日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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                                               連絡先 knak@js2.so-net.ne.jp        

 

飼料添加物・食品添加物   

 旭化成  旭硝子  味の素  出光テクノファイン  科研製薬  鐘化  協和発酵  

 JT  住友化学  太陽化学  武田キリン(武田薬品)  東ソー  日清製粉  日本化薬 

 日本曹達   扶桑化学  三井物産  三菱化学  三菱ガス化学  三菱商事  ユニチカ   

 ヤマハ    

メチオニン

Only four main companies produce methionine worldwide. In addition, there are more than a dozen minor methionine producers in China. The four companies - Evonik Degussa, Novus International, Adisseo and Sumitomo - together account for nearly 98% of world methionine capacity.

  Evonik Degussa

Evonik has more than 50 years experience of producing amino acids. Today DL-methionine is produced at four plants at our sites in Wesseling (Germany), Antwerp (Belgium 2006 120,000tpa) and Mobile (USA). Total capacity at these facilities, currently around 350,000 metric tons p.a., will be progressively increased reaching a total of 430,000 metric tons p.a. between 2011 and 2013.

2014年11月18日

メチオニン新工場、シンガポールで操業開始

 

  Novus International

1991/6   三井物産・日本曹達 米でモンサントからメチオニン事業買収
   Novus International 設立 (
Mitsui 65%, Nippon Soda 35%)

 

2016/5   三井物産 65% 80%
日本曹達    35%
20%

  2016/5  増資を三井物産が引き受け、比率変更

2020年をめどに工場を新設し、生産能力を年約44万トンと4割近く増やす。

 

  Adisseo

 2009/8/27 藍星集団、南京でメチオニン工場建設
   
能力は年産7万トンで、2012年下半期に稼動の予定

藍星集団は2006年1月にCVC Capital Partners から動物用栄養製品メーカーのAdisseoを買収した。 AdisseoはCVCがAventis (現在はSanofi Aventis)の動物栄養製品部門を2002年に購入して設立した会社で、メチオニン、ビタミン、飼料用酵素を製造販売しており、年間売上高は5億ユーロ。メチオニンは年20万トンを生産し、世界シェアは29%。
同社は本年6月にフランスとスペインの工場でメチオニンを合計
25千トン増強することを明らかにしている。 

その他
石家荘海天精細化工、山東天一化学、Degussa Rexim(Nanning) Pharmaceutical などが生産しているが、いずれも少量の生産で、Degussaの場合で年産 350トンに過ぎない。

住友化学 

2016 年5 月19 日

愛媛工場で飼料添加物メチオニンの生産能力を増強

住友化学は、旺盛な需要に対応するため、このたび愛媛工場(愛媛県新居浜市)に、飼料添加物メチオニンの製造設備1系列を増強することといたしました。増強規模は年産約10 万トンで、増強後の生産能力は既存設備とあわせ年産約25 万トンになります。増強設備の完成は、2018 年半ばを予定しています

                

         
  旭硝子   2003/3   米国で組み換えたん白質の商業生産開始
        
  味の素   2011/4   味の素、飼料用アミノ酸事業を分社
      2005/6   飼料用アミノ酸、うま味調味料で総投資額150億円
      2005/2   ブラジルでグルタミン・BCAAを生産 全世界に供給
      2005/1   味の素 食品・アミノ酸強化へ拠点
      2004/12   味の素 日仏のアス一パルテーム工場増強
      2004/7   味の素 216億円投じ海外増産 アミノ酸など 米・中・ブラジルで
      2003/12   味の素、タイに核酸系調味料の新工場を稼動
      2003/10   味の素、仏に「欧州味の素食品」を発足
      2003/7   味の素 欧州で調味料事業拡大
      2003/6   飼料用アミノ酸 ブラジルで増産
      2003/3   タイにおける甘味料事業開始
      2003/2   ユニリーバ社との海外合弁会社7社の株式譲渡
      2002/11   欧州うま味調味料会社株式取得の件
    2002/9   ブラジルにおける飼料用リジン生産設備増強
      2002/6   米国で飼料用スレオニン設備新設及び飼料用リジン設備増強
      2002/1   米国、イタリア、タイにおける飼料用リジン生産設備増強
      2001/11   タイにおける飼料用リジン生産設備増強
      2001/8   ブラジルでグルタミン酸ナトリウム生産増強
      2001/4   欧州で飼料用スレオニン生産設備増強
      2001/1   米国における飼料用スレオニン生産設備新設
         
