"日本・アジア地区で初となる
Bio Soluble Fiber(生体溶解性繊維)の生産を開始"
http://www.thermalceramics.co.jp/new/text/f_new.html
親会社であるThe Morgan Crucible Company plc (英国)からのライセンスを受け、同社の世界戦略商品である Bio-Soluble Fiber(バイオソルブルファイバー:生体溶解性繊維)「商品名:Superwool®(スーパーウール)」の生産に日本・アジア地区で初めて成功し、当社堺工場(大阪府堺市)においてこのほど本格的な商業生産を開始いたしました。
□新日化サーマルセラミックス株式会社 概要
設 立 : 1997年4月1日 株 主 : 新日鐵化学(株) 50% The Morgan Crucible Company pls (英国) 50% 本 社 : 東京 事業所 : 堺工場(大阪府堺市)、大阪支店、福岡支店 資本金 : 4億9千万円
新日化サーマルセラ、生体溶解性繊維を国内販売
体内に入った場合に生理作用で溶解されるように設計された製品。
従来のセラミックスファイバーがEUにおける人造非晶質繊維の発がん性分類でカテゴリーUに分類されているのに対してこの繊維は除外されている。
スーパーウールとは http://www.thermalceramics.co.jp/maker/text/maker01.html
EU(ヨーロッパ連合)では、1997年11月MMVF(人造非晶質繊維)の危険分類について投票を行い(EU指令97/69/EC)、セラミックファイバーは、カテゴリー2(Substances which cause should be regarded as if they are carcinogenic to man)発ガン性物質に分類することが決定され、繊維の形態により、髑髏マークと「吸入によりガンの恐れがある(May cause cancer by inhalation)」のラベル表示が要求されるようになりました。
これに対して、SUPERWOOL607/607MAXは、この分類から除外されるため発ガン性のラベルを貼る必要がありません。SUPERWOOLは、環境に配慮した製品と言えます。
体内に入った場合でも、溶解性を有するように開発された安全性に配慮された製品です。
Thermal Ceramics社が誇る優れた繊維化技術(スピニング法)から生まれる高品質の人造非晶質繊維(MMVF)です。有機のバインダーを含まないため、加熱時に有害なガスや臭いを発生しません。
セラミックファイバー製品とは? http://www.thermalceramics.co.jp/faq/text/faq01.html
セラミックファイバー(略称:CEF)はアルミナ・シリカを主成分とした人造無機繊維(MMVF)の総称であり、二種類に分類されます。
@ リフラクトリ−セラミックファイバー(RCF) アルミナ含有量が40−60%程度で、場合によっては一部ジルコニア(ZrO2)やクロミア(Cr2O3)が含まれる非晶質(ガラス質)の繊維です。
時には、これのみを「セラミックファイバー」と呼ぶ場合があります。A アルミナファイバー(AF) アルミナ含有量が70%以上の結晶質の繊維であり、組成によってアルミナファイバーとムライトファイバーに区分されますが、まとめてアルミナファイ−バーとも言います。