新日鉄化学、コールケミカル事業を拡大
新日鉄化学はコールケミカル事業を強化する。同社は4月1日付で実施した組織改革により、ニードルコークスやガスなどの汎用品事業とタール系機能化学品を一本化している。グループ会社も含めて汎用品部門の競争力を高めるとともに、高付加価値のファイン製品の拡大を図り、タールバリューチェーンを強化する。環境に対する関心から要望が強まっているベンゾピレンを除去したクレオソートの生産には、国内タールメーカーで唯一生産対応する見通しで、東邦理化と提携して市場開拓を進める。
英国における子会社の設立
及びファインケミカル関連現地法人への資本参加に関するお知らせ
当社は、2003年7月30日(英国時間)付にて英国に当社100%出資により「セントラルガラスヨーロッパリミテッド」(Central
Glass Europe Ltd.)<以下CGE社と略す。>を設立いたしました。
また、2003年8月28日(英国時間)付にて、CGE社を通してフッ素化合物を主としたファインケミカル企業の「アポロサイエンティフィックリミテッド」(Apollo
Scientific Ltd.)<以下ASL社と略す。>に資本参加を行い同社発行株式の33%を取得しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1.CGE社設立の目的
当社は、ファインケミカル事業の国際展開を進めるため、主要マーケットである米国並びに欧州での活動範囲の拡充を図っております。既に米国において活動を行なっている子会社「セントラルガラスインターナショナルインコーポレィテッド」(Central
Glass International Inc.)<以下CGI社と略す。>に加え、欧州に活動拠点を新たに開設し、アジア、米国、欧州の3大市場をカバーする体制を整えるものであります。
2.CGE社の概要
(1)商号 | セントラルガラスヨーロッパリミテッド(Central Glass Europe Ltd.) | |
(2)取締役 | 根岸章(当社常務取締役) 他3名 | |
(3)所在地 | 英国ストックポート市(マンチェスター市近郊) | |
(4)設立年月日 | 2003年7月30日 | |
(5)主な事業内容 | ファインケミカル製品の販売仲介・情報収集など | |
(6)人員 | 1名(取締役) | |
(7)決算期 | 12月 |
3.ASL社への資本参加の目的
ASL社は、1996年に英国セシール市に設立され、大学、企業、国の研究機関などの研究開発用途を中心としたフッ素化合物を取り扱う販売会社であります。同社の10,000種以上のフッ素化学品を掲載したカタログは、広く世界の研究機関に知られており、研究開発をサポートするフッ素化合物の迅速かつ広範な対応能力は高く評価されております。
当社は、欧米におけるフッ素化合物の受託製造・販売の一層の展開を図るべく、米国において昨年、CGI社を通して、米国のコントラクト・ラボベンチャー「シンクェストラボラトリーズインコーポレィテッド」(SynQuest
Laboratories, Inc.)を買収いたしましたが、このたび欧州においてASL社へ資本参加することにより、医薬品、農薬、電子材料の3大市場であるアジア・米国・欧州全域を網羅した製造、販売、情報のネットワークを構築し、グローバルなサービスの提供を図るものであります。
4.ASL社の概要
(1)商号 | アポロサイエンティフィックリミテッド(Apollo Scientific Ltd.) | |
(2)代表者 | ピーターホワイトヘッド(Peter
Whitehead) アンドリューヒルガート(Andrew Hilgart) フィリップウォーカー(Philip Walker) |
|
(3)所在地 | 英国ストックポート市(マンチェスター市近郊) | |
(4)設立年 | 1996年 | |
(5)主な事業内容 : | フッ素化学薬品その他ファインケミカル製品の仕入れ及び生産受委託による販売 | |
(6)社員数 | 28名(内研究員5名) | |
(7)決算期 | 8月 | |
(8)発行済株式総数 | 99株 | |
(9)株主 | 上記代表者が各33株保有 | |
(10)売上高 | £4.3 million(2002年8月期) |
5.取得株式数及び取得前後の所有株式の状況
(1)取得前の所有株式数 0株
(2)取得株式数 33株
(3)取得後の所有株式数 33株(所有割合33.3%)
6.今後の見通し
欧州における子会社CGE社設立及びASL社への資本参加は、当社のファインケミカル事業を中心とする成長分野の拡充と収益力の強化につながるものと考えます。
Apollo
Scientific Who are we? http://www.apolloscientific.co.uk/
Here at Apollo Scientific, we specialise in being able to supply any chemical that today's chemist requires and at a very competitive rate. Our speciality is fluorochemicals and we have the experience to support fluorochemical research from conception to full-scale commercial production. We also offer a huge range of organic and inorganic intermediates and we stock consumables for most spectroscopic techniques including NMR, UV, IR and mass spectrometry.
