日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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2003/05/06 医学生物学研究所

Duke特許(遺伝子組替え技術による自己免疫性疾患の対応抗原の作製と診断応用に関する特許)のサブライセンス契約の締結
    
http://www.mbl.co.jp/presspdf/press030506.pdf


株式会社医学生物学研究所(MBL)は同社が所有する遺伝子組替え技術による自己免疫性疾患の対応抗原の作製と診断応用に関する特許(Duke大学テクノロジー)に関し、米国のDiagnostic Products Corporation(DPC)に対して、非独占的実施権を供与する契約を締結した。Duke大学のDr.Jack D. Keeneの遺伝子組替え技術(Duke特許)

MBLは米国のDuke大学から特許の世界における独占的実施権を許諾されている



株式会社 医学生物学研究所          http://www.mbl.co.jp
(Medical & Biological Laboratories Co., Ltd)

本社所在地   名古屋市中区丸の内3丁目5番10号 住友商事丸の内ビル5階
代表者   代表取締役社長 西 田 克 彦
設立   1969年8月
資本金   22億2,860万円
社員数   179名(2002年3月末現在)
売上高   35億253万円(2002年3月期実績)
     
事業概要   臨床検査薬
      自己免疫検査試薬
免疫血液学的検査薬
血漿蛋白質等測定検査薬
ウイルス・感染症関連検査薬
内分泌学的検査試薬
サイトカイン測定試薬
免疫組織化学検査試薬
リンパ球サブセット検査試薬
機器・機材
    基礎研究用試薬
      細胞生物学研究用試薬
免疫組織化学染色用試薬
CD抗体

MBLは1969年日本で最初の抗体メーカーとして設立されました。

ポストゲノム時代に対応するネットワーク型企業体


http://www1.neweb.ne.jp/wa/nisi-pat/new-business3_3.htm

生物医学研究所(MBL)は、7名の若い研究者、医師により、日本初の抗体メーカーを目指して1968年に設立された。


2002/7/15 医学生物学研究所

ハーバード大学における取引機密窃盗事件に関して
     
http://www.mbl.co.jp/presspdf/press071502.pdf

【事実関係の経緯】

【事件の報道後の当社の対応】


日本経済新聞 2003/5/19

バイオとナノテク 融合分野を共同研究
 NTTと東大医科研 脳機能まねた回路など


NTTと東京大学医科学研究所は、バイオテクノロジーとナノテクノロジー(超微細技術)の両方の知識を融合する「ナノバイオ」分野で共同研究を開始する。脳機能をまねた微細な集積回路などがテーマ。

ナノバイオ分野での研究協力

▽東大、NTT
   脳神経回路の仕組み解明と通信への応用
▽大阪大学とエ一ル大学
  細菌のべん毛を動かす分子モーターの研究
▽東北大学、米マサチューセッツ工科大学など
  微細な光センサーを応用した人工網膜の研究
▽松下電器産業・米モンタナ大学
  たんぱく質が自然に並ぶ現象を応用した微細回路の研究
▽東レ、京大
  がん治療用DNAチップ

 


2003/05/19 タカラバイオ

等温遺伝子増幅法(ICAN法)の基本特許を日本で取得
     
http://www.takara-bio.co.jp/news/2003/05/19.htm


等温遺伝子増幅法の1種、ICAN法(Isothermal and Chimeric Primer-initiated Amplification of Nucleic acids) に関する特許出願を、日本、米国、欧州をはじめとする世界の主要国に出願しておりますが、本年5月6日にICAN法の日本出願特許が特許庁により特許査定されました。


2003/6/24 東洋紡

〜中国・上海市にライフサイエンス研究用試薬・機器の製造・販売会社を設立〜
   「東洋紡(上海)生物科技有限公司」
     
 http://www.toyobo.co.jp/press/press159.htm

 

