2003/03/25 ITX/ビー・エム・エル/インフォコム
新会社「ジーンフロンティア株式会社」を設立
ゲノム創薬支援市場への参入
ITX株式会社(本社:東京都千代田区 社長:横尾昭信)、株式会社ビー・エム・エル(本社:東京都渋谷区 社長:荒井元義)、インフォコム株式会社(本社:東京都千代田区 社長:沼惇)は、共同で、ゲノム創薬(※1)支援を目的とするサービス・製品提供会社ジーンフロンティア株式会社(本社:東京都中央区 社長:小笠原信)を設立、4月より営業を開始させます。
近年、医薬品業界などでは、遺伝子情報、新しいバイオ技術およびバイオインフォマティクス(※2)を積極的に取り入れた医薬品の研究開発、いわゆる「ゲノム創薬」への取り組みが活発化しています。従来の創薬手法に加え、遺伝子情報により創薬標的分子(※3)を同定し薬剤候補化合物を設計する流れ「ゲノム創薬」へ移行することにより、エビデンスに基づいた画期的新薬の開発が可能となり、また、研究開発の効率化と期間短縮が期待されています。
「ゲノム創薬」には、次々と開発される高度かつ革新的な技術を迅速に取入れ、かつ、DNA(※4)・RNA(※5)・タンパク質(※6)等に関する膨大な量の情報を利用していく事が必要となります。製薬企業で新しい技術をその都度導入して検討するためには人材や費用も必要なため、専門技術を持つ創薬支援企業にアウトソースする需要が今後高まっていくとみられております。
ITXはゲノム創薬支援市場を特定深耕市場と位置づけ、ゲノム創薬支援市場における事業展開及び国内外の有望技術を有するベンチャーへの出資を進めてきました。そして今後、ジーンフロンティアを国内市場におけるゲノム創薬支援事業展開のためのコア会社と位置づけて育成してまいります。
ビー・エム・エルは、これまで培ってきた高度なバイオ・臨床検査技術と豊富なノウハウでジーンフロンテアの事業を支援し、その成果を臨床検査及び治験などの関連事業のサービスに活かしてまいります。
インフォコムは、あらゆるゲノム研究開発環境をサポートする高度なIT技術に裏付けされたバイオインフォマティクスに関する豊富な知験とノウハウを提供してまいります。
ジーンフロンティアは、これら3社の強みを結集させたゲノム創薬支援企業として「ゲノム創薬」に有用で信頼性の高い、高付加価値サービス・製品を提供してまいります。
ジーンフロンティアでは、4月より高密度のカスタムメイドDNAアレイ技術(※7)を用いた遺伝子発現解析サービスを開始する他、不死化細胞株のライセンシング及び同細胞株を用いた解析サービスの提供も検討中です。
また、ジーンフロンティアでは上記に関連した分野またはタンパク解析などの新規分野における新規技術の導入・開発を積極的に推し進め、「ゲノム創薬」に有用な特徴あるサービス・製品を提供していきます。さらに、「ゲノム創薬」の成果として将来期待されるテーラーメイド医療(※8)に不可欠な診断用の製品・サービスの提供も目指し、5年後の2008年の売上高150億円を目指します。
高密度カスタムメイドDNAアレイを用いた遺伝子発現解析事業
ITXの100%子会社であるITX International Equity Corp.(米国)は、本年3月に高密度カスタムメイドDNAアレイ技術を有するNimbleGen Systems Inc.(米国)に3百万米ドルを出資しました。そして今後、ジーンフロンティアはNimbleGenと業務提携し、同社の技術を用いた事業を独占的に国内展開していきます。
NimbleGenはデジタルライトプロセッサー(※9)と呼ばれる微小な鏡を用いたフォトリソグラフィー法(※10)を用いてスライドガラス上に最大約80万スポットの高密度でオリゴヌクレオチドを合成する技術を有します。デジタルライトプロセッサーをコンピュータ制御してDNAアレイを作成する為、任意の設計のDNAアレイを短期間で容易に作成する事が可能となります。
