日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
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日本経済新聞 2002/11/13        合意

新日鉄・宝山が合弁 上海に工場、1200億円 自動車鋼板で主導権

新日本製鉄と中国の鉄鋼最大手、上海宝山鋼鉄は自動車用鋼板の合弁工場建設で大筋合意した。


日本経済新聞 2002/11/13

新日鉄と住金 日新含め品種別集約 ステンレス事業統合で

新日本製鉄と住友金属工業は2003年10月にステンレス事業を統合するのに合わせ、新日鉄グループの日新製鋼も含めて品種別など生産集約する方針だ。

 


2002/12/5 日本経済新聞          発表文

ニチメン 住商に鉄鋼部門譲渡 来年7月めど 社員も700人転籍

住友商事とニチメンは4日、ニチメンの鉄鋼部門を住商に譲渡することで大筋合意した。5日にも発表する。譲渡対象は普通鋼、特殊鋼、ステンレスの国内取引、貿易部門などで年間売上高は1500億円程度とみられる。ニチメンは採算性が低い金属部門を大幅に縮小、住商は主力の金属事業を強化する。


2002/12/05 ニチメン/ 住友商事

ニチメン株式会社から住友商事株式会社への鉄鋼製品事業の譲渡に関する基本合意の件  
 http://www.nichimen.co.jp/news/2002/0021.html

住友商事とニチメンは、平成15年7月初旬を目処にニチメンの鉄鋼製品事業を住友商事へ譲渡することに基本合意いたしましたのでお知らせいたします。


日本経済新聞 2002/12/7

世界最大手アルセロール 上海合弁に参加 新日鉄・宝山と組む

新日本製鉄と中国の鉄鋼大手の上海宝山鋼鉄が計画する中国での自動車用鋼板の合弁事業に、世界最大の鉄鋼メーカーのアルセロール(ルクセンブルク)が参加する見通しになった。

 


構造改革に挑む 世界の鉄鋼再編 再編で変わる欧州鉄鋼地図  
      
http://www.japanmetal.com/special/special_48.html


 ドイツは94年時点、大手企業としてはティッセン、クルップ/ヘッシュ、など4社グループが存在していた。このうち、1、2位企業が97年4月合併、新たにティッセン・クルップ・シュタールとして発足。残されたクレックナーは94年後半、ベルギーのシドマールに株式72%を売却。また、EKOは同じくベルギーのコックリルに株式60%を譲渡。ドイツ単独資本はTKS1社になった。

 フランスは、国営系企業ユジノール/サシロールが95年7月民営化。97年ユジノールに改称、(1)鋼板(2)ステンレス(3)合金鋼・特殊鋼の3部門に整理統合、スリム化した。その後、ベルギーのコックリルを合併。さらに、アルベドグループと本年2月統合、世界最大企業「
アルセロール」として、新発足した。

 ベルギーは94年時点、コックリル、シドマール、フォルジ、ウジーヌの大手4社体制だった。このうち、フォルジは96年12月倒産。ウジーヌは97年2月、オランダ・ホーゴベンスに株式50%を売却、同年3月には高炉部門を閉鎖し、電炉(50万トン)のみとなった。コックリルは独EKO社を買収、98年にはユジノールと統合、さらにアルセロールに合流した。

 ルクセンブルクのアルベドは独・仏・スペイン・ベルギーにまたがる大鉄鋼メーカーとして統合の中心に座り、ついに世界最大企業の名をものにした。 英国・オランダは99年秋に合併(コーラス)、当時欧州第1位となったが、アルセロールに抜かれた。

 このほか、英国に本拠を置く「
LNM」はイスパット・グループとして知られる。99年世界ランキング9位だったが、2000年4位に躍進。米・加・独・露・アイルランド・メキシコ・インドネシア等に生産拠点をもつ異色企業だ。


