2009/9/8 メディセオ・パルタックホールディングス
2009年6月開催の当社および完全子会社のクラヤ三星堂の定時株主総会において、同年10月1日を期して、当社は同社に対して医療用医薬品等卸売事業を分割し、同社は同事業を承継することを決議いたしました。
更に、同社を含む当社連結対象の完全子会社である医療用医薬品等卸売事業会社の以下6社は、同日付をもって合併することを決議いたしております。
これに伴い、2009年10月1日を期して、当社は「株式会社メディパルホールディングス」に、クラヤ三星堂は「株式会社メディセオ」に商号変更する予定です。
メディパルホールディングス
クラヤ三星堂 存続会社 →メディセオ
以下 合併消滅
千秋薬品
潮田クラヤ三星堂
やまひろクラヤ三星堂
平成薬品
井筒クラヤ三星堂
日本経済新聞 2006/12/21 メディセオ・パルタック コバショウを合併へ
パルタック、コバショウ買収 大衆薬卸再編火ぶた 「規模の拡大は不可欠」
医療用医薬品卸最大手メディセオ・パルタックホールディングスが20日、小林製薬から大衆薬卸部門を事実上買収すると発表したことで、遅れていた大衆薬卸の業界再編が一気に加速しそうだ。
両社はメディ・パル傘下の日用雑貨卸パルタックと、小林製薬傘下の大衆薬卸コバショウとの統合協議を始める。
医薬品卸の主な企業 (単位:億円) 2006年3月期連結売上高 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
(注)丹平中田は05年9月期の推計。*は単独売上高 |
2006/12/20 メディセオ・パルタックホールディングス
株式会社パルタックと株式会社コバショウとの経営統合に関する協議開始のお知らせ
株式会社メディセオ・パルタックホールディングスと連結対象完全子会社の株式会社パルタックならびに小林製薬株式会社と連結対象子会社の株式会社コバショウの4社は、パルタックとコバショウ両社の経営統合に関する協議を開始することに合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
経営統合に関する協議開始の理由
パルタックは、化粧品・日用品、一般用医薬品という生活者に密着した商品を一括して取り扱う業態卸として、顧客満足の追求とソリューション提供を行い、規制緩和等の環境変化に対応し、お得意様に信頼される「健康」と「美」を応援する企業として先進的な機能を持
つ新しい次世代卸売業を目指しています。
コバショウは、一般用医薬品、健康食品、日用品を中心に取り扱うセルフメディケーション時代に対応しうる高い専門性を持つ卸売業として、物流機能・情報システム機能の強化を図り、経営目標である「全国展開」「年商3000億円構想」の実現を目指しています。
このように今日までの両社は、化粧品・日用品主体の卸売業と一般用医薬品・日用品主体の卸売業という、多少異なる事業分野において、それぞれが業界におけるリーディングカンパニーとして積極的な事業経営を進めてまいりました。
そこで、両社は、相互の信頼関係を基礎として、共に共同、協力して顧客起点の卸機能強化を図ることを目的として、経営統合に関する協議開始に合意いたしました。
パルタック メディ・パルHD 100.0%
コバショウ 小林製薬 74.2%
スズケン 20.0%
コバショウ従業員持株会 5.5%
1886年 | 小林忠兵衛が名古屋市に雑貨・化粧品・洋酒の合名会社小林盛大堂を開業 |
1888年 | 薬品卸部門を設立 |
1894年 | 自家売薬部門を設立し、タムシチンキなど10種の自家売薬を販売 |
1940年 | 小林製薬株式会社を設立 |
1966年 | 肩凝り薬アンメルツを発売 |
1969年 | トイレタリー分野進出第一弾となるトイレ用芳香洗浄剤ブルーレットを発売 |
1972年 | 米国C.R.Bard社と業務提携し、医療器具輸入販売の株式会社メディコン を設立 |
1975年 | トイレ用芳香剤サワデーを発売 |
1985年 | 小林脳行の営業権を譲受 |
1992年 | 医療機器事業部/小林メディカルを設立 |
