ブラジルにおける飼料用リジン生産設備増強について
味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を目指し、グローバルに事業を展開しております。その1つである飼料用アミノ酸ビジネスは、リ−ディングカンパニ−として、世界6拠点に展開しています。
近年の急速な需要拡大に対応するため、この度ブラジルにおいて、味の素ビオラティーナ有限会社(本社:サンパウロ、工場:サンパウロ州バルパライソ)は、飼料用リジンの生産設備を増強致します。
AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは2005年までにリジン生産量を現行の年間20万トンから30万トンに拡大致します。既に発表致しました通り、2003年3月にはイタリア、米国、タイでの設備増強により、24万トン体制を確立します。今回の味の素ビオラティーナの設備増強は、この30万トン体制移行への一環であり、現行の年間3万トンから6万トンへ拡大を予定し、2004年末までに27万トン体制にすることを計画しています。この設備増強は中南米の急速な需要増大に速やかに対応するため、まず4万8千トンへ拡大、次いで6万トンへと二段階の投資を計画しています。小投資型計画により、4万8千トンまでの設備投資額は15百万ドル(約19億円)、完工時期は2003年9月の予定です。
AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは、飼料用アミノ酸の利用拡大を通じて、限りある食料資源の有効活用、かけがえのない地球環境との調和、安全かつ高品質な食料供給に貢献することをミッションと考えています。
飼料用アミノ酸ビジネスは、味の素株式会社のコアビジネスの1つであり、今後、更なるコスト競争力の強化を図り、最適供給体制の構築に向けた積極的設備投資を行なってまいります。それにより、AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは、グローバル・リーダーとして、世界6カ国の生販拠点で今後とも高品質な飼料用アミノ酸の安定供給と、地域に密着したカスタマー・サービスを行ない、お客様に貢献してまいります。
日本経済新聞 2003/6/24
飼料用アミノ酸 味の素、ブラジルで増産 発表
味の素はブラジルで飼料用アミノ酸リジン生産を増強する。年産能力を現在の3万トンから2004年末までに2.4倍の7万2千トンにする。飼料原料のコスト削減などを背景とした世界的な需要増に対応する。
増産するのは子会社の味の素ビオラティーナ(サンパウロ市)の工場。約19億円を投じ、今年9月に年産4万8千トンに拡大、さらに約31億円をかけて設備増強を進める。
リジンは主に豚や鶏などの家畜のエサに添加し、不足気味の栄養成分を補うのに使う。欧州や北米、中南米など世界的に需要が増加しており、「今後も年7−8%の高い伸びが続く」とみている。
味の素は世界6カ所でリジンを生産するトップ企業。今回の増産などで世界の総生産能力を現在の24万トンから2005年度には30万トンに引き上げる計画だ。
飼料用リジン ブラジルで2倍強の生産設備増強
2004年12月 世界で28.5万トン体制へ
味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、近年の急速な飼料用リジンの需要拡大に対応するため、味の素ビオラティーナ有限会社(社長:鍵冨信三 本社:ブラジル サンパウロ 工場:サンパウロ州 バルパライソ)において、年産2.4万トンの生産設備の増強を行うことを決定し、これにより2004年12月完工予定時にはブラジルで飼料用リジンの生産能力は7.2万トンとなります。今回の設備投資額は26百万USドル(約31億円)の予定です。
既に、ブラジルでは2003年9月完工を予定している飼料用リジン年産1.8万トンの増設工事を進めており、これにより、現在年産3万トンから4.8万トンに生産能力を高める予定です。(2002年9月換算レートで設備投資額は15百万ドル(約19億円)) 今回の年産2.4万トンの生産設備増強とあわせ、ブラジルで近年約50億円の投資を行うこととなります。
Ajinomoto Animal Nutrition
グループは、世界でリジン生産能力を2002年度末の年間24万トンから、2005年度に30万トンへの拡大を目指しております。今回の味の素ビオラティーナの設備増強は、この30万トン体制移行への一環であり、2003年9月の増産完工後に約26万トンの生産能力を確立し、更に今回の増産により、完工予定の2004年12月に生産能力を約28.5万トンにいたします。この設備増強により、北米での5万トンと合わせて、両アメリカ大陸における生産能力の合計は12.2万トンにおよび、主として北中南米地域に対する供給能力を飛躍的に向上させることができます。
Ajinomoto Animal Nutrition
グループは、飼料用アミノ酸の利用拡大を通じて、限りある食料資源の有効活用、かけがえのない地球環境との調和、安全かつ高品質な食料供給に貢献することをミッションと考えています。今後とも世界6ヶ国の生販拠点で、高品質な飼料用アミノ酸の安定供給と、地域に密着したカスタマー・サービスを行ない、お客様に貢献してまいります。
【添付資料】
1.Ajinomoto Animal Nutrition:
・ | 味の素(株)の飼料用アミノ酸ビジネスは、世界6ヶ国(フランス、イタリア、U.S.A.、タイ、中国、ブラジル)に生産拠点を持ち、“Ajinomoto Animal Nutrition”グループとして、グローバルな展開をしています。 | ||
Ajinomoto Animal Nutrition グループ | |||
味の素ユ−ロリジン(株) | Ajinomoto Eurolysine S.A.S. (フランス) | ||
味の素ビオイタリア(株) | Ajinomoto Bioitalia S.p.A(イタリア) | ||
味の素ハ−トランドLLC | Ajinomoto Heartland LLC (U.S.A.) | ||
タイ味の素(株) | Ajinomoto Co.,(Thailand) Ltd. (タイ) | ||
川化味の素(有) | Chuanhua Ajinomoto Co., Ltd. (中国) | ||
味の素ビオラティ−ナ(有) | Ajinomoto Biolatina Industria e Comercio Ltda. (ブラジル) | ||
2.味の素ビオラティーナ(有)の概要:
・社名 | : | Ajinomoto Biolatina Industria e Comercio Ltda. |
・設立 | : | 1975年6月23日 |
・本社所在地 | : | Rua Joaquim Tavora 541, Vila Mariana, 04015-901 Sao Paulo, SP. Brazil |
・社長 | : | 鍵冨 信三 |
・主力製品 | : | 調味料、飼料用リジン |
・資本金 | : | BRL 85,715,488 |
・従業員 | : | 319名(2003年5月31日現在) |
3.味の素ビオラティーナ バルパライソ工場の概要: | ||
・工場所在地 | : | Rod. Dr. Placido Rocha Km 39, 16880-000 Valparaiso, SP, Brazil |
・生産開始 | : | 1997年6月 |
・工場長 | : | Jorge Shiratori |
・生産能力 | : | 飼料用リジン 年産30,000トン(現行) |
・従業員 | : | 122名(2003年5月31日現在) |
米国における飼料用スレオニン生産設備新設及び飼料用リジン生産設備増強について
味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を目指し、グローバルに事業を展開しております。その1つである飼料用アミノ酸ビジネスは、リ−ディングカンパニ−として、世界6拠点に展開しています。
この度、米国において、近年の急速な需要拡大に対応するため、味の素ハートランド株式会社(本社:米国イリノイ州シカゴ、工場:アイオワ州エディビル)は、飼料用スレオニンの生産設備を新設すると共に、飼料用リジンの生産設備を増強致します。
飼料用スレオニンの生産能力は年間1万トン、設備投資額は42億円(39百万ドル・決裁時レート使用)で、本年5月末に完工致しました。一方、飼料用リジンの生産能力は、現行年間4万トンから年間5万トンまで拡大し、設備投資額は約13億円、完工時期は、本年7月を予定しています。
飼料用スレオニンは、養豚の第二制限アミノ酸として、第一制限アミノ酸である飼料用リジンに加えて飼料に配合することにより、家畜の成長を促進し、飼料効率の向上により飼料コストを軽減します。
飼料用スレオニンの市場拡大は、AJINOMOTO ANIMAL
NUTRITION GROUPの最重点課題であり、今年度は北米における市場創出に最大限の資源投入を図ります。飼料用スレオニンは、現在、全世界で3万3千トンの需要があり、今後年率20%の成長が見込まれる魅力ある市場です。その中で、現在、約60%のシェアを有する(その大半は欧州市場向け)味の素ユーロリジン株式会社(本社:フランス
パリ)は、本年10月に飼料用スレオニンの生産設備を、現在の年産1万9千トンから3万5千トンに倍増致します。それにより、今回の味の素ハートランド株式会社での新設と併せて4万5千トンの生産体制となり、飼料用リジンに次いで、今後急速な需要拡大が見込まれる飼料用スレオニン市場の更なる開拓を行い、全世界での安定供給を図ります。
AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION GROUPは、飼料用アミノ酸の利用拡大を通じて、限りある食料資源の有効活用、かけがえのない地球環境との調和、安全かつ高品質な食料供給に貢献することをミッションと考えています。
近年、欧米を中心に、家畜の排泄物過多から窒素汚染による環境問題が深刻化しています。窒素汚染に関しては、飼料用アミノ酸の使用により飼料の低蛋白化が図られ、土壌、大気への総窒素排泄量及びアンモニア排出量を大幅に削減できることが知られています。また、飼料用リジンの世界使用量約60万トンは、大豆粕約18百万トン(全世界生産量の約15%、米国生産量の約半分)の蛋白量に相当し、飼料用アミノ酸の使用により、大豆粕等飼料中の蛋白源の使用を削減することが可能です。
飼料用アミノ酸ビジネスは、味の素株式会社のコアビジネスの1つであり、今後、更なるコスト競争力の強化を図り、最適供給体制の構築に向けた積極的設備投資を行なってまいります。それにより、AJINOMOTO
ANIMAL NUTRITION GROUPは、グローバル・リーダーとして、世界6カ国の生販拠点で今後とも高品質な飼料用アミノ酸の安定供給と、地域に密着したカスタマー・サービスを行ない、お客様に貢献してまいります。
2002/1/30 味の素
米国、イタリア、タイにおける飼料用リジン生産設備増強について
味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を目指し、グローバルに事業を展開しております。 その1つである飼料用アミノ酸ビジネスは、リ−ディングカンパニ−として、世界6拠点に展開しています。
この度 米国、イタリア及びタイにおいて、飼料用リジンの生産設備を増強し、今後も需要拡大が見込まれる北米、欧州およびアジア・オセアニア市場での安定供給を図ります。この増産は、急速に拡大する需要に応え、当社飼料用リジン生産能力を現行20万トンから、2005年に30万トンに増強する計画の一環です。
米国においては、味の素ハートランド(株)(本社:イリノイ州シカゴ、工場:アイオワ州エディビル)の生産能力を、既存の年間4万トンから年間5万トンまで拡大します。設備投資金額は、11百万ドル(約13億円、1ドル120円換算)で、完工時期は2002年7月を予定しております。
イタリアにおいては、味の素ビオイタリア(株)(本社、工場:ロビ−ゴ県、ボトリゲ)の生産能力を、既存の年間2万トンから年間3万トンまで拡大致します。設備投資金額は、6百万ユ−ロ(約6億円、1ユ−ロ100円換算)で、完工時期は2003年1月を予定しております。
タイにおいては、タイ味の素(株)(本社:バンコク市、工場:パトムタニ市)の生産能力を、既存の3万トンから5万トンまで拡大します。設備投資金額は、13億バーツ(約35億円、1バーツ2.7円換算)で、完工時期は2003年初を予定しております。
当社飼料用アミノ酸ビジネスの主力製品である飼料用リジンは、市場規模約60万トンで、当社は、世界シェア約35%を保持しています。 今後、年率7〜8%伸長すると予測され、2005年には約80万トンに拡大が見こまれる魅力ある市場です。
当社は、世界6拠点(フランス、イタリア、USA、タイ、中国、ブラジル)で生産・販売拠点を持ち、世界最大のグローバルネットワーク(Ajinomoto