日本経済新聞 2004/10/26             LNM発表

粗鋼生産世界トップ 2位LNM、米ISG買収

 鉄鋼世界2位のLNMグループ(本社オランダ)は25日、来年3月末までに米鉄鋼大手インターナショナル・スチール・グループ(ISG)を買収することで合意したと発表した。新会社の粗鋼生産量は年間5千万トンを超える見通しで、現在最大手のアルセロール(ルクセンブルク)を抜き世界トップとなる。
 LNMグループの2社が合併すると同時に、米ISGも買収して新会社を設立する。新会社名は「ミタル・スチール」
Mittal Steel Company N.V. で、オランダのロッテルダム市に本拠を置く。


日本経済新聞 2004/11/16

米鉄鋼ISG 三井鉱山買収を打診 百数十億円 再生機構に

 米2位の鉄鋼メーカー、インターナショナル・スチール・グループ(ISG)が産業再生機構に対し、同機構の支援を受け経営再建中の
三井鉱山の買収を申し入れたことが15日、明らかになった。鉄鋼原料の需給が世界的にひっ迫するなか、原料のコークスを中長期的に安定確保する狙い。ISGはLNMグループ(オランダ)と合併し、世界最大の鉄鋼メーカーになることが決まっており、鉄鋼の国際再編が日本に波及した格好だ。

 ISGとLNMグループが来春までに合併し誕生する
ミタル・スチールは、粗鋼生産能力が年約5200万トン。アルセロール(ルクセンブルク)を抜き世界最大手に躍進する。同規模の粗鋼生産を続けるには、原料となるコークスの安定調達が欠かせない。このため独自の原料炭調達ルートと高い加工技術を持つ三井鉱山に着目した。

ISG
 米投資ファンドの
WLロスが、破たんした米鉄鋼メーカー4社を買収して発足した。粗鋼生産量は米国2位。来春までに世界2位のLNMグループと合併して世界最大手の「ミタル・グループ」となる。LNMはインド人のラクシュミ・ミタル会長が一代で築き上げた鉄鋼グループで、世界14カ国に生産拠点を持つ。

The LNM Group   http://www.lnmnv.com/

LNM Holdings N.V. is a member of The LNM Group, the world's second largest and most global steel group, and has integrated steel making facilities in 5 countries across the globe. The company has over 105,000 employees worldwide from over 35 nationalities and is one of the most multi-national employers in the global steel industry. LNM Holdings is registered in The Dutch Antilles and is privately owned by Mr. Lakshmi Mittal.
Currently, LNM Holdings N.V. has major integrated steelmaking operations in Kazakhstan, Algeria, Romania, Czech Republic and South Africa.

October 25, 2004 Ispat

Ispat International to acquire LNM Holdings to form Mittal Steel Company
International Steel Group to merge with Mittal Steel for cash and stock
http://www.lnmnv.com/news/en/2004_-_October_-_Mittal_Steel.pdf

-- Mittal Steel Will Be The World's Largest Steel Company, With Pro Forma Revenues In 2004 of $30 Billion and Annual Production Capacity of 70 Million Tons --

Ispat International N.V. today announced that it has agreed to acquire LNM Holdings N.V.  Following completion of the transaction, the company will be renamed Mittal Steel Company N.V.  Simultaneously, Ispat International and International Steel Group Inc. announced today that their Boards of Directors have unanimously approved a definitive agreement under which Ispat International and ISG will merge. The combined Mittal Steel will be the largest and most global steel company in the world and will be listed on the New York Stock Exchange and Euronext Amsterdam.
LNM Holdings is one of the world's largest and most profitable steel companies and also has substantial mining assets. Revenues were $9.9 billion and operating income was $3.2 billion in the first nine months of 2004. The company has annual total raw steel production capacity of over 32 million tons and owns significant mining assets, annually producing approximately 18 million metric tonnes of iron ore, 13 million metric tonnes of coke and 12 million metric tonnes of coal. LNM Holdings believes it has opportunities to achieve additional growth and cost reductions, particularly at recent acquisitions. For 2004, the company expects steel shipments of approximately 26 million tons1 and revenues of approximately $14.5 billion.