2001年 | カイロ等の桐灰化学株式会社を買収 |
2002年 | 日立造船(株)より健康食品事業(杜仲茶)の譲渡受け |
2005年 | 株式会社スズケンから一般医薬品卸売事業を譲り受ける |
平成16年9月22日 小林製薬
一般用医薬品卸売事業の事業移管と業務資本提携についてのお知らせ
小林製薬株式会社(以下小林製薬)と株式会社スズケン(以下スズケン)は、本日開催の両社取締役会において、平成17年4月1日をもちましてスズケンの一般用医薬品卸売事業を小林製薬の子会社である株式会社コバショウ(以下コバショウ)に移管し、スズケンがコバショウへ出資することに合意いたしましたので、お知らせいたします。
1.事業移管の目的
【小林製薬】
小林製薬は、家庭用品製造販売事業、家庭用品卸売事業、医療機器関連事業を主要3事業として展開しており、それぞれの事業でスピーディーな意思決定に基づき、さらなる事業の強化、拡大を追求しております。
コバショウは、ヘルスアンドビューティーケア市場における中核卸としての地位確保に向け、卸の基本機能拡充を積極推進するとともに、供給商品のフルライン化を目指し、総合的営業力と商品力を速やかに向上させることを経営の第一目標としております。
その一環として、かねてより提唱する「全国展開」「年商3000億円構想」に向け、現在、M&Aを積極的に推進しておりますが、今回の業務資本提携は、経営目標に沿った一連の活動の延長線上によるものであります。
コバショウとしては、今回の事業移管に伴う規模の拡大により、投資負担の軽減等による徹底したローコストオペレーションが実現され、さらにはお取引先様との交渉力強化による総合的営業力の向上、魅力ある新規商材の取扱い拡充が達成されるものと判断しております。さらに、スズケンより経営参画をしていただくことによる経営戦略上・営業戦略上の先進的サポートを享受できるメリットも非常に大きいと考えております。
医薬品卸業界の環境が激化する中、コバショウは、経営基盤をより強化し、卸機能を高度化し、お取引先様のご要望・ご期待にお応えできる卸、社会に貢献できる卸を目指していく上で、今回の業務資本提携を実施するという結論に至りました。
【スズケン】
スズケンは、長期経営目標として「連結売上高2兆円」「連結ROE10%」を掲げており、その目標を達成するために医療用及び一般用医薬品の兼業卸として事業の発展に邁進してまいりました。
また、かねてよりスズケンは、自社の持つ全ての事業の再編を進めており、一般用医薬品卸売事業においては、昨今のセルフメディケーションに関する意識高揚や医薬品販売に関する規制緩和の進展により、医薬品を取り扱うお得意様の業態の広がりや、取扱い製品カテゴリーの拡大など、市場は大きく変化しております。これらの現状を鑑み、今後お得意様の多様化するニーズに対しまして、今以上にご期待に沿うよう営業体制を速やかに強化する必要性を痛感しておりました。
このような中、あらゆる方向性を追求・検討した結果、専業卸として高いノウハウを持つコバショウと共に一般用医薬品卸売事業を発展させ、スズケンはコバショウに出資するという形に加え、役員や従業員など人的資源の面でも経営に参加して行くことが、お得意様にとりまして最もメリットが大きいと考えました。
この度の業務資本提携は、両社が営業・物流・システムなどの面において協力することで、今後一層、お得意様へのサービス水準を向上させることを目的としたものであります。
アルフレッサ
ホールディングス株式会社
(英訳名 Alfresa Holdings Corporation)
医薬品、医療用検査試薬、医療機器・用具等の卸販売および製造販売並びに輸出入等を行う子会社の管理等
1998 日本商事と昭和薬品が合併し、(株)アズウェル
2003 (株)アズウェルと福神(株)が株式移転により共同持株会社「アルフレッサ
ホールディングス(株)」を設立
卸売事業 | : | アルフレッサ株式会社 四国アルフレッサ株式会社 成和産業株式会社 明祥株式会社 株式会社恒和薬品 安藤株式会社 株式会社小田島 アルフレッサ日建産業株式会社 アルフレッサ ピップトウキョウ株式会社 |
