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1999/3/24 ロイター

アクゾ・ノーベル(蘭)、日本ペイントと合弁事業を設立へ

新会社アクゾ・ノーベル・日本ペイントを設立する。 新会社の出資比率は、アクゾが75%、日本ペイントが25%となる。

 


1999/7/12 日本ペイント

欧州におけるアクゾノーベルとのコイル塗料事業の併合拡大
    
http://www.nipponpaint.co.jp/news/bn/new990903_2.html


日本ペイントは、従来、欧州において
コートールズ社との合弁でコイル用塗料事業をおこなっておりましたが、アクゾノーベル社のコートールズ社買収にともない、アクゾノーベル社との合弁により新たにアクゾノーベル・ニッポンペイントを設立し、同事業を展開しております。

新会社名:Akzo Nobel Nippon Paint BV (オランダ、資本金2400万£)
       ・99年7月1日設立、出資率:Akzo Nobel 75%、日本ペイント25%


■ イギリス Akzo Nobel Nippon Paint Ltd.
    欧州地域でのコイル用塗料事業の統括
    コイル用塗料の開発・販売
■ スウェーデン Akzo Nobel Nippon Paint AB
    コイル用塗料の製造・販売
■ ドイツ Akzo Nobel Nippon Paint GmbH
    コイル用塗料ほか製造・販売
■ フランス Akzo Nobel Nippon Paint SA
    コイル用塗料の販売
■ スペイン Akzo Nobel Nippon Paint Espana SA
     コイル用塗料の販売
■ イタリア Akzo Nobel Nippon Paint Srl
     コイル用塗料の販売


2003731日 日本ペイント

船舶用塗料
(marine coatings)の事業展開について
   
 http://www.nipponpaint.co.jp/news/2003/wn0731.html

 

日本ペイントと、International Coatings Limitedは、船舶用塗料事業における提携関係を解消することに合意

日本ペイントマリン株式会社 日本ペイント株式会社が1994年に分社し設立した船舶用
塗料事業会社
International Coatings Limited  Akzo Nobelの船舶・重防食用塗料事業会社

 


2003/12/15 日本ペイント

日本ペイント、船舶塗料事業を新体制で世界展開
 〜2004年4月1日、新生「日本ペイントマリン株式会社」発足〜
   
http://www.nipponpaint.co.jp/news/2003/wn1215.html

日本ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:藤嶋輝義)は、船舶塗料事業をさらに積極的に、世界に向けて展開するため、1960年代より日本ペイントのアジアにおける事業パートナーであるウトラム・ホールディングス社(本社:シンガポール、事業代表者:Goh Hup Jin)(※注1)の資本参加を得て、2004年4月1日から、新生「日本ペイントマリン株式会社」として再編し、2004年11月1日より営業開始することになりました。

<参考>
日本ペイント株式会社は、2004年10月31日をもって、International Coatings Limited(本社:英国ロンドン、事業責任者:Leif Darner)との船舶塗料事業における提携関係を解消する。(
7月31日プレスリリース概要

新生「日本ペイントマリン株式会社」の概要
会社名 日本ペイントマリン株式会社(現行通り)
NIPPON PAINT MARINE COATINGS CO.,LTD.
本社所在地 兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町1番26号(現行通り)
ウトラム社
資本参加予定日
2004年 4月1日
(日本ペイント60%、ウトラム社40%)(予定)
新体制
事業開始予定日
2004年11月1日
事業内容 船舶用塗料に関する研究開発・製造・販売および技術サービス
海外拠点 中国・シンガポールなどに販社設立
欧米・中東などに営業所を開設
生産拠点 日本ペイント及びNIPSEA各社に生産委託
販売計画 200億円以上(2010年度)
現状事業規模約110億円(2003年度)

「人民網日本語版」 2003826

自動車塗装用有機塗料の国産化がまもなく実現

 科学技術部や国家環境保護総局など
5つの部・委員会はこのほど、天津理工産業公司が開発した高級自動車塗装用の高級有機塗料を国家重点新製品計画の対象製品の一つに指定した。国内初の同製品生産基地がまもなく天津で完成し、高級自動車塗装用ハイグレード有機塗料の国産化が実現する。


日刊工業新聞 2003/11/28

アトミクス、床用塗料を中国新工場でも生産

アトミクスは、加須工場(埼玉県)で生産している床用塗料の一部を、中国江蘇省無錫市に建設する新工場に移管する方針を決めた。


アトミクス    http://www.atomix.co.jp/

1937   東京都千代田区神田小川町に塗料販売業、西川商会設立。
1948   株式会社西川商会に組織変更。
1950   社名を「アトム化学塗料株式会社」と変更。
1994   社名を「アトミクス株式会社」と変更。

  


日本経済新聞 2003/12/19

関西ペイント 車向け塗料 デュポンと提携解消        
発表

関西ペイントと米デュポンは自動車用塗料での事業提携を解消する。デュポンは神東塗料との提携を強化して日本市場開拓に本腰を入れる。関西ペイントもデュポンに代わる新パートナーとの提携て海外市場でのシェア拡大を目指す。


