日産自動車 伊藤祐樹選手            連絡先: knak@js2.so-net.ne.jp                                                    2005年度

 

雑誌 「GRAND SLAM」 より

  The Man Special 「そこに野球があるから」 伊藤祐樹 
    
      

◎ 前日産自動車監督・村上忠則さん  真夏の球宴の魅力

2003年度以前


2004年度 

千葉市長杯争奪社会人野球大会

   日産自動車、決勝で富士重工業に敗れる

 

社会人野球日本選手権  JFE西日本が初V

  関東代表決定戦   日産自動車、シダックスに惜敗

  神奈川予選     日産自動車 関東二次予選へ 

     

都市対抗野球

開幕  組合せ

初戦 ホンダに敗退 日産まさかの敗退

ホンダ/王子製紙で決勝戦  王子製紙がサヨナラ勝ち 初優勝

 

都市対抗野球 神奈川2次予選  日産自動車、第2代表に

 

56回JABA京都大会

日産自動車、準決勝で敗退。

   52回静岡大会

日産自動車がホンダ鈴鹿を降し、3年ぶり8回目の優勝。
最高殊勲選手賞には日産の伊藤祐樹遊撃手。

59回東京スポニチ大会

日産自動車、準決勝で敗退。

 


千葉市長杯争奪社会人野球大会

頂点を目指し.12チーム激突 25日から千葉市長杯争奪社会人野球大会

 第16回千葉市長杯争奪社会人野球大会(日本野球関東地区連盟・千葉市など主催、毎日新聞社など後援)が25日から28日まで千葉市美浜区の千葉マリンスタジアムで開催する。大会は関東選抜リーグ戦決勝トーナメントを兼ねており、今年4月から9月まで3ブロックに分かれて行われた関東選抜リーグのブロック上位3チームずつと、同リーグ委員会が推薦した3チームの計12チーム(東京4、神奈川3、千葉、埼玉各2、群馬1)が頂点を目指し、トーナメント方式で戦う。

富士重工業が優勝 /群馬

 29日、千葉市美浜区の千葉マリンスタジアムで準決勝2試合と決勝が行われた。準決勝は日産自動車(神奈川)が5−0で日本通運(埼玉)を、富士重工業(群馬)が延長の末6−5で東芝(神奈川)をそれぞれ破り決勝に進出した。決勝では富士重工業が2−0で日産自動車を降し、2年連続3回目の栄冠を手にした。

 

10/29  決勝  富士重工業 2−0 日産自動車

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

富士重工業

1

1

0

0

0

0

0

0

0

2

日産自動車

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

    富士重工業は2年連続3回目の優勝

    準決勝 日本通運 0−5 日産自動車

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日本通運

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

日産自動車

0

0

0

0

1

0

4

0

5

10/27  日産自動車 6−0 JFE東日本

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日産自動車

2

2

0

0

2

0

0

0

0

6

JFE

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

10/26  雨天順延

10/25  日産自動車 3−1 東京ガス

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日産自動車

0

0

0

0

0

0

2

1

0

3

東京ガス

1

0

0

0

0

0

0

0

0

1


社会人野球日本選手権

2004/11/29 毎日新聞

社会人野球:JFE西日本が初V 延長の末、大阪ガス降す

 第31回社会人野球日本選手権は28日、大阪ドームで優勝戦を迎えた。創部2年目のJFE西日本(中国)は4時間15分の熱戦を1−0で制し、初の栄冠に輝いた。息詰まる投手戦となった試合は、優勝戦としては2年連続4回目の延長戦へ。0−0で迎えた延長十五回1死、JFE西日本の6番・福竹がソロ本塁打を放ち、初の優勝戦進出でダイヤモンド旗を手にした。初優勝を目指した大阪ガス(近畿)は、2年連続3回目の準優勝となった。最高殊勲選手賞はJFE西日本・田中敬人投手、敢闘賞は大阪ガス・坂本健二投手が選ばれた。

 JFE西日本1−0大阪ガス


  関東代表決定戦   10/12,13 雨天順延

2004/10/16(府中)

