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2003/01/14 カネボウ繊維

高い保湿性と肌への潤い効果が期待できるナノテクノロジー繊維に反響大

『ナノデュウ』(NANO DEW)ブランドで製品化決定!
  4月より本格販売開始
      
http://www.kanebotx.com/news/150114.htm

カネボウ(株)は、長年にわたり皮膚生理研究・製剤開発技術の研究を行った結果、液晶(層状)構造を持った製剤を開発、2001年に、この製剤を使用した保湿性の高い高級基礎化粧品「DEW」の美容液を発売しました。カネボウ繊維が開発したナノテクノロジー繊維は、この美容液に使われている液晶製剤を応用したものです。従来の吸湿加工とは異なり、繊維表面にナノサイズの多重保湿膜を形成するため、適度な水分を安定して肌に与えます。これにより保湿や美肌効果、肌本来のバリア機能の回復など"アンチ・エイジング効果"が期待できると考えております。


2003/04/22 丸紅

丸紅繊維(上海)有限公司の設立について
   
http://www.marubeni.co.jp/news/nl/nl030422.htm


繊維原料及びテキスタイル販売の丸紅グループ100%出資の事業会社として中国上海外高橋保税区に丸紅繊維(上海)有限公司を設立し、2003年5月1日より営業を開始致します。


新会社の概要

1.社 名 丸紅繊維(上海)有限公司(Marubeni Textile (Shanghai) Co., Ltd.)
2.代表者 董事長  川嶋寿彦
総経理  橋本雅至
3.住 所 中国上海市延安西路2200号 国貿中心2402室
4.資本金 50万米ドル
5.出資比率 丸紅株式会社      80%
丸紅上海有限公司   20%
6.人 員 45名(内 駐在員8名)
7.事業内容 中国を拠点とした繊維原料及びテキスタイルの輸出入、外国間取引、及び国内取引

 


2003/10/8 東洋紡績/ダウ・ケミカル

世界初のポリオレフィン系弾性繊維「DOW XLA*」の国内独占製造・販売権の契約をダウと締結、
国内での独占製造・販売を開始
   
http://www.toyobo.co.jp/press/press169.htm 

 



米ダウ、スペインでポリオレフィン弾性繊維を自社生産へ

 


1997/9/10 クラレ

エバール繊維「ソフィスタ」の開発、展開について
  
http://www.kuraray.co.jp/press/1997/sofista/sofista.html

「ソフィスタ」は、当社が開発した特殊ポリマー(素材)であるエチレン・ビニルアルコール共重合体(ブランド「エバール」)を主原料とする新合成繊維です(通産省登録済)。


日本経済新聞 2003/12/20

旭化成、新型の高強度繊維 次世代タイヤやビルの補強材向け 接着性高く低価格に

旭化成は次世代のタイヤやコンクリートの補強材に使う高強度繊維を事業化する。来春に試験プラントの建設に着手、来年末から年50−60トン規模で生産を始める。2006年度に生産能力を1千−2千トンに増やす許画で、タイヤメーカーや建材メーカーなどに売り込む。
事業化するのは旭化成が開発した
ポリケトン繊維と呼ぶ高強度繊維。


NEDO   http://www.nedo.go.jp/kibanbu/saitaku/14h/nano_asahika.html

基盤技術研究促進事業平成14年度採択実績

高性能ポリケトン繊維の工業化基盤技術の開発

委託先 旭化成株式会社
協力機関 -
研究期間 平成14年8月〜平成19年3月
主な研究実施場所 宮崎県延岡市
プロジェクトリーダー 加藤 仁一郎 繊維技術研究所主幹研究員
     
研究概要:
  アラミド等のスーパー繊維は原料が高く高価格であり、価格に対する性能発現レベルが不十分なため用途が限定される。我々は安価な一酸化炭素とエチレンを原料とした脂肪族ポリケトンを用い、その特殊濃厚塩水溶液をゲル紡糸して低コストなスーパー繊維を得る基礎知見を見出した。本研究は、上記基礎技術をもとに、ポリケトン繊維の工業的な生産技術を確立すること、並びにポリケトン繊維の用途特性を明らかにすることで、その目的は、ポリケトン繊維の事業化を可能とすることである。

