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光触媒
METI
技術調査レポート 「酸化チタン光触媒に関する産業の現状と課題」
開発経緯 各分野での具体的事例
関連記事 光触媒研究、海外でも
光触媒、新用途開発進む 土壌浄化・冷却効果ある建材
光触媒作用
「光触媒製品フォーラム」Homepage
http://www.photocatalyst.gr.jp/
「光触媒作用」によって生み出されるのは「分解力」と「親水性」の働きです。
@光触媒である酸化チタンに光があたると同時に2つの反応が生じます。
Ae-(電子)とh+(正孔)が生じます。
B空気中のO2とe-が、H2Oがh+とそれぞれ反応を起こします。
C酸化チタン表面にO2-(スーパーオキサイドイオン)、・OH(水酸ラジカル)という分解力を持つ、2種の活性酸素を発生させます。
分解力
様々な有機物を分解。雑菌や細菌をなくしたり、汚れのこびりつきや臭いの発生を防ぎます。
A酸化チタンを構成しているO(酸素)のうちのひとつと、空気中のH2Oが反応を起こす。
BOとH2Oが反応した結果、酸化チタン表面に、水とのなじみが非常によい−OH(親水基)ができる。親水性
様水の汚れの下に入り込み、浮き上がることによって、汚れが流れ落ちます。
※親水性とは、水とのなじみがよくなること
芽吹く光技術 触媒、環境軸に実結ぶ
分解能力5倍
可視光でも反応
日本経済新聞夕刊 2001/12/13
光触媒に脚光 抗菌タイルなど応用進む
技術の発見者 東京大学藤嶋昭教授
「トイレ」にひらめく 東京大学橋本和仁教授
皮膜化し窓ガラスに 青山学院大学重里有三教授
未来戦略 光触媒、「可視光型」に熱い視線 特許紛争の可能性も
可視光に反応する酸化チタン光触媒の研究開発競争が白熱している。光をあてれば汚れを分解、脱臭効果もある不思議な材料の活躍が屋外から室内や車内へと一気に広がる。膨らむ期待の一方で、特許紛争の気配も見えてきた。
日本経済新聞 2002/8/31
光触媒を高機能化 化学各社 防護膜や塗布材開発
宇部日東化成が開発したのは光触媒と一体化した防護フィルム。
日本パーカライジングは室内の可視光でも反応する光触媒を塗布する新技術を開発。
日本カーリットは光触媒の汚れ分解スピードを従来の約5倍に高める塗布材を開発
光触媒超親水性(ハイドロテクト)技術の基本特許を取得し、基本から周辺までの約350件の特許を国内及び海外に出願
http://www.autovalue.co.jp/miyahara/toto/
水をはじかずに、物質の表面になじんだ状態(親水状態)にさせる技術、それが「ハイドロテクト」光触媒親水性技術。
TOTOは光触媒である酸化チタンを応用することで様々な素材の表面に水の薄い膜を形成する技術の開発に世界で始めて成功。
この技術と、光触媒の基本原理である有機物分解技術とを総称して「ハイドロテクト」と命名とされました。
1.光が当たっていない状態では水をはじく表面構造になっている。
2.日光が当たると水になじむ表面構造に変化する
3.表面に空気中の水分子をとりこみ、水の膜ができる。
4.水滴がついても水の膜になじみ一様に広がる。→ 雨水等を利用して汚れを洗い流すセルフクリーニング効果
日刊工業新聞 2002/8/28
TOTO、光触媒事業のライセンス事業を強化
2000/09/27 TOTO
外装用光触媒コーティングの新会社
「ジャパン ハイドロテクト
コーティングス(株)(略称JHCC)」設立
世界初の光触媒超親水性カラーコート材を発売
http://www.toto.co.jp/press/2000/09/27.htm
TOTOと機能性塗料メーカーのオキツモ(株)では、光触媒超親水性技術を応用した外装用コート材の開発・製造・販売を行う合弁会社「ジャパン ハイドロテクト コーティングス(株)(略称JHCC)」を設立します。
<新会社の基本概要>
社名 : ジャパン ハイドロテクト コーティングス(株)(JHCC) 設立 : 9月21日 資本金 : 1億円 出資比率 : TOTO 51%,オキツモ 49% 所在地 : (本社)東京都港区高輪2−16−37
(事業所)東京、名張、大阪、福岡社長 : 釘宮靖弘 事業内容 :1.塗料及び有機・無機・金属材料に塗布するコート材の製造販売
2.塗装工事業
3.上記に付帯又は関連する一切の事業
化学工業日報 2000/11/21
JHCC、光触媒コート材の標準18色品揃え
毎日新聞 2001/7/13
光触媒:可視光でも効果 愛知県の民間研究所が新材料開発
「光触媒」効果を、普通の可視光でも起こせる材料の開発に、民間の「豊田中央研究所」(愛知県長久手町)の旭良司研究員らのグループが成功した。今回開発した材料は屋内の蛍光灯でも効果があり、屋外ではこれまでより大きな効果を発揮する。実用化すれば市場規模が1兆円にまで拡大しそうという。
エコデバイス株式会社 http://www.ecodevice.co.jp/fkaisha.htm
資本金 221.4百万円
所在地 東京都港区西新橋2丁目8番4号 寺尾ビル
沿革
平成9年 3月 設立
平成10年 2月 可視光応答型酸化チタン光触媒(プラズマ法)の開発に成功
11月 NEDO提案公募事業「可視光応答型酸化チタン光触媒を使用した
高効率環境浄化技術の開発」を受託
*平成12年3月終了事業
可視光応答型酸化チタン光触媒の製造・販売を行っています。・・・
日経産業新聞 1999/2/19
光触媒、可視光にも反応 エコデバイス、酸化チタンで
環境浄化商品用途を拡大
ベンチャー企業のエコデバイス(東京・台東、杉原慎一社長)は太陽光や家庭にある照明器具などの可視光にも反応する酸化チタン光触媒を開発した。
盛和工業 Seiwa Super Clean http://www1.neweb.ne.jp/wa/ac-kikaku/crean.html
光触媒
(酸化チタン光触媒活性反応)とは
酸化チタンに 400 nm(ナノメートル)以下の強さの紫外線 (太陽光や蛍光灯に含まれる) を照射すると酸化チタンが活性化 し、その表面に・OH (ヒドロキラジカル)とO2- (スーパーオキ サイドアニオン) を発生させます。O2- は、無機物質を電子分 解し、無害の形にし、・OH は超高温化学反応相当するエネル ギーを発生し、有機物質を燃焼に近い形で酸化させ、最終的に 水 ( H2O ) と二酸化炭素( CO2 )まで分解します。この2つ の効果が強い分解力と殺菌力を実現させます。 |