2003/12/19 関西ペイント/デュポン

米国デュポン社と関西ペイント、自動車用塗料の合弁関係を解消
   
http://www.kansai.co.jp/new/press03/031219/index.html

 

デュポン社と関西ペイントは北米と英国において日系自動車メーカーに塗料を供給する合弁会社を3社運営しております。これら3社は、米国ミシガン州トロイ市に本社をもつ「デュポン・カンサイ・オートモティヴ・コーティングズ社」(1990年発足)、メキシコのメキシコ・シティに本社がある「ピンチューラス・オートモトリセス・デュポン・カンサイ社」(1990年発足)および 英国のヘメル・ヘムステッドに本社を置く「デュポン・カンサイ・オートモティヴ・コーティングズ(UK)社」(1997年発足)です。これらの合弁会社は、英国と北米で製造している、日系の自動車メーカーの要求に基づく自動車用塗料とサービスを提供するために作られたものです。なお、これらの合弁会社は今後1〜2年の移行期間、引き続きお客様へのサービスを行います。

 


日本経済新聞 2004/2/20                    発表

関西ペイント 米塗料最大手と提携 自動車用 米欧に製販会社

関西ペイントは米国の塗料・ガラス大手のPPGインダストリーズと海外での自動車用塗料の製造・販売で提携する。米欧に製販の合弁会社を設立し、現地に進出した日系自動車メーカーへ納入する。将来はアジアヘも提携関係を広げる。
関ぺは現在、
米デュポンと提携関係にあるが、市場開拓の方針などを巡って対立、提携を解消することを決めている。このため、関ぺはPPGと組んで海外事業を強化する。関ぺが技術面で、PPGは製造面で協力する方向だ。


平成16年11月17日 関西ペイント/PPGインダストリー

米国PPG社と関西ペイント、自動車用塗料における提携を始動
http://www.kansai.co.jp/new/press04/041117/index.html

 関西ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:世羅勝也)と米国PPGインダストリー社(本社:ペンシルバニア州 ピッツバーグ、会長兼最高経営責任者:レイモンド W. ルブッフ)は、両社が自動車用塗料をグローバルな自動車OEMメーカーに販売する具体的提携につき交渉を重ねて参りましたが、このたび交渉がまとまり提携を開始しますのでお知らせ致します。

 合弁会社の名称は「
PPG Kansai Automotive Finishes(ピーピージー カンサイ オートモーティブ フィニッシーズ、略称:PKAF)」で、米国と英国において設立手続きが完了したところであり、カナダ、メキシコ、フランスおよび日本においては登記手続きに入っており、早晩完了する見込みであります。


 北米とヨーロッパの合弁会社の出資比率は、
PPG社が60%、関西ペイントが40%となります。米国ではミシガン州トロイに北米総本社を、ヨーロッパでは英国バーミンガムにヨーロッパ総本社をおくことになります。日本にも合弁会社を愛知県内に設立する予定で、この会社にはPPG社と関西ペイントが50%ずつ出資致します。


2004年2月20日 関西ペイント/PPGインダストリー    

米国PPGと関西ペイント、自動車用塗料で連合
http://www.kansai.co.jp/new/press04/040220/index.html

 関西ペイント株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:世羅 勝也)と米国PPGインダストリー社(本社:ペンシルバニア州 ピッツバーグ、会長兼最高経営責任者:レイモンド W. ルブッフ)は、両社がアライアンスを結成することの基本合意に達し、アライアンスの具体的な交渉にはいったことを、本日ここに発表致します。

 関西ペイントとPPG社は、先ず北米とヨーロッパにおいて、日系自動車メーカーに対するマーケティングと販売活動を開始する予定です。次いで中国の上海において、後にはその他のアジア諸国において、その地域の全ての自動車メーカーにサービスを提供するため、同様にマーケティングと販売活動を開始することを計画しています。


日刊工業新聞 2004/1/16

関西ペイント、中国に新工場−インドも40%増強

関西ペイントは中国とインドの生産拠点を大幅に増強する。日系自動車メーカーなど現地生産拡大に沿った取り組み。特に中国での需要は大きく伸びると見ており、06年末までに生産能力を現在の3倍にあたる年産5万8000トン体制に引き上げる。また、インドも現行比40%増強する。

土地代を含めて22億円を投資して天津燈塔関西、湘南関西の2工場の隣接地に新工場を建設する。


日本経済新聞 2004/1/17

日本ペイント 自動車塗料、タイで生産増強

日本ペイントはタイで自動車用塗料の生産を強化する。約3億円を投じて既存工場の隣接地に建屋を2つ新設、自動車用塗料の専用工場として今春をメドに生産を始める。タイなど東南アジアで海外自動車メーカーの進出が加速しているため生産体制を拡充する。


新工場では車体に塗ってさびなどを防ぐ電着塗料を当初、年間約2千トン生産。5年後までに約4千トンにする。回収・再利用が可能な環境配慮型の粉体塗料も年間約3千トン生産する計画。

 


日本経済新聞 2004/8/23

中国に被覆塗料工場 藤倉化成など自動車内装向け

 特殊化学品大手の藤倉化成は機械商社の極東貿易などと共同で、中国・天津市に自動車の内装パネルなどに使うコーティング塗料の工場を建設する。来年1月をメドに月産能力約50トンの工場を立ち上げ、中国に生産拠点を持つ日系などの自動車部品メーカーに供給する。

