Chemnet Tokyo 2003/1/15                      発表文

住友化学、シンガポール・エチレン100万トンFS開始

 住友化学は15日、シンガポールにシェル・グループと共同で世界最大級のエチレンプラントを建設するため、フィージビりティ・スタディ(FS)を開始すると発表した。住友化学はポリオレフィンを中心に、誘導品計画の本格検討に着手する。

 2007年の操業開始をめどに、シェルのリファイナリー設備がある
ブコム島にエチレン年産100万トン規模のプラントを建設する方針。石油精製とのインテグレーションにより安価な原料が入手できる。世界トップクラスの競争力のあるセンター建設を目指す。
 
 住化はポリオレフィンを中心とする石化事業を重点事業の1つと位置づけ、シンガポールには1977年にシェル・グループと共同でエチレンセンター「ペトロケミカル・コーポレーション・オブ・シンガポール」(PCS)を設立、84年からポリオレフィンの生産拠点「ザ・ポリオレフィン・カンパニー(シンガポール)」(TPO)とともに現地生産を開始し、成長の著しい東南アジア市場向けに製品の供給を行ってきた。
 
 その後、PCS,TPO両社はプラント増設を行い、現在PCSのエチレン生産能力は年産109万トン、TPCは同LDPE25万トン、LLDPE15万トン、PP35万トンとなっている。

 既存PCS/TPC Merbau島

    ↑ 5km  
    ↓   pipeline接続

 新立地 Bukom 島

米倉・住化社長、次期シンガポール計画に自信

 住友化学の米倉弘昌社長は15日記者会見し、同社とシェルグル-プが共同投資して実現を目指す「次期シンガポール石油化学計画」について語った。この中で同社長は、「既存のインフラストラクチャーを有効利用できること、安価な原料が安定的に確保できること、さらにエチレンプラントの規模が世界最大級のスケールであること、などから判断して、十分な国際競争力を備えたプロジェクトになると確信している」と同計画に対する強い自信を示した。また、誘導品については「特色のある高機能品を中心に構成する」と説明、この点も同プロジェクトの持つ特徴と強みであると強調した。

【同社長の会見要旨】
一連のフィージビリティースタディは04年半ばの終了を目指す。その結果を踏まえて07年の稼動開始を目途に年産100万t能力のエチレンプラントを建設する。エチレンプラントの建設所要資金はまだはっきりしないが、インフラがすでに整備されているブコム島に立地するので1,000億円をいくらか下回る額に抑えられるのではと期待している。
   
原料は、かねてからブコム島に大型リファイナリーを保有しているシェルからコンデンセート、ナフサ、ガスオイル、さらには重質油など多様な原料を合理的な価格で安定的に受給できる見通しにある。新会社は両社折半で設立、運営していく方針だ。
   
誘導品計画は現在検討中で、今年半ばには具体的なプランを固めたい。当社の触媒・プロセス技術を生かした特色ある高機能品を中心に構成したいと考えている。高機能品の構成比率は現在のシンガポールプロジェクトの30%から60%程度に引き上げていくようにしたい。強度が高く、加工性にも優れた新規ポリエチレンや、自動車向けの高強度ブロックコポリマーを主体とした事業の展開などで、厳しい国際競争を勝ち抜いていく考えだ。
   
ポリオレフィンなど誘導品市場としては、引き続き成長が見込まれる中国に期待している。経済産業省によると、中国石油化学製品の需給バランスは今後なお大幅な品不足が続く見通しで、06年でもまだエチレン換算で700〜800万tが不足すると予想されている。次期シンガポールプロジェクトは、様々な要素の組み合わせで、十分な国際競争力を発揮するものとなる見込みなので、中国市場をはじめとしたアジア市場全体に一層強い基盤がつくれると判断している。

Financial Times  2004/10/13

Sumitomo quits Singapore cracker project; fast tracks JV in Saudi Arabia.

Sumitomo Chemical has withdrawn from
a $1 bn project to erect an olefins complex with Shell Chemicals at Bukom Island, Singapore. Shell will proceed alone, but Petrochemical Corp of Singapore (PCS) will take part in a small part of the complex. PCS is a joint venture of Shell and Sumitomo that operates two olefins units at Jurong Island, Singapore. Sumitomo is focussing instead on a $4.3 bn olefins and derivatives joint venture with Saudi Aramco. This will be at Rabigh, Saudi Arabia and is due onstream in 2H 2008. The Aramco-Sumitomo joint venture will take over Aramco's Rabigh refinery, and erect olefins and derivatives plants there that will make the site one of the largest petrochemical complexes worldwide. An ethane cracker will have capacity of 1.3 M tonnes/y ethylene. There will also be a fluid catalytic cracker with capacity of 900,000 tonnes/y propylene. And there will be two 400,000 tonnes/y PE lines; two 350,000 tonnes/y PP plants; a 400,000 tonnes/y EG unit; and a propylene oxide plant.