 


日本経済新聞 2004/1/30

国内の綿紡織撤退 カネボウ 不振天然繊維を縮小    
発表

カネボウは29日、国内の綿紡織からの完全撤退などを柱とする天然繊維事業の構造改革策を発表した。絹紡糸事業からも撤退、綿・羊毛加工事業は縮小する。不採算が続く国内の天然繊維生産を縮小し、ポリエステルなど化学繊維を中心に収益力の改善を急ぐ。


平成16年1月29日 カネボウ

天然繊維事業の構造改革について
http://www.kanebo.co.jp/contents/fram/f_08rel.html

当社グループは、本年度を「16年度から始まる中期再建計画の助走期間として徹底した構造改革を行う年」と位置付け、構造改革を断行しております。この度、100%子会社であるカネボウ繊維株式会社を中心に展開している天然繊維事業について、今まで以上の安定収益体制確立の為、
@「綿紡織事業の国内生産からの完全撤退(浜松工場・出雲織布技術センター休止)」、
A「綿・羊毛加工事業の縮小(不採算品種の撤退、及び海外移管)」、
B「シルクの絹紡糸事業からの撤退」
を柱とする構造改革について決定しましたので、お知らせいたします。


2004年5月12日 クラレ

中国における人工皮革合弁会社の設立について
http://www.kuraray.co.jp/press/2004/040513/index.html

 当社は浙江禾欣実業股(セッコウヘーシンジツギョウシブン)_有限公司(以下禾欣公司)との間で、人工皮革の生産合弁会社を中国に設立することで合意に達し、近日中に合弁契約に調印する予定です。

新会社の概要(予定)
会 社 名 : 禾欣可楽麗超繊皮(ヘーシンクラレチョウセンピ)(嘉興)有限公司
事業内容 : 人工皮革の生産、販売
所 在 地 : 浙江省嘉興市亜太工業園区(敷地面積約66千m2)
設立時期 : 2004年5月
董 事 長 : 沈云平(禾欣公司 現総経理)
総 経 理 : 顧建慧(禾欣公司 現副総経理)
資 本 金 : 10.5百万US$(約12億円) 出資比率:禾欣66.6%、当社33.4%
従業員数 : 約140人
売上規模 : 約30億円

設備の概要(予定)
生 産 能 力 : 年産 4百万m2
稼 働 開 始 : 2005年4月
設備投資額 : 約16億円

合弁相手会社の概要
会 社 名 : 浙江禾欣実業股_有限公司
事業内容 : 合成皮革の製造・販売
所 在 地 : 浙江省嘉興市城東路435号
設立時期 : 1988年(国営企業としてスタートし、1998年完全民営化)
董 事 長 : 朱善忠
総 経 理 : 沈云平
資 本 金 : 約10億円
従業員数 : 約1,600人
売上規模 : 約85


2005年2月2日 旭化成せんい/旭陽産業

中国における「ベンベルグ」裏地加工合弁会社設立について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2004/fi050202.html

  旭化成せんい株式会社(社長:坂本正樹、本社:大阪市)及び旭陽産業株式会社(社長:藤田 保、本社:福井市)は、この度、中国・寧波市の寧波宜科科技実業股イ分有限公司(董事長:石 東明)と合弁にて「ベンベルグ」裏地の染色・加工・販売会社を設立しましたので、お知らせします。