 天津市に現地法人、藤倉化成塗料(天津)公司を設立した。資本金は700万元(約1億円)。藤倉化成が40%、極東貿易が30%、現地の塗料メーカーである上海塗料公司(上海市)が30%出資した。


2005/1/28 大日本塗料

メキシコに新たな拠点 Dai Nippon Toryo Mexicana 新工場竣工
http://www.dnt.co.jp/japanese/news20050128.htm

  大日本塗料株式会社(本社大阪市、山下文隆社長)の子会社であるDai Nippon Toryo Mexicana 社は、昨年12月にメキシコ合衆国アグアスカリエンティス市に新工場を竣工した。

(DAI NIPPON TORYO MEXICANA S.A.DE. C.V.概要)
・ 所在地 : 801 interior 3 de Avenida Juarez Sur,
        San Francisco de los Romo Aguascalientes, Mexico
・ 資本金 : 80百万円
・ 設立目的 : 自動車・家電用プラスチック塗料の製造・販売
・ 会社設立 : 2003年5月15日
・ 現地生産開始・工場竣工 : 2004年12月7日
・ 塗料、シンナー生産能力 : 初年度 35トン/月、次年度 60トン/月
・ 従業員 : 初年度 20名(日本からの派遣社員 2名:社長1、技術員1)


2005年3月1日 BASF

BASF、日本油脂BASFコーティングス鰍フ全株式を取得
4月1日付けで社名を「BASFコーティングスジャパン梶vに変更
http://www.basf-japan.co.jp/news/html/050301.html

・日本市場を重視するBASFの姿勢を明確化
・「BASFコーティングスジャパン」をアジア太平洋地域の塗料事業の拠点に位置付ける

 BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は本日、塗料事業のBASFコーティングス社(本社:ドイツ ミュンスター)と日本油脂株式会社が折半出資する合弁会社、「日本油脂BASFコーティングス株式会社」の全株式をBASFが取得することで、日本油脂と合意しました。これに伴い、日本油脂BASFコーティングスは4月1日付けで、社名を「BASFコーティングスジャパン株式会社(BASF Coatings Japan Ltd.)」に変更し、BASFが全経営権を握ります。


2005年2月28日 関西ペイント

関西ペイント天津の新工場完成
http://www.kansai.co.jp/new/press05/050228/index.html

1)会社名: 天津永富関西塗料化工有限公司
(英文名:TIANJIN WINFIELD KANSAI PAINT & CHEMICALS CO., LTD.)

2)所在地: 天津市経済技術開発区(TEDA)泰華路95号(郵便番号 300457)
(英文アドレス:No.95, Taihua Road, TEDA, Tianjin, 300457, China)
※敷地面積:58,000m2

3)資本金: 600万USドル
《株主構成》
 関西ペイント   51%
 永富貿易公司 44%
 (株)扇商会   5%

4)社 長: 萩野 宏(はぎの ひろし)
5)取扱製品: 自動車用塗料・工業用塗料の製造販売
6)生産能力: 月産1,500トン


日本経済新聞 2005/6/23

中国3ヵ所目の樹脂用塗料工場 藤倉化成

 藤倉化成は中国・佛山市に自動車向けの樹脂用塗料の工場を新設する。藤倉化成の技術提携先である上海塗料、中堅貿易商社の極東貿易と共同出資して設立した新会社を通じ、2006年から生産する。トヨタ自動車やホンダなど中国生産を拡大する日系自動車メーカーの現地工場向けに販売し、08年に5億円の売上高を目指す。
 新会社「藤倉化成(佛山)塗料」の資本金は1億3千万円で、藤倉化成が40%、極東貿易と上海塗料が30%を出資した。新工場の投資額は1億8千万円。内外装やランプ部品に使う樹脂向けの塗料を年500トン規模で生産する。
 同社の中国生産拠点は上海と、5月に稼働した天津に次いで3カ所目。

*上海は提携会社の上海塗料(上海造漆廠)
http://www.shanghaipaint.com/


日本経済新聞 2005/10/13

マレーシア社を買収 関西ペイント

 マレーシアの建築用塗料会社を買収する。買収額は関西ペイントグループ全体で約12億円。これまで同社はマレーシアで自動車用塗料の製造販売*を手掛けてきた。今後、建築分野で塗料の市場拡大が見込めると判断した。買収したのは「
サイム・コーティング**」。資本金は約12億円で、関西ペイントが45%出資し、残りをインドにある同社の連結子会社***が負担する。

*マレーシアで自動車用塗料の製造販売

 会社名:Sime Kansai Paint Sdn. Bhd.
 立地  :Selangor Darul Ehsan
 出資者:関西ペイント
      
Sime Coatings Sdn Bhd
       (Sime Darby Berhad グループ)
 設立  :1995/10
      2002/4 子会社化
 
** 今回の買収は上記JVの相手会社

*** インドの連結子会社

 会社名:Goodlass Nerolac Paints Ltd..
        
http://www.nerolac.com/index.jsp
 立地  :インド各地
 設立  :1920
 出資者:関西ペイント 64.52%
      一般株主   35.48%

