2004 年9月15 日 山之内製薬/藤沢薬品

アステラス製薬株式会社の経営理念、ブランドマーク、コーポレートメッセージの制定について
http://www.yamanouchi.com/jp/news/news2004/040915.pdf

 山之内製薬株式会社(本社:東京、社長:竹中登一、以下「山之内製薬」)と藤沢薬品工業株式会社(本社:大阪、社長:青木初夫、以下「藤沢薬品」)は、関係当局の承認を前提に2005年4月1日に合併し、「アステラス製薬株式会社」(以下、「アステラス製薬」)としてスタートいたします。この度、アステラス製薬の「経営理念」、「ブランドマーク」、「コーポレートメッセージ」を制定いたしましたのでお知らせいたします。
 山之内製薬と藤沢薬品は、優れた研究開発力と自社販売力のプレゼンスを併せ持ち、日本のみならず世界の医薬品市場で充分な競争力を有する全く新しい会社を創生するという考え方に立ち、現在、両社の社長を長とする合併準備委員会を中心に合併に向けての作業を順調に進めております。
 今回制定いたしました経営理念は、お客様、株主、社員、環境・社会といったステークホルダーに対し、先端・信頼の医薬で世界の人々の健康に貢献し、企業価値の持続的向上を目指していく新会社の姿勢を表現しています。
 また、ブランドマーク、コーポレートメッセージにつきましても、経営理念の考え方を基に策定しており、来年4月のアステラス製薬発足より製品、印刷物、看板などに使用してまいります。
 なお、アステラス製薬の中期的な経営戦略・数値目標については、2004 年11 月9日に公表する予定です。(山之内製薬ならびに藤沢薬品両社の中間決算は同年11 月4日公表予定)

1.経営理念
 経営理念は、「存在意義」、「使命」、「信条」の3つのパートで構成されています。

【存在意義】
  先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する生命科学の未知なる可能性を、誰よりも深く究めたい。
  新しい挑戦を続け、最先端の医薬品を生み出したい。
高い品質を確かな情報と共に届け、揺るぎない信頼を築きたい。
世界の人々の健やかな生活に応えていくために。
世界で輝き続ける私たちであるために。
   
【使命】
  企業価値の持続的向上
アステラスは、企業価値の持続的向上を使命とします。
  アステラスは、企業価値向上のため、お客様、株主、社員、環境・社会など、すべてのステークホルダーから選ばれ、信頼されることを目指します。
   
【信条】
  アステラスの「信条」は、私たちが常に大事にする行動規範です。
アステラスは、これらの信条に共鳴し実践する人々の集団であり続けます。
・高い倫理観: 常に、高い倫理観をもって、経営活動に取り組みます。
・顧客志向: 常に、お客様のニーズを把握し、お客様の満足に向かって行動します。
・創造性発揮: 常に、現状を是とせず、未来志向で自己革新に挑戦し、新しい価値を創造します。
・競争の視点: 常に、視野広く外に目を向け、より優れた価値を、より早く生み出し続けます。
   
2.ブランドマーク、コーポレートメッセージ
 
   
【ブランドマーク】
  アステラス製薬のシンボルには、未来に向かって進む美しく輝く星を表すデザインを採用し、“フライング・スター”と名付けました。信頼に裏付けられた最先端のサイエンス&テクノロジーと斬新なインサイトで、健康を願う人すべてに、希望と高揚感をもたらし、新時代を照らしてゆく新生「アステラス」の企業姿勢を表現したデザインです。
シンボルに使用されている“アステラス・レッド”は人々の歓びに満ち溢れた豊かで健康な生活「クオリティ・オブ・ライフ」を表し、“アステラス・グレー”は最先端のサイエンス&テクノロジーをリードする信頼性を表現しています。
   
【コーポレートメッセージ】
  Leading Light for Life
世界をリードする最先端の医薬品。その先にアステラス製薬が思い描いているのは、世界の人々の健康と豊かな生活です。健康を願うすべての人々に希望をもたらす光でありたい、人類の未来を明るく照らすような挑戦を続けたい。グローバル製薬企業としてのアステラス製薬の決意を「Leading Light for Life」に込めました。「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」というアステラスの理念(存在意義)を端的に表現したメッセージです。
なお、本日アステラス製薬の概要を紹介したホームページを開設いたしましたので併せてお知らせいたします。
(ホームページアドレス:
www.astellas.com/jp/

 


日本経済新聞 2004/11/10               発表

山之内・藤沢 合併で400億円合理化
 「アステラス製薬」3ヵ年計画発表

 山之内製薬と藤沢薬品工業は9日、来年4月に発足する合併新会社「アステラス製薬」で、3年後に400億円の合理化効果を目指すと発表した。合計で1万7500人いる医療用医薬品事業の人員を、早期退職やグループ会社への転籍などで間接部門を中心に2千人削減。さらに藤沢の台湾、大阪の2工場閉鎖など生産体制も見直して収益力を高める。

アステラス製薬の統合スケジュール
  日本 海外
▽2005年 アステラス製薬発足(4月)
新営業体制発足(181営業所、MR数2700人)
研究所・開発部門統合
山之内工場分社
物流機能外注化

賃金制度統合 (10月)

北米事業会社統合(4月)
欧州事業会社統合(同上)
韓国販社統合(同上)
藤沢の台湾工場閉鎖 (6月)
欧州各国販社の統合開始(10月)
台湾販社統合(同上)           
▽2006年 藤沢の大阪工場閉鎖(3月) 中国販社統合(4月以降)

 


2005 年3 月17 日 山之内製薬/藤沢薬品工業

アステラス製薬株式会社海外グループ会社の編成について
http://www.yamanouchi.com/jp/news/news2005/050317.pdf

<北米の主要拠点の再編概要>

新会社名 再編対象会社 主な機能 所在地
アステラスUS ホールディングInc.
(Astellas US Holding, Inc.)
山之内US ホールディングInc.
山之内グループホールディングInc.
持株会社 米国
イリノイ州
アステラスUS LLC
(Astellas US LLC)
新設(フジサワヘルスケアInc.と山之内ファーマア
メリカInc.の管理部門が移動)
本社機能 米国
イリノイ州
アステラスファーマUS, Inc.
(Astellas Pharma US, Inc.)
フジサワヘルスケアInc.
山之内ファーマアメリカInc.
開発
販売
米国
イリノイ州
アステラスファーママニファクチャリングInc.
(Astellas Pharma Manufacturing, Inc.)
新設(フジサワヘルスケアInc.のグランドアイランド
工場を分社化)
生産 米国
ニューヨーク州
アステラスファーマテクノロジーズInc.
(Astellas Pharma Technologies, Inc.)
山之内ファーマテクノロジーズInc. 生産 米国
オクラホマ州
アステラスリサーチインスティチュートオブアメリカLLC
(Astellas Research Institute of America LLC)
フジサワリサーチインスティチュートオブアメリカInc.
研究 米国
イリノイ州
アステラスベンチャーキャピタルLLC
(Astellas Venture Capital LLC)
山之内ベンチャーキャピタルLLC 投資会社 米国
カリフォルニア州
アステラスファーマカナダInc.
(Astellas Pharma Canada, Inc.)
フジサワカナダInc. 開発
販売
カナダ
オンタリオ州

<再編後の北米の資本・機能構成(主たるグループ会社のみ記載)>

<欧州の主要拠点の再編概要>

新会社名 再編対象会社 主な機能 所在国
アステラスB.V.
(Astellas B.V.)
山之内B.V.
フジサワオランダB.V.
山之内ヨーロッパB.V.
持株会社 オランダ
アステラスファーマヨーロッパLtd.
(Astellas Pharma Europe Ltd.)
山之内U.K. Limited 本社機能 英国
アステラスファーマヨーロッパB.V.
(Astellas Pharma Europe B.V.)
山之内ヨーロッパB.V. 研究開発
生産
オランダ
アステラスファーマGmbH
(Astellas Pharma GmbH)
フジサワGmbH
フジサワドイッチラントGmbH
山之内ファ-マGmbH
開発
販売
生産
ドイツ
アステラスアイルランドCo., Ltd.
(Astellas Ireland Co., Ltd.)
フジサワアイルランドLtd.
山之内アイルランドCo., Ltd.
生産 アイルランド
アステラスファーマS.p.A.
(Astellas Pharma S.p.A)
山之内ファーマS.p.A.
フジサワSRL
生産
販売
イタリア