(1) 会社名   : 寧波宜陽賓覇紡織品有限公司
           英文名:NINGBO YAK-YO BEMBERG TEXTILE CO., LTD.
(2) 資本金   : (a) 総投資額(授権資本に相当)2,000万米ドル
            (b) 登録資本800万米ドル
(3) 出資比率  : 宜科 75%、旭陽産業 25%         
(4) 本社・工場 : 中国浙江省寧波市        
(5) 役員構成  : 宜科側(董事長含め)3名、旭陽側(副董事長含め)2名        
(6) 生産品目  : (a) 当面、「ベンベルグ」100%紳士裏地を生産・販売する
             (b) 将来的には、「ベンベルグ」100%婦人裏地や交織裏地にも拡大する予定
7) 生産能力  : 月産30千疋(平成20年フル稼働を目標)        
(8) 販売先 : 中国内のアパレル及び縫製工場        
(9) 商標ライセンス : 旭化成せんいが所有する商標「Bemberg」及び中国語商標「賓覇」の使用を許諾する       
(10) 技術指導  : 旭化成せんいが実施する
     

2.  各社の概要
<寧波宜科科技実業股イ分有限公司>
  本   社: 中国浙江省寧波市江東周宿渡
  資 本 金: 289百万人民元(ヤンガー13%)
  代 表 者: 菫事長 石 東明
  事業内容: 芯地等の服装補助材料の製造・販売

 


2005/04/07 クラレ

Celanese Advanced Materials 社<ベクトラン>事業の買収について

 当社は、米国Celanese Advanced Materials Inc.(以下CAMI社)のポリアリレート<ベクトラン>繊維事業を買収することを決定し、4月1日CAMI社と契約を締結しました。CAMI社のベクトラン事業に関する資産すべてを買収します。買収時期は今月中の予定です。

この買収により、
クラレグループが世界でただ一社生産する<ベクトラン>繊維は、グループの事業方針のもと、世界市場でさらに強力に展開されることとなります。


 ポリアリレート<ベクトラン>繊維は、一般的に
スーパー繊維と呼ばれる高強力高弾性率繊維です。優れた低クリープ性・非吸湿性・極低温化での高強力物性・耐湿磨耗性など高機能繊維として種々の特長を持っています。

CAMI社の<ベクトラン>事業の概要
1)会社名:Celanese Advanced Materials Inc. Vectran Division
       (米国Celanese Corporationの関連会社)
2)所在地:米国サウスカロライナ州フォートミル(Fort Mill)
3)売上高:約6百万US$(2004年)
4)従業員:7名
5)これまでのクラレとの関係:
クラレの原糸売りの欧米向け販売窓口(distributor)

KAI社の概要
1)会社名:Kuraray America Inc.
2)社長:吉野博明
3)本社:アメリカニューヨーク
4)資本金:8,702千US$
5)従業員数:37名
6)主要事業:クラレ製品の輸入販売、新規・既存製品の用途・市場開発、新技術・新市場の探索・情報収集


2007年1月22日 クラレ  

スーパー繊維<ベクトラン>の生産設備増強
グローバル戦略の第一歩と位置付け

 当社は、このたびポリアリレート系のスーパー繊維<ベクトラン>の需要増加に対応するため、クラレ西条株式会社(愛媛県西条市)での生産設備を増強します。総額7億円を投じ、紡糸設備の新設と熱処理設備のデボトルを行い、現在の600トン/年から1000トン/年体制に持っていきます。完工時期は2007年10月の予定です。

 クラレは、
1990年に当時のクラレ西条工場で<ベクトラン>の生産をスタートさせましたが、2005年4月には米国サウスカロライナ州にあるCelanese Advanced Materials Inc.(CAMI社)の<ベクトラン>事業を買収し、当社の米国現地法人Kuraray America Inc.(KAI社)の新規事業部としてスタートしました。これにより、<ベクトラン>繊維はクラレグループが世界でただ一社生産することとなり、その後、世界市場での更なる展開・拡販を図っています。

おけるベクトラン事業拡大のスピードアップが可能になりました。今回の設備投資をグローバル戦略の第一歩と位置付けています。

●設備概要

1.場  所:クラレ西条株式会社  愛媛県西条市朔日市892
           (社長:広瀬 靖弘  資本金:1,000万円 クラレ100%)
2.設備投資額:7億円
3.生産能力:増強分 400トン(600トン/年 → 1,000トン/年)
4.完工時期:2007年10月予定