Animal Nutrition)を活かし、今後とも高品質な飼料用アミノ酸の安定供給と地域に密着したカスタマー・サービスを行ない、お客様に貢献してまいります。
【添付資料】
1. AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION: | |
味の素(株)の飼料用アミノ酸ビジネスは、世界6ヶ国(フランス、イタリア、U.S.A.、タイ、中国、ブラジル)に生産拠点を持ち、“AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION”groupとして、Globalな展開をしています。 |
AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION Group
味の素ユ-ロリジン(株) / AJINOMOTO EUROLYSINE(フランス) 味の素ビオイタリア(株) / AJINOMOTO BIOITALIA S.p.A.(イタリア) 味の素ハ-トランド(株) / Ajinomoto Heartland, Inc.(U.S.A.) タイ味の素(株) / Ajinomoto Co., (Thailand) Ltd.(タイ) 川化味の素(有) / Chuanhua Ajinomoto Co., Ltd.(中国) 味の素ビオラティ-ナ(有) / Ajinomoto Biolatina Industria e Comercio Ltda.(ブラジル)
2. 味の素ハートランド(株)の概要: http://www.lysine.com/new/
・社 名 : Ajinomoto Heartland, Inc. ・設 立 : 1984年10月1日 ・本社所在地 : 8430 W. Bryn Mawr Ave. Suite 650
Chicago, IL 60631 U.S.A.(イリノイ州シカゴ)・社 長 : Alain Vrillon(アラン ブリオン) ・主力製品 : 飼料用リジン ・資本金 : 38.2百万ドル ・従業員 : 88人
3. 味の素ハートランド(株) エディビル工場の概要:
・工場所在地 : Heartland Drive, Eddyville, IA 52553, U.S.A.
(アイオワ州エディビル)・生産開始 : 1986年8月 ・工場長 : Dale Rowland(デール ローランド) ・生産能力 : 飼料用リジン 年産40,000トン(現行) ・従業員 : 76名(2002年1月1日現在)
4. 味の素ビオイタリア(株)の概要:
・社 名 : AJINOMOTO BIOITALIA S.p.A. ・設 立 : 1990年6月26日 ・本社所在地 : Via A Gramsci 1,45013 Bottrighe (RO) Italy
(ロビーゴ県 ボトリゲ)・社 長 : 佐野 千明(サノ チアキ) ・主力製品 : 飼料用リジン ・資本金 : Eur 20,143,500 ・従業員 : 82人(2002年1月1日現在)
5. 味の素ビオイタリア(株) ボトリゲ工場の概要:
・工場所在地 : 同上 ・生産開始 : 1992年10月 ・工場長 : Gabriele Corazza(ガブリエル コラッツァ) ・生産能力 : 飼料用リジン 年産20,000トン(現行)
6. タイ味の素(株)の概要:
・社 名 : Ajinomoto Co., (Thailand) Ltd. ・設 立 : 1960年4月29日 ・本社所在地 : Si Ayutthaya Building, 481/1 Si Ayutthaya Road,
Khwaeng Thanon Phaya Thai, Khet Ratchathewi, Bangkok
10400, Thailand (バンコク市)・社 長 : 三浦 勁(ミウラ ツヨシ) ・主力製品 : 調味料、食品、飼料 ・資本金 : THB 796,362,800 ・従業員 : 647人(2002年1月1日現在)
7. タイ味の素(株) パトムタニ工場の概要:
・工場所在地 : 99 Mu 1, Bangkadi Sai Nai Road, Tambon Bangkadi,
Amphoe Muang Pathum Thani, Pathum Thani 12000,
Thailand (パトムタニ市)・生産開始 : 1986年8月 ・工場長 : 宮原 一郎(ミヤハラ イチロウ) ・生産能力 : 飼料用リジン 年産30,000トン(現行) → 50,000t ・従業員 : 96名(2002年1月1日現在)
タイにおける、飼料用リジン生産設備増強について
味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を目指し、グローバルに事業を展開しております。 その1つである飼料用アミノ酸ビジネスは、リーディングカンパニーとして、世界6拠点に展開しています。
この度 今後も需要拡大が見込まれるアジア・オセアニア市場での安定供給を目的に、タイ味の素梶i本社:バンコク市、工場:パトムタニ市)の 飼料用リジンの生産設備を増強し、生産能力を既存の30千トンから50千トンまで拡大します。設備投資金額は13億バーツ(約35億円、1バーツ2.7円換算 )で、完工時期は2003年初を予定しております。
飼料用アミノ酸ビジネスの主力製品である飼料用リジンは、市場規模約55万トンと推定され、当社は世界シェア約35%を保持しています。 今後、年率7〜8%の伸長と予測され、2005年には、約80万トンに市場規模の拡大が見こまれる魅力ある市場です。
当社は、世界6拠点(フランス、イタリア、USA、タイ、中国、ブラジル)で生産・販売拠点を持ち、世界最大のグローバルネットワーク(AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION)を活かし、今後とも高品質な飼料用アミノ酸の安定供給と地域に密着したカスタマー・サービスを行ない、お客様に貢献してまいります。
2001/8
味の素(株)
ブラジルでグルタミン酸ナトリウム生産増強
味の素株式会社は、1974年ブラジルに味の素インテルアメリカーナ有限会社を設立、1977年よりうま味調味料「味の素」(グルタミン酸ナトリウム:MSG)の生産を開始し、現在はブラジル国内グループ会社2社
<味の素インテルアメリカーナ(有)、味の素ビオラティーナ(有)>の2工場で年間10万トンを生産しております。また、ペルーでは1968年にペルー味の素鰍設立、1969年より「味の素」の生産を始めております。