<再編後の欧州の資本・機能構成(主たるグループ会社のみ記載)>

<アジアの主要拠点の再編概要>

新会社名 再編対象会社 主な機能
韓国アステラス製薬株式会社
(Astellas Pharma Korea, Inc.)
韓国藤沢薬品株式会社
韓国山之内製薬株式会社
販売
台湾アステラス製薬股イ分有限公司
(Astellas Pharma Taiwan, Inc.)
台湾藤沢薬品工業股イ分有限公司
台湾山之内製薬股イ分有限公司
販売
アステラス製薬(中国)有限公司
(Astellas Pharma China, Inc.)
山之内製薬(中国)有限公司 生産
販売
香港アステラス製薬有限公司
(Astellas Pharma Hong Kong Limited)
藤沢薬品(中国)有限公司 販売
アステラスファーマフィリピンInc.
(Astellas Pharma Philippines, Inc.)
山之内フィリピン 販売
アステラスファーマタイランドCo., Ltd.
(Astellas Pharma (Thailand) Co., Ltd.)
山之内タイランド
販売
P.T. アステラスファーマインドネシア
(P.T. Astellas Pharma Indonesia)
山之内インドネシア
販売

2005年4月1日 アステラス製薬

アステラス製薬株式会社発足のお知らせ
http://www.astellas.com/jp/company/news/2005/pdf/050401.pdf

 山之内製薬株式会社(以下「山之内製薬」)と藤沢薬品工業株式会社(以下「藤沢薬品」)は本日合併し、「アステラス製薬株式会社」(本社:東京、社長:竹中登一、以下「アステラス製薬」)が発足しましたのでお知らせいたします。

T.アステラス製薬株式会社の概要

(1)商号 アステラス製薬株式会社
 (英文名称:Astellas Pharma Inc.)
(2)主要な事業 医療用医薬品の製造・販売および輸出入
(3)本店所在地 東京都中央区日本橋本町2 丁目3 番11 号
(4)代表者 代表取締役会長     青木初夫
代表取締役社長(CEO) 竹中登一
(5)役員数 取締役   8 名(うち 2名が社外取締役)
監査役   4 名(うち 2名が社外監査役)
執行役員 30 名(うち 4名が取締役兼務)
(6)事業拠点 日本、北米(米国、カナダ)、欧州(18 カ国に販売拠点)、アジア(韓国、
台湾、中国、フィリピン、タイ、インドネシア)
(7)要員数 連結要員数約17,000

2005/05/16 アステラス製薬

アステラス製薬の医療関連製品事業からの撤退について
http://www.astellas.com/jp/company/news/2005/pdf/050516_a.pdf

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:竹中登一 以下「アステラス製薬」)は、このたび、医療関連製品事業から撤退することを決定しましたのでお知らせします。

 当社は、本年4月1日に山之内製薬株式会社と藤沢薬品工業株式会社(以下「旧藤沢薬品」)の合併により発足し、その方向性として医療用医薬品への経営資源の集中を掲げており、今回の決定は、これに沿ったものです。

 旧藤沢薬品は1972年より医療関連製品事業を展開しており、現在では研究用試薬、臨床検査用試薬などの販売を行っています。今回の決定に伴い、これらの医療関連製品につきましては以下のようになります。

1.研究用試薬
各種モノクローナル抗体をはじめとするBecton, Dickinson and Company の製品につきましては、本年9月末日をもって日本べクトン・ディッキンソン社に販売を移管します。この移管に伴い、当社の医療関連事業部より従業員の一部が同社に移籍する予定です。
遺伝子解析用試薬であるVysis, Inc.の製品につきましては、臨床検査用試薬を含め、本年9月末日をもって同社の親会社であるAbbott Laboratoriesの日本法人であるアボットジャパン株式会社に販売を移管します。
   
2.臨床検査用試薬
尿検査試薬を始めとする臨床検査用試薬の今後につきましては、現時点では未定です。

 なお、臓器移植に使われる臓器保存液「ビアスパン」は当社での扱いを継続します。また、本件が当社の業績に与える影響は軽微です。


<ご参考>

アステラス製薬株式会社の医療関連事業部の概要

 売上高:約35億円(2003年度)
 人員:約50名
 事業形態:研究用試薬、検査用試薬などの医療関連製品の仕入れ販売
 主要取り扱い製品:BD Pharmingen試薬(Becton, Dickinson and companyの製品)
          BD Immunocytometory試薬(同上)
          BD Transduction試薬(同上)
          Vysis試薬(Vysis, Inc.の製品)
          尿検査試薬「ウロピース」 他


2005年10月4日 アステラス製薬

マーライオン社との共同研究契約締結のお知らせ
http://www.astellas.com/jp/company/news/2005/pdf/051004_a.pdf

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:竹中 登一、以下「アステラス製薬」)は、このほど、シンガポールの医薬品リサーチベンチャー「マーライオン ファーマシューティカルズ社」(マーライオン社)と、天然物由来の醗酵探索に関する共同研究契約を締結しましたので、お知らせします。


マーライオン社の概要
1.社名: MerLion Pharmaceuticals Pte Ltd
2.所在地: シンガポール(Singapore)
3.設立: 2002年5月
4.代表者: Tony Buss, Ph. D.(代表取締役社長)
5.事業内容: 天然物研究に特化した医薬品の研究活動
6.URL: 
www.merlionpharma.com


朝日新聞 2006/2/9     両社否定      第一三共 大衆薬ゼファーマを買収

大正製薬、ゼファーマを買収へ アステラスは大衆薬撤退

 大衆薬最大手の大正製薬が、製薬大手のアステラス製薬から同社子会社の大衆薬メーカー「ゼファーマ」を買収することで最終調整していることが明らかになった。アステラスは大衆薬事業から撤退し、医師が処方する医療用医薬品に事業を絞る。


アステラス製薬 2006/2/9

本日の新聞報道についての当社コメント

 本日(2 月9 日)の朝日新聞朝刊において、「ゼファーマ買収」に関する記事が一面等に掲載されております。
 当社は従来より事業価値最大化のために様々な検討をしておりますが、ゼファーマ社の大正製薬株式会社への売却を含め、新聞報道にあるような具体的なことは何も決定しておりません。


2006/4/17 アステラス製薬

アステラス製薬、「ゼファーマ」全株式の譲渡金額確定

 アステラス製薬株式会社は、一般用医薬品事業子会社ゼファーマ株式会社全株式譲渡の対価が355億円に確定しましたので、お知らせします。
 去る3月31日に発表しましたゼファーマ社の第一三共株式会社への全株式譲渡は、予定通り4月13日に完了しました(当日現金235億円受領)が、譲渡完了時点の財産状況に応じて受領することになっていたゼファーマ社が保有する現金等の調整額が本日確定したものです。
 これに伴い、当社が2007年3月期決算において特別利益として計上するゼファーマ社株式譲渡益は212億円(連結ベース)になります。


2006/12/21 アステラス製薬

アステラス製薬 欧州3工場をドイツ医薬品会社「テムラーグループ」に譲渡

 アステラス製薬株式会社(社長:野木森雅郁、以下「アステラス製薬」)は、欧州の生産子会社である
アステラス ドイチェランド GmbH(本社:ドイツ)のミュンヘン工場、クリンゲアイルランド工場の資産及びプロディツェオーニ ファーマシューティッツェ カルガーテS.r.l(本社:イタリア、カルガーテ工場)の全株式ドイツ医薬品会社テムラーグループ(オーナー:Hans Joachim Ricken)に一括譲渡することについて、両社間で合意に達し、12月20日(現地時間)に譲渡契約を締結しましたので、お知らせします。