  日産自動車 3ー4 シダックス

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日産自動車

0

0

0

0

0

2

0

0

1

3

シダックス

0

0

1

0

0

2

0

0

1

4

日産の連覇消える
○…昨年優勝の日産自動車が、野村監督率いるシダックスとの初戦でサヨナラ負けを喫し、連覇の望みを断たれた。1点を追う9回、シダックスのエ−ス野間口を攻めて同点に追いついく粘りを見せたが、その裏、6回途中から好投していた2番手左腕・青木が2死から連続四球を出し、最後はパチェコに左前に運ばれた。久保監督は「選手はよくやった。投手に負担をかけてしまった」と投手交代の遅れを悔やんだ。

 
     
   

 

 神奈川予選 (保土ヶ谷)

   2004/9/25  2回戦

      日産自動車 19-5 マルユウクラブ

   9/29 準決勝

      東芝 3-2 日産自動車

      新日本石油 5-2 三菱重工横浜クラブ

   9/30 決勝、3位決定戦

      東芝(優勝) 8-4 新日本石油(2位)

      日産自動車(3位) 8-7 三菱重工横浜クラブ(4位)

   東芝、新日本石油、日産自動車、三菱重工横浜クラブは関東二次予選へ       

    


都市対抗野球

2004/9/6 決勝 

 ホンダ
狭山市 5−6 王子製紙春日井市

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  計

ホンダ

王子製紙

1


毎日新聞 2004/8/27

都市対抗野球:27日東京ドームで開幕
 社会人野球の祭典、第75回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)が27日、東京ドームで開幕する。来月6日まで、黒獅子旗を目指して32代表による11日間の熱戦を繰り広げる。木製バットが導入されて今年で3年目。例年以上に各代表の実力が伯仲しており、混戦は必至だ。

 昨秋の日本選手権で初優勝を遂げた横須賀市・日産自動車は、試合巧者ぶりが光る。左の中村、右下手の宮田と打たせて取る投球は秀逸。打線も吉浦、四之宮ら大舞台での経験豊富な打者がそろい、主将の伊藤を中心に攻守にまとまる。


2004/8/27 毎日新聞(神奈川)

◇壁破り、楽しい野球を−−日産自動車・久保恭久監督

 第75回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)は27日、東京ドームで開幕する。県勢は横須賀市・日産自動車が28日第3試合(18時)で狭山市・ホンダと対戦する。大会を前に監督に意気込みを聞いた。

 −− 連続出場が途切れた昨年から、選手に成長は感じられましたか
 日産・久保恭久監督 若手が勝負強かったが、執念深さが足りない。悔し涙をうれし涙に変えるまで努力してほしい。

 −− 初戦はホンダです
 久保監督 春先から力をつけ、高いレベルを維持している。投手も頭数がそろい、いいチームだ。勝つなら接戦だろう。

 −− 同じブロックの4チームが自動車メーカーですね。
 久保監督 面白い。自動車対決3連戦の可能性もある。勝ち上がるには壁がいくつもある。

 −− 2年ぶりのドーム、どう戦いますか
 久保監督 応援の人たちに楽しんでもらえる野球をしたい。


都市対抗野球: 8月28日 第3試合

  ホンダ3−0日産自動車 

 
ホンダ
日産自動車

 第75回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)第2日の28日、第3試合(1回戦)は狭山市・ホンダが昨秋の日本選手権優勝の横須賀市・日産自動車に3−0で完封勝ちした。

 狭山市の橋本が緩急を使い、横須賀市打線を3安打に封じた。狭山市は六回に金子、平間の連続ソロで2点を先制。九回にも岡野勝の適時二塁打で追加点を挙げた。横須賀市の安打はいずれも2死から。三回に唯一、先頭打者が四球を得て犠打で二塁に進んだほかは、好機をほとんど作れなかった。