MSGの生産基地としてのブラジルは、主原料となるさとうきびの世界一の生産国であり、豊かな原料や発酵生産プロセスから発生する副生物の有効利用により、世界一のコスト競争力を可能にし、環大西洋の生産拠点として、南米のみならず,
北中米、ヨーロッパ、アフリカにも輸出し、市場が年率4%で伸張する中で、順調に業績を伸ばしております。
この度、当社はこの需要増に対応するために、最重要拠点である味の素インテルアメリカーナ(有)及び味の素ビオラティーナ(有)の生産体制を合わせて年間15万トン規模にする検討を始めました。第一段階として、本年は味の素ビオラティーナ(有)ラランジャパウリスタ工場に18百万USドルを投資し、2万トンの増強を行います。これにより味の素インテルアメリカーナ(有)リメイラ工場と合わせて年間12万トンの生産能力となります。工事は本年11月に完工の予定です。
(資料1)MSG(グルタミン酸ナトリウム)の市場規模と当社シェア
地域 推定需要量 比率 味の素シェア 全世界
150万トン
100%
30%
除く 中国
85万トン
57%
48%
(欧米地域)
(27万トン)
(18%)
(47%)
(資料2) 会社概要
(1) 味の素インテルアメリカーナ(有)
・社名 : Ajinomoto Interamericana Industria e Comercio Ltda ・設立 : 1974年12月16日 ・本社所在 : Rua Joaquim Tavora 541, Vila Mariana, 04015-901 Sao Paulo, SP, Brazil ・社長 : 鍵冨信三 ・主要生産品 : 調味料「味の素」、「SAZON」、「SABOR AMI」、「ほんだし」,卓上甘味料、
レトルト食品,・資本金 : 54,657千レアル ・従業員 : 434名
(2) 味の素ビオラテイーナ(有)
・社名 : Ajinomoto Biolatina Industria e Comercio Ltda ・設立 : 1975年6月26日 ・本社所在 : Rua Joaquim Tavora 541, Vila Mariana, 04015-901 Sao Paulo, SP, Brazil ・社長 : 鍵冨信三 ・主要生産品 : 調味料「味の素」、飼料用リジン ・資本金 : 85,715千レアル ・従業員 : 252名
(3) ペルー味の素(株)
・社名 : Ajinomoto del Peru S.A. ・設立 : 1968年2月29日 ・本社所在 : Av. Republica de Panama 2455, La Victoria, Lima-13,Peru
P.O. Box 14-0431, Lima, Peru・社長 : 新谷道治 ・主要生産品 : 調味料「味の素」、醤油 ・資本金 : 31,961千ソーレス ・従業員 : 414名
味の素ユーロリジン
の飼料用スレオニン生産設備増強について
味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を
目指し、グローバルに事業を展開しております。
その1つである飼料用アミノ酸ビジネスでは、米国における飼料用アミノ酸「スレオニン」生産設備新設に続き、この度、味の素ユ−ロリジン梶i本社
パリ、工場
アミアン市)で、飼料用アミノ酸「スレオニン」の生産設備を増強し、生産能力を倍増致します。
設備投資金額は、55百万ユ−ロ(52億円、1EURO95円換算)で、生産能力は、既存の年間19千トンから年間35千トンに拡大、完工時期は2002年末を予定しております。
現在の飼料用スレオニン市場は大部分が欧州であり、この度の味の素ユ−ロリジン鰍ノおける増産は、今後も急速な需要拡大の見込まれる欧州市場での安定供給と、今後成長が見込まれるアジア市場への供給を目的としております。
この度の米国・欧州でのスレオニン設備投資額は約100億円の大型投資で、飼料用リジンに次ぐ、
当社飼料用アミノ酸の第2の柱として、今後とも地域に密着したサ−ビスにより、飼料用スレオニン市場の拡大を図ってまいります。
【添付資料】
1. AJINOMOTO ANIMAL NUTRITIONとは 別紙参照
<欧州におけるAANグル−プ会社>
2. 味の素ユ−ロリジン鰍フ概要は
・ 社 名 : AJINOMOTO EUROLYSINE
(2000年7月社名変更、旧社名「 EUROLYSINE 」)・ 設 立 : 1974年8月14日 ・ 本社所在地 : 153, rue de Courcelles, 75817 Paris Cedex 17, France ・ 社 長 : 田村 幸道 ・ 主力製品 : 飼料用リジン、スレオニン、トリプトファン ・ 資本金 : EUR 26,865,000 ・ 従業員 : 269人
3. 味の素ユ−ロリジン梶@Amiens工場の概要は
・ 本社所在地 : Z.I. rue de Vaux, 80084 Amiens Cedex 2, France ・ 生産開始 : 1976年5月13日 ・ 従業員 : 269人 ・ 工場長 : Jeannick Scellier ・ 生産能力 : 飼料用リジン 年産70,000トン
飼料用スレオニン 年産19,000トン
飼料用トリプトファン 年産1,500トン・ 従業員 : 236人
4. 味の素ビオイタリア鰍フ概要は
・ 本社所在地 : Via Gramsci n. 1,45013 Bottrighe (Ro), Italy ・ 生産開始 : 1992年12月10日 ・ 社長 : 佐野千明 ・ 工場長 : Gabriele Corazza ・ 生産能力 : 飼料用リジン 年産20,000トン ・ 従業員 : 88人
2001/1 味の素
米国における飼料用スレオニン生産設備新設について
味の素株式会社は、1999年より「99/01 3ヵ年計画」をスタートし、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を目指し、取組みを展開しています。
その1つである飼料用ビジネスは、近年の米国での需要増に対応するため、味の素ハートランド株式会社は(米国 イリノイ州シカゴ)は、飼料用スレオニンの生産設備を飼料用リジン生産工場のあるアイオワ州エディビルに新設いたします。
飼料用スレオニン市場は、近年急速に拡大しており、現在全世界で約3万トンの市場と推定され、今後年率約20%強の成長が見込まれる魅力ある市場です。
現在、味の素ユーロリジン梶iフランス)において年産1.7万トン(シェア約60%)生産・販売をおこなっておりますが、この大半は欧州向けです。北米市場では未だ開拓が遅れており、2,000〜3,000トンと推定されます。