平成17年8月22日 三菱レイヨン 

会社分割によるポリプロピレン繊維事業の分社化のお知らせ
http://www.mrc.co.jp/press/pdf/050822.pdf

 平成17年8月22日開催の当社取締役会において、平成17年10月3日を期して、下記の通り当社のポリプロピレン繊維事業を会社分割により新設会社が承継する分割計画書を承認しましたのでお知らせいたします。

分割当事会社の概要

  新設会社
(1) 商 号 MRCパイレン株式会社
(2) 事 業 内 容 ポリプロピレン繊維の製造・販売
(3) 設立年月日 平成17年10月3日(予定)
(4) 本店所在地 大阪府和泉市肥子町2丁目7番10 号
(平成17 年10 月3 日予定)
(5) 代 表 者 取締役社長 岩崎 洋一
(平成17 年10 月3 日予定)
(6) 資 本 金 300百万円(平成17 年10 月3 日予定)
(7) 発行済株式総数 6,000株
(平成17 年10 月3 日予定)
(8) 株 主 資 本 300百万円
(平成17 年10 月3 日予定)
(9) 総 資 産 1,426百万円
(平成17 年10 月3 日予定)
(10) 決 算 期 3月31日
(11) 従 業 員 数 19人
(平成17 年10 月3 日予定)
(12) 主要取引先 東リ梶A山本産業
(13) 大株主及び持株比率 三菱レイヨン株式会社 100%
(平成17 年10 月3 日予定)
(14) 主要取引銀行 鞄結梹O菱銀行

 


2006/02/13 チッソ

熱接着性複合短繊維の合弁会社を設立 

 チッソ株式会社(本社:東京都中央区、社長:岡田俊一)と米国FiberVisions Delaware社は、熱接着性複合短繊維(商品名:ES繊維)の販売を目的とする合弁会社ESファイバービジョンズ株式会社を日本に設立し、2006年4月1日より販売を開始いたします。

 チッソは、FiberVisions,LLC(現:FiberVisions Delaware Corporation)との
合弁販売会社ES FiberVisions社を米国、欧州、香港に設立し、2000年1月より日本を除く全世界でES繊維の販売展開を行っております。ES繊維は、紙オムツに代表される衛生材料向けや、フィルター、セパレイター等の工業材料向けの需要が世界的に拡大しており、今般両社は、さらなる複合繊維事業強化のためには、日本市場を含むグローバルな販売体制の構築が不可欠と判断いたしました。

 製品は、チッソ100%出資のチッソポリプロ繊維株式会社守山工場(滋賀県)、
広州ES繊維有限責任会社(中国広州市)、FiberVisions Delaware 社のアセンズ工場(米国ジョージア州)およびバルデ工場(デンマーク)から合弁会社に提供します。また、ES繊維の研究開発は、従来と同様にチッソポリプロ繊維株式会社が行います。
 なお、複合スパンボンドなどの不織布の販売は従来どおり、チッソ株式会社が行ってまいります。

■補足説明資料

1.合弁会社の概要
(1)商   号   : ESファイバービジョンズ株式会社
(2)主な事業内容  : 熱接着性複合短繊維(ES繊維)の販売
(3)営業開始予定日 : 2006年4月1日
(4)所 在 地   : 大阪市北区中之島三丁目6番32号
(5)代 表 者   : 代表取締役  森本 威之(モリモト タケシ)
(6)資 本 金   : 1,000万円
(7)出 資 者   : チッソ50%
             FiberVisions Delaware Corporation 50% 
   