 アステラス製薬は、2010年度を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画において、最適な生産体制の確立を目的として、現在18ある生産拠点(国内9、海外9)を2010年度までに10拠点程度に集約することとしています。この度の3工場の譲渡は、この中期経営計画の具体的施策として決定したものです。

 テムラーグループはドイツに本社を置く医薬品製造販売ならびに製造受託企業であり、欧州において長年にわたる経験と実績を有しています。この度の3工場の譲渡に伴い、約400名の従業員はテムラーグループへ移籍するとともに、各工場で生産している既存品についてはテムラーグループに製造委託する予定です。

 当該3工場の譲渡は、2007年1月1日の予定です。なお、欧州生産拠点統廃合費用として2006年度の業績予想において約46億円の特別損失の計上を予定しておりますが、若干増加する見込みです。


[欧州3 工場の概要]
商号:Astellas Deutschland GmbH(アステラス ドイチェランド GmbH)
所在地:ミュンヘン工場 ドイツ ミュンヘン市
     クリンゲアイルランド工場 アイルランド ケリー県
事業内容:医薬品の生産(原薬・製剤)
従業員数:ミュンヘン工場 約200 名(06 年10 月末)
       クリンゲアイルランド工場 約80 名(06 年10 月末)

商号:Produzioni Farmaceutiche Carugate S.r.l
(プロディツェオーニ ファーマシューティッツェ カルガーテS.r.l)
所在地:イタリア ミラノ市
事業内容:医薬品の生産(製剤)
従業員数:約120 名(06 年10 月末)

[テムラーグループの概要]
商号:Temmler Pharma GmbH & Co.KG (テムラーファーマ GmbH&Co.KG)
本社所在地:ドイツ マルブルグ市
設立年月日:1917 年
事業内容:医薬品の生産及び販売
従業員数:約180 名(06 年6 月末)
資本金:5,863 千ユーロ(2005 年度)
売上:約40 百万ユーロ


2009/1/27 アステラス製薬

CV Therapeutics 社に対する1株当たり16ドルの現金を対価とした買収提案
 〜総額10億ドル、CV Therapeutics 社株主に対して41%のプレミアム〜

 アステラス製薬株式会社は、本日、米国 CV Therapeutics 社の取締役会に対して、同社が発行済みの全ての普通株式を1株あたり16ドルの現金を対価として取得する提案を行いましたので、お知らせします。本提案は2009年1月26日のCV Therapeutics 社株式の終値に対して41%、直近60日間の終値の平均値に対して69%のプレミアムを加えて価格となり、発行済み株式に対する総額は10億ドルとなります。

 アステラス製薬は、CV therapeutics 社の取締役会に対して2008年11月14日付で本提案を行いましたが、11月21日付で、CV Therapeutics 社の取締役会より提案を拒否する旨の通知を受領しました。また、その後CV Therapeutics 社は、本件に関して当社との実質的な協議を拒んでいます。

対象会社の概要

 会社名 CV Therapeutics, Inc.
 代表[email protected] G. Lange, MD, PhD
 所在地 米国カリフォルニア州パロアルト
 設立  1990年
 主な事業内容 心疾患系医薬品の研究開発、販売
 2007年度(1〜12月)の業績
  売上高 83百万ドル(前年 37百万ドル)
  純損失 181百万ドル(前年 274百万ドル)


今回ヘアステラス製薬が米バイオベンチャー企業への買収提案に動いた背景には、10年前後に主力薬の特許切れが相次ぐという製薬業界共通の経営課題がある。アステラスの場合、08年3月期に年間売上高2030億円に達した主力の免疫抑制剤「プログラフ」の特許が、主戦場の米国で08年4月に切れた。プログラフだけで連結売上高の20%を占めるが今後、欧州でも09年6月、日本でも10年12月と、次々に特許切れを迎える。

最近の世界の製薬会社による主な買収案件

会社名 買収対象企業 買収金額(億円)
アステラス製薬 米アジェンシス    430
エーザイ 米MGIファーマ   4,100
武田薬品工業 米アムジェン日本法人    900
武田薬品工業 米ミレニアム・ファーマシューティカルズ   9,300
第一三共 独ユースリー・ファーマ    250
塩野義製薬 米サイエル・ファーマ   1,500
第一三共 印ランバクシー・ラボラトリーズ   4,900
米フアイザー 米ワイス   61,000
アステラス製薬 米CVセラピューティクス  890(買収提案額)



Mar. 12, 2009-- Gilead Sciences     アステラス製薬による敵対的買収

Gilead Sciences Agrees to Acquire CV Therapeutics for $20.00 Per Share
- Deal to Expand Gilead's Cardiovascular Franchise and Pipeline -

Gilead Sciences, Inc. and CV Therapeutics, Inc. today announced the signing of a definitive agreement pursuant to which Gilead will acquire CV Therapeutics for $20.00 per share in cash through a tender offer and second step merger. CV Therapeutics
Board of Directors has unanimously approved the transaction and has agreed to recommend to its stockholders that they tender their shares pursuant to the tender offer. CV Therapeutics will become a wholly-owned subsidiary of Gilead. The transaction is valued at approximately $1.4 billion and is expected to be dilutive to Gileads earnings in 2009, neutral to accretive in 2010 and accretive in 2011 and beyond.


2009年7月 1日

蛋白医薬品開発を目的とするマキシジェン社との合弁会社設立に関するお知らせ

  アステラス製薬株式会社(本社:東京都、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、このたび、米国の医薬品会社マキシジェン社(英名:Maxygen, Inc.、本社:カリフォルニア州レッドウッドシティ、CEO:Russell Howard)と、MAXY-4およびそれ以外の初期段階にある創薬研究プログラムを含む多様な蛋白医薬品の研究開発を行なう合弁会社設立に関する契約 (以下、「本契約」)を締結しましたので、お知らせします。

2008/9/19

米国マキシジェン社との臓器移植時の免疫抑制剤ならびに自己免疫疾患治療剤に関する共同開発・商業化に関するライセンス契約締結について

アステラス製薬は、本日、米国の医薬品会社マキシジェン社と、同社の臓器移植時の拒絶反応抑制剤ならびに自己免疫疾患治療剤開発プログラムである「Maxy-4」について、全世界での開発・商業化に関するライセンス契約を締結しました。

 Maxy-4は、臓器移植時の拒絶反応抑制、関節リウマチおよびその他の自己免疫疾患治療剤の開発を目的とした、次世代CTLA4-Ig蛋白を創製するマキシジェン社の前臨床段階開発プログラムです。

タンパク医薬の典型的なものが、抗体医薬といわれるものです。最近はやりのバイオ技術です。医薬というと通常 合成された化学物質で純度が高く効き目は抜群ですが、副作用がでることが多い。これに対し、バイオ合成は生体(動物も含めて)合成したもので、生体に近い 為に副作用が非常に少ないものです。最近、盛んに研究されています。

   本契約に基づき、マキシジェン社は、既に両社で提携関係にあるMAXY-4の研究開発プログラムを含む蛋白医薬品に関する同社の実質的にすべてのプログラ ムならびに当該プログラムの研究開発に必要な技術等の資産とともに、現金10百万ドルを新たに設立される合弁会社に出資します。これを対価として、同社は 合弁会社の約83%の持分を取得します。アステラス製薬は10百万ドルを出資し、その対価として合弁会社の約17%の持分を取得します。また、アステラス 製薬は、合弁会社設立から3年目まで、53百万ドルから123百万ドルの間で各四半期毎に増加していく事前設定価格で、マキシジェン社が保有する合弁会社 の全持分を取得する持分買取選択権を有します。同合弁会社のCEOには、マキシジェン社のChief Business Officerを務めるGrant Yonehiro氏が就任する予定です。

 