後略


日本経済新聞 2002/12/19

ステンレス統合会社へ出資 新日鉄8割、住金2割

新日本製鉄と住友金属工業は来年10月に設立するステンレス事業の統合会社の出資比率を新日鉄80%、住金20%程度とすることで大筋合意した。


日本経済新聞 2003/6/12      日新製鋼、否定のコメントを発表

ステンレス鋼板 中国生産4倍に 日新製鋼、600億円を投資

日新製鋼は中国でステンレス鋼板の生産能力を4倍に拡大する。現地工場に約600億円を追加投資、2005年までに生産能力を単一工場で世界最大の年60万トンとする。


2003/06/12 日新製鋼

お知らせ

 本日、一部報道に当社が中国でのステンレス鋼板生産に関して600億円の投資を行う旨の記事が掲載されましたが、本件に関して以下のとおりお知らせいたします。

 当社が上海宝鋼集団公司等との合弁で設立した寧波宝新不銹鋼有限公司(当社出資比率:20%)は、旺盛な中国の需要に支えられ極めて好調な営業を続けており、当初の年産8万トンから16万トン体制まで拡張し、本年度中には24万トンまで増強することを決定しております。

 同社では、中国での需要増に対応するためさらなる増強も視野に入れており、当社としても世界戦略の一環としてその参画方法を検討しているところですが、当社としての対応は現時点では決定しておりませんし、掲載されたような多額にのぼる投資を当社が行うことはありません。


日本経済新聞 2003/7/23                発表

新日鉄・宝山、包括提携へ 大市場に生産拠点 株式持ち合いも視野に

新日本製鉄と中国の鉄鋼最大手、上海宝山鋼鉄は22日、自動車用鋼板の合弁事業について基本合意書に調印した。

合弁会社には宝山側が50%、新日鉄は35%以上を出資。鉄鋼世界最大手のアルセロール(ルクセンブルク)も参加する方向で調整している。


2003/07/22 新日本製鐵            

自動車用鋼板を製造・販売する合弁会社設立に関する基本合意について
   
http://www0.nsc.co.jp/CGI/top/top.cgi?mode=jpn&key=newspick&seq=333

新日本製鐵と宝山鋼鉄は、中国における自動車市場の発展に伴い中長期的な成長が見込まれる高級自動車用鋼板需要に応えるため、自動車用鋼板を製造・販売する合弁会社を宝山鋼鉄構内(上海市宝山区)に設立することについて基本合意に至り、7月22日、意向書を締結いたしました。

基本合意の概要

(1)目的   主として中国大陸内における自動車用鋼板需要への対応
(2)事業内容   自動車用鋼板等の製造・販売
(3)製品   冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板(主として自動車向け。一部、家電・建材用を含む)
(4)設備(年産)   酸洗/冷延:170万トン
連続焼鈍(C.A.P.L.):90万トン
第一溶融亜鉛メッキ(No.1 CGL):45万トン
第二溶融亜鉛メッキ(No.2 CGL):35万トン
               :   宝山鋼鉄が既に国際競争入札により契約し、建設中の1800mm冷延工場を、合弁会社が取得する。
(5)技術   設備契約に基づき新日鐵が投入する自らの高級自動車用鋼板製造技術の他、市場の需要に基づき、新日鐵と宝山鋼鉄は、さらにそれぞれが保有する高級自動車用鋼板製造及び需要家サービスに関する技術・ノウハウを投入する
(6)総投資額   65億元程度(約1000億円)
(7)要員規模   約600名
(8)登録資本   30億元(約450億円)
(9)出資比率   (中方)宝山鋼鉄株式有限公司:50%
(外資方)当社主体:50%
(10)経営組織    中方、外資方同数から成る董事会の決議の下、宝山鋼鉄が指名する総経理と新日鐵が指名する副総経理等から成る経営管理機構が業務を執行する。
(11)期間   合弁設立から20年
(12)立地   宝山鋼鉄構内(上海市宝山区)
(13)スケジュール   2003年末に合弁契約締結予定
2005年5月に生産開始予定