        当初 関西ペイント 35.96%
            Forbes Gokak 28.56%
         1999年関西ペイントがパートナーの持株を買収

 


日本経済新聞 2005/12/1

コンテナ用塗料 中国に新工場 関西ペイント

 関西ペイントは中国最大の海運会社、中国遠洋運輸集団(コスコ)グループと共同出資で中国広東省珠海市にコンテナ用塗料などを生産する工場を新設する。

 関西ペイントが35.29%出資し残りをコスコグループが負担する。新工場ではコンテナ用塗料のほか、海水によるさびを防ぐ重防食塗料も生産する。生産規模は月産1000トン。

COSCO Group http://www.cosco.com/en/index.jsp
中国遠洋運輸(集団)総公司は船体規模ランキングで世界2位で、海運のほか、造船やコンテナ製造、港湾、フォワーディングまで幅広く手がける。


日本経済新聞 2006/3/14

塗料大手、インド本格進出 車生産 急拡大で
 日本ペイントは年内、大日本塗料も検討


 
日本ペイントはシンガポールの塗料会社ウットラムグループと合弁で月産300トン規模の工場を稼働させる。投資額は約13億円。自動車用塗料を中心に生産し、スズキ子会社の自動車大手マルチ・ウドヨグなどに供給する。建築用などの汎用塗料もウットラムとの合弁生産を検討中で、生産規模がさらに増える可能性がある。
 
大日本塗料はインドでの需要予測など市場調査を始めており、「合弁会社の良いパートナーを見つけたい」(山下文隆社長)と現地企業の発掘を進める方針。06年度中にも現地生産のスキームを固める。生産品目は家電などに使うプラスチック用塗料や金属用塗料が有力候補となる。
 
日本ペイントは中国での工場建設が一巡したと判断、新投資先としてインド市場を開拓する。大日本塗料は海外進出が遅れており、インドで巻き返しをうかがう。
 先行する
関西ペイントはインドに5工場を持つ。このうちデリーの工場は塗料生産量を2、3年内に現在の2.5倍の月6千トンに拡大、自動車や建築向けなどの供給力を高める。インド南部でのトヨタ自動車の新工場建設に合わせ、バンガロール市近郊にも工場を新設する計画だ。総投資額は未定だが、20億−30億円規模になるもよう。


2006年4月6日 化学工業日報 

大日本塗料、新日鉄化学の防食塗料事業を買収

 大日本塗料が新日鉄化学の防食塗料事業を買収する。タールエポキシ塗料やクマロン樹脂などの製造設備および付帯設備を買収するもので、グループの中核事業である構造物塗料事業のさらなる規模拡大を狙う。今後、業務移管を行い今年10月に新会社を設立、グループとの連携強化を図っていく考えだ。大日本塗料が買収する新日鉄化学の防食塗料事業の2005年度売り上げは約36億円。4月以降、新会社の設立・業務システム移管を進め、10月から営業開始する。


平成18年8月7日 日本ペイント

日本ビー・ケミカル株式会社ならびにBee Chemical Company の完全子会社化に関するお知らせ

 当社は、平成18年8月7日開催の取締役会において、
@ Bee Chemical Company(“Bee”)の完全子会社であるエヌ・ビー・ホールディングス有限会社(“NBH”)の発行済株式のすべてを取得し、NBH と当社が折半で所有している日本ビー・ケミカル株式会社(“NBC”)を完全子会社化すること
A その後、当社の米国における完全子会社であるNippon Paint (USA) Inc.(“NPU”)を通じてBeeの全株式を取得し、同社を完全子会社化すること
の2 点を決議いたしましたのでお知らせいたします。

 この一連の取引の結果、当社は、日本におきましてNBH を、米国におきましてBee およびMorton Nippon Coatings(“MNC”)の3 社を新たに完全子会社化することになります。なお、NBCは従来から当社の連結対象会社(当社持分50%)として扱ってまいりましたが、今後実質100%持分の完全子会社となります。



2006年10月6日 シャープ

トウモロコシを原料とした速乾性の新・植物系樹脂塗料(デンプン塗料)を開発・実用化
 従来比※11/2の乾燥時間と、塗装工程の簡易化を実現。
 亀山第2工場製AQUOSから採用

 シャープは、関西ペイント株式会社(以下、関西ペイント:大阪市・小林正受 社長)と共同開発したトウモロコシのデンプンを主原料とした植物系樹脂塗料(デンプン塗料)※2をさらに進化させ、乾燥時間を1/2に短縮し、塗装工程の簡易化を実現した速乾性の新・植物系樹脂塗料の開発・実用化に成功しました。

 
参考資料

1.植物系樹脂塗料による循環型社会への貢献

 石油などの化石資源を原料とする一般的な塗料は、焼却されると化石資源に含まれている炭素が二酸化炭素となって放出され大気中の総量が増加します。しかし、植物系樹脂塗料は、原料の植物が成長過程で吸収してきた二酸化炭素が燃焼時に放出されるだけで、大気中の二酸化炭素の総量は変化しません。また、原料のトウモロコシは再生可能資源であり、循環型社会への貢献を果たすことにつながります。




2.新・植物系樹脂塗料の開発ポイント



August 28, 2016  Bloomberg 

Kansai Paint in Talks to Buy a Saudi Aramco Coatings Supplier

Kansai Paint Co. plans to buy Saudi Industrial Paint Co., a supplier of protective coatings to Saudi Arabian Oil Co., to tap into Persian Gulf countries’ energy and infrastructure industries.