2009年3月16日

米国医薬品会社CV Therapeutics社に対する買収提案終結に関するお知らせ

アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁)は、本日、米国の医薬品会社であるCV Therapeutics, Inc.(本社:カリフォルニア州パロアルト、以下「CV Therapeutics社」)に対する1株あたり16ドルでの株式公開買付けを終了するとともに、CV Therapeutics社取締役候補の推薦に係わる提案を含め、同社の2009年定時株主総会においていかなる株主提案も行わないことを決定しましたの で、お知らせします。

また、これにともない当社がCV Therapeutics社及びその取締役に対してデラウェア州衡平法裁判所に提起していた訴訟についても取下げる予定です。

当社は2009年1月27日にCV Therapeutics社の取締役会に対して、同社が発行済みの全ての普通株式を1株あたり16ドルの現金を対価として取得する提案を行いました(発行済み株式に対する総額11億ドル)。当 社は、CV Therapeutics社との話し合いを通じた合意を目指していましたが、CV Therapeutics社取締役会が当社の買収提案を拒否し続けていることから、2月27日より、同社に対して1株あたり16ドルの現金を対価とする株 式公開買付けを開始しました。

また、3月9日付けプレスリリースの通り、CV Therapeutics社取締役会の選任に係わる株主提案を行うことを公表しました。

これに対して、CV Therapeutics社は、3月12日にGilead Sciences, Inc.が1株あたり20ドルの現金を対価として同社を買収することに合意した旨を公表しました。

当社は、CV Therapeutics社より公表されたGilead Sciences, Inc.による買収価格の水準は当社の株主価値の向上に見合わないものと判断し、このたびCV Therapeutics社買収提案の終結を決定したものです。


2010/3/1 

米国医薬品会社OSI Pharmaceuticals社に対する株式公開買付けの開始に関するお知らせ

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森雅郁)は、本日、取締役会において、米国の医薬品会社であるOSI Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国ニューヨーク州メルビル、以下「OSI Pharmaceuticals 社」)に対して、当社の米国持株子会社アステラスUSホールディングInc.(本社:イリノイ州ディアフィールド)の100%子会社Ruby Acquisition, Inc.(以下「公開買付者」)が現金による株式公開買付け(以下「本公開買付け」)を行うことを決議いたしましたので、お知らせします。

1.公開買付けの目的等
(1)公開買付けの目的、及び公開買付けの開始に至る経緯等
 当社は、VISION2015に掲げるグローバル・カテゴリー・リーダーの実現を目指し、
がん領域を重点疾患領域に位置づけ、早期の事業基盤確立に向けた取り組みを積極的に進めています。そのために、自社の研究開発力の一層の強化とともに、アライアンス活動を通じてパイプラインの充実を図っています。本公開買付けは、このような当社の取り組みの一環として重要な投資であると考えています。
 OSI Pharmaceuticals 社は、
がん及び糖尿病/肥満の領域において分子標的薬の創製、開発、商業化にフォーカスしている医薬品企業です。OSI Pharmaceuticals 社は、同社が創製した世界でも有数のがん治療剤TarcevaRの製造・販売を通じてがん領域における米国事業基盤を既に構築しているとともに、同領域において複数の新薬候補化合物を開発パイプラインに有しています。
 当社は、本公開買付けによりOSI Pharmaceuticals 社を買収することで、米国においてトップクラスのがん領域事業を早期に立ち上げることができるほか、当社の製品ポートフォリオ及び開発パイプラインをさらに拡充することができます。このように当社の中・長期的な成長に加えて早い時期からの業績への貢献も期待でき、当社の株主にとっての価値向上に寄与するものと考えています。なお、OSI Pharmaceuticals 社の直近2009年12月期の業績は、売上高428百万ドル、純利益76百万ドルとなっています。

 本公開買付けは、OSI Pharmaceuticals 社が発行済みの全ての普通株式を
1株あたり52ドルの現金を対価として取得するものです。これは、OSI Pharmaceuticals 社株式の2010年2月26日の終値(37.02ドル/株)に対して40%、同日までの直近3ヶ月の終値の平均値(34.01ドル/株)に対して53%、また直近1年間の最高値(39.66ドル/株)に対して31%のプレミアムを加えた価格となり、発行済株式に対する総額は約35億ドルとなります。OSI Pharmaceuticals 社の株主にとって当社の提案は、現時点でOSI Pharmaceuticals 社が創出する価値ならびに将来の見込みの双方を評価したものであると考えています。
当社の企業規模と強い財務基盤は、OSI Pharmaceuticals 社の既存の製品パイプラインの価値の実現に寄与するとともに、 同社の創薬研究において必要な資金の継続的な確保へも貢献します。また、当社の新薬の開発・販売における豊富な実績と強固な事業基盤が加わることで、OSI Pharmaceuticals 社における開発の一層のスピードアップと商業ベースでの成功をより確実なものにすることができます。
 当社は戦略的な事業統合を成功裡に遂行してきた実績を有しています。当社はOSI Pharmaceuticals 社の組織体制を最大限に尊重したうえ、過去の同様の戦略的な買収においても実施してきたように、OSI Pharmaceuticals 社の強みを有する事業と従業員を、当社の事業に統合することを考えています。
 当社は、今日に至るまで13か月間にわたり、OSI Pharmaceuticals 社の買収について同社との実質的な協議を行うための努力を続けてきました。2009年1月のOSI Pharmaceuticals社CEOとの面談の際に、初めて同社の買収に興味がある旨を伝え、同年2月には書面による提案を行いました。その後、幾度にもわたり書簡や直接の会談を通じて当社の買収の意思をOSI Pharmaceuticals 社に伝えてきましたが、OSI Pharmaceuticals 社は実質的な協議に応じることなく拒否し続けてきました。当社は、去る2010年2月12日の両社CEOによる直接の会談においてOSI Pharmaceuticals 社に買収提案を改めて行いましたが、当社の提案はOSI Pharmaceuticals 社の価値を極めて低く評価しているとして、当社と実質的な協議を行う意思がない旨の書面による回答をOSI Pharmaceuticals 社のCEOより受領しました。
 以上の状況から、当社としては本日、取締役会において本公開買付けを開始することを決議し、OSI Pharmaceuticals 社の株主に直接働きかけることといたしました。なお、当社は本公開買付けの開始に加えて、 OSI Pharmaceuticals社の2010年定時株主総会において、当社による買収の成否についてOSI Pharmaceuticals社の株主の意見を反映できるよう、取締役を選任するための株主提案の検討を含め、本公開買付けを成功裡に遂行するためのあらゆる手段を講じていく考えです。

.対象会社の概要
@名 [email protected] Pharmaceuticals, Inc.(Nasdaq:OSIP)
A所 在 地 米国ニューヨーク州メルビル
B代表者の役職・氏名 CEO Colin Goddard, Ph.D.
C事業内容 がん、糖尿病/肥満領域における医薬品の研究開発、販売
D資 本 金(Stockholders’ equity) 711百万ドル(2009年12月末)
E設 立 年 1984年
F発行済株式総数 58,309,364株(2010年2月15日時点)


[添付資料]
2010年3月1日付けで当社がOSI Pharmaceuticals 社
CEO Colin Goddard氏宛に送付したレターの要約

 当社は、当社によるOSI Pharmaceuticals 社の買収が両社にとって大きな利益を生み出すことができると考えています。すなわち、統合後の会社は、がん領域においてアンメットニーズを抱える患者のために新薬を創製し、開発し、提供していくという両社の目標に対して、それぞれが単独で実現しうるよりもはるかに高い成果を達成できると確信しています。
   
 当社はこれまで両社の事業を統合する可能性について13か月間にわたり貴社と有意義な協議をするために最大限の努力を払ってきました。そして、当社は2010年2月12日に貴社と会談した際に改めて、貴社の全株式を前日の終値に対して約50%のプレミアムを加えた1株あたり52ドルで取得する提案をいたしました。
   
