2000/12/21
「アベンティス ベーリング
ジャパン株式会社」事業開始について
世界有数のライフサイエンス・グループ、アベンティス社(Aventis
S.A.)の生物学的製剤部門であるアベンティス
ベーリング社は、2001年4月1日より日本において独自に自社製品のプロモーション活動を行うことを決定しました。このプロモーション活動を円滑に推進するために、本社を東京都港区西新橋に開設し、その準備を開始いたしました。
アベンティス ベーリング
ジャパン株式会社が生物学的製剤に特化することにより、医療関係者に対しさらに専門的なサポートを提供することが可能になります。同社は、来年4月から100名強の医薬情報担当者(MR)で事業を開始しますが、2001年中には50名のMRを更に採用する計画を進めています。
尚、製品は引き続きアベンティス
ファーマ株式会社(東京都港区、代表取締役社長
ピーター・レッシャー)を通じて輸入・販売されます。
本社 | 〒105-8462 東京都港区西新橋3-16-11 |
株主 | アベンティス ベーリング L.L.C. 100% |
代表取締役社長 | ロバート M. フェリエ |
社員数 | 約170名 (2001年4月 予定) |
予定事業内容 | 生物学的製剤の輸出入、製造、研究開発、販売、医療機関へ情報提供および収集 |
日本における取り扱い製品 | アルブミナー®25%(人血清アルブミン製剤) アルブミン−ベーリング(人血清アルブミン製剤) アンスロビン®P献血由来(乾燥濃縮人アンチトロンビンIII製剤) アンスロビン®P−ベーリング(乾燥濃縮人アンチトロンビンIII製剤) ガンマ・ベニン®P 500mg/2.5g(静注用免疫グロブリン製剤) テタガム®P(筋注用抗破傷風人免疫グロブリン製剤) フィブロガミン®P(乾燥濃縮人血液凝固第XIII因子製剤) ベリグロビン®P(筋注用免疫グロブリン製剤) ベリナート®P(乾燥濃縮人C1−インアクチベーター製剤) ベリプラス®ト(生理的組織接着剤) |
<アベンティス
ベーリング社について>
アベンティス ベーリング社(Aventis Behring L.L.C.)は、世界有数のライフサイエンス・グループ、アベンティス社(Aventis
S.A. 本社:フランス)のグループ企業であり、血漿たん白製剤市場において世界第2位のシェアを有しています。アベンティス
ベーリングの前身は、ドイツのヘキスト社とフランスのローヌ・プーラン社が1996年に血漿たん白事業の合弁会社として設立したセンテオン社です。同社は、1999年12月15日ヘキスト社とローヌ・プーラン社が合併しアベンティス社を設立したのに伴い、2000年2月1日、アベンティス
ベーリングに社名変更しました。ベーリングという社名は、血漿分画製剤による治療の先駆者かつ血液製剤の会社の創設者で、医療分野における初のノーベル賞受賞者であるエミール
フォン ベーリング博士に由来し、同氏の功績を継承する決意を表しています。
本社 | 米ペンシルバニア州・キングオブプロシア |
最高経営責任者 | ルディー・ベガー |
製造工場 | 米イリノイ州・カンカキー、独・マールブルグ、オーストリア・ウィーン、スペイン・バルセロナ |
研究施設 | 独・マールブルグ、米イリノイ州・カンカキー、米ペンシルバニア州・キングオブプロシア、英・ノッティンガム |
社員数 | 6,000名 |
売上高 | 9億1,300万ドル(1999年度) |
アベンティスのライフサイエンス事業は2つの中核事業から成り立っています。一つは医療用医薬品、ワクチン、生物学的製剤および診断薬・機器から成る医薬品事業の分野です。同事業分野の売上は全体の70%以上を占めます。もう一方は農業関連事業であり、農作物保護・改良、動物用栄養製品および動物用医薬品から構成されています。
アベンティス ベーリング
ジャパンは、次の6社の関連企業とともにライフサイエンスの研究開発、製造、販売を行っています。
・医薬品事業
<医療用医薬品>アベンティス
ファーマ(株)
東京都港区赤坂2-17-51
<ワクチン>アベンティス パスツール(株)
東京都港区赤坂2-17-51
<細胞・遺伝子治療研究開発>RPRジェンセル(株)
東京都港区赤坂2-17-51
<診断薬・機器>デイド ベーリング(株)
東京都中野区本町2-46-1
中野坂上サンブライトツイン11階
・農業関連事業
<作物保護製品および生活環境保全薬剤の開発・販売>
アベンティス
クロップサイエンスシオノギ(株)
東京都千代田区内幸町1-1-1
インペリアルタワー18階
<動物用医薬品>メリアル・ジャパン(株)
東京都港区赤坂1-6-8 井上赤坂ビル