今日DNAアレイが研究開発に活発に利用されておりますが、市販されているDNAアレイの多くはメーカーが設計したレディーメイドDNAアレイ(※11)です。個々のユーザーが独自の遺伝子解析を行なうためには独自のデザインによるカスタムメイドDNAアレイを利用する必要がありますが、カスタムメイドDNAアレイを作成する為には時間やコストがかかるという技術的問題がありました。しかしNimbleGenの技術を用いる事で、ユーザーの独自デザインのDNAアレイを短期間かつ低コストで作成し解析する事が可能となるため、創薬研究において遺伝子解析をフレキシブルに行なう有用なツールとなります。
■NimbleGen Systems Inc. 会社概要 | ||
商号 | : NimbleGen Systems, Inc. | |
住所 | : 1 Science Court, Madison, WI 53711 U.S.A. | |
代表者 | : Bob Palay | |
設立日 | : 1999年9月 | |
URL | : http://www.nimblegen.com |
不死化細胞株を用いた解析事業
また、ジーンフロンティアは、ヒト細胞の不死化技術(※12)を有する海外ベンチャーが樹立した細胞株のライセンシング及び細胞株を用いた解析サービスの国内展開を検討中です。
現在、薬物の評価試験・研究には、おもにヒトの初代培養細系や株化細胞系(※13)が利用されていますが、検討中の不死化細胞株は、これら従来の細胞に比べ高品質で、且つ、安定的に供給が可能となることから、創薬研究に有用と期待されます。
■ジーンフロンティア株式会社 会社概要 | |||
商号 | : | ジーンフロンティア株式会社 | |
住所 | : | 東京都中央区日本橋茅場町3−2−10 鉄鋼会館1階 電話:03−5652−7777 Fax:03−5652−7770 |
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代表者 | : | 小笠原信(おがさわら まこと) | |
設立日 | : | 2003年2月14日 | |
資本金 | : | 2億円 | |
資本準備金 | : | 2億円 | |
URL | : | http://www.genefrontier.com | |
株主及 出資比率 |
: | ITX株式会社(80%) 株式会社ビー・エム・エル(10%) インフォコム株式会社(10%) |
【ITX株式会社 会社概要】 | ||
: | ライフサイエンス、ネットワーク&テクノロジー、モバイル、ビジネスイノベーションの各分野で独創的な事行を立上げ、育成する「IT事業創出会社」。2001年12月ナスダック・ジャパン市場(現、ニッポン・ニュー・マーケット−ヘラクレス市場)に上場(コード:2725)。連結売上高3,505億円(2002年3月期)。フュージョン・コミュニケーションズ(株)、日商エレクトロニクス(株)、アイ・ティー・テレコム(株)など、2002年12月末現在、57社のグループ企業を擁しております。 | |
社名 | :ITX株式会社 | |
代表者 | :代表取締役社長兼CEO 横尾 昭信 | |
事業開始日 | :2000年4月1日 | |
資本金 | :204億56百万円 (資本準備金:279億68百万円) | |
連結売上高 | :3,505億85百万円(2002年3月期) | |
本社 | :〒100−6014 東京都千代田区霞が関3−2−5 霞が関ビルディング14階 |
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従業員数 | :143名(2003年3月現在) | |
URL | : http://www.itx-corp.co.jp | |
【株式会社ビー・エム・エル会社概要】 | ||
