日本経済新聞 2004/11/17 大型石化計画 中東でラッシュ 2008年輸出能力倍に 中国の需要にらむ ペルシャ湾岸諸国で大型の石油化学プロジェクトが相次いでいる。中国の爆発的な需要拡大を背景に、サウジアラビアやイランで安い原料ガスを利用した大規模プラントが稼働、湾岸の輸出能力は2008年までに倍増する勢いだ。中国は国内増産で追いつかない需要の大半を中東から調達せざるをえず、石油に続いて石化製品でも中東依存が強まるとみられる。