2003/1/15 住友化学

住友化学、アジアでの石油化学事業の強化に着手
〜シンガポールでシェルとともに世界最大級のエチレンプラント建設のための起業化調査を開始、
    あわせて誘導品計画の本格検討にも着手〜

 住友化学はこのほど、シンガポールでの新たなエチレンプラントの建設について、シェルケミカルズとともにフィージビリティスタディ(起業化調査)を開始する旨の契約を締結しました。
 また、当社はこのオレフィン(エチレン、プロピレン)を活用し、ポリオレフィンを中心とする誘導品計画についても本格検討に着手します。

 当社は、ポリオレフィンを中心とする石油化学事業を重点事業の1つと位置づけ、「成長の著しいアジアにおいて、当社が東南アジアで石油化学事業を先行して展開してきた強みを生かしつつ、高付加価値・高機能分野へのシフトを進め、欧米・中東メーカーに対抗して、アジアでトップクラスの高収益事業としていく」という事業方針に沿って、今回、アジアでの石化事業のさらなる強化に向けて、大きな一歩を踏み出します。

[中国を中心とするアジアの旺盛な需要増に対応]
 当社は、1984年にシンガポールにアジア市場への製品供給基地として、エチレンセンターであるPetrochemical Corporataion of Singapore Pte. Ltd (以下「PCS」)、その誘導品であるポリオレフィンメーカーの The Polyolefin Company (Singapore) Pte. Ltd (以下「TPC」)を築き、以降これまで旺盛な需要と積極的なマーケティング戦略によりほぼフル稼働での操業を継続してきました。
 アジアの石油化学製品需要は、1993年以降、中国を含めたアジア諸国の高成長を背景に8%を上回る高い伸びを示し、今後も引き続き高成長が見込まれるため、シンガポールでの石油化学事業の拡大を目指します。

[アジアの生産拠点として再度シンガポール立地を選択]
 シンガポールは、アジアでの生産拠点としては、現状では以下の理由からベストの選択と思っています。当社にとっては、PCS・TPCが保有するインフラストラクチャーや販売・物流網の活用が図れること、さらに蓄積された経験・知見も生かせます。またシンガポールは、アジアで最も低コストの物流システムが整備されているほか、優れた人的資源、政治的安定性等、他のアジア諸国に比較して、リスクの最も小さい立地との認識を持っています。

[シェルグループと組んでエチレンプラントを建設]
 本エチレンプラントの起業化調査は、立地をシェルのリファイナリー(石油精製設備)があるブコム島とし、エチレン生産能力100万トン/年の規模で、2007年の稼働開始を目処として、実施します。
 シェルは、当社にとって、これまで長年にわたって相互に高い信頼関係を保ってきたPCS・TPCの合弁パートナーです。エチレンプラントについては、優れた原料調達力を保有しているかが競争力の決め手となりますが、シェルは、オイルメジャーであるとともにシンガポールでリファイナリーを保有しており、その面でも最強のパートナーであります。

 さらに今回は、ブコム島
(Bukom Island)での立地であるため、石油精製とのインテグレーションが可能となり、一層安定的にかつ安価な原料が活用できることとなります。今後本格検討する誘導品は、PCS・TPCのあるジュロン島での立地となりますが、ブコム島とは、海底パイプラインで繋がっており、エチレンプラントからの製品の輸送が容易であるほか、既存のインフラストラクチャーの有効利用が図られ高いコスト競争力を確保できます。
 本エチレン計画では、以上に述べた原料面での優位性に加え、世界的にも最大級の100万トン/年という規模の経済性、最新の製造技術の導入による低製造コストなどの利点から、世界でトップクラスの競争力のあるオレフィン生産が実現できます。

[誘導品計画の本格検討に着手]
 このオレフィンを利用して、当社は、ポリオレフィンを中心に誘導品の具体的な検討に着手します。先行実施しているPCS・TPCとのシナジーの発揮、さらには当社の触媒・プロセス技術を生かし、特色ある高機能品を中心とした製品構成での事業を追求します。このような高機能品へのシフトにより、その比率を現状の30%から60%程度に引き上げる方針です。
 ポリエチレンでは、強度が高く加工性に優れた新型ポリマー、ポリプロピレンでは、自動車向けを中心とした高強度ブロックコポリマーを主体とした事業の拡大を図ります。

(ご参考)

PCS 概要
・社名 Petrochemical Corporation of Singapore Pte.Ltd
・社長 黒木明徳(住友化学出身)
・出資比率 日本シンガポール石油化学(株)         50%
  (同社への住友化学の出資比率は53.9%)
Shell Eastern Petroleum (Pte) Ltd   50%
・設立 1977年8月
・事業内容 エチレン、プロピレンなどの石油化学製品等の製造・販売
 エチレン生産能力:109万トン/年
     