バイオ事業におけるグローバル戦略の一環として、中国・上海市にライフサイエンス研究用試薬・機器の製造・販売会社「東洋紡(上海)生物科技有限公司」を設立します。

第1ステップとして、日本国内で製造するライフサイエンス研究用試薬・機器を中国国内で販売し、"東洋紡"ブランドの浸透を図ります。そのために、当社の 100%子会社で上海市内にある「上海特維碧(ティ・ワイ・ビー)貿易有限公司(*1)」 を通じて行います。

当社のバイオ事業におけるアジア戦略
当社と三菱商事梶A科華(現地法人)が1995年に設立した、酵素を用いた 臨床診断薬を製造、販売する合弁会社「上海科華東菱(クーハートンリン)診断用品有限公司(*2)」は、中国屈指のバイオ関連企業として高い評価を受けています。

当社と三井物産鰍ヘ今年2月、細胞工学関連の合弁会社「
鰍sMセルリサーチ(*3)」 を設立しました。


新会社概要

(1)社 名 東洋紡(上海)生物科技有限公司
(2)所在地 中国上海市浦東新区張楊路188号湯臣商務中心310、312室
(チュウゴク シャンハイシ プードンシンク チャイアンルー188
トムソン ショウム チュウシン310,312)
(3)代表者 董事長 菊地俊郎
(キクチ トシロウ、東洋紡 バイオケミカル事業部長を兼務)
総経理 山川正勝
(ヤマカワ マサカツ、上海特維碧貿易有限公司 総経理を兼務)
他東洋紡から董事を2名選任
(4)資本金  5,000万円
(5)事業内容 ライフサイエンス研究用試薬・機器の製造・販売
(6)設  立 2003年6月16日
(7)従業員数 設立当初は11名を予定
(8)販売計画 2005年度 売上高10億円
     
<注釈(会社概要)>
*1.上海特維碧貿易有限公司
(1)所在地  中国・上海外高橋保税区基隆路6 外高橋大厦907室
(2)代表者 董事長 安部 康生(東洋紡 理事・テキスタイル第1事業部長を兼務)
(3)資本金  US$ 500,000(東洋紡100%)
(4)設 立 1997年10月
(5)事業内容  東洋紡製ニット製品の販売
     
*2.上海科華東菱診断用品有限公司
(1)所在地 中国・上海市欽州北路1189号
(2)代表者 董事長 沙 立武(上海実業科華公司)
(3)資本金 US$ 1,600,000
(上海実業科華公司50%、東洋紡30%、三菱商事20%)
(4)設 立  1995年9月
(5)事業内容  生化学診断薬の製造、販売と関連サービスの提供
     
*3.鰍sMセルリサーチ
(1)所在地 東洋紡本社内(大阪市北区堂島浜2−2−8)
(2)代表者 代表取締役 曽我部行博(東洋紡 敦賀バイオ工場長を兼務)
(3)資本金 2億5千万円(東洋紡65%、三井物産35%)
(4)設 立  2003年2月
(5)事業内容  a.細胞工学による生産物と関連製品の研究開発・製造・販売
b.細胞工学による生産物と関連原料の輸出入・売買

 


日本経済新聞 2003/6/30

理研、生物進化の謎に迫る 産官学プロジェクト発足へ
 遺伝情報の機能解明 米より先行めざす

理研のプロジェクトで期待される成果

▽体質に応じて治療するテーラーメード医療の実現
▽がんやアルツハイマー病などの新薬の開発
▽人間と同じ病気を発症するモデル動物の開発
▽栄養価や収率が高い作物など食糧・環境問題解決につながる新品種の開発
▽生命誕生からの進化の謎解き

日本経済新聞 2003/7/1

大阪大学 知的財産管理し産学連携


大阪大学が全学を挙げた総合的な起業支援を始める。来春、国内最大規模の産学連携組織を開設。全学の知的財産を管理し、企業との共同研究の受け皿にもするほか、研究成果の事業化のための様々な機能を集約する。