BMLは、医療を支える臨床検査において、ルーチン検査から特殊検査までを網羅する幅広い検査領域を持ち、迅速かつ高品質な検査サービスを提供する総合臨床検査センターです。また、米国TWT社との提携により画期的な遺伝子解析技術であるInvader法を用いたSNPs解析に取り組んでいる他、検査を中心とする医療情報システムにも注力しており、電子カルテを始めとするあらゆる医療情報の電子化へ向けて先進的な活動を行っています。 | ||
社名 | :株式会社ビー・エム・エル | |
代表者 | :代表取締役 荒井 元義 | |
資本金 | :60億45百万円 | |
連結売上高 | :557億23百万円(2002年3月期) | |
本社 | :〒151−0051 東京都渋谷区千駄ケ谷5−21−3 | |
従業員数 | :1,290名(2002年9月現在) | |
URL | : http://www.bml.co.jp | |
【インフォコム株式会社 会社概要】 | ||
「ニッチトップ」を目指す高成長・高収益企業として、携帯電話事業者向けSI事業、モバイル・コマース、コンテンツ・サービス、ナレッジマネジメント等の成長分野で特化型ビジネスの展開を図っています。特に今後急拡大が見込まれるヘルスケア、バイオ分野では、医療機関向けシステムソリューションの提供、創薬プロセスに於けるADME(薬物動態吸収解析)領域では、事業投資や業務提携等により独自のADME事業ピラミッドを構成、また臨床試験領域でも業務・資本提携を図るなど積極的な事業展開を行っています。2002年3月ジャスダック市場に上場(コード:4348)、同年8月にJ−Stock銘柄に選定されております。連結売上高304億円(2002年3月期)。 | ||
社名 | :インフォコム株式会社 | |
代表者 | :代表取締役社長兼CEO 沼 惇 | |
設立年月 | :1983年2月 | |
資本金 | :15億90百万円 | |
連結売上高 | :304億円(2002年3月期) | |
本社 | :〒101−0062 東京都千代田区神田駿河台3−11 | |
従業員数 | :657名(2002年12月現在) | |
URL | : http://www.infocom.co.jp |
<注釈>
※1:ゲノム創薬
解析されたヒトゲノム情報をもとにして得られた知識を活用して、病気や病態に効果を示す新しい医薬品を論理的に研究開発しようとする取り組み。経験則や新たな医学的発見を背景に、膨大な数の化合物を合成しながら選択していく過去の手法に比べて、確率面で飛躍的に向上することが期待されます。また、従来のアプローチでは見出す事の出来なかった、新たなメカニズムを持つ画期的な医薬品の登場への可能性に大きな期待が寄せられています。
※2:バイオインフォマティクス
コンピュータを活用して遺伝子やたんぱく質の研究を進める手法が「バイオインフォマティクス」です。バイオテクノロジーと情報技術を組み合わせた造語で、「生命情報工学」と呼ぶこともあります。病気に関係するたんぱく質や遺伝子を見つけ出し、その働きを決める作業を効率化する技術として注目を集めています。
※3:標的分子
医薬品が体内で働く相手の分子を『標的分子』と呼びます。標的分子を決めて、それに対して有効に働く医薬品を開発する事がゲノム創薬です。
※4:DNA
デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)の略。遺伝子の本体として遺伝情報の記憶媒体の役割を担う生命活動の根底にある化学物質。細胞の核の中に存在し、細胞分裂時における複製と生命活動に必要なタンパク質の合成における転写を行います。デオキシリボースという糖とリン酸が長くつながった2本の鎖が、らせん状にコイルした形状で知られており、2本の鎖の間には法則的に4種の塩基(アデニン、チミン、グアニン、シトシン)がそれぞれペアで結合して存在しています。ここで法則的に並んだ一連の配列が遺伝情報であり、さまざまなタンパク質をつくる指示が刻み込まれており、生命活動の根源となっています。
※5:RNA
リボ核酸(ribonucleic acid)の略。細胞内にあるRNAはタンパク質合成に関わっています。