TPC 概要
・社名 The Polyolefin Company (Singapore) Pte.Ltd
・社長 石川浩通(住友化学出身)
・出資比率 日本シンガポールポリオレフィン(株)       70%
 (同社への住友化学の出資比率は95.7%)
Shell Eastern Petroleum (Pte) Ltd   30%
・設立 1980年5月
・事業内容 ポリエチレン(LDPE, LLDPE)、ポリプロピレン(PP)の製造・販売
  主な生産能力
   LDPE  :25万トン/年
   LLDPE :15万トン/年
   PP    :35万トン/年

2005/11/23 Shell

Shell progress on world-scale ethylene cracker in Singapore


Shell Eastern Petroleum (Pte) Ltd ("SEPL") has awarded contracts for basic design and engineering to ABB Lummus Global-Toyo Engineering Corporation JV ("ABB-TEC JV") for a world-scale ethylene cracker facility at the
Pulau Bukom manufacturing complex, Singapore.

The ethylene cracker facility, expected to begin operations in 2009, is planned as a collaboration between Shell and the Singapore Economic Development Board.

ABB-TEC JV is expected to provide engineering, procurement and construction management following final investment decision expected in 2006.

"We look forward to working with the contract parties to deliver the projects safely and successfully," said Mr. Fang Yea Yee of SEPL, General Manager for the project.

"We are delighted that SEPL has entrusted us with the award of the ethylene cracker contract, which incorporates our proprietary ethylene technology. We now very much look forward to working together with the Shell team and our partner TEC and to meeting all of the project objectives." said Foeke Kolff, General Manager ABB Lummus Global.

In line with Shell's overall strategy of 'more upstream and profitable downstream', the integrated refining and petrochemicals complex will contribute to Shell's downstream business. The project will take advantage of site and location benefits to contribute to the overall profitability through maximum integration and optimal supply and market logistics.


平成171124日 東洋エンジニアリング株式会社

シンガポール向けエチレンプラント基本設計を共同受注
http://www.toyo-eng.co.jp/jp/news/17/171124.html

 東洋エンジニアリング株式会社(TEC、取締役社長 山田豊)と、オランダのABBルーマス・グローバルBV社とのジョイント・ベンチャーは、シェル・イースタン・ペトロリウム社が、シンガポールのブコム島に新設する、世界規模のエチレン製造設備の基本設計業務を、このたび受注いたしました。
 なお、基本設計業務の終了後、客先の承認を経て、引き続き設計・調達・工事管理
(EPCM)業務の契約を締結するオプションが付いています。

 最近中東を中心に建設されているガス原料のエチレン設備に比較し、ナフサや重質軽油等を原料とするため、客先主要商品の中間原料となるプロピレン、ブテン、ベンゼンなどの副生品が得られると同時に、隣接する客先製油所との連携による最適化を図れることで、高い経済性が実現されます。また今回の投資は、今後のシンガポールの石油化学基地の発展にもプラスとなります。

<受注概要>  
■客先
  シェル・イースタン・ペトロリウム社(
Shell Eastern Petroleum Pte. Ltd)
 
■受注者
  TECとオランダの
ABBルーマス・グローバルBV社(ABB Lummus Global B.V.)との5050のジョイント・ベンチャー(JV)
 
■建設地
  シンガポールのブコム(
Bukom)島
 
■対象設備
  世界規模のエチレン製造設備 (原料はナフサや重質軽油等で、客先のブコム・リファイナリーから供給される)
 
■ライセンサー
  エチレン:米国
ABBルーマス・グローバル社、 ベンゼン:独ウーデ社、C4水添他:仏アクセン社
 
■役務内容
  基本設計業務 
(Basic engineering for definition phase)
 
■契約形態
  コスト・レインバース(実費償還)方式
 
■完成予定
  ●基本設計業務:
20065月末を予定
  ●プラントの完成:
2009年下期を予定
 
■受注の意義
  シェル社からの石油化学分野でのTEC初の受注であり、同時に同社との初のコスト・レインバース(実費償還)方式での契約です。


2006/1/10 Foster Wheeler

Foster Wheeler Awarded Contracts for Shell's World-Scale Petrochemical Investment in Singapore
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=fwlt&script=418&layout=-6&item_id=802532

Foster Wheeler Ltd. announced today that its UK subsidiary, Foster Wheeler Energy Limited (FWEL), and its Singapore subsidiary, Foster Wheeler Eastern Private Limited (FWEPL), have been awarded contracts by Shell Eastern Petroleum (Pte) Ltd. (SEPL) for two basic design engineering packages (BDEP) associated with a world-scale ethylene oxide/mono-ethylene glycol (EO/MEG) plant and a significant refinery modification project in Singapore. FWEL is executing the BDEP for the new EO/MEG plant on Jurong Island and FWEPL is executing the BDEP for the modifications at Shell's Pulau Bukom Refinery, located on an adjacent island.

The terms of the awards were not disclosed and the BDEP phase of both projects were included in the company's 2005 bookings.

