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顔料                                       Back

住化カラー      2006/6 住化カラー、次世代型CCMシステムを開発

大日本インキ化学 2019/8 DIC、独BASF社のグローバル顔料事業(BASF Colors and Effects)を買収

              2004/11 中国・南通におけるオフセットインキプラントの完成

             2003/2 バイエルの米子会社部門買収完了

             2002/2  バイエル米国子会社の有機顔料事業の買収

             2001/5 有機顔料およびインキ中間体の中国生産計画

東洋インキ製造   2003/10 95億円投じ工場新増設 

             2001/3 川崎化成工業との顔料用原料生産JV解散

日本板硝子     2003/1 光輝性顔料事業で米社と業務提携

メルク         2003/10 東洋アルミニウムと自動車用塗料市場向け顔料を開発

伊藤忠        2004/1 蓄光顔料VBに出資


日刊工業新聞 2003/2/17

大日本インキ、バイエルの米子会社部門買収で顔料事業を強化

米国子会社であるサンケミカルを通じて進めていた独バイエルの米国子会社であるバイエルポリマーの有機顔料事業の買収が完了

 


2003/2/6 Sun Chemical

Sun Chemical Completes Acquisition of Bayer's High Performance Organic Pigment Business
     http://www.sunchemical.com/press_bayerpolymers.html


Sun Chemical Corporation, a $3 billion specialty chemicals company and the world's leading manufacturer of printing inks and organic pigments, today announced the completion of its acquisition of Bayer Polymers LLC's high performance organic pigment business located in Bushy Park, South Carolina.


2002/2/20 大日本インキ化学

バイエル米国子会社の有機顔料事業の買収について
  
http://www.dic.co.jp/release/020220-1.html


100%出資のグラフィックアーツ材料メーカー、米サンケミカルを通じて、独バイエルの米国子会社であるバイエルコーポレーションと、同社の米国における有機顔料事業を買収することでこのほど基本的合意に達しました。

買収の対象はサウスカロライナ州にあるバイエルコーポレーションのBushy Park工場の有機顔料プラント、同工場内の研究所、試験設備、パイロットプラント、営業権および知的財産権などが含まれています。なお、この買収にともない、約180名の人員がサンケミカルに移管されます。


2002/2/19 Sun Chemical

Sun Chemical To Acquire Bayer Corporation's Organic Pigments Plant Located at Bushy Park, South Carolina
   http://www.sunchemical.com/press_bayer.html


Sun Chemical Corporation, the world's leading manufacturer of printing inks and organic pigments, has agreed to purchase Bayer Corporation's organic pigments business, located in Bushy Park, South Carolina. Pending approval by regulatory groups, transfer of ownership is expected April 1, 2002.


2001/5/21 大日本インキ化学

有機顔料およびインキ中間体の中国生産計画について
     
http://www.dic.co.jp/release/010521-1.html

 

このたびの計画は、顔料の製造に適した良質な水が確保できる中国江蘇省南通市に新会社「南通迪愛生色料有限公司」(Nangton DIC Colour Ltd.)を資本金2,070万USドル(邦貨約24億円)で本年7月に設立するものです。

なお有機顔料は、チバ・スペシャリティ、クラリアント、BASFなど世界の大手化学メーカーが参入しており、当社は日本(鹿島工場)、米国(サンケミカル社)、デンマーク(サンケミカルA/S社)、インド(スダルシャン社、当社29%出資)の世界4極に生産拠点を持ち、世界市場の約28%を占めています。


2004 年11 月17 日 大日本インキ化学工業

中国・南通におけるオフセットインキプラントの完成について
http://www.dic.co.jp/release/041117-1.pdf

 大日本インキ化学工業株式会社(本社:東京都中央区、社長:小江紘司)は、中国・江蘇省南通市にある100%子会社、南通迪愛生色料有限公司(Nantong DIC Color Co., Ltd.)において、第二期工事が完工したことから、本日、同地において竣工式を行います。第二期では、印刷インキ用ワニスおよびオフセットインキのプラントを新設するとともに、有機顔料およびインキ中間体については生産能力の増強を図っています。

 このたびの新増設は、中国における高品質の印刷インキへの旺盛な需要に対応するとともに、アジア地域への製品供給を担うために行ったものです。オフセットインキの生産能力は
年産11,000 トンで、ワニスの新設分および有機顔料・インキ中間体の増設分は自家消費に充当します。これにより南通迪愛生色料は、印刷インキの主原料である有機顔料・ワニスから、最終製品である印刷インキまでを一貫生産する体制を確立したこととなります。


