日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。


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三井化学、積水化学のトナー用樹脂事業 譲受け       

Image Polymers    http://www.imagepolymers.com/index.htm


Image Polymers is Joint Venture Partnership between
Avecia Ltd. and Mitsui Chemicals.

注 当初は ICI と三井東圧のJV 
     ICI は後に持分を
Avecia に売却した。

Mt.Pleasant工場は元は住友化学と Stauffer ChemicalJVMt. Pleasant Chemical社の工場(Sumithion生産)で、ICIStauffer を買収し、ICIの所有となっていた)


Avecia Ltd. A World Leader in Fine and Specialty Chemicals

Avecia is a leading global fine and specialty chemicals company focused on delivering innovative technology and service excellence to customers across a range of high technology industries.


2006/04/07 三井化学

米国、欧州におけるトナー樹脂合弁会社の100%子会社化

 三井化学株式会社(社長:藤吉建二)は、本年3月31日、
Avecia Investments Limited(本社:英国、マンチェスター)と折半出資しているコピー及びプリンター用トナー樹脂合弁会社である、米国 Image Polymers Company(以下「IPC」)及び英国 Image Polymers Europe(以下「IPE」)を三井化学の100%子会社とすることにAvecia Investments Limitedと合意致しました。

 当社は、世界のコピー及びプリンタートナー用樹脂の中で最も多く使用されているスチレンアクリル系樹脂のリーディングカンパニーです。今回のIPC及びIPEの100%子会社化により、日米欧、三極でのグローバルな事業運営を行い、競争力強化及び新製品開発強化を進め、既存市場におけるサービスの向上及び伸長するアジア市場の獲得等、事業展開を更に拡大してまいります。

 当社は中期経営計画において、機能性ポリマーズ、情報・電子材料、ヘルスケア材料からなる機能性材料分野の拡大・成長を目指しております。トナー樹脂事業は情報・電子材料分野における重点領域である記録、表示材料等の情報材料事業の1つであり、今回の100%子会社化は、当社情報材料事業強化策の一環です。

 尚、IPC,IPEの概要は、以下のとおりです。

IPCIPEの概要】
◇会社名
:Image Polymers Company
◇事業内容 :トナー樹脂の製造・販売
◇設立
:1988
◇所在地
:米国、テネシー州
◇社長
:Tom Kinneman

◇会社名 :Image Polymers Europe
◇事業内容 :トナー樹脂の製造・販売
◇設立
:1996
◇所在地
: 英国、スコットランド
◇社長
:Tom Kinneman


2007/3/8 三井化学/積水化学工業

トナー用樹脂事業の譲受けに関するお知らせ

 三井化学株式会社(以下、三井化学)及び積水化学工業株式会社(以下、積水化学)は、三井化学が積水化学のトナー用樹脂事業(*)を譲受けることで合意しました。
 譲受け日は2007年4月1日を予定しております。
(*)譲受け対象事業:複写機やプリンター用トナーのバインダーとなる樹脂に関する営業権および知的財産。

 三井化学はトナー用樹脂の製造・販売における世界的なリーディングカンパニーとして、昨年4月、
米国及び英国のトナー用樹脂合弁会社を完全子会社化してグローバル運営体制を強化し、販売戦略の一元化や生産・SCMの効率向上を進めて参りました。
 今般の積水化学からの事業譲受けに伴い、両社の樹脂設計技術の組み合わせによる新たな市場ニーズへの展開、三井化学の生産・販売3拠点の活用による顧客満足度の向上、等の効果を早期に実現し、同事業の更なる競争力強化を図って参ります。
積水化学は開発開始より30年以上に亘りトナー用樹脂事業を展開して参りましたが、当該事業を三井化学へ譲渡することにより、同事業の継続、発展が図れると判断致しました。

 三井化学は、今般作成した
グランドデザイン(三井化学グループの経営の基本骨格)の中で、目指すべき企業グループ像(「化学」「革新」「夢」の三井化学〜絶えず革新を追求し、化学のちからで夢をかたちにする企業グループ)と長期経営目標を新たに定め、その実現のために3つの事業ポートフォリオ(機能材料事業、先端化学品事業、基礎化学品事業)を構築しました。トナー用樹脂事業は、機能材料事業における重点領域である電子・情報材料の1つと位置付けております。この度の事業譲受けにより、重点領域を強化するとともに、電子・情報材料分野での更なる成長を図ってまいります。

化学工業日報 2007/3/9

三井化学は花王とならぶトナー用樹脂の大手で、これに積水の販売分を加えることで完全に世界トップの地位に躍り出る。

生産設備は買収対象に含まれていないため、4月以降の当面の間は積水に生産委託するが、数カ月後をめどに切り替えを図る。積水化学はスチレン・アクリル系を事業化しており、ポートフォリオの見直しを進めるなか、同じスチレン・アクリル系の最大手である三井化学に事業譲渡することで、継続的な事業の発展が図れると判断した。買収金額に関しては明らかにしていない。

トナー用樹脂の世界需要は、年間13万−14万トン。このうち三井化学は20%強のシェアを持つとみられる。積水化学の販売シェアは三井化学の3分の1程度と推定されることから、両社を合わせたシェアは3割ほどに拡大する。これにより、ポリエステル系ながらほぼ肩を並べる事業規模の花王を頭1つ抜いてトップシェアを獲得できる見通し。