Terms are still being negotiated and the deal is unlikely to close until the fourth quarter, Kansai Paints President Hiroshi Ishino said said in an interview in Doha on Friday. SIPCO, as the Dammam-based company is known, didn’t respond to requests for comment.

Kansai Paint’s biggest customers are in the Japanese auto industry. The Osaka-based company wants to expand decorative-paints and industrial-coatings sales outside its home market, Ishino said. While a plunge in oil prices has hurt economic growth in the Gulf Cooperation Council, Qatar, Kuwait and the United Arab Emirates are upgrading infrastructure.

India and the GCC “are the fastest-growing regions for the next five years, and we are hoping to expand 10 percent per year in these markets,” the executive said. The acquisition of SIPCO would give Kansai an operational base in Saudi Arabia for supplying protective coatings to the oil and gas industry.

Kansai Paint also restarted a factory in Iran this year and is taking an “aggressive approach” in the country, but delays in reconnecting the financial system to global banks has hindered expansion, said Ishino, who visited Tehran in February. The Japanese paintmaker is also looking at acquisitions in Kenya or Tanzania, he said, declining to identify potential targets.
Before it's here, it's on the Bloomberg Terminal.

2016 年 8月 30 日 関西ペイント

サウジアラビでの 現地塗料メーカーの株式取得 について

関西ペイントの中東地域の関連会社である Kansai Paint Middle East FZCO (UAE)およびその子会社のKansai Paint Saudi Ltd は、サウジアラビア王国の塗料メーカであるSaudi Industrial Paint Companyの株式を以下とおり取得することしましたのでお知らせいたします。

Saudi Industrial Paint Companyは、サウジアラビア王国で主に防食用塗料の事業を展開する塗料メーカーであり、大手石油会社向けの供給に必要な承認製品を有するなど、 これまでも現地で多くの供給実績があります。
同社の製品につきましては、 今後、見込まれる政府系プロジェクトのほか、大手石油会社などへの納入についても展開が可能であると見込んおります。

今回の株式取得は、当社グループがサウジアラビア王国への本格的な事業参入を果たすともに、防食用塗料だけでなく、同国における建築用塗料などでの事業展開ついても飛躍的拡大・加速に寄与するものと考えております。

会社名:Saudi Industrial Paint Company
所在地: サウジアラビ王国 ダンマーム
設 立 : 1982 年
事業内容: 防食用および建築用塗料の製造・販売
出資比率: KP SaudiSaudi 95 %、Kansai Paint Middle East FZCO 5%
業績規模 : 売上高 約 6億円 (直近年度)
販売目標 : 20 19 年度に売上高 約 45 億円 、営業利益 約 6億円
(買収後に建築用塗料事業も開始予定。上記の売上高 45 億円には建築塗料 も含む。)


2016年12月6日 関西ペイント  

欧州塗料メーカーの Helios Group の株式取得(子会社化)に関するお知らせ

当社は、2016年12月6日の取締役会において、欧州の塗料メー カー Helios Group 各社の持株会社であるAnnagab S.A. (本社:ルク センブルク)の全株式を、同社の全株式を保有するRing International Holding AG (本社: オーストリア)その他の株主より取得し子会社化することを決議し、株主との間で株式譲渡契約を締結いたしました。

なお、本件取引は、必要な各国の競争法に基づく条件の充足、その他の一般的な前提条件を満たすこと等を株式譲渡実行の条件としております。

Helios Groupは、 西欧を中心に塗料事業を展開していたRing の塗料事業と、中東欧・ロシアを中心に展開していたスロベニアの塗料メーカー  Helios Domžale Group が 2014年に同じグループになることにより誕生した工業塗料分野に強みを持つ塗料メーカーであり、現在、中東欧、西ロシアなど欧州各国で事業展開を行っています。

 

社名 Annagab S. A. (塗料メーカー Helios Group 各社の持株会社
場所 Luxemboug
株主 関西ペイント 100%

 2016/12 下記との間で 株式売買契約締結
  http://www.kansai.co.jp/finance/sonota/20161206.pdf

従来の株主
 Ring International Holding  91.0%
 Templeton Strategic Emerging Markets Fund IV, LDC  9.0%

設立 2014/1/7 
 Ring による Helios Domzale Group 買収のために設立
能力  
備考 西欧を中心に塗料事業を展開していたRing の塗料事業と、中東欧・ロシアを中心に展開していたスロベニアの塗料メーカー  Helios Domžale Group が 2014年に同じグループになることにより誕生した工業塗料分野に強みを持つ塗料メーカーであり、現在、中東欧、西ロシアなど欧州各国で事業展開を行っている。

 



