日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
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2021年5月27日  

創薬支援を手掛けるアクセリード(本社・神奈川県藤沢市)は27日、南相馬市原町区に医薬品の製造工場を建設すると発表した。新型コロナウイルスワクチンにも用いられているメッセンジャーRNA(mRNA)医薬品などを受託製造する。

 工場は市が震災後に整備した下太田工業団地の計2・3ヘクタールの敷地内に建設予定で、原薬製造施設を来年1月に着工し、23年4月の稼働を目指す。25年中には、原薬製造から製剤まで一貫した製造を目指す。同社が米国の製薬会社と協働で設立した合弁会社「アルカリス」(本社・千葉県柏市)が運営し、国内外の製薬会社などからの製造を受託する。地元雇用も検討している。

 

アクセリードの藤澤朋行社長は「次のパンデミック時の迅速な薬剤調達につなげたい。震災からの復興にも貢献したい」と話した。

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アクセリード設立の合弁会社アルカリスがmRNA医薬品製造工場を福島県南相馬市に建設することを決定

  —全世界を対象にしたmRNAワクチン、治療薬の原薬工場を2023年に稼働予定—

アクセリードは、アークトゥルス(Arcturus Therapeutics Holdings, Inc.)と共同で設立した合弁会社「晦RCALIS」のmRNA医薬品製造工場を福島県南相馬市に建設することを決定したことをお知らせします。

概要
(1)アルカリスの事業概要

アルカリスは、mRNA医薬品受託製造開発事業(mRNA医薬品CDMO)を展開する会社であり、アークトゥルスの開発パイプラインの製造拠点としての責任を果たしつつ、世界中の製薬会社、創薬ベンチャー、アカデミア等、幅広い顧客に高品質のmRNA医薬品の安定供給を約束する世界初の統合型mRNA医薬品CDMO事業の展開を目指します。

福島県南相馬市で建設予定の工場では、現行の医薬品適正製造基準(cGMP)を満たした最先端の製造管理、品質管理システムを備え、日米欧を中心とした全世界を対象にmRNAワクチン、治療薬の受託製造を行う予定です。

第一ステップとして、2023年中には原薬工場を稼働開始する予定です。
 

(2)アークトゥルスの研究開発の概況

アークトゥルスは、臨床試験段階にあるmRNA 医薬品候補を有するmRNA医薬品開発企業であり、感染症に対するmRNAワクチンに加え、肝臓や呼吸器系の希少疾患治療用mRNA医薬品も開発しています。

現在同社が日本国外で開発中の新型コロナウィルスに対するmRNAワクチンARCT-021は、現在使用されているmRNA ワクチンとは異なり、1回接種かつ冷蔵保存可能な自己複製型mRNAワクチンとなる予定です。

本事業は、政府が推進する「福島イノベーション・コースト構想」及び日本のバイオ産業のさらなる競争力向上に向けた「バイオ医薬品等のCDMOの競争力強化」に資するものと位置づけられることができ、詳細は以下の通りです。

@福島イノベーション・コースト構想の推進

本事業は、福島県での新たな産業の創出及び産業の国際競争力の強化に寄与する取組等の重点的な推進に関する計画として、2020年、福島イノベーション・コースト構想重点推進分野に追加された「医療関連」分野における産業集積の先駆けとなるものとして期待されています

Aバイオ医薬品等のCDMOの競争力強化

イオ医薬品等は、従来の化学合成とは異なる特殊な製造技術・ノウハウが必要で、従来の低分子医薬品に比べて開発・製造コストが高いという課題を有していますまた、新規医薬品の開発におけるベンチャー企業の役割が増加しつつある中、技術力はあるが、資金力の乏しいベンチャー企業の活力を最大限発揮するためには、外部事業者との連携が不可欠なっています

このため、政府は、国内における製造基盤の確保の観点からバイオ医薬品等のCDMO競争力強化を図っております。本事業はバイオ医薬品等のCDMOの先進事例となることが期待されています

 