 


「人民網日本語版」2003年7月29日

鉄鋼世界最大手アルセロールが宝鋼と提携

鉄鋼世界最大手のアルセロールは28日、中国鉄鋼最大手の上海宝鋼集団公司と、自動車用鋼板加工およびステンレス生産プロジェクトに関する合意文書に調印した。


July 28, 2003 Arcelor

Arcelor and Bao Steel create Chinese joint-venture for automotive products
    http://www.arcelor.be/index.php?page=49&tb0=43


Arcelor and Bao Steel have signed an agreement for a Tailor Welded Blanks joint-venture operation to be set up in the Shanghai area. This joint-venture company, combining secure access to raw materials from Bao Steel and leading edge technology for tailor welded blanks production from Arcelor, will allow to offer the breakthrough technological advantages of tailor welded blanks to auto manufacturers operating in China.


日本経済新聞 2005/10/9

ミタル、インドに製鉄所 生産能力年1200万トン 93億ドル投資、州政府と調印

 世界最大の鉄鋼メーカーであるミタル・スチール(オランダ)は8日、インド東部ジャルカンド州に年間生産能力1200万トンの一貫製鉄所を建設することで同州政府と合意し、覚書に調印した。総投資額は4千億ルピー(約93億ドル)。インドではタタ製鉄が同州で、韓国・ポスコが隣接するオリッサ州で同規模の製鉄所建設を決めた。ミタルの進出でインドは世界有数の鉄鋼生産国に浮上する。

 現在年間約7千万トンの生産能力を持つミタルはインド進出によって、中期目標として掲げた「年間粗鋼生産量1億トン」に向かって大きく前進する。
 約35億トンの鉄鉱石確認埋蔵量があるジャルカンドをはじめ、隣接するオリッサ、チャッティスガルのインド東部3州には、ポスコをはじめタタ製鉄などインドの大手・中堅メーカー35社以上が製鉄所建設を計画中だ。

日本経済新聞 2005/10/9

創業者のミタル氏 母国に初の大型投資 世界3位の大富豪 買収路線で巨大企業に

 ミタル・スチールを率いるラクシュミ・N・ミタル氏(55)は、世界各地の製鉄所を買収し、創業30年で同社を世界最大の鉄鋼メーカーに育て上げた。米経済誌フォーブスが発表した2005年版の世界長者番付によると総資産は約250億ドルで、ビル・ゲイツ米マイクロソフト会長らに続き3位。在外インド人富豪の代表格だ。


日本経済新聞 2006/1/28

鉄鋼2位アルセロール買収 最大手ミタルが提案 2兆6000億円


 鉄鋼世界最大手のミタル・スチール(オランダ)は27日、同業二位のアルセロール(ルクセンブルク)に対し総額186億ユーロ(約2兆6千億円)で買収を提案すると発表した。実現すれば、粗鋼生産量で世界シェアの1割、日本の年間生産量に相当する1億トンの巨大メーカーが誕生する。
 

ミタルが2位買収提案 中国の輸出攻勢に危機感 日米欧韓で大型再編も

▼ミタル・スチール
 インド生まれのラクシュミ・ミタル氏が1976年にインドネシアに設立。90年代から新興市場国で製鉄所を相次ぎ買収、最近は旧東欧圏、米国などでも買収を繰り返して規模を拡大した。04年の売上高は約220億ドル、粗鋼生産量(05年に買収した米ISGを含む)は約6千万トンと、世界一位。従業員は17万5千人。
▼アルセロール
 フランス、スペイン、ルクセンブルクの鉄鋼3社が合併して2002年に発足。04年の売上高は301億7600万ユーロ(約4兆2800億円)、粗鋼生産量は約4700万トンで世界二位。自動車用鋼材での世界シェアは約15%ある。60カ国以上に拠点を持ち従業員は9万4千人。中国に宝山鋼鉄、新日本製鉄との合弁会社がある。