主な阪大発ベンチャー

アンジェスエムジー 遺伝子医薬品の開発
▽シンセシスシステム 大規模集積回路(LSI)開発
▽ナノフォトン 高機能レーザー顕微鏡などの開発
クリングルファーマ 新タイプのがん治療薬などの開発
▽インターサイト・ナノサイエンス 免疫学、分子生物学、たんぱく質化学、
ナノテクの成果による医薬品開発
カルディオ 細胞培養・組織移植技術の再生医療への応用
▽イー・エム・デイー プラズマ利用の被膜形成技術の実用化

 


日本経済新聞 2003/7/2

トランスジェニック 電源開発と新会社
 環境ホルモン測定 DNAチップ開発へ


遺伝子解析の
トランスジェニックは1日、電源開発と共同で、内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)を測定するDNA(デオキシリボ核酸)チップの開発会社を設立すると発表

新会社は「エコジェノミクス」。資本金は1億円で、電源開発が65%、トランスGが35%を出資する。


2003/07/10 荏原実業

バイオジェニック株式会社の株式の取得に関するお知らせ
   
 http://www.ejk.co.jp/topics/ir01_080.html


バイオジェニック株式会社の第三者割当増資による新株式を取得することを決議


バイオジェニック株式会社の概要

(1)商号   バイオジェニック株式会社
(2)代表者   代表取締役  石森 純夫 
(当社執行役員環境開発事業部長兼環境開発事業部企画・開発室長)
(3)所在地   東京都中央区銀座六丁目16番10号(荏原実業第2ビル4階)
(4)設立年月日   平成15年4月10日
(5)主な事業の内容   植物及び微生物の培養による有用物質の製造販売
(6)当社との関係
   資本的関係   バイオジェニック株式会社の増資による新株式を当社が取得します。
   人的関係          取締役渡部政博(当社マリーン&アグリ部長)及び
当社研究者による当面の技術支援等。
   取引関係   今期は当社からの研究開発委託(予定)と研究開発機器の貸与であります。将来的な取引形態は今後検討してまいります。
(7)決算期   3月
(8)従業員数   4名(平成15年7月現在)
(9)資本の額   48,485千円(増資後)
(10)発行済株式
  総数
  5,090株(増資後)
(11)大株主構成
  および所有割合
  荏原実業株式会社84.5%(増資後)
(参考)純資産額   16,284千円(平成15年6月末日現在)

 


2004/08/10 荏原実業

子会社株式の取得に関するお知らせ
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=78504

1. 増資引受けの目的
 連結対象子会社である
バイオジェニック株式会社は、平成15年4月より、微細藻類ヘマトコッカス藻由来「アスタキサンチン※」の大量生産技術に関する研究を行ってまいりました。本年4月にはサンプル出荷も開始し、製品化の目処がついたことから、中国(昆明市)に工場を設立し、今後本格的に生産を行う予定であります。このことから、荏原実業株式会社はバイオジェニック株式会社の生産設備取得を目的とした第三者割当増資に応じ、新株式の取得を行う予定であります。

※ アスタキサンチンとは、強力な抗酸化作用をはじめとし、他の抗酸化剤には見られない極めて有用な生物活性(例えば脂質過酸化抑制による細胞損傷防御作用や免疫賦活作用などに関する研究結果が出されています)を持つ物質であり、近年、新たな食品・飲料・健康補助食品・老化予防化粧品向け機能性素材として注目されつつあります。

2. 異動する子会社の概要
(1) 商号 : バイオジェニック株式会社
(2) 本店所在地 : 東京都中央区銀座6−16−10
(3) 代表者名 : 石森純夫(当社取締役環境開発事業部長)
(4) 設立年月日 : 平成15年4月10日
(5) 資本金 : 1億98万円
(6) 主な事業内容 : 微細藻類由来の高付加価値物質の製造・販売
(7) 従業員数 : 4名
(8) 発行済株式数 : 7,190株
(9) 決算期 : 12月