この度の味の素ハートランド鰍ノおける飼料用スレオニン生産設備新設は、今後急速な需要拡大が見込まれる北・南米市場に向け、飼料用リジンに次ぐ、飼料用アミノ酸市場の更なる開拓を行ない、安定供給をおこなうことを目的としています。
設備投資金額は42億円で、生産能力は年間1万トン、完成時期は2002年春を予定しています。
味の素の飼料用アミノ酸ビジネスは、世界6拠点を生産拠点とし、世界最大のネットワークである「AJINOMOTO
ANIMAL NUTRITION」group(味の素アニマルニュートリション)として展開しています。今後も飼料用アミノ酸ビジネスにおいて、ストロングNo.1を目指してまいります。
【添付資料】
1.AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION: 別紙参照
2.味の素ハ−トランド(株)の概要 別紙参照
海外合弁会社7社の株式譲渡について
1.内容
味の素株式会社とユニリーバ社(以下Unilever社)は、両社で締結しているアジア6つの国・地域における合弁事業契約を終了し、当社が保有する合弁会社7社の全株式を2回に分けて、Unilever社グループ各社に譲渡することに合意し、株式売買契約を2月18日(火)に締結致しましたのでご報告致します。
譲渡代金は総額381百万米ドル(約460億円)で、2003年3月と2004年3月の2回に分けて支払いを受けます。
当社保有50%持分のうち、それぞれ
1回目:シーピーシー/アジ(アジア)、マレーシア、シンガポール、タイの各社の50%およびシーピーシー/アジ(香港)の30%、台湾の会社の25%
2回目:フィリピンの会社の50%およびシーピーシー/アジ(香港)の20%、台湾の会社の25%
を譲渡します。譲渡代金に加えて、第2回目の譲渡日までの期間において、当社は合弁会社から配当の支払いを受けます。第1回目の譲渡をもって、当社は上記7社の実質的経営権を譲渡することとし、当社より派遣している常勤及び非常勤取締役は退任致します。
2.理由
当社は、1987年にCPCインターナショナル社(その後Bestfoods社に社名変更)のアジア6つの国・地域(香港、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、及びタイ)の現地法人に資本参加し(出資比率50:50)、以来合弁事業を展開して参りました。2000年にUnilever社がBestfoods社を買収した際、合弁会社7社の持分もUnilever社に引き継がれました。その後、合弁会社7社の将来について当社とUnilever社間で協議を重ねた結果、アジアにおいて両社がそれぞれ独自の事業戦略を展開したいという認識が一致したため、今回の株式譲渡に至りました。
3.業績への影響
今回の株式譲渡により、連結決算において、2003年3月期および2004年3月期に、特別利益項目としてそれぞれ約200億円を計上する予定です。また、単体決算において、2003年3月期に約190億円、2004年3月期に約180億円を計上する予定です。
4.今後の展開
今回譲渡する合弁会社7社が所在するアジア6つの国・地域においては、当社は既に主として調味料事業を営む子会社を持っており、今後、その子会社を中心に、さらに成長が見込まれるアジア市場において、既存主力製品の拡充および製品の多角化に積極的に取り組みます。そして、合弁会社にて行っていた加工食品事業において、世界的に自由な製品展開を行って参ります。
また今回の株式譲渡により得た資金については、アジア市場における食品事業の製品の多角化に限らず、世界における有望な事業展開のために使用致します。
味の素グループは「食品・アミノ酸系の日本から生まれた世界企業」を目指し、今後もグローバルに事業を展開して参ります。
【 参考 】
1. 株式譲渡の相手先の概要
商号 | Unilever |
本支店所在地 | オランダ国、ロッテルダム市 英国、ロンドン市 |
会長 | Antony Burgmans、Niall FitzGerald |
事業内容 | 食品、洗剤、パーソナルケア製品などの製造・販売 |
2.株式譲渡をする合弁会社7社の概要(2002年12月31日現在)
商号 | カリフォルニア・マニュファクチュアリング(株) |
本店所在地 | フィリピン、マニラ市 |
代表者 | Mars Aaron |
資本の額 | 40,000千フィリピンペソ |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
商号 | シーピーシー/アジ(タイランド)(株) |
本店所在地 | タイ、バンコク市 |
代表者 | Janjaree Thanma |
資本の額 | 45,000千バーツ |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
商号 | シーピーシー/アジ(香港)(株) |
本店所在地 | 中国、香港 |
代表者 | Anthony Lai |
資本の額 | 5,000千香港ドル |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
商号 | シーピーシー/アジ(アジア)(株) |
本店所在地 | 中国、香港 |
代表者 | Enzo Allara |
資本の額 | 1,000米ドル |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
商号 | シーピーシー/アジ(シンガポール)(株) |
本店所在地 | シンガポール |
代表者 | Berna Wake |
資本の額 | 500千シンガポールドル |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
商号 | シーピーシー/アジ(台湾)(株) |
本店所在地 | 台湾、台北市 |
代表者 | Manny Nisperos |
資本の額 | 170,000千台湾ドル |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
商号 | シーピーシー/アジ(マレーシア)(株) |
本店所在地 | マレーシア、クアランプール市 |
代表者 | Berna Wake |
資本の額 | 1,300千マレーシアリンギット |
株主 | 味の素(株)50%、Unilever社50% |
主な事業の内容 | 加工食品事業 |
タイにおける甘味料事業開始のお知らせ