  JT   2005/1   グルタミン酸ソーダ事業、今春メド撤退 
       
  三井物産   2004/2   米国における塩化コリン訴訟で78億円支払いで和解
      2003/11   米国における塩化コリンに関する集団訴訟で和解
      2003/1   甘味料で中国進出 三井物産が合弁 日系企業向け
      2002/5   Novus 米飼料添加物の独禁法訴訟で和解
      2002/1   Novus and ATOFINA to Build MMP Plant
      1991/6   三井物産・日本曹達 米でモンサントからメチオニン事業買収
   Novus International 設立 (
Mitsui 65%, Nippon Soda 35%
       
  三菱商事   2003/8   タイに人工甘味料の生産拠点
         
  三菱化学   2006/9   三菱化学フーズ、三共の食品添加物・医薬原料事業を譲受
    2000/11   米国カーギル社とのエリスリトール合弁事業の解消

   三菱化学フーズの国内のエリスリトール販売事業は維持推進

         
  三菱ガス化学   2012/10/2  

三菱ガス化学、コエンザイムQ10 の事業撤退

      2006/4   三菱ガス化学のコエンザイムQ10子会社に日清ファルマが参加
      2005/8   コエンザイムQ10の製造能力を増強
         
  ユニチカ 2003/2   甘味料「アラビノース」の新製法を確立
      2003/2   家畜飼料原料を海外展開
         
           
  住友化学   2019/9/30   旧式のメチオニンプラントについては2019年9月末をもって停止  2万トン規模の減
      2018/10/4   メチオニン新プラントが完成  15+10万トン
      2016/5/24   住友化学、飼料添加物メチオニンの生産能力増強
      2009/12   中国でメチオニンと高機能農業用ハウスフィルムの製造販売
      2009/6    メチオニン増強
    2003/6   住友化学 メチオニンを増産
    2001/8   メチオニンの新規製法開発による事業拡大
         
  日清製粉 2000/6   BASFとの合弁解消し飼料添加物から撤退
         
  旭化成   2000/2   飼料添加物事業の統合
         
         
  武田キリン   2006/2   武田キリン食品、韓国企業とインドネシアで核酸系うま味調味料の生産合弁会社設立で合意
      2001/12   キリンビールと武田薬品が食品事業提携で基本合意
  武田薬品 1999/6   武田科学飼料の営業のBASFジャパン社への譲渡
         
  協和発酵   2006/9   発酵法によるL-チロシンの工業的製法を世界で初めて確立
      2004/4   ハンガリーの飼料用アミノ酸事業売却
      2004/4   中国アミノ酸合弁会社の出資比率引き上げ及び生産能力の増強
      2003/7   メキシコ子会社解散
      1998/8   中国に医薬用アミノ酸を生産・販売する合弁会社設立
    1998/1   米国及びメキシコで飼料添加物の設備増強
         
  科研製薬 2002/9    科研製薬 農薬・飼料添加物の開発、撤退へ
      1996/10   飼料添加物「硫酸コリスチン」を中国に委託製造開始
         
  扶桑化学   2003/12   中国・青島に第二生産子会社
         
  東ソー     甘味料「アスパルテーム」
         
  出光テクノファイン   畜産資材(飼料添加物)
         
  日本曹達        
          日本曹達、飼料添加物メチオニン事業から撤退
      飼料添加物事業  
          二本木工場のメチオニン生産を停止し、委託生産に
         
