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バイオマス                                  Back

バイオマス・ニッポン総合戦略

   農水省、バイオマス由来プラの実用化実験開始

自動車燃料にバイオマス

プラント各社 廃材発電 商用化へ

生物資源アルコール混合ガソリン普及に法改正へ

2005/12  Petrobras to establish JV in Japan for the import and distribution of ethanol

2004/6   丸紅テクノなど、タイで砂糖キビ絞りカスからエタノール抽出

2004/5  宇部興産、セメント工場内に廃木材チップ燃料化設備を開設

2003/3   神鋼、バイオマス事業を強化

2002/12  日本製紙、木くず廃材を燃料とした発電設備を建設


日本経済新聞 2002/11/12(夕刊)

プラント各社 廃材発電 商用化へ   環境配慮、排水利用も

プラント各社は生ごみや木くずなどバイオマス(生物資源)を燃料とする発電事業に乗り出す。石川島播磨重工業は排水から出るガスを燃やして発電し、食品工場向けなどに電力を供給。日揮は廃木材から石炭化燃料を生産、電力会社に販売する。


日本経済新聞 2003/2/20

自動車燃料にバイオマス 商社など実用化へ 温暖化ガス削減めざす

大手商社や機械メーカーが、廃材や穀物などバイオマス(生物資源)を使った自動車燃料の実用化に乗り出す。生物資源を原料にエタノールなどを生産、ガソリンや軽油の代替燃料として利用する。丸紅などは年内にタイに生産プラントを建設、2006年にも日本への輸出を開始する。日揮や三菱重工業も国内で実証実験に着手した。温暖化ガス削減の有力手段として、生物資源燃料利用の動きが広がってきた。


2002/11/24 朝日新聞

生物資源アルコール混合ガソリン普及に法改正へ


経済産業省は、木くずや廃材、間伐材などバイオマス(生物資源)から取り出したアルコールをガソリンに混ぜた自動車燃料の普及を促すため、03年の通常国会に揮発油等品質確保法改正案を提出する方針を固めた。


2002/07/19 三井物産

バイオ・ナノテック・リサーチ・インスティチュート社、
   産総研の技術ポテンシャルを活用した技術戦略を展開
    
 http://www.mitsui.co.jp/tkabz/news/2002/020719.html


三井物産鰍フナノテク戦略・エネルギー戦略の一端を担っている械NRI社(バイオ・ナノテック・リサーチ・インスティチュート、三井物産100%出資研究開発ベンチャー)は、産業技術総合研究所(産総研)と提携し、種々の分野で共同研究を展開することになりました。

− バイオマスアルコール製造技術への応用 (3年を目処に実用化)
    アルコール選択透過膜(シリカライト)実用化研究
− ケミカルヒートポンプ等への応用 (2年を目処に実用化)
    ナノポーラス材料量産化研究 
− 通信用デバイスへの応用 (1年を目処に実用化)
    高温酸化物超電導薄膜実用化研究  


2002/12/3 日本製紙

木くず廃材を燃料とした発電設備の建設を決定
〜化石燃料由来のCO2を年間10万トン削減〜
   
 http://www.nipponunipac.com/news/news02120301.html


日本ユニパックホールディンググループの日本製紙は、勿来工場(福島県いわき市)に木くず廃材を主な燃料とした流動床ボイラーおよび15,000kW(キロワット)のタービンの建設を決定いたしました。


日刊工業新聞 2003/3/13

神鋼、バイオマス事業を強化

木質系バイオマスの高度なガス化技術を持つフィンランドのカルボナ社と提携し、木質系バイオマスのガス化発電に取り組む。これを機に、バイオマスをソリューション事業の柱の一つとして100億円規模の売り上げを目指す。


2004/05/21 宇部興産

セメント工場内に「廃木材チップ燃料化設備」完成
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=72137

 宇部興産(株)(社長:常見和正)は、木質バイオマスを自家発電設備の燃料として利用するための「廃木材チップ燃料化設備」を本年3月に完工し、このたび本格稼動に入った。
 