※6:タンパク質
ヒトの身体を形成する細胞の構成成分となり、また酵素の主成分となっている高分子で、アミノ酸が多数結びついてできています。タンパク質のアミノ酸配列は遺伝子であるDNAの塩基配列に基づいて決定されます。細胞内で機能をもつ物質は主にタンパク質であることから、創薬標的分子の多くはタンパク質です。
※7:DNAアレイ
ガラスや半導体などの基板の上に多種類のDNA断片や合成オリゴヌクレオチドを貼り付けた研究ツールで、DNAチップとも言います。たくさんの遺伝子の働き具合(発現)を同時に測定したり、特定の遺伝子の有無や、変異の有無、働き具合を簡単に確認することができます。数千から数万におよぶ遺伝子の測定を一度に行うことができるので、研究開発を行ううえで重要なツールの一つとなっています。
※カスタムメイドDNAアレイ:ユーザーが設計した配列のDNA断片やオリゴヌクレオチドを配列したDNAアレイ。
※8:テーラーメイド医療
患者さん1人1人の体質や環境、病態などを調べ、それに合った薬を開発・投薬するなど最適な医療を提供する方法をテーラーメイド医療と言います。一つの遺伝子の変異による病気と違って、高齢化社会で問題となるいろいろな病気は複数の因子が複雑に 絡み合っており症状も多様な疾患です。現在は同じ疾患をかかえる患者さんAさんとBさんに 同じ薬を投与して治療を行っていますが、そこで個人個人の病気の原因を正確に調べると、個人差を考えに入れた より適切な医療が期待されます。さらに、全く同じ原因で同じ病気に罹っていても、 Aさんは「薬が効いて完治」したのにBさんは「副作用が出てかえって悪化」してしまうケースがあったりします。 これは薬の吸収や分解、効き方などに個人差があるためです。そこで投薬も個人個人に適したものを適量に という考えに移行することが期待されます。ゲノム解析に「個人差を明らかにする」という進め方を導入する ことにより、こうした問題を解く鍵が得られるようになると考えられています。
※9:デジタルライトプロセッサー
デジタルライトプロセッサー(DLPTM)技術の中核にはDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)という光半導体があります。1987年、米国テキサス・インスツルメンツの ラリー・ホーンベック博士が開発したもので、CMOS半導体上に独立して 動くミラーが48万〜131万個敷き詰められています。このDMDにランプ光をあてて、鏡に反射した光をレンズを通して投影するしくみで、プロジェクターや映写機などに応用されてきた技術です。
※10:フォトリソグラフィー(光リソグラフィー)
半導体産業などでは、集積回路の製造で,微細な IC パターンを,光を用いて半導体ウェハ上に転写する技術を用いています。感光性樹脂を塗布した半導体ウェハ上に光を照射し,パターンを感光性樹脂上に転写するもので、LSI 微細化の鍵を握る重要な技術です。高密度のDNAアレイを製造するためには光リソグラフィー技術は有用です、光で制御しながらDNAを構成する塩基を順番に合成していくことで微細なDNAアレイを合成する事ができます。
※11:レディーメイドDNAアレイ
メーカーが設計した配列のDNA断片やオリゴヌクレオチドを配列したDNAアレイ。
※12:不死化細胞技術
研究室で利用する細胞としては、本来の機能を保持していること(初代培養細胞系の性質)と無限に培養できる(株化細胞系の性質)性質を持つ細胞がベストと考えられています。
現在、細胞死のメカニズムが解明されつつあり、不死化に関連する遺伝子を細胞に導入するといった手法をもちいることで、本来持っている性質を維持させつつ長期継代培養可能な細胞の作製が可能となりつつあります。
※13:初代培養細胞系/株化細胞系