▽横須賀市・久保恭久監督 
 狭山市の先発が予想と違った。(連続本塁打を浴びた)宮田は一瞬のスキを突かれた感じ。

○…横須賀市の主戦・宮田が六回、2発を浴びて沈んだ。狭山市の金子に「インコ−スを狙ったのが真ん中に」入ってバックスクリーンへ。平間には初球のシンカーを右へ運ばれ「打たれたあとの変化球を狙われてしまった」。2年前の73回大会も先発したが先制されて5回3分の1で降板、一回戦で負けた。「ドームはなかなか勝たせてくれません」。昨秋の日本選手権優勝の勢いを持ち越せず、口調も沈みがちだった。 (毎日新聞 2004/8/28)


日産まさかの敗退 ナイン、再出発誓う /神奈川

 都市対抗野球大会第2日の28日、横須賀市代表の日産自動車が狭山市代表のホンダと対戦。「自動車対決」に燃えるスタンドの大声援を受け、健闘したが、0−3で敗れ、3年ぶりのドーム勝利はならなかった。スタンドからは「よく頑張った」と温かい拍手が送られた。

 「ライバル・ホンダには負けられない」。応援団は試合開始前から声を張り上げる。スタンドには赤いうちわを手に、約1万人が駆けつけた。

 相手投手の好投で、打線が抑えられたが、二回2死、四之宮洋介選手の打球は、背走して追いかける中堅手の頭を越えた。四之宮選手は一気に三塁を狙い、顔をゆがめて走る。「駆け抜けろ」。愛媛県から応援に来た四之宮選手の父明さん(54)がうちわを振り上げた。しかし、審判の手が挙がり、惜しくもタッチアウト。明さんは「たまたまアウトになっただけ。今のプレーには、今年にかける洋介の思いがでた」と顔を紅潮させる。真っ黒なユニホームで悔しがる四之宮選手に、久保恭久監督が歩み寄り、「よく走った」と両こぶしを振って迎え入れる。

 昨年は予選でまさかの敗退を喫し、都市対抗連続出場が「6」で途切れた。久保監督は「昨年流した悔し涙をうれし涙に変えよう」と、全員で厳しい練習を乗り越えてきた。

 先発の宮田仁投手は、右横手からの投球で要所を締めたが、六回、まさかの2者連続本塁打を浴びた。その瞬間、宮田投手の妻香さん(27)が両手で顔を覆った。しかし、予選の第2代表決定戦で激闘を演じた三菱重工横浜クラブの望山一生監督(38)は「まだ2点差。日産は後半に強いから大丈夫」と勝負を見守った。

 八回は、中前にふらふらと上がった打球に吉浦貴志選手が頭から飛び込んだ。ボールにはわずかに届かなかったが、気迫はグラウンドに、スタンドに伝わり、2番手の塩崎貴史投手も後続を併殺と空振り三振に仕留めた。塩崎投手の妻千絵さん(33)は「やったー」と両手を挙げて涙ぐんだ。

 最終回、ベンチ前で円陣を作る日産ナイン。点差は3点。「逆転の日産の意地を見せてくれ」。スタンドは全員総立ちで逆転を信じ、手拍子を送り続けた。

 しかし、最後の打者が投ゴロに倒れ、応援団からは「あー」と落胆の声が上がった。ドームでは、成果が発揮できなかったものの、この1年の選手たちの思いと努力を知る観客からは、うつむいて肩を落とすナインに「また来年だ」と、新たな出発を願う声が掛けられた。

 ◇応援忘れず来年に−−久保恭久・日産自動車監督

 3安打ではコメントのしようがない。予選以降の上積みを見てもらいたかったが、今回は出せなかった。悔しい思いや、たくさんの人に試合を応援してもらったことを忘れずに来年に臨みたい。

 ◇もう一工夫必要だ−−伊藤祐樹・日産自動車主将

 完敗です。若いチームだが、自分たちの力が出せず、都市対抗に出たという実感もないままに終わってしまった。今日の試合では互いに声も出ていなかった。練習の仕方にもう一工夫必要だと思い知らされた。

 ◇副市長が始球式

 ○…始球式には、日産自動車の赤い帽子とシャツを身につけた横須賀市の蒲谷亮一副市長(59)が登板。「硬球を握るのは初めて」と話していたが、腕を大きく回して投げた球は、まっすぐ捕手のミットに。蒲谷副市長は「横須賀市の名前を全国に」とエールを送った。