2.FiberVisions Delaware社の概要  
(1)商   号  : FiberVisions Delaware Corporation
(2)主な事業内容 : ソフトPP、複合繊維および繊維製品の製造、販売 
            (世界最大)
(3)設   立  : 1997年
(4)所 在 地  : 1313 North Market Street, Wilmington, DE 19894USA
(5)代 表 者  : Marco F. Cenisio  
(6)出 資 者  : Hercules社(米国デラウェア州)100%
(7)生産拠点   : アセンズ、コビントン(米国ジョージア州)
            バルデ工場(デンマーク)
            蘇州(中国)


ES FiberVisions
        
http://www.es-fibervisions.com/ 
 立地  :
Athens, Georgia
 
出資者:チッソ
      
FiberVisions
 子会社:ES FIBERVISIONS ApS
        立地:Varde, Denmark

 備考  :@
FiberVisions
         Hercules 100%

          world’s largest producer of polypropylene staple fiber
       A
中国広州に Guangzhou ES Fiber (チッソ/伊藤忠)

ES FiberVisions is a venture of FiberVisions, L.L.C., a wholly owned subsidiary of Hercules Incorporated, and Chisso Corporation to develop and market bicomponent fibers for use in hygienic and other applications on a worldwide basis, excluding Japan.

FiberVisions and Chisso incorporates all of their bicomponent fiber operations and activities into the joint venture.

FiberVisions
FiberVisions is the world
's largest producer of polypropylene staple fiber, serving major markets for disposable diapers and other hygienic products; it also produces textile fiber for automotive, decorative and industrial applications. FiberVisions has headquarters in Wilmington, Delaware, and manufacturing facilities in Athens and Covington, Georgia; Suzhou, China, and Varde, Denmark. For more information, visit the FiberVisions website at www.fibervisions.dk.

広州芸愛然繊維有限公司
       Guangzhou ES Fiber Co., Ltd
         
http://www.gzes.com/about_e.html
 場所  :
広東省広州市
 出資者:チッソ 75%、伊藤忠商事 25%
       (当初は現地との3社JV)
 設立  :1994/12
 事業  :オレフィン系熱接着性複合繊維・ES繊維の製造


平成18年3月7日 三菱化学産資

坂出製造所におけるアルミナ繊維製造設備の新設について
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/2006/20060307-1.html

 三菱化学産資株式会社(本社:東京都千代田区 社長:藤井 正教)は、今般、当社坂出製造所にアルミナ繊維(商品名「マフテックR」)製造設備の新設を決定しました。(「新アルミナ繊維製造設備の概要」ご参照。)
 当社が1985年から直江津工場にて製造しているアルミナ繊維は、1600℃を超える高温環境でも長時間の断熱性能及びクッション性を維持するなどさまざまな優れた特性を備え、需要家から高い評価を受けてまいりました。鉄鋼業の活況に支えられた製鋼用断熱材の旺盛な需要と自動車排ガス規制の強化に伴う触媒コンバーター用サポート材の需要の伸びにより、製造能力は
約2,000トン/年に達しています。  今回は、マーケットの旺盛な需要に応じ、300トン/年の製造設備を新設することといたしました。立地場所については、(1)直江津一極集 中生産体制のリスクを分散させること、(2)設備用地に比較的余裕のあること等から坂出製造所に決定いたしました。アルミナ繊維は自動車向けを中心に今後も大幅に需要が伸びることが予想され、当社は、将来、坂出製造所において増産の検討も行ってまいります。

○ 新アルミナ繊維製造設備の概要
1. 製造能力 300トン/年
2. 製品 アルミナ繊維ブランケット
3. 建設場所 当社坂出製造所(香川県坂出市)
4. 投資額 約30億円
5. その他 2006年末営業運転開始(予定)

〈三菱化学産資株式会社の概要〉
1. 本社 東京都千代田区
2. 工場 直江津(新潟県上越市)、坂出(香川県坂出市)
3. 社長 藤井 正教
4. 資本金 20億円(三菱化学株式会社100%出資)