 当社は、2月12日の貴社との会談が、貴社の取締役会において当社からの買収提案ならびに貴社の株主に対する価値還元に関する前向きな協議の契機となることを期待していました。しかしながら、2月22日付け貴社からの書面による回答では、当社の提案がOSI Pharmaceuticals 社の価値を極めて低く評価しているとの主張とともに、2年間のstandstill条項を含む秘密保持契約が提案されました。それは当社が貴社の株主に対して直接提案することを制限するものであり、当社は貴社株主の最善の利益にはならないものと考えています。
   
 2月12日の会談ならびにこれまでの話し合いの中で述べている通り、当社は当社によるOSI Pharmaceuticals 社の買収が魅力的な提案であり、両社の株主、従業員、顧客に稀有な機会を提供するものと確信しています。しかしながら、貴社が当社との実質的な協議を行う意思がないことから、当社は貴社の株主に直接働きかけるため当社の取締役会の承認にもとづき貴社株式の公開買付けを行うこととしました。
   
 当社は、OSI Pharmaceuticals 社の既存製品の価値を実現し、貴社パイプラインにある製品の開発及び商業ベースでの成功を確実なものとするために、貴社買収の可能性を引続き追求していきたいと考えています。当社はまた、OSI Pharmaceuticals 社の組織体制を最大限に尊重したうえ、過去の同様の戦略的な買収においても実施してきたように、OSI Pharmaceuticals 社の強みを有する事業と従業員を当社の事業に統合するつもりです。
   
 当社は、協議による両社の統合の可能性を引続き追求していく考えです。貴社が当社の提案を再考し、両社にとって有益な結論を導くために共に取り組んでくださることを望んでいます。
アステラス製薬は2009年1月、CV Therapeutics, Inc に対し、1株当たり16ドル、総額11億ドルでの敵対的買収を提案したが、ギリアド(Gilead Sciences, Inc.) が3月12日、1株当たり20ドル、総額14億ドルで同社を買収する契約を締結したと発表した。

アステラス側は対応を検討中としているが、諦めるのではないかとの観測がある。

付記

アステラス製薬は3月16日、CVTX買収提案の終結を発表した。
CV Therapeutics社より公表されたGilead Sciences, Inc.による買収価格の水準は当社の株主価値の向上に見合わないものと判断し、このたびCV Therapeutics社買収提案の終結を決定したものです」としている。

2009/3/14 CV Therapeutics 社に対する買収競争へ


2010年12月8日 

米国サイトリ・セラピューティクス社への戦略的株式投資

アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、脂肪組織由来幹細胞を用いた再生医療のグローバルリーダーである米国の
Cytori Therapeutics, Inc.(本社:カリフォルニア州サンディエゴ、CEO:Christopher J. Calhoun、以下「サイトリ社」)との間で体性幹細胞の難病治療への応用可能性を評価するために、戦略的株式投資契約を締結しましたので、お知らせします。
本契約締結に基づき、アステラス製薬は、新たに発行されるサイトリ社普通株式約143万株を、現金10百万ドル(1株あたり現金7ドル)で取得します。サイトリ社は、アステラス製薬に対し、(i)サイトリ社技術を肝臓疾患の治療目的に使用するための全世界を対象とした研究・開発・商業化に関する提携に対する第一契約権(期間:2年)、(ii)サイトリ社取締役会の陪席権(議決権なし)、(iii)新たに創設される科学諮問機関へ参加する権利を付与します。
サイトリ社とアステラス製薬は、最先端の再生医薬*領域で提携する可能性を今後探っていきます。また、サイトリ社はアステラス製薬から提供される資金を、現在実施中の臨床試験や研究開発に役立てます。 株式取得手続は、慣例的な手続完了条件に従い、2010年12月13日に完了する予定です。
アステラス製薬は、2014年度を最終年度とする現在進行中の中期経営計画において、再生医薬領域に積極的に取り組んでいくことを掲げています。このたびの戦略的投資は、将来にわたる再生医薬創出の基盤技術強化に寄与するものと期待しています。
再生医薬*:再生医療において使用される医薬品(群)のこと。アステラス製薬は再生医療への取り組みとして、この再生医薬の創製に注力しています。

サイトリ社について
サイトリ社は、脂肪組織由来幹細胞を治療目的に利用するために必要となる医療機器の分野でリーディングポジションを有する、NASDAQ上場のバイオ企業です。サイトリ社のCelutionRシリーズは、欧州やアジアで医療機器としての認可を得て、再建術や美容形成手術における脂肪組織由来幹細胞の利用のために使用されています。また、現在、欧州では、当該技術を活用した急性心筋梗塞及び慢性心筋虚血を対象とするプログラムの臨床試験を実施中です。サイトリ社について、さらに詳細な情報が必要な方は、同社のホームページhttp://www.cytori.com/をご参照下さい。

 

オリンパス、米「サイトリ・セラピューティクス社」に追加投資、連携を強化


2011年05月17日
アステラス製薬、米国パーシード社を100%子会社化
 

アステラス製薬は17日、米国の医薬品会社Maxygen から同社が保有するPerseid(本社:カリフォルニア州)株の全持分の買取を完了したと発表した。

アステラス製薬は09年9月にMaxygenと共同で自己免疫疾患治療剤など幅広い蛋白医薬品の研究開発を行なうPerseidを10百万ドルずつ出資して設立した。

だが今回、アステラス製薬は、76百万ドルでPerseidを100%子会社とすることにした。
同社はこれにより、改変型蛋白製剤創製に有用な世界トップクラスの技術が保有できることになったとしている。

なお、アステラス製薬の今期(2012年3月期)業績に与える影響は軽微で、業績予想には織り込み済みである。

<パーシード社の概要>
・名称: Perseid Therapeutics LLC
・設立: 2009年9月
・社長: Grant Yonehiro
・本社: カリフォルニア州レッドウッドシティ
・事業内容: 医薬品の研究開発
・純資産: 約20.8百万ドル(2010年12月31日現在)
・株主(持ち株比率): アステラス製薬(100%)

2013年4月 5日 アステラス製薬 

米国アンブレックス社とのがん領域における次世代ADC技術に関する提携のお知らせ

アステラス製薬は、米国時間4月4日に、米国アンブレックス社(英名:Ambrx Inc.)と、新規の抗体-薬物複合体(ADC)の創製と開発に関する提携契約を締結しましたので、お知らせします。

ADCは癌細胞表面の抗原に結合する抗体に薬物を結合させたものです。薬物を標的とするがん細胞に選択的に届けることができ、細胞内で薬物を放出させることで、がん細胞を死滅させます。アンブレックス社は、独自のリンカーと薬物を導入するとともに、薬物を抗体の特定の部位に結合させる技術を用いて、ADCを進化させました。前臨床試験において、アンブレックス社のADCは、薬物と抗体の結合部位が特定できない従来のADCと比較して、高い有効性と広い治療域を示しています。

アステラス製薬は、がん領域におけるADCを全世界で開発・商業化する権利を取得します。本契約締結に伴い、アステラス製薬はアンブレックス社に対して、契約締結時に15百万ドルの一時金を支払うとともに、一定数のがん領域における標的を対象として、ADCの開発と売上の達成に応じて最大で285百万ドルの研究・開発・販売マイルストンを支払います。また、ADCの開発に成功し発売した場合は、正味売上に対するロイヤルティを支払います。マイルストンの一部は、ロイヤルティと同様、商業化に成功した場合のみ発生します。

その他の提携条件は、現時点で開示していません。

アステラス製薬は、今回の提携により、グローバル・カテゴリー・リーダー(GCL)を目指すがん領域の創薬基盤が強化されることを期待します。

2012/07/09

メルク、Ambrx、 抗体薬物複合体を共同開発

米メルクは、6月18日、ベンチャーのAmbrixと抗体-薬物複合体(ADC)について共同開発契約を締結したと発表した。同契約に基づき、Ambrixは同社のADC技術を両社が選択したターゲットについて、メルクが発見・開発する生物製剤に応用する。メルクは、Ambrixに対して前払い金1500万ドルに加え、売上に応じたマイルストーンやロイヤルティなど最大2億8800万ドルを支払う。メルクは、SeattleGeneticsがADCであるAdcetris(brentuximabvedtin)を成功裏に開発させたことに刺激されたと見られている。