製造事業 | アルフレッサ
ファーマ株式会社 青島耐絲克医材有限公司 |
|
その他事業 | 日商物流サービス株式会社 |
連結グループ会社 | : | 医薬品事業: 小川東邦株式会社、合同東邦株式会社、株式会社幸燿、酒井薬品株式会社(持分法適用会社)、 株式会社セイナス、鶴原吉井株式会社、本間東邦株式会社、株式会社ヤクシン、山口東邦株式会社 情報処理事業: 株式会社東邦システムサービス 不動産事業: 東邦不動産株式会社 臨床試験受託・支援事業: 株式会社東京臨床薬理研究所、株式会社東京臨床CRO 調剤薬局支援事業: 株式会社エトス 院内物流支援事業: 株式会社メディカルトラスト 企業経営・医療経営コンサルティング: 株式会社総合経理研究所、株式会社ABCランニング |
業務提携会社 | 株式会社アスカム、株式会社オムエル、株式会社ショウエー、株式会社須江薬品、長岡薬品株式会社、 株式会社フレット、株式会社アステム、岩渕薬品株式会社、株式会社ケーエスケー、中北薬品株式会社、 鍋林株式会社、株式会社バイタルネット、株式会社ほくやく 株式会社大木 株式会社ファーマネットワーク、ヘルスケアーテック株式会社、株式会社リンクアンドコミュニケーション 株式会社ユートシャルム |
|
日本経済新聞 2007/9/27
メディセオ・パルタック コバショウを合併へ
ドラッグストア膨張・規制緩和・・・ 大衆薬・日用品でも巨大卸
物流効率向上 取引先を拡大
ドラッグストアの急成長や医薬品販売での規制緩和が、大衆薬や日用品の流通再編を加速させ始めた。医薬品卸最大手のメディセオ・パルタックホールディングスは26日、小林製薬子会社の一般用医薬品(大衆薬)卸最大手、コバショウを完全子会社にし来年4月に傘下の日用品卸大手、パルタックと合併させると発表した。コバショウを傘下に収めることでメディ・パルは医療用医薬品に加え大衆薬、日用品の分野でも首位となる巨大卸となり、取引先拡大を推進する。
大衆薬は2009年施行の改正薬事法でコンビニエンスストアやスーパーでも販売が可能になる。
医薬品・大衆薬・日用品卸の業界順位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注)ランキングは2006年度日経MJ「日本の卸売業調査」を基に作成 |
2006年6月14日に公布された「薬事法の一部を改正する法律」(以下、薬事法改正)によって、一般用医薬品の販売制度が改正される。
2009年度から施行される。
中でも一番の目玉は、一般用医薬品が初めて副作用などの危険性(リスク)で分類され、リスクに応じて販売方法が変わる点。
薬事法改正ではまず、一般用医薬品が含有する成分を「副作用」「ほかの薬との相互作用」「効能・効果」などの項目で評価し、リスクの高さに応じて
(1)特にリスクが高いもの
(2)リスクが比較的高いもの
(3)リスクが比較的低いもの
の3つにランク付けする。
第1種 特にリスクが高いもの(11成分)
一般用医薬品としての使用経験が少ないなど安全性上特に注意を要する成分を含むもの
例:現時点では、H2ブロッカー含有剤、一部の毛髪用剤など
第2種 リスクが比較的高いもの(200成分)
まれに入院相当の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの
例:主なかぜ薬、解熱鎮静剤、胃腸鎮痛鎮症剤など
第3種 リスクが比較的低いもの(274成分)
日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こる恐れがある成分を含むもの
例:ビタミンB・C含有保健薬、主な整腸剤、消化剤など
リスクの程度に応じた情報提供をするため、(1)を買う際には薬剤師が、(2)、(3)は薬剤師もしくは登録販売者が対応するようになる。
また、情報提供の必要性にも差が設けられている。(1)の場合は買う側が求めなくても薬剤師は情報提供することが義務となり、(2)、(3)の場合は情報提供をするように努めるかもしくは、しなくてもよいとされている。