2021年4月27日   アクセリード、mRNA医薬品CDMO合弁会社「ARCALIS」を設立

アクセリードは、合弁会社「ARCALIS」をArcturus Therapeutics Holdings, Inc.と設立することに合意しました。

アルカリスは、メッセンジャーRNAワクチン及び医薬品受託製造開発事業を展開する会社で、株主であるアークトゥルスの研究開発パイプラインの製造拠点としての責任を果たしつつ、世界中の製薬会社、創薬ベンチャー、アカデミア等幅広い顧客に高品質のmRNA医薬品の安定供給を約束できる世界初の統合型mRNA 医薬品 CDMO 事業を展開します。

アルカリスは千葉県柏市に拠点をおき、アークトゥルスから mRNA製造技術をライセンス取得し、2023年中に cGMP 基準を満たした医薬品の製造供給事業開始を目指します。

この合弁会社は、現在のアークトゥルスの mRNA 治療薬候補の製造だけでなく、将来の mRNA 治療薬の商用製造にも貢献する予定です。 アルカリスの設立は、4月7 日に日立製作所とアクセリードが共同で報告した「日立とアクセリードが次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に合意」で記載した具体的なプロジェクトの一つです。

「アルカリスは、親会社であるアクセリードやアークトゥラスから経営・技術支援を受け、日立との連携を推進し、着実に事業を推進します。近い将来、日本初のワンストップ型mRNA医薬品 CDMO として、mRNA ワクチン及び医薬品の日本国内での生産供給体制確立に貢献できることを目指します。」と、アクセリードの代表取締役社長である藤澤朋行は述べています。

 

2021年4月7日 

日立とアクセリードが次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に合意
  次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支える

日立製作所とアクセリードは、次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューション開発に関する包括的連携で合意しました。また、日立はウィズ・パートナーズが運営し、アクセリードを主たる投資先とした創薬維新投資事業有限責任組合に出資しました。

 ライフサイエンスの発展に伴い、よりピンポイントで効果のある医薬品として遺伝子、細胞といった新しい創薬モダリティ*1による次世代バイオ医薬品の実用化が進んでいます。今回のCOVID-19に対するワクチンや治療薬の早期開発にもこれらの新しい創薬モダリティが貢献しています。
  一方で、次世代バイオ医薬品は低分子医薬品よりも開発・製造費用が高い、またその性質上、製品の安定性、有効性期間が短い、製品寿命が短い、少量多品種の開発・製造が必要になるなど、製薬企業の開発・製造コストやリスクが大きくなる傾向があります。

 今回の連携において、両社は次世代バイオ医薬品の早期創出をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューションを開発し、これらの開発や製造に関わる事業者等を支援します。また、次世代バイオ医薬品の研究開発や生産技術に通じた専門人材の育成を共同で進めます。

日立は、自ら製造業として長年培ってきたOTとIT、プロダクトを融合し、デジタルイノベーションを加速するLumadaを活用したソリューションを多くの企業に提供しています。また、再生医療の分野では、iPS細胞大量自動培養装置や細胞培養加工施設、製造管理システム、安全キャビネットなどをお客さまのニーズに合わせて、製薬会社、研究機関に提供しています。

 アクセリードは2017年に武田薬品工業の創薬プラットフォーム事業を継承し、事業を開始した日本初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead Drug Discovery Partnersを中核にした創薬プラットフォーム企業です。アクセリードは創薬維新ファンドからの出資を受け、製薬企業の水平分業を事業機会ととらえ、mRNA*2医薬品製造CDMO*3事業、DDS*4技術開発事業、治療薬開発事業にも進出し、創薬エコシステムを構築しています。

 今後、日立とアクセリードは、次世代バイオ医薬品による医療のイノベーションを通じて、人々のQoL(Quality of Life)の向上に寄与することをめざします。

Arcturus Therapeutics Holdings Incは、臨床段階のメッセンジャーリボ核酸(mRNA)医薬品とワクチン会社である。

Arcturus therapeutics is a leading clinical-stage messenger RNA medicines company focused on the discovery, development and commercialization of therapeutics for rare diseases and vaccines. We have proprietary technologies, validating partnerships, and an experienced team with deep expertise in delivery and RNA-based therapeutics

Founded in 2013 and based in San Diego, California, Arcturus Therapeutics Holdings Inc.  is a clinical-stage mRNA medicines and vaccines company with enabling technologies:
 (i) LUNAR® lipid-mediated delivery, (ii) STARR™ mRNA Technology and (iii) mRNA drug substance along with drug product manufacturing expertise.