2001/3/16 東洋インキ製造

▼川崎化成工業株式会社との合弁契約解消並びに合弁会社の解散(清算)に関するお知らせ
     
 http://www.toyoink.co.jp/news/2001/01031601.html

川崎化成工業との顔料用原料生産事業(合弁会社東洋化成工業)に関する合弁契約の解消を行うことを決議

東洋化成工業株式会社の概要

所 在 地 : 神奈川県川崎市川崎区千鳥町1−2
代 表 者 : 代表取締役社長  永島 陸郎
: 代表取締役副社長 庄田 悦久
設立年月日 : 昭和46年8月20日
資 本 金 : 1億円
株主構成 : 川崎化成工業株式会社    50%
: 東洋インキ製造株式会社   50%

* 川崎化成  三菱化学グループ

 

 


日刊工業新聞 2003/1/24

日本板硝子、光輝性顔料事業で米社と業務提携

パール顔料の世界2大メーカーの一つ、米エンゲルハード社(本社ニュージャージー州)と進めていた光輝性顔料の業務提携が基本合意に達したと発表


2003/10/16 メルク

メルク(株)、東洋アルミニウム(株)と共同で新規顔料を開発
   
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=57298


メルクは、東洋アルミニウムとの共同開発計画に基づき、新規意匠性顔料の開発に努めてきたが、その第一段として、主として自動車用塗料市場向けに、アルミニウムフレークに酸化鉄を被膜した赤みのオレンジ色のパール顔料を市場投入する方向で調整にはいった。年内に日米欧にてサンプル出荷の予定。


日本経済新聞 2004/1/7

蓄光顔料VBに伊藤忠が出資

伊藤忠商事は運営している中小企業育成ファンドを通じ、蓄光顔料の專門メーカー、イージーブライト(大阪府寝屋川市)に1億円を出資した。出資比率は25.7%。グループの伊藤忠建材、伊藤忠プラスチックスなどと連携して顔料の用途開発や販路開拓を進め、企業価値を高める。


イージーブライト株式会社   http://www.ez-bright.co.jp/

設   立   平成12年3月10日
資 本 金   55,550,000円
事業内容   蓄光顔料の製造、販売及びアプリケーション開発
本   社   大阪府寝屋川市石津南町13−14  イージーブライトビル
     
会社沿革   1997年 発光体アプリケーションの試作開始
1998年 発光体顔料の研究、試作開始
2000年 イージーブライト株式会社法人設立
2000年 中国江蘇省に直営工場設立

蓄光顔料

弊社の開発した蓄光顔料は、各種材料に無機顔料を添加させ用途に適した諸物性を発揮しています。この蓄光顔料は、これまでの製品と比較して大幅に性能を上げ、初期発光輝度が数倍高く、その残光時間は8〜12時間以上にも延び、物性強度・耐候性にも優れています。従来の蓄光顔料の多くは、水や湿気と反応して急速に性能を落とすために利用用途が限定されていましたが、当社開発の蓄光顔料はそういった問題を見事に解決しています。
また、弊社蓄光顔料は、製造工程でのロスを最小限に抑えた結果、他社の蓄光顔料より安価に市場への供給が可能です。そのうえ粒径を円滑化することによって、分散性を高めているので各種樹脂や材料に練りこみ易く、その応用製品は、屋内・屋外を問わずあらゆる生活空間で無限の可能性を秘めています。




2019年8月29日 

DIC、独BASF社のグローバル顔料事業(BASF Colors and Effects)を買収

DICは、2019年8月29日、欧州化学メーカー最大手のドイツBASF社が保有する顔料事業であるBASF Colors and Effectsに関する株式および資産を買収することで最終合意しました。

本買収により、当社はディスプレイ、化粧品、塗料、プラスチック、インキ、スペシャリティ用途など、世界有数の顔料メーカーとしての地位を強化し、より幅広いソリューションをお客様に提供する世界トップクラスの顔料ポートフォリオを構築します。

 ■猪野薫(DIC株式会社 代表取締役 社長執行役員)のコメント:
中期経営計画「DIC111」において、2025年のマイルストーン目標(売上高1兆円、営業利益1,000億円、純資産5,000億円)を掲げ、事業の質的転換、新事業の実績化、戦略的M&Aによる非連続的成長による事業ポートフォリオの転換を図っています。今回の買収は、我々の目標を早期に達成する上での重要な戦略です。今後は、グローバルにおける顔料供給のリーディングカンパニーの地位を確固たるものとして、お客様のニーズに応じたより幅広いソリューションを提供していきます。

■Dr.Markus Kamieth(BASF SE. Member of the Board of Executive Directors, responsible for the Industrial Solutions segment)のコメント:
私たちは、顔料を中核的な戦略事業と位置付ける事業譲渡先を見つけるという目標を達成しました。DICは今後も積極的な成長を追求し、今後数年間で顔料事業をさらに発展させる事業計画があります。私たちは、当該事業がDICの中で最大限に発展できるだろうと確信しています。

