水島アロマから購入し、原料から樹脂製造まで一貫体制とすることで、安定した事業運営をけてきました。
 しかしここ数年、ペットボトル用樹脂の海外競合品が増えたことなどにより、当該事業は極めて厳しい状況が続いています。このため当社は、将来にわたって本事業の回復が見込みにくいと判断し、2015年3月末をもって、ペットボトル用樹脂の製造を中止することとしました。

2.ポリエステル樹脂原料(PTA)事業について

 水島アロマは、1970年に当社と日本瓦斯化学株式会社(現・三菱ガス化学株式会社)との合弁で、PTAの製造会社として設立されました。当社は繊維、フィルム、樹脂などのポリエステル関連事業を行うにあたり、水島アロマからPTAを購入してきました。しかし近年、中国を中心としたPTA大型設備の過剰な増設を背景に需給バランスが大きく崩れ、水島アロマが製造するPTAの相対的な競争力が低下してきました。
 このため、当社はペットボトル用樹脂の製造中止にあわせて、2015年3月末までにPTAの生産停止・事業撤退をするとともに、水島アロマの解散手続きを開始します。

3.今後のポリエステル関連事業について

 当社のポリエステル関連事業には、フィルム事業、機能樹脂事業等があります。これらの事業は、従来どおり生産、販売を続けます。また、PTAについてはすでに安定した調達先を確保しています。
 今回の事業撤退による当社の連結業績への影響は、現在、精査中です。


2014年10月30日 日本触媒 

日本ポリエステル株式会社の株式譲渡に関する基本合意書締結のお知らせ

日本触媒は、当社が保有する日本ポリエステルの全株式(注 99.2%)を、タキロンに譲渡することに関して、基本合意書を締結しました。今後、両社で譲渡条件を協議の上、正式に株式譲渡契約を締結する予定です。

 ニッポリは、1953年に大阪府吹田市で操業を開始し、FRP(繊維強化プラスチック樹脂)成形品のパイオニアとして、更にはポリカーボネート樹脂シートの製造メーカーとして発展してまいりました。しかしながら、現在の事業環境は、市場である国内の建材・土木分野の成長が望みにくい状況にあり、今後更なる発展のためには、新規製品の開発やコスト削減のための高い技術力や、事業拡大のための強力な販売力が必要となっています。

与するものと判断し、タキロンに株式を譲渡する方向で、基本合意書を締結しました。

 
◆対象会社の概要(数字は2014年3月期)
会社名 日本ポリエステル株式会社
本社所在地 大阪市北区芝田2−8−33
資本金 400百万円
創立 1953年
総資産 3,835百万円
売上 5,209百万円
従業員数 143名
主な事業内容 プラスチック製波板・平板等の製造・販売

2015/7/2   広栄化学工業         

ペンタエリスリトール類事業の譲渡に関する件

当社は、平成27 年7月2日の取締役会において、当社のペンタエリスリトール類(ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ギ酸ソーダ)事業を譲渡することを下記のとおり決議いたしました。


1.事業譲渡の理由
当社は既存事業の抜本的な構造改革を図るため、ペンタエリスリトール類(ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ギ酸ソーダ)に係る事業をPERSTORP AB(publ) に譲渡することを決定しました。
当事業は、事業環境の悪化に対応すべく生産合理化に努めてきましたが、今後の設備維持、補修等の更なる投資を行い競争力を維持していくことは困難であると判断いたしました。
当社のペンタエリスリトール類製造終了後は、パーストープジャパン株式会社(PERSTORP 社日本法人) と販売代理店契約を締結し、同社がペンタエリスリトール類を日本市場に安定的に供給できるようサポートいたします。

2.事業譲渡の概要

譲渡事業 ペンタエリスリトール類(ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ギ酸ソーダ)事業
譲渡事業の売上高 3,830 百万円(2015 年3 月期実績、2015 年3 月期売上高実績:18,664 百万円の20.5%)
譲渡資産 知的財産、ノウハウ、営業記録、関連諸契約等
譲渡価額 譲渡先との契約により非公表とさせていただきます。なお、事業内容および製品の市場価格から判断して適正な価額であると判断しております。
日程 事業譲渡取締役会決議 平成27 年7月2日
          事業譲渡契約締結 平成27年7月上旬
          事業譲渡期日 上記締結から1年後目処

事業譲渡先
 名称 PERSTORP AB (publ)
 住所 284 80 Perstorp, Sweden
 事業の内容 多価アルコール類・オキソ製品等各種化学品の製造及び販売


2015.11.11  日本触媒

ベルギー子会社NIPPON SHOKUBAI EUROPE N.V.:高吸水性樹脂およびアクリル酸設備建設起工式開催

日本触媒のベルギー子会社NIPPON SHOKUBAI EUROPE N.V.(NSE)は、2015 年11 月10 日、同社敷地内(ベルギー王国アントワープ州)にて、高吸水性樹脂(SAP)およびアクリル酸(AA)製造設備建設の起工式を執り行いました。

同設備は、紙おむつの原料として堅調な需要の伸びを示すSAP およびその主原料のAA の供給体制を拡充するため、本年5 月に建設を決定したものです。
欧州におきましては、中欧・東欧圏を中心に堅調な伸びが見込まれている中で、SAP を増設するだけでなく、その主原料であるAA を含めた投資を行うことにより、グローバルな安定供給体制がより強化されます。これによりまして、本投資後の当社グループのSAP 年間生産能力は世界合計で71 万トン/年となり、トップサプライヤーとしての地位をより強固にしてまいります。

(参考)当社グループのAA およびSAP 生産能力(万トン/年)