Arcturus’ diverse pipeline of RNA therapeutic and vaccine candidates includes mRNA vaccine programs for SARS-CoV-2 (COVID-19) and Influenza, and other programs to potentially treat Ornithine Transcarbamylase (OTC) Deficiency, and Cystic Fibrosis along with partnered programs including Glycogen Storage Disease Type 3, Hepatitis B Virus, and non-alcoholic steatohepatitis (NASH). Arcturus’ versatile RNA therapeutics platforms can be applied toward multiple types of nucleic acid medicines including messenger RNA, small interfering RNA, replicon RNA, antisense RNA, microRNA, DNA, and gene editing therapeutics. Arcturus’ technologies are covered by its extensive patent portfolio (209 patents and patent applications, issued in the U.S., Europe, Japan, China and other countries). Arcturus’ commitment to the development of novel RNA therapeutics has led to collaborations with Janssen Pharmaceuticals, Inc., part of the Janssen Pharmaceutical Companies of Johnson & Johnson, Ultragenyx Pharmaceutical, Inc., Takeda Pharmaceutical Company Limited, CureVac AG, Synthetic Genomics Inc., Duke-NUS Medical School, and the Cystic Fibrosis Foundation.

On Feb. 22, 2021, Arcturus Therapeutics Holdings Inc. announced that the Company has acquired an exclusive license from Alexion Pharmaceuticals to certain patent-pending inventions relating to nucleic acid purification technologies. 核酸精製技術

Since the Company’s inception in 2013, Arcturus has been building proprietary expertise related to the manufacture of RNA through technological innovation. The licensed inventions enable larger scale and faster production of mRNA. The technology supports the Company’s efforts to optimize the highly efficient manufacture of mRNA therapeutic candidates with an increased purity profile. This acquisition extends the substantial intellectual property portfolio already held by Arcturus for the manufacture of high purity pharmaceutical quality mRNA therapeutic candidates for a variety of diseases.

 

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アクセリードは、2020年4月にWHIZパートナーズがGeneral Partnerを務める創薬維新投資事業有限責任組合によって設立された創薬プラットフォーム事業を軸とする持ち株会社です。
ヘルスケア分野への投資を通じて、課題解決に取り組みます。

アクセリードの中核企業であるAxcelead Drug Discovery Partners は、2017年7月に武田薬品工業からスピンアウトした創薬ソリューションプロバイダーです。
創薬ターゲットの検証から、候補化合物の創出、そして臨床試験への申請までの橋渡しなど、多彩な創薬技術やノウハウを有し、日本のみならずグローバルのヘルスケアビジネスに様々な貢献を果たしていきます。

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2017年7月10日 武田薬品工業

湘南研究所における創薬支援の子会社であるアクセリードの事業開始について

- 基礎研究と応用研究の橋渡しを行う日本の製薬業界初のビジネスモデル
- 創薬に関する総合的なサービスを提供

 

武田薬品工業とアクセリード(Axcelead Drug Discovery Partners梶jは、アクセリードが、2017年7月1日付で事業を開始しましたのでお知らせします。
アクセリードは、武田薬品の創薬研究部門の一部事業を承継した武田薬品の100%子会社であり、本事業承継については2017年5月15日付で公表しています。

アクセリードは、探索研究から候補化合物の最適化まで、基礎研究と応用研究の橋渡しを実施します。
同社は、武田薬品で培ってきた創薬に関する豊富な知見や最先端の研究設備を活かし、幅広い疾患およびアンメットメディカルニーズに対し、質の高い創薬支援サービスを提供します。
同社は、武田薬品のみならず国内外の他の製薬企業、バイオベンチャー、アカデミアや公的研究機関を含むライフサイエンスに関わる様々な組織・企業に対し、創薬のコンサルティングサービスを含む総合的かつ包括的な創薬支援サービスを提供します。
また同社は、武田薬品の構想する湘南ヘルス イノベーション パーク(Shonan Health Innovation Park)における既存の付加価値サービスを補完し、革新的な治療薬の共創・開発の可能性を広げることに貢献します。