2017/11/22  日経

日本ペイントHD、米塗料大手に買収提案 世界4位狙う

塗料メーカーで世界5位の日本ペイントホールディングス(HD)は22日、同7位の米Axalta Coating Systemsに買収を提案したと発表した。買収が成功すれば世界4位に浮上する。世界の塗料業界では規模拡大でコスト競争力を強めようと、大型のM&Aが活発になっている。世界規模の再編が日本勢にも及んできた。



アクサルタの時価総額は約9200億円で、日本ペイントHDは買収の方法や金額は明らかにしていない。日本ペイントHDは22日に「買収提案したが、合意に至る確約はない」とのコメントを発表した。

Axalta  発表 Nov.22, 2017

Axalta Confirms Acquisition Discussions with Nippon Paint
 

Axalta Coating Systems, a leading global coatings company, today issued the following statement:

“Axalta today confirmed that it is engaged in discussions with Nippon Paint regarding a potential acquisition of Axalta. Axalta will pursue such a transaction only if its Board of Directors determines that it is in the best interest of Axalta to do so. There can be no assurances that a definitive agreement between the parties will be reached or on what terms.”

Axalta is a global leader in the coatings industry, providing customers with innovative, colorful, beautiful and sustainable coatings solutions. From light vehicles, commercial vehicles and refinish applications to electric motors, building facades and other industrial applications, our coatings are designed to prevent corrosion, increase productivity and enhance durability. With more than 150 years of experience in the coatings industry, the 13,300 people of Axalta continue to find ways to serve our more than 100,000 customers in 130 countries better every day with the finest coatings, application systems and technology. For more information, visit axaltacoatingsystems.com and follow us @axalta on Twitter.

日本ペイントHDの2016年の売上高は5140億円で塗料業界で世界5位。アクサルタは7位で自動車用塗料や同補修用塗料を主に手がけ、16年12月期の売上高は41億ドル(約4600億円)だった。

Axaltaは塗料世界首位のAkzoNobel (オランダ)と経営統合に向けた交渉をしていたが、21日(米現地時間)に交渉を打ち切ったと発表。22日、日本ペイントと交渉すると発表した。

Oct 30, 2017

Axalta Confirms Discussions with AkzoNobel Regarding Potential Merger of Equals Transaction

Axalta Coating Systems, a leading global coatings company, today issued the following statement:

“Axalta today confirmed that it is engaged in discussions with AkzoNobel regarding a potential merger of equals transaction between Axalta and Akzo’s Paints & Coatings business. Axalta will pursue such a transaction only if its Board of Directors determines that it is in the best interest of Axalta to do so. There can be no assurances that a definitive agreement between the parties will be reached or on what terms.”

ーーー

Nov.21, 2017

Axalta and AkzoNobel End Merger of Equals Discussions
 

Axalta Coating Systems, a leading global coatings company, today confirmed that its previously announced talks with AkzoNobel have ended regarding a potential merger of equals transaction between Axalta and Akzo’s Paints and Coatings business, as the companies were unable to reach mutually agreeable terms. Axalta continues to pursue other value-creating alternatives.

“After pursuing a potential combination of Axalta and Akzo, we concluded we could not negotiate a transaction on terms that meet our criteria,” said Charles W. Shaver, Axalta’s Chairman and Chief Executive Officer. “Any transaction we ultimately agree to needs to generate superior long-term value for Axalta shareholders as compared to the continued execution of our strategic plan.”



日本ペイントHDがアクサルタを完全子会社化した場合、米RPMインターナショナルを抜き世界4位に浮上する。日本ペイントHDは売上高の6 割を中国などアジアに依存する。米国に基盤を持つアクサルタと手を組むことで、北米での展開を急ぐ。

塗料ビジネスは世界的に主力の建築向けを中心に価格競争に入っている。世界大手は企業規模を大きくすることで、原材料の調達量を増やしてコスト低減につなげようとしている。

世界3位の米シャーウィン・ウィリアムズが米同業を買収し、17年6月に2位に浮上した。

March 20, 2016

THE SHERWIN-WILLIAMS COMPANY TO ACQUIRE VALSPAR FOR $113.00 PER SHARE IN CASH OR $11.3 BILLION

Creates a Premier Global Paints and Coatings Company 
Significantly Expands Position in Asia-Pacific and EMEA; Extends Capability Set into Packaging and Coil with Leadership Positions
$280 Million of Annual Synergies
Transaction Expected to be Immediately Accretive to Earnings (Excluding One-Time Costs)
Pro Forma Sherwin-Williams to Have Enhanced Cash Flow Profile; Committed to Rapid Deleveraging Using Significant Free Cash Flow

The Sherwin-Williams Company and The Valspar Corporation today announced that they have entered into a definitive agreement under which Sherwin-Williams will acquire Valspar for $113 per share in an all-cash transaction, or an enterprise value of approximately $11.3 billion.  At $113 per share, the transaction, which has been unanimously approved by the Boards of Directors of both companies, represents a premium of approximately 41% to Valspar's volume weighted average price for the 30 days up to and including March 18, 2016.

Sherwin-Williams and Valspar have highly complementary paints and coatings offerings and this combination enhances Sherwin-Williams position as a premier global paints and coatings provider.  The transaction results in an exceptional, diversified array of strong brands and technologies, accelerates Sherwin-Williams growth strategy by expanding its global platform in Asia-Pacific and EMEA, and also adds new capabilities in the packaging and coil segments. The combined company would have pro forma 2015 Revenues and Adjusted EBITDA (including estimated annual synergies) of approximately $15.6 billion and $2.8 billion, respectively, with approximately 58,000 employees.