  太陽化学   2004/2   ナノテク着色術で「天然の緑」再現
         
  鐘化   2004/10   カネカ、コエンザイムQ10の国内設備能力を追加増強
      2004/6   栄養補助食品素材のQ10、米で年100トン生産
                 
日本化薬   2006/9   日本化薬、飼料用メチオニン事業から撤退へ      
                 
ヤマハ発動機   2006/10   ヤマハ発動機、ライフサイエンスビジネスを展開、“アスタキサンチン原料工場”完成。      
                 


 BASF 、ビタミン事業拡張に向けて大きな一歩を踏み出す

 BASF、DSMとの提携解消、飼料用酵素Natuphos®を独自に生産・販売

 デグサ、ベルギーにメチオニンの新工場建設へ

 Degussa sells Vitamin B3 Business to Reilly

 New L-methionine unit in China for Degussa   

 Lonza Builds Vitamin B3 Plant in China  

 DuPont and Bunge Announce Global Alliance,
      Including Joint Venture to Produce and Market Specialty Food Ingredients                    



トピックス

米 リジンカルテル   欧 メチオニンカルテル

Novus 米飼料添加物の独禁法訴訟で和解

   昭和電工 トリプトファン事件

味の素に特許の対価請求 甘味料発明 元社員が20億円

協和香料事件  クエスト 違法香料事件で処分  日本フィルメニツヒ

キシリトール xylitol

キシリトールは糖アルコールの一つで、トウモロコシの芯や白樺を原料としてつくられます。これらの原料からキシランという多糖類を抽出し、それを加水分解して、キシロースという単糖とし、さらに触媒を使って水素を添加してつくられます。


マルチトール martitol

澱粉を酵素分解して得られたマルトース(麦芽糖)を原料とし、それを還元


ソルビトール sorbitol

D-ソルビトールは,甘味料として用いられる指定添加物で,ナシ,リンゴ,プラムなどの果実類に含まれている化合物です。一般的にはブドウ糖から合成されます。砂糖の約60%の甘味度をもち,口中で溶解するときの吸熱によりさわやかな冷感があります。ソルビトールは,加熱によりかっ変を起こさない,微生物に利用されにくい,アルコール発酵を受けない,蛋白質を安定化する,脂質の酸化を防止する,デンプンの老化を防ぐ,保湿性があるなど砂糖にはない特性をもっていることから甘味料以外にも品質保持剤,チューインガム軟化剤としても使用されます。

日本経済新聞 2002/5/9

三井物産、米飼料添加物の独禁法訴訟で和解


米国の化学品子会社
ノーバス・インターナショナルが、飼料添加物「メチオニン」の販売をめぐり独占禁止法違反の疑いがあるとして需要家から損害賠償を求められていた訴訟で、ノーバス側が3500万ドル(約45億円)を支払うことで和解が成立したと発表した。

ノーバスは
三井物産グループが合計65%、日本曹達が35%を出資


Novus History      http://www.novusint.com

 

The Novus family tree goes all the way back to the Monsanto Company of the 1950s.  

In the mid-1950s Monsanto introduced MHA®, a powdered source of supplemental methionine hydroxy analogue. 

in October 1990, Monsanto officially announced that the feed ingredient business was for sale.

The new owners Mitsui and Nippon Soda carried the philosophy that American companies are run best by American management.  On June 6, 1991, the feed ingredients division of Monsanto officially became Novus International, Inc.


2002/1/8 Novus   

Novus and ATOFINA to Build MMP Plant
   
http://www.novusint.com/Public/Newsroom/PressRelease.asp?DocID=54

The Boards of Directors of Novus International, Inc., a joint venture of Mitsui & Co., Ltd., Mitsui & Co. (U.S.A.) Inc and Nippon Soda Co., Ltd. and ATOFINA have approved plans for the construction of a 3-methylthiopropionaldehyde (MMP) cooperative project at the ATOFINA facility in Beaumont, Texas. The plant will be owned by Novus and operated by ATOFINA. Construction of the 150 million pound (68,000 mtpa) MMP plant will begin in 2003, with production coming on-stream in 2005.