 

【アクセリードの概要】

(1) 名 称 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
(2) 所在地 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 池浦 義典
(4) 事業内容 創薬研究に係る事業に関連する業務の受託等
(5) 資本金 100百万円
(6) 設立年月日 2017年4月27日
(7)決算期 3月31日
(8) 大株主および持株比率 武田薬品工業株式会社 100%

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2018年8月3日

武田薬品工業とウィズ・パートナーズによる、アクセリードを中核とする日本の創薬エコシステム構築を目指す投資組合の共同設立合意について

 
武田薬品工業と日本を拠点とする独立系の投資会社である株式会社ウィズ・パートナーズは、このたび、日本の創薬エコシステムの推進を目的とした投資組合の共同設立に関する基本合意書を締結しましたのでお知らせいたします。

本投資組合は、「創薬維新投資事業有限責任組合」(Drug Discovery Gateway Investment Limited Partnership)と命名され、2018年11月の事業開始を予定しています。

ウィズ・パートナーズは東京を拠点とし、成長投資やグローバルマクロ投資などオルタナティブアセットを主体とする資産運用会社です。

ウィズは特にヘルスケア分野に強みを持ち、現在5本のファンドを運用しております。ウィズの前身であるCSKベンチャーキャピタルとしてウィズは日本のバイオテク業界の黎明期からバイオベンチャーの育成に投資して参りました。新体制であるウィズとしては中小型の上場ベンチャーに成長投資と言う形で日本のヘルスケアに投資を行って参りました。ウィズは東京に本社を持ち、香港、上海に拠点を設けております。

1991年 - CSKグループがシーエスケイベンチャーキャピタルを設立。

CSKは独立系システムエンジニアリング企業で、2011年10月1日にSCSK(旧社名:住商情報システム)に吸収合併された。

2010年 - 第三者割当増資を実施してCSKグループから独立、現社名に商号変更。
2013年 - Whiz Partners Asia Limitedを設立。ヘッジファンド運用を開始(販売会社・光世証券株式会社)。
2015年 - 昭文社と資本・業務提携。
2018年 - 武田薬品工業と投資組合設立。
2019年 - 日東電工と投資事業有限責任組合設立。

本合意に基づき、ウィズは、無限責任組合員として創薬維新ファンドを立ち上げ、武田薬品は100%子会社の創薬プラットフォームカンパニーであるAxcelead Drug Discovery Partnersの株式を創薬維新ファンドに現物出資し、有限責任組合員として創薬維新ファンドの持分を保有することになります。今後、国内のみならず、グローバルの投資家やバイオ・製薬業界に、有限責任組合員としての創薬維新ファンドへの参画を呼びかけ、アカデミアやベンチャー企業に戦略的な投資を行うことで、ウィズと武田薬品は革新的な医薬品や治療法の実現を推進してまいります。

アクセリードは、2017年7月に武田薬品の創薬研究部門の創薬プラットフォーム事業を承継し事業を開始した、日本の製薬業界では初の統合的創薬ソリューションプロバイダーです。非臨床創薬研究に関わる全ての機能と、各分野での豊富な技術や知識、経験を持つ人材を有し、医薬品創出に関わる国内外の多種多様で革新的なプレーヤーの皆様に対し、幅広い疾患領域において、初期探索研究から候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しのプロセスまで、それぞれのニーズにあわせたワンストップショップサービスを提供いたします。

アクセリードは、武田薬品から創薬維新ファンドへの株式の現物出資以降、武田薬品から独立した企業として、武田薬品のみならず、製薬企業やベンチャー企業に対して創薬サービスを幅広く提供してまいります。すなわち、創薬維新ファンドは、アカデミアやベンチャー企業への戦略的投資と、アクセリードの創薬に関する経験とプラットフォームを融合させて、国内の創薬エコシステムを強力にリードしていくことにより、ファンドとしての成功を目指します。

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