3. 日程、取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

払込期日 平成16年9月30日 平成17年1月31日
異動前の所有株式数 6,760株(所有割合94.02%) 9,760株(所有割合95.78%) 
取得株式数 3,000株(取得価額150百万円) 4,000株(取得価額200百万円)
異動後の所有株式数 9,760株(所有割合95.78%) 13,760株(所有割合96.97%)

日刊工業新聞 2003-05-15

荏原実業、健康食品産業に参入−微細藻類を大量培養


4月に設立した共同会社「バイオジェニック」を通じ、微細藻類を大量培養し、強力な抗酸化作用を持つ生理活性物質の大量抽出する事業をスタートする。


2003/7/24 神奈川科学技術アカデミー

KASTが完全長cDNAの合成方法の基本特許を世界で取得
  〜広くライセンス先を募集します〜
   
 http://home.ksp.or.jp/kast/press/03/rel030724.html


平成3年4月から3年の期間で実施した加藤「ヒューマン・プロテイン」プロジェクト(研究室長(当時):加藤誠志)によって開発した、「完全長cDNAの合成方法(完全な遺伝子の取得技術)」というゲノムサイエンス分野の研究の上流で用いられる重要な基盤技術について、世界主要国(日米欧)において基本特許を取得することに成功しました。

本発明によって、従来法の問題点がすべて解決され、正真正銘の完全長cDNAを高収率で合成することができるようになりました。これらの完全長cDNAを用いれば、試験管内や動物細胞内で直ちに蛋白質を生産することができますので、新しい医薬品の開発に国内外で広く利用されることが期待されます。


化学工業日報 2003年8月6日

ジェンザイム、米サンスタットを買収            発表文

この買収によりジェンザイムは、臓器移植時に使われる抗体製品の有力製品および免疫抑制領域の開発プログラムを獲得し、自社の免疫疾患領域パイプラインを補完する。


August 4, 2003 Genzyme      http://www.genzyme.com/

Genzyme to Acquire SangStat Medical Corporation
  Gains Leading Transplant Antibody Product, Strengthens Immunology Pipeline
    http://www.genzyme.com/corp/investors/GENZ%20PR-080403.asp

 


日本工業新聞 2003/8/19

経産省、バイオプロセス実用化へ新支援制度


経済産業省は、生物の機能を利用した環境にやさしい物質生産技術「バイオプロセス」の実用化を後押しするため、
2004年度に新たな研究開発支援制度を創設する。


日本経済新聞 2003/10/4

豊田通商 バイオ事業に参入 米企業と資本提携 旭化成とは燃料研究


バイオプラスチックの製造技術を開発する米新興企業ダイバーシファイド・ナチュラル・プロダクツ社に出資

旭化成グループのほか、京都大の坂志朗教授と組んで、バイオディーゼル(メチルエステル)を効率よく製造する技術を開発する。


2003/12/01 ソフトバンク・インベストメント

バイオファンド設立のお知らせ
  
http://www.sbinvestment.co.jp/news/pdf/031201.pdf

ソフトバンク・インベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:北尾吉孝、以下当社)は、子会社であるバイオビジョン・キャピタル株式会社(東京都港区、代表取締役:北尾吉孝、以下バイオビジョン)を運用者とし、本年12月中旬に当初出資予定金総額30億円規模の「バイオビジョン・ライフサイエンス・ファンド1号」(以下、新ファンド)を設立する事といたしましたのでお知らせいたします。

【バイオビジョン・キャピタル株式会社の概要】
 所在地  :東京都港区虎ノ門4−1−1 虎ノ門パストラル本館7F
 代表者  :北尾吉孝
 設立日  :平成14年8月19日
 資本金  :1億円
 資本構成:ソフトバンク・インベストメント(株)50%、丸紅(株)10%、その他40%
 事業内容:バイオ・ベンチャー・ビジネスのインキュベーション、ファンドの運用管理