2015 年11 月10 日  アステラス製薬           説明資料

米国Ocata 社買収に関する契約締結 および株式公開買付けの開始予定に関するお知らせ
    - 細胞医療アプローチにより眼科領域での新たなステップ -

アステラス製薬は、米国のバイオテクノロジー企業 Ocata Therapeutics, Inc. との間で、当社がOcata 社を買収することで合意し、本日、契約を締結しました。
また、本契約に基づき、米国持株子会社アステラス US ホールディング Inc. の100%子会社Laurel Acquisition Inc. がOcata 社に対して、現金による株式公開買付けを行うことを、当社の取締役会において本日決議しましたので、お知らせします。

本公開買付けは、Ocata 社が発行済みの全ての普通株式を一株当り8.50 米ドルの現金を対価として取得するものです。これは、Ocata 社株式の2015 年11 月6 日終値(4.75 米ドル/株)に対して79%のプレミアムを加えた価格となり、総額は約379 百万米ドルとなります。本公開買付け及びその後の合併による買収は、全て現金を対価として行われ、財務上の条件は付されていません。なお、Ocata 社の取締役会は、本公開買付けへの応募をOcata 社株主に推奨する旨の決議をしています。

1. 買収及び公開買付けの目的等
(1) 買収及び公開買付けの目的

Ocata 社は、眼科領域における細胞医療の研究開発に重点的に取組むバイオテクノロジー企業です。同社は、多能性幹細胞から分化細胞を取得する基盤技術と、細胞医療の臨床開発に強みを有しています。

同社の最も開発が進んでいる萎縮型加齢黄斑変性及びStargardt 病を対象とした網膜色素上皮(RPE: retinal pigment epithelium)細胞プログラムは、現在、臨床試験段階にあります。

hES細胞株から分化誘導したRPE細胞を網膜下に注入移植する治療法。分裂増殖が停止し最終分化した細胞を用いる。

その他にも、眼科疾患を中心に複数の細胞医療プログラムが研究・前臨床段階にあります。
Ocata 社の買収は、本経営計画に掲げる戦略を推進する重要な取組みです。細胞医療のアプローチで先端創薬を実現することにより、アンメットニーズの高い眼科疾患治療に貢献できると考えています。本買収の戦略的意義は以下の通りです。

 眼科領域におけるプレゼンスの確立
 細胞医療における Ocata 社の世界トップクラスのケイパビリティの獲得により、細胞医療におけるリーディングポジションの確立

 


2015年11月11日 

デンマークLEO Pharma社とグローバル皮膚科事業の譲渡に関する契約を締結

アステラス製薬は、グローバル皮膚科事業を、LEO Pharma A/S(本社:デンマーク)に譲渡することに関し、同社と事業譲渡契約を締結したことをお知らせします。

LEO Pharma社は皮膚科領域に重点を置く製薬企業です。クロージングの後、両社は協力して、事業と製品を円滑かつ効率的にLEO Pharma社へ移管していきます。

1. 事業譲渡の概要

(1) 事業譲渡の目的
アステラス製薬は、急速に変化する環境変化にしなやかに対応できる組織・仕組みを構築し、オペレーションの一層の質の向上と効率化に継続的に取り組んでおり、この一環として、グローバル皮膚科事業をLEO Pharma社に譲渡することを、同社と合意しました。
本事業譲渡により、競争優位の源泉となる機能へ再投資することで新薬創出力の更なる強化を図ります。

(2) 譲渡の対象
プロトピック®(日本は除く))及び主にEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域で販売されているにきび・皮膚感染症を対象としたローカル製品から構成されるグローバル皮膚科製品群に関する資産及び関連権利義務

(3) 譲渡対価 6億7,500万ユーロ

(4) 事業譲渡のスケジュール
 2015年11月11日:事業譲渡契約の締結
 2016年第1四半期(予定):事業譲渡完了

2. 譲受会社の概要
LEO Pharma A/S
 本 社:Industriparken 55, DK-2450 Ballerup, Denmark
 代 表 者:Gitte Aabo, President and CEO
 売 上 高(2014年):10億5,700万ユーロ
 事業内容:皮膚科領域にフォーカスした、医薬品の生産、販売及び研究開発
 従業員数:5,080名(2015年10月現在)

なお、本契約締結によるアステラス製薬の当期(2016年3月期)業績への影響は現在精査中です。
 

* プロトピック®については、日本における販売権を2014年4月1日からマルホ株式会社に移管

2010年12月 6日

アトピー性皮膚炎治療剤「プロトピック®軟膏」のプロモーションおよび販売提携について

マルホとアステラス製薬はこのほど、現在アステラス製薬が製造販売する医療用医薬品のアトピー性皮膚炎治療剤「プロトピック®軟膏」(一般名:タクロリムス水和物)について、アステラス製薬からマルホへ、日本におけるプロモーション活動を2011年4月1日から委託、また日本における販売権を2014年4月1日から移管することに合意しましたのでお知らせします。なお、製造販売承認は継続してアステラス製薬が保持します。

両社は、プロトピック軟膏の適正使用を推進し、より多くのアトピー性皮膚炎の患者さんのQOL向上の実現を目指します。

* 「プロトピック®軟膏」とは、「プロトピック®軟膏0.1%」および「プロトピック®軟膏0.03%小児用」を示します。
* プロモーション活動とは、医薬品の販売促進のためのマーケティング戦略の立案およびその履行、ならびにMRにより行われる医療用医薬品の適正な使用に資するための情報提供および情報収集活動を示します。

 


2016年10月19日

化血研との事業承継に関する協議の終了について

アステラス製薬は、このたび、一般財団法人 化学及血清療法研究所(以下、「化血研」)との間で進めていました同所の事業承継に向けた協議を終了することとしましたので、お知らせします。

当社はこれまで、化血研の事業承継に関して同所と協議を進めてきましたが、交渉の状況などを総合的に判断し協議を終了することを決定しました。

なお、このたびの協議終了の決定による当社が取り扱う化血研製品に関する契約及び取引への影響はありません。

当社は、引き続き化血研製品の販売会社として、適切な情報提供とともに製品の安定供給に最善を尽くしてまいります。

 

血液製剤を不正に製造していた製薬会社・化血研の事業の譲渡先として交渉がすすめられてきたアステラス製薬が、交渉を打ち切る方針を固めたことがJNNの取材でわかりました。

化血研は、およそ40年前から国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造したほか、事実を隠蔽したとして、厚労省が今年1月、過去最長の110日間の業務停止命令を出しています。塩崎厚労大臣が化血研に対し、組織の抜本的な見直しを求めたことから、製薬大手のアステラス製薬に事業を譲渡する方向で交渉が進んでいました。しかし、関係者によりますと、化血研側が「事業の譲渡は難しい」などと難色を示し、交渉は難航、アステラス製薬は交渉を打ち切る方針を固めたということです。

「ワクチン産業の業界再編の推進など、抜本的見直しに向けた提言をいただいた」(塩崎恭久 厚労相)

塩崎大臣は18日、「国内のワクチンメーカーは、組織形態の見直しでガバナンスを強化する必要がある」などとする「業界再編」を求める有識者からの提言を受け、化血研に対し、速やかに事業を譲渡するよう改めて求めました。

化血研の事業をめぐっては国内外の複数の企業が関心を示していて、今後、改めて事業譲渡に向けた交渉が本格化することになります。

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化血研の2015年3月期決算は売上高が約475億円、営業利益が約127億円。ワクチンや血液製剤、動物向けワクチンなどを手掛けるが、不正発覚で厚労省から事業の抜本的な見直しを求められ、400億〜500億円で主力事業をアステラスに譲渡する交渉を進めていた。
 
 

 