Products
Chemical Search | ||
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Product areas | ||
Fluorochemicals Apollo are proud to offer their customers one of the widest range of fluorine containing compounds in the world. |
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Lifesciences Key products for molecular biology, plant sciences, and genetics all available from stock for fast delivery. |
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Spectroscopy This section of the site covers deuterated solvents, NMR tubes, Infrared optics and accessories, mass spetrometry standards and UV cells. |
ファインケミカル系商社の事業を統合
http://www.mitsui-chem.co.jp/whats/031106.pdf
当社(社長:中西宏幸)は、グループ経営強化のため関係会社の整理・統合を進めてまいりましたが、ファインケミカル系商社である三井化学ファイン(株)とサンテクノケミカル(株)を2004年4月1日付けで合併させ、三井化学ファイン株式会社(略称MFC)として発足することと致しました。
新会社は、資本金4億円、人員50人でスタート致しますが、効率化を推進するとともに積極的な拡販を図ることにより、2004年度で270億円の売上高を、3年後の2006年度には売上高300億円に拡大させるとともに安定的に収益を確保していくことを目標としております。(新会社の概要は別紙をご参照下さい。)
新会社は、三井化学グループのファインケミカル系商社として位置付けられており、両社の営業ネットワークの活用や品揃えの充実、経営の効率化を進めることにより、三井化学グループ内のシナジー効果実現の一翼を担うこととなります。同時に、三井化学の技術力を背景として、両社が培ってきたノウハウと知見を基に、顧客のニーズに応じた情報・素材の提供と、智恵を生かした創造的営業展開により、国内外における競争力の一層の強化を図ります。
事業分野は、(1)ヘルスケア材料、(2)眼鏡材料、(3)電子情報材料、(4)機能材料、(5)精密薬品の製造及び販売で、多くの当社のコア事業製品を手がけており、ユーザーニーズに立脚した販売活動を行い、積極的な海外展開を含めて、売上高及び収益の拡大を図ります。
(別紙)新会社の概要
1.社名 : 三井化学ファイン株式会社
2.設立 : 2004年4月1日
3.資本金 : 4億円
4.本社所在地 : 東京都中央区日本橋室町四丁目3番18号 東京建物室町ビル4階
5.事業所 : 本社(東京)、大阪支店、名古屋支店、福岡出張所
6.社長 : 青木邦達(現三井化学ファイン社長)
7.従業員数 : 50人(設立時)
8.事業内容 :
次の製品の製造及び販売
(1)ヘルスケア材料
(2)眼鏡材料
(3)電子情報材料
(4)機能材料
(5)精密薬品
9.売上高2004年度:270億円
(ご 参 考)
三井化学ファイン鰍ニサンテクノケミカル鰍フ概要
社 名 | 三井化学ファイン(株) | サンテクノケミカル(株) |
設 立 | 1976 年4 月 | 1994 年3 月 |
資本金 | 1
億円 (三井化学 50 %) (三井東圧無機薬品35 %) (三井物産 15 %) |
3
億円 (三井化学 100 %) |
社 長 | 青木 邦達 | 大歳 忠彦 |
本 社 | 東京都中央区日本橋本町3
−7 −2 シオノギ本町共同ビル6 階 |
東京都中央区日本橋本町4
−5 −14 入江ビル6 階 |
従業員数 | 40 名(2003 年3 月末) | 19 名(2003 年3 月末) |
事業内容 | ファインケミカル製品の製造及び販売 | エポキシ樹脂硬化剤、各種アミン類、特 殊溶剤及びジメチルカーボネートの誘導 体などの販売 |
売上高 | 207 億円(2002 年度) | 42 億円(2002 年度) |
2004年6月17日 住友化学
精密化学部門の再編について
−住化ファインケムの吸収合併による新体制のスタート−
住友化学はかねてお知らせの通り、2004年7月1日に住化ファインケム株式会社を吸収合併いたしますが、この機に精密化学部門の組織を再編し、新中期経営計画に基づいた「高度な有機合成技術を基盤としたSynthetic Specialty Chemicals」へのシフトを強力に推進してまいります。
(1)医薬化学品事業を精密化学部門の中核事業として再編
7月1日付けで、住友化学と住化ファインケムの医薬化学品事業を再編し、医薬原体事業部と医薬中間体事業部を設置いたします。これら2事業部は医薬中間体の受託開発・生産から、独自製法に基づく医薬原体の製造・販売までをカバーし、国内外の製薬メーカーのニーズにきめ細かく応えながら、これまで両社が培ってきた高い技術力と高度な品質保証体制の相乗効果を発揮し、精密化学部門の中核事業として医薬化学品事業を強化してまいります。
(2)既存事業分野における再編