ジェネンテック Genentech
http://www.bb-n.com/kigyou/genentech.html

バイオテクノロジー業界の老舗。遺伝子組み換えの基礎的技術を確立したハーバート・ボイヤーHerbert Boyerらが1976年に設立した。ヒトインスリンとヒト成長ホルモンの大量生産に成功し、1980年に株式公開。今では、アムジェンAmgenに次ぐ世界第2位のバイオ企業に成長した。

1990年にロシュ・ホールディングRoche Holding(スイス)の傘下に入った。

■データ
URL 
http://www.genentech.com

創立年 1976年
本社所在地 米カリフォルニア州
会長兼社長兼CEO Arthur D. Levinson
株式 公開/ニューヨーク証券取引所 DNA
従業員数 5252人
売上高(2002年) 23億8770万ドル
純利益(2002年) 6380万ドル


アムジェン Amgen
http://www.bb-n.com/kigyou/amgen.html

アムジェンはバイオテクノロジー業界の世界最大手。貧血治療薬「エポジェン」Epogenと好中球減少症治療薬「ニューポジェン」Neupogenを原動力に、創立20年で従業員数7300人(2000年)の大企業に成長した。

2001年12月、イミュネクスImmunex(米ワシントン州)を160億ドルで買収すると発表。2002年7月、買収が完了した。

■データ
URL 
http://www.amgen.com

創立年 1980年
本社所在地 米カリフォルニア州
会長兼CEO Kevin Sharer
株式 公開/米店頭株式市場(ナスダック) AMGN
従業員数 7700 人
売上高(2002年) 55億2300万ドル
純損失(2002年) 13億9200万ドル


2002716
アムジェンのイミュネクス買収が完了

アムジェン
AmgenAMGN、米カリフォルニア州)がイミュネクスImmunexIMNX、ワシントン州)の買収を完了。買収方式は株式交換と現金の組み合わせ。昨年12月に買収合意が発表されたときの買収額は160億ドルだったが、株価が下がったため100億ドル規模になった。


December 17, 2001 Amgen

Amgen to Acquire Immunex for $16 Billion in Stock and Net Cash
http://www.amgen.com/news/immunexnews/pressRelease011217.html

Combines Two of the Worlds Fastest Growing Biotechnology Leaders
Creates Unparalleled Portfolio of Blockbuster Biotechnology Drugs with ENBRELR, EPOGENR, NEUPOGENR and AranespTM
Amgen Adds Premier Inflammation Franchise to Leadership Position in Nephrology and Oncology
Amgen Will Have Approximately $5.5 Billion in Pro Forma Annual Revenues and More Than $1.5 Billion in Net Income in 2002
Acquisition of Immunex Will Increase Amgen's Long-term Product Sales Growth Rate to Low 30s and Cash EPS Growth Rate to Mid-20s Driven By Potential ENBRELR Sales of $3 Billion or More by 2005
Expected Dilution of Less Than Five Percent in 2003; Accretive in 2004 and Beyond, on a Cash EPS Basis

 


日本経済新聞 2004/2/16

PSS 独試薬企業と提携 DNA抽出装置を拡販

 バイオ関連機器開発の
プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)は独試薬メーカーと業務提携する。PSSのDNA抽出装置に組み合わせられる試薬を従来の10分の1以下の価格で供給してもらい、3月から製薬会社や検査機関に販売する。低コストな試薬と大容量の抽出装置をセットで使えば、細菌などの種類判定や創薬研究が大幅に効率化する。
 PSSが提携する試薬メーカーは独ケマジェン。

 * http://www.chemagen.de/


トータル・システム・インテグレーター PSS
  http://www.pss.co.jp/Japanese_Webs/ir-data/J_0106jigyouhoukokusyo.pdf

技術紹介
http://www.pss.co.jp/Japanese_Webs/magtration/J_magtration.htm

Magtration® Technology

1)
Magtration® とは? (Magtration® の原理)