第一弾として、低カロリー甘味料「Lite sugar」製造発売開始
味の素株式会社(社長 江頭邦雄)は、タイで甘味料事業に参入いたします。味の素(株)では、1990年初頭よりアミノ酸から生まれた低カロリー甘味料アスパルテームを使用し、マレーシア、フィリピン、ブラジル等とグローバルに甘味料事業を展開、世界の皆様にご愛顧いただいております。タイでも、カロリーの気になる方を中心に低カロリー甘味料市場は伸びているものの、味に対して不満を持つ消費者層が存在しています。このような現状を背景に、お客様にご満足いただける商品をお届けしたく、タイ味の素(株)にて、低カロリー甘味料「Lite
sugar」(ライト シュガー)の製造・販売を開始いたします。 新製品はアスパルテームと砂糖を使用しており、自然な甘さでカロリーは砂糖の半分です。積極的な広告・販促活動を実施し、「Lite sugar」ブランドの確立と、タイにおける低カロリー甘味料の新たな市場を育成していきたいと考えております。 |
発売の背景: |
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1) | タイでは、ポーションタイプ(サシェット、角砂糖)の砂糖の需要が安定的に拡大しており約20億バーツ(1バーツ=約3円で換算)の市場を創出しています。特にバンコクなど都市部ではポーションタイプの世帯購入率が50%を超えています。 | |
2) | タイでの低カロリー甘味料市場は約2億バーツで、毎年約10%伸長しています。 | |
3) | テーブルユース用の砂糖や、低カロリー甘味料の市場は確実に拡大しています。今回、砂糖と同じ自然な甘さでカロリーは砂糖の半分という、新しいタイプの低カロリー甘味料を投入し、タイのお客様に提供していきます。 |
2.製品概要: |
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1) ブ ラ ン ド | :「Lite sugar」(ライト シュガー) | |
2) 基本コンセプト | :砂糖と同じ自然な甘さで、カロリーは砂糖の半分 | |
3) タ ー ゲ ッ ト | :カロリーが気になる方。現在の低カロリー甘味料の味に不満のある方。 | |
4) 用 途 | :コーヒー、お茶等に使用する卓上甘味料 | |
5) 発 売 | :2003年2月20日 | |
6) 容 量・価 格 | :・4g(スティック)x50本:参考小売価格34バーツ(約100円) ・4g(スティック)x20本:参考小売価格18バーツ(約54円) |
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7) 製造場所 | :タイ味の素(株)のAjinomoto Phra Pradaeng Factory(プラパデン工場) | |
8) 発売地域 | :タイ全土 | |
9) 売上目標 | :2003年度 売上目標は約1億バーツ(約3億円、1バーツ=約3円で換算) |
3.マーケティングプラン: | |
タイ味の素販売(株)より量販店、CVSチャネルを中心に販売します。 製品の早期認知、トライアル獲得のために、テレビ広告、販促活動を積極的に展開します。 販促活動では量販店等でコーヒーやお茶を使用した試飲デモ、サンプリングを行います。 |
日本経済新聞 2003/7/30
味の素 欧州で調味料事業拡大
買収の仏企業 生産カ2割増 営業拠点も新設
味の素は欧州で調味料事業を拡大する。買収するフランスの中堅調味料メーカー、オルサン社の生産能力を2割程度引き上げる。パリに欧州全域を統括する営業拠点も設け、成長が見込めるロシアや東欧圏を含めた販売活動を本格化する。
味の素は昨年11月、親会社の仏アミラムフランスとオルサンの買収で合意していた。このほどドイツなど欧州の独禁法当局から認可を得たため、8月1日付で全株式を80億円強で取得する。日本から社長など3人を派遣、10月には社名も変更する予定だ。
オルサンのグルタミン酸ナトリウムの生産量ば年間約5万トン。味の素はグルタミン酸ナトリウム製造で世界有数の技術を持ち「発酵方法や発酵菌などの技術を供与すれば、投資を抑えながらの増産が可能」(北村卓三副社長執行役員)という。来年にも増産する予定だ。
欧州のグルタミン酸ナトリウムの市場規模は年12万トン前後で、年3−4%の伸びを示している。これまで味の素は主にブラジルの子会社から輸入し、加工食品向けの調味料として欧州で4万トン程度を販売してきた。
味の素は現在、米国や南米、アジアなどにグルタミン酸ナトリウムの製造拠点を持つが、欧州は空白地帯となっていた。将来、グルタミン酸ナトリウム以外の食品を欧州で製造する構想もある。
2002/11/22 味の素株式会社
欧州うま味調味料会社株式取得の件
味の素株式会社は、うま味調味料グルタミン酸ナトリウム(MSG)の生産・販売会社であるオルサン株式会社(Orsan
SA 本社:フランス国ソンム県メニルサンニケーズ市)の全株式を保有するため、このたびアミラムフランス株式会社(本社:フランス国ソンム県メニルサンニケーズ市)との契約を11月21日(木)に締結致しましたので、ご報告致します。
これより直ちに関係独禁当局に本株式取得の認可申請を行い、これらの認可後、実行致します。
なお、アミラムフランス株式会社(Amylum France
SAS)は、テイトアンドライル社(Tate & Lyle PLC 本社:英国ロンドン市)グループに属しております。
<オルサン株式会社概要>
名称 | :ORSAN SA |
本社所在地 | :フランス国ソンム県メニルサンニケーズ市 |
設立年 | :1928年 |
売上高 | :64.4百万ユーロ(約77億円) 2001年度 |
従業員数 | :約190名 |
資本金 | :49.6百万ユーロ(約60億円) 2001年度末 |
事業内容 | :うま味調味料MSGその他の生産及び販売 |
<テイトアンドライル社概要>
名称 | :Tate&Lyle PLC |
本社所在地 | :英国ロンドン市 |
設立年 | :1921年 |
売上高 | :約40億ポンド(約7600億円) 2001年度 |
税前利益 | :約159百万ポンド(約302億円) 同上 |
資本金 | :約123百万ポンド(約234億円) 2001年度末 |
従業員数 | :約9000名 |
事業内容 | :世界有数の砂糖、スターチメーカー |
アミラムフランス株式会社は小麦原料のグルコース(糖液)を主事業内容としております。売上高、利益額などについては公表しておりません。