また同日付けで機能材事業部を廃止し、同事業部の事業を化成品事業部に統合いたします。
精密化学部門では、高分子凝集剤事業を本年3月末に三井化学アクアポリマー鰍ノ譲渡し、紙用加工樹脂事業を本年末に田岡化学工業鰍ノ移管するなど、経営資源の再配置を進めてまいりました。これら一連の事業再編の結果、既存組織を効率化し改組することとしたものです。
なお、住化ファインケムの樹脂着色剤、有機ゴム薬品事業は、グループ会社である住化ケムテックス鰍ェ継承いたしますが、この機に、これまで化成品事業部で取り扱っていました一部の有機ゴム薬品、酸化防止剤、紫外線吸収剤事業の営業権を同社が譲り受け、これらの製品からなる化成品事業を一つの柱として育成してまいります。
(3)将来にむけた経営資源の投入
精密化学品研究所は住化ファインケムとの合併により100人を超える規模の研究所となります。両社のシナジー効果を発揮し既存研究の一層の高度化・効率化を図りつつ、得意とする有機合成・精密合成技術を活用し、エネルギー分野など将来の精密化学部門の柱となる新規事業の探索・育成に資源を投入してまいります。一方、精密化学部門の品質保証専門部署として「精密化学品質保証室」を新設いたします。より高機能な製品を提供していくために需要家の満足を得る高度な品質保証体制を確立するために設置するものです。
また住化ファインケムの歌島(大阪市)、岡山、岐阜の各工場は住友化学大阪工場に編入し、効率的な工場運営を目指すとともに、各工場間の柔軟な連繋により機動力を強化し、製品の安定供給はもちろん、新製品の開発・育成も担うファインケミカルの中核工場として運営してまいります。
1938年 大東化学工業所として創立
1991年 社名をダイトーケミックス株式会社に変更。
中国における機能性精密化学品製造の合弁会社設立に関するお知らせ
http://e-fix.aspir.co.jp/IRPDF/4366/4366_040311nr.pdf
当社は、住友商事株式会社と共同で、中国有数のファインケミカルメーカーである浙江省朕化技股イ分有限公司(所在地:浙江省台州市)と、機能性精密化学品製造の合弁会社を中国浙江省に設立することとなり、3月1日に浙江省黄岩経済開発区管理委員会からその設立が認可されました。
当社は、半導体・液晶・写真材料および医薬品等の製造に使用されるファインケミカル製品のスペシャリティ分野における固有の製造技術をもつ技術開発型科学メーカーであり、将来の同分野における製品の需要構造の変化に対応して、原料の調達が容易な中国で、競争力を有する製品を生産するという戦略から、住友商事と共同で中国進出を決定したものです。
当社と住友商事は、新会社を機能性ファインケミカル製品の海外生産拠点として位置付け、それぞれ副総経理を新会社に派遣し、運営していきます。
新会社の概要は以下のとおりです。
1.会社名:台州朕大科技有限公司
Daito-Huali Chemix (China) Co., Ltd.
2.本店所在地:中国浙江省台州市黄岩区黄岩経済開発区
3. 董事会:
董事長 牟 金香(浙江朕化技股イ分有限公司董事長)
副董事長 村瀬千弘(ダイトーケミックス椛纒\取締役)
4.設立日:2004年3月中旬を予定(工場の稼動は、本年8月を予定)
5.資本金:1,660万元(約2.2億円)
(出資比率)
浙江朕化技股イ分有限公司 51%
ダイトーケミックス 29%
住友商事 15%
上海住友商事 5%
6.事業内容:機能性精密化学品の製造、販売
7.売上規模:約5億円/年
ご参考
浙江朕化技股イ分有限公司
代表者:董事長 牟 金香
設立 1986年
業務範囲 医農薬中間体等の先端精密化学品生産及び販売
売上規模 売上高 人民元4億4,000万
2005/2/3 ダイトーケミックス 中国進出
韓国における液晶パネル用感光性材料製造の合弁会社設立に関するお知らせ
http://www.daitochemix.co.jp/corp/corp/profil/file/050203_nr01.pdf
当社は、住友商事株式会社と共同で、韓国の染料および精密化学品メーカーである株式会社京仁洋行(所在地:韓国仁川広域市)と、液晶パネル用感光性材料製造の合弁会社を韓国仁川広域市(京仁洋行の仁川工場敷地内)に、設立することに合意いたしました。
当社は、半導体・液晶・写真材料および医薬品等の製造に使用されるファインケミカル製品のスペシャリティ分野に固有の製造技術をもつ技術開発型科学メーカーでありますが、最近の日韓の家電メーカーによる韓国内での液晶パネルの増産体制にともない、今後の同分野における液晶パネル用感光性材料の需要増に対応して、市場競争力を有する製品供給体制を早期に確立し、世界シェアの拡大を図るという事業戦略から、今回、住友商事と共同で韓国進出を決定したものです。
今後、当社と住友商事はタイアップし、新会社を液晶パネル用感光性材料の海外生産拠点として位置付け、同製品の販売活動を積極的に展開してまいります。
新会社の概要は以下のとおりです。
1.会社名:DAITO-KISCO株式会社
2.本店所在地:韓国仁川広域市西区石南洞223-48
3.
代表理事:福村俊郎(ダイトーケミックス梶j
4.資本金:80億韓国ウォン(約8億円)
(出資比率)
ダイトーケミックス 40%
京仁洋行 40%
住友商事 20%
5.事業内容:液晶パネル用等の感光性材料の製造、販売
6.工場稼動時期:2005年9月予定
ご参考
株式会社京仁洋行
会長:金 東吉
代表理事:許 David 政先
住所:仁川広域市西区石南洞223-52
設立:1977年
事業内容:染料および精密化学品の製造、販売
売上高: 約90億円