2010/3/12 東京経済大学
「次の10年」を考えるシンポジウム 東アジア時代の日中経済
セッション 1: | 「日中経済の現状と課題」 |
司 会: 東京経済大学教授 周 牧之 | |
パネリスト: | 安斎 隆 セブン銀行代表取締役社長 元日本銀行理事 関 志雄 野村資本市場研究所シニアフェロー |
コメンテーター: | 胡 俊凱 中国新華社環球雑誌社総編集長 |
セッション2: | 「東アジアを舞台に変貌する企業」 |
司会: 朱 炎 拓殖大学教授 | |
パネリスト: | 清成 忠男
法政大学学事顧問 元法政大学総長 安藤 晴彦 電気通信大 学特任教授、内閣府参事官 |
コメンテーター: | 劉 迪 杏林大学准教授 |
「日中経済の現状と課題」
周 牧之
Japan as No.1 ---USAへの教訓
↓
Made in America ---米国復帰宣言日中の3つの差
企業家精神 Lenovo, 吉利(Volvo買収) 日本の新事業少ない。
Global communication
Berlin wall 崩壊後の対応
日本:バブル崩壊
中国:改革の好機
安斎 隆
ケ小平の「南巡講話」 「先富論」
Globalization を最も利用
開放改革
関 志雄
・漸進的改革 経済特区で実験→ 一般に拡張
・易→難 既得権益尊重
・旧体制改革よりも、新制度育成
・国有企業民営化よりも、非国有企業の育成
・旧体制改革よりも、新体制育成
◎日本の場合は、格差拡大懸念、悪平等
中国の今後
人口ボーナス減、労働力不足へ
生産性アップ、高生産性分野へ、農業から工業へ労務費アップで空洞化ではなく、産業高度化
胡 俊凱
中国の若者のあこがれは企業家
朱 炎
オバマの一般教書
米国の相手として、中国・インド・ドイツドイツは「創業者の国」を狙う
2010年白書
市場重視
企業家風土の改善
教育・研究・新技術による成長戦略
安藤 晴彦
日本 すり合わせ型産業構造
米国 モデュール・ベンチャー型中国は米国型を導入
但し、BYDは垂直統合で一貫生産トヨタ問題 時間が経ち、海外にも手をひろげ、うまくいかなくなった。
今後の課題 スーパーすり合わせ (一部 Blackbox)
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日本での起業は困難 Equity finance 困難
中国と組めばよい。
2006/8 中国の太陽電池製造大手のサンテック・パワーは、同業の日本のMSKを買収すると発表。
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中国富豪
施 正栄 尚コ太陽能電力有限公司 Suntec Power
「海亀学者」 英語圏の大学に留学してスキルを身につけ、母国に帰ってビジネスで成功する。
まるで亀が海に出て産卵のために帰ってくるかのごとく。江蘇省揚 中出身。88年に渡豪、ニューサウスウェールズ大学で太陽エネルギー分野の権威、マーティン・グリーン博士に師事。91年に博士号取得。以後、同大学内の 研究センターでチーフ研究員を務めるかたわら、執行董事として企業経営にも参画。2001年1月に帰国。
02年9月、無錫尚徳太陽能電力有限公司を設立し CEOに赴任、同社を「アジア100強」(05年5月、米雑誌『Red Herring』)、太陽電池の分野で世界6位(1位シャープ)に育て上げ、05年12月15日、中国の民間企業として初めてニューヨー ク証券取引所に上場する。なお、施博士は、2006年年頭時点で「中国長者番付」のトップ。太陽エネルギー関連で彼が有する特許は10数に及ぶとも。張茵 Cheung Yan 玖龍紙業 「廃紙女王」 Recycle
1985年に香港で古紙回収業を開始。95年Nine Dragons Paperを設立。
日本の製紙企業全体に匹敵する量の段ボールを生産。王 伝福 BYD 「電池大王」