 Magtration® とはMagnetic Filtrationを縮めた造語で、磁石による濾過を意味します。
 
■DNA抽出の一例

サンプル 

2) Magtration® の応用分野


2004/09/13 DNAチップ研究所

バイオ分野でDNAチップ研究所、ノバスジーン、三井物産が業務提携
−販売体制の強化、原料調達、製薬・診断会社への流通チャンネルの活用を図るー
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=81052

 (株)DNAチップ研究所(松原謙一社長、横浜市。以下「DNAチップ研」と略称)は、三井物産株式会社(槍田松瑩社長、東京都千代田区。以下「三井物産」と略称)、及びオリンパス、三井情報開発、三井物産の合弁会社である株式会社ノバスジーン(牧野徹社長、東京都八王子市。以下「ノバスジーン」と略称)と、DNAチップの販売分野で業務提携を行うことで合意致しました。

 補足説明
・株式会社DNAチップ研究所
 〒230−0045 横浜市鶴見区末広町一丁目1番地43
 TEL:045‐500‐5211
 http://www.dna-chip.co.jp

・株式会社ノバスジーン
 〒192‐8512 東京都八王子市久保山町二丁目3番地
 TEL:0426‐96‐4330
 http://www.novusgene.co.jp

 株式会社ノバスジーンは、オリンパス株式会社、三井情報開発株式会社、三井物産株式会社の共同出資により、遺伝情報解析技術の開発と受託解析サービスを行う研究開発型ベンチャーとして、2001年2月に設立されました。SNPタイピング、遺伝子発現プロファイルの解析サービスを主業務とし、DNAコンピュータ開発に注力しております。
 また同社は、オリンパス株式会社で蓄積された精度管理手法(GLP:Good Laboratory
Practice)に準拠して高精度のデータの提供を行うと共に、三井情報開発株式会社による匿名化システムやバイオインフォマティクス手法を導入して、厳密な情報管理を行っております。

・三井物産株式会社
 〒100‐0004 東京都千代田区大手町一丁目2番1号
 TEL:03‐3285‐1111
 
http://www.mitsui.co.jp


日本経済新聞 2004/9/12

DNAチップ 三井物産・VB2社提携
 販売や用途開発 米国勢に対抗

 三井物産とバイオベンチャーのDNAチツプ研究所、ノバスジーン(東京都八王子市、牧野徹社長)の3社は、遺伝子研究に使うDNA(デオキシリボ核酸)チップ事業で提携する。ベンチャー2社がチップ販売や用途開発で連携し、三井物産は低コストの原料調達などで両社を支援する。国内のDNAチップ市場は米国メーカー製が6割強のシェアを握っており、国内3社連合で対抗する。
 
▼DNAチップ
 理科の実験などで使うスライド状のガラス基板に、遺伝子の断片を張り付けたものが一般的。調べたい遺伝子のDNAをチップと反応させ、標識となる蛍光色の輝き具合いなどからどの遺伝子が関係しているか調べる。現在は研究用が主だが、病気診断への応用も期待される。例えば、がんにかかわる遺伝子を張り付けたチップに、患者の血液等から作製した検体を反応させ、がんの有無などを判定、見落としを減らす。


2005年06月16日 日本ゼオン

日本ゼオン、子会社株式の売却と遺伝子組換えワクチン技術の供与
http://www.zeon.co.jp/press/050616.html

 日本ゼオン(社長:古河 直純)及び米国100%子会社ゼオンケミカルズ社は、動物ワクチン製造販売会社への投資会社であるゼオンバイオミューン社(米国:デラウェア州。ゼオンケミカルズ社の子会社)の全株式売却と遺伝子組換えワクチン技術のライセンス供与(一部譲渡を含む)についてCEVA SANTE  ANIMALE S.A.社(仏)と下記の合意に達し契約を完了した。