 ◇挑戦する姿、母に恩返し−−大庭圭太郎選手(23)

 「これまで育ててくれた母親のために、僕ができるのは野球で恩返しすることだけ」。入社2年目で、念願の東京ドーム出場を果たした。

 入社当時はレベルの高さに戸惑った。発奮するきっかけを与えてくれたのは、電話で「けがをしないよう頑張るんだよ」と励まし続けた母千世子さん(59)の存在だった。

 2歳で父親を亡くし、5歳で野球を始めた。野球の基礎を教えたのは、東京の都立高校の体育教諭で、野球部顧問も務める千世子さんだ。「たくましく育って」と、暇を見つけてはキャッチボールの相手をした。

 大庭選手は高校時代、八千代松陰(千葉県)で4番打者として夏の甲子園に出場、青山学院大学でも主軸打者として活躍した。千世子さんは、毎試合応援に駆けつけてくれた。甲子園出場が決まった時、一緒にうれし涙を流してくれた千世子さんを今度はドームへ連れて行きたい。その一心で毎日、練習後に400回以上の素振りを続けた。

 それが報われ、昨秋からレギュラーに定着した。今年の予選では、チームトップの4割5分5厘の打率を記録、2年ぶりのドーム出場に貢献した。

 大会直前、千世子さんからメールが届いた「頑張ってね。見に行く」。この日は途中交代となったが、“壁”に当たっては挑戦する背番号「27」は、母の温かい視線を受け、ドームで輝いて見えた。(毎日新聞神奈川版)


組合せ

毎日新聞(神奈川)2004/8/1

第75回都市対抗野球:組み合わせ決まる 初戦、同業対決に闘志
  東芝(川崎市)×日立製作所(日立市) /  日産自動車(横須賀市)×ホンダ(狭山市)

 目指せ県勢3連覇−−。第75回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が31日、東京都千代田区の東京FMホールで開かれた。都市対抗3連覇を目指す県勢は、第1代表の川崎市・東芝が、8月30日第3試合で北関東第2代表の茨城県日立市・日立製作所と、第2代表の横須賀市・日産自動車が、28日第3試合で南関東第2代表の埼玉県狭山市・ホンダとそれぞれ対戦する。大会は27日に開幕。東京ドームを舞台に、アマチュア野球最高峰の栄冠・黒獅子旗を目指し熱戦を展開する。

 日産自動車はホンダとの「自動車対決」に挑む。久保恭久監督は「1回戦から都市対抗ならではの好カード」と同業者対決に苦笑した。

 ホンダは5年ぶりと久々の出場。投打ともに日産が一枚上回るが、140キロ台後半の力のある直球が武器の橋本義隆投手や、新人ながら4番を打つ金子洋平選手など強力な若手がそろい、勢いに乗せると怖い。久保監督も「若手の活躍がめざましい日々力をつけているチーム」と警戒する。

 昨年は県予選で敗れた日産自動車。今年、久保監督は選手に「進化」という課題を与えた。初戦に向け「今年のテーマが試される好敵手に恵まれた。九回2死まで展開が分からない試合をしたい」と健闘を誓った。


都市対抗野球 神奈川2次予選    

2004/6/26 第ニ代表決定戦 日産自動車 10ー4 三菱重工横浜クラブ

三菱重工   000400000= 4
日産自動車   20100502X=10

昨年の日本選手権覇者・日産自動車が集中打で代表の座を取り戻した。1点を追う六回、岡の同点右前打を含む4長短打などで5点を奪って逆転。投げては四回途中から登板した下手投げの宮田が無得点に抑えた。4月に新調したユニホームは会社のイメージカラーの赤が基調。久保監督は「新ユニホームを1試合でも多く見てもらいたい」と話した。

◇去年の分まで戦う−−日産自動車・久保恭久監督

 大味な試合が続き、東芝に負けて目が覚めた。須田が1本打ってほしいところで、底力を出したのが大きかった。本大会では、去年の分まで戦いたい。

◇「先輩の分まで」強気のリード−−日産自動車・須田光捕手(24)