2000/2/22 旭化成

飼料添加物事業の統合について
   
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/1999/me000222.html


飼料添加物事業に関し、製造・研究開発・販売等、すべての業務を旭化成の100%出資の関係会社である旭ヴェット株式会社に統合することを決定

新会社の概要

(1) 会 社 名   旭ヴェット株式会社
(2) 代 表 者   代表取締役社長 矢野泰一郎(旭化成 特薬事業部長)
(3) 所 在 地   本社: 北海道白老郡白老町緑町724番地1 
東京: 東京都千代田区神田美土代町9番地1
(4) 資 本 金   4億9,500万円(旭化成100%)
(5) 事業内容   飼料添加物、飼料、動物用医薬品等の製造・販売・研究開発 
(6) 営業開始日   2000年(平成12年)4月1日
(7) 売 上 高   2000年度約30億円(予想)
(8) 従業員数   約80名(旭化成からの出向)

 


1999/6/16 武田薬品

武田科学飼料株式会社の営業のBASFジャパン社への譲渡について
    
 http://www.takeda.co.jp/press/99061601j.htm

当社全額出資の子会社である「武田科学飼料株式会社」の営業の全部をBASFジャパン株式会社に譲渡することで同社と合意

【事業譲渡の内容】

1. 対象関係会社   武田科学飼料株式会社(資本金1.2億円、当社100%出資子会社)
2. 営業譲渡先   BASFジャパン株式会社
     (資本金132億円、ドイツBASF社100%出資子会社)
3. 譲渡日   1999年8月2日

 


1999/8/2 BASFジャパン

BASFジャパン、武田科学飼料(株)の事業取得完了
    
http://www.basf-japan.co.jp/news/doc/990802.doc

 


1998/1/19 協和発酵

米国及びメキシコで飼料添加物の設備増強
  全世界でL-リジン10万トン、L-スレオニン1万トン体制へ、L-トリプトファンも増強
   
 http://www.kyowa.co.jp/nrold/nr015.htm

米国の100%子会社であるバイオキョウワ社のL−リジンの生産能力を年2万5千トンに増強するとともに、L−スレオニン並びにL−トリプトファンの生産設備(年5千トン能力)を新設します。
さらに、当社と住友商事(株)との合弁会社である
メキシコのフェルメックス社においても、1999年央を目処にL−リジンの生産能力を現在の倍の年4万トンに引き上げます。

上記の米国、メキシコ以外にも、ハンガリー(アグロファーム社)等に飼料用アミノ酸の生産拠点を有しています。

<バイオキョウワ社の概要>
  社名   BioKyowa Inc.
  所在地   米国ミズーリ州ケープジラード
  代表者   取締役社長 秋山 悟
  事業内容   飼料添加物(アミノ酸)の製造・販売
  設立年月日   1982年10月1日
  資本金   4,100万ドル
  出資比率   協和発酵100%
       
フェルメックス社の概要>
  社名   Fermentaciones Mexicanas, S.A. de C.V.
  所在地   [本社]メキシコシティー
      [工場]べラクルス州オリサバ(メキシコ)
  代表者   取締役会長 服部 喜代次(協和発酵取締役)
  事業内容   飼料添加物(アミノ酸)の製造・販売
  設立年月日   1975年2月21日
  資本金   3,052万ぺソ(日本円で約4億9千万円、16.11円/1ペソで換算)
  出資比率   協和発酵75%、住友商事25%  → 協和発酵100%
       