"Shell intends to roll over from the BDEP phase to the implementation phase with the appointment of Foster Wheeler as the engineering, procurement and construction management contractor for the EO/MEG plant and a significant part of the refinery modifications later in 2006, when the final investment decision will be taken," said Fang Yea Yee of SEPL, general manager for the project. "We are pleased to be working with Foster Wheeler and look forward to the successful outcome we expect. As Foster Wheeler was involved in the execution of a similar EO/MEG plant in our joint venture complex in China, we believe that we will be able to benefit from the expertise and lessons learned for the Singapore project."

"We are able to deliver added value to Shell by combining different strengths from within our Global Engineering and Construction (E&C) Group," said Umberto della Sala, chief executive officer, Foster Wheeler Global E&C Group. "We are one of the leading engineering, procurement and construction (EPC) contractors in Singapore with a 30-year track record of delivering safe and successful projects. With this Singapore track record and our UK operation's in-depth knowledge of the Chinese EO/MEG plant, we are uniquely positioned to build on our own demanding high standards and our excellent working relationship with Shell to deliver this new EO/MEG plant and the refinery modifications safely and successfully."

The new EO/MEG plant, scheduled for completion in 2009, will use feedstock from Shell's proposed ethylene cracker located on neighboring Bukom Island. Both the cracker and the EO/MEG plant are part of an overall investment program, which includes integration of the new facilities with Shell's existing refinery at Bukom to capture the benefits of oil-chemicals integration.

The Bukom refinery modifications, which will provide feedstock to the proposed ethylene cracker, are also due for completion in 2009. The proposed modifications include revamp of existing units, addition of new units, new and revamped tankage facilities, plus tie-ins and interconnections.


Asia Chemical Weekly 2003/6/16

Japan's Sumitomo, Toagosei mull S'pore jv acrylic expansion

Japanese majors Sumitomo Chemical and Toagosei are considering expanding the capacities of their joint-venture 60 000 tonne/year acrylic acid plant and 60 000 tonne/year acrylic ester unit on Jurong Island, Singapore, according to a source close to the companies.

The acrylic acid plant is operated by Singapore Acrylic Acid (SAA), a 60:40 joint venture between Toagosei and Sumitomo Chemical. Singapore Acrylic Ester (SAE), a 75:25 joint venture between Toagosei and Sumitomo Chemical, runs the acrylic ester unit.

Although the partners have not yet decided on details of the expansions, the capacity of each plant may be raised by 20-30 000 tonne/year, the source said. If the companies pursue the project, they may bring the extra capacities onstream in 2005.

The trading and marketing arm of SAA and SAE, Toagosei Asia, currently exports most of SAA's and SAE's products to China. Most of the extra output from the expansions would be exported to China and the rest to Southeast Asia and India.

The source said Asia, especially China, would be able to absorb the extra capacities because of the growing demand for the product there.

Before the outbreak of Sars, Chinese demand for acrylic acid was estimated to grow at 7%/year in 2002-03, the source said.

The demand for 2002 was around 300-350 000 tonne.

The company has lowered the demand-growth forecast to 5-6%/year because Sars has caused a dip in demand in China in Q2 2003 compared with Q1 2003 and Q2 2002, he added.

However, the source expects demand to improve from H2 2003.


2004年4月1日 住友化学                 日触発表

シンガポールでのアクリル酸事業の譲渡について
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/gnews/news_pdf/20040401_1.pdf

 住友化学は、このたび、シンガポールにおけるアクリル酸事業を、株式会社日本触媒および東亞合成株式会社に譲渡することで、両社と合意いたしました。
 具体的な譲渡の内容は、以下のとおりです。

1. 住友化学シンガポール(住友化学100%)は、アクリル酸の生産会社であるシンガポール・アクリリック社(生産能力60,000d/年:住友化学シンガポール60%、東亞合成アジア40%)株式持分のうち51%を日本触媒に譲渡する。
2. 住友化学シンガポールは、精アクリル酸の生産会社であるスミカ・グレーシャル・アクリリック社(生産能力25,000d/年: 住友化学シンガポール100%)株式の全持分を日本触媒に譲渡する。
3. 住友化学シンガポールは、アクリル酸エステルの生産会社であるシンガポール・アクリリック・エステル社(生産能力82,000d/年: 東亞合成アジア75%、住友化学シンガポール25%)株式の全持分を東亞合成アジアに譲渡する。

 なお、これらの株式譲渡は本年6月末を目途に実施する予定です。

 住友化学は、事業の選択と集中を一層徹底し、長期的に安定した高収益成長を達成することを経営の基本方針としています。基礎化学部門では、将来展開が有望なMMA事業を重点事業の一つと位置付けて経営資源を集中することとし、2002年に日本触媒との間で、同社のMMA事業を譲り受け、当社の国内アクリル酸事業を同社に譲渡する事業交換を行うなど、MMA事業を強化する一方で、アクリル酸事業の譲渡を進めてきました。今回の事業譲渡はその方針に沿って、シンガポールでのアクリル酸事業についてもその大部分を日本触媒ならびに東亞合成に譲渡することで、事業の選択と集中を一層進めることとしたものです。