 九回表2死一、二塁。3球目は迷わず内角直球を要求した。四之宮洋介二塁手がゴロをさばき、送球が小山豪一塁手のミットに収まるのを見届けると、跳びはねて何度も拳を握りしめた。「やっと東京ドームに行ける」。目に涙がにじんだ。

 「小沢さんと野球をしたい」。日大の1年先輩の小沢裕昭投手(当時24歳)を慕って昨春、日産自動車に入社した。控え捕手と控え投手は「いつかドームでバッテリー組もうな」と夢を語った。しかし昨年7月24日、小沢投手は練習中に倒れたまま帰らぬ人になった。

 雰囲気にのまれて外角一辺倒の無難なリードに終始した昨年の敗者復活3回戦。味方の投手は打ち込まれ、7年連続の本大会出場を逃した。「小沢さんの分まで」という思いが内角を突く強気のリードに変えた。投手の持ち味を引き出そうと練習試合が終わる度、「あの場面で投げたかった球種」を聞いて回った。

 第2代表決定戦でも四回に一時逆転を許したが、強気のリードを思い出して反撃を断った。そして六回。同点とした後の2死一塁で打席が回り、「抜けてくれ」と祈った打球は左フェンス直撃の勝ち越し打になった。

 ようやくつかんだ約束の舞台。ベンチ裏のバッグの上には小沢投手の写真が置いてあった。もちろんドームにもその写真を持ち込む。「小沢さんは僕たちと一緒に戦っているんです」。真っ黒に日焼けした顔に最高の笑顔がはじけた。
(毎日新聞 2004/6/27)

 

2004/6/24 第一代表決定戦 日産自動車 2ー3 東芝

東芝   0000010010001= 3
日産自動車   0000000020000= 2

 


毎日新聞 2004/6/10

都市対抗野球 神奈川2次予選展望

(6月18〜24日、横浜スタジアム。代表2=前回は東芝、三菱ふそう川崎。第2代表決定戦敗者は関東代表決定戦へ)

日産自動車に安定感 激戦必至の左ブロック

 前回本大会優勝の三菱ふそう川崎の出場辞退に伴い、同ブロックの日産自動車が代表決定戦に順当に進みそうだ。昨秋の日本選手権MVPの伊藤が主将としてまとめ、今季公式大会はいずれも4強以上と安定感は群を抜く。左ブロックは激戦が必至。若手主体の新日本石油は高卒4年目の主戦・手嶌らが安定し、打線のつながりに期待する。
 東京スポニチ大会連覇の東芝は九州大会でコールド負け、磯村、銭場ら投手陣の復調が立て直しのカギだ。三菱重工横浜クも侮れない。


2004/6/11 毎日新聞神奈川版

ドームを目指せ・都市対抗野球県予選:
◇投打に高いレベル−−日産自動車

 ■チームの軌跡
 昨年7年ぶりに都市対抗出場を逃し、雪辱を期す。スローガンは「熱い思いを胸に!〜Again and Again」。久保監督は「去年の悔しさがどう影響を与えたか問われる。勝負どころで燃え上がるエネルギーは1番でありたい」と話す。

 ■チームの特徴
 昨秋から若手が成長し、投打ともに高いレベルでまとまっている。久保監督が「あきらめの悪いチーム」と評する打線はここ一番での集中力は抜群。今年も好機に畳みかける攻撃が見られそうだ。

 ■注目選手
 スポニチ大会で8回1失点の好投をみせた2年目の三橋が成長、エースの抜けた穴を埋めることが期待される。抜群の制球力を誇るサブマリンの宮田、緩急自在の左腕、中村など多彩な投手陣を須田が強気のリードで引っ張る。昨秋の県大会からレギュラーに定着した岩越、内野から外野にコンバートの岡、走攻守3拍子そろった梵ら若手と、吉浦、小山が中軸に座る打線は切れ目がない。
新主将の遊撃・伊藤と二塁・四之宮が鉄壁の守備でセンターラインをしめる。