 本設備は、宇部セメント工場内に設置した「廃木材破砕設備」と伊佐セメント工場内に設置した「発電用ボイラへの投入設備」を併せたものであり、山口県内及び県外で発生する間伐材や建設廃木材等を、破砕設備でチップ化した後、同社の専用道路(興産道路)を経由して伊佐セメント工場に搬送し、自家発電用の循環流動層ボイラに投入することになる。

 処理能力は約45,000t/年で、自家発電設備で使用する燃料の20〜25%を置き替える予定である。


日刊工業新聞 2004/6/15

丸紅テクノなど、タイでバガスからエタノール抽出する事業立ち上げ

 丸紅テクノシステム(東京都千代田区、石川透社長)、月島機械、サッポロビールの3社連合はタイでサトウキビのバガス(絞りカス)からエタノールを製造するモデル事業を立ち上げる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受け、04年度に企業化の調査を行う。月島機械が米国から導入して研究を進めている高効率エタノール転換技術を利用する。


丸紅テクノシステム http://www.marubeni-techno.com/
   
1987年9月  丸紅株式会社の100%出資により日本アグリシステム株式会社として設立。
1994年4月  幅広く産業機械分野に対応する会社として、業務内容拡張に伴い商号を丸紅サンキ
 株式会社に変更。 
2000年4月  丸紅(株)生活産業機械部及び丸紅マシナリー(株)生活産業部、設備機械部との統合
 に伴い、商号を丸紅テクノシステム株式会社に変更。

月島機械 バイオマス技術      http://www.tsk-g.co.jp/tech/industry/bio.html

バイオマスについて

 バイオマスは広くは生物由来の資源全体を表し、環境調和型の再生可能エネルギー源として注目されています。特に廃棄物系バイオマスに分類される林地残材、建築廃材、稲わら、籾殻、家畜屎尿、厨芥、下水汚泥などは発生量が年間数千万トンにのぼり、資源として大きなポテンシャルをもっています。

 図1)再生可能なバイオマス資源
バイオマスは一般に生物起源の原料を表し、燃料や生分解性プラスチックなど様々な化成品変換し利用されます。植物はCO2を吸収して成長し、新たな原料となるため、バイオマスは再生可能な持続的資源と見ることができます。

 

 

 

 

バイオマスの変換技術

図2)バイオマスの変換技術

 

エタノール製造

 その中でも2001年に米国から技術導入したバイオマスエタノール 技術(図3)は環境にやさしい燃料として期待されるエタノールを 木質系廃棄物から高い収率で製造する技術です。

図3)エタノール製造
BMTプロセスでは従来利用できなかったC5糖分をエタノールに変換する組換え菌を用いることによって、様々なバイオマス廃棄物から高い収率でエタノールを製造することができます。

図4)パイロットプラント概要

■ 場所  米国ルイジアナ州ジェニングス
■ 運転期間  2年間超
■ 処理量  第1パイロットプラント 1T/日
 第2パイロットプラント 4T/日
■ 運転員  6名
■ 原料  バガス、籾穀、ウッドチップ  

 

日刊工業新聞 2004/6/15

丸紅テクノなど、タイでバガスからエタノール抽出する事業立ち上げ

 丸紅テクノシステム(東京都千代田区、石川透社長)、月島機械、サッポロビールの3社連合はタイでサトウキビのバガス(絞りカス)からエタノールを製造するモデル事業を立ち上げる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受け、04年度に企業化の調査を行う。月島機械が米国から導入して研究を進めている高効率エタノール転換技術を利用する。


丸紅テクノシステム http://www.marubeni-techno.com/
1987年9月 丸紅株式会社の100%出資により日本アグリシステム株式会社として設立。
1994年4月 幅広く産業機械分野に対応する会社として、業務内容拡張に伴い商号を丸紅サンキ株式会社に変更。     
2000年4月       丸紅(株)生活産業機械部及び丸紅マシナリー(株)生活産業部、設備機械部との統合に伴い、商号を丸紅テクノシステム株式会社に変更。