2002/11/21 Tate & Lyle PLC
Conditional sale of monosodium glutamate unit to Ajinomoto
Tate & Lyle PLC ("Tate & Lyle") announces that it has today entered into an agreement for the sale of its monosodium glutamate (MSG) production unit in France to Ajinomoto Co., Inc. ("Ajinomoto"). The sale is conditional on approval by the competition authorities of a number of countries.
The transaction will be the sale of the shares in Orsan S.A. ("Orsan"), held by Amylum France, a subsidiary of Tate & Lyle. These shares represent 80.39% of the issued capital of Orsan (this percentage will rise to 87.68% by the time of completion due to a pre-completion reorganisation of Orsan). Ajinomoto is the minority shareholder with, currently, 19.61% of the shares in issue (12.32% by the time of completion). Orsan operates the MSG plant adjacent to the Amylum France wheat processing plant in Nesle. The Orsan and Amylum France operations have been fully segregated so Amylum France will not be affected by the sale operationally, although it will continue to provide utilities, feed stock and other services to Ajinomoto under long term agreements.
The sale excludes Orsan’s 51% shareholding in Orsan Guangzhou Gourmet Powder Company Limited ("Orsan China") which produces MSG in China.
At 31March 2002, Orsan S. A. (excluding Orsan China) had a total net asset value of £42 million and losses before tax attributable to these net assets in the 12 months to 31 March 2002 amounted to £6.5 million. In the six months to 30 September 2002, the business broke even. Proceeds of the sale will be used to reduce Group debt.
The anticipated loss on disposal will be £14.5 million (which includes £9.1 million of goodwill previously written off to reserves)
Larry Pillard, Tate & Lyle PLC Chief Executive comments: "The disposal is another step in Tate & Lyle's ongoing strategy to divest of non-core or underperforming businesses and product lines."
味の素、仏に「欧州味の素食品」を発足
味の素は15日、パリに調味料生産の「欧州味の素食品」を発足したと発表した。今年7月末に買収手続きを完了した仏中堅調味料メーカー、オルサンの社名を変更した。パリ郊外ネール市にある工場で、調味料のグルタミン酸ナトリウムを生産。加工食品用としてスイスのネスレや英蘭ユニリーバなど、欧州の食品メーカー向けに供給する。
味の素によるオルサンの買収価格は6000万ユーロ(約78億円)。欧州味の素食品は資本金2390万ユーロ(約31億円)で、社員190人。ネール市の工場は味の素にとって欧州で16番目、仏国内で3番目の生産拠点となる。
味の素、タイに核酸系調味料の新工場を稼動
- グローバルな生産・供給体制を確立 -
http://www.ajinomoto.co.jp/press/2003_12_08_1.html
味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、この度、タイ(バンコクから300km離れたカンペンペット県)に核酸系調味料の新工場を竣工いたしました。
新工場は、コスト競争力強化と、世界的な需要増加への対応を目的に、投資額約22億バーツ(約60億円)をかけて建設し、味の素グループにとっては初の海外核酸系調味料工場です。今後は、世界の輸出拠点として製品を各国へ供給いたします。一方、日本国内では、生産品目を絞り込み、効率的な生産を行います。
核酸系調味料は、MSG(グルタミン酸ナトリウム)と併用することで、その相乗効果により、強く豊かなうま味を作り出すという特徴を持ち、スープ(即席麺スープを含む)・風味調味料をはじめ、各種加工食品に幅広く使用されています。核酸系調味料の需要は今後も安定した成長が見込まれるため、当社では、AJI-NO-MOTOによって築き上げた17カ国にあるグローバルな販売ネットワークを活用し、この度の生産体制増強と合わせ、需要の増加に的確に対応し、収益基盤の一層の強化を目指します。
タイ新工場の生産能力は年間約3,000トンで、新立地をタイに決定した理由としては、(1)主要原料であるタピオカ澱粉の調達に適していること、(2)質の高い人的資源、(3)タイ政府等からの政策的援助(優遇税制等)、(4)タイ味の素(株)の強固な経営・技術基盤などが挙げられます。