       
<アグロファーム社の概要>
  社名    AGROFERM Hungarian−Japanese Fermentation Industry Ltd.
  所在地   [本社]ハンガリー・ブダペスト [工場]ハンガリー・カバ
  代表者   取締役会長 服部 喜代次(協和発酵取締役)
  事業内容   飼料添加物(アミノ酸)の製造・販売
  設立年月日   1987年4月21日
  資本金   350,573万HUF(日本円で約22億4千万円、0.64円/1HUFで換算)
  出資比率   協和発酵84.89%、(株)トーメン11.46%、ハンガリー共和国3.65%

 


化学工業日報 2001/7/24

協和発酵、メキシコの飼料添加物合弁を100%出資に

フェルメンタシオネス・メヒカナス・エセ・アー・デ・セー・ベー(略称・フェルメックス)。

1975年にメキシコ政府の国家プロジェクトとして、リジンの製造販売を目的にメキシコ側6割、日本側4割(協和発酵3割、住友商事1割)の出資構成で設立された。その後、メキシコ側が資本を引き上げ、協和発酵75%、住友商事25%の資本比率に変わったが、今回、協和発酵は住友商事の持ち株全額を買い取ることで合意した。


2003/7/29 協和発酵

子会社の解散に関するお知らせ
   
http://www.kyowa.co.jp/netext/nr030729.pdf

 

下記の通り連結子会社を解散することを決議

当該子会社の名称等
@ 名称   FERMENTACIONES MEXICANAS, S.A. DE C.V.
A本店所在地   メキシコ合衆国ベラクルス州
B 代表者   取締役社長 井上 道信
     
当該子会社の概要
@ 事業内容   飼料用アミノ酸の製造販売
A 設立年月日   1975 年2 月
B資本金   30,521 千ペソ
C 発行済み株式数   30,521,577 株
D 総資産   893,142 千ペソ(2002 年12 月期)
E 決算期   12 月
F 従業員数   286 名
G 出資比率   協和発酵工業株式会社100%

原料価格や市況の変動による影響が大きく、将来に向けての安定的収益の確保や事業競争力向上の目処が立ちにくいと判断


1996/10/14 科研製薬

飼料添加物「硫酸コリスチン」を中国の北江製薬新有限公司に委託製造開始
    
http://www.kaken.co.jp/release/j-Nr961014.htm


飼料添加物「硫酸コリスチン」の一部を中国広東省清遠市にあります新北江製薬有限公司に委託製造することになりました。

新北江製薬有限公司
  所在地   中国広東省清遠市七星崗
  董亊長   張 明昭
  総経理   郭 友坤
  業務内容   発酵を主体とした医薬・農薬・動物薬の製造販売

 


出光テクノファイン

バイオケミカル事業   畜産資材(飼料添加物)の紹介
   
http://www.idemitsu.co.jp/ipc/technofine/bio/tikusan/main.html


独自の醗酵培養技術と海外からの導入技術(ジンプロ社、ADM社他)により、幅広い製品の開発・製造・販売を一貫して行っています。

主な特殊素材としては以下のものがあります。
 
  特殊枯草菌DB9011株
  有機ミネラル
  カビ毒吸着資材
  バイパスタンパク


出光テクノファイン
http://www.idemitsu.co.jp/ipc/technofine/main.html

 シルクや皮革に代表される天然有機物には高い吸放湿性や良触感性、難帯電性が備わっています。
 出光では、従来有効利用されなかった貴重な天然資源であるこれらの端材をリサイクルし、独自の微粉化技術によるパウダー化に成功しました。さらにパウダーを特殊樹脂へ複合することにより生まれたのが「出光プロテイン」です。天然に近い特性を持つ機能性快適素材として、平成2年以来、生活の様々なシーンに活躍の領域を拡げてきました。平成11年度資源循環システム表彰においては、貴重な資源「絹糸」を再利用したことにより、通商産業省環境立地局長賞を受賞しています。
 このプロテインプラスチックス事業を通じて培ってきた研究開発力・技術力・マーケティング力を背景に、新しい事業領域に挑戦していくため、平成12年に出光テクノファインは設立されました。
 微粉化技術とコンパウンド技術をコアテクノロジーとして、環境・快適・機能性を追求し続け躍進中の新しい会社です。