アクゾは16年に独化学大手、BASFの工業用塗料事業を買収した。

2016.12.17

BASF、アクゾへ工業用塗料事業の売却完了

BASFは、アクゾノーベルへの工業用塗料事業の売却を完了したことを発表した。BASFの工業用塗料事業は、コイル、パネルコーティング、壁紙用塗料や風力向け等の工業用塗料を欧州・中東・アフリカ地域で行っていた。2015年BASFコーティングス事業部の世界売上高は32億ユーロで、今回売却した工業用塗料事業の売上は、全体の1割にあたる約3億ユーロであった。

なお、BASFのコーティングス事業部は、引き続き既存の自動車用OEM塗料、自動車補修用塗料、ブラジルでのSuvinil® ブランドによる装飾用塗料の事業を展開していくとしている。

グローバル競争が激しくなるなか、日本企業も外国籍の企業と経営統合することで、世界市場で優位な地位を築く動きが増えている。日本板硝子が当時売上高で2倍近い規模の英ピルキントンを買収したり、森精機製作所(現DMG森精機)が独同業と経営統合したりしている。

ただ最近は化学業界で米ダウ・ケミカルと米デュポンが経営統合するなど、世界規模の大型再編も出てきた。日本企業にとっても、グロバール市場を見据えたM&A戦略がさらに求められそうだ。

 

シンガポール塗料会社のWuthelam Groupは子会社であるNIPSEA Internationalを通して日本ペイント株 38.99%を所有。

日本ペイントとWuthelam Groupのアジアの連携の全貌は以下の通り。

      日本ペイント  
本部 シンガポール Nipsea Management 50% アジア地域統括
Nipsea Technologies 50%→51% 研究開発
一般

 

 

シンガポール Nippon Paint (Singapore) 40%→51%  
スリランカ   (60%) Nippon Paint Lanka   Silicon Coatings 40%
マレーシア Paint Marketing Co. (M) 25%→51%  
Nippon Paint (Malaysia) 25%→51%  
バングラデシュ   (90%) Nippon Paint (Bangladesh)   現地10%
タイ Nippon Paint (Thailand) 40%→51%  
Nippon Paint
Decorative Coatings (Thailand)
51% 上記から分離
韓国 Nipsea Chemical 40%→51%  
台湾 Asia Industries 34.8%→51%  
香港 Nippon Paint (H.K.) 40%→51% 中国統括&塗料販売
中国   (100%) Nippon Paint China Holdings (40%→51%)  
  (100%)Langfang Nippon Paint    
(100%) Nippon Paint (Tianjin) 廊坊立邦立東塗料&
天津立邦聖連達粉末塗料を統合
Nippon Paint (China) 40%→51%  
Guangzhou Nippon Paint 40%→51%  
Nippon Paint (Chengdu) 40%→51%  
Guang Li Chemicals (Shanghai) 38.65%  
Nipsea Chemical (Shanghai) 51%  
フィリピン Nippon Paint Philippine 51%  
インド Nippon Paint (India) 50%  
パキスタン Nippon Paint (Pakistan)    
船舶 日本 日本ペイントマリン 60% Nipsea Pte.,Ltd 40%
シンガポール   Nippon Paint Marine (Singapore)    
マレーシア Nippon Paint Marine (Malaysia)
韓国 Nippon Paint Marine (Korea)
台湾 Nippon Paint Marine (Taiwan)
中国 Nippon Paint Marine (China)
Nippon Paint Marine (Zhangjiagang)
Nippon Paint Marine (H.K.)

 



2019
17日  日本ペイントホールディングス               
化学会社の海外進出一覧

豪州塗料メーカー DuluxGroup Limited社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ

当社は、豪州・ニュージーランドを中心にハイブランド塗料DIY用品の製造販事業を行う豪州証券取引所に上場するDuluxGroup Limitedの発行済株式の100%取得し、Dulux子会社化するための手続きを開始することを、取締役会決議に基づき本日決定いたしましたので、お知らせいたします。

本件株式取得に当たっては、豪州上場会社の株式を100%取得する方法の一つである州会社法に基づくScheme of Arrangementの手続きにより、Duluxの全株主の保有する株式を現金対価で取得する予定であり、本日、Duluxとの間で本件株式取得に関する合意内容を定めるScheme Implementation Deedを締結いたしました。

SOAの実施には、本件株式取得の受入れに対するDuluxの株主総会における承認(投票議決権ベース75%以上かつ出席投票株主の頭数の過半数による承認)豪州裁判所による承認、豪州外国投資審査委員会の承認、ニュージーランドにおける外国投資局の承認等が必要とされているため、これらの要件が充足されない場合には、SOAを通じた同社株式の100%取得ができず本件株式取得が実現しない可能性があります。