2006/11/21 Chemnet Tokyo

三菱化学産資、アルミナ繊維の新設備稼動開始  需要増に対応、坂出にも生産体制を確立  

 三菱化学産資はこのほど同社坂出工場内にアルミナ繊維(商品名マフテック) の製造設備を完成し、試運転を開始した。  設備能力は年産1,300トンで、この結果マフテックの総設備能力は既存の直江津工場の同2,700トン装置と合わせて同4,000トンとなった。  
 今回、同社が坂出でも「マフテック」の生産を開始することにしたのは、需要が自動車エンジンのディーゼル化の進展とともにディーゼル微粒子除去フィ ルター向けを中心に急拡大しており、しかも今後もなお高い伸びを続ける見通 しにあるため。  アルミナ繊維の現在における同社の市場シェアは52%と他社を圧倒している。 同社では2010年にはこれを76%に引き上げたい考え。このため設備能力を同年 までに8,000トンに拡大していく計画。

 


2010/9/8 三菱樹脂 

アルミナ繊維製造設備の増設について
〜自動車排ガス処理装置の旺盛な需要に対応〜

 三菱樹脂株式会社は、直江津工場(新潟県上越市)にアルミナ繊維「MAFTECマフテックR」の製造設備の増設を決定し、今般、着工致しました。
 当社が直江津工場及び坂出工場において製造しているアルミナ繊維「MAFTECマフテックR」は、1600℃を超える高温環境下でも長時間の断熱性能及びクッション性を維持することが可能である点など様々な優れた特性を備えております。そのため、製鋼用断熱材や自動車の排ガス処理装置用途の触媒コンバーター及びDPF*のサポート材として、需要家から高い評価を得ております。特に触媒コンバーターやDPF*のサポート材としての世界シェアは約40%(当社推定)に達しております。
 当社は、現在、自動車の排ガス処理装置のマーケットの旺盛な需要に応じ、現有する生産ラインの能力増強等で対応を図っておりますが、
現在の製造能力(約4,500トン/年)では、2011 年度に供給限界となる見込みです。そこで今般、約300 トン/年の製造設備増設を決定致しました。立地場所については、既存インフラの活用等により工期が最も短縮でき、また、マーケットの旺盛な需要に最も素早く対応できる直江津工場に決定致しました。竣工は2011 年3 月末を予定しております。
 アルミナ繊維は、世界各国における排ガス規制強化の動きに伴い、自動車の排ガス処理装置の触媒コンバーターやDPF*のサポート材向けを中心に今後も需要が伸びることが予想されます。当社は、マーケットの状況を注視しながらメーカーとして安定供給を図るため、更なる増産の検討も行ってまいります。

*DPF:ディーゼル・パティキュレート・フィルター(ディーゼルエンジンから排出されるスス状物質を浄化する装置)

当社は、2011年3月、直江津工場(新潟県上越市)において新ライン(約300トン/年)を立ち上げ、生産能力を約4,800トン/年まで増強しましたが、自動車の排ガス処理装置の旺盛な需要は当社の増産を上回る勢いで伸長しております。この旺盛な需要に対応すべく、今般、坂出工場に新たなライン2系列(計800トン/年)の増設を決定しました。竣工は、2012年1月末及び5月末の予定です。