2006/12/15 日本経済新聞夕刊

米、反ダンピング課税撤廃 13年ぶり 日本製高級鋼板など

 米国際貿易委員会(ITC)は14日、日本製の高級鋼板に対する反ダンピング(不当廉売)課税を撤廃することを決めた。過度な安売りが再発する可能性が少ないと判断したもよう。課税に反発する日米の自動車業界や日本の鉄鋼業界にも配慮した。1993年8月から実施してきた
上乗せ関税(税率36.41%)は約13年ぶりに廃止される。
 

米国の反ダンピング課税を巡る動き
1993年8月  ・日本製表面処理鋼板への課税実施
2004年11月  ・日本政府が米国をWTOに提訴
2005年11月  ・米ITCが課税見直し調査を開始
2006年9月  ・WTO紛争処理小委員会(1審)、日本の主張を大筋で退ける
    10月  ・日本政府、WTO上級委員会に上訴
      ・米ITCが課税問題で公聴会
    12月  ・米ITCが課税撤廃を決定

2006/12/16 日本経済新聞

自動車鋼板反ダンピング課税撤廃
 新日鐵、米向け供給整備へ 輸出・現地合弁の両面作戦

 
 基本方針は北米での生産拡張だ。現地に足場を持つことでトヨタなどとの緊密な関係を維持する狙いがある。このため新日鉄は世界最大手アルセロール・ミタルと、米インディアナ州で運営する合弁工場の拡張協議を始めた。来年初めにも合意する見通しで、2008年をメドに自動車用鋼板生産の新設備を稼働、供給能力を引き上げる。
 ネックとなるのが反ダンビング課税だった。ミタルとの合弁工場は高炉からの一貫製鉄所でないため、需要の増減に対応するためには「作りだめ」が欠かせない。課税が撤廃され日本からの機動的な輸出が可能になれば在庫を圧縮できる。高強度鋼板など現地では製造不可能な製品も供給が可能になる。


WTOでの扱い

熱延鋼板に対するAD措置

2001年1月上級委は、AD調査の際当事者のデータに基づかずAD措置を決定したことは、AD協定違反と認定。
我が国は対抗措置の権利は留保しつつ、当面は対抗措置の承認申請は行わないことで米国と二国間合意(2005年7月)。
なお、米議会に改正法案は提出されたが審議されていない。
ーーーーーーーーーーーーー
表面処理鋼板サンセット・レビュー

表面処理鋼板に対するAD措置を恣意的な見直し(「サンセット・レビュー」)により実質的に自動延長しているとの主張につき、上級委は証拠不十分によりAD協定違反ではないと認定(2004年1月)。


日本経済新聞 2007/2/1         事前

タタ製鉄がコーラス買収 鉄鋼再編に資源大手の影 交渉力確保へ規模追求

 鉄鋼大手の英蘭コーラス
Corusを巡る買収合戦でインドのタタ製鉄 Tata SteelがブラジルのCSNCompanhia Siderúrgica Nacional )に競り勝った。先進国の名門企業を新興諸国「BRICs」の企業同士が奪い合う買収劇として注目されたが、隠れた「主役」がいる。原料の鉄鉱石を支配する資源メジャーだ。

鉄鉱石の価格形成で資源大手のブラジルのリォドセ、豪英系のBHPビリトン、同リオ・ティントの3社が影響力を強めているためだ。

世界の主要鉄鋼メー力ーの粗鋼生産量(2005年)
順位 企業名 生産量
(百万トン)
1 ミタル・スチール(オランダ)
+アルセロール(ルクセンブルク)
 110
2 新日本製鉄   32
3 ポスコ(韓国)   31
4 JFEスチール   30
5 宝鋼集団(中国)   24
6 タタ製鉄(インド)+コーラス(英蘭)   23
7 USスチール(米国)   19
8 ヌーコア(米国)   18
 (注)各社の資料などを基に作成