 ゼオンバイオミューン社の投資先会社、
バイオミューン社(米国:カンザス州)は、動物用ワクチンの製造・販売を行うとともに当社開発の遺伝子組換えニワトリ用ワクチンにつき、米国農務省からの製造認可取得および製造販売を行っており、これまでに3種類の遺伝子組換えワクチンの認可を受け、それらを成分とする5品目のワクチンを上市、販売してきた。
 今回、ゼオンバイオミューン社の全株式を売却するが、
遺伝子組換えワクチン技術に関する知的財産権については当社が保有し(但し、一部譲渡)、CEVA  SANTE ANIMALE S.A.社へのライセンス供与を行う。

1. 株式売却及びライセンス
 
(1) 売却する株式数: 1,000株 (保有株式の100%
(2) ライセンス契約: 製品毎の売上高に対する一定率のロイヤルティー

2. 株式譲渡相手先の概要
 
(1) 社名: CEVA SANTE ANIMALE S.A.社
(2) 所在地: フランス
(3) 代表者: Ph. du MESNIL (Chairman and C.E.O.)
(4) 資本金: 69,487千ユーロ(2003年12月末)
(5) 事業内容: 動物用医薬及び食品の製造販売

3. 業績に与える影響
 
(1) 当該子会社の株式売却に伴い、当社の平成18年3月期の連結決算上、約20億円の特別利益を計上する見通しです。
(2) ロイヤルティー収入につきましては、今後の当該製品の売上高によります。


日本経済新聞 2005/12/17

ES細胞 韓国大揺れ 黄教授が捏造疑惑否定 
 論文は撤回 再生医療研究停滞も

韓国ES細胞を巡る疑惑
疑惑 黄禹錫教授の主張と対応
「ES細胞は存在しない」(告発した共同研究者) 11個作製した。技術も有する。冷凍保存した細胞がある
米誌に掲載した論文にある11個のES細胞の「9個は偽物」 冷凍保存中の5個を解凍すれば事実と証明できる
研究論又の内容は捏造ではないか 掲載したES細胞の写真が別の細胞に入れ替わった可能性がある
実験用卵子を研究員から取得 倫理面の批判を受け、研究機関所長を辞任

胚性幹細胞(ES細胞)
 心臓や骨、神経などあらゆる臓器や組織になる能力を持つ細胞。「万能細胞」とも呼ばれ、再生医療の切り札とされる。作り方は未受精卵(卵子)からクローン技術を応用して作る方法と、不妊治療でいらなくなった受精卵をもとにつくる方法の二種類ある。論文捏造疑惑で問題となっているのは、クローン技術を応用して作ったクローンES。クローンESは患者本人の細胞からとった核を未受精卵に移植したクローン胚から作る。拒絶反応が起きない移植用の臓器や組織を作ることが可能で期待も大きい半面、胚を子宮に戻すとクローン人間ができかねず、医療応用について各国の対応は異なっている。


黄教授の研究 真偽立証には時間


2005/12/24 日本経済新聞

ES細胞論文「ねつ造」と確認

黄禹錫教授のES細胞研究疑惑の経緯
  2004年    
    2月   「ヒトクローン胚からのES細胞作製に世界で初めて成功」と米サイエンス誌に発表
    5月   英ネイチャー誌が「黄教授ら研究グループの研究員が卵子を提供した疑い」を指摘
  2005年    
    5月   「実際の患者のクローン胚からES細胞1個を作製」と米サイエンス誌に発表
    8月   「世界初のクローン犬を誕生させた」とする論文を英ネイチャー誌に発表
   10月   韓国政府がソウル大に新設した「世界幹細胞ハブ」初代所長に就任
   11月   研究員の卵子提供問題で所長辞任
   12月   15日 研究協力者が5月の論又はねつ造と指摘。ソウル大が調査委員会を発足。
      16日 記者会見で論又の添付写真の誤りを認め、論文撤回を表明。
      23日 ソウル大調査委が5月の論文自体が「でっち上げ」と発表。教授は謝罪し、辞意を表明