坂出   300トン→1300トン
直江津 2000トン→2700トン
合計   2300トン→4000トン→4500トン→4800トン

-----------------

2012年3月28日 三菱樹脂株式会社 

アルミナ繊維の新ラインの竣工及び増設について
〜 自動車排ガス処理装置の旺盛な需要に対応 〜

三菱樹脂株式会社(本社:東京都中央区 社長:吉田 宏)は、世界的に需要が伸長しているアルミナ繊維「MAFTEC(マフテック)®」について、本年2月に新ライン(1系列)を竣工させましたのでご連絡いたします。また合わせて、新ライン(1系列)の増設を決定しました。新ラインは坂出工場(香川県坂出市)に設置します。
当社が成長事業の一つとして位置づけるアルミナ繊維「MAFTEC®」は、1600℃を超える高温環境下でも長時間の断熱性及びクッション性を維持できるなど様々な優れた特長を有し、自動車の排ガス処理装置用触媒コンバーター及びDPF*のサポート材や鋼材再加熱炉用断熱材として、国内外の需要家から高い評価を得ています。特に、触媒コンバーター、DPF サポート材として世界トップとなる約4割のシェア(アルミナ繊維としては約8割/当社推定)を有しています。
当社は、本年2月、坂出工場において新ライン1系列を竣工させ、さらに本年5月末までにもう1系列を竣工させて、生産能力を約5,600トン/年まで増強する計画ですが、自動車の排ガス処理装置の旺盛な需要は当社の増産を上回る勢いで伸長しております。この旺盛な需要に対応すべく、今般、坂出工場に新たなライン1系列(400トン/年)の増設を決定しました。竣工は、2012年12月末の予定です。
アルミナ繊維は、新興国における自動車生産台数の増加や世界各国における自動車や建機の排ガス規制の強化に伴い、今後もさらに需要が伸びることが予想されています。
当社は、マーケットの状況を注視しながら、今後も供給能力の拡大を図ってまいります。

坂出   300トン→1300トン   ?           +800    +400
直江津 2000トン→2700トン   ?    +300
合計   2300トン→4000トン→4500トン→4800トン→5600トン→6000トン


2006/5/18 チッソ

Pantex International社との穴あき不織布の提携について 
 
 チッソ株式会社(本社:東京都中央区、社長:岡田俊一)は、繊維事業において新しいタイプの衛材トップシートを日本及びアジア市場に提供するために、Pantex International (本社: Sulmona, Italy、CEO:James Cree)とともに、穴あきスルーエア不織布に関する合弁事業の検討を開始いたしました。

 Pantex Internationalは1982年に設立された欧州で有力な不織布メーカーで、1987年に穴あき不織布の製造技術を確立しました。Pantex Internationalの穴あき不織布は、一般の不織布と比べて風合いと穴あき配列パターンによる意匠性に優れており、かつ吸収性能の高さから、紙オムツや生理用品のトップシートなどの用途で世界中のユーザーより好評を得ています。今般、Pantex Internationalの穴あき不織布事業における経験と、熱接着性複合繊維のパイオニアであるチッソのES繊維および不織布の技術を融合することによって、新たな事業展開を図り、中国に於ける生産拠点の設置を目指します。

 チッソは、6月よりPantex International製の穴あき不織布のプレセール開始を予定していますが、それに先立ち不織布展示会ANEX2006(5月24日〜26日、於:東京ビッグサイト)に穴あき不織布サンプルを出展します。
なお、期間中はPantex Internationalからも技術、営業担当者が来場する予定です。

Pantex International社の概要  
(1) 商   号    Pantex International SPA
(2) 主な事業内容  不織布の製造及び販売
(3) 設   立    1982年
(4) 所 在 地    SS.17, Zona Industriale, 67039 Sulmona (L'Aquila), Italy
(5) 代 表 者    James Cree
(6) 生産拠点    Sulmona, Italy (Pantex SUD SRL)


化学工業日報 2009年4月22日

宇部興産、チラノ繊維が次世代航空機エンジンに採用

 宇部興産のチラノ繊維が次世代航空機エンジン「LEAP−X」への採用が決まった。LEAP−Xは、現行のエンジンと比較して燃料消費量を最大で16%削減でき、経済性と環境性を両立させた新型ベースライン・ターボファン・エンジンで、CFMインターナショナル(仏スネクマと米GEの合弁)が開発した。宇部興産のチラノ繊維は無機系材料との複合材料として、LEAP−Xの噴出口やタービンなどに使用されるという。