2004年4月1日 日本触媒


住友化学シンガポールのアクリル酸事業の譲受について

 株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、社長:柳田 浩)、住友化学工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:米倉弘昌)ならびに東亞合成株式会社(本社:東京都港区、社長:山寺炳彦)は、このたび、日本触媒が住友化学および東亞合成のシンガポールアクリル酸事業の一部を譲り受けることに基本合意をいたしました。
 その具体的内容は以下のとおりであります。

1. 日本触媒は、シンガポール・アクリリック社(粗製アクリル酸60,000d/年、住友化学シンガポール60%、東亞合成アジア40%)の51%の持分を住友化学シンガポールから譲り受ける。
2. 日本触媒は、スミカ・グレーシャル・アクリリック社(精製アクリル酸25,000d/年、住友化学シンガポール100%)の全持分を住友化学シンガポールから譲り受ける。

 以上の事業譲受により新たに日本触媒は全世界で450,000d/年のアクリル酸生産能力を保有することになります。

 本事業譲受は、2002年3月に日本触媒、住友化学両社で行ったアクリル酸事業とMMAモノマー事業との事業交換の一環で検討してきたものです。3社とも自らのコア事業に経営資源を集中投入し、強化・発展させていく必要があるとの認識で一致し、今回の基本合意に至りました。

 なお、3社では現在必要な手続きや詳細の詰めを実施中であり、本年6月末を目途に当該株式の譲受を実行する予定です。


2005年2月7日 住友化学

シンガポールにおけるポリプロピレン生産設備の増強について
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/gnews/news_pdf/20050207_1.pdf

 住友化学の連結子会社でシンガポールに本社を置く The Polyolefin Company (Singapore) Pte. Ltd(以下、「TPC」)はこのたび、同社の直鎖状低密度ポリエチレン(以下、「LLDPE」)製造プラントを、ポリプロピレン製造プラントに転換することを決定いたしました。新プラントの生産能力は20万トンで2006年第3四半期中に改造工事を完了する予定です。この結果、TPCのポリプロピレン生産能力の合計は65万トン/年に増加いたします。
 住友化学グループは、ポリオレフィン事業を石油化学部門の重点ビジネスと位置付け、コスト削減、安価原料の調達、製品の高機能化などを通じ、一層の事業基盤強化に取り組んでいます。その一環として、TPCでは製品構成を汎用品から高付加価値品へシフトすることを積極的に推進してまいりました。LLDPEは主としてフィルムなどに使用される汎用の合成樹脂で、安価な原料を使用し高いコスト競争力を持つ中東地域の製品との競争が厳しい状況にあります。一方、ポリプロピレンはより高付加価値な製品で、特に中国市場等で自動車、家電用途などに今後も大きな成長が期待されています。この計画の実施によりポリプロピレンの生産能力を大幅に拡大することで、TPCにおける高い収益成長を実現してまいります。
 新プラントには、現在運転中のLLDPEプラントと同様に住友化学の気相法技術を採用するため、改造費用を最小限に抑えるとともに安定した高品質の製品の生産が可能です。

 なお、今回の転換に伴い新たに必要となる原料のプロピレンの調達については、住友化学の関連会社であり、TPCとともにシンガポール石油化学コンプレックスを構成するPetrochemical Corporation of Singapore Pte. Ltd(以下、「PCS」)で同時期に新設する
メタセシス法※を採用したプロピレン製造プラント(プロピレン生産能力:20万トン/年)から供給を受ける予定です。
 ※メタセシス法:エチレンとC4留分からプロピレンを製造するプロセス

(ご参考)
TPC概要
社名: The Polyolefin Company (Singapore) Pte. Ltd.
社長:石川浩通(住友化学出身)
出資比率:日本シンガポールポリオレフィン(株) 70%
         (同社への住友化学の出資比率は95.71%)
       Shell Eastern Petroleum Pte. Ltd. 30%
資本金: 51,689 千USドル
設立: 1980年5月
事業内容:ポリオレフィン樹脂(ポリエチレン・ポリプロピレンなど)の製造・販売
従業員数:323人

PCS概要
社名: Petrochemical Corporation of Singapore (Pte.) Ltd.
社長: 田島玄(住友化学出身)
出資: 日本シンガポール石油化学(株) 50%
      (同社への住友化学の出資比率は54.66%)
     Shell Eastern Petroleum Pte. Ltd. 50%
資本金: 161,546 千USドル
設立: 1977年8月
事業内容:石油化学製品(エチレン・プロピレン・ベンゼンなど)の製造・販売
従業員数:346人


2005年11月24日 旭化成ケミカルズ/三菱ガス化学

シンガポールにおける変性PPE樹脂原料の能力増強について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2005/ch051124.html

  旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣。以下 「AKCC」という)および三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小英紀。以下「MGC」という)は、シンガポールにおける変性PPE樹脂原料の生産能力の増強を決定いたしましたのでお知らせします。
 能力増強をするのは、AKCCの100%子会社である旭化成プラスチックスシンガポール(以下「APS」という)とMGCとの合弁会社であるポリキシレノールシンガポール(以下「PXS」という)およびAPSで、2006年7月の稼動を目指し、変性PPE樹脂原料である
PPEパウダーの生産能力を 9,000トン増強いたします。これによりPPEパウダーの生産能力は39,000t/年となります。

1. 背景
   耐熱性、難燃性、寸法安定性、機械的特性等に優れた変性PPE樹脂は、家電・OA製品、自動車製品の好調を背景としてアジアを中心に需要が増大しています。また日系ユーザーのアジアへの製造工場移転が加速していることから、変性PPE樹脂の安定供給とユーザーに密着した用途開発体制が望まれています。
  APSとMGCの両社は、海外へのマーケットシフトに対応するべく、2002年に共同でシンガポールにPXSを設立し、PPEパウダーおよび変性PPE樹脂の供給体制を確立していますが、今後の旺盛な需要に対応するため更に供給能力を拡大することといたしました。
   
2. 能力増強計画の概要
(1) 能力増強 : PPEパウダー 9,000t/年(トータル能力39,000t/年)
(2) 工場立地 : シンガポール共和国 ジュロン島
(3) 稼動時期 : 2006年7月
   
      
<ご参考>
1. 現地会社の概要
(1) PXS
    社  名  : ポリキシレノールシンガポール(Polyxylenol Singapore Pte Ltd)
    工場立地 : シンガポール共和国 ジュロン島
    事業概要 : PPEパウダーの製造
    生産能力 : 30,000トン/年 (2005年11月時点)
    出資構成 : 旭化成プラスチックスシンガポール 70%
           三菱ガス化学 30%
   
(2) APS
    社  名  : 旭化成プラスチックスシンガポール(Asahi Kasei Plastics Singapore Pte Ltd)
    工場立地 : シンガポール共和国 ジュロン島
    事業概要 : 2.6キシレノール(PPEパウダー原料)及び変性PPE樹脂(「ザイロン」)の製造・販売
    生産能力 : 変性PPE樹脂 48,000トン/年 (2005年11月時点)
    出資構成 : 旭化成ケミカルズ 100%
   
2. 変性PPE樹脂製造方法

 


2006/7/27 Shell

Shell to go ahead with world-scale integrated petrochemicals complex in Singapore

Shell Eastern Petroleum (Pte) Ltd (SEPL) today announced that it has taken a final investment decision to proceed with the construction of a new world-scale ethylene cracker on Bukom Island, Singapore. Named Shell Eastern Petrochemicals Complex* (SEPC), the integrated refinery and petrochemicals project will also include modifications and additions to the Bukom refinery and a new world-scale Mono-Ethylene Glycol (MEG) plant utilising Shells proprietary technology on Jurong Island.

Detailed engineering design and procurement work is progressing well with construction on the ethylene cracker due to begin later this year and start-up of the new and modified facilities anticipated by 2009/ 2010.

The cracker and the new MEG plant will create an advantaged site through full integration with the Bukom refinery enabling feedstock and operating benefits. The 800,000 tonnes per annum-cracker will be ideally positioned to supply cracker products to the new 750,000 tonnes per annum MEG plant, planned and existing joint venture derivatives plants and to major customers on Jurong Island via existing undersea pipelines. The majority of MEG production is expected to be consumed in the region where there is considerable demand growth expected.

This project represents another significant step in Shells commitment towards delivering a profitable downstream business for the Group. Shell is committed to growing Chemicals investments in Asia Pacific and the Middle East and todays announcement is another example of how we are delivering on that strategy.said Rob Routs, Executive Director Downstream.

We are delighted to have the green light for this project and would like to thank the Singaporean Government for its invaluable support. Shell has been in Singapore now for over 100 years and our decision to build a new cracker represents the latest in a long line of investments in Singapore. This project reaffirms our commitment to grow our business here to serve the fast growing petrochemicals demands of this region.said Tan Ek Kia, Vice President Ventures and Developments APME.

*Shell Eastern Petrochemicals Complex is not a business entity.


2007/9/4 ExxonMobil

ExxonMobil Makes Final Decision to Build and Awards Major Contracts for Second World-Scale Steam-Cracking Complex in Singapore

ExxonMobil Chemical Company announced today that it has completed its detailed study of a second world-scale steam cracker complex in Singapore and made the final decision to proceed with construction. The project will be located at and integrated with its existing Singapore site, providing feedstock, operating and investment synergies with both the chemical plant and refinery.

This is a significant investment for ExxonMobil and it demonstrates our continued commitment to serve Asia Pacific as well as our confidence in the regions long-term growth potential,said Michael J. Dolan, president, ExxonMobil Chemical Company. We have a long and successful history in Singapore. This project supports Singapore's vision to be a global petrochemicals hub and enhances ExxonMobil Chemicals ability to meet increasing demand for our products in the region.