<会社概要>      
(1)社名   出光テクノファイン株式会社
         Idemitsu Technofine Co.,Ltd.
(2)事業内容   天然有機微粉末、合成皮革、繊維製品、塗料及び粉砕加工機器の
          製造、販売並びに輸出入
(3)設立   平成12年3月21日
(4)資本金   1億円
(5)代表取締役   四位敏章
(6)株主   出光石油化学株式会社 100%
(7)売上高   30億円(平成14年度)
(8)決算期   3月決算
(9)従業員数   24名
(10)事業所   本 社 東京都墨田区横網1丁目6番1号国際ファッションセンタービル  


日本曹達  飼料添加物事業  
 
http://www.nippon-soda.co.jp/fields_and_products/2_b.html

日本曹達株式会社では1967年からDL-メチオニンを製造販売しています。

1991年 ノーバスインターナショナル社設立参画


2001/8/2 住友化学

メチオニンの新規製法開発による事業拡大について
  
 http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/1newsrelease/pdf/20010802.pdf



長年、製法の開発に取り組んできておりました液体メチオニンアナログ(LMA)の技術確立に成功しました 。
今回、住友化学が開発しましたLMAは 、 製品の品質が従来のLMAよりもより白く良好であり、製法に関してもリサイクル反応を多用した環境にやさしい製法となっており、コスト的にも非常に競争力が高いものであると自負しております 。


日本経済新聞 2003/6/4                 発表

住友化学 飼料用添加物を増産 愛媛工場に150億円投資

住友化学工業は約150億円を投資して、愛媛工場(愛媛県新居浜市)に養鶏向け飼料添加物の設備を増設する。

住友化学はメチオニンを低コスト生産できる技術を開発した。大規模な投資と高度な安全管理技術が必要で、原料からの一貫生産ができることから、愛媛での増設に踏み切る。

 


2003/06/04 住友化学工業

住友化学、必須アミノ酸飼料添加物を国内で倍増
  
 http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/1newsrelease/pdf/20030604.pdf


完成後は現行の倍以上、年産9万トンの生産体制が確立されます。これにより住友化学は飼料添加物事業のアジアのリーダーとしての地位を確固たるものとします。

住友化学は現在4万トンのDL−メチオニン(DLM)(粉体)の製造設備を有しており、フル操業を継続していますが、堅調な需要増加のため、顧客の要望に十分対応できない状況が続いています。そのため、液体メチオニンアナログ(LMA)年産2万トン、DLM3万トン、合計5万トンのプラントからなる今回の大幅増設を実施するものです。

 


事例研究:トリプトファン事件  http://www.bioethics.jp/naox_trypto-j.html 

本事例の概要   
トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、少量で蛋白質の利用率の向上をもたらします。

去る1989年頃から米国において、原因不明の筋肉の痛みや呼吸困難、咳、皮膚の発疹などの症状を訴える患者が急増し始めました。結果として数多くの死がもたらされ、5000名もの人々に様々な悪影響が及ぼされました。  
 
明らかな要因としての不純物を示す証拠が挙げられると同時に、日本の
昭和電工によって製造された遺伝子組み換えトリプトファンが原因であるという事がつき止められたのです。

同社が枯草菌の遺伝子を組み込んだことで予期し得ない有害物質ができ、しかも、これを濾過して取り除く精製工程を無視したことで大きな被害がもたらされたというわけです。  
 
昭和電工はPL法により、
90年から累計して約2,100億円の賠償金を支払っています。

(早稲田大学大学院人間科学研究科 河原直人)