Si-Ti-C-Oからなるセラミック連続繊維

UBE独自の技術により生まれた「チラノ繊維 Tyranno Fiber」は、シリコン、チタンまたはジルコニウム、炭素、酸素から成るセラミック連続繊維です。
チラノ繊維で強化した先進複合材料は、これからの超高速輸送、エネルギー高効率化、CO2・NOx低減、排ガスクリーン化等の環境保全に大きな役割を担うものとして期待が寄せられています。
これらの現実には、耐熱性、高強度、高信頼性など過酷な環境での高い性能が求められており、この繊維が持つ優れた特性を生かした用途が、さまざまな分野で広がりつつあります。

強さはチラノザウルスTyrannosaurusなみの無機繊維
「チラノ繊維」は、最強の恐竜といわれる“チラノザウルス”の名を取って命名されたほど、強靭な無機繊維です。耐熱性が1,300度C以上もあり、強度が高く、すぐれた機械的性質を持っています。UBEは、この優秀な特性をとくに宇宙・航空機分野にいかそうと、用途開発を積極的にすすめています。
一方、スポーツ・レジャー分野では、FRP(繊維強化プラスチック)の強化材として、スキーの板のほか、テニスラケット、ゴルフクラブなどに採用されています。


2021 年930   三菱ケミカルホールディングス    

三菱ケミカルの結晶質アルミナ繊維事業の譲渡

当社は、本日の取締役会において、連結子会社である三菱ケミカル結晶質アルミナ繊維事業を(途中手続き省略)Apollo Global Management Inc.関連会社が投資助言するファンドApollo SPC保有する特別目的会社に譲渡することを決議いたしました

本事業では、アルミニウム源とケイ素源を原料に、結晶質アルミナ繊維「MAFTECTMMAFTECTM OBMTMの製造、販売を行っております。

本製品は耐熱性に優れ、超高温下でも安定した機能性を有すことから、主に自動車の排ガスを浄化する触媒コンバータにおいて走行中の振動や衝撃からセラミック触媒担体を守る把持材(サポート材)として、その他にも製鉄所などの炉内断熱材として世界中で使用されております。

Al源とSi源を元に独自の製法により作られる結晶質アルミナ繊維「MAFTEC」は耐熱性に優れ、1,600℃という超高温下でも安定した機能性を発揮する上、1,300℃でも実用的な弾力性(クッション性)を維持します。主に製鉄所などの炉内断熱材や、自動車の排ガスを浄化する触媒コンバータにおいて走行中の振動や衝撃からセラミック触媒担体を守る把持材(サポート材)として、長年に亘り世界中で実績を有しております。また、その他さまざまな分野でも応用可能です。

近年の各国での自動車排ガス規制の強化や新興国を中心とする世界的な自動車需要の伸長を受け、本製品の需要は堅調に推移しており、今後も一定の成長が期待されます。一方、足元では、内燃機関搭載車の販売を規制する動きもみられ、本事業の持続的な成長を期する上では、新用途開発や成長分野への投資が不可欠な状況となっております。

こうした状況を踏まえ、当社は、中期経営計画「
APTSIS 25」に基づくポートフォリオ改革を検討する中で、当社グループが保有する製品群や技術では十分なシナジーをもって本事業の変革・成長を図ることは難しいとの判断に至りました。先端素材、化学及び自動車業界において豊富な支援実績を有し、アルミを含む素材業界に関する専門的な知見・経営資源を持つApollo 関連会社が投資助言するファンド保有するApollo SPC 下で事業運営を行うことで、耐火・耐熱ソリューションの更なる拡充、産業及び電気自動車向け製品を含むたな用途開発及び更なる競争力強化を図ることが本事業にとって最適であると判断し、今般、同社との間で本株式譲渡につき合意したものです。
なお、当社は、本株式譲渡により得た資金について、全社的な資源配分方針に即して、「財務体質の改善」「成長事業への投資」及び「株主への還元」のバランスを図りつつ、企業価値の向上をめざして活用してまいります。

本株式譲渡に関連する損益として合計約540 億円の利益を見込んでおります。なお、本件及びその他の影響を踏まえた 2022 年3月期通期業績予想は、現在精査中であり、業績予想の修正が必要な場合には速やかにお知らせいたします。