今回の買収により、両社の技術やベストプラクティスの融合が促進され、顔料市場に対して画期的で革新的なソリューションの提供が可能となります。Color&Comfortをブランドスローガンとする当社としては、社会や暮らしに彩りを提供し、お客様へ大きな貢献ができると考えます。両社が保有する顔料の生産拠点数は、世界で30を超え、買収後の顔料ポートフォリオは、エフェクト顔料、無機顔料、有機顔料、スペシャリティ染料、加工顔料に関連する高機能製品のラインナップが拡充され、当該顔料事業の収益向上が見込まれます。

■秋山義成(DIC株式会社 執行役員、カラーマテリアル製品本部長)のコメント:
 BCEは、DIC顔料事業と地域的・製品的な補完性が極めて高く、機能性顔料のニッチ用途への展開・拡大により高成長・高付加価値化を目指す我々にとって、戦略的に理想的なパートナーと言えます。両社の技術力を融合し、顔料事業のリーディングカンパニーとして、今後も新しい価値を創出し市場に提供し続けていきます。

■Myron Petruch(DIC株式会社 執行役員、Sun Chemical Corp. President and CEO)のコメント:
 我々は、長年にわたるビジネスパートナーとして、BASFおよびその社員の顔料事業の専門知識や技術と、エンゲージメントを高く評価しています。本買収は、ヨーロッパにおける顔料の生産・供給体制を改善し、お客様のニーズに合わせたソリューションを提供するという私たちのコミットメントを更に向上させます。 加えて、当社グループが今後グローバル市場でより優位性を維持することができると考えます。

当社グループは、今後もお客様に対する良好なサービスを維持するために、2020年末までに円滑な事業統合を可能にするための準備作業を推進します。 

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2019年8月29日BASF本社(ドイツ)

DIC、BASFのグローバル顔料事業を買収


BASFと、ファインケミカルメーカーであるDICは、BASFのグローバル顔料事業の買収に関して合意しました。購入価格は、一切の売掛金及び買掛金がゼロの状態で11億5千万ユーロです。手続きは2020年第4四半期に完了する予定で、関係する競争当局の承認が必要となります。

BASF取締役であり、インダストリアル・ソリューション事業セグメントの責任者であるDr. マーカス・カミースは次のように述べています。「私たちは、顔料を戦略的事業の中核に据えるオーナーを見つけるという目標を達成しました。DICは意欲的な成長計画を掲げ、今後数年でさらに事業展開を図ることを表明しています。私たちは、同社において顔料事業が持つ可能性を十分に発揮できるものと確信しています。」

DICは東京証券取引所に上場している日系企業です。1908年に設立され、60カ国以上で事業を展開し、全世界に約2万人の従業員を有しています。2018年の売上高は約8,000億円(約68億ユーロ)です。同社は、「Color & Comfort」というブランドスローガンのもと、パッケージング&グラフィック、ファンクショナルプロダクツ、カラー&ディスプレイの3つセグメントを展開しています。顔料ポートフォリオは、カラー&ディスプレイのセグメントに含まれます。

DICの代表取締役 社長執行役員 猪野 薫氏は次のように述べています。「私たちは、2025年までに売上高約1兆円(約80億ユーロ)を達成することを目標に、明確な成長路線を描いてきました。BASFの顔料ポートフォリオは、この目標をより早く達成するのに重要な、新たな戦略的要素となります。世界有数の顔料サプライヤーとしての地位をさらに高め、お客様により多様なソリューションを提供していきます。」

顔料事業に特化したBASFの子会社であるBASFカラー&エフェクトのシニア・バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクター、Dr. アレキサンダー・ハウンシルドは、今回の合意を2016年のBASFカラー&エフェクト発足以来掲げている成長軌道を継続するチャンスだと捉えており、次のように述べています。「 私たちは、DICは積極的に投資を行い、イノベーションにコミットし、ビジネスの長期的な成功に関心を持つオーナーであると考えています。」

DICの執行役員、および顔料事業を展開するDICのグループ会社であるサンケミカル社(本社:米国 ニュージャージー)のマイロン・ペトルーチ氏は、「BASFの長年のビジネスパートナーとして、顔料事業におけるBASF社員の専門知識および貢献を高く評価しています。両社の事業を統合することにより、DICおよびサンケミカルは世界で最も革新的な顔料サプライヤーになることを目指します」と述べています。

BASFの顔料事業は、全世界で約2,600人の従業員を有しており、2018年の売上高は約10億ユーロです。