2016年10月28日 アステラス製薬 

独Ganymed社買収に関する契約締結 -後期開発段階の抗体プログラム獲得によりがん領域パイプラインを拡充-

アステラス製薬は、がんに対する抗体医薬を開発するドイツ マインツに拠点を置くバイオ医薬品企業Ganymed Pharmaceuticals AG の株主との間で、アステラス製薬がGanymed社を買収することに合意し、契約を締結しましたのでお知らせします。本買収により、アステラス製薬の成長を牽引する中核であるがん領域フランチャイズを、より一層盤石なものとしていきます。

本買収契約に基づき、アステラス製薬は同社の全株式を取得するための契約一時金として4億2,200万ユーロを支払います。更に、Ganymed社の株主に対し、同社の最も開発が進んでいる臨床開発プログラムIMAB362の開発の進捗に応じて、最大で総額8億6,000万ユーロを支払う可能性があります。今後アステラス製薬は、必要な法的諸手続きを経て、数週間以内に買収を完了し、Ganymed社を完全子会社化する予定です。

アステラス製薬の代表取締役社長CEOの畑中 好彦は次のように述べています。「がん領域は、アステラスの成長を牽引する重要なフランチャイズの一つです。本買収を通じ、Ganymed社が有する後期開発段階の抗体プログラムを取り込むことにより、がん領域におけるプレゼンスを更に拡大できると考えており、XTANDI®に続くがん領域の新たな中核になるものと期待しています。今後も、アンメットメディカルニーズが高く、既存の治療法では満足のいく効果を得られていないがん患者さんに、新たな治療選択肢を届けてまいります。」

Ganymed社のCEOであり共同創立者であるDr. Özlem Türeciは、「アステラス製薬の新薬を創出し患者さんに届ける能力、コミットメント、ビジョンに感銘を受けました。アステラス製薬のグローバルな経営資源や研究開発力から、近い将来に科学の進歩と有望な臨床開発の成果を患者さんの価値に変えられるものと確信しています。」と述べています。また、Ganymed社のSupervisory Boardのメンバーであり、Strüngmann brothers(Athos Beteiligungsverwaltung GmbH)のGeneral ManagerであるHelmut Jeggleは次のように述べています。「固形がんのアンメットメディカルニーズへの新規の治療アプローチとなるGanymed社のポートフォリオを、ヘルスケア業界において卓越した能力を持ち献身的なプレイヤーであるアステラス製薬に託すことができ、嬉しく思います。」

Ganymed社は、2001年に設立された非上場のバイオ医薬品企業で、新規のがん治療薬の研究開発に注力しています。同社は、IMAB362を含み、がん領域に非臨床段階、臨床段階にある複数の開発品を有しています。Claudin18.2陽性の胃食道がん患者を対象として実施したIMAB362の第IIb相試験(FAST study)における最新の結果では、標準的な化学療法にIMAB362を追加で投与した場合において、無増悪生存期間の中央値(7.9ヶ月vs. 4.8ヶ月、HR 0.47、p=0.0001)、及び全生存期間の中央値(13.2ヶ月 vs. 8.4カ月、HR 0.51、p=0.0001)の延長が認められました。またClaudin18.2が最も高いレベルで発現していた患者のグループでは、約2倍の全生存期間が認められました(16.7カ月 vs. 9.0カ月、HR 0.45、p<0.0005)。最も多く認められた有害事象は、嘔吐、悪心及び好中球減少でした。

なお、本買収によるアステラス製薬の通期(2017年3月期)連結業績への影響は現在精査中です。

買収の概要

  1. 株式取得者:アステラス製薬株式会社
  2. Ganymed社の主要株主:ATS Beteiligungsverwaltung GmbH、MIG Fonds、FCP Gany GmbH、Future Capital AG
  3. 株式の取得方法:現金(手元資金を充当)
     
  4. 対価:
  1. 買収完了予定日:(必要な法的諸手続きを経て)数週間以内
  2. アステラス製薬の財務アドバイザー:なし
  3. アステラス製薬の法務アドバイザー:Latham & Watkins LLP
  4. Ganymed社株主の財務アドバイザー:klugeconcepts, JP Morgan
  5. Ganymed社株主の法務アドバイザー:Freshfields Bruckhaus Deringer, honert + partner

対象会社の概要

  1. 名称:Ganymed Pharmaceuticals AG
  2. 所在地:ドイツ マインツ
  3. 代表者:CEO Özlem Türeci
  4. 設立:2001年
  5. 資本金:1,416,308ユーロ(2016年5月末時点)
  6. 従業員数:85名
  7. アステラス製薬との関係:対象会社との間には、記載すべき関係はありません。

IMAB362について

   IMAB362は、細胞間接着の一つであるタイトジャンクションを形成する膜貫通型タンパク質Claudin18.2を標的とする抗体医薬品候補です。Claudin18.2は、正常細胞では胃細胞に局所的に発現している一方、胃腸腺がんの80%、すい臓がん、胆管がん、卵巣がん及び肺がんの60%と複数の癌で高発現していると言われています。IMAB362の作用機序は、抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)活性、補体依存性細胞傷害活性(CDC)、及び化学療法薬との併用で腫瘍微小環境に対する免疫調節と考えられています。IMAB362は、米国及び欧州において、胃がん及びすい臓がんに対しオーファンドラッグの指定を受けています。

Ganymed社について

   Ganymed Pharmaceuticals AGは、Ideal Monoclonal Antibodies (IMABs) と呼ばれる新規のがんに対する免疫療法の研究開発に注力するバイオ医薬品企業です。IMABsは、がん細胞に発現するタンパクに対して高い選択性を有する一方で、正常な細胞には結合しないことが特徴です。この特異性は、正常な細胞を傷つけることなくIMABsが結合したがん細胞のみを選択的に効率よく攻撃することができます。そのため、副作用を軽減した上で広い治療濃度域の最適用量を設定できることが期待されます。Ganymed社は2001年に設立された非上場の企業です。同社の主要株主はATS Beteiligungsverwaltung GmbHであり、その他の株主はMIG Fonds、Future Capital AG、FCP Gany GmbH及び個人株主になります。

 


2017年1月10日 アステラス製薬 

UMNファーマとの細胞培養インフルエンザワクチンの共同事業契約解約のお知らせ

アステラス製薬は、UMNファーマと2010年9月21日付で締結した、細胞培養インフルエンザワクチンプログラムASP7374(UMN-0502)及びASP7373(UMN-0501)の日本での共同開発及び独占的販売に関する共同事業契約について、解約権を行使しましたのでお知らせします。

 解約の発効日をもって、アステラス製薬は、共同事業契約に基づいてUMNファーマにより付与された全ての権利を同社に返還します。なお、アステラス製薬は、ASP7374の製造販売承認申請を取り下げ、ASP7373の開発を中止します。

 アステラス製薬は、本件に関わるその他の無形資産の減損損失40億円を当期(2017年3月期)第3四半期に計上する予定です。その他の業績への影響については、現在精査中です。

 UMNファーマは Unmet Medical Needs を満たす薬剤を開発する創薬ベンチャーとして2004年に設立

BEVS(Baculovirus Expression Vector System)は人体に影響がないとされるウイルスに標的遺伝子情報を組み込んだ後、昆虫細胞に感染させて目的タンパク質を大量に製造する技術で、UMNファーマはヨトウガ由来の細胞株を用い、UMN-0501、UMN-0502を製造する。
本技術は米国 Protein Sciences Corp.が開発し、UMNファーマがインフルエンザに関する日本での独占的ライセンス契約を2006年8月に締結している。

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UMN

平成26 年5月30 日付で厚生労働省に対してインフルエンザの予防の効能・効果にて製造販売承認を申請、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(「PMDA」)による審査の過程において発出された各種照会事項への対応を継続してまいりました。
しかしながら、今般PMDA より、リスク・ベネフィットの観点に鑑み、本剤の臨床的意義は極めて乏しく、審査の継続はできないとの見解が示されたとのことでした。当該審査の結論より、アステラス製薬では、製造販売承認取得が困難と判断、申請取り下げ意思の決定に至ったとの説明を受けました。