生体組織からガン化していない細胞を採取し、人工の培地を用いて培養される細胞株を初代培養細胞系あるいはプライマリカルチャー セルラインと呼びます。初代培養細胞系は、もとになった細胞の性質が保持されている可能性が高いとされていますが、継代培養を重ねるごとに増殖能と機能が低下し、最終的に死滅します。しかし、これらの中にはまれに無限増殖能を獲得(ガン化)した細胞が生じることがあります。また、最初からガン細胞を採取し、研究室内で無限に増殖分裂する細胞株を作ることも可能です。これらの細胞は株化細胞系と呼ばれます。株化細胞は無限に増殖するため利用しやすいのですが、そのほとんどが染色体に変化を生じており、もとの組織に由来するすべての細胞機能を保持しているものはまれです。
ITX & インフォコム
ITX http://www.itx-corp.co.jp/ |
インフォコム http://www.infocom.co.jp/ | ||
インフォコム | 帝人システムテクノロジー | ||
1983 | 日商岩井(株)の情報システム部門が分離独立し、日商岩井コンピュータシステムズ(株)として発足 | 帝人(株)システム部より分離し、設立 | |
1984 | 現在のITXの実質的前身となる日商岩井(株)情報産業本部が設置される | ||
1987 | 日商岩井(株)の通信部を併合し日商岩井インフォコムシステムズ(株)に社名変更 | ||
1999 | |||
2000 | IT事業創出を行うため日商岩井(株)より分離・独立、ITXが事業・営業開始 | インフォコム(株)に社名変更 | |
2000 : | ニチメン(株)の情報関連子会社5社を買収 | ||
2000 | ライフサイエンス事業開始[日商岩井(株)より営業譲渡を受ける] | ||
2001 | インフォコムと帝人システムテクノロジーが合併、新生インフォコムに |
日本経済新聞 2003/10/20
GNI、血管再生分野の医薬品 英ケ大と共同開発へ 第三者割当で4億円強調達
創薬ベンチャーのジーエヌアイ(GNI、サボイ・クリストファー社長)は第三者割当増資で4億2700万円を調達、英ケンブリッジ大学と血管再生分野の医薬品開発を始める。GNIは遺伝子ネットワークという効率的に新薬候補を見つけだす技術を持つ。血管再生分野に強い同大学グループと組み新薬の早期開発を狙う。
9月と10月に2回の増資を実施。イノベーション・エンジンやUFJキャピタルなど、ベンチャーキャピタル(VC)数社のファンド、事業会社、創業者などが出資した。
調達資金の大半を、血管再生分野の権威であるステーブ・スミス・ケンブリッジ大教授らのグループとの共同開発に充てる。
まず同大学の技術移転機関(TLO)を通して血管再生にかかわる遺伝子などの独占使用権を取得する。両者はその後、血管再生分野の遺伝子ネットをつくり、新薬候補を見つけだす。
遺伝子ネットは、複数の遺伝子がたんぱく質の生成にどうかかわるかを階層的に表したもの。病気の原因となるたんぱく質と遺伝子の関係が多層的にわかるため、効果が高く毒性も少ない化合物を従来の方法より素早く見いだせる。
GNIは、九州大学や東京大学の技術をもとにサボイ社長らが日本で設立した大学発ベンチャー。これまで遺伝子ネットを使った抗真菌分野の創薬を手掛けていた。
サボイ クリストファー 氏
1971年生まれ 株式会社ジーエヌアイ 取締役社長
1995年から九州大学医学部博士課程でHLAペプチドの質量分析、同ペプチド検出のためのコンピュータアルゴリズム等の研究を行い、99年同大学で医学博士号取得。その成果のイムノインフォマティクス論文は代表的なバイオインフォマティクス学会であるPSB(パシフィック・バイオコンピューティング・シンポジウム)で最優秀論文となる。その後、日本初のウェブデザイン会社、シリコンバレーで通信ソフト会社デジマ社などを創業した経験をもとに、GeneNetworksInc.(GNI)を設立。現在、久留米リサーチパークで遺伝子発現ネットワーク解析による創薬開発の(株)ジーエヌアイ社を展開中。MITテクノロジーレビュー誌「21世紀に注目すべきテクノイノベータTR100人」にも選ばれ、スタンフォード大の客員講師も務める。