第56回JABA京都大会

期日  平成16年4月29日〜7日間
球場  西京極野球場 

▽ 決勝 2004/5/6

  三菱ふそう川崎 7−4 シダックス 

最優秀選手賞 佐藤大投手(三菱ふそう川崎)

▽ 準決勝 2004/5/6

  シダックス 8ー2 かずさマジック


  日産自動車 0ー1 三菱ふそう川崎 

日産自動車   000000000=0
三菱ふそう   00000100X=1

川崎6回1死1、3塁で代打新保のライト前ヒットで1点先制。

 

▽ 準々決勝 2004/5/5

  JR西日本 5−6日産自動車   

JR西日本   001010003=5
日産自動車   00100401x =6

JR3回に押し出し四球で1点先制。
日産3回2死1、2塁で村上のセンター前ヒットで同点

JR5回に田村のライトへのヒットで1点勝ち越し。
日産6回に四之宮のライトへの2点タイムリーで逆転。さらに押し出し四球で1点。
伊藤のライト前ヒットで1点でこの回4点。
日産8回に
伊藤のライト前ヒットで1点追加。
JR9回2死1、2塁から尾崎のセンターバックスクリーンに飛込む3ランで1点差に追い上げ、最後日産高崎に抑えられた。

▽ 2回戦 2004/5/3

  日産自動車1−0デュプロ

日産自動車   000000001=1
デュプロ   000000000=0

 

▽ 1回戦 2004/4/30

  日産自動車8−1大和高田クラブ

大和高田ク   0000010=1
日産自動車   0000305=8

  ▽本塁打 小山(日)

 

 


第52回静岡大会  

日産が8回目の優勝 

 社会人野球静岡大会最終日(4月13日)は浜松市営球場で準決勝、決勝を行い、決勝では日産自動車が計20安打の乱打線の末、ホンダ鈴鹿を降し、3年ぶり8回目の優勝を遂げた。最高殊勲選手賞には日産の伊藤祐樹遊撃手が選ばれ、敢闘賞はホンダの西村圭太投手が、最優秀新人賞はホンダの古里直己捕手が受賞した。最高打撃賞はJTの天海豊外野手が9打数7安打(7割7分8厘)で獲得。


▽決勝 2004/4/13

  日産自動車10−8ホンダ鈴鹿

ホンダ鈴鹿   001052000=8
日産自動車   14001310X=10

  ▽本塁打 伊藤、四之宮(日) 神(ホ)

  ◇3時間の乱戦制す

3時間に及ぶ乱戦を制した日産の久保監督は「相性のいい大会で収穫も多かった」と、最多8回目となる優勝を喜んだ。今季からユニホームを会社のメーンカラーである赤色基調に新調した。右胸に翼を広げたブルーバード(青い鳥)が縫い付けてある。「まだ課題も多いが、幸先よく幸せが舞い込んだ」と、鳥の刺しゅうをなでた。

▽準決勝 2004/4/13

  日産自動車8−4シダックス

日産自動車   223001000=8
シダックス   000000400=4

  ▽本塁打 岡本、吉浦(日)

▽準々決勝 2004/4/11

  日産自動車6−1一光

一  光   000010000=1
日産自動車   10100310X=6

  ▽本塁打 伊藤、堂上、吉浦(日)

 

TDK、タイブレークで8強進出 静岡大会

 社会人野球の静岡大会第3日の11日、2回戦のTDK・NTT東日本戦は、延長十二回を終えた時点で3−3の同点、試合時間も3時間半を越えたため、昨年から延長回の特別規則として設けられたタイブレークを初めて実施し、十三回に犠飛で勝ち越し点を挙げたTDKが8強に進出した。

◎ことば=タイブレーク

 日本野球連盟が試合進行を目的に昨年から設けた延長回における特別規則。十二回終了以降、同点でなおかつ試合時間が3時間半を越えた場合、以後の延長回は1死満塁の状態から攻守を行う。社会人野球に限って適用される。

 