国内における本剤の臨床試験成績に加え、当社の技術導入元であるProtein Sciences Corporationが既に米国で販売している季節性組換えインフルエンザHA ワクチンFlublok®(UMN-0502 と同薬)では既承認孵化鶏卵インフルエンザワクチンより優れた有効性試験成績の結果が得られていること及び米国での使用状況から、本剤の臨床的意義は高いと認識しております。

当社としては本剤の臨床的意義は高いと認識しており、再度の製造販売承認申請は可能と考えております。今後、再申請を行う上での要件及び必要なコスト・期間等を見積もった上で、方針を決定してまいります。

 

2010年6月22日

IHIとUMNファーマによるUNIGENの設立について 〜インフルエンザワクチン原薬の製造会社の共同運営を開始〜

IHIとUMNファーマは、両社の間で平成22年1月25日に締結した、細胞培養法を用いたインフルエンザワクチン原薬の製造事業に関する基本協定に基づき、このほど当該原薬の製造新会社、株式会社UNIGENを共同で設立致しました。

UNIGENは、UMNファーマが秋田県秋田市に建設中の細胞培養法によるインフルエンザワクチン原薬製造工場における生産業務を担当し、平成24年の生産開始を予定しています。

UNIGENは、新型インフルエンザワクチンに対し高まる迅速な供給ニーズに対応するため、UMNファーマの有するワクチン生産に関する知見・経験と、IHIの有するエンジニアリング技術を併せた相乗効果により、効率的な製造設備の運営を行うことを目指しています。

UMNファーマは、細胞培養によって産生される組換えタンパク製造技術を使用する、組換えインフルエンザHAワクチン(H5N1株)UMN-0501の第II相臨床試験を終了し、現在、第V相臨床試験の準備を進めております。従来の発育鶏卵を用いて製造するインフルエンザワクチンは製造に少なくとも約6ヶ月を要するとされていますが、UNIGENが原薬の製造を担当するUMN-0501では、ワクチンが必要とされてから市場に供給できるようになるまでの期間を約2ヶ月と、大幅に短縮できます。

IHIは、本事業を社会的意義の大きい事業と捉え、UNIGENの運営を共同で行うことで、自社の技術を社会の安全・安心の確保に役立てるよう努めてまいります。本事業は、IHIの中期経営計画である、「グループ経営方針2010」で成長・注力事業と位置づけている医薬プラント事業において、IHIグループで蓄積しているエンジニアリング技術を中核に、細胞培養に係る製造技術や要素技術等の融合を図り、プラント本体の販売に留まらない高付加価値製品の生産に拡げていきます。

UNIGEN代表取締役社長 平野 達義は次のように述べております。「昨年の新型インフルエンザ(A/H1N1)の発生を例にとっても、新型インフルエンザの発生・流行に備え、必要とされるワクチンを、より迅速に製造できる体制を日本国内に確保することが喫緊の課題になっています。UMNファーマが開発中の組換えインフルエンザHAワクチンの原薬製造体制を可能な限り早期に構築することで、国民の保健衛生の向上に寄与できるよう全力で取り組みます。」

株 主 UMNファーマ 40,200株(50.25%)→50%
    IHI 39,800株(49.75%)→50%

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IHI  今後の対応について急ぎ検討してまいります。

事業の継続が難しいと判断し、撤退を含め検討する。

IHIはUNIGENの製造設備資金や運転資金の一部を債務保証しており、2016年12月末時点の残高は110億円。今後、回収の可能性を見直し、損失が発生する可能性がある。


2017年4月3日   

ベルギー Ogeda社買収に関する契約締結

アステラス製薬は、医薬品企業Ogeda SA(本社:ベルギー Gosselies)の株主との間で、アステラス製薬がOgeda社を買収することに合意し、契約を締結しましたのでお知らせします。Ogeda社は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)1)に関する複数の低分子化合物プログラムを有しています。最も進んだ臨床開発段階にあるfezolinetantは選択的NK3受容体拮抗薬であり、更年期に伴う血管運動神経症状(VMS)2)に苦しむ患者さんを対象とした非ホルモン治療に関する前期第II相試験において良好な結果が得られています。アステラス製薬は、本買収により臨床開発段階のパイプラインを拡充し、中長期の成長をより盤石なものとしていきます。

本買収契約に基づき、アステラス製薬はOgeda社の株主に対し、買収完了時に、同社の全株式の対価として契約一時金5億ユーロを支払い、更に、fezolinetantの開発の進捗に応じて、最大で総額3億ユーロを支払う可能性があります。今後、アステラス製薬は米国のHart-Scott-Rodino法で定める待機期間が終了することなどの前提条件や、必要な法的諸手続きを経て、2017年度第1四半期中に買収を完了し、Ogeda社を完全子会社化する予定です。

アステラス製薬の代表取締役社長CEOの畑中 好彦は次のように述べています。「本買収は、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する新薬を患者さんに届けるというアステラス製薬の戦略に合致するものです。Ogeda社は、更年期に伴うVMS治療に対するNK3受容体拮抗薬の開発を行う先端企業です。アステラス製薬は、これまでに生活の質を改善するための新たな治療法を数多く創製してきました。この強みを活かし、更年期に伴うVMSに苦しむ患者さんへ新たな治療選択肢を提供できることを期待しています。」

Ogeda社のCEOであるDr. Jean Combalbertは、次のように述べています。「アステラス製薬による今回の買収を大変嬉しく思います。今回の買収により、更年期に伴うVMSに苦しむ患者さんへ、世界で初めての安全性の高い非ホルモン治療薬fezolinetantを提供できることを期待しています。アステラス製薬の高い開発・販売力、リソース、理念があれば、臨床試験で良好な結果が得られているfezolinetantを患者さんの価値に変えられると信じています。」

2017年1月に公表されたfezolinetantの前期第II相試験では、更年期に伴うホットフラッシュ3)症状を有する患者80例において、以下の主要評価項目に対し、プラセボと比較して有意な改善が認められています。中等度から重度のホットフラッシュの頻度は、投与後4週においてベースラインから89%減少(プラセボでは38%減少、p<0.001)、投与後12週においてベースラインから93%減少(プラセボでは54%減少、p<0.001)しました。また、ホットフラッシュの重症度は、投与後4週においてベースラインから60%減少(プラセボでは12%減少、p<0.001)、投与後12週においてベースラインから70%減少(プラセボでは23%減少、p<0.001)しました。重度の有害事象は認められず、軽度から中程度の有害事象(頭痛や鼻咽頭炎など)の発現率は67%(プラセボでは80%)でした。

なお、本買収によるアステラス製薬の通期(2018年3月期)連結業績への影響は現在精査中です。

買収の概要

1.株式取得者:アステラス製薬株式会社
2.Ogeda社の主要株主:Vealius Biocapital II SA Sicar、Fund+ NV、SRIW SA、 Capricorn Health-Tech Fund NV、BNP Paribas Fortis Private Equity Management SA
3.株式の取得方法:現金(手元資金を充当)
4.対価:
 Ogeda社の全株式を取得するための契約一時金として5億ユーロ
 Ogeda社で最も進んでいる臨床開発プログラムfezolinetantの開発の進捗に応じ、最大で総額3億ユーロ

5.買収完了予定日:(米国のHart-Scott-Rodino法で定める待機期間の終了及びその他必要な法的諸手続きを経て)2017年度第1四半期中
6.アステラス製薬の財務アドバイザー:なし
7.アステラス製薬の法務アドバイザー:Jones Day
8.Ogeda社の財務アドバイザー:なし
9.Ogeda社の法務アドバイザー:White & Case LLP

対象会社の概要
1.名称:Ogeda SA
2.所在地:ベルギー Gosselies
3.代表者:Jean Combalbert, CEO
4.設立:1994年
5.資本金:34,000,000ユーロ(2017年3月末時点)
6.従業員数:41名
7.アステラス製薬との関係:対象会社との間には、記載すべき関係はありません。