1.株式取得の理由

当社は、2018年度からスタートさせた3か年の中期経営計画において、「アジアでの圧倒的ポジションを確立し、グローバルに成長を加速する」ことを標榜し、新たな価値を創造し続けるリーディングカンパニーとなることを目指しております。また、既存セグメントの徹底的な強化、ポートフォリオ拡充の加速、収益力の向上Global One Team」運営強化を重点施策として、それらの実行邁進してまいりました。

他方で、ANZの塗料市場は、先進国にあって、なお安定成長を堅調に重ねている魅力的な市場であり、DuluxはそのANZ塗料市場における首位の市場シェアを有しております。同社は特に建築用塗料領域において知名度の高いブランドを豊富に揃え、2位以下を大きく引き離し市場シェアを拡大し続け豪州屈指の優良企業であります。

そのため、本件株式取得の実施世界の塗料需要の中で規模が大きく、かつ成長余地の大きな建築用塗料事業において、強いポジションを確保しつつ、地域ポートフォリオを、成長著しい地域と安定成長が期待できる地域のバランスの取れたものにすることにより、事業基盤さらに頑強なものにし、当社の中期経営計画の進捗に大いに貢献するものであると確信しております。

なお、本件株式取得に当たっては、社がDuluxの株式を取得いたします。本件株式取得に要する買収資金につきましては、金融機関からの借入を想定しており、新株発行を伴う資金調達予定いたしておりません。

2.本件株式取得のスキーム及びスケジュール

本件株式取得は、豪州会社法に基づくSOAにより実施され、本件株式取得提案に対するDuluxの株主総会における承認(投票議決権ベースで75%以上かつ出席投票株主の頭数の過半数による承認)州におけるビクトリア州最高裁判所の承認、豪州外国投資審査委員会の承認及びニュージーランドにおける外国投資局の承認条件を満たすことにより、反対又は決議に参加しなかった株主が保有する株式も含めた100%の株式を取得することができます。

3.異動する子会社(特定子会社)の概要2018930日現在)Dulux並びにその傘下のDuluxGroup (New Zealand) Pty Ltd及びAlesco Corporation Pty Ltdは資本金の額が資本金の額の100分の10を超えるため、本件株式取得後に当社の特定子会社に該当する見込みです。なお、Duluxは子会社41社(201949日時点)を有しております。

 


日本ペイント 2024/10/28  

グローバル・スペシャリティ・フォーミュレーターAOC社の持分取得(子会社化)に関するお知らせ

当社は、米国・欧州を中心に事業を展開するスペシャリティ・フォーミュレーターであるAOC, LLCをはじめとした企業群を傘下とするLSF11 A5 TopCo LLCの全持分を取得して子会社化することを決定し、持分譲渡契約を締結しましたのでお知らせいたします。
なお、本持分譲渡契約の締結は、2024年9月26日開催の当社取締役会において代表執行役共同社長両名へ決定の権限を一任することを決議しており、諸条件が整ったことから正式に締結することを2024年10月28日に決定いたしました。

※ スペシャリティ・フォーミュレーターとは、建築物・インフラ設備・輸送機器・船舶等で使用されるCASE(Coatings, Adhesives, Sealants and Elastomers:コーティング剤・接着剤・密封剤・エラストマー)や着色剤、複合材料等のコーティング周辺製品向けに、不飽和ポリエステルやビニルエステル等の配合設計・製造・販売を行う企業です。

1. 本件持分取得の理由

当社は、経営上の唯一のミッションである「株主価値最大化(MSV)」の実現に向けて、経営モデル「アセット・アセンブラー」のもと、既存事業の成長によるオーガニックなEPSの積み上げと、事業・地域・規模に制限を設けることなく、良質で低リスクなM&AによるインオーガニックなEPSの積み上げを追求しています。また、「アセット・アセンブラー」モデルに対して、資本市場からの理解・評価を獲得していくことによって「PERの最大化」を目指しています。

AOC社は、今後も成長が見込まれる分野も含めた幅広い顧客基盤、顧客のニーズに合わせて高度にカスタマイズ可能な技術力、柔軟に対応可能な物流網の保有等により、コーティング周辺製品向けスペシャリティ・フォーミュレーターとして、米国及び欧州市場においてリーディングポジションを獲得しています。また、優れた収益性や軽い設備投資負担等の特長により、優れたキャッシュ創出力を有しています。

日本ペイントグループにおいては、安全なEPS(一株当たり当期純利益)の積み上げへの寄与に加え、グループ会社との連携による既存事業の成長の一助となることも期待されます。

なお、本件持分取得により、買収初年度より当社のEPSにプラス貢献する見込みです。また本件持分取得に要する買収資金は、金融機関からの借入を想定しており、新株発行を伴う資金調達は予定していません。

2. 異動する子会社の概要

(1)名称 LSF11 A5 TopCo LLC(AOC社)
(2)所在地 Collierville, TN
(3)代表者の役職・氏名 Joseph Salley, Chief Executive Officer
(4)事業内容 コーティング周辺製品等向けの不飽和ポリエステルやビニルエステル等の配合設計・製造・販売を手掛ける運営会社の持株会社
(5)資本金 194百万USD(28,170百万円)(2023年12月31日時点)
(6)設立年月日 2021年8月5日
(7)出資者及び出資比率 LSF11 A5 Parent, L.P.:100%