59回東京スポニチ大会                         2002年57回大会優勝

   準決勝で敗退

   3月8日 横浜スタジアム
   1  2  3  4  5  6  7  計

ヤマハ

0

0

0

0

1

0

0

1

日産自動車

1

0

7

0

0

0

x

8

3月9日 西武球場

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日産自動車

0

1

0

0

0

0

  0

 0

 1

  2

かずさ
マジック

0

0

0

0

0

0

  0

 1

  0

 1

3月10日 神宮球場

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日産自動車

0

0

0

0

1

1

0

0

0

2

日本新薬

0

0

0

0

0

0

1

0

0

1

3月12日 神宮球場

   1  2  3  4  5  6  7  8  9  計

日産自動車

0

1

2

0

1

0

1

0

1

6

東芝

0

0

0

2

4

0

0

2

x

8

 

 


2002年
57回東京スポニチ大会 
   

日産 2年ぶり2度目V!MVP中村投手

 日産自動車が2度目の春王者になった。最終日の14日、神宮球場で準決勝、決勝の3試合を行い、決勝戦は日産自動車・ヤマハの対戦。日産自動車は村上恭一外野手の中越えソロで挙げた虎の子の1点を宮田仁投手が4安打完封で守り切り、2年ぶり2度目の栄冠に輝いた。なお、最高殊勲選手には今大会2勝を挙げた日産自動車・中村将明投手が選ばれた。
▼準決勝
大阪ガス 3-5 ヤマハ 神宮 8:30
東 芝 1-3 日産自動車 神宮 11:00
▼決勝
ヤマハ 0-1 日産自動車 神宮 13:30


≪“木製元年”象徴≫
サクラ前線よりひと足早く、神宮球場にトリコロールカラーの花が開いた。決勝戦としては75年の第30回大会以来27年ぶりに1―0の最少スコア。金属から木製バットに戻った社会人野球最初の公式戦を象徴する戦いぶりで日産自動車が2年ぶりの王者だ。


 「一番心配だったバッテリーが粘り強くやってくれた。(バットが)木になって手探りの中で優勝できたのは大きいですね」と久保監督。その集大成が決勝で4安打完封を演じたサブマリン宮田だった。二回2死満塁のピンチを切り抜けると、五回以降はパーフェクト。「きょうは真っすぐが走ってた。今度は最後までマウンドにいたかったですから」。2年前の決勝は先発しながら途中降板。3年越しの胴上げ投手となった27歳は胸を張った。

 ナインが奮起する理由はあった。前日13日に本社から発表された今春闘の回答。トヨタ、ホンダなど同業者が軒並み「ベア・ゼロ回答」の中、日産自動車だけが「社員の士気を高めるため」とカルロス・ゴーン社長が「ベア1000円、一時金5・5カ月」と組合要求通りの満額回答を決断した。横浜市内の寮でニュースを聞いたナインは「こんな厳しい状況の中でありがたいこと。自分たちも優勝して会社の士気を高めよう」と渡辺主将を中心に優勝を誓い合った。

 社会人野球を取り巻く環境は依然として苦しい。その中で野球部年間予算、新人補強などこれまで通りの活動が容認されている本社のバックアップ体制に久保監督も感謝の気持ちを忘れない。「安心して野球に集中できる環境を与えてもらっている。それだけにいい意味でプレッシャーはあります。これからですね」

 不況という荒波の中、日産自動車ナインはきょう15日にオープン戦で都市対抗に向けて再出発する。

 ≪最高殊勲賞!中村「まさか自分とは」≫
 2回戦のJR東日本東北戦(12日)で3安打無四球完封、この日の準決勝の東芝戦は1失点完投と2勝を挙げた日産自動車・中村が胴上げ投手の宮田を抑えて最高殊勲選手賞に輝いた。「宮田さんが決勝でいいピッチングだったのでまさか自分とは…」と満面に笑み。4年目の今季、先発に転向して最初の大会でのビッグタイトルに「バックが守ってくれたお陰です」とナインに感謝していた。

 ▼日産自動車・ゴーン社長 スポニチ大会の優勝を心から祝福します。この素晴らしい結果は野球部にとっても会社にとっても幸先のよいことであり、日産の従業員それぞれがこれからの課題に果敢にチャレンジするための大きな激励となりました。野球部が引き続き素晴らしい結果を出せるよう祈っています。