2012/11/15 味の素 

安定供給と事業基盤強化に向けバイオ医薬品製造用培地事業の合弁会社を設立
  アジア最大の消費地である韓国の仁川経済自由区域において

 味の素は、ジェネクシン社(Genexine Co., Ltd社長:ソン ヨンチョル、本社:韓国 京幾道 城南市)との合弁により、味の素ジェネクシン社(Ajinomoto Genexine Co., Ltd)を設立することに合意し、本日合弁事業契約書に署名しました。新会社は、2012年11月中に設立される見込みであり、2014年上期よりバイオ医薬品※1の生産に用いられる動物細胞用培地(以下、培地)の現地生産・販売を開始する予定です。

 当社は、高純度アミノ酸の生産技術を活用し、1987年より動物細胞の培養に用いる無血清培地※2の販売を開始、生物学の研究やバイオ医薬品の生産など幅広く使用されています。近年の世界的なバイオ医薬品市場の拡大に合わせて、培地の需要も急速に拡大しています。当社では、培地の市場拡大に対応するべく、既存の培地供給体制に加え、新たにアジア最大の培地の消費地である韓国に生産・販売拠点を持つことで、市場ニーズに応じた培地の安定供給体制の確立と培地事業基盤の強化を行い、さらにアジアを中心とした新規需要の獲得を目指します。

 今回の合弁事業のパートナーであるジェネクシン社は、バイオ医薬品の研究・開発を行っているバイオベンチャー企業であり、当社は2011年3月より、バイオ医薬品の生産に用いられる動物細胞用培地の共同開発を行ってきました。新会社においてはジェネクシン社のバイオ医薬品の開発ネットワークと、味の素グループの長年にわたるアミノ酸研究で育んだ技術を活かし、市場ニーズに応じた培地の供給体制の確立を目指します。

 味の素グループは、アミノ酸のトップメーカーとして、高品質のアミノ酸の独創的な製法・利用法の開発を通じ、培地事業をはじめとしたアミノ酸事業領域の拡大をすすめ、21世紀の人類社会の課題である健康な生活の実現に貢献していきます。

<新会社の概要>
(1) 社   名 : 味の素ジェネクシン社(Ajinomoto Genexine Co., Ltd )
(2) 資 本 金 : 設立時357億ウォン(約25億円)
(3) 出資比率 :
     味の素株式会社 75%
     ジェネクシン社 25%
(4) 所 在 地 : 韓国仁川経済自由区域(Inchon Free Economic Zone)
(5) 設 立 日 : 2012年11月(予定)
(6) 代 表 者 : 代表取締役社長 仁志 聖彦(にし きよひこ)
(7) 従業員数 : 約20名(予定)
(8) 事業内容 : 動物細胞用培地の生産・販売。

参考資料


●用語説明
※1 : バイオ医薬品
遺伝子組み換え技術で、人体の免疫反応などに作用する医療用医薬品の総称。
異物を排除する免疫機能を応用した抗体医薬品が代表的で、がんやリウマチの治療薬などがある。

※2 : 無血清培地
細胞の培養には、アミノ酸やビタミン、糖分などの栄養素の他に、微量なミネラル類など数十種類にわたる成分が必要となる。培地は、生体内に近い状態を作り出すために、血清と呼ばれる血液の成分の一つが用いられていたが、昨今のバイオ医薬品の生産には、安全性や安定生産の目的で、血清を使用しない無血清培地が主に使用されている。
当社は1987年より国内初の無血清培地「ASF培地」(Ajinomoto Serum Free 培地シリーズ)を発売。動物細胞用無血清培地「ASF培地」シリーズは、動物由来成分を一切含まない「ASF培地104N」などがあり、高い生産性を示し、医薬品製造用の培地や研究用試薬として使用されている。