  2015 年11 月現在  2016 年6 月 2017 年10 月
SAP 56  61(+5 姫路) 71(+10 ベルギー)
AA 78 78 88(+10 ベルギー)

投資の内容
       生産能力 : SAP 10 万トン / 年  (既存能力6 万トン/年と合わせて計16 万トン/年の生産能力となる)
                                AA 10 万トン / 年(新設)
   時期 : 2017 年10 月末完工、2018 年5 月商業運転開始
  場所 : NSE 既存敷地内
  設備投資等 : 約350 百万ユーロ

2011/8/4 日本の各社、高吸水性樹脂を増強 付記



11 April 2016 

Innovia Group sale of Cellophane™

 
 Innovia Group, the global leader in high-tech film products for industrial applications and banknotes, today announces an agreement to sell its Cellophane business and assets to Futamura Chemicals Co., Ltd. The deal is expected to complete on or before 30 June, 2016. Based in Nagoya, Japan, Futamura is a leading manufacturer of plastic and cellulose films, principally servicing the food packaging industry.  

Following the sale, Innovia will continue to deepen its focus on its fast-growing and world-leading polymer bank note business and on building on its market leading and differentiated ‘double bubble’ biaxially oriented polypropylene (BOPP) films business. In the BOPP business, Innovia will continue its focus and investment on differentiated product development for its core and new markets. Innovia is well established as the world’s leading provider of technologically advanced polymer banknote substrate and by the end of 2016 will have manufactured more than 50 billion Guardian® banknotes for central banks around the world. From its new facility in Wigton, Innovia will be manufacturing the new polymer banknote substrate for the Bank of England beginning with the £5 note due to be issued in September 2016 and the new £10 note in 2017.

Mark Robertshaw, Chief Executive of Innovia Group, said:
“The sale of our Cellophane business is an important strategic step for Innovia. Futamura is an excellent long term owner for Cellophane, with its core business focussed on cellulose and plastic films. In line with our strategy, we will continue to focus on building our polymer films and banknote business where we see significant growth potential. In particular, the benefits of our polymer technology for banknotes have proven to reduce counterfeiting levels significantly and to reduce substantially the lifetime costs to central banks which we expect will continue to drive long term demand for polymer banknotes across the globe.”

Yasuo Nagae, President of Futamura Chemical Co., Ltd, said:
“The acquisition of the Innovia’s Cellophane business will enhance our product range and presence across the globe. It supports our ambition to serve our key customers through local manufacturing facilities offering the highest standards of delivery by experienced personnel. We look forward to welcoming Innovia’s Cello employees into our family.”

 

2016/4/12 日本経済新聞

フタムラ化学、英社のセルロースフィルム事業買収 世界シェア7割に

 食品包装向け樹脂フィルム国内最大手のフタムラ化学は同業の英イノービアグループからセルロースフィルム事業を6月末にも買収する。イノービアはセルロースの世界最大手で買収後はフタムラ化学のシェアが7割となる見込み。買収額は交渉中だが数十億円とみられ、100億円を超える可能性もある。買収により工場を取得し、世界規模で生産の効率化につなげる。

 セルロースは植物由来のフィルムでセロハンテープや薬の包装などに使う。世界市場規模は350億円程度でイノービアが4割、フタムラ化学が3割のシェアを握る。

 イノービアの米国と英国のフィルム工場、メキシコの加工工場などを取得する。現在は大垣工場(岐阜県大垣市)でセルロースを製造しているが、設備の老朽化が進み生産体制の見直しが課題となっていた。

 フタムラは石油由来の樹脂フィルムが主力だが製品価格が原油相場により変動しやすい。植物由来のセルロースは合成樹脂に比べ価格の変動が少なく、収益安定につながるとみている。

 フタムラ化学の売上高は約671億円(2014年度)で、セルロース事業が約15%を占める。少子高齢化により、将来は樹脂フィルムの国内市場の縮小も予想される。マレーシアで食品包装フィルムの合弁工場を展開するなど、海外事業を加速させている。


 


 
平成28年10月13日 三菱化学、宇部興産 

中国における電解液事業の提携について

三菱化学と宇部興産は、両社の中国におけるリチウムイオン電池用電解液事業で提携することについて合意いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。
 
1.背景と目的

@ リチウムイオン電池は、スマートフォンやタブレット端末など民生携帯機器用途を中心に伸長してきました。また、最近ではハイブリッド自動車(HV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)など環境対応型自動車向け用途で大きな成長が期待されており、時期は業界の従来予想より遅れたものの、実需が立ち上がりつつあります。また、定置蓄電用途や産業用途などへの展開も更に進むことが見込まれます。

A 特に中国では政府の補助金による促進政策もあり、EV及び車載用リチウムイオン電池の市場が急速に拡大しています。電解液を含む電池材料も需要が急伸する一方で、新興メーカーの台頭もあり競争が激化しています。

B三菱化学と宇部興産は、知的財産を含む技術資源の相互利用や生産技術の融合などによって、技術力とコスト競争力を強化することでより優れた競争力ある電解液を供給していくことを目的として、このたび中国における両社の電解液事業を合弁形態(持分比率50:50)で運営することに合意いたしました。
 
2.今後の予定

@ 三菱化学と宇部興産は、中国並びに関係各国の競争法当局の許認可取得に向けた手続きを進め、中国における両社の電解液事業を2017年4月を目処に合弁形態での運営体制に移行する予定です。なお、運営体制の詳細は両社で協議し、決定次第お知らせいたします。

A 両社は、関係する各国の競争法等を遵守することを前提として、中国における事業提携に続いて他の国や地域における生産・開発を含む包括的な事業提携の可能性も検討します。
 
 

●両社の電解液製造拠点