インターネット参考URL;
SOS「地球号」, 「遺伝子組替え作物」4: 
http://www.pluto.dti.ne.jp/~t-kyng/memo06.htm
鹿児島大学病院薬剤部, 医薬品副作用情報 No. 102: http://khosp5.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~pharm/di/adr102.htm
東京工業大学知能システム科学専攻, 山村研究室: 
http://www.es.dis.titech.ac.jp/index_jp.html


●昭和電工のトリプトファン事件について
     
http://www.jba.or.jp/q-and-a/ex/non_flame/q28.html

 昭和電工のL-トリプトファンに不純物(エチリデン・ビス・トリプトファン、及び3-フェニルアミノ・アラニン)が混入していたことによると推定される事件については、1993年以降、アメリカのADM社が遺伝子組換え微生物によるL-トリプトファンを精製して販売しているが、これまでのところ問題は生じていない。したがって、昭和電工のL-トリプトファン事件は、製造工程における精製に問題があったのであって、遺伝子組換え技術自体の問題ではないことを間接的に証明していると考えられる。


昭和電工 トリプトファン関連損失(決算上)

  1990年     61億円
  1991年    199億円 
  1992年    547億円
  1993年    753億円
  1994年    354億円  計 1,914億円

 

  昭和電工はこの対策として大量の資産を売却した。(当時の新聞記事から)

売却資産 売却先 売却益
92 総合技術研究所用地(大田区) 東京都住宅供給公社 154億円
  昭和エンジニアリング(子会社)株式 昭和アルミ、昭和高分子ほか子会社  37億円
  三峰川発電所の土地、建物、設備 三峰川電力(昭電から92年分社)  60億円
  土地(川崎市) 昭和物流(子会社)  82億円
  土地(川崎市) 丸紅  51億円
93 昭和電工カーボン(米国子会社株式) 昭和インベストメント(関連会社)  47億円
  遊休地(大阪府堺市) エヌケーケー物流  49億円
  グラウンドなど(横浜市) 明治学院  57億円
  昭和ガテックス(関連会社)株式 日本ガテックス  33億円
  老朽社宅・用地(横浜市) 前田建設工業  43億円
  有価証券  − 431億円

 


2003/1/21 Degussa

Degussa Fine Chemicals Strengthens Activities in China with construction of plant to produce pharmaceutical grade L-Methionine in Wuming
  http://www.degussa.com.cn/en/press/news/degussa2.html


In January 2003, the Degussa Fine Chemicals Business Unit of Degussa AG, Dusseldorf, Germany, began construction of a new plant for the pharmaceutical amino acid L-methionine in Wuming, in southern China. Planned to start in the first quarter of 2004, the plant will have
an annual capacity of about 350 tons.

Nanning Only Time Rexim Pharmaceuticals Co., Ltd., -- the joint venture established between Degussa Fine Chemicals and Nanning Only Time Pharmaceuticals for the production and marketing of pharmaceutical intermediates in April 2001 -- will operate the plant. Degussa, through its wholly owned subsidiary Rexim S. A., Courbevoie, France, owns 95 percent of the joint venture, which had 220 employees and sales of about EUR4 million in fiscal 2002. The new plant in Wuming will create more than 30 additional jobs.


Degussa's Feed Additives    http://www.degussa.com/en/f_e/einblick/gesundheit/futtermitteladditive.html

The Feed Additives Business Unit deals with natural feed supplements for healthy nutrition of animals (poultry, swine, ruminants). Appropriate supplementation of amino acids leads to overall improved utilization of feed protein; this also results in a decreased nitrogen excretion by the animals, reducing the environmental burden of nitrogen-containing compounds. Vitamins keep animals healthier and improve meat quality. Amino acids and vitamins are produced by either chemical or fermentation synthesis. Highly efficient chemical catalysis and modern biotechnological methods lead to new sustainable processes and easy-to-use formulations of these nutritive additives. Degussa is the only company to manufacture all three essential amino acids: D,L-methionine, L-lysine (Biolys®60) and L-threonine, and is the market leader in D,L-methionine.