The project reinforces ExxonMobil Chemicals leadership in the industry, which is exemplified through operational excellence, customer focus, a disciplined investment strategy and deployment of state-of-the-art and innovative technologies.

The new petrochemical project will include a world-scale, one million tons-per-year ethylene steam cracker, two 650,000 tons-per-year polyethylene units, a 450,000 tons-per-year polypropylene unit, a 300,000 tons-per-year specialty elastomers unit, an aromatics extraction unit to produce 340,000 tons-per-year of benzene and an oxo-alcohol expansion of 125,000 tons-per-year. A 220 megawatt power cogeneration unit will also be built. Project start-up is expected in early 2011.

The project will employ ExxonMobil's latest proprietary technologies,said Jeffery W. Davis, Asia Pacific manufacturing director, ExxonMobil Chemical Company. The new complex will provide increased flexibility to meet customers' needs by processing a broad range of feedstocks and converting them into higher-value products, such as new metallocene-based Vistamaxx specialty elastomers, Exceed polyethylene resins and Exact(R) plastomers.

ExxonMobil Asia Pacific Pte Ltd also announced that it has awarded the design, engineering, procurement and construction (DEPC) contract for the steam cracker recovery unit to The Shaw Group. The EPC contract for the steam cracker furnaces has been awarded to Mitsui Engineering and Shipbuilding and Heurtey. Mitsui Engineering and Shipbuilding has also been awarded EPC contracts for the polypropylene and specialty elastomers units. The EPC contract for the two polyethylene units has been awarded to Mitsubishi Heavy Industries.

Sherman J. Glass, Jr., senior vice president, ExxonMobil Chemical Company, said, We want to acknowledge the support of the Singapore Government and the Singapore Economic Development Board for helping us to develop a competitive and attractive project in their country.


2007/9/11 Platts

Singapore seeking investors to raise ethylene production fourfold

Singapore is seeking investors who will raise the country's ethylene production capacity to between 6 and 8 million mt/year beyond 2015, from about 2 million mt/year currently, Singapore Economic Development Board executive Julian Ho said Tuesday.
The state's new generation of ethylene capacity could conceivably be based on gas-to-olefins or methanol-to-olefins technology, rather than naphtha feedstock from an affiliated oil refinery, Ho told Platts in an interview. Singapore has three ethylene plants operated by ExxonMobil, Shell Chemical and a consortium of Japanese companies led by Sumitomo Chemical.
ExxonMobil and Shell are building two new plants which are scheduled to come on line by 2011 and 2010 respectively. They will bring Singapore's total ethylene capacity to nearly 4 million mt/year.
Both projects, like the existing three facilities, will be backward integrated with locally based oil refineries and therefore can be expected to enjoy steady supply of advantaged feedstock.
ExxonMobil and Shell's new plants would also exhaust nearly all of Singapore's advantaged feedstocks from refineries, so it is possible that the country's subsequent ethylene plants may use different and non-traditional process technology.
The state's future ethylene plants could be
based on imported gas or methanol, then converted to olefins locally. Ho said they would ideally be integrated methanol and methanol-to-olefins entities, rather than stand-alone methanol-to-olefins plants relying on methanol bought from the merchant market on a spot basis.
"The olefins need to go [to] downstream [plants] so it's critically important that we have regular, secure supply. Methanol bought from the merchant market on a spot basis may not be a viable approach for long-term sustainability," Ho said.
It could be possible for the methanol and methanol-to-olefins plants to be at separate locations, and still operate as one business entity, he added.
The Singapore Economic Development Board is the investment arm of the ministry of trade and industry. Ho heads the EDB's energy, chemicals and engineering services division.


2007-10-23 UOP

UOP Technology Selected for New Jurong Aromatics Plant in Singapore
New complex to produce 1.5 million tons of aromatics for polyester and plastics production and 2.5 million tons of fuel per year

UOP LLC, a Honeywell company, announced today that Jurong Aromatics Corp. PTE Ltd (JAC) has selected UOP to supply technology, basic engineering services and equipment for a new aromatics plant to be installed in Jurong Island, Singapore.

Basic engineering design is underway by UOP, and commissioning of the complex is scheduled for 2011. When completed, this plant will be one of the largest private-owned petrochemical facilities in Singapore.

"UOP has been working with us to develop this project from its conception, providing a complete solution that will help us to meet growing demand for fuel and petrochemical products in this region," said JAC Director Mr. Ewe Ee Foong. "We are confident this will be among the most competitive petrochemicals facilities in the world, using the most advanced technologies, and we consider UOP to be an important partner to help us make this happen."

Using natural gas condensate, a mixture of the liquids present in the raw natural gas from many natural gas fields, as a feedstock, the plant will produce
800,000 metric tons per annum (MTA) of para-xylene. It will also produce 200,000 MTA of ortho-xylene and 450,000 MTA of benzene, both of which are raw materials that JAC provides to downstream manufacturers of textiles and electronic appliances. The facility will also produce 2.5 million MTA of valuable fuels to supply growing demand through the region.

