日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
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韓国ビッグディール 現代石油化学と三星総合化学の統合計画

ビッグディール

現代石油化学と三星総合化学の統合計画 経緯


韓国経済の現状と韓国ベンチャー(その1)
  富山国際大学地域学部地域システム学科 助教授 高橋 哲郎
    
http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/ecm/back/2001jul/tokushu/

韓国企業の構造調整

1998年2月に財閥の構造改革に関する5大課題が発表され、5大財閥(注)およびその取引先銀行はこの方針に沿って構造改革を進める方向で合意している。
(注)5大財閥とは現代、三星、大宇、LG、SKを指す。このうち大宇は99年8月にグループは倒産・解体した。

特に注目すべきは基幹産業における過剰設備・重複投資を解消し、効率化を図る観点から、5大財閥における事業の再編成(通称
ビッグディール)である。

ビッグディール現状は以下のとおりである。
石油化学は、現代石油化学と三星総合化学を統合し、外資を誘致する予定であった。外資企業としては三井物産が期待されていたが、焦点の出資額で調整がつかず、実現の可能性が遠のいた。


現代石油化学と三星総合化学の統合計画 経緯


化学工業日報 1999/1/13

現代石油化学/サムスン総合化学 韓国トップ財閥の石化統合
  今年第2・四半期にも実現 カギ握る外資導入

韓国の現代石油化学とサムスン(三星)総合化学の統合計画が98年9月に発表されてからほぼ半年が経過した。現在は両社の統合に向けた企業価値の評価などが進行している。

両社の統合計画は昨年夏に韓国・全国経済人連合会が主管して進めた五大財閥の構造調整案策定のなかで決まった。当初計画では統合新会社に現代石化とサムスン総合化学がそれぞれ30%を出資し、残り40%の枠に外国企業の出資を導入する予定だったが、両社による昨年末の実務者協議で、外資の出資比率を50%以上に引き上げる方針などが固まった。
統合法人への参画外資企業としては
三井物産の可能性がたびたび報じられてきた。

一部事業の売却も
現代石化の塩ビモノマーおよびポリマー事業については、ハンファ総合化学が買収に関心を示している。(最終的にLGが買収した)


化学工業日報 1999/8/18

韓サムスンー現代 石化統合計画遅れる 
 難航する外資導入 政府も支援に難色示す

韓国のサムスン総合化学と現代石油化学の統合計画が難航している。統合会社への参画候補になっている三井物産との交渉が長引いているうえ、韓国政府が両社の統合に対する支援に難色を示しているためだ。


Chemnet Tokyo 1999/12/22

現代とサムスンのビッグディール、日韓4者で基本合意書に調印
 年内めどにパイロットカンパニーを設立

韓国の現代石油化学とサムスン綜合化学の石油化学事業統合、いわゆるビッグ・ディールについて、このほど現代石油化学、サムスン綜合化学、三井物産、住友商事の4者が基本合意した。


2000/12/21 朝鮮日報

ビッグディールは失敗作

大山(デサン)団地内の現代とサムスンの石油化学工場統合と外資誘致は全て失敗石油化学ビッグディールは原点に戻った。