味の素株式会社は、うま味調味料ビジネスのグローバルリーダーとしての展開を一段と推進し、地域に密着したサービスの提供により、世界中のお客様に貢献してまいります。
参考資料
1.核酸系調味料に関する基本情報
・品種 ; | : | 当社は、イノシン酸ナトリウムとリボヌクレオタイドナトリウム(イノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムの混合物)を製造・販売しています。 | |||||||||||||||
・製品特徴 | : | イノシン酸ナトリウムは、古くから“だし”として使用されてきた“鰹節”のうま味成分で、魚肉・牛肉・鶏肉などに多く含まれています。一方、グアニル酸ナトリウムは“干し椎茸”のうま味成分で、きのこ類に多く含まれています。いずれも“昆布”のうま味成分であるグルタミン酸ナトリウムと併用することにより、強く豊かなうま味を作り出します。 | |||||||||||||||
・用途 | : | うま味調味料、即席麺(スープ)、スープ・ブイヨン、風味調味料、カレールー、つゆ・たれをはじめとする加工食品に幅広く使用されています。添加率の目安(重量ベース)は、スープの場合、グルタミン酸ナトリウム100に対して、核酸系調味料1〜10です。 | |||||||||||||||
・原料及び製造方法 | : | 主にタピオカ澱粉などを原料とし、「味の素」と同様、発酵法により製造します。 | |||||||||||||||
・発売時期 | : | 1964年 「味の素KKのIN」(イノシン酸ナトリウム)発売 1965年 「味の素KKのWP」(リボヌクレオタイドナトリウム)発売 |
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・販売地域 | : | 現在、日本国内はもとより、世界約100か国で、主に加工用用途で販売されています。 | |||||||||||||||
・ブランド名称 | : |
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2.タイ味の素(株)の概要
・社名 | : | AJINOMOTO CO., (THAILAND) LTD. |
・設立 | : | 1960年4月 |
・本社所在地 | : | タイ国バンコク市 |
・社長 | : | 三本侃治(みもとかんじ) |
・主要生産品 | : | 調味料・食品・飼料用アミノ酸 |
・資本金 | : | 796百万タイバーツ(約21億円) |
・株主構成 | : | 味の素(株) 74.30% |
・従業員数 | : | 840 (内日本人出向者 30) |
・グループ売上高 | : | 172億タイバーツ(約470億円) |
2003年11月末 タイバーツ=2.74円 | ||
3.タイ味の素(株)カンペンペット第2工場(新工場) | ||
・工場所在地 | : | タイ国カンペンペット県 |
・工場長 | : | 城下欣也(しろしたよしなり) |
・敷地面積 | : | 約180ヘクタール・・・カンペンペット工場の総敷地面積(含む第1工場) |
・本格生産開始時期 | : | 2003年11月 |
・従業員数 | : | 110 (内日本人出向者 5) |
・主要生産品 : | : | 核酸系調味料 (リボヌクレオタイドナトリウム:イノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムの混合物) |
4.タイにおける味の素グループの事業概要
1) | アセアン本部 | ||||||||||||
アセアン全体の統括本部。アジアにおける事業戦略の構築や各法人のとりまとめを行う。 | |||||||||||||
2) | タイ味の素(株) | ||||||||||||
風味調味料、加工食品、飼料用アミノ酸の製造販売会社。 | |||||||||||||
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3) | ワンタイフーヅ(株) | ||||||||||||
即席麺(Yum Yum)、レトルト食品他の製造・販売 | |||||||||||||
4) | タイ味の素冷凍食品(株)(アユタヤ) 冷凍食品の製造・販売 |
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5) | タイ味の素ベタグロ冷凍食品(株)(ロブリ・タイ中部) 冷凍食品の製造・販売 |
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6) | タイ味の素カルピスビバレッジ(株)(アユタヤ) ストレート飲料の製造・販売 |
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7) | タイ味の素販売(株)(バンコク) 調味料、即席麺、飲料、飼料用アミノ酸等の販売 |
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8) | フジエース(株)(バンコク) 包装材料の製造・販売 |
日本経済新聞 2004/7/30
味の素 216億円投じ海外増産 アミノ酸など 米・中・ブラジルで
味の素は29日、飼料用アミノ酸などの海外増産に、合計216億円を投資すると発表した。2006年9月にブラジルに飼料用アミノ酸の第二工場を新設するほか、中国や米国でも生産設備を増強する。成長分野であるアミノ酸事業のコスト競争力を引き上げ、シェア拡大を狙う。
ブラジル第二工場には95億円を投じる。飼料用アミノ酸であるリジンを生産し、中南米のほか、中国などへ輸出する。
中国でも来年12月をめどに生産能力を倍増、米国では飼料用のスレオニンの生産能力を06年2月までに2倍に引き上げる。3カ国の増産投資で、味の素の飼料用アミノ酸の世界生産量は年間42万トンとなり、今年度比約24%増える。
味の素が世界シェア1位を持つ飼料用アミノ酸は畜産生産のコスト削減につながることから、世界的に需要が伸びている。このため、医薬・食品向けも含めた味の素のアミノ酸事業は順調に拡大、04年3月期に連結売上高が同社としては初めて1兆円を乗せた原動力の一つになった。
医薬用アミノ酸で、日本、欧州、米国と肩を並べる市場を持つ中国において1998年、上海味の素アミノ酸(有)を設立し、需要に応えています。