The JAC facility is the third world-scale aromatics complex for para-xylene production UOP has designed to be built in Singapore. Globally, UOP has licensed more than 740 individual process units for the production of aromatics.

The new facility will feature a wide range of UOP technologies to produce low-sulfur, clean fuels and high-quality aromatics. Technologies include the UOP Merox(TM) process and the UOP Distillate Unionfining(TM) processes to remove sulfur and upgrade distillate materials for the production of clean fuels. Additionally, JAC will utilize the UOP CCR Platforming(TM) process, UOP Parex(TM) process, UOP Isomar(TM) process, UOP Tatoray(TM) process and the UOP Sulfolane(TM) process to support the production of high purity aromatics like para-xylene, a key ingredient in the production of PTA (purified terephthalic acid) used to make polyester for fabric and PET (polyethylene terephthalate) chips for carbonated soft drink and water bottles.

JAC is
majority-owned by Jurong Energy Corp. Other strategic partners include Glencore, one of the world's largest suppliers of commodities and raw materials, SK Energy, South Korea's largest and one of the world's leading energy and petrochemical companies with a refining capacity of 1.15 million barrels per day and Sanfangxiang (SFX), the largest polyester and PET chip producer in the People's Republic of China.

The main shareholder in the consortium is Jurong Energy Corp. with a 60%. stake. Other members include Glencore, SK Energy, Noor Financial Investment Co. and Jiangsu Sanfangxiang Industrial Group Corp.

Swiss-based commodity trader Glencore will join a range of partners in building a $2 billion petrochemical plant in Singapore, as more trading firms buy into infrastructure to leverage profits.

Glencore will join South Korean refiner SK Energy , Kuwaiti investment firm Noor Financial and Chinese polyester producer Jiangsu Sanfangxiang Industrial Group in taking a combined 40 percent stake, the companies said on Thursday.

Jiangsu Sanfangxiang Industrial Group Corp.三房巷 is a modern township enterprise specializing in the production of PET resins, chemical fibers, textiles, printed and dyed fabrics, and chemicals.

UOP LLC, headquartered in Des Plaines, Illinois, USA, is a leading international supplier and licensor of process technology, catalysts, adsorbents, process plants, and consulting services to the petroleum refining, petrochemical, and gas processing industries. UOP is a wholly-owned subsidiary of Honeywell International, Inc. and is part of Honeywell's Specialty Materials strategic business group. For more information, go to www.uop.com.

Honeywell International is a $34 billion diversified technology and manufacturing leader, serving customers worldwide with aerospace products and services; control technologies for buildings, homes and industry; automotive products; turbochargers; and specialty materials. Based in Morris Township, N.J., Honeywell's shares are traded on the New York, London, and Chicago Stock Exchanges. It is one of the 30 stocks that make up the Dow Jones Industrial Average and is also a component of the Standard & Poor's 500 Index. For additional information, please visit
www.honeywell.com.


November 15th, 2007 Univation Technologies

UNIPOL PE Process Technology Basis for ExxonMobil Chemical Company
s Two New 650,000 Tons-Per-Year Polyethylene Units in Singapore

Univation Technologies announced today that ExxonMobil Chemical Companys two new 650,000 tons-per-year polyethylene (PE) units in Singapore will use UNIPOL PE Process Technology. These units will be the world's largest single PE lines built to date and represent continued deployment of state-of-the-art and innovative technologies for ExxonMobil Chemical.
These units will be the worlds largest to employ UNIPOL PE Process Technology. Were very excited that our technology is at the forefront of ExxonMobil Chemicals PE growth and of their confidence in our technology,noted Kenneth Glover, President of Univation Technologies.
"We are very pleased that ExxonMobil Chemical is using the UNIPOL PE Process. The process is ideal since it offers flexibility and adaptability no other PE process technology can provide,
noted Greg Stakem, Univation Technologies Vice President of Research and Development. This further demonstrates Univations capability to deliver the highest throughputs in the industry.
Univation Technologies is the leading technology licensor to the worldwide PE industry and is the worlds largest supplier of catalysts for polyethylene production. Nearly 25 percent of the worlds PE is produced using the UNIPOL
PE Process.

About Univation Technologies
Univation has comprehensive technology programs focused on the UNIPOL PE Gas-Phase Process, UCAT? Conventional Catalysts, XCAT? Metallocene Catalysts and PRODIGY? Bimodal HDPE Catalysts. UNIVATION, XCAT, PRODIGY, and the stylized "U" are registered trademarks (Reg. U.S. Pat. and Tm. Off.) of Univation Technologies.
UNIPOL and UCAT are registered trademarks (Reg. U.S. Pat. and Tm. Off.) of The Dow Chemical Company or an affiliated company of Dow. UNIPOL